1: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:18:20.98 ID:Sth4avUX0
雷「そうだ!バーベキューしましょうよ!」

時雨「バーベキューか。結構楽しそうだね」

響「暁、ちゃんと人参やピーマンも食べるんだよ」

暁「ちょっと!子ども扱いしないでよね!」

電「では、一八○○に空き地に集合なのです」



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引用元: ・夕立「今年も夏が来るっぽーい!」

2: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:21:29.85 ID:Sth4avUX0
・・・一八○○

時雨「静かでいいところだね」

雷「はーい!じゃんじゃん焼いていくからね!」

響「肉もいいけど、何か足りてないんじゃないかい」

夕立「んふっ♪お酒いっぱいぽい!」

電「はわわ、こんなに飲みきれるのです?」

響「暁はウーロン茶とオレンジジュースだったね」

暁「だから子ども扱いしないでったら!」


3: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:26:15.03 ID:Sth4avUX0
・・・二二○○

時雨「もうお酒がなくなってきたよ」

電「さすがにペースが早すぎなのです」

響「チューハイなんてジュースみたいなものじゃないか」

暁「響、そういうのはいいから」

夕立「みんな、もっとステキなパーティしましょ!」

暁「な、何よこの白い粉!?」

時雨「ただのガンパウダーさ」

5: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:26:54.04 ID:Sth4avUX0

雷「ガンパウダーなら仕方ないわね!」

電「電の本気を見るのです!」ズズズッ

時雨「僕も早々にキラ付けしたくなってきたよ」ズズズッ

響「一人前のレディなら勿論、キラ付けできるよね?」ズズズッ

暁「と、当然よ!」ズズズッ

暁「」ポワン

6: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:30:45.53 ID:Sth4avUX0
・・・○三○○

雷「とにかく・・・を・・・」

時雨「だめだ、もう・・・がないよ」

暁「うわぁーーーーん」

響「なんだい、うるさくて目が覚めたじゃ・・・」

響「!?」

響「電はなんで倒れているんだい?」

響「電の首に巻きついたロープはなんだい?」


7: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:32:53.05 ID:Sth4avUX0
夕立「そんなの分からないっぽい!」

雷「落ち着いて、状況を整理するのよ」

雷「最後に電を見たのはいつかしら?」

時雨「雷、そろそろ終わりにしよう」

時雨「みんな少しは覚えているんだろう?」

時雨「電との首絞めごっこをさ」

暁 響 雷 夕立「!!!」

8: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:35:07.14 ID:Sth4avUX0
暁「つまり何が言いたいのよ」

時雨「お酒、ガンパウダー、首絞め」

響「私がこの手で電を殺めた可能性も・・・」

時雨「違うよ。これは不幸な事故なんだ」

夕立「時雨の言うとおりっぽい」

雷「誰もが犯人であり、誰も犯人じゃないというわけね」

夕立「このことは5人だけの秘密にするっぽい」

時雨「決まりだね」

時雨「電はここに埋めていこう」

暁「ゴメンナサイ・・・ゴメンナサイ・・・ゴメンナサイ・・・」

9: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:38:57.72 ID:Sth4avUX0
時雨「暁の様子はどうだい」

雷「あの日からずっと部屋に籠りっきりよ」

響「このまま平穏に時が過ぎればいいんだけどね」

夕立「あわわぁ!?」

時雨「どうしたんだい、夕立」

雷「夕立?」

夕立「なんか差出人不明の電文みたいのがきてるっぽい!」


10: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:40:44.51 ID:Sth4avUX0














電 事件 ヲ ワスレルナ












11: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:42:55.92 ID:Sth4avUX0
時雨「やめてよ、怖いじゃないか」

夕立「あの事件は夕立達しか知らないっぽい」

響「誰かに見られていたのか」

雷「ごめんね、私もう自首するわ」

時雨「今さら何を」

雷「もう私、限界よ・・・そこにこんな電報まで」

響「雷、まさかこのことを提督に話したのかい」

雷「そんなことしないわよ」

時雨「そもそも、雷がバーベキューに誘うからこうなったんだよ」

響「ガンパウダーを持ってきたからじゃないのかな」

夕立「アル中は黙るっぽい!」

雷「私・・・暁の様子見てくるわ」


12: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:44:52.33 ID:Sth4avUX0
雷「暁、いるの?」

暁「」

雷「元気ないわね、ご飯の時くらい顔出しなさいよ!」

暁「」

雷「暁?入るわよ?」

雷「(鍵が空いてる・・・?)」

暁「」プラーン

雷「いやあああああああああああああああああああああ」

13: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:54:27.86 ID:Sth4avUX0
時雨「すまない、雷。僕が少しでも相談にのっていたら」

夕立「でも普段の暁からしたら、おかしくはないっぽい」

雷「なんで私を置いていくのよ、バカぁ!」

響「おかしい」

夕立「っぽい?」

響「靴紐も結べない暁がロープを結えられるのかな」

響「それに、暁の体ではまず天井の梁に手が届くはずがない」

時雨「さっきから何が言いたいんだい?」
















響「暁は自殺じゃない」


14: 名無しさん 2015/07/03(金) 20:59:31.95 ID:Sth4avUX0
夕立「なんか、ちょっと本格的にへこむっぽい」

時雨「そうだね、たまには二人で散歩しようか」

夕立「お散歩ー♪お散歩ー♪」

時雨「ん?屋上に誰かいるみたいだね」

夕立「雷と響っぽい!」

時雨「なんだか言い争ってるように見えるけど」

15: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:02:33.76 ID:Sth4avUX0
夕立「雷が端っこに追い詰められたっぽい!」

時雨「だめだ、響!」

夕立「い、今屋上から・・・落ちたっぽい?」

時雨「とにかく屋上へ急ごう」

16: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:05:30.90 ID:Sth4avUX0
夕立「雷を落とすなんて、ひどすぎるっぽい!」

時雨「響には失望したよ」

響「落ち着いて、時雨」

響「フェンスが老朽化していんだ。今すぐ入渠すれば・・・」

夕立「言い訳は聞きたくないっぽい」


17: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:10:18.78 ID:Sth4avUX0
時雨「そうだね、夕立」

時雨「僕と夕立で響を裁いてあげるよ」

響「時雨、大丈夫か?」













響「さっきから独り言が多いようだけど」

18: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:12:25.31 ID:Sth4avUX0
時雨「響、ついに現実を見るのに疲れたかい?」

響「バーベキューの日から思っていたんだけど」

響「夕立って誰なんだい」

響「思えば、まるで5人以外に誰かがいるように振舞っていたね」

時雨「・・・夕立も何か言ってやってよ」

夕立「」

19: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:15:59.14 ID:Sth4avUX0
時雨「夕立?どこに行ったんだい?」

時雨「やめてよ、返事してよ夕立」ズズズッ

響「ガンパウダー乱用による妄想が作り出した存在」

響「それが夕立の正体だよ」

時雨「この僕を、ここまで追い詰めるとはね。まあ、いいさ。」

時雨「首絞めごっこを電が提案した時は正直、ひいたよ」

時雨「でも気付いたんだ」

時雨「首絞めの快楽、苦しみをこらえる電の表情の美しさにね」

20: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:18:36.69 ID:Sth4avUX0
響「じゃあ電を殺めたのも」

時雨「そうじゃないよ」

時雨「飲酒、ガンパウダー、首絞めで心臓への負担がかかりすぎたんだろう」

時雨「電がビクビクして動かなくなるのを見たよ」

時雨「そして思いついたんだ」

時雨「みんなを共犯にしたてあげた後、絞めて遊ぼうってね」

時雨「さぁ、夕立、響、最高にステキなパーティを始めようか」


21: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:20:35.36 ID:Sth4avUX0
響「やるさ!до свидания」ドドンッ

響「12.7cm連装砲だよ。不死鳥の名は伊達じゃない」

時雨「」

時雨「やめてよ、痛いじゃないか」ミチミチ

響「くっ・・・カハッ」

時雨「響、心配しなくていいんだ。・・・僕も、いつでも一緒にいる」

時雨「そばにいて・・・いいんだよね、夕立?」

夕立「ぽい!今年も夏が来るっぽーい!」




22: 名無しさん 2015/07/03(金) 21:21:12.72 ID:Sth4avUX0
夏って聞くとなんかワクワクしますね
夏の早朝散歩が気持ちいいのでHTMLスレで天気予報見てきます