804: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:07:00 ID:YnzB
~女子寮・台所~

響子「それではこれからトリクロマティック・ナチュレ、料理番組対策会議こと練習会を開催します」

あいかれ「「わー」」パチパチパチ

P「俺までお邪魔してもいいのだろうか」

響子「藍子ちゃんに刃物を持たせるわけですからね、保険ですよ、保険」

P「その理屈がわかってしまうのが何かもう嫌だな…」

藍子「さぁ響子ちゃん、どのお野菜を血抜きすればいいですか」フンス

P「野菜に血液は流れてねえ」

引用元: ・とりくろ!シリーズ2

805: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:07:50 ID:YnzB
藍子「そんなことはないと思いますよ?私がお野菜を切ると何か血の味がするんですよいつも。あとちょっと痛むんですよね何故か」

P「間違いなく野菜と一緒に手もイッてるじゃねえか」

加蓮「藍子の血液入り……」ウゲエ

藍子「たまに入れた覚えのないソーセージ状の何かが紛れ込んだりとか」

P「スナック感覚でケジメをつけるんじゃない」

加蓮「大丈夫?指の本数ちゃんと揃ってる?」

806: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:08:13 ID:YnzB
藍子「ああ、はい、大丈夫です、ちゃんと50本あります」ホラ

P「ぬぅああああ」ゾワッ

加蓮「集合体恐怖症とかじゃなくても普通にきついんだけど」

藍子「冗談ですよ、ちゃんと10本です、片手で」

P「わかってやってるだろもう」

加蓮「流石に指の本数くらいは数えられるもんね…」

響子「では、まず始めに具材を私が切ります、切ったものがこちらです」ニコッ

藍子「なるほど、切る工程をスキップするんですね、実に効率的です」

P(何もかも諦めただけだと思うが)

加蓮(下手にツッコむと台所の時空を切除しかねないし黙っとこ)

807: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:08:27 ID:YnzB
響子「では、こちらのお野菜ですが、煮込む前の下準備としていくつかはラップをかけたあとレンジで下火をいれていきます」

藍子「普通に煮込むのと何か違いはあるんですか」ハイッ

響子「いい質問です藍子ちゃん」

藍子「そうでしょうそうでしょう、番組を円滑に進めるにはこういう細かい部分の揚げ足取りが非常に大事なんですよ、尺も稼げますし」

響子「その足りない尺に合わせて時短が必要なのでレンチンは必須項目なんですね」チーン ガチャリ

P(鍋さばきより包丁さばきより藍子捌きが凄い)

~~~

808: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:08:39 ID:YnzB
~後日・事務所~

P「はい、ええ、その件ですがせっかくのところ申し訳ありませんが……はい、ええ……またお願いします、失礼します」ペコペコ

藍子「おはようございま~す、プロデューサーさん、こないだ練習したお料理番組ですけど収録はいつですかね、私の創作意欲が火を噴きますよ」

P「カップラーメンにお湯を注ぐ動画を配信に急遽変更になったよ、その熱意でお湯の準備頼むな」

藍子「任せてくださいよ!!!」メラメラァ

P(ゆるふわしてて助かった…)

おわれ。

809: ◆6RLd267PvQ 22/11/19(土) 00:08:52 ID:YnzB
示現流は一切関係ないです。

お目汚し、失礼をば。