ミリマス

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    2: 名無しさん 2017/10/29(日) 23:05:32.64 ID:s1IKgLXf0
    「合格者は二番、四番の方です。呼ばれなかった方は不合格となりますので、お帰りいただいて結構です」 

     吐き出した息がうまく吸い込めなくて、えづいてしまいそうになるのを必死で抑える。 
     胸につけた五番の番号札にほんの一瞬だけ視線を向けて、俯き加減で席を立った。 


    「っぅ、ぁ……っ! はっ、はぁ、あ、うぅ……」 

     ガタガタと身体を震わせて、不規則に息と嗚咽を漏らして、きっと真っ青な顔をして。 
     プロデューサーさんに謝るよりも先に、ありさは目についたトイレの個室に逃げ込んでいた。 

     初めて挑んだ劇場の外でのオーディション、惨敗したことは二の次だった。結果が出るよりも前から、ありさはとうに折れていたのだ。 

     怖かった。 

     オーディション会場が、その空気感が怖かった。審査員さんの視線と𠮟咤が怖かった。 
     そして何よりも、周りのアイドルちゃんの絶対に勝つっていうギラギラした闘志が、怖かった。 

     大好きなはずのアイドルちゃんを怖いと思ってしまうことが、いちばんいちばん怖かった……! 

     思い出したくないと思えば思うほど、息苦しさがまぶたの裏側を掠めていくようで、両腕で体を抱きながら背中を丸めてうずくまっていた。 

     長く、息を吐き出す。まだ気分は重たいけれど、そろそろプロデューサーさんのところへ戻らなきゃ。 
     オーディションが終わってから、時計の長針は120度ほど回っていた。 


    引用元: ・松田亜利沙「大好きを繋ぐレスポンス」

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    2: 名無しさん 2017/10/26(木) 18:02:35.68 ID:cV24eOOb0



    志保「あなたがプロデューサーさんですか…? ふ~ん……なんだか頼りない感じ」 

    P「まぁそういうなって。頼れるかどうかは、頼ってから決めてくれ」 

    志保「いえ、私は自分の力でトップアイドルになるつもりなので、そんなに張り切らなくてもいいですよ」 

    P「それならなおさら張り切らないとな。自分の力でトップアイドルになれる子のプロデューサーになれるなんて、光栄な事この上ない」 

    志保「……はぁ。迷惑をかけることはないと思いますが、よろしくお願いします」 

    P「いやおいおい、自己紹介なんだから名前くらいはたのむよ」 

    志保「あ、名前ですか? 北沢志保、14歳です」 

    P「なるほど。よろしく、志保」 

    志保「志保って……ほぼ初対面なのに、随分と馴れ馴れしいんですね」 

    P「あれ?やだった?なら北沢さんにするけど」 

    志保「いえ……別に。好きに呼べばいいじゃないですか」 

    P「んじゃ志保で。改めてよろしくな」 




    引用元: ・北沢志保「好きにすればいいじゃないですか」

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    1: 名無しさん 2017/10/27(金) 22:36:07.46 ID:23i0x2er0
    ===

    百合子「ん?」

    エミリー「えっ」

    貴音「はて……?」

    紬「あ……こほん!」

    紬「ビーフ……ストロ……ガノフ……よし!」

    紬「ビッ、ビーフストロガノフ!!」ピンポーン!

    ※ビーフストロガノフ(beef stroganoff)
    ロシア発祥、牛、牛を使う煮込み料理。ついでに味は、美味である。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509111367

    引用元: ・【ミリマス】紬「びーふすろろがのふ」

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    1: 名無しさん 2017/10/28(土) 00:58:47.75 ID:zJC5eQxq0
    ―――

    アタシ福田のり子はアイドルになった。

    女の子にとっての憧れ。
    男の人にとっては…違う意味で憧れ?なのかな?

    そんなアイドルが、アイドルの中でも今をときめく星たちが集まる765プロで、
    アタシはアイドルになった。

    ―――

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509119927

    引用元: ・福田のり子「私はアイドル」【ミリオンライブ】

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    1: 名無しさん 2017/10/25(水) 21:54:48.94 ID:8N2uv+mG0
    ===

    瞬間、時間が止まったと言ってしまってもいいと思う。

    場所は例によって例の如くの我らが765プロ劇場。
    その第二企画室の場において、星梨花が口にしたこの一言が発端だ。

    「つまり、ファンの人たちを勃起させればいいんですね?」

    まさかと耳を疑った。でも残念ながら現実だ。
    その証拠にさっきまではあれだけ騒がしかったハズの室内が、今は水を打ったようにシンと静まり返っている。

    とはいえ、それも無理からぬことだろう。

    なぜなら「クレシェンドブルー」の新曲お披露目イベントの段取り確認の最中に、
    天使のような女の子が、無垢な少女が"勃起"という、卑猥な単語を突然口にしたのだから。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508936088

    引用元: ・【ミリマス】星梨花「つまり、勃起させればいいんですね?」

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