ぼくたちは勉強ができない

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    576: 名無しさん 2018/10/16(火) 23:19:52 ID:gdQsRlws
    ………………一ノ瀬学園 3-B教室

    成幸 「………………」

    成幸 「ふぁ……ふぁー……ああ……」

    成幸 (……でかいあくびだな、我ながら)

    成幸 (一次試験も近づいてきたとはいえ、睡眠時間が短すぎるか……)

    成幸 (いやしかし、気は抜けない。俺はいいとしても、緒方と古橋とうるかの勉強は油断ができない状況だからな)

    小林 「おはよ、成ちゃん。なんか眠そうだね」

    成幸 「おう、おはよう、小林。眠くなんかないぞ。今日の授業もしっかりと受けなきゃだからな」

    小林 「あの三人のお姫様たちのために、ね」

    成幸 「む……。まぁ、それもそうだけど、あくまで俺のVIP推薦のためだぞ?」

    小林 「そう? ま、それくらい利己的なら俺としても心配ないんだけどさ」

    小林 「あんまり無理しないようにね? 隈がすごいよ?」

    成幸 「わかってるよ。ありがとな、小林」

    成幸 (とはいえ、今日もあの三人との勉強会や、あしゅみー先輩との勉強会がある)

    成幸 (……さぁ、今日も気合い入れてがんばるぞ)

    引用元: ・【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」

    【【ぼく勉】真冬 「いつかきみが大人になったとき」】の続きを読む

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    534: 名無しさん 2018/10/14(日) 22:24:47 ID:4bT1U2zI
    ………………水泳部

    滝沢先生 「そうなんだ。文化祭でのダンスが好評だったみたいでな」

    滝沢先生 「ぜひダンスショーをお前たちにやってほしいと、近くの幼稚園たってのお願いなんだそうだ」

    滝沢先生 「近隣の幼稚園や保育園の子どもたちと、地域の子どもたちを集めて、学校で開催するらしい」

    海原 「センセー、一応私たち受験生なんですけど」

    滝沢先生 「んなことわかってるよ。私だって悪いと思ってるんだ。武元は国体も控えてるしな」

    滝沢先生 (学園長め。近隣の幼稚園からほいほい仕事を引き受けてきやがって、)

    滝沢先生 (最終的に生徒にお願いするのは私たち教員だって分かってんのか、あの人……)

    滝沢先生 「こういう言い方をするといやらしいが、ボランティアの実績にもなるし、推薦書や願書にも書ける」

    滝沢先生 「あと、やってくれたら飯くらい奢ってやるよ。だから引き受けてくれ、頼む」

    海原 「んー、まぁ、わたしは構わないけど……」

    川瀬 「私もだ。先生にここまで言われちゃ、やるしかないっしょ」

    滝沢先生 「本当か? 悪い、助かる」

    うるか 「………………」

    滝沢先生 「武元……? やっぱりお前は、国体もあるし、難しいか?」


    引用元: ・【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」

    【【ぼく勉】うるか 「フルピュアダンスショー?」】の続きを読む

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    503: 名無しさん 2018/10/14(日) 14:47:34 ID:4bT1U2zI
    ………………?

    『ねぇ、おとーさん!』

    『うん? なんだい?』

    『あたし、おとなになったら、このびょーいんのせんせーになる!』

    『お医者さんになるのかい?』

    『うん! それでね、おとーさんのお手伝いするの!』

    『……そうかぁ。嬉しいな。じゃあ、お父さん、お前がお医者さんになるの、楽しみに待ってるよ』

    『うん!』


               引用元: ・【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」 【【ぼく勉】あすみ 「アイドルデビュー?」】の続きを読む

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    456: 名無しさん 2018/10/13(土) 22:35:03 ID:ceaM/etY
    ………………登校中

    海原 「……ねぇ、陽真くん」

    小林 「ん? なに、智波ちゃん?」

    海原 「わたしの意図するところを忖度せず、陽真くんが思うことをそのまま答えてください」

    小林 「えっ、何いきなり?」

    海原 「唯我くんのまわりにいる女の子の中で、誰が一番魅力的だと思う?」

    小林 「えっ、ごめん本当に何、いきなり」

    海原 「いいから答えて。十秒前、9、8、7、……」

    小林 「しかもカウントダウンありなの!? 急だなぁ……」

    小林 (…… “忖度するな” ってことは、暗に本当は忖度してほしいって言ってるんだろうなぁ)

    海原 「4、3、2、……」

    小林 「えっと……やっぱり、智波ちゃんが一番カワイイかな、なんて……」

    海原 「………………」

    小林 (しまった。選択をミスったか……?)

    海原 「………………」 ニヘラァ 「……も、もう、陽真くんったら! そういうのじゃないんだって!」

    引用元: ・【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」

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    423: 名無しさん 2018/10/10(水) 19:34:45 ID:N3EY2ei2
    ………………緒方家

    親父さん 「そうなんだよ、リズたま」

    親父さん 「地元ローカルのテレビ番組から電話があってよ。うちを取材したいって」

    親父さん 「なんでも、『私たちの街の美味しいお店』って特集を組んでるらしい」

    理珠 「美味しいお店、ですか。そう言われてしまえば、引き下がるわけにはいきませんね」

    理珠 「受けて立とうじゃありませんか、お父さん」

    親父さん 「おう、リズたまならそう言ってくれると思ってたぜ!」

    親父さん 「……それでだな。実はリズたまに2つばかり頼みたいことがあるんだが」

    理珠 「なんですか? うどんの美味しさを広めるため、私にできることならなんでもしますよ」 フンスフンス

    親父さん 「さすが俺の愛娘だ。ありがてえ」

    親父さん 「うちのうどんは、テメェで言うのもなんだが絶品だ」

    親父さん 「でもな、ただのうどんじゃちっとばかしインパクトに欠けるとも思うんだ」

    親父さん 「だから、リズたまには、いま流行の『いんすたばえ』とやらを意識した新メニューを考えてもらいてぇんだ」

    理珠 「……『いんすたばえ』……?』」

    引用元: ・【ぼく勉】小美浪先輩「この前は本当に悪かった」成幸「はい?」

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