◆CItYBDS.l2

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    1: 名無しさん 2018/07/24(火) 18:15:13.12 ID:+0FXIwOl0
    静かな研究室にプシューッと空気の抜ける音が広がった。
    白髪で白衣、上から下まで白を身にまとった男が、部屋の中央に置かれた円柱状のガラス管からピンク色の液体で満ちた試験管を取り出した。

    「遂に完成したぞ!有史以来、人類が夢に見た新薬だ!」

    白髪の男の隣には、若い男が一人。彼もまた染み一つない白衣に腕を通している。

    「博士、おめでとうございます。ところで、これまで手伝ってきて何なのですがこの薬は一体何なんですか?」

    「なに?君は助手だというのに、そんなことも知らずに手を貸してくれていたのか。まあいい、これはかつて秦の始皇帝も目指した不老不死を体現する薬なのだ」

    「不老不死ですか?」

    「そう、この薬を一たび飲めば病気にはならず、ケガもすぐに治ってしまう、老いもせず、永遠に生き続けることができる」

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532423712

    引用元: ・退廃した世界で一人だけ情熱を失っていない博士ちゃん「ついに薬が完成したぞ!」

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    1: 名無しさん 2018/05/29(火) 23:32:56.28 ID:OrKBncO/0

    僕が、自分の部屋に引きこもって早1年

    本来であれば、高校三年生になっている年齢だ

    僕が部屋に引きこもっている理由は、まあいろいろあるのだけれど

    そうだな、例えば学校の勉強は社会で全く役に立たないからだとか

    幼稚なサルたちと談笑にふけることに意義を見いだせないからだとか

    ちょっとだけ見込みがある女の子に声を掛けたら、いきったオス猿に殴られたからとか

    皆より知性が一つ抜きんでた僕をやっかむサルたちが、僕に暴力的に接するからだとか

    ……まあ、特に気に掛けるほどでもない諸々の事情からだ


    勘違いしないで欲しいのだけれど、僕は世界から隔離されているわけではないぜ

    僕は僕自身の意志で、世界を僕から隔離しているんだ

    それに、世界と僕との接点は完全に途切れたわけではない


    ほんの僅かではあるが、世界には僕と同様に高尚な知識と燦燦と輝く才能に溢れた

    見込みのあるやつらが一定数存在している

    僕は、そういう選ばれた知識層とのみネットを介して繋がっているのだよ

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527604375

    引用元: ・異世界転移主人公「へえ、ここが異世界か」

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    1: 名無しさん 2018/03/30(金) 23:30:07.44 ID:hRbC8D020
    吟遊詩人「もう!勘弁してくれよ!」

    勇者「急にどうしました?」

    戦士「何か問題でもあったか」

    僧侶「特に思い当たりませんが」

    吟遊詩人「そういうところだよ!お前ら、ちょっと真面目過ぎやしないか!?」

    勇者「真面目・・・だめですか?」

    吟遊詩人「よくないね!全然よくない!」

    吟遊詩人「ぶっちゃけ、俺としては商売あがったりなわけよ」

    戦士「話が見えんな」

    僧侶「そうですね、具体的にお願いしたいところです」

    吟遊詩人「俺はアンタらの仲間になるにあたってさ、一つだけ条件を出したよな!覚えているか?」

    勇者「それは、もちろん」

    勇者「私たちの魔王討伐の旅を、詩にして遍く世界に届けたい。でしたよね?」

    吟遊詩人「覚えてんじゃねえか!」

    勇者「・・・何か問題が?」

    吟遊詩人「この道中、イベントが!ハプニングが!一切、起きてねえんだよ!」

    僧侶「そうですっけ?」

    戦士「そんなことは無いと思うぞ、立ち寄った村で魔物退治を請け負ったり。盗賊団と対峙したりしてるじゃないか」

    勇者「恙なく世界を救っていますよね」

    吟遊詩人「それが問題なんだよ!」

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522420206

    引用元: ・勇者「ノーイベント、ノーライフ」

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    1: 名無しさん 2018/01/10(水) 20:19:27.70 ID:2xp0zG6O0


    大魔王「・・・困ったなあ」


    側近「おや大魔王の旦那、ただでさえシワだらけな顔をしてるのに眉間にまでしわが寄っちゃってますぜ」


    側近「略して、むちゃくちゃしわくちゃだ」


    大魔王「略せてないよ。まったく腹の立つ男だねえ・・・まあいいや、こいつを見ておくれよ」


    側近「ん、こりゃあ何ですか?」


    大魔王「ここ10年の世界崩壊数の推移表だよ、見てみろ右肩下がりもいいところだ」


    側近「ん、右肩がどうしやした、凝ってんですか?」


    大魔王「違うよ、ほら儂の右肩を見てみろ。右肩を下げると、どんどん下がっていく様子がわかるだろう?」


    大魔王「グラフも同じさ右に行くほど下がっていく、こういうのを右肩下がりっていうんだよ」


    側近「あっしから見ると、大魔王の方は右に行くほど上がって行ってやすけどねえ・・・」


    大魔王「・・・」


    大魔王「そりゃ、向かい合ってるからだよ・・・アンタ、妙なところに気が付くねえ」


    側近「旦那ぁ、右ってのは箸を持つ方の手で・・・」


    大魔王「わかっているよ!うるさいねえ」


    大魔王「そんなことより、このままじゃあ平和な世界に溢れちまう。どうしたもんかねえ」


    側近「そりゃあ旦那、早急に原因を解明して改善に取り組まにゃあならんですぜ」


    大魔王「そういうのはアンタの仕事だと思うんだけど・・・」


    大魔王「そういやお前さん、現世のことには詳しかったねえ。私はずっと冥界に引きこもっているから、不慣れなんだ」


    大魔王「最近の地上の様子を教えちゃあくれないか」

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515583167

    引用元: ・穴掘り勇者

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    1: 名無しさん 2017/12/17(日) 01:07:10.79 ID:a8Wcmaua0

    賢者♀「な、なんですって?もう一度言ってください勇者様」


    勇者♂「僕は、今後レベルアップで得た全てのポイントをSTR(力)に振るつもりだ」


    魔法使い♀「初めてのレベルアップで、いきなり何を言い出すの?」


    戦士♂「確かに、STR重視は重量のある防具も装備できるし攻撃力もあがる。タンク役として理想と言えよう」


    戦士「しかし勇者よ、AGI(敏捷性)型の魔物に会ったときどうするつもりだ?渾身の一撃だって当たらなければ意味は無いぞ」


    賢者「戦士さんの言う通りです。どうか考え直してもらえませんか?」


    勇者「ごめんよ、みんな。でも、これだけは僕の自由にさせてほしいんだ」


    賢者「理由を聞かせてもらえますか?」


    勇者「・・・他の人には、黙っていてくれると嬉しいんだけど」


    戦士「口外しないと約束しよう」


    魔法使い「絶対に人には言わないわ」


    賢者「私も約束します」


    勇者「僕は、魔物が怖いんだ・・・厚い筋肉にでも覆われていないと、とても立ち向かうことなんてできないんだ!」


    戦士「わかった、いいだろう」


    魔法使い「勝手に決めないでよ!私は反対!大反対よ!」


    賢者「魔法使いさん、ひとまず勇者様の希望通りにしてみましょう」


    魔法使い「まともなのは私だけなの!?うまくいくわけないじゃない!」


    勇者「うぅ・・・ごめんよ魔法使い」


    賢者「まあまあ落ち着いてください。実は、ステータス再振り分けのアイテムを一つだけですが持っています」


    賢者「もしSTR極振りで立ち行かなくなったら、その時は考え直して頂けますか?」


    勇者「あ、ありがとう賢者さん!」


    戦士「うむ、俺も勇者のステータスをフォローできるよう努めよう」


    勇者「戦士くん!」


    魔法使い「もう、みんなだけずるい!私も、それでいいわよ!」


    勇者「魔法使いちゃんも!ありがとう!」


    魔法使い「ま、まあ、幼馴染のよしみよ!」デヘヘ


    勇者「よし!それじゃあ、魔王討伐の旅を再開しよう!」


    みんな「「「 おーっ! 」」」

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513440430

    引用元: ・勇者「STR極振りで」

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