2: ネル ◆K8xLCj98/Y 2013/02/16(土) 21:15:32.18 ID:6Hxyq8K90

　【A：『魔法をかけて！』】 

春香「魔法をかけて」 

　【C：『オーバーマスター』】 

春香「オーバーマスター」 

　【B：『七彩ボタン』】 

春香「きみがふーれーたーからー♪」ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

　【D：『Little Match Girl』】 

春香「Little Match Girlです！」 

千早「……」ｺﾞｸﾘ 

春香「そしてこの中で一番幸運な人は？」 

　【我那覇響　　　　　　　】 
　【如月千早　　　　　8.72】 
　【萩原雪歩　　　　　9.53】 
　【菊地真　　　　　　　　】 
　【天ヶ瀬冬馬　　　　　　】 
　【日高愛　　　　　　9.15】 

春香「おめでとー!!」 

千早「あー……」 

春香「補欠ルームー！」 

千早「そうよねー……」 

　【　　　　　　　POINT!　　　　　　　 
　　　マジオネアでは、このクイズで 
　　　　　　最も早く回答しても、 
　　　通常のクイズには挑戦できない。　】 

千早「えっ、あーっ！」 

ナレ『今夜最初に補欠ルームを抜けたのはー？』 

貴音「……はて」 

ナレ『貴音なのー！ マジオネア、危険って思うな！』 

　《補欠1位？　　　四条貴音》 

春香「ラッキー、ラッキー、ラッキー、ラッキー！」 

観客「ラッキー、ラッキー、ラッキー、ラッキー！」 

春香「ラッキー、ラッキー、ラッキー、ラッキー！」 

愛「ラッキー！ ラッキー！ ラッキー！ ラッキー!!」 

春香「いえい、ラッキーガール！」 

貴音「あの、これは」 

ナレ『じゃあ、CMなのー！』 

　― 

響「キミを大人にする化粧水！」 

春香「どうぞこちらへ！ ようこそマジオネアに」 

貴音「春香、これはいったい」 

春香「クイズですよ、クイズ！」 

貴音「はて、わたくしの知識が少ないのかもしれませんが、なぜくいずで春香が灰色の被り物を？」 

春香「貴音さん、それがクイズなんです！」 

響「ちがわい！」ﾜﾊﾊﾊﾊ 

　【TODAY'S CHALLENGER DATA　　　　四条貴音 
　　765プロ・アイドル　18歳 
　　・ラーメンを好む。 
　　・私生活が一切謎に包まれている『銀髪の王女』。 
　　・持ち歌『フラワーガール』『風花』など。　　　】 

春香「それじゃあ、相棒響ちゃんのツッコミも冴え渡ったことですし、 
　　　参りましょう。クイズ、マジオネア！」 

響「うがーっ！」 

ﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾞｰﾝ 

春香「『今大活躍のあるアイドルが、事務所で人知れずやっている行動はどれ？』」 

千早「あれっ？ えっ？」 

春香「A、『お菓子の盗み食い』」 

貴音「…………ふむ」 

春香「B、『持ち歌の熱唱』」 

雪歩「四条さん……？」 

春香「C、『パソコンの練習』」 

真「それっぽい」 

春香「D。…………『モノマネ』」 

貴音「ぶぶっ！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

　【A：『お菓子の盗み食い』】　【B：『持ち歌の熱唱』】 

　【C：『パソコンの練習』　】　【D：『モノマネ』　　】 

春香「あんるぇー？ 貴音さーん、モノマネって？」 

貴音「あの、これは放送するのですか？」 

春香「ええ、もちろん。ちなみにどんなモノマネを？」 

貴音「もう答えているではありませんか！」ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「やっぱり765メンバーのモノマネですか？」 

貴音「そ、そう、ですね、最近では、響のモノマネも嗜みます」 

響「ええっ！」ﾜﾊﾊﾊ 

春香「響ちゃんですか!? ぜひやってみてくれませんか？」 

貴音「あの、ここでですか？ かめらの回っていない場所では」 

春香「ここでお願いします！ ねえ、皆さん！」 

ﾜｰ ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ 

春香「あっ、それじゃあお題を出してもいいですか？」 

貴音「お題、ですか」 

春香「はい！ 『怒る響ちゃん』とか！」 

貴音「怒る、響……」 

響「あの、貴音、無理ならやらなくても」 

春香「それではご覧頂きましょう！ 四条貴音で『怒る響ちゃん』です！」 

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ 

貴音「…………うがーっ！」 

千早「んふふっ……！ くふふふふっ……！」 

貴音「もー、まーた自分のプリン食べたでしょー！ 今日という今日は許さないぞ、ハム蔵！」 

春香「いやいやいやー！ ハム蔵がプリン食べるわけないでしょう!?」 

千早「ふふふっ…………！」 

春香「はい、ありがとうございましたー」 

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ 

貴音「あの、もう答えなくても」 

春香「答え、どうですか？ 答えられませんか？」 

貴音「いえ、あの、もう既に」 

春香「テレフォン使いますか？ テレフォン」 

貴音「あの」 

春香「はい、テレフォン使いまーす」 

　【Telephone】 

春香「制限時間は30秒。電話の向こうのサポーターにヒントをもらえます。では、どうぞ！」 

ﾃｯ ﾄﾝ ﾃｯ ﾄﾝ 

亜美「ハロハロ→！ 亜美だよ→！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「モノマネといえば亜美だよねぇ」 

貴音「亜美、あの」 

亜美「んんっ！ ……あなた様……わたくしのモノマネを、録音されていたのですか」 

貴音「なんと!?」 

亜美「ああ、そうなんだ。俺のケータイに、きちんと保存してあるぞ」 

貴音「亜美!? 本当なのですか!?」 

亜美「それは……なんともお恥ずかしい。聞かせていただけますか？」 

貴音「亜美！ おやめなさい！」 

亜美「ああ、いいぞ。…………じゃあ兄ちゃん、ヨロヨロ→！」 

ﾃｯ ﾄﾝ ﾃｯ ﾄﾝ 

『うっうー！ そのお菓子、おいしそうかなぁって！』 

貴音「ああああああああ！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

亜美「じゃあNEー！」 

ﾍﾞｯ ﾍﾞｯ ﾍﾞｯ! 

春香「はい時間切れでーす」 

貴音「…………」 

春香「答えられますか？」 

貴音「っ、Dで」 

春香「ファイナルアンサー？」 

貴音「……ふぁいなるあんさぁ」 

ﾃﾃﾃﾝ… 

春香「…………」 

貴音「…………」 

春香「…………」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

千早「ちょっ、春香顔芸やめて……！」 

春香「…………」 

貴音「…………」 

春香「せいかーい！」 

貴音「……」 

ﾃｰﾃｰﾃｰﾃﾃﾃﾃﾃｰ 

　【\10】 

春香「さっきのやよいのモノマネも、やっていただいても……？」 

貴音「…………勘弁してください」 

春香「分かりました」 


　【　　　　　　　STUDY!　　　　　　　 
　　　プロデューサーの携帯電話には、 
　　　他にも千早や小鳥のモノマネが 
　　　　　数多く録音されている。　　　】 


春香「それにしても、誰なんでしょうねぇ。有名なあるアイドルって」 

貴音「…………さあ」 

千早「ごまかした……！ くふふ……っ！」 

春香「続いて二問目参りましょーう」 

ﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾞｰﾝ 

春香「『ミステリアスなことで知られるあるアイドルが、最近よくパソコンを使って調べていることはなに？』」 

春香「A、『天海春香のツッコミ』」 

貴音「…………」 

春香「B、『天ヶ瀬冬馬の楽曲』」 

真「これは有り得ないよね」 

冬馬「おい!?」 

春香「C、『如月千早の笑い方』」 

千早「くふふっ……！」 

響「あー、これか」 

春香「D。………………『四条貴音の評判』」 

貴音「ふへぇっ！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

　【A：『天海春香のツッコミ』】　【B：『天ヶ瀬冬馬の楽曲』】 

　【C：『如月千早の笑い方　』】　【D：『四条貴音の評判』　】 

春香「貴音さん、意外と小心者ですねぇ。響ちゃんの話だと、機械オンチだそうですけども」 

響「貴音はあんまりパソコン触れないんだ」 

貴音「……」 

春香「特にどんな評判を気にしてらっしゃるんです？」 

貴音「ですから、これは別にわたくしのことでは」 

春香「ライフライン使いますか？」 

貴音「えっ」 

春香「ね、使いましょう」 

貴音「いえ、あの、これは」 

春香「オーディエンスとか」 

　【Audience】 

春香「オーディエンスの皆さんには予めボタンを配ってあります。 
　　　正解だと思う選択肢のボタンを押してください！ スタート！」 

　【A：『天海春香のツッコミ』……0%】 
　【B：『天ヶ瀬冬馬の楽曲』………0%】 
　【C：『如月千早の笑い方』………0%】 
　【D：『四条貴音の評判』………100%】 

貴音「面妖な!!」 

真「履歴、残ってるよねぇ」 

千早「ぷっくくく……！」 

愛「空気読みました!!」 

冬馬「まあ、気になるだろ」 

雪歩「音無さんが言ってましたぁ」 

貴音「知っていたのですか！」 

響「バレバレだぞ……」 

春香「それでは実際に、そのアイドルの評判を見てみましょう！ 
　　　事前に番組スタッフが、765プロ事務員・音無小鳥さんのパソコンを借りています」 

貴音「！」 

春香「事務所では主にこちらのパソコンを使うアイドル達……。履歴もこちらに」 

貴音「あの」 

春香「ああ、大手掲示板『ラーメンアイドル 四条貴音 ★72』」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「『貴音ちゃんのラーメン横取りして涙目なところを慰めたい』」 

響「あはははは、ひどっ！」 

春香「『面妖すぎワロタ』『今日の生っすか、かわいい』とまあ、こんな掲示板が履歴に残ってますね」 

貴音「うあああああ！」 

春香「さあ、どうですか！ 答えは？」 

貴音「うにゃあああああああ！」 

真「貴音、それ別のアイドルだから！ 前川みくだから！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

貴音「……Dで」 

春香「…………ファイナルアンサー？」 

貴音「……ふぁいなるあんさぁ」 

ﾃﾃﾃﾝ… 

春香「…………」ｽﾞﾝ 

貴音「…………」 

春香「…………」ｽﾞｽﾞﾝ 

真「春香、近い近い近い！ 顔！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「…………」ｽﾞｽﾞｽﾞﾝ 

貴音「…………」ｻｯ 

雪歩「よけた！ 四条さんよけた！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「…………正解！」 

貴音「……ぅ」 

ﾃｰﾃｰﾃｰﾃﾃﾃﾃﾃｰ 

　【\100】 

春香「いやあ、すごい」 

　【　　　　　　　STUDY!　　　　　　　 
　　　他にもこの某有名アイドルは、 
　　　ラーメンの消費量や演技力など 
　　　　細かく検索しているらしい。　　】 

春香「さーて、四条貴音さん！」 

貴音「……はい」ｸﾞｽｯ 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「三問目、挑戦しますね？」 

貴音「…………あの、これ以上答えるとわたくしが」 

『はい、ぜひやらせていただきます』 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

亜美『亜美のモノマネだよー！ お姫ちん頑張ってNE→！』 

春香「はーい、では三問目」 

貴音「今のは電話の向こうの亜美であってわたくしでは」 

ﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾚﾚﾃﾞｰﾝ 

貴音「なんと!?」 

春香「『隠れてモノマネをしたり、自分の評判を検索している、 
　　　世間のイメージとかけ離れた「銀髪の王女」のアイドルは誰？』」 

貴音「春香!?」 

春香「A、『天ヶ瀬冬馬』」 

冬馬「『王女』っつってるじゃねーか！」ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「B、『御手洗翔太』」 

雪歩「『王女』なんですよね？」 

春香「C、『伊集院北斗』」 

愛「あれ？ 女の人がいません!!」 

春香「D、………………………………『四条貴音』」 

貴音「ぎゃおっ！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

　【A：『天ヶ瀬冬馬』】　【B：『御手洗翔太』】 

　【C：『伊集院北斗』】　【D：『四条貴音』　】 

千早「も、もう確定……！ きひひ……っ！」 

真「千早、落ち着いて！ 死にそう！」ﾜﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「うーん、私にはさっぱりですね」 

貴音「Aの、天ヶ瀬冬馬」 

春香「さっぱりわからないなぁ」 

貴音「あのっ」 

春香「はい？」 

貴音「A、Aの天ヶ瀬冬馬です！」 

冬馬「おい！ おいっ！」ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「フィフティ・フィフティでも使いますか？」 

貴音「ですから、Aの」 

春香「はい、ではフィフティ・フィフティを使います。謝った選択肢の2つが 
　　　コンピュータによって削除されます。ちなみに、どれとどれでお悩みですか？」 

貴音「えっ、あの、AとBです」 

　【50:50】 

春香「分かりました。それでは、使いましょう！」 

　【A：　　　　　　　】　【B：　　　　　　　】 

　【C：　　　　　　　】　【D：『四条貴音』　】 

千早「3つ消えた、ううぇっふ……！」 

真「千早、深呼吸！ 死んじゃうから！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「ごめんなさい、3つ消えちゃいました」 

貴音「Aで」 

春香「んー、でもこれ大ヒントだなー」 

貴音「……Bの御手洗翔太」 

春香「これは正解しないとですね～」 

貴音「…………Cの、伊集院、北」 

春香「さあ、正解をどうぞ、四条貴音さん！」 

貴音「……………………Dの、四条貴音です」 

春香「なになにー？ 誰が銀髪の王女だってー？」 

貴音「Dの！ 四条貴音です！」 

春香「ファイナルアンサ～？」 

貴音「ふぁいなるあんさぁ！」 

ﾃﾃﾃﾝ… 

春香「…………」 

貴音「…………！」 

春香「…………ざ」 

千早「残念なわけないじゃない……！ くふふぉえ……っ！」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「ざん……！」 

真「かーらーのー？」 

ﾜﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ 

春香「……………………だいせいかーい！」 

貴音「……うぅ」ｸﾞｽｯ 

ﾃｰﾃｰﾃｰﾃﾃﾃﾃﾃｰ 

　【\1,000】 

春香「おめでとう、全問正解！」 


　【　　　　　　　STUDY!　　　　　　　 
　　　銀髪の王女・四条貴音の活動は、 
　　　日々の一人モノマネや評判検索で 
　　　　　　　成り立っている。　　　　】 

春香「いやぁ、そうだったんですね、貴音さん」 

貴音「……ええ、そうです。わたくしは自分のことを検索するダメアイドルなのです」ｸﾞｽｯ 

千早「かわいい……」 

響「よーしよし、貴音ぇ、大丈夫だぞー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ 

貴音「響ぃっ！」ﾀﾞｷｯ 

響「うわっ、身長差がっ」 

真「それにしても貴音のモノマネって、ボクらみたことないよね」 

貴音「……わたくし一人の時だけ、やっておりますゆえ」 

雪歩「私、もっと四条さんのモノマネとか、みたいです」 

貴音「雪歩……！」 

　【　　　　　　　POINT!　　　　　　　 
　　　　　みんなは貴音のモノマネを 
　　　　　　　もっと見たい。　　　　　】 

春香「じゃあ貴音さん、モノマネ……やっていただけますね？」 

貴音「えっ」 

冬馬「すごいことになってきたな……」 

愛「すっごーい！ トップアイドルになるには、無茶振りもこなさなきゃ、なんですね!!」 

真「違うと思うなぁ……」 

千早「それじゃあ私、高槻さんのマネをみたいわ」 

貴音「やよい、ですか……」 

雪歩「『お掃除をしているやよいちゃん』とか」 

貴音「…………わかり、ました」 

春香「おぉー！ それではやっていただきましょう！ 四条貴音で『掃除中の高槻やよい』でーす！」 

貴音「うっうー！」 

千早「ぷくっ……！」 

貴音「はるかさんっ！ そこ、掃除してもいいですかぁ!?」 

千早「ふくぇっ……！」 

貴音「いいんですよー！ 好きでやってるのでっ！ はい、たーっち！ いえい！」 

千早「ぐぇっ…………！」 

ｼｰﾝ 

貴音「…………春香」 

ﾃｰﾃｰﾃｰﾃﾃﾃﾃﾃｰ 

春香「クイズ＄マジオネア、またお会いしましょう！ さようなら！」 

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ 

貴音「ぎるてぃ!!」 

ナレ『さすがの貴音も、泣き怒りって感じだね。またいつかーなのー！』 

　【　　　　　　　POINT!　　　　　　　 
　　　銀髪の王女もこの扱いはキレる。　】 

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ 

　制作／765プロダクション 
　終