1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 18:48:05.30 ID:x/T+pNOIO
オーキド「好きなアワビに入れるとよいぞ」

レッド「……………これにするか…」ズブズブ


???「あっ…あっぁっ…!」

レッド「!?…」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 18:55:47.75 ID:x/T+pNOIO
???「あっん…んぁ…もっと奥に…っ!」 

レッド「……この声は……」 

エリカ「…はぁっ…どなたか存じませんが…もっと…激しく…お願いしますわ…」 


レッド「………」ズチュズチュ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:27:50.32 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「ほう、エリカか!奥ゆかしく上品なアワビじゃな」 

レッド「……」ズチュズチュ 

エリカ「あっ…んふっ…」 

オーキド「エリカのアワビにするのじゃな?」 

レッド「…他のも見てみるよ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:30:11.23 ID:mHw6f1Rv0
レッド「……………これにするか…」ズブズブ 


???「んっ……痛っ…!」 

レッド「!?…」 

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:32:02.40 ID:mHw6f1Rv0
???「…ま、まって、まだ動いちゃ……!」 

レッド「……この声は……」 

カスミ「んっ…ちょ、ちょっと…やるなら優しくしなさいよ…んっ」 


レッド「………」ズチュズチュ

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:33:14.14 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「ほう、カスミか!そいつは元気で活発な明るいアワビじゃよ」 

レッド「……」ズチュズチュ 

カスミ「ん…あっやっ………」 

オーキド「カスミのアワビにするのじゃな?」 

レッド「…他のも見てみるよ」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:37:55.11 ID:mHw6f1Rv0
レッド「……………これにするか…」ズブズブ 


???「………せ、正解!」 

レッド「!?…」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:41:07.41 ID:mHw6f1Rv0
???「…大正解だ……!もっと奥へ…進むがよい…んっ…!!」 

レッド「……この声は……」 

カツラ「はぁ…はぁ…んっ…!お、おまえのしねしねこうせんを、わしに出してくれ…!!うおおーす!!」 


レッド「………」ズチュズチュ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 20:43:22.04 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「ふむ、カツラか!燃え盛る炎のような熱さと、ユーモアを兼ね備えたアワビじゃな」 

レッド「……」ズチュズチュ 

カツラ「う、うおおーす……うおおーすっ!!んっ!!」 

オーキド「カツラのアワビにするのじゃな?」 

レッド「…そうだな、俺は……」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:19:50.41 ID:mHw6f1Rv0
???「ちょーっとまったー!」 

レッド「!?」 

???「おいじーさん!俺をほっといてなにやってんだよ!」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:23:32.93 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「おぉ、グリーン!」 

グリーン「レッドだけにアワビをやるなんてずりーぜ! 俺にも一つくれよ!」 

オーキド「すまんすまん、連絡がつかんかったもんでな、後で呼ぼうと思っておったんじゃ」 

グリーン「よっしゃー! どのアワビにしよっかなー」 

レッド「…」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:29:00.64 ID:mHw6f1Rv0
レッド「はかせ、俺はエリカのアワビにするよ」 

エリカ(ドキッ) 

グリーン「あっ! てめーずるいぞ! 先に来てたからって…」 

オーキド「まぁまぁ落ち着けグリーン!まだアワビはあと二つ残っとる! 好きなほうを選ぶんじゃ」 

グリーン「ちっ、しゃーねーなぁ……そうだ! じーさん、レッドの選んだアワビに強いタイプはどっちだ?」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:35:32.59 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「うむ、エリカワビはくさタイプじゃから、ほのおタイプのカツラワビじゃな」 

グリーン「よーし、じゃあそっちで頼むぜ!」 

オーキド「ではこっちの漁網じゃ、ほれ!」 

グリーン「サンキューじーさん! 出てこい、カツラワビ!」(ポンッ) 

カツラ「うおおーす!!」 

グリーン「」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:41:11.16 ID:mHw6f1Rv0
カツラ「わしを選んであたりです! がっはっは!」 

グリーン「じ、じーさん悪い、やっぱもう一つのほうに…」 

オーキド「しかし、カスアワビは水タイプじゃからレッドのエリカワビには不利じゃぞ?」 

グリーン「ぐっ…」 

レッド「…」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 22:47:44.97 ID:mHw6f1Rv0
グリーン「わ…わかった! わかったよ! おれのパートナーはこいつでいい!そしてレッド、勝負だ!」 

レッド「え、でもいきなりは」 

グリーン「うるさい! 勝負ったら勝負だ!」 

レッド「…エリカ、いけるか?」 

エリカ「はい、あなたとならいくらでも」 

オーキド「ほっほっ! 若いのう!」



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:06:40.91 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「ではわしが審判を務めよう! アワビバトル開始じゃ!」 

グリーン「よーし、いくぞカツラ!」 

カツラ「うおおーす!!」 

レッド「無理はするなよ、エリカ」 

エリカ「はい///」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:09:53.83 ID:mHw6f1Rv0
レッド「……」ズプズプ 

エリカ「んっ……はぁっ…」 

レッド(なかなか入らない……初めてのバトルで緊張してるのかな。まずは前戯で緊張をほぐして…) 

ドピュ 

レッド「え?」 

グリーン「……」 

オーキド「出た、のう」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:12:14.09 ID:mHw6f1Rv0
オーキド「レッドの勝ちじゃな」 

レッド「グリーン、お前…」 

グリーン「うるせぇ! 早漏で悪いかよ、俺は…!!」 

カツラ「少年。何を恥じることがある。お前は初めてのバトルにもかかわらず最後まで気高く戦っただろう」 

グリーン「か、カツラ…(キュン)」 

カツラ「わしは満足したぞ!なかなかのしねしねこうせんだった!がっはっは!」 

レッド「……」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:33:05.47 ID:mHw6f1Rv0
グリーン「レッド、今回は負けちまったが次はこうはいかねーぜ!」 

レッド「あぁ、俺も楽しみにしてるよ」 

グリーン「よーし、そうとなったらすぐに出発だぜ! いくぞカツラさん!」 

カツラ「うおおーす!!」 

グリーン「そうだ、マサラタウンを出る前にねーちゃんからタウンマップもらっとくか。レッドにはやらねーように言っとくからな! 俺の家に行っても無駄だぜ!」 

レッド「…」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:44:17.33 ID:mHw6f1Rv0
グリーン「じゃあな、じーさん!」ダダダ 

オーキド「やれやれ、さわがしい孫じゃわい。すまんのうレッド」 

レッド「いえ、別に。慣れっこですから」 

オーキド「まぁ、なんじゃ。お詫びと言っちゃなんじゃが、カスアワビの使っておった自転車が研究所の裏にある。もっていくとよい」 

レッド「ありがとうございます」 

オーキド「おっと、二人乗りは禁止じゃぞ? エリカワビはちゃんと漁網に入れるようにな!」 

レッド「わかりました。じゃあ、いってきます」

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:51:47.52 ID:mHw6f1Rv0
~グリーンの家~ 

ピンポーン 

ナナミ「はーい、どちらさま?」 

レッド「ご無沙汰してます、レッドです」 

ナナミ「あら、レッド君! 久しぶりねー、元気してた? どうぞ、あがってあがって」 

レッド「おじゃまします」

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 23:56:11.32 ID:mHw6f1Rv0
ナナミ「グリーンから聞いたわよ、アワビマスターを目指して旅に出るんですって?」 

レッド「はい、はかせにアワビをもらって……これが僕の相棒です。エリカ、あいさつして」 

エリカ「はじめまして、エリカと申します」 

ナナミ「はじめまして。可愛いわねー、レッド君にはぴったりだわ」 

エリカ「あ、ありがとう…ございます///」 

レッド「旅は大変だろうけど、やっぱり世界中のアワビを見て回りたいなって……思ったんです」 

ナナミ「うんうん、男の子はそうじゃなくっちゃ。昔から私とグリーンと3人でアワビバトルの練習してたもんね」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/08(日) 00:05:52.82 ID:G5XoIKvU0
ナナミ「あ、そうだ(ガサゴソ)………あった! はいこれ」 

レッド「これは……タウンマップ!」 

ナナミ「グリーンから『レッドにはやるなよ!』って言われたんだけどね。しょうがない弟なんだから」 

レッド「ありがとうございます、ナナミさん」 

ナナミ「ふふっ、いいのよお礼なんて。……たまには私と、アワビバトルの復習でも、なんて…」 

レッド「え? いまなんて…」 

ナナミ「ううん、なんでもないわ。それより、そのタウンマップにはアワビ分布機能もついてるわ。どこにどんなアワビがいるかも一目瞭然よ!」 

ナナミ「ただ、一度出会ったアワビにしか分布機能は作用しないから注意してね」 

レッド「わかりました。……それじゃ、そろそろいきます」 

ナナミ「うん、頑張ってね! おねーさんが応援してあげるんだから、ちゃんとアワビマスターになって帰ってくるのよ!」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/08(日) 00:10:49.71 ID:G5XoIKvU0
~レッドの家~ 

レッド(なりゆきとはいえ、旅に出るとなっちゃあ……母さん、許してくれるかな) 

レッド「ただいま」 

レッド母「あらレッド、おかえり。……なにかあった?」 

レッド「え? どうして……」 

レッド母「親子なんだもの、わかるわよ。ほら、話してみなさい」 

レッド「…実は……」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/08(日) 00:17:29.55 ID:G5XoIKvU0
母「……そっか。旅に出るのね」 

レッド「…ごめん」 

母「あらあら、なんで謝るのよ」 

レッド「母さん一人マサラタウンに残すことになっちゃって…」 

母「なにいってるの、子供が親の心配なんてしなくていいのよ」 

母(父さんとアワビバトルして、いつも負けてはべそかいてたこの子がねぇ…) 

母「いつのまにか、大きくなっちゃって」 

レッド「え? か、母さんどこ見て…」 

母「こっちの話よ」

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/08(日) 00:22:57.94 ID:G5XoIKvU0
母「エリカさんでしたっけ」 

エリカ「はい」 

母「レッドを、よろしく頼むわね。この子まだまだ子供だから…」 

エリカ「…わかりました、お母様」 

レッド「それじゃあ、いってくる。落ち着いたら連絡するよ」 

母「えぇ、いってらっしゃい。体には気をつけるのよ!」 

母「……そうね おとこのこはいつかたびにでるものなのよ」 

母「…テレビの、話よ」

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/08(日) 00:26:20.51 ID:G5XoIKvU0
レッド「こうして俺はエリカと旅に出た」 


                                     引用元: ・オーキド「壁に3つのアワビがあるじゃろ」