1: 名無しさん 2015/01/28(水) 00:42:11.30 ID:jpdv3lrU0
百合成分しかないです。
不定期更新、女提督は『提督』と表記します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422373331

引用元: ・女提督「甘えさせたり甘えたり」

2: 名無しさん 2015/01/28(水) 00:53:13.46 ID:jpdv3lrU0
提督「はぁ……今日も一日疲れたなー、っと…」 

コンコン 

提督「はいはい、今行きますよー…」 

ガチャ 

提督「どちら様…ってあれ、ん?」 

電「………」 

提督「電?こんな時間にどうしたの?」 

電「あの……その、司令官さん」 

提督「?」 

電「…一緒に寝ても、いいですか?」 

提督「………おおう!?」

5: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:02:06.00 ID:jpdv3lrU0
提督「そっかそっか、暁がねえ」シャッ 

電「はい…電の布団にまで入ってきたのです」 

提督「ふふふ、一人前のレディーになる日はまだ遠いね」シャッ シャッ 

電「………」ジー 

提督「……?ああ、櫛?髪梳きたいの?」 

電「えっと……」 

提督「…わかった、髪梳いてほしいんでしょ」ニヘ 

電「…なのです///」

7: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:15:40.56 ID:jpdv3lrU0
提督「おー、綺麗な髪」 

電「そ、そうですか?」 

提督「うん、というか電が髪下ろしてるところ見るのってなんか新鮮だねえ」 

電「は、恥ずかしいのです…」 

提督「ふふ…可愛いよ」 

電「はわわ……///」 

提督「そんなに照れなくても…電は恥ずかしがり屋だねえ」 

電「……うー…」 

提督「でも、可愛いのはほんとだよ?なんならそのままにしておけばいいのに」 

電「司令官さんがそう言ってくれるのは嬉しいけど、やっぱり動く時には邪魔になるのです…」 

提督「あー、確かに…駆逐艦はよく動くしね」

8: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:31:51.31 ID:jpdv3lrU0
提督「……ふふ…」シャッ 

電「どうしたのです?」 

提督「なんか、こうしてると母さんに髪梳いてもらってたの思い出しちゃって」スー… 

電「お母さん……」 

提督「…よし、整ったよ。ほら、もう遅いし、寝よ?」ポンポン 

電「あ……は、はいなのです」モソモソ 

提督「はー……電、今日もお疲れ様」 

電「あ、ありがとうございます…//」 

提督「……おやすみ」 

電「………」

10: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:35:34.06 ID:jpdv3lrU0
提督「………」 

電「………」 

提督「………」 

電「………」ジー 

提督「………」 

電「………」ジー 

提督(…すごい胸見られてるんだけど……どうしたんだろ…) 

提督「…い、電?」 

電「は、はいっ!」 

提督「…寝ないの?」 

電「えっと…あの……」 

提督「……大丈夫だよ、悩みがあるなら言ってごらん?」 

電「は、はい……」

11: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:44:41.34 ID:jpdv3lrU0
電「あの……司令官さん」 

提督「うん」 

電「……お母さんって、どんなものなのですか…?」 

提督「え……?」 

電「電は……司令官さんや他の人間と違って、この姿のまま生まれて、生きているのです……お姉ちゃん達はいるけど、お父さんやお母さんがどういうものなのか分からなくて……」 

提督「うん……」 

電「もちろん、お姉ちゃん達と一緒にいると楽しいのです……でも…何か、何かが足りないような…そんな気がするのです…」 

提督「……そっか、電は寂しいんだね」 

電「寂しい…?そんなことは………。……いや、多分そう…寂しいのです」 

提督「そうだよ、私だって電ぐらいの歳の頃は母さんに甘えてばっかりだったもん。そりゃそうだよね、電達はまだ子供なのに…甘えられる存在がいないなんて寂しいに決まってるよね」

12: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:50:41.48 ID:jpdv3lrU0
提督「……電、おいで」 

電「え……?でも、電は戦う存在なのに…甘えるのはダメなのです」 

提督「電は遠慮しすぎなんだってば。確かに電を含め、ここにいるみんなは戦う存在だけどそれ以前に私と同じ、意思を持って生きてるんだから。誰かに甘えるのなんて、悪いことじゃないよ」 

電「…………」 

提督「ほら。ね?」 

電「………司令官さん…」ギュウ… 

提督「よしよし…じゃ、今度こそもう寝よっか…」ギュッ ナデナデ 

電「はい……なのです…」ウトウト 

提督「……ふ〜ん…ふふふ〜ん…ふ〜ふ〜ん……」ポン…ポン… 

電「ん……すぅ………」

13: 名無しさん 2015/01/28(水) 01:55:37.62 ID:jpdv3lrU0
電「すぅ……すぅ………」 

提督「…………」 

提督(はあ、やっと寝付いた……) 

提督(子供寝かしつけるのって大変なんだなあ…) 

提督(…明日、加賀になんて言われるだろう) 

提督(……でも…) 

電「……zzz…」 

提督(ふふ…なんだか、娘ができたみたい) 

提督(暁の寝相が悪いなんて、バレバレの嘘ついちゃって…) 

提督(……甘え下手な電らしいなあ) 

電「……おかあ……さ…」 

提督「よしよーし……ここにいるよー……」ナデナデ 

電「にゃ……」 

提督「ふふ……おやすみ、電…」 

電「……えへへ………zz…」 

ーーーーーーー

18: 名無しさん 2015/01/28(水) 20:10:24.38 ID:jpdv3lrU0
ドタドタ…… 

\しーれーーいーーかーーーーん!!/ 

ドタドタ 

ザザッ 

バンッ 

雷「司令官、大変!電がいないの!……ってあれ?」 

提督「zzz………」 

雷「……?この不自然な膨らみ…もしかして……」 

バサッ 

電「すぅ………」 

雷「………はあ。もう、幸せそうな顔しちゃって」 

雷「ふふふ…今回だけだからね」 

提督「んん……zz…」 

電「むにゃ……すぅ………」

19: 名無しさん 2015/01/28(水) 21:22:39.68 ID:jpdv3lrU0
提督「ん〜……んぐ…?」パチッ 

提督「んあ…あれ…電……?」 

「おそようございます」 

提督「ひょわあ!?かっ、加賀!」 

加賀「ずいぶん遅いお目覚めね。もうお天道様は高く上っているわ」 

提督「えっ?うわ、ほんとだ!ごめん!」 

加賀「そう慌てないで。提督がやるべきことはもう電がやったから」 

提督「へ?電が?」 

加賀「ええ、みんなより少し遅れて起きた後、いつもの恩返しですと言って張り切っていたわ」 

提督「そうなんだ…電が…」 

加賀「…あの子となにかあったの?」 

提督「えっとね……」

21: 名無しさん 2015/01/29(木) 08:20:50.53 ID:O8BMJCP/O
提督「…ってことがあってねー」 

加賀「そう……なんでもいいけど、そろそろ起きましょうか」 

提督「あっ、そうだった」バッ 

加賀「はい、着替え」 

提督「うん、ありがと」 

加賀「食堂に作り置きのカレーがあるから。それを食べたらいつも通りに勤めて」 

提督「はーい。じゃ、行ってくるね」 

加賀「ええ」 

バタン 

加賀「…………」

22: 名無しさん 2015/01/29(木) 08:35:31.73 ID:O8BMJCP/O
加賀「…………」 

加賀「提督と一緒に……」 

加賀「…………」 

加賀「……何を考えているの、私は…」 

加賀「まだあの子は子供じゃない……」 

加賀「…そもそも提督は警戒心というものが………もっと一人の軍人として…」ブツブツ

25: 名無しさん 2015/01/29(木) 10:33:10.23 ID:Eq2vrY6zO
食堂 

提督(…ありゃ、やっぱりもう人少ないなー) 

提督「おはよー」 

雷「あっ、司令官!おはよう!」 

提督「おはよう雷。ごめんね、寝坊しちゃって」 

雷「ううん、そんなこと気にしなくていいわ、司令官はいつも頑張ってるもの!」 

提督「そうかな?」 

雷「そうよ!」 

提督「そっか…うん、ありがと」 

グゥ 

提督「おっと」 

雷「司令官、お昼まだなの?」 

提督「あはは…本当にさっき起きたばっかりだから…」

26: 名無しさん 2015/01/29(木) 11:30:06.44 ID:Tw0BTB3vO
提督「加賀にカレーがあるって聞いたんだけど…」 

雷「ええ、あるわ。鳳翔さーん!カレーあっためてー!」 

\はーい/ 

提督「ふふふ、カレーかあ…」 

雷「司令官、嬉しそうね」 

提督「うん、カレー好きだもん」 

雷「そうなの?じゃあ、今度とびきり美味しいのを作ってあげるわ!」 

提督「やった!」

29: 名無しさん 2015/01/29(木) 13:09:16.48 ID:8qS5dZ/BO
鳳翔「はい、出来ましたよ」コト 

提督「おっ、ありがと鳳翔」 

鳳翔「いえいえ」 

提督「鳳翔はもうご飯食べたの?」 

鳳翔「はい、みんなと一緒に」 

提督「そっか。いつも美味しいご飯作ってくれてありがとうね」 

鳳翔「ふふ…そう言っていただけると、作りがいがあるというものですよ」 

雷「司令官、冷めちゃうわよ?」 

提督「あ、そうだった。いただきます!」 

鳳翔「はい♪」

31: 名無しさん 2015/01/29(木) 13:46:53.92 ID:8qS5dZ/BO
提督「んー……やっぱり鳳翔の作るカレーは美味しいなあ」 

鳳翔「ええ、自信作です」 

提督「毎日食べたいぐらいだよ」 

鳳翔「あら、お望みなら毎日作って私が食べさせてあげますよ?」 

提督「そう?うふふ」 

鳳翔「ふふっ…」 

雷「しーれーいーかーんー?」 

提督「ごめんごめん、冗談だよ」 

雷「ならいいけど…」 

鳳翔「結構本気なんだけどなあ…」ボソッ 

提督「……女の子が簡単にそういうこと言っちゃダメだよ」 

鳳翔「!? は、はい…//」 

鳳翔(聞こえてた…)/// 

雷「?」 

提督「んーん、なんでもない」

34: 名無しさん 2015/01/29(木) 14:00:40.17 ID:8qS5dZ/BO
提督「ふー、ごちそうさまー」 

鳳翔「はい、お皿片付けておきますね」 

提督「ありがとねー……はぁ…」 

雷「司令官、どうしたの?」 

提督「ん?うーん…いや、なんでもない」 

雷「……もしかして、疲れてる?」 

提督「………」 

雷「今日もお昼までぐっすりだったし…あ、そういえばどうして昨日は電と寝てたの?」 

提督「へっ!?み、見てたの!?」 

雷「見てたもなにも、毎日起こしに来てるじゃない」 

提督「あ…そ、そうだった」

43: 名無しさん 2015/01/29(木) 23:58:06.66 ID:HSt0Li6d0
雷「で、なんで電と寝てたの?」 

提督「んー…詳しいことは聞いてないんだけど、なんだか寂しかったみたい」 

雷「やっぱり…」 

提督「やっぱり?心当たりでもあるの?」 

雷「うん…あの子、みんなと一緒にいても時々寂しそうな顔してたから」 

提督「そうなんだ……でも、なんで私に甘えてきたのかな」 

雷「そうね…司令官、甘えやすそうな感じするし」 

提督「えっ、なにそれ人を軽そうな女みたいに」 

雷「言い方が悪かったわ、司令官は優しそうというか…柔らかい目をしているの」 

提督「柔らかい目?」

45: 名無しさん 2015/01/30(金) 00:36:34.22 ID:G/KIBhS00
雷「具体的に言えば、こう、見つめられた時に落ち着くというか、心が安らぐというか、あったかくなる感じがするわ!」 

提督「そうかなあ…?へへへ、なんか照れるなあ」 

雷「あとは…ここね」 

提督「胸?なんで?」 

雷「胸は母性の象徴って言うじゃない?」 

提督「それはそうだけど…私そんなに胸大きいかなあ」 

雷「十分大きいじゃない!」 

提督「でも、愛宕とか武蔵ほどじゃないし」 

雷「あの人達はどう見ても育ちすぎ!司令官は女として十分すぎる胸を持っているわ」 

提督(なるほど、だからあの時胸見られてたのかあ)

46: 名無しさん 2015/01/30(金) 00:42:12.32 ID:G/KIBhS00
提督「電が甘えたいって思ってるってことは、雷もそうなの?」 

雷「ん?んー…そうねえ、私もたまには甘えていいかしら」 

提督「うん、いいよ!おいで!」 

雷「ふふっ、じゃあお言葉に甘えて」ギュウ 

提督「おー、あったかいねえ」ギュウ 

雷「あ……これ、すご…思った以上に落ち着く……」 

提督「ふふふ、まだまだ雷も子供だねえ」ナデナデ 

雷「ん……」トロン 

提督「よしよし…寝ちゃってもいいからね」 

雷「うん………」 

提督「………」 

雷「………」

47: 名無しさん 2015/01/30(金) 00:47:22.47 ID:G/KIBhS00
雷「って、これじゃダメじゃない!」 

提督「わっ、どうしたのいきなり」 

雷「私が司令官に抱かれて寝ちゃったらまた司令官が疲れちゃうじゃない!」 

提督「えー、あんまり疲れないというかむしろ心地いいんだけど」 

雷「ダメよ、司令官も疲れてるんでしょ?ちゃんと休まなきゃダメ!」 

提督「えっ、でも私、これから仕事しないと」 

雷「ダメったらダメ!今日はもう寝なさい!」 

提督「いや、さっき起きたばっかりだから…」 

雷「むう……ならこっち来て!」グイ 

提督「うわわ、ど、どこ行くの?」 

雷「外!」

48: 名無しさん 2015/01/30(金) 00:50:07.31 ID:G/KIBhS00
提督「外?あっ、鳳翔さんも行くー?」 

鳳翔「いえ、私は夕飯の仕込みがありますので。提督、楽しんできてくださいね」 

提督「あ、うん」 

雷「しーれーいーかーんー!司令官ってばー!」グイグイ 

提督「はいはい、ごめんね」 

雷「行ってきまーす!」 

提督「じゃあまたね鳳翔、行ってきます」 

鳳翔「はい、行ってらっしゃい♪」 



鳳翔「さてと…提督の好物は……」

49: 名無しさん 2015/01/30(金) 00:59:19.56 ID:G/KIBhS00
提督「で、結局どこに行くの?」 

雷「釣り!」 

提督「釣り?」 

雷「そう、釣りなら眠くなくてもゆっくり出来るでしょ?」 

提督「うん」 

雷「はい、竿とバケツ!餌は私が持つわね!」 

提督「うん」 

雷「よーし、じゃあ行くわよ!」 

提督「おー!」

50: 名無しさん 2015/01/30(金) 01:04:24.99 ID:G/KIBhS00
提督「はー、今日はあったかいねえ…雷は寒くない?」 

雷「ええ、大丈夫よ。心配してくれてありがとね!」 

クー クー 

提督「おっ、カモメが…いっぱい集まってきたねえ」 

雷「司令官、餌はあげちゃダメよ」 

提督「なんで?」 

雷「人に餌をもらえるって学ぶと、自分で餌を取ることが出来なくなるらしいの」 

提督「へー、そうなんだ…カモメも大変だねえ」 

提督(……あれ、私、子供より知識がない…) 

クー 

提督「あ、こら。めっ」 

バサバサ 

提督「ちゃんと自立するんだよー」

51: 名無しさん 2015/01/30(金) 01:07:21.67 ID:G/KIBhS00
雷「はい、司令官!餌付け終わったわ!」 

提督「おー、ありがと。というかよく触れたねえ」 

雷「このくらい司令官の事を思えばなんともないわ!」 

提督「…これ、天龍に付けさせたらどうなるかなあ?」 

雷「きっと可愛らしいところを見せてくれるわ」 

提督「ほう…面白そうだねえ」 

雷「ふふふ」 

提督「ふふふ」

54: 名無しさん 2015/01/30(金) 23:27:57.13 ID:G/KIBhS00
提督「よい……しょっと!」ヒュン 

チャプン 

雷「えいっ」ヒュン 

チャプン 

提督「おっきいの釣れるといいね〜」 

雷「大きくなくてもいいわ、釣った分は今晩のおかずにしましょ!」 

提督「おおっ、期待してるよ」 

雷「もう、司令官も手伝うのよ?」 

提督「えー、私は食べる専門だもん」 

雷「そんなこと言って…最近お腹周り危険なんでしょう?」 

提督「うっ…!?な、なんでそれを…」 

雷「それぐらい分かるわよ、司令官、最近目に見えて食べる量が少ないもの」 

提督「あちゃー、バレてたかー…」

55: 名無しさん 2015/01/30(金) 23:39:10.07 ID:G/KIBhS00
提督「で、でもまだほら、痩せてるように見えるから」 

雷「司令官、痩せる時に必要なのは食事量の制限じゃなくて運動よ?」 

提督「それは分かってるけど…なかなか暇がないから…」 

雷「嘘。ちょくちょく休憩しては鳳翔さんや瑞鳳さんにつまみ食いさせてもらってるじゃない」 

提督「うぐぅっ!!」 

雷「確かにお腹が空くのは分かるけど、ちゃんとしっかりお昼食べて間食は一回、夜は控えめにしないとダメ」 

提督「ううう…間宮のスイーツは…」 

雷「当分ナシ。しっかり運動した日は特別に許可するわ」 

提督「…週一!」 

雷「ダメ!」 

提督「……ダメぇ?」 

雷「う…そ、そんな声でねだってもダメ!ちゃんと明日から運動すること、いい?」 

提督「はーい……」 

雷「私も演習の合間に手伝ってあげるから、ね?」 

提督「…うん、ありがと」

56: 名無しさん 2015/01/30(金) 23:47:18.75 ID:G/KIBhS00
雷「しかし…あれね…」 

提督「あれだね……」 

雷「………」 

提督「………」 

プカプカ 

ザザーン… 

雷「………」 

提督「………」 

ザザーン… 

雷「ふわあ……」 

提督「……ふわ…ん…」 

雷「はぁ……」 

提督「ふぅ……」 

「「平和だねえ〜……」」

57: 名無しさん 2015/01/30(金) 23:52:59.55 ID:G/KIBhS00
「ん?よう二人とも、何してんだ?」 

提督「あ、木曾。今ね、釣りしてるんだけどなかなか釣れなくて」 

木曾「釣り?釣果はどうなんだ?」 

雷「おでこね…かれこれもう30分ぐらいこうしてるんだけど」 

木曾「……もしかして、餌食われてるんじゃないのか?」 

提督「えー、でも食べられてる感覚なかったし…」 

木曾「いいから、二人とも一旦上げてみろよ」 

提督「はーい」キュルキュル 

雷「よいしょ、よいしょ」キュルキュル

58: 名無しさん 2015/01/31(土) 00:05:30.61 ID:QgSWKzv50
提督「どれどれ…あーっ!!」 

木曾「ほら、やっぱりな」 

雷「あっ、私のも取られてる…いつの間に」 

木曾「やれやれ、二人揃ってだらしねえなあ」 

提督「むう…なら木曾がやってみてよ」 

木曾「俺か?いいぜ、手本を見せてやる」 

雷「自信満々ねえ」 

木曾「餌は…これか。よっと」スス 

提督「おお…手慣れてる感すごい」 

雷「見かけによらず意外と器用なんだ…」 

木曾「手が空いているなら餌撒いておいてくれないか?魚が集まるからな」 

提督「あ、うん。やるよ雷!」 

雷「ええ!」

59: 名無しさん 2015/01/31(土) 00:22:19.03 ID:QgSWKzv50
提督「それ」シャーッ 

雷「それっ」シャーッ 

提督「……おお?なんかこれ、楽しいね」バッ 

雷「そうね、なんだか気分が高揚するというか」バッ 

提督「わっしょい!」サッー 

雷「わっしょい!」サッー 

提督「あっそーれ!あっそーれ!」ブワッ 

雷「あっそーれ!あっそーれ!」ブワッ 

提督「ええじゃないか!ええじゃないか!」バサッ 

雷「ええじゃないか!ええじゃないか!」バサッ 

\あはははははは!/ 

木曾「楽しそうで何よりだ…そりゃっ!」 

チャプン

60: 名無しさん 2015/01/31(土) 00:33:27.83 ID:QgSWKzv50
木曾「二人とも、もういいぞ。あとは静かに待っててくれ」 

提督「えー、楽しかったのにー」 

雷「まあまあ司令官、ここは木曾さんの言う通りにしましょう?」 

提督「…うん、魚釣りが目的だしね」 

木曾「よし……準備が済んだらあとは待つだけだ。全力で竿を握る手に集中して、魚が食いつくのをひたすら待つ……」 

提督「………」ゴクリ 

雷「………」ゴクリ 

木曾「………………」 

ピクッ ピクピク 

チャプン 

木曾「来たッ!」

61: 名無しさん 2015/01/31(土) 00:45:14.88 ID:QgSWKzv50
木曾「うおおおおおおおお!!!」キュルキュル 

ザパァアン 

ボトッ 

魚「」ピチピチ 

木曾「ふっ……これが実力ってもんだ」 

提督「おおおおおお!!!かっけーーーーーー!!!」 

雷「すごい、すごいわ!」 

木曾「そう褒められるほどのことじゃないさ、すぐに出来るようになる」 

提督「へー…あっやば、早くバケツに移さないと」 

魚「」ピチピチ 

提督「ああ、動かないでってば…針抜けないよ」 

魚「」ピチ… 

提督「よーし、いい子いい子」ググ

62: 名無しさん 2015/01/31(土) 00:54:39.33 ID:QgSWKzv50
雷「よーし、この調子でどんどん釣っちゃいましょう!」 

提督「木曾、ありがとね!」 

木曾「これぐらいお安い御用さ、お前と一緒に居られるならな」 

提督「もー、またそういうことをキッパリ言う」 

木曾「俺は本気なんだけどな」 

提督「はいはい、演習あるんでしょ?行かないと遅れるんじゃない?」 

木曾「ん?あー、そうだな…いいや、俺も付き合おう」 

提督「いいの?」 

木曾「一日ぐらい問題ないさ。それに、いつお前と同じ時間を過ごせるか分からないからな」 

提督「だから、また……もう、本気にしてもいいの?」 

木曾「ああ、俺はお前の事が好きだから」 

提督「……!」キュン

63: 名無しさん 2015/01/31(土) 01:08:05.51 ID:QgSWKzv50
提督「も、もう!冗談だってば!」 

木曾「そうか?……まあいい、それより今度街の方に出掛けないか?」 

提督「え?えっと…何か欲しいものでもあるの?」 

木曾「いや、俺がお前に服を買ってやるんだ。最高のコーディネートを見せてやる」 

提督「で、でも悪いよ、そんなの」 

木曾「気にするなって、日頃の感謝の気持ちってヤツさ」 

提督「なんか、急にそう改まられると恥ずかしいなあ…えへへ」 

木曾「…もちろん、二人きりでな」 

提督「………うん///」 

木曾「よし、決まりだな!」 

雷「しれいかーん!見て見て、一匹釣れたわ!」ピョンピョン 

提督「ふふふ、私達も行こっか」 

木曾「ああ、手取り足取り教えてやる」

65: 名無しさん 2015/01/31(土) 23:06:03.14 ID:QgSWKzv50
提督「おー、また釣れた」 

雷「ふふふ、大量ね!」 

木曾「ふっ、俺のおかげだな」 

提督「そうだねえ…ところで木曾?」 

木曾「ん、どうした?」 

提督「そのぉ…ずっと後ろから手握られてたら、針外せないんだけど…」 

木曾「おっと、それは悪かった」パッ 

提督「はー、ドキドキした…」 

雷「あら、奥まで刺さっちゃってる…」 

木曾「どれ、見せてみな」 



魚「」ピチピチ 

提督「もう…あれじゃ抱き締められてるのと同じじゃない…」グイ 

魚「」ピタッ 

提督「はあ……でも、木曾、あったかかったなあ……」

66: 名無しさん 2015/01/31(土) 23:35:11.42 ID:QgSWKzv50
提督「………何言ってんだろ私」グッ 

魚「」ビクン! 

提督「!」 

ブスッ 

提督「痛っ……!」 

雷「司令官、どうしたの…あっ!」 

木曾「おい、血が出てるじゃないか!」 

提督「お"お"お"…こ、これくらい大丈夫…」ググ 

木曾「あっ、無理やり抜いたら…!」 

提督「でぇい!」グイッ 

ブシャアッ 

提督「おおおおお!??!痛ぁぁああああああ!!!」 

雷「いやああああああ!??血が、血がー!!」 

木曾「だから言ったのに……」

67: 名無しさん 2015/02/01(日) 00:07:05.70 ID:BtYgLR120
雷「こっここ、こういう時はどうするんだっけ、えっと、えっと」アタフタ 

木曾「とりあえず中に戻ろう、消毒と止血が出来るものが何もないからな」 

雷「あ、うん!」 

木曾「雷は竿とバケツを片付けておいてくれ。俺は提督を医務室まで連れて行く」 

雷「分かった、司令官を頼んだわ!」 

木曾「ああ、任せろ。ほら、立てるか?」 

提督「うん、大丈夫……ぐうう、痛みが増してきた…」 

木曾「安心しろ、俺がついてるからな。ほら、行くぞ」ギュッ 

提督「うん…」

69: 名無しさん 2015/02/01(日) 00:24:38.24 ID:BtYgLR120
医務室 

ガラッ 

木曾「失礼するぞ。誰かいるか?」 

シーン… 

木曾「……誰もいないのか。お前はそこに座っててくれ、すぐに応急処置をするからな」 

提督「…うん……」 

提督(なんだか…頭がぼーっとしてきちゃった……) 

木曾「えっと…包帯と消毒液はどこだ……くそっ、こんなことならもっとちゃんと…」ガサゴソ 

提督(……血ってあったかいなあ…) 

木曾「くっ…俺のミスだ…早く治療してやらないと…」 

提督(木曾……私のためにこんなに必死になってくれてる…)

70: 名無しさん 2015/02/01(日) 00:33:23.69 ID:BtYgLR120
木曾「……あ、あった!提督、手出してくれ!」 

提督「あ、うん…」スッ 

木曾「まずは消毒からだな……ちょっと染みるぞ」 

ピチャ 

提督「……っ!!ふぐぅっ……!」 

木曾「もう少しで終わるから動かないでくれ……大丈夫だからな、俺がついてるからな…」ピチャ 

提督「うんっ……!」 

木曾「……よし、終わり!よく頑張ったな!」ポンポン 

提督「あはぁ……」 

木曾「あとはガーゼかぶせて包帯を巻くだけだから、じっとしててくれよ」 

提督(……木曾………)

71: 名無しさん 2015/02/01(日) 00:42:06.53 ID:BtYgLR120
木曾「……これでよし。どうだ、大丈夫か?ズレてないか?」 

提督「うん、平気……」 

木曾「なら良かった…」 

提督「う……ぅん…」グラッ… 

ポスン 

提督「あ……」 

木曾「大丈夫、じゃないみたいだな」 

提督「えへ……ちょっと血が出過ぎちゃったみたい」 

木曾「……すまない、俺がもっと早く動いていれば」 

提督「ううん…少し休んだら、すぐに治るから……」 

木曾「………そうか」 

提督「それにね…」 

木曾「……?」

72: 名無しさん 2015/02/01(日) 00:48:39.81 ID:BtYgLR120
提督「木曾の気持ちは、いっぱい伝わったから……ね…」ギュウ 

木曾「……ああ」ギュウウ… 

提督「木曾……ありがとう…」 

木曾「ああ……」 

提督「……………」 

木曾「………提督?」 

提督「…すぅ……」 

木曾「………」ポンポン 

提督「んん……木曾…」 

木曾「……俺は、お前のためならなんだって………」

73: 名無しさん 2015/02/01(日) 01:38:39.57 ID:BtYgLR120
ドドドド…… 

ガラッ 

雷「司令官っ!!」 

木曾「しーっ……」b 

雷「えっ?……あっ」 

木曾『分かったか?』クチパク 

雷「」コクコク 

提督「ぐう……」 

雷「…まーた幸せそうな顔して寝てる」 

木曾「ふっ、きっと俺がいるからだな」 

雷「むー…なんだか妬いちゃうわね」 

木曾「フフ…そうだ、提督、貧血みたいだから…」 

雷「分かってるわ、今鳳翔さんが釣った魚揚げてくれてるから」 

木曾「……ありがとう」 

雷「ふふふ、お互い様でしょう?」 

木曾「ふっ…そうだな」 

提督「んにゃ……えへへ…」

83: 名無しさん 2015/02/02(月) 19:33:33.73 ID:tLv5UoKB0
提督「んん……はっ」パチッ 

木曾「む、起きたか。調子の方はどうだ?」 

提督「うん…もう大丈夫みたい」 

「司令官さん……」 

提督「え?あ、電」 

木曾「お前が怪我したって聞いてすぐに飛んできてな。ずっと心配そうにソワソワしてたぞ」 

提督「そうなんだ…ごめんね電、心配かけて」 

電「ううん、いいのです。司令官さんが無事なら、安心したのです」 

提督「……うん」 

木曾「………幸せ者だな」 

提督「うん、本当にありがとう」 

木曾「よせよ、俺とお前の仲だろ」 

提督「木曾は優しいね」 

木曾「お前程じゃないさ」 

提督「ふふっ…そうかも」

84: 名無しさん 2015/02/02(月) 20:03:50.13 ID:tLv5UoKB0
木曾「ところで手は大丈夫か?痛まないか?」 

提督「え?うーん…」 

電「手をグーパーしてみるのです」 

提督「むぅん……」グググ 

提督「いたっ!いだだだだ!!」 

電「やっぱりダメそうですか…?」 

木曾「まあ、肉が抉れてたからな…無理もない」 

提督「んぐぉおおお…すごい痛い…」ピクピク 

電「こればかりはどうしようもないのです…」 

木曾「だな。我慢してくれとしか言えないな」 

提督「ううう……」

85: 名無しさん 2015/02/02(月) 20:10:36.89 ID:tLv5UoKB0
木曾「けど、もう元気そうだな。そろそろ食堂の方行くか」 

提督「あ、うん」 

提督(…もうちょっとだけ、木曾の膝枕を堪能してたかったけどな〜……)ジー 

木曾「ん、どうした?」 

提督「んーん、なんでもない」 

木曾「そうか?照れ隠しのように見えるが」 

提督「もー、そんなんじゃないって」 

木曾「ふふふ、隠し事は良くないぞ」 

電「むぅ…二人とも、早く行くのです!」 

木曾「おっと、そうだったな」 

提督(助かったような、そうでないような……)

86: 名無しさん 2015/02/02(月) 20:39:30.28 ID:tLv5UoKB0
提督「よいしょ…っと、うわわ」フラッ 

ガシッ 

木曾「おいおい、大丈夫か?」 

提督「わ…すご、近っ……///」 

木曾「?」 

提督「あ、ご、ごめん」スッ 

木曾「まだ足元がおぼつかないみたいだな。ほら」 

提督「えっ?」 

木曾「こんな状態で歩いたらまた転ぶだろ?ほら、おぶってやるから」 

提督「で、でも、恥ずかしいよ」 

木曾「さっきまで膝枕してたろ、何を今さら」 

提督「そ、そうじゃなくて、誰かに見られるかもしれないから…」 

電「なら、電がおんぶするのです!」 

提督「えっ!?」

87: 名無しさん 2015/02/02(月) 20:45:29.63 ID:tLv5UoKB0
電「司令官さん、どうぞ!」スッ 

提督「えっ…」 

電「」キラキラ 

提督「うっ…わ、分かったよ…」 

電「はい!」 

グイ 

提督「よい、しょっ…」 

電「!!」 

提督「…あの、電?」 

電「ふっ……んぐぐ…」プルプル 

提督「い、電?重いなら下りるよ?」 

電「だ、大丈夫…なのです!電のっ、本気をっ、見るのですっ!」グググ 

提督「う、うん…」

88: 名無しさん 2015/02/02(月) 20:51:45.70 ID:tLv5UoKB0
電「ううっ…や、やっぱり、ダメ…なのです……」プルプル 

提督「だよね…ごめんね、重くて…」スッ 

電「違うのです…電の力不足なのです……」 

木曾「まあまあ、あまり無理はするものじゃないさ。ほら、俺がおぶってやるから」スッ 

提督「お世話になります…」 

グッ 

木曾「…………!」 

提督「…どうしたの?」 

木曾「いや、その……」 

提督「なに?」 

木曾「……お前、着痩せするタイプなのか?」 

提督「!!!」

89: 名無しさん 2015/02/02(月) 21:02:07.52 ID:tLv5UoKB0
提督「…………」ズーン 

木曾「そ、その…他意はないんだ、信じてくれ」 

提督「分かってますよー……ちゃんと痩せますよー……」 

提督「はぁ………」 

テクテク 

提督「………」 

提督(…こんなに小さい背中なのに、しっかりと私を支えてくれてる……) 

提督(…もっと、甘えてもいいのかな…) 

提督「………」ギュッ 

木曾「……! ふふ…」 

提督「………///」 

電「むー…見て見ぬ振りをするのです」 

提督(ごめんね、電)

94: 名無しさん 2015/02/03(火) 16:06:37.47 ID:WtyjxCDP0
食堂 

ガチャ 

木曾「邪魔するぜー」 

雷「あっ、木曾さん!司令官は?」 

提督「やっほー」フリフリ 

雷「司令官、もう大丈夫なの?」 

提督「うん、ご飯食べたら完璧になるよ〜」 

雷「ええ、もう出来てるわ!ほら、みんな座って!」ガガガ 

木曾「うむ」 

電「いい匂いがするのです…」 

提督「ふふふ、楽しみだねえ」

95: 名無しさん 2015/02/03(火) 16:34:35.23 ID:WtyjxCDP0
鳳翔「色んな魚がいたので…全部揚げちゃいました」コト 

提督「わあ、美味しそう」 

木曾「うむ、綺麗に揚がっているな。提督、何をかけて食べるんだ?」 

提督「ん?私は何もかけないよ」 

木曾「そうか。なら、ほら」スッ 

提督「えっ、いやいやいや」 

木曾「いやいやじゃないだろ、利き手使えないんだろ?」 

提督「むぅ…左手で食べられるもん!」 

雷「大丈夫なの?」 

提督「それぐらい出来るってば!お箸貸して!」

96: 名無しさん 2015/02/03(火) 16:43:00.53 ID:WtyjxCDP0
提督「もー…あんまり大人を舐めないでよね…」カチャ 

ポト 

提督「……あんまり大人を…」カチャ 

ポト 

雷「………」 

電「………」 

木曾「………」 

鳳翔「………」 

提督「………」カチャカチャ 

ポト 

提督「…うっ……ううっ、うっうっ…」 

電「し、司令官さん!それぐらいで泣いちゃダメなのです!しっかりするのです!」 

鳳翔「そ、そうです!子供じゃないんだから!」

97: 名無しさん 2015/02/03(火) 17:00:35.41 ID:WtyjxCDP0
提督「ごめん…ごめんね木曾…食べさせて……」 

木曾「お、おう…」 

雷「えーっ、そんなのずるいわ!」 

提督「え?」 

電「い、電も食べさせてあげるのです!」 

提督「え、ちょ」 

鳳翔「な、なら私も!」 

提督「あの」 

木曾「こらお前ら!邪魔だ!」 

提督「け、喧嘩はやめ」 

「「司令官は黙ってて!!」」 

提督「ハイ……」 

提督(……あれ…普通に刺して食べればよかったんじゃ…)

98: 名無しさん 2015/02/03(火) 17:56:02.59 ID:WtyjxCDP0
〜〜〜 

提督「げふっ…」 

鳳翔「どうでしたか?」 

提督「お…美味しかったよ…」 

鳳翔「ふふっ、ありがとうございます♪」 

提督(まさか全部一人で食べさせられるとは思わなかった……) 

雷「さあ司令官、食後の運動よ!」 

提督「ええ…ちょっとだけ休ませて…」 

雷「そう?なら向こうの部屋で待ってるわね!」タタタ 

電「電も付き合うのです」タタタ 

鳳翔「あ、そうだ…私もそろそろ演習に行かないと…」 

提督「いってらっしゃーい…」 

バタン 

木曾「…行ったな」 

提督「うん…」

99: 名無しさん 2015/02/03(火) 18:45:51.27 ID:WtyjxCDP0
提督「うう……」 

木曾「大丈夫か?」 

提督「お腹の中で脂がぐるぐる回ってる……」 

木曾「そ、そうか…すまなかった…」 

提督「ううん、いいよ…みんな善意でやってることなんだから」 

木曾「…出来れば、俺だけが食べさせてやりたかったんだがな」 

提督「………」 

木曾「…こんな話になると、お前はいつもはぐらかすんだな」 

提督「…バレた?」 

木曾「そりゃあな。お前に好きだとか愛してるとか言ったのは十回や二十回じゃきかないはずだ」 

提督「そんなに言って……いや、そうだね…ずっとはぐらかしてきたもんね」

100: 名無しさん 2015/02/03(火) 19:25:38.49 ID:WtyjxCDP0
木曾「なあ……俺じゃダメか?」 

提督「………」 

木曾「お前が好きで好きで堪らないんだ。俺を選んでくれ、俺が絶対に護ってやる、約束しよう」 

提督「………ごめん」 

木曾「………」 

提督「…木曾の気持ちは嬉しいし、もちろん私は木曾の事も大好きだよ。でもね、私は……」 

木曾「………」 

提督「…私は、みんなの事も大好きだから。誰か一人を選ぶのはみんなに申し訳ないから……ごめんね」 

木曾「……そうか…」

101: 名無しさん 2015/02/03(火) 19:44:09.36 ID:WtyjxCDP0
木曾「…なんか、安心したよ」 

提督「え?」 

木曾「ずっとずっと、何回もはぐらかされ続けてたから…俺、お前に嫌われてるのかと思ってて…」 

提督「………」 

木曾「けど…お前と離れるのが嫌で、ずっと近くにいたくて…お前の本心を聞きたかったんだ……」 

提督「うん……」 

木曾「そっか…俺、嫌われてないんっ、だよな……嫌われて…なっ…」ポロ… 

提督「木曾……」 

木曾「ごっ、ごめ…俺、ずっと怖くて、でも、安心したら、っな、涙が…」ポロポロ 

提督「…うん」ギュッ 

木曾「そんな…優しくされたら、もう、とまらな……ううっ…」 

提督「うん…今は泣いていいから…ね」 

木曾「ふ、っう…うう、うあああああっ……あああああああ…!」ポロポロ ギュゥゥゥ… 

提督「…………」ポンポン 

〜〜〜

105: 名無しさん 2015/02/05(木) 09:38:50.49 ID:UXbCZiJrO
木曾「…情けないところを見せてしまったな。もう大丈夫だ」 

提督「本当に大丈夫?」 

木曾「ああ。お前は心配性だな」 

提督「たまには甘えてもいいんだよ?」 

木曾「気持ちはありがたいが、それはこっちの台詞だ。お前はいつも頑張りすぎなんだよ、たまには甘えてこい」 

提督「………そうだね。また、膝枕してもらってもいいかな」 

木曾「ああ、約束だ」 

提督「うん」 

木曾「指切りでもげんまんするか?」 

提督「もう、そんな子供じゃないよ」 

木曾「ふふふ、そうだな」

106: 名無しさん 2015/02/05(木) 10:34:51.68 ID:UXbCZiJrO
提督「じゃあ私、そろそろ行くね」 

木曾「ああ」 

提督「木曾も来る?」 

木曾「いや、俺はそろそろ用があるから」 

提督「そっか、わかった」 

木曾「あまり無理するなよ」 

提督「うん、ありがと」クル 

木曾「……あ、ちょっと待ってくれ」 

提督「ん?」

107: 名無しさん 2015/02/05(木) 10:38:49.15 ID:UXbCZiJrO
木曾「横向いて、ちょっとだけ屈んでくれ」 

提督「? こう?」スッ 

木曾「そうそう、じっとしててくれよ」 

提督「うん」 

チュッ 

提督「ひゃっ」 

木曾「ふふ……じゃあな!」タタタ 

バタン 

提督「………」 

提督「………」サスサス 

提督「頬へのキスは……」 

提督「親愛、かあ……」

118: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:18:47.08 ID:w0qaM3r70
提督「やー、お待たせー」 

雷「司令官、遅い!」 

提督「あはは、ごめんね、ちょっと話し込んじゃってさ」 

電「……?司令官さん、ちょっと顔が赤いのです」 

提督「え?あ、ああ、食堂、暖房効きすぎてたからかな?」 

電「そう……なのですか?」 

雷「なんでもいいわ、早くやりましょう!」 

提督「はーい」

119: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:27:06.30 ID:w0qaM3r70
雷「とは言っても…もうすぐ夕飯だし、あんまり激しい運動は出来ないわね」 

提督「えー、じゃあどうするの?」 

雷「そうね……なら、今日は食前と食後のストレッチだけにしましょうか」 

提督「むー、ストレッチかあ…」 

電「イヤなのですか?」 

提督「嫌じゃないんだけど…こう、もっとわーって運動したいっていうか」 

雷「え?司令官、運動嫌いじゃなかったの?」 

提督「えっ、嫌いどころかむしろ好きだよ?」 

雷「なら、なんで運動するの渋ったの?」 

提督「いや…太ってきてるんだなと思われるから」 

雷「そう?それくらい別に構わないんじゃない?」 

提督「乙女心は複雑なんだよ…」

120: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:33:57.94 ID:w0qaM3r70
提督「まあ…もう知られてるから、今さらどうでもいいんだけど」 

電「あのー、まだ始めないのですか?」 

雷「そうね、じゃあ司令官、足開いて座って」 

提督「よいしょっと…うわ、なんか懐かしい気分」 

雷「はーい、そのまま上体を前に倒してー」 

提督「うううぅ"ぅ"〜〜……」グググ 

雷「電、司令官の背中押してあげて」 

電「よいしょ…」ググ 

雷「ゆっくり息を吐いて〜」 

提督「ふぅぅ〜〜……」ペタン 

雷「司令官、身体柔らかいのね」 

提督「ん〜…あ、なんか痛気持ちいい……」

121: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:47:18.73 ID:w0qaM3r70
電「………」ググ 

提督「ぐおお〜……」グググ 

電(司令官さんの背中、あったかい……) 

電(髪も鮮やかな黒で…すごく長くて綺麗……) 

電「……んっ…」スンスン 

提督「………!」 

電「はぁ……」 

提督「………電、電」ボソボソ 

電「!」 

提督「今日の夜、また私の部屋においで?」ボソボソ 

電「……!」コクン 

雷「………」

122: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:48:13.85 ID:w0qaM3r70
提督「……はぁ、柔軟もいいもんだねえ」 

雷「よし、じゃあ電も司令官と同じようにして」 

電「うん」 

雷「押すわよー」ググ 

電「はい……なのです…」グググ 

提督「……なんか、こうして一人で待ってると学生の頃思い出すなァ…」 

雷「学生の頃?」 

提督「うん、私ここに来るまではずっと静かだったから」 

雷「へぇ、どうして?」 

提督「……まあ、色々あって塞ぎ込んじゃってね」 

雷「ふーん……」 

電「お、お姉ちゃん……もうそろそろ離してほしいのです……」プルプル 

雷「あっ、ご、ごめん!」パッ

123: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:54:59.71 ID:w0qaM3r70
雷「次は…二人とも、背中くっつけて腕組んで」 

提督「ほい」ガシッ 

電「はい」ガシッ 

雷「やっぱり身長差があるけど…まあ、問題ないわよね。提督、前に身体倒してー」 

提督「よいしょー」グイ 

電「おおぉ……足が浮くのです」 

提督「どう?」 

電「あっあぁ…なんか、不思議な感じがするのです……」 

提督「ほれほれ〜」グイグイ 

電「あっ、あっ、あっ、あっ」ピクピク 

雷「司令官!!」 

提督「うふふ、ごめんごめん」 

電「あへぇ…」

124: 名無しさん 2015/02/05(木) 23:58:58.53 ID:w0qaM3r70
雷「じゃあ次、電……大丈夫?」 

電「あ、だ、大丈夫なのです」グイ 

提督「おお〜……」バキッ パキパキ 

雷「うわ、すごい音」 

提督「ぜ"ん"ぜ"ん"・"ん"ど"・"じ"で"な"が"っ"だ"が"ら"ね"ぇ"〜"」 

電「す、すごい声…」 

ドドドドド 

提督「……ん?」 

雷「あれ…?」 

電「? どうしたのです?」 

提督「アレ、球磨だよね?」 

雷「ええ、そうみたいだけど」

125: 名無しさん 2015/02/06(金) 00:05:01.05 ID:A5ttv2Ex0
ドドドドド 

球磨「なんで木曾を泣かせたクマーーーーーーーーーッ!!!」ドゴォッ 

提督「ぐびゃあ!?」 

雷「しっ、司令官!?」 

球磨「訳を話すクマ!!場合によっては許さないクマァ!!」ガッ ユサユサ 

提督「あうあうあう」 

電「く、球磨さん!何を!?」 

球磨「二人は黙ってるクマ!!!」 

雷電「「ひい…」」 

提督「く、球磨ちゃん!お、落ち着いて!」 

球磨「大切な妹が泣いてるのに落ち着いてなんていられないクマ!!」 

提督「わ、分かった!話すから!」

126: 名無しさん 2015/02/06(金) 00:14:35.67 ID:A5ttv2Ex0
提督「……ということがあってね?」 

球磨「………へ?」 

提督「うん、まあ、結論を言うと、ただの早とちりかな」 

球磨「………わ"ーーーーっ!!ごごご、ごめんなさいクマ!!」 

提督「いやいや、私にだって責任はあるし…球磨は悪くないよ」 

球磨「こ、今度どこか遊びに連れて行ってあげるから!それで許してほしいクマ!」 

提督「いやだから、怒ってないから…」 

球磨「それでも球磨の気が済まないクマ!これはケジメクマ!」 

提督「わ、分かったよ…」 

球磨「よ、よし!じゃあ球磨は帰るクマ!失礼しましたクマ!」 

ドヒュン

127: 名無しさん 2015/02/06(金) 00:21:21.04 ID:A5ttv2Ex0
雷「なんだったの一体…」 

電「嵐のようだったのです…」 

提督「えっと…早とちりしたところまではいいんだけど、たぶん私が怒ると思ったんじゃないかな…」 

電「怒る?司令官さんが?」 

提督「ああ、うん……」 

雷「司令官が怒ったところって見たことないわね…どんな感じなの?」 

提督「えっと、私もよく覚えてないんだけど…前に私が二徹ぐらいだったかな?で仕事してた夜、球磨型の部屋のみんなが枕投げか何かをしてて騒いでたの」 

電「ふむふむ」 

提督「で、それが耳に障って最初はやんわり注意したんだけど、それでもやめる気配がなくて…」 

雷「あー……」

128: 名無しさん 2015/02/06(金) 00:28:21.26 ID:A5ttv2Ex0
提督「球磨型の部屋に怒鳴り込んで、その後のことはよく覚えてないんだけど……次の日から二週間ぐらい球磨型全員に露骨に逃げられてたね」 

雷「二週間って……」 

電「いったい何をしたらそうなるのですか…」 

提督「さあ…木曾も私の顔を見るなり『ひいっ!』って言いながら慌てて逃げ出すぐらいだったから相当怖かったんじゃないかな…」 

雷「あの木曾さんですら恐れるとは…」 

電(司令官さんだけは怒らせないようにしよう…) 

提督「まあ、その後ちゃんと仲直りしたからよかったんだけど…あの時の北上可愛かったなあ……えへへ」 

雷「北上さん、どうしちゃったの?」 

提督「んー?一番に私にもう怒ってないか聞きにきて、私がうんって言ったらその場にへたり込んで泣き出しちゃって…」 

雷「あららら…」

129: 名無しさん 2015/02/06(金) 00:37:01.00 ID:A5ttv2Ex0
提督「『よかったぁ…よかったよぉ…』って言いながら泣きじゃくってて…可愛かったけど泣き止ませるのも大変だったよ」 

雷「へぇー、北上さんが…意外ねえ」 

提督「大井ちゃんなんか『やだあああああああ!!見捨てないでええええええええええっ!!』って泣き叫びながら抱き着いてきて離さなかったもん」 

雷「大井さんが?ちょっと見てみたい気もするけど…司令官を怒らせるのは嫌ねえ」 

提督「そう?ふふふ、優しいねえ」 

雷(そういう意味で言ったんじゃないんだけど……) 

電(たぶんそういう意味で言ったんじゃないのです…)

133: 名無しさん 2015/02/06(金) 13:09:46.68 ID:3YTgFvuLO
加賀「はぁ……ここにいたんですね」 

提督「うっ…か、加賀…!」 

加賀「いつまで経っても執務室に帰ってこないと思えば、仕事もせずにこんなところで…何をしていたんですか?」 

提督(うわー、やばい…敬語になってるってことはかなり怒ってるなあ…) 

加賀「なんとか言ったらどうですか」 

雷「ま、待って加賀さん!司令官は悪くないの!」 

提督「雷……」 

加賀「………」 

雷「私が司令官にっ」 

提督「……嘘はダメだよ、雷」 

雷「え?」

134: 名無しさん 2015/02/06(金) 14:59:36.40 ID:flVnNi3WO
提督「ごめんなさい、加賀。私が雷に一緒にサボろうって言い出したの」 

加賀「………」 

雷「しれいか…むぐっ」 

提督『いいから任せて、ね?』 

雷(司令官……) 

提督「悪いのは全部私だから、雷には何もしないであげて…お願い」 

加賀「………はぁ……分かったわ」 

提督「加賀…!」 

加賀「執務室に私ではどうしようもない書類があるから、あなたは今すぐそれを片付けてきて」 

提督「うん、分かった!」タタタ

135: 名無しさん 2015/02/06(金) 16:05:31.94 ID:A5ttv2Ex0
雷「あ、あの、加賀さん」 

加賀「なに?」 

雷「本当は、私が…」 

加賀「…分かっているわ。あの人のことだから、あなた達を庇うために嘘をついたのでしょう?」 

雷「うん……」 

加賀「心配いらないわ、あなた達を責めるつもりはないから」 

電「でも、司令官さんは……」 

加賀「全部あの人が悪いのよ、疲れてるならそう言えばいいのに何も言わずこんなことをするのだから」 

雷「! じゃあ……」 

加賀「ええ、しばらく休むように言っておくから。私に任せて」 

雷「ええ、よろしくお願いするわ!」 

加賀「それじゃあ、またあとでね」 

電「……加賀さん、優しいのです」

136: 名無しさん 2015/02/06(金) 16:09:14.43 ID:A5ttv2Ex0
加賀「はぁ………」 

加賀「疲れてるならそう言えばいいのに……どうしてあの人はこう…」 

加賀「自分のことはそっちのけで人のことばかり心配して…」 

加賀「もっと素直になればいいのに…」 

加賀「…………」 

加賀「……いや、それは私にも言えることで……でも私は提督が…」ブツブツ

141: 名無しさん 2015/02/08(日) 01:29:24.03 ID:wfbBKlZH0
執務室 

提督「はぁー、結局お仕事かあ…」 

提督「……まあ仕方ないか、昼休んだ分頑張ろうっと」 

提督「えっと、片付けないといけない書類は……あ、これか」 

提督「………うわ、すご…記入欄全部埋まってる…」 

提督「後は……私のサインだけか」 

提督「んむむ…これくらいなら左手でも…」 

カキカキ 

提督「…よし、大丈夫」 

提督「…というかそもそもなんでサインにするのさ…最初っからハンコにしておけばこんな手間もかからないのに…」 

提督「まったく、どうしてこう上の人達は頭が固いのかなあ……そもそも考え方が…」ブツブツ

142: 名無しさん 2015/02/08(日) 01:57:44.39 ID:wfbBKlZH0
提督「ふー、これで終わりかな…」ギギ 

提督「…ん?あ、やば…資材及び経費の……???」 

提督「……ダメだ、全然分からん…というかまったく把握してない」 

コンコン 

「加賀です」 

提督「あ、ちょうどよかった。入って入って」 

ガチャ 

加賀「…失礼します」 

バタン 

加賀「………」カチャン… 

提督「ねえ、加賀って確か資材とか経費とかの帳簿付けてたよね?」 

加賀「………」 

提督「加賀?」

143: 名無しさん 2015/02/08(日) 02:34:28.43 ID:wfbBKlZH0
加賀「ええ…そうね」 

提督「じゃあ、これ分かる?」 

加賀「…見せて」ズイ 

提督「っ………えと、燃料と弾薬の支出は問題ないんだけど、ボーキサイトの支出が記載されてる分より明らかに多くて…そのことに関して通達が来てるんだけど」 

加賀「なるほど……」 

提督「……えっと、あの、加賀?」 

加賀「なに?」 

提督「そのー、ちょっと近いかなーって…」 

加賀「そう?」 

提督「う、うん…その、恥ずかしいから…」 

加賀「……そう」スス

144: 名無しさん 2015/02/08(日) 02:38:55.95 ID:wfbBKlZH0
提督「ほっ……で、この件について、なにか心当たりとかない?」 

加賀「……あ」 

提督「あった?」 

加賀「心当たりというか…正解なのだけれど」 

提督「なになに?」 

加賀「……赤城さんのつまみ食い」 

提督「あっ…ああー……」 

加賀「はぁ…私から言って聞かせておくわ」 

提督「あはは…よろしくね」 

加賀「………あの、提督」 

提督「ん?」

145: 名無しさん 2015/02/08(日) 02:53:10.69 ID:wfbBKlZH0
加賀「…最近、お疲れのようね」 

提督「んー?そんなことないよ?」 

加賀「なら、なぜ今日は仕事をしなかったの?」 

提督「えっ……と…」 

加賀「……提督………」ガシ 

グイ 

提督「ひゃっ…!?」ポスン 

加賀「…嘘はつかないで……」 

提督(な……な、な、なにこれ…!?か、加賀に…抱かれてる……!??) 

加賀「確かに頑張るのはいいけど…それで身体を壊したら元も子もないわ」 

提督「あ…う、うん…そう、だよね…///」

146: 名無しさん 2015/02/08(日) 03:00:55.80 ID:wfbBKlZH0
加賀「誰もあなたが倒れるところなんて見たくない……そう思ってるはずよ」サラサラ 

提督「う、ぅうん……」ピクッ 

提督(か、髪触られるのくすぐったい…) 

加賀「みんなあなたのことを心配してるから…」 

提督「うん……」 

加賀「……そして、私も…あなたのことが、心配……だから…」スッ… 

提督「!」 

提督(わ、か、顔近付いてくる…!これ、もしかして……っ!)カァアア 

提督「だっ……ダメだよ、加賀…///」 

加賀「…どうして?」 

提督「どうしてって、私達、女同士だし、こんなの、おかしいよ……」

147: 名無しさん 2015/02/08(日) 03:05:46.90 ID:wfbBKlZH0
加賀「……本当に、心からそう思ってるの?」 

提督「え……?」 

加賀「嘘はつかないで、って…私は言ったはずよ?」ズイ 

提督「な、なに…?どういうこと…?」 

加賀「……あなたも女性が好きなのでしょう?」 

提督「……!!!」ビクッ 

加賀「…大丈夫よ、心配いらないわ……」スッ… 

提督「あ……!ま、まっ…加賀……っだ、ダメっ………!///」

154: 名無しさん 2015/02/08(日) 15:19:04.05 ID:wfbBKlZH0
ガチッ 

<ん?なんで鍵かかってんだ? 

提督「!」 

加賀「………」パッ 

<おいこらー、開けろー 

提督「あ、うん!すぐ開けるね!」 

ガチャ 

天龍「せっかく遠征から帰ってきたってのになんで鍵なんて…二人で何してたんだ?」 

加賀「…私はこれで」スタスタ 

天龍「あ、お、おい」 

バタン 

天龍「……なんかあったのか?」 

提督「………」ボー 

天龍「おいっ」ペシペシ 

提督「え?あ、ああうん、なんか、二人で相談したいことがあったみたい」 

天龍「ふーん……二人で、ねえ…」

155: 名無しさん 2015/02/08(日) 15:24:28.47 ID:wfbBKlZH0
提督「な、何もやましいことなんてないからね!?」 

天龍「まあ、なんでもいいけどよ…ほら、報告書」 

提督「あ、ありがと」 

天龍「…ところでその右手、どうしたんだ?」 

提督「ん、ああこれ?ちょっと色々あって…」 

天龍「……まあ、その、なんだ…困ったことがあればなんでも言ってくれ」 

提督「うん、ありがとね」 

天龍「そんじゃ、オレはこれで失礼するぜ」 

提督「またねー」 

バタン

156: 名無しさん 2015/02/08(日) 15:26:31.88 ID:wfbBKlZH0
天龍「はぁ……」 

天龍「…………」 

天龍「二人で、しかも鍵かけて話すことなんてあるわけねえだろ……」 

天龍「…………」 

天龍「……馬鹿野郎…」

157: 名無しさん 2015/02/08(日) 15:29:44.62 ID:wfbBKlZH0
加賀「………」 

加賀「………」 

加賀「…提督は一人では生きていけないのに……」 

加賀「あの女が邪魔しなければ、提督を救えたのに……」 

加賀「提督……」 

加賀「………」

158: 名無しさん 2015/02/08(日) 15:32:15.51 ID:wfbBKlZH0
提督「……はぁ〜…」 

提督「…加賀、どうしちゃったんだろう……」 

提督「…………」 

提督「……なんか、今日は長い一日だったなあ…」 

提督「………あ、もうこんな時間か…」 

提督「…ご飯の時間になったらまた会えるかな……」

170: 名無しさん 2015/02/08(日) 19:10:26.57 ID:wfbBKlZH0
食堂 

提督「………」ヒョコ 

提督「おー、もうみんな集まってる…」 

提督「さて、今日はどこで食べようかなー…」キョロキョロ 



響「……ん、あれは…」 

電「司令官さんなのです」 

暁「あ、ほんとだ」 

雷「しれーかーん!」ブンブン 



提督「おや、熱烈なアピールが…」 

提督「ここまでされたら無視するわけにはいかないよねえ…」

171: 名無しさん 2015/02/08(日) 19:42:01.00 ID:wfbBKlZH0
提督「お邪魔させてもらうねー」 

響「フフ、司令官なら歓迎だよ」 

提督「そう?うふふ、嬉しいこと言ってくれるねえ」 

電「司令官さんは人気なのです」 

提督「そうなの?」 

雷「そうよ、この時間は闘いと言っても過言じゃないんだから」 

提督「そ、そんなに?」 

響「うん。帽子を深くかぶって」 

提督「こう?」 

響「で、目線が合わないように周りを見てごらん」 

提督「………」キョロキョロ

172: 名無しさん 2015/02/08(日) 20:34:36.15 ID:wfbBKlZH0
提督「………」 

響「どうだった?」 

提督「うん…すごい恨めしそうな顔で見てる子がちらほら」 

響「だろうね」 

提督「今度からもっと考えて座ることにしよう…」 

響「そうだね、それがいいよ」 

提督「…そういえば今日の献立は?」 

暁「今日はコロッケとエビフライが出るそうよ!」 

提督「嬉しそうだね。好きなの?」 

暁「べ、別にそんなことはないけど」 

提督「そっかそっか、ふふふ」 

暁「な、なに笑ってるのよ!もう!」

173: 名無しさん 2015/02/08(日) 20:40:45.65 ID:wfbBKlZH0
提督(しかし、コロッケかあ……) 

提督「………えへへ」ニヘラ 

響「司令官もコロッケが好きなんだね」 

雷「…二人とも子供ねえ」 

提督「わ、私はもう大人だもん!」 

暁「あ、暁は子供じゃないわ!一人前のレディーよ!」 

電(みんな子供なのです……)

184: 名無しさん 2015/02/09(月) 18:22:28.96 ID:5DqA/BKz0
雷「そういえば司令官、お箸握れるの?」 

提督「うーん、握れなくても刺せばいいし、ご飯は右手で持って左手でかきこむようにすれば食べられるから大丈夫かな」 

雷「そう、なら安心ね!」 

響「話は聞いたよ。大変そうだね」 

提督「だねえ…色々と不便だし」 

暁「見せて……うわ、痛そう…血が滲んでるじゃない」 

提督「力入れないと痛まないから大丈夫だよ。包帯はお風呂入った後に替えるね」 

電「お風呂はどうするのです?」 

提督「んん?あー…どうしよう…かな?頭とか洗えるかな…」 

雷「なら私達が一緒に入ってあげるわ!そうすれば困らないでしょう?」 

提督「んー…そうだね、お願いするよ」 

電(司令官さんとお風呂……えへへ)

185: 名無しさん 2015/02/09(月) 18:40:39.49 ID:5DqA/BKz0
サクッ 

提督「んんんん…やっぱり鳳翔さんの作るコロッケは美味しいなぁ…」 

暁「………」ジー 

提督「…ダメだよ、コロッケはあげないよー」 

暁「………」シュン 

提督「……エビフライならあげるけど」 

暁「本当!?…あっ、あ、暁は大人だから!一人前のレディーだから別にいらないけど!?」 

提督「そーお?私、いっぱい食べる大人が好きだけどなあ〜」 

暁「…な、ならもらってあげないこともないわ!ねっ!」 

提督「ふふふ、素直な子は好きだよ」 

響「………おかわり」モグモグ 

電(露骨に食べ始めたのです……お姉ちゃんだけじゃなくて食堂にいる人達みんな露骨に食べ始めたのです……) 

提督「おー、みんなよく食べるねえ」 

電(知らぬが仏……)

190: 名無しさん 2015/02/09(月) 19:52:08.98 ID:5DqA/BKz0
提督「ふー、ごちそうさまー」 

雷「ごちそうさま。さて司令官、お風呂行きましょ!」 

提督「えっ、私まだ入る時間じゃないよ」 

雷「そうなの?」 

響「そういえば、司令官がいつお風呂に入ってるのか知らないね」 

暁「いつ入ってるの?」 

提督「そうだねえ…みんなが入った後最後に入ってるから結構遅い時間だよ」 

電「そうだったのですか…なんだか、ちょっと悪い気がするのです」 

提督「そんなの気にしなくていいよ、みんなの方が疲れてるんだし」 

電「でも……」 

提督「でもじゃないの、大人はすごいんだから!」 

電「…ふふふ、そうですね、司令官さんは強いのです」

191: 名無しさん 2015/02/09(月) 19:59:38.04 ID:5DqA/BKz0
提督「どうする?みんな待てる?」 

雷「ええ、問題ないわ!」 

響「私もだよ」 

電「もちろんなのです」 

暁「大丈夫よ」 

提督「そっか、じゃあ私、執務室に戻ってるね」 

雷「ええ、またあとでね!」 

提督「うん、じゃあねー」

192: 名無しさん 2015/02/09(月) 20:05:11.27 ID:5DqA/BKz0
廊下 

提督「はー、お腹いっぱい…」 

「あ、提督……」 

提督「ん?おー、榛名!元気ー?」 

榛名「は、はい。榛名は大丈夫です」 

提督「えへへ、なんか、こうしてお話するの久しぶりだねえ」 

榛名「そうでしょうか……いえ、そうですね…」 

提督「ごめんね、最近一緒にいられなくて」 

榛名「……はい…」 

提督「…榛名、なんか暗いよ?本当に大丈夫?」

193: 名無しさん 2015/02/09(月) 20:09:31.79 ID:5DqA/BKz0
榛名「…………」 

提督「……榛名?」 

榛名「……あ、あのっ」 

提督「うん?」 

榛名「そ、その…榛名も、提督と……一緒に…」 

提督「?」 

榛名「にゅ、にゅ……、うきょ……///」モジモジ 

提督「にゅう…なに?」 

榛名「ううう……や、やっぱりなんでもありませんっ!///」ダッ 

提督「うわおっ、は、榛名?榛名ー!?」 

<大丈夫じゃありませええええん!! 

提督「……どうしたんだろ、一体…」

205: 名無しさん 2015/02/10(火) 02:38:19.50 ID:Pd9GbE8F0
執務室 

提督「はぁー……いつもより動いてないはずなのになんか疲れたなあ…」 

提督「………」 

提督「…そういえば加賀、食堂にも来てなかったけど……」 

提督「どこ行っちゃったんだろ……」 

提督「………ふわぁ…」 

提督「あーう…なんか眠くなってきちゃった…」 

提督「……加賀…」 

提督「………」 

〜〜〜

210: 名無しさん 2015/02/10(火) 15:29:33.48 ID:Pd9GbE8F0
「……いかん!司令官!司令官ってば!」 

提督「ん……んん……?」ムクッ 

雷「もー司令官ってば、みんなとっくにお風呂出てるのにまた居眠りしちゃって!」 

提督「んえ…?あっ、ああ!ご、ごめんね!」 

響「司令官は本当によく寝るね」 

提督「でへへ…昔からよく言われるよ」 

電「司令官さんの子供の頃の話……」 

暁「そういえば、あんまり聞いたことなかったわね」 

提督「そうだっけ?なら、お風呂行きながら話してあげよっか」 

雷「ほんと!?」 

提督「まあ、そんなに面白い話でもないけどねえ」

211: 名無しさん 2015/02/10(火) 15:53:19.83 ID:Pd9GbE8F0
電「司令官さん、どんな子だったのです?」 

提督「んー?そうだなあ…ものすごく静かな子だってよく言われてたなあ」 

暁「今も大人しいと思うけど…」 

提督「いや、ほんと大人しいというか無口すぎて意思疎通が困難なレベルだったらしいよ」 

雷「そ、そんなに…」 

提督「うん、八歳か九歳ぐらいになってからは普通に喋るようになったらしいけど…あ、いや、違うか」 

電「?」 

提督「えっと、一応喋るようになったんだけど、自分から話しかけたりすることはなかったみたい」 

響「喋りかけられたら喋るってこと?」 

提督「そうそう、親に対してもそうだったってさ」

212: 名無しさん 2015/02/10(火) 16:21:19.25 ID:Pd9GbE8F0
雷「しかし、どうしてそうなっちゃったのかしら」 

提督「うーん……多分親の教育ミスだと思うな〜」 

雷「教育ミス?どうして?」 

提督「私、三姉妹の一番上のお姉ちゃんだったからねえ。一人目の妹が産まれてからはずっと親に『お姉さんらしくしていなさい』って言われてて」 

暁「でもそれだけじゃ理由にならないんじゃないないの?」 

提督「それだけじゃないんだ…近所に住んでたすごい綺麗なおねーさんがいてね?その人がすっっごい静かで大人らしくてカッコよくてね?」 

電「あっ……あー」 

提督「そう…その人の真似してたら、いつの間にかそうなっちゃった」 

暁「へえ〜…静かな大人かあ…」 

提督「私は今の暁が好きだなあ」 

暁「そ、そう?ならそうしてあげなくもないわ」

213: 名無しさん 2015/02/10(火) 17:13:10.40 ID:Pd9GbE8F0
響「しかし、よくここまで矯正出来たね」 

提督「そーだねえ、やっぱり幼馴染のおかげかなあ」 

電「幼馴染?」 

提督「うん、私が産まれた時からずーっと一緒にいる子。私と違って、活発で元気な子だよ」 

雷「なるほど、その人と一緒にいたから矯正されたのね」 

提督「うん、私が大人しくなり始めた時もいつもと変わらずに接してくれてね、高校に入る頃にはもう今と同じになってたよ」 

暁「今でも付き合いはあるの?」 

提督「うん、よく一緒に遊ぶよ」 

響「いい友達を持ったね」 

提督「ふふふ、今度呼んじゃおっか」 

電「わあ、楽しみなのです!」

214: 名無しさん 2015/02/10(火) 17:36:31.82 ID:Pd9GbE8F0
提督「よいしょっと」 

響「なんだか、こんな時間にお風呂に入るのって新鮮だね」 

暁「そうね、いつもにぎやかだからちょっと…」 

提督「ふふふ、私がいるから大丈夫だよ〜」ツンツン 

暁「なっ、べ、別に怖くなんかないわよ!」 

雷「ほら、二人とも遊んでないで早く入るわよー」 

提督「はーい♪」 

暁「はーい…」 

電(子供が五人なのです…)

215: 名無しさん 2015/02/10(火) 18:25:11.37 ID:Pd9GbE8F0
雷「司令官、右手出して。ビニール袋巻いてあげるわ」 

提督「うん」スッ 

雷「綺麗な手なのに…もったいないわねえ」ガサガサ 

提督「うひひ…く、くしゅぐったい…」 

雷「…はい、終わり!さあ、入りましょう」 

暁「早く早くー!」グイグイ 

提督「はいはい、分かってるよー」 

電「………ふふっ」 

雷「嬉しそうね?」 

電「うん、司令官さんと一緒だから」 

響「行かないの?」 

電「すぐ行くのです」

216: 名無しさん 2015/02/10(火) 18:52:28.28 ID:Pd9GbE8F0
ガラッ 

雷「わっ、やっぱり誰もいないわねえ」 

提督「ふふふ……」 

暁「い、いきなりどうしたの?」 

提督「普段みんながお風呂入る時はいっぱい人がいるんでしょう?」 

雷「ええ、そうだけど…それがどうかしたの?」 

提督「…今は少人数で入る時にしか許されないことが出来るんだよ」 

電「ま、まさか……」 

提督「そう、飛び込み」 

響「でも、それは禁止されているんじゃ…」 

提督「私も普段やってる」 

雷「やってるの!?」

217: 名無しさん 2015/02/10(火) 19:10:16.26 ID:Pd9GbE8F0
提督「今日は私が許可する」 

電「で、でも……」 

暁「ダメよそんなの、子供になっちゃうわ!」 

提督「今日を逃したらもうチャンスはないかもしれないんだよ?それでもいいの!?」 

雷「………」 

響「………」 

提督「みんな…自分の心に従うんだ…」 

電「……やるのです。電はやるのです!」 

暁「…あ、暁もやりたい!」 

雷「私も!私もやる!」 

響「ふふっ…みんながそう言うなら、私もやるしかないね」 

提督「よーし、みんな!私に続けっ!」 

「「「「おうっ!!」」」」

218: 名無しさん 2015/02/10(火) 19:20:09.78 ID:Pd9GbE8F0
提督「とうっ!」バッ 

暁「やっ!」ピョンッ 

響「ほっ」ピョンッ 

雷「それっ!」ピョンッ 

電「えいっ!」ピョンッ 

\ドボォォオオォオオン!!!/ 

提督「ぷはっ……どう?」 

雷「たっ…楽しい!司令官、これすっごく楽しいわ!」 

電「も、もう一回!もう一回やりたいのです!」 

暁「司令官も!ほら!」 

響「………ハラショー…」ジーン 

提督「ふふふ、いいよ、何度でも付き合うよ〜」 



\あはははは!/

223: 名無しさん 2015/02/11(水) 02:27:58.35 ID:0AYSPrFN0
提督「はあぁ〜、疲れた〜……」チャプン 

電「………むぅ」ジー 

響「………」ジー 

暁「浮いてる……」ジー 

雷「ええ、浮いてるわ…」ジー 

提督「ん?……あー、どこ見てるのさ」 

電「本当に大きいのです…」 

雷「そうね、服着てる時より大きく見えるわ」 

提督「んー、まあ軍服って結構窮屈だからなー。着痩せするタイプなだけなのかもしれないけど」 

暁「ねえ、どうやったらこんなに大きくなるの?」 

提督「どうもなにも…よく食べてよく眠るとしか言えないなあ」 

暁「ううん…もっと具体的なものはないの?」

224: 名無しさん 2015/02/11(水) 02:35:03.99 ID:0AYSPrFN0
提督「う〜ん…私がやってたわけじゃないけど、豆乳飲めば育つらしいよ?」 

暁「豆乳?あれあんまり好きじゃない…」 

提督「なら、今度みんなで豆乳鍋しよっか」 

雷「賛成!」 

電「…い、電も大きくなりたいのです!」 

提督「うん、応援してるよ!」 

響「……豆乳…豆乳か……」ボソボソ 

提督(……ふふふ、響も乙女だねえ) 

提督「とは言っても、まだみんな子供だからねえ。今はそんなのでも、きっとだんだん成長していくよ」 

暁「むっ、そんなのって言ったわね!」

225: 名無しさん 2015/02/11(水) 02:57:29.33 ID:0AYSPrFN0
提督「えー、別に他意はなかったんだけどなあ」 

暁「こんなに大きいものを持ちながら言ってもイヤミにしか聞こえないわよっ!」ムニッ 

雷「そうだそうだー!」ムニムニ 

提督「にゃっ!!このっ、やってくれたな〜!」ザバァ 

暁「きゃー、妖怪ウシチチが怒ったわー!」 

提督「わははー、ぺったんこ共はワシが食ってくれるわーっ!」ザブザブ 

電「はわわわわ!げ、迎撃するのです!」バシャバシャ 

響「Ураaaaaaa!!」バシャバシャ 

提督「ぐわ!お、おのれ第六駆逐隊共め〜!」 

雷「ふふん、これが私達の力よ!」 

提督「くっ!ここは撤退だ!身体洗うからついてきて!」 

雷「ここで逃がしちゃダメ!分かったわ!」

226: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:02:40.17 ID:0AYSPrFN0
電「痒いところはないですか?」シャカシャカ 

提督「んー、大丈夫だよ〜」 

雷「しかしホントに綺麗な髪ねえ…」ワシャワシャ 

提督「ふふふ、そう言われると嬉しいなあ」 

暁「でも、これだけ長いと洗うのも大変じゃない?もう背中の半分ぐらいまで伸びてるけど…」 

提督「そうだねえ…でも、母さんが長い方が似合うって言ってくれたし、このままでいいかな」 

響「司令官、目を閉じて。頭流すよ」 

提督「はーい」 

シャー

227: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:08:27.96 ID:0AYSPrFN0
雷「司令官、タオルはだけさせて!背中流してあげるわ!」 

提督「はーい、よろしくー」 

ハラリ 

雷「あら…綺麗な背中」 

電「わっ、ほんと……」 

暁「白い……」 

響「………」フー 

提督「ひゃあっ!?い、今息吹きかけたの誰!?」 

響「電」 

電「えっ!?ちょ、ちょっと!」 

暁「こら、響!」 

提督「もー、恥ずかしいから早く洗ってよー!」

228: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:15:41.28 ID:0AYSPrFN0
雷「よいしょ、よいしょ」ゴシゴシ 

提督「あ"ーーーー……き"も"ち"い"〜〜…」 

雷「やっぱり大人の背中って大きいわねえ…」 

提督「ふふ、みんなもいつかそうなるよ」 

電「いつか……」 

電「………」 

暁「……電?」 

電「……なんでもないのです」 

響『…どう見てもなんでもないようには見えないけど』ヒソヒソ 

暁『そうね…あとでちゃんと話を聞いてあげましょう』ヒソヒソ 

雷「はい司令官、終わったわ!」 

提督「おー、ありがと!じゃあタオル貸して、前は自分で洗うから」

229: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:20:18.47 ID:0AYSPrFN0
提督「よーし、じゃあもう一回浸かるよー」 

暁「えーっ、もう出たいのにー!」 

提督「ちゃんと入らなきゃダメ!こっち来なさい!」 

暁「むー…分かったわよ…」チャプ 

提督「ほら、ちゃんと肩まで浸かって!」グイ 

暁「うぎゅう…」 

提督「はい、みんなで百数えるよー!いーち!」 

電「にー」 

雷「さーん!」 

暁「しー!」 

響「……いーち」 

提督「こら!」 

〜〜〜

230: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:35:15.60 ID:0AYSPrFN0
提督「はー、さっぱりしたねえ〜」ホカホカ 

暁「牛乳牛乳!」ダッ 

提督「だーめだってば!ほら、ちゃんと頭拭けてないでしょ!」ガシ 

暁「うあう……」 

雷「司令官、着替えここに出しておくからね!」 

提督「んー、ありがとー!」ゴシゴシ 

暁「に"ゃ"あ"〜〜〜!?」 

雷「あら……?あれっ?」 

提督「どうしたの?」 

雷「し、司令官!下着がないわ!」 

提督「うん、私寝る時は着けないもん」 

雷「えっ!?そ、そうなの!?///」 

提督「ふふん、ノーパンノーブラ健康法ってやつだよ」 

雷「そ、そうなんだ…そういうものがあるのね…///」 

提督「おや〜、どうして赤くなってるのかな〜?」ニヨニヨ 

雷「も、もう!司令官のいじわる!」

231: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:40:44.16 ID:0AYSPrFN0
電「………はぁ…」 

響「………」 

暁「司令官、もういい?」 

提督「ん、いいよ。ちゃんと髪乾かしに戻ってくるんだよー」 

暁「分かってるわ!」ダッ 

響「ねえ、司令官」 

提督「ん?」 

響「さっきから少し電の様子がおかしいみたいなんだ。あとでケアしてあげられないかな?」 

提督「ふふ、いいよ。私に任せて」 

響「スパスィーバ、恩に着るよ」

232: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:47:37.78 ID:0AYSPrFN0
雷「司令官、飲み物何にする?」 

提督「んー…コーヒー牛乳!」 

雷「分かったわ。はい、どうぞ!」 

提督「あ、あと……… 



電「…………」 

ナデナデ 

電「ひゃっ!?な…なに……」ビク 

提督「ふふふ…はい、いちご牛乳」スッ 

電「あ……ありがとう、ございます」 

提督「また悩み事?」ストン 

電「……うん」 

提督「そっかそっか…多感な時期だもんね」ペコッ ゴクゴク 

電「………」 

提督「…またあとで、私の部屋に来た時に話聞いてあげるからさ。今はそれ飲んで元気、出そ?」 

電「……はいなのです」ゴクッ

233: 名無しさん 2015/02/11(水) 03:51:49.71 ID:0AYSPrFN0
廊下 

提督「もう寝てる子もいるから、静かにね」 

暁「ふあ……んっ…」 

提督「暁、まだ寝ちゃダメだよ」 

暁「うん…だいじょぶ…」 

響「…大丈夫じゃなさそうだね」 

提督「うん…何か目の覚める話でもしようか」 

雷「んー…私も眠いからお願い…」 

提督「そうだねえ…私が一人でお風呂に入ってた時の話なんだけどね」 

響「うん」 

提督「こう、お風呂で頭洗ってたらねー…」

234: 名無しさん 2015/02/11(水) 04:04:11.31 ID:0AYSPrFN0
提督「……後ろに視線を感じてね」 

暁「えっ」 

提督「すぐ振り返ったんだけど誰もいなくて…でも、視線はずっと感じるんだ」 

雷「ちょ、ちょっと…」 

提督「身体を拭いてる間も、着替えてる間も、髪を乾かしてる間もずっと……」 

電「…………」ブルッ 

提督「……そして…」 

響「………」 

提督「……今みたいに、廊下を歩いてる時も」 

暁「ひいっ!」 

提督「あははは!どう?目覚めた?」 

暁「こ、これじゃ逆に眠れなくなるじゃない!ばかっ!」 

提督「あはは、ごめんごめん」

235: 名無しさん 2015/02/11(水) 04:09:52.22 ID:0AYSPrFN0
雷「もう!心臓に悪いわ!」 

提督「ふふふ、ごめんね〜」 



「…………」 

響「………?」ピタッ 

「…………」 

響「…………」クルッ 

「…………」ジッ 

響「………っ!!」バッ 



提督「で、やっぱりホラーっていうのは……おうっ!?ひ、響?いきなりどうしたの?」 

響「………」ギュゥゥゥゥ 

提督「響?おーい、響ー?」 

響「なんでもないから、ほら、早く行こう」グイグイ 

提督「う、うん」 


「…………」

239: 名無しさん 2015/02/12(木) 00:33:12.64 ID:5xh9LyQI0
提督「さてと…そろそろ電が来る頃かな」 

コンコン 

提督「きたきた……はーい」 

ガチャ 

提督「いらっしゃい…ってあれ?」 

暁「………」ギュッ 

響「………」ガッチリ 

雷「ご、ごめんなさい…」 

電「…みんな、着いてきちゃったのです」 

提督「あらら」

240: 名無しさん 2015/02/12(木) 00:47:40.61 ID:5xh9LyQI0
提督「私の話、そんなに怖かった?」 

暁「あ、暁は別に怖くなかったけど!?みんなが怖かったって言うから、暁も来てあげたのよ!」 

提督「そう?なら無理せずに部屋に戻ってもいいんだよ?」 

暁「えっ」 

提督「他の子は私と一緒に寝ようねー」 

雷「ええ、ありがと司令官!」 

響「……ハラショー」 

暁「うう〜……司令官の意地悪…!」ガバッ 

提督「ふふふ、よしよし、みんなで一緒に寝ようね」ボフボフ

241: 名無しさん 2015/02/12(木) 00:53:48.85 ID:5xh9LyQI0
提督「暁、髪梳かしてあげよっか」 

暁「いいの?ありがとう!」 

提督「ふーんふふふーんふーふーん…」シャッ シャッ 

暁「ん〜……♪」ウットリ 

響「………」ジー 

雷「………」ジー 

電「………むぅ」ジー 

提督「…ふふっ、心配しなくてもちゃんとみんなにもしてあげるよ」 

響雷電「「「!」」」

242: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:03:27.18 ID:5xh9LyQI0
提督「……ほいっ、響終わり〜」 

響「スパスィーバ……すごく気持ちよかったよ」 

提督「よーし、じゃあ次は……あ、あれ?これどっちだ?」 

雷「もう、司令官!私は雷よ!」 

提督「あーごめんごめん、眼鏡ないとホントに何も見えないから…ほら、おいで」 

ポスッ 

雷「司令官が眼鏡外してるところ見るの、珍しいわねえ」 

提督「そう?……あー確かに、さっきお風呂に入った時が初めてだっけ」シャッ 

暁「そうね。司令官、眼鏡外してても綺麗じゃない!」 

提督「ふふふ、ありがと」 

響「眼鏡はいつ頃からかけ始めたんだい?」 

提督「んー…そうだねえ…」

243: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:11:49.30 ID:5xh9LyQI0
提督「確か、中学校に入ったあたりからだったかな?目が悪くなり始めて、それで幼馴染が眼鏡屋まで連れ添って、似合うーって選んでくれたのがこれなんだ」 

雷「へぇー、思い入れが深いのね」 

提督「うん、ずっと大事にしてるよ。一時期は寝る時も一緒だったもん」 

暁「そんなに!?」 

提督「えへへ、だから私が眼鏡取ったところを見た人ってほんとに少ないんだよ」 

響「へえ、なら私達は運がいいのかな」 

提督「ふふふ、まだ加賀にしか見られたことなかったからね」 

雷「…で、眼鏡は大丈夫だったの?」 

提督「え?えっとね…あはは、一度、寝返り打った時に壊れちゃったんだよね…」 

雷「まあ、そりゃそうなるわよね…」

244: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:30:04.04 ID:5xh9LyQI0
提督「それでね、私が大泣きしてたら深夜なのに家に来て慰めてくれてね」 

雷「深夜に!?すごい友達思いなのねえ…」 

提督「さすがに寝る時とお風呂入る時は眼鏡は外せって怒られたけどね…」 

暁「そりゃそうでしょ…」 

提督「えへへ…まあ、あの頃の私は浮かれてたからなあ…」 

響「そういえば、その幼馴染の名前はなんて言うんだい?」 

提督「雪菜だよ」 

響「雪菜か…可愛らしい名前だね」 

提督「性格とは一致してないけどね…私と名前入れ替えたらどうだったかな」 

響「……あまり変わりはないと思う」 

提督「そうかな……うん、そうだね」

245: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:37:42.88 ID:5xh9LyQI0
暁「んー…雷、もうちょっと詰めてよ」 

雷「そんなこと言ったって、私もギュウギュウだし」 

提督「ふふっ、やっぱり五人だと狭いねー」 

響「………」ツン 

提督「ひんっ!?こら、響!変なとこ触るのダメ!」 

響「フフ、司令官はかわいいな」 

提督「もー、変なこと言わないの」 

電「………」ギュゥ… 

提督「あたっ…電、ちょっと痛いよ」 

電「司令官さん……」 

提督(おっと…そういえば電のケアがまだだったなー…)

246: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:50:55.83 ID:5xh9LyQI0
提督「電、悩みがあるなら言ってもいいんだよ?」 

電「はい……さっき、司令官さんは、いつか大きくなる…って言ってたのです」 

提督「うん」 

電「でも…でも、そうなるまでにこの戦いが終わったら電達は、この世界にいられるのですか…?」 

暁「電……」 

電「深海棲艦と戦えるのは電達だけだけど、逆に言えば電達は戦うことしか出来ないのです。なら、戦いが終わったら、電達は……」 

提督「……怖いの?」 

電「戦うのは怖くない、けど………司令官さんや、お姉ちゃん達と一緒にいられなくなるって、そう、考えると…怖くて、こわくって…うっ…う、ううっ……」 

提督「…よしよし」ポンポン 

電「あぅ"…しれ"い"かんさんっ…」ギュウ…

247: 名無しさん 2015/02/12(木) 01:59:27.02 ID:5xh9LyQI0
提督「……大丈夫だよ。戦いが終わっても、電達がこの世界に居てはいけない理由なんてないんだから」 

電「…でも……司令官さんは…」ズズッ 

提督「大丈夫だってば、私も、みんなもどこにも行かないから。私は絶対に誰も見捨てないから、ね」 

電「!! ……うう…!」ポロポロ 

提督「うんうん、安心していいからね……みんな、ずっと一緒だから…」ナデナデ 

電「・ぅ…うわああああああん……!」ポロポロ ギュゥゥゥゥ 

提督「………」ギュウ… 

響「…司令官、その……私も、もっと近くに行ってもいいかな」 

提督「うん、もちろん」 

暁「…あ、暁も…」 

雷「わ、私も…いい?」 

提督「いいよ、くっついて寝よう?」 

暁「うん……」ギュウ 

雷「今日だけは…甘えさせてね…」ギュウ 

響「………」ギュウ

248: 名無しさん 2015/02/12(木) 02:05:32.11 ID:5xh9LyQI0
提督「…………」 

電「んふ…しれいか…さ……」 

響「すぅ……だい…すき……」 

雷「んにゃ……」 

暁「……くぅ………」 

提督「……はぁ…」 

提督(みんな寝付いた、かー…) 

提督(……電、思ったより悩んでるみたいだなあ) 

提督(…でも、私を頼ってくれてるし、なんだかちょっと嬉しいな…) 

電「ん………」 

提督(……ふふっ、なんだか家族が出来たみたい) 

提督(娘のわがままに付き合うのも…悪くない、かな………) 

提督「………」スゥ…

254: 名無しさん 2015/02/12(木) 19:54:17.39 ID:5xh9LyQI0
〜〜〜 

「……かん……司令官…」 

提督「ん〜……?」 

暁「司令官……」 

提督「んん…どしたの…?」 

暁「そ、その……」モジモジ 

提督「………ああ…」 

暁「い、今なら暁も一緒に行ってあげるわ、ねっ?」 

提督「はいはい…お願いするよ」 

暁「は、早く行こっ!」 

提督「あーい……ふあぁ…」

255: 名無しさん 2015/02/12(木) 20:01:12.79 ID:5xh9LyQI0
「し、司令官」 

提督「………」 

「…あれっ?司令官?」 

提督「…zzz……」 

「し、司令官ー?いるー?」 

提督「んあ……んう、いるよー」パチッ 

「もう…今寝てたでしょ…」 

提督「んー…?立ったまま寝るなんて無理だって……」 

「…絶対ウソでしょ」 

提督「ほんとほんと……ぐぅ…」 

「司令官!」

256: 名無しさん 2015/02/12(木) 20:04:48.84 ID:5xh9LyQI0
ガチャ 

暁「ふぅ……」 

提督「終わったー…?じゃ、戻るよー…」 

暁「うん…司令官、絶対離れないでね」 

提督「はいはい……」 

暁「ぴったりついてきてよね!?」 

提督「分かってるってば…暁は怖がりだなあ…」 

暁「そ、そんなんじゃないってば!もう!」 

提督「ほら、もう行くよー…私眠いから…」

257: 名無しさん 2015/02/12(木) 20:23:00.91 ID:5xh9LyQI0
暁「全くもう…司令官はデリカシーというものが……」ブツブツ 

提督「んー…そだねえ……」 


カタッ 


提督「………?」クルッ 


シーン…… 

提督(……気のせいかな…) 

暁「司令官、早く!」 

提督「あ、うん……」 

〜〜〜

258: 名無しさん 2015/02/13(金) 02:11:11.92 ID:3g97nLL+0
番外編『したいことされたいこと』 

金剛「………」 

比叡「………」 

榛名「………」 

霧島「………」 

長門「………」 

陸奥「………」 

大和「………」 

武蔵「む、揃ったようだな」 

霧島「あのー、これ、なんの集まりなんです?」 

武蔵「ん?まあ、貴様らが相棒のことをどう思っているか聞きたくてな」 

陸奥「どうって言われても…具体的に何を話せばいいのか分からないし…」 

武蔵「それもそうだな…なら私から話すことにしようか」

259: 名無しさん 2015/02/13(金) 02:23:59.15 ID:3g97nLL+0
武蔵「まず脱がしたい」 

金剛「ブフォオッ」 

長門「ちょっと待て、したいこととはそういうものか!?」 

武蔵「語弊があったな。パジャマ姿の、が抜けていた」 

長門「そういう問題ではない!」 

武蔵「知っているか?相棒は寝る時はノーブラノーパンなんだ」 

長門「だからなんだと……」 

武蔵「考えてみろ、パジャマのボタンを一つ一つゆっくりと外して、それに連ねて提督もだんだんと頬を赤く染めていくんだぞ」 

長門「…………」 

武蔵「どうだ?」 

長門「………素晴らしい」 

武蔵「だろう?」 

陸奥「ちょっと!?」

261: 名無しさん 2015/02/13(金) 02:36:33.72 ID:3g97nLL+0
陸奥「待って!なに自然な流れで猥談に持って行こうとしてるの!?」 

武蔵「貴様もしてみたいだろう?」 

陸奥「確かにそうだけど!してみたいけど!提督は滅茶苦茶に犯したいけど!見てみなさい、この四姉妹なんて固まっちゃってるわよ!?」 

長門「いや、だいたいお前のせいだと思うが…」 

武蔵「続けてもいいか?」 

陸奥「なんでこの流れで続けようと思ったの!?もうやめた方がいいってば!」 

武蔵「同じ穴のムジナ」 

陸奥「……ハイ」 

大和(なんなのこれ…)

262: 名無しさん 2015/02/13(金) 02:43:51.73 ID:3g97nLL+0
武蔵「続けようか。…そうだな、恥ずかしがって落ちそうになるパジャマを支えようとする相棒の手を掴んだまま焦らすようにボタンを外していきたいな」 

長門「ああ……いいぞ…」 

武蔵「ボタンを全て外し終えて、パジャマを支えるもう片方の手も開くと…大きくも形の良い胸が出てくるわけだ」 

陸奥「わぁ……」 

長門「ちょっといいか?」 

武蔵「なんだ?」 

長門「私は軍服の提督を脱がしたいのだが、ブラはどちらで止めているんだ?」 

武蔵「前」 

長門「なるほど、ありがとう」 

霧島(なんなのこの人達…) 

比叡(ひええ…変態が二人も…)

263: 名無しさん 2015/02/13(金) 02:54:05.75 ID:3g97nLL+0
長門「話がそれたな、すまない」 

武蔵「ああ。それで、前を全開にさせたまま、胸を押し付けたいな」 

長門「ほう……」 

陸奥「………」 

武蔵「そして、両腕をガッチリ掴んで抵抗出来ないようにしながら、ずりずりと色んな方向に動いて…」 

長門「イかせると」 

武蔵「そう。もちろん、口はキスで塞いだまま」 

陸奥「なるほど、声が出せないように」 

武蔵「ああ、その方が興奮しないか?」 

陸奥「するする!」 

武蔵「ふっ、素直になってきたな」 

大和「金剛さん、紅茶おかわりもらってもいい?」 

金剛「あっはい、大丈夫ですよ」 

比叡(お姉さま、口調が…!)

264: 名無しさん 2015/02/13(金) 03:04:03.86 ID:3g97nLL+0
霧島「…だっ、ダメです、そんなこと!」 

武蔵「どうした、いきなり」 

霧島「提督はそんな人じゃありません!健全なお方です!」 

長門「ほう、なぜそう言い切れる?」 

霧島「提督は週に一回または二回しか致してません!」 

陸奥「ふーん……」 

霧島「………あっ」 

武蔵「貴様もこっち側だな」 

霧島「ち、違います!違います!そういうことを知っているだけで、私は提督と淫らなことをしたいわけではありません!」 

武蔵「まあ、なんでもいいが…なら相棒と何をしたいんだ?」 

霧島「えっ……」

265: 名無しさん 2015/02/13(金) 03:29:06.20 ID:3g97nLL+0
霧島「わ、私は……ただ、眼鏡を交換したいなと…」 

武蔵「純粋だな」 

霧島「これが普通だと思うんですけど…」 

大和「そうよ、それを見失わないで」 

霧島「あ、はい…」 

陸奥「提督の眼鏡って結構度高かったと思うけど…」 

霧島「そうですね、私と同じくらいです。少しでも、提督のものを身につけられたらなと…」 

武蔵「……そう言うと変態じみてくるな」 

霧島「あ、あなただけには言われたくありません!」

266: 名無しさん 2015/02/13(金) 03:38:15.25 ID:3g97nLL+0
武蔵「他の者はどうだ?」 

金剛「ワタシは…ただテイトクと一緒に居られればいいネー」 

比叡「私はー…お姉さまと司令に尽くしてあげたいかなって」 

武蔵「榛名は?」 

榛名「えっ!?えー…っと、榛名は…榛名は…」 

長門「なんだ、そうもったいぶるな」 

陸奥「そうよ、私達しか聞いてないんだから」 

榛名「………その、榛名は…提督に、色んなところを舐められたい…です」 

大和「舐められたい!?」 

武蔵「ほう、ネコ派か」 

金剛「ネコ?」ニャーン 

武蔵「ああ、ネコだ」

268: 名無しさん 2015/02/13(金) 03:50:41.53 ID:3g97nLL+0
榛名「こう…首筋とか、太腿の裏とか、弱い部分を舐められたいです」 

武蔵「ふむ…されたい派か。それもいいな」 

榛名「少し恥ずかしいですけど…大事なところを舐められるって、すごい信頼関係を築けているように思えるので」 

長門「なるほど」 

陸奥「信頼してるからこそ出来ることね」 

榛名「はい…もちろん、提督とはそういうこともしたいですけど…まだ、榛名には早いかなと…///」 

長門「まあ、まだ誰も夜這いすらしていないからな」 

陸奥「キスもまだしてないみたいだし」 

武蔵「そうそう、言い忘れていたことがあった」 

大和「なに?」

269: 名無しさん 2015/02/13(金) 04:05:12.47 ID:3g97nLL+0
武蔵「相棒が使っていたワイシャツを確保したぞ。まだ匂いもかなり残っている、誰か欲しい者はいるか?」 

長門「はい!」 

陸奥「はい!」 

武蔵「取り引きだ。何を出す?」 

長門「提督が使っていた歯ブラシ!」 

陸奥「提督のパンツ!匂いは薄れてきているが二枚ある!」 

武蔵「パンツで売ろう。いい取り引きだったな」 

長門「くっ…!」 

陸奥「ふふっ、今回は私の勝ちね」 

武蔵「そう落ち込むな、また次の機会があるさ」 

大和(なんなのこの戦艦達……)

271: 名無しさん 2015/02/13(金) 04:13:23.89 ID:3g97nLL+0
武蔵「もう全員の意見も出たことだし、そろそろお開きということにしようか」 

陸奥「そうね、そろそろ出撃の時間だし」 

長門「お前のおかげで新しい道も見えそうだ、ありがとう」ガッシィ 

武蔵「ああ、今度は貴様の話も聞かせてくれ」ガッシィ 


ガチャ 



提督「あの〜、もういいかな…?/////」カオマッカ 

一同「!!???!??!!!?」

272: 名無しさん 2015/02/13(金) 04:15:18.00 ID:3g97nLL+0
武蔵は変態。番外編終わりですおやすみなさい

276: 名無しさん 2015/02/15(日) 22:44:31.23 ID:RlSrTUhS0
ジリリリリリ 

提督「…………」 

ジリリリリリ 

提督「…………」 

バシッ 

提督「………zzz」 


シーン 


277: 名無しさん 2015/02/15(日) 22:47:11.80 ID:RlSrTUhS0
提督「…………」ムクッ 

提督「…………」チラッ 

提督「……ひとまるまるまる…」 

提督「………かんぜんにねぼう……」 

提督「………加賀にやすめっていわれたし、どーでもいーや…」 

提督「…………」グウ 

提督「ごはん………」 

スタスタ 

ガチャ 

バタン

278: 名無しさん 2015/02/15(日) 22:51:57.52 ID:RlSrTUhS0
廊下 


提督「…………」フラフラ 

「ん?」 

提督「んぁ……?あー、えっと……だれだっけ…」 

北上「北上だよー」 

提督「きた…んん…?みなみ…?ひがし…?」 

北上「南でも東でもなくて北上」 

提督「にし……ああ、きたかみ…」 

北上「そう、北上。ふーちゃん大丈夫?」 

提督「んん〜……だいじょぶ……」 

北上「ありゃー、大丈夫じゃないみたいだねー」

279: 名無しさん 2015/02/15(日) 23:04:14.77 ID:RlSrTUhS0
北上「この時間に寝起きモードってことは…さてはふーちゃん、寝坊した?」 

提督「んー……、う〜ん…」 

北上「そっかそっかー、なら私とおんなじだね」 

提督「……んぁ」 

北上「ほら、顔洗っといでよ。まともに喋れてないよ?」 

提督「あ〜い………」フラフラ 

北上「……はぁ、危なっかしいなあ」 

提督「んお……おおお…?」 

北上「こっちだよー」クイ 

提督「………」 

北上「こういう時はなんて言うんだっけ?」 

提督「え〜っと……ごちそうさまー…」 

北上「じゃなくて?」 

提督「……ただいまー…」 

北上「ダメだこりゃ」

280: 名無しさん 2015/02/15(日) 23:09:20.11 ID:RlSrTUhS0
バシャバシャ 

提督「うー……」 

北上「はい、タオル」 

提督「んあ……ありあと」 

ゴシゴシ 

北上「ちょっとは目ぇ覚めた?」 

提督「うん……ううう」ブルッ 

北上「この時期に冷水は辛いもんね、早く食堂行こ?」 

提督「うん……」 

北上「おっ、やっとまっすぐ歩けるようになった」 

提督「酔ってないもん…」 

北上「そ、そう…」

281: 名無しさん 2015/02/15(日) 23:22:32.84 ID:RlSrTUhS0
食堂 


北上「おはよー」 

提督「おは…ふあ……」 

瑞鳳「二人とも、おそよう」 

北上「やっほー瑞鳳さん」 

提督「やっほーずいほー…」 

瑞鳳「なんか、韻を踏まれたような気がするんだけど…そうだ提督、卵焼き焼いたんだけど、たべりゅ?」 

提督「たべりゅ…」 

北上「あー、アタシもたべりゅー」 

瑞鳳「はいはい、ちょっと待ってね」 

提督「たべるゅ…たべり…たべ…りゅ」 

北上(噛んでたんだ…)

282: 名無しさん 2015/02/15(日) 23:32:58.01 ID:RlSrTUhS0
瑞鳳「おいしい?」 

提督「おーしー…」モグモグ 

瑞鳳「ふふっ、よかった♪」 

北上「いやー、ほんとおいしいねこれ」 

瑞鳳「そう?ありがとう」 

提督「…………」 

北上「瑞鳳さん、卵焼き以外に何か作れるものあるの?」 

瑞鳳「んー、あることにはあるけど…やっぱり卵焼きが一番かなあ」 

北上「そうなんだ。そうそう、ふーちゃんが一番好きな食べ物、コロッケだってさ。ねえ?」 

提督「…………」 

瑞鳳「……提督?」 

提督「………zzz」 

北上「」 

瑞鳳「食べながら寝るって…」

283: 名無しさん 2015/02/15(日) 23:41:58.46 ID:RlSrTUhS0
北上「ほらふーちゃん、起きてってば」ユサユサ 

提督「んぁう……あう…」ガクガク 

瑞鳳「ねえねえ、コロッケ好きなの?」 

提督「コロッケ!?コロッケあるの!!??」 

瑞鳳「うわっ」 

北上「コロッケはないよ、でも好きでしょ?」 

提督「なんだ…コロッケないんだ…好きだけど」 

瑞鳳「なら、今度私が作ってあげるわ!」 

提督「ほんと!?やったあ!!瑞鳳大好き!!」 

瑞鳳「えへへぇ、私もだよぉ」 

北上「二人とも現金だねえ」

285: 名無しさん 2015/02/16(月) 00:03:20.44 ID:oHCSEbAS0
北上「ところでもうぱっちりみたいだね」 

提督「うん、いやーコロッケの力ってすごいね」 

瑞鳳「それは関係……あるのかな?まあいいや、お腹いっぱいになった?」 

提督「ん〜、ちょっと足りない感じはするけど、お昼前にあんまり食べるのも良くないしこれぐらいがちょうどいいかな。ありがと、瑞鳳」 

瑞鳳「ふふっ、どういたしまして♪それじゃあ、そろそろ行ってくるね!」 

提督「うん、頑張ってね」 

北上「いってらー」 

バタン 

北上「ふーちゃん、これからどーするの?」 

提督「んー、私は…一休みしてから運動でもしようかな」 

北上「運動?仕事は?」 

提督「今週いっぱいはお休み、どうせこの手じゃ何も出来ないしね」 

北上「あっ、それ、木曾から聞いたよ。大変だね」

286: 名無しさん 2015/02/16(月) 00:12:41.71 ID:oHCSEbAS0
北上「まだ痛むの?」 

提督「昨日よりはマシかな。ギリギリ何か掴めるくらいで、まだ指先とか繊細な動きは出来ないっぽい」 

北上「そうなんだ、お大事に」 

提督「うん、ありがと。そろそろ私も行こうかな」 

北上「なら私も付き合おっかな」 

提督「いいの?演習あるんじゃないの?」 

北上「いいよいいよ、どうせ遅刻するぐらいなら行かない方がいいし」 

提督「…まあ、確かに」 

北上「それに、たまにはふーちゃんに隣歩いてもらいたいからねー」 

提督「ああ…いつも大井と一緒にいるから」 

北上「まあね、そんじゃ行きますか」 

提督「はーい」

287: 名無しさん 2015/02/16(月) 00:21:34.03 ID:oHCSEbAS0
補足編『ふーちゃんって?』 

木曾「そういや、なんで北上姉は提督のことふーちゃんって呼んでるんだ?」 

時雨「確かに、気になるね」 

榛名「榛名も詳しくは知らなかったので…もしよかったらお聞きしてもよろしいでしょうか?」 

加賀「………」ピクッ 

北上「あれ、みんなふーちゃんの下の名前知らないの?」 

木曾「知らないな」 

時雨「知らない」 

榛名「お恥ずかしながら…」 

北上「あれ、なんか意外。提督の下の名前、風花(ふうか)って言うんだよ」 

木曾「そうだったのか。だからふーちゃん」 

北上「そだよー」 

時雨「ふーちゃんか…可愛らしい響きだね」 

榛名「ふーちゃん…いいですね!」 

加賀「………ふ、ふーちゃん…」ボソッ 

提督「?」クルッ 

加賀「………!///」ササッ 

北上「……ふーん…」

299: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:16:40.45 ID:oHCSEbAS0
提督「そういえば北上、昨日の夜、加賀見なかった?」 

北上「ん?加賀さんかー、見てないね」 

提督「そっか…」 

北上「なんかあったの?」 

提督「まあ、色々と」 

北上「ふーん…まあ、あまり詮索はしないけど」 

提督「あはは…助かるよ」

300: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:29:21.43 ID:oHCSEbAS0
提督「うわ…まぶしっ」 

北上「身体溶けそうだね」 

提督「吸血鬼かな」 

「げえっ!?な、なんで提督がここにいるクマ!?」 

提督「あ、やっほー球磨」 

球磨「ひ、ひいっ!!」 

「姉さん、なにをそんなに……!?」 

提督「おー、多摩ちゃんも」 

多摩「ううう……」 

提督「な、なんで二人ともそんなに怯えてるの?私何かした?」 

球磨「お、怒ってないクマ?」 

提督「…もしかして、昨日のアレ?を多摩ちゃんにも話したの?」 

球磨「そ、そうクマ」 

多摩「………」ガクガクブルブル 

提督「ああ、そういう……大丈夫だってば、怒ってないから」

301: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:34:27.06 ID:oHCSEbAS0
多摩「……ほんと?」 

提督「うん、そんな簡単に怒らないって」 

球磨「はー、ならビビり損クマ」 

多摩「ねー」 

提督「怒るよ」 

多摩「じょ、冗談にゃ」 

球磨「…………」ガクガクブルブル 

北上「ふーちゃん怒ると怖いもんねえ」 

提督「そんなに?」 

北上「うん、あの二週間は生きた心地がしなかったもん」 

提督「ふふふ、北上はへたり込んで泣いてたもんねえ」 

北上「もー、その話はやめてってば」

302: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:43:32.68 ID:oHCSEbAS0
提督「ところで二人とも体操着だけど今から何かするの?」 

球磨「今からというか、もう次で最後クマ」 

提督「ということは、さっきまで運動してたってことかな。次は何するの?」 

多摩「持久走…にゃ」 

北上「だってさ、おあつらえ向きなんじゃない?」 

提督「だね。私達も一緒に走っていい?」 

球磨「大歓迎クマ!」 

多摩「……負けないにゃ」 

提督「ふふふ、私を侮っちゃいけないよ〜」

303: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:48:18.46 ID:oHCSEbAS0
北上「えー、私も走るのー?」 

提督「付き合うって言ったのは北上でしょ?ほら、着替えに行くよー」 

北上「走るの好きじゃないんだけどなあ……ま、ふーちゃんのためと思えばいいかな」 



島風「」フンスフンス 

球磨(すごいアップしてるクマ…) 

多摩(やる気まんまん……) 

那珂「よーっし、那珂ちゃんも張り切っちゃうよー!!」

304: 名無しさん 2015/02/16(月) 18:54:48.50 ID:oHCSEbAS0
更衣室 

「ふーちゃーん」 

提督「んー?」 

「なんでしきりの向こうで着替えてるのー?」 

提督「いや、こっちの方が落ち着くから……なにさ、見たいの?」 

「んー、見たーい」 

提督「わー、北上さんのえっちー」 

「ぐへへ、おまえの柔肌を見せるのじゃ〜」 

提督「いや〜ん…って早く着替えようよ」 

「うん、そだね」

305: 名無しさん 2015/02/16(月) 19:19:03.73 ID:oHCSEbAS0
「あ…ふーちゃん、そっちに上着忘れたからとってくれない?」 

提督「いいよー」 

「悪いねー」 

提督「んっと……あ、これかな」ヒョイ 

「あった?」 

提督「うん、カーテン開けるね……だあぁあっ!??」ガッ 

北上「どうしt……おおっ!?」 

ガッ 

提督「うわあっ!?」グイ 

ドサッ

306: 名無しさん 2015/02/16(月) 19:28:13.64 ID:oHCSEbAS0
北上「いたた……ん?」 

提督「……あ………」 

北上「…………///」 

提督「…………///」 

北上(押し倒されてる……) 

提督(お、押し倒しちゃってる……) 

北上「……ふーちゃん?」 

提督「……はっ、ご、ごめん!すぐ退くから…」スッ 

北上「………んーん」グイ 

提督「へっ…!?」 

北上「私は……もうちょっとこのままがいいな」 

提督「ぬな、な、なん……///」 

北上「…………ね、風花」 

提督「あぅ………/////」カァア

312: 名無しさん 2015/02/17(火) 15:23:45.73 ID:4SKI7Uad0
番外編『はぐらかす』 

木曾「提督、ピザって十回言ってみ?」 

提督「ピザピザピザピザピザピザぴぁっぴじゃぴづピザ!」 

木曾「俺のこと、好きか?」 

提督「ひざ!」 

木曾「…………」

313: 名無しさん 2015/02/17(火) 22:50:40.80 ID:4SKI7Uad0
北上「…風花、髪綺麗だね」サラ… 

提督「う……あ、あの、北上…///」 

北上「なに?」 

提督「そろそろ離れたいかなー…って…」 

北上「えー、もうちょっとだけこのままがいいんだけどな」 

提督「ほ、ほら、みんな待ってるから、ね?」 

北上「……ちぇっ、しょーがないなー」パッ 

提督「あ、ありがと…はー、ドキドキしたー…///」 

北上「ふふん、ふーちゃんウブだねえ」 

提督(あ…もう風花って呼んでくれないんだ…) 

北上「どしたの?」 

提督「な、なんでもないよ。ほら、早く着替えて行こ?」 

北上「はいはーい」 

提督(ちょっと残念……かな)

314: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:04:57.34 ID:4SKI7Uad0
北上「やー、お待たせー」 

島風「おっそーい!!」 

提督「ごめんごめん、ちょっと立て込んじゃって」 

島風「もー、そんなのいいから早く早く!」 

提督「はーい、みんなもやるよー」 

球磨「……更衣室で色々あったなんて怪しいクマ」 

多摩「提督の顔、ちょっと赤いにゃ」 

球磨「これはあとで北上に問い質す必要があるクマ」 

多摩「了解、にゃ」 

北上「あれ、そういや大井っちはいないの?」 

球磨「大井ならいつもの時間だとかなんとか言ってどっか行ったクマ」 

北上「そっか、ならいーや」

315: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:14:35.97 ID:4SKI7Uad0
那珂「提督、ジャージ姿似合ってるね!」 

球磨「教師みたいクマ」 

提督「こーら、茶化さないの。それじゃあ行くよ、よーい…スタート!」ピーッ 

島風「」ダッ 

北上「おー、さすがに速いねえ」 

提督「持久走はそういう競技じゃないんだけどなあ…」 

球磨「まーまー、自分のペースでやるクマ」 

提督「歩いたら今日のデザート抜きね」 

北上「げえ、鬼教師」 

那珂「ゆっくりでも走り続けることが大事なんだよ!」 

提督「那珂ちゃんうるさい」 

那珂「えっ、ひどくない!?」

316: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:28:40.06 ID:4SKI7Uad0
島風「ふふん、島風がいっちばーん!」ビュン 

提督「若いっていいねえ…」 

多摩「…その台詞、おばさんくさいにゃ」 

提督「ふぐぅっ!!!」 

北上「おー、クリティカル」 

那珂「そういえば、提督っていくつなの?」 

提督「にじゅう……って何言わせるのさ」 

球磨「でもかなり若く見えるクマ。化粧してなかったらもっと老けて見えるクマ?」 

提督「え?私化粧してないよ?」 

那珂「え"っ」 

提督「いや、だってここ女の子しかいないし…さすがに外に出る時はちょっとするけど」 

北上「ふーちゃん朝弱いってレベルじゃないし、化粧出来ないもんね」 

提督「あはは…まあ、化粧しない理由の七…八割がそうなんだけど…」

317: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:37:32.05 ID:4SKI7Uad0
島風「おっそーい!」ビュン 

提督「あの小娘、若さを武器に……」 

北上「今何周目さあれ」 

多摩「…三周目にゃ」 

北上「私らは?」 

球磨「まだ一周目クマ」 

那珂「ゆっくり行けば大丈夫だって!」 

提督「なんか悔しいな〜…」 


島風「」クルッ 


北上「お?」 

球磨「なんか振り返ったクマ」 


島風「……ぷっ」 


提督「」カチン 

ダッ!! 

北上「元気だねえ」 

球磨「あれはまだ二割も怒ってないクマ」 

多摩「というか、負けず嫌いなだけにゃ」

318: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:40:25.90 ID:4SKI7Uad0
島風「はっ、はっ、はっ…」 

ビュン 

提督「ふふん……♪」 

島風「むっ…!」 

ビュン 

提督「ぬぬ……」ダッ 

ビュン 

島風「!」ダッ 

ビュン 

提督「くっ!」ダッ 

ビュン 

ビュン 

「「ぬおおおおおおお!!!」」 


北上「アツいねえ」 

那珂「あんなに無茶したらすぐ身体壊しちゃうのになあ…」

319: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:45:11.53 ID:4SKI7Uad0
提督「はーっ、はーっ、はー……はひぃ、ちょっと、きゅ、けい…」ピーッ 

北上「おつかれー」 

島風「はぁ…はぁ…な、なかなか、やるじゃない…」 

提督「ふふん、まだまだ、若い子には負けないもんね…ふへえ…」 

球磨「はい、水クマ」 

提督「あ、ありがど…ぐうう」 

島風「し、しぬ……」 

那珂「そんなに一気に走り込んじゃダメだよ?」 

多摩「…二人ともバカみたいにゃ」 

提督「………」 

島風「………」

320: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:49:19.74 ID:4SKI7Uad0
北上「…………」ジー 

提督「………?」 

北上「ふむふむ…」マジマジ 

提督「な、なに?」 

北上(顔赤くして汗だくで息切らしてる風花……エロいっ)ニヘラ 

提督「……なんか変なこと考えてるでしょ」 

北上「あ、バレた?」 

提督「もー………えっち」 

北上「」キュン 

球磨「」キュン 

多摩「」キュン 

那珂「」キュン 

島風「?」

321: 名無しさん 2015/02/17(火) 23:52:29.51 ID:4SKI7Uad0
提督「ふー…そろそろ休憩終わりにしよっか」 

北上「そだね、もう息も整ったし」 

球磨「球磨ももういけるクマ」 

多摩「というか、まだまだこれからにゃ」 

那珂「那珂ちゃんもだよ!」 

島風「次は負けないんだから!」 

提督「気合い十分だね。よーし、行くよー」 



ピーッ

330: 名無しさん 2015/02/18(水) 20:07:14.44 ID:WDYU/ORV0
提督「ふー…みんなお疲れ様、よく頑張ったねー」 

球磨「うあ〜…もー走れないクマ…」 

多摩「にゃあ……」 

島風「もうダメ……」 

北上「ああ〜疲れた〜…ふーちゃんおぶって…」 

提督「ダメ、食堂まで自分で歩きなさい」 

北上「ぶー、鬼教師」 

提督「私の世代はこれが普通だったもん」 

球磨「完全に老害の台詞クマ」 

提督「なんだって?」 

球磨「何も言ってないクマ」

331: 名無しさん 2015/02/18(水) 20:38:41.04 ID:WDYU/ORV0
提督「ほら、みんな食堂行くよー」 

北上「うーん…まだ動けそうにないから後で行くー」 

球磨「球磨もクマ」 

多摩「多摩もそうするにゃ」 

那珂「那珂ちゃんもちょっと無理かも…」 

島風「私も…」 

提督「なんだ、じゃあ先に行ってるよ」 

北上「はーい」

332: 名無しさん 2015/02/18(水) 20:41:21.26 ID:WDYU/ORV0
廊下 

提督「はー、年甲斐もなく張り切りすぎた……」 

提督「…って、まだそんな歳じゃないし…」 

提督「………ん?」 

猫「…………」スタスタ 

提督「猫…?どこから入ってきたんだろ……」 

提督「…………」トントン 

猫「!」ピタッ 

提督「おっ……」

333: 名無しさん 2015/02/18(水) 20:46:25.03 ID:WDYU/ORV0
提督(えーっと…まずゆーっくりまばたきして……) 

猫「…………」ジー 

提督(で……注意を惹きつける…) 

猫「…………」ジー 

提督(…そして、目を逸らして敵意がないことを示す) 

猫「………」ペタン 

提督(警戒心がある程度なくなったら……拳を握って、差し出す)スッ 

猫「………!」ススス 

提督(指をこすって何かあるように見せて近寄ってくるのを待って……)コスコス 

猫「…………」スンスン 

提督(気を引いて、もう片方の手で…)ナデナデ 

猫「…………」 

提督(しっぽの付け根はどうかな…?)サスサス 

猫「………♪」ゴロゴロ

334: 名無しさん 2015/02/18(水) 20:51:38.77 ID:WDYU/ORV0
提督「うわ…うへへ、か、かわいい…」ニヘラ 

猫「…………」スリスリ 

提督「あ、も、もっと撫でてほしいの?」ナデナデ 

猫「ウニャ〜…」ゴロゴロ 

提督「ふ、ふふ…君も好きだねえ…」ニコニコ 

猫「…………」ゴロン 

提督「わ、そんなにお腹見せて大丈夫……?」 

猫「…………」ジー 

提督「あ……し、信頼してくれてるんだよね…えへへ」ナデナデ 

猫「♪」 

提督「えへへ………♪」 





大井「あ、あ、あああ、て、提督、か、か、か、かわいい〜っ……ふへ、ふえへへ、ふへへへへ」・・REC

338: 名無しさん 2015/02/18(水) 22:09:17.89 ID:WDYU/ORV0
提督「よいしょっと…」ダキアゲ 

猫「ニャ〜」 

提督「えへへ…君、軽いね〜」 

猫「ウニャン」 

提督「よしよし…一緒に食堂行こっか、ご飯あげちゃうよ」 

猫「♪」 

提督「ふふっ…にゃーん…♪」 

スタスタ 




大井「」ダラダラ 

間宮(なんで鼻血出しながら倒れてるんだろうこの子……)

339: 名無しさん 2015/02/18(水) 22:14:47.66 ID:WDYU/ORV0
食堂 

提督「……あれ、誰もいない?」 

提督「…………」クンクン 

提督「…まだ誰も何も作ってない…そっか、そういえば今日鳳翔さん出撃してていないんだっけ…」 

提督「……よーし、久しぶりに私が何か作ってあげますか」 

猫「ニャー」 

提督「ちょっと待っててね、君の分もすぐ用意するから。はい、ボール」コロコロ 

猫「!」ダッ 

提督「さて、食材何が余ってたかな…」ゴソゴソ

340: 名無しさん 2015/02/18(水) 22:22:23.68 ID:WDYU/ORV0
提督「う〜ん……」ゴソゴソ 

提督「……ん?お、にんにく…」 

提督「でもにんにくだけじゃなあ…いやでも揚げにんにくというのも…いやでも駆逐艦の子達は好きじゃないだろうし…」ゴソゴソ 

提督「…あ、ベーコンにコンソメ」 

提督「…そうだ、あとはオリーブオイルがあれば……」 

提督「………あ、あった!よーし、これで簡単なペペロンチーノが作れる」 

提督「ふふん、なんだか楽しくなってきちゃった」

341: 名無しさん 2015/02/18(水) 22:37:15.34 ID:WDYU/ORV0
ガチャ 

金剛「うう、もう腹ペコネー…」 

比叡「あ、頭がクラクラしてきた……」 

榛名「は、榛名は……大丈夫、じゃないです…」 

霧島「まさか朝食を抜いただけでこんなことになるとは……」 


提督「ん?みんなふらふらだけど、どうしたの?」 

霧島「あ、提督!その、実は、今日鳳翔さんがいないせいか、朝食を抜いた人が多くて…」 

提督「ああ、みんなもその弊害を受けたってこと?」 

榛名「お恥ずかしながら…」 

提督「もー、ちゃんと朝ご飯は食べなきゃダメだよ」 

比叡「面目ないです……」

342: 名無しさん 2015/02/18(水) 22:51:27.43 ID:WDYU/ORV0
提督「というか、金剛も料理上手なんだから何か作ればよかったのに」 

金剛「……スープカレー」 

提督「まだ根に持ってたんだそれ…」 

金剛「だって!だって!!」 

提督「まあまあ、英国式のスープカレーが口に合わなかっただけで、金剛の作るスコーンは美味しいよ?」 

金剛「…むう、テイトクがそう言うなら考えマス」 

霧島「あの〜、ところで今日は誰が昼食を…?」 

提督「私だよ」 

比叡「司令が作るんですか!?」 

榛名「わあ…!」

343: 名無しさん 2015/02/18(水) 23:03:12.05 ID:WDYU/ORV0
提督「そ、そんなに期待されると緊張するんだけど…あんまり上手く出来ないし」 

榛名「そんなことはありません!提督の料理はどれも美味しいものばかりです!」 

提督「そうかな…あんまり自信ないんだけど…」 

霧島「ここだけの話、提督が朝弱くなかったら朝食を作ってもらいたいという声が多数挙がっています」 

提督「そ、そんなに?」 

比叡「はい!なんなら毎日作ってもらいたいくらいですよ!」 

金剛「………」ゲシッ 

榛名「………」ゴスッ 

霧島「………」ガスッ 

比叡「ですよね!抜け駆けは良くないですよね!」ボロッ 

提督「は、はぁ……」

344: 名無しさん 2015/02/18(水) 23:13:22.69 ID:WDYU/ORV0
提督「あのー、そろそろ厨房に戻りたいんだけど…」 

霧島「あ、はい。すみません、引き止めてしまって」 

提督「いいよいいよ、すぐみんなの分も作るから座って待ってて」 

比叡「超特急でお願いしますね!」 

金剛「急かすのは良くないネー」ギリギリ 

比叡「ゆっくりでだいじょうぐぐぐお姉様絞まってます絞まってますタップタップ」パンパン 

提督(この子達こんなに騒がしかったっけ……) 

榛名「ちっちっちっちっち」 

猫「………」プイ 

榛名「…………」ショボン

358: 名無しさん 2015/02/20(金) 16:38:02.35 ID:17T4wAJD0
ジュワア… 

霧島「わあ……」 

比叡「いい匂い…」 

金剛「楽しみデスネー…」 

榛名「…………」ソー 

猫「フシャー!!」 

榛名「ひいっ」ビクゥ 

比叡「さっきからなにしてるの?」 

榛名「いえ、見慣れない子がいたもので、つい…」 

金剛「Oh!これはvery cuteなblack catネー!」 

霧島「ずいぶん嫌われてるみたいだけど…」 

<ダメだよー、その子もお腹空いて今気が立ってるから 

榛名「よかった…嫌われていたわけではないんですね…」 

<ほら、もう出来るからちゃんと座ってなよー

359: 名無しさん 2015/02/20(金) 17:01:54.78 ID:17T4wAJD0
提督「ほいっ、お待ちどう」コト 

金剛「おおおおお!!」 

比叡「おおっ、この香しい香り…」 

榛名「榛名、感激です…!」 

霧島「パスタはあまり慣れないものですが…これはいいものですね」 

提督「まあ、ソース作るだけだからね、簡単だよ」 

比叡「ふむふむ、今度教えてもらってもいいですか?」 

提督「え"っ……ひ、比叡に?」 

比叡「はい!」 

提督「あー、う、うん、機会があればね?」 

比叡「はい!よろしくお願いします!」 

猫「ニャー」 

提督「おっと、忘れてた…はい、君の分はソース無しだよ」

361: 名無しさん 2015/02/20(金) 17:19:22.76 ID:17T4wAJD0
提督「さてと、そろそろ金剛が死にそうだし食べよっか」 

「「「「「いただきます!」」」」」 

猫「………」ハグハグ 

提督「……そういえば、猫ってパスタ好きなんだってね」 

比叡「わあっ、すごい!これすごい美味しいです!!」モグモグ 

金剛「にんにくのspicyさと…オリーブオイルの風味が口の中に広がって…Delicious!」モグモグ 

榛名「やっぱり提督の作る料理は美味しいですね!」 

霧島「うん、おいしい!」 

提督「……聞いちゃいないね」サスサス 

猫「ウニャ?」

362: 名無しさん 2015/02/20(金) 17:43:19.84 ID:17T4wAJD0
提督「……ふう、ごちそうさま」カチャ 

霧島「もう食べ終わったんですか?」 

提督「うん、みんなの分のソースも作らないといけないからね」 

金剛「あ、ならワタシも手伝いマース!」 

提督「いいよいいよ、みんなはゆっくり食べてて」 

比叡「遠慮しなくてもいいですよ?」 

提督「いやほんと比叡は座ってて、お願いだから」 

比叡「? は、はい…?」 

猫「ふにゃあ………」 

猫「……zzz…」 

霧島「食べたら寝る…子供みたい」 

榛名「提督も同じようなものですね」 

霧島「ふふっ、言えてる」

363: 名無しさん 2015/02/20(金) 17:57:24.79 ID:17T4wAJD0
〜〜〜 

提督「よし、と…隣に乾麺置いておけばあとは茹でるだけ」 

提督「隣に粉チーズを…お好みでどうぞ、なんて…」コトッ 

提督「えっと、ソースは……こっちが子供舌の駆逐艦用の辛さを控えめにしたやつで」 

提督「これが普通で………これが辛口かな」 

提督「紙、紙……あった」 

提督「からさひかえめ、ふつう、からくち、と………」カキカキ 

提督「………あ、そうだ、長門用のも作っておかないと…」 

〜〜〜

364: 名無しさん 2015/02/20(金) 18:23:19.61 ID:17T4wAJD0
提督「四人とも、食べ終わったら食器重ねておいといてねー、あとでまとめて洗うから」 

金剛「了解デース!ところでテイトク、どこに行くんデスカ?」 

提督「うーん、食べ終わったのにここにいるのもなんだし、どこかブラブラしようかなーって」 

霧島「いつもの提督なら居眠りをしてる頃ですね」 

提督「そうだね…どうせ暇だし、ちょっと昼寝しようかな」 

榛名「はい、休むことも大切ですよ」 

提督「うん…この子も寝てるしそうすることにするね」 

猫「zzz……」 

提督(……そういえばこの子、首輪がないってことは野良なのかな…) 

提督(…まあいっか、寝よう……) 

提督「ふあ…じゃあね〜…」 

比叡「おやすみなさーい!」 

バタン