332: 名無しさん 2016/02/17(水) 02:32:28.44 ID:kYzfk1XMO
「おーおー、アンタ何度も俺に会いにきてくれるなんて、もしかしてアンタ俺のファンかぁ?」
「いえ、私は惑星保護機構の者です。なんでも貴方、悪の組織として活動されているとか…」
「ほほう。どうやら俺も、悪の支配者としての知名度が高くなっているようだな…」
「俺…?あの、貴方は性別は…」
「んなこたぁどうだって良い!お前が俺を倒しに来たというのなら、さしずめお前は正義のヒーローといった所か」
「いえ、私は正義でもヒーローとかでもなく、惑星保護機構の…」
「そんな事はどうでも良い!勝負だ!この俺は全宇宙を支配して、いずれは宇宙の帝王になる者だ!覚悟しな!!」
「………」
「うぉりゃぁぁあああああああああああ!!!」ダダダダダダダダ
333: 名無しさん 2016/02/17(水) 02:32:58.12 ID:kYzfk1XMO
「」プスプスプス
「…意外と、お弱いのですね。」
「…うっ…うるせぇ……!言うな…もう一度だ!」
「いえ、貴方の事は先ほどの闘いで分かりました。真面目に正々堂々と挑むそんな貴方が悪行なんてする筈が無い。」
「んだとぉ!?それは悪の帝王に対する侮辱だぁ!」ウガァー!
「いえ、とにかく私はこれで失礼させていただきます。まだお仕事がありますので。」
「おい待てぇ!勝ち逃げする気かぁあ!!それともビビってんのかぁ?」
「仕事ですので」
「…あー!もうアンタとっつきにくい奴だな!少しは不適の笑みでも良いから笑えねぇのか!!」
「今、笑顔になれば貴方は怒りませんか?」
「怒るに決まってるだろうが!イコール馬鹿にされてんだからな!!」
「…そもそも、私は笑うのが苦手ですのでそのような事は無いのですがね。」
「………まぁいい。」
「リベンジだ!次こそは絶対に勝ぁーつ!!それまで俺の顔と名前を忘れるなよ!!」
「…先ほどから思ってたのですが、貴方…女性なのに俺とは…」
「そんなことぁどうでも良い!いいか良く聞け!俺の名前はな――――」
334: 名無しさん 2016/02/17(水) 02:33:28.30 ID:kYzfk1XMO
ダゴン「………」
ダゴン「…あれから……60年か…。」
ダゴン「……」
ダゴン「…」
ニャル夫「おーいダゴン!マーチのコアラ残り一個だけど、食ってもいいかぁー?」
ダゴン「食☆わ☆せ☆る☆かっ!!!!俺の愛しいコアラちゃんをお前のう●こになんかさせたりしねぇえええ!!!」ダッ
真尋「ほらぁ!だから怒るって言ったじゃん」
ニャル夫「ごめんなダゴン。実はさっき俺達気づかず全部喰っちまったんだ。」
ダゴン「」
ニャル夫「いや本当ごめん。ごめんなダゴn」
ダゴン「…うんこになる前に取り出さなきゃ」
ニャル夫「えっ?」
ダゴン's「「「「「「「「「「必殺!影分身の術!!!」」」」」」ブワワッ
ニャル夫「うわぁ!また増えたぁ!!」
ダゴン1「これより!コアラの摘出手術を始めます!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「イエス!マム!!」」」」」
真尋「うわぁあああ!この覆面メス持って来たぁぁああ!!」
ダゴン2・3・4・5・6「「「「「キィィェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」」」」」ブンブンブンブンブン
ニャル夫「だぁぁぁぁああああ!!!振り回すなぁああ!!!!」
【続く】
341: 名無しさん 2016/02/27(土) 14:57:56.55 ID:JvBvJrKdO

342: 名無しさん 2016/02/27(土) 14:58:25.57 ID:JvBvJrKdO
【午後の地球】…始
~Largest Known Galaxy 第7京三百七十区~
ニャル夫「っしゃぁあ!ここで普通の村人の脳に寄生型宇宙人設置!」パァーン
ダゴン「なっ何ぃ!?まだそんなカードがあったとはぁ!?」
真尋「これで普通の村人はニャル夫の戦力を強固させ僕たちのSAN値は吸い取られていくのか…!」
ダゴン「…だが、これなら好都合だ」スッ
ニャル夫「はっ、強がりを…なっ何ぃ!?そ…そのカードは!!」
ダゴン「そう!これは俺の手持ちのクトゥグアを田中角栄にトレード!これでお前の国は田中角栄が所持する軍隊と戦争が避けられない!!」
真尋「…そう来ると思って、僕も隠しておいたのさ」スッ
ダゴン「なっ何ぃ!?それは…大量のイースターエッグだとぉ!?」
ニャル夫「それも…イースターラビットまでいやがる!」
真尋「このイースターラビットでイースターエッグは無限に増殖する。そして、そのイースターエッグの効果…お前は知ってるな?」
ダゴン「くっ!これでは戦争に勝っても負けても…俺達はエスカルゴになっちまう!」
ニャル夫「俺も…このままではイースター一色になっちまう!」
ラグナラ「そうはさせないよ!真尋の敷地にウサギが居るなら好都合だ!」バンッ
真尋「なっ…それは!?」
343: 名無しさん 2016/02/27(土) 14:58:54.61 ID:JvBvJrKdO
ラグナラ「私のウォルト・ディ●ニーカードでウサギを黒鼠に進化!これで貴方はエレクトリカルになって行進する事しかできない!」
ナイア「それと同時に、遊園地も作ってしまうのだよね」クプクプクプ
ラグナラ「!! ナ…ナイア?そのカードは…まさか…!?」
ナイア「そう、エスケープ・フロム・トゥモロー。黒鼠の遊園地にゲリラ撮影して精神が崩壊されるカードさ。」
ナイア「これで貴方のSAN値は極限に落ち、遊園地に来るであろう貴方達も巻き添えにSAN値が下がる」
ラグナラ「うぅ…!」
ダゴン「畜生…!まさかここでギリギリ違法映画のカードが出るなんて…!」
真尋「全編白黒のくせに…SAN値を下げるなんて…」
ニャル夫「くっ……うおおおおおおおおおお!!!!」
バンッ!!!!!
ニャル夫「…つっ……まんねぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
344: 名無しさん 2016/02/27(土) 14:59:45.10 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「何だこれ!?クトゥルフTRPGってこんな意味分からん物だったのか!?」
真尋「…途中からトレーディングカードが出てきた辺りから怪しくなってきたと思ったんだ」
真尋「これ…絶対クトゥルフTRPGじゃないよ」
ニャル夫「やっぱり偽者か!あのクソ野郎ぉぉおおお!よくも俺をカモりやがったな!!」
真尋「そもそも必要な物ってガイドブックとメモ帳くらいだしね」
ダゴン「あっやっぱり?俺も一秒ごとにSAN値が893値減っていく所から俺のSAN値ヤベェって思ってたんだけど」
ラグナラ「ふーん、私は楽しかったんだけどなぁ」
ニャル夫「ったく。やめやめ!そもそも地球人から邪神て言われてる俺らがクトゥルフTRPGやるって意味分からんだろ」ギシッ
真尋「身も蓋も無い事言うなよ」
ナイア「えー…僕は楽しかったのにぃー」ブーブー
ニャル夫「もっと他の事やろうぜ。ええと、他には何があったかな…」ゴソゴソ
真尋「…思ったんだけどさ、何でアンタの宇宙船の中に玩具箱があんの?」
ニャル夫「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」ゴソゴソ
真尋「ニャル子と?」
ニャル夫「ん?まぁー…その時はそうかな。ゲートボールで俺の頭部壊してからは構ってないが…おお、あったぞ」ドンッ
真尋「…何?これ」
ニャル夫「地獄石。誰が一番高く積み上げる事ができるかという玩具だ」
真尋「うわぁ何一つ面白くなさそう!ただの苦行じゃないかこれ!」
真尋「…途中からトレーディングカードが出てきた辺りから怪しくなってきたと思ったんだ」
真尋「これ…絶対クトゥルフTRPGじゃないよ」
ニャル夫「やっぱり偽者か!あのクソ野郎ぉぉおおお!よくも俺をカモりやがったな!!」
真尋「そもそも必要な物ってガイドブックとメモ帳くらいだしね」
ダゴン「あっやっぱり?俺も一秒ごとにSAN値が893値減っていく所から俺のSAN値ヤベェって思ってたんだけど」
ラグナラ「ふーん、私は楽しかったんだけどなぁ」
ニャル夫「ったく。やめやめ!そもそも地球人から邪神て言われてる俺らがクトゥルフTRPGやるって意味分からんだろ」ギシッ
真尋「身も蓋も無い事言うなよ」
ナイア「えー…僕は楽しかったのにぃー」ブーブー
ニャル夫「もっと他の事やろうぜ。ええと、他には何があったかな…」ゴソゴソ
真尋「…思ったんだけどさ、何でアンタの宇宙船の中に玩具箱があんの?」
ニャル夫「この宇宙船は元々親父の何だよ。今は俺のだけど、子供の時によくここで遊んだんだ」ゴソゴソ
真尋「ニャル子と?」
ニャル夫「ん?まぁー…その時はそうかな。ゲートボールで俺の頭部壊してからは構ってないが…おお、あったぞ」ドンッ
真尋「…何?これ」
ニャル夫「地獄石。誰が一番高く積み上げる事ができるかという玩具だ」
真尋「うわぁ何一つ面白くなさそう!ただの苦行じゃないかこれ!」
345: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:00:43.18 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「あんなもんで遊ぶくらいなら、石を積み上げてた方がマシだ」
ダゴン「蟹食べるみたいに全員終始無言で作業しそうだな」
ナイア「本当に苦行じゃないか。そんな単調作業は嫌だよ」
ラグナラ「あっ!そうだ王子!折角だしあのゲームやろうよ!」
ニャル夫「ん?一体何のゲームだ?」
ラグナラ「王様ゲーム!王様になった人は何でも命令できるの!」
真尋「おい誰だラグナラ君に変な情報与えた奴は」
ダゴン「馬鹿野郎!あれはリア充共がエロイ目的でやる邪悪なゲームと言ったじゃねぇか!」
ラグナラ「でもでも!王子は宇宙を支配する世紀の大悪党なんだよ!?」
ダゴン「それではニャル夫さんに答えて貰いましょう。ニャル夫さん。貴方は王様ゲームを通じて御自身のロリコンを進行させますか!?」
ニャル夫「いや…今はそれどころじゃない…」
ダゴン「やぁーいwwwやぁーいwwwww当の本人から拒否されてやんのぉwwwwプギャァー9(^д^)9」
ラグナラ「うくぅ…!私だってもっと王子とチュッチュとかしたいのにぃー!」
ダゴン「それがwww本音かこのマセガキィwwwwwさぁー真尋さん!?今のご心境は!?」
真尋「何で僕に振ったんだ」
ダゴン「んんwww我ww完全勝利wwwww敗北を知りたいwwwwwドゥクシドゥクシwwww」
ナイア「…勝利に浸っている所悪いけど、本当に今遊んでる暇じゃないよ」
真尋「え?」
346: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:01:44.39 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「皆さんに、言わなければいけない事があります。」
ダゴン「はwwww何すか?wwwww」
ニャル夫「たった今、この宇宙船が惑星保護機構の機体に囲まれました。」
ダゴン「え?」
真尋「え?」
ラグナラ「え?」
ナイア「…詳しくは、画面を確認ください。」ブォン
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
真尋「…………」
真尋「……うきゃぁぁあああああ!!!」
ニャル夫「ヤベェぞ…これはヤバイ。俺と真尋は死体オンリーで指名手配されてっから…」
ニャル夫「…殺される………」
ダゴン「……えっ?マジで?」
ラグナラ「……あれ、私たちを殺しに来てるの?」
ナイア「あー…確かにこれは刺激的な体験だねぇ。くぷくぷくぷ」
真尋「ニャ…ニャル夫!早く!早くデウス・エクス・マキナでこっからワープするぞ!」
ニャル夫「言われなくても分かってんだよ!!行くぜマイホーム!ブラックホールだ!!」カチリ
カッ
ダゴン「はwwww何すか?wwwww」
ニャル夫「たった今、この宇宙船が惑星保護機構の機体に囲まれました。」
ダゴン「え?」
真尋「え?」
ラグナラ「え?」
ナイア「…詳しくは、画面を確認ください。」ブォン
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
真尋「…………」
真尋「……うきゃぁぁあああああ!!!」
ニャル夫「ヤベェぞ…これはヤバイ。俺と真尋は死体オンリーで指名手配されてっから…」
ニャル夫「…殺される………」
ダゴン「……えっ?マジで?」
ラグナラ「……あれ、私たちを殺しに来てるの?」
ナイア「あー…確かにこれは刺激的な体験だねぇ。くぷくぷくぷ」
真尋「ニャ…ニャル夫!早く!早くデウス・エクス・マキナでこっからワープするぞ!」
ニャル夫「言われなくても分かってんだよ!!行くぜマイホーム!ブラックホールだ!!」カチリ
カッ
347: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:02:12.97 ID:JvBvJrKdO

348: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:03:01.15 ID:JvBvJrKdO
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!悪夢再びぃいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ナイア「…………」椅子と接合
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「おい!大丈夫なのかぁぁ!?この機体壊れそうな音出てるんだけど!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「馬鹿野郎!今までで何回この体験したと思ってやがる!今回も大丈夫だって安心しろよ!!」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
349: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:03:29.46 ID:JvBvJrKdO

350: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:04:18.12 ID:JvBvJrKdO

351: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:04:47.25 ID:JvBvJrKdO
~ニャル子宇宙船~
ハス太「…予想通り、奴らデウス・エクス・マキナ使ったね。」
ニャル子「ふっふっふ。だけど、それも無力ですよ!奴の船には私達の同胞が乗ってるんですからね!」
ニャル子「その同胞の位置情報を取得すれば、真尋さんを見つけるなんてもう時間の問題なのです!ふっふっはぁー!!」
クー子「もう…犯罪者の掌に…踊らされない」グッ
ニャル子「さぁ!ハス太くん今すぐ座標を確認するのですよ!すればようやく奴らをしょっぴいて真尋さんを助ける事が出来るんですから!」
ハス太「うん!………ん?」
ニャル子「さぁーて…真尋さんを攫った重罪犯罪者はどう処理してやりましょうかねぇ…真尋さんが安心するように、真尋さんの目の前で頭部を破壊して…」
ハス太「…ねぇ、ニャル子ちゃん?」
ニャル子「そしてゆくゆくはニャルニャルハウスで真尋さんとニャンニャンして……どうでしたハス太くん!特定できましたか!?」
ハス太「うん…できたけどね?これね……」
ハス太「宇宙船、ブラックホールに潰されてる…」
352: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:05:14.44 ID:JvBvJrKdO
ニャル子「………」
ニャル子「……え?」
ハス太「…いや、だからね?ブラックホールが予想以上に大きかったからか…」
ハス太「真尋くんの乗っている宇宙船が…潰れちゃったんだ…」
ニャル子「…………」
ニャル子「えっ?あの、真尋さんは……」
ハス太「……」フルフル
ニャル子「………」
ニャル子「うわぁぁああああああああああああああああああああ!!!!」ガバァ
ハス太「わわっ!今は操縦できないよニャル子ちゃん!」
ニャル子「真"っ"真"尋"ざぁ"あ"あ"ん"!!や"だや"だや"だや"だ!!う"わ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ポロポロポロ
ニャル子「わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!」ガリガリガリガリ
353: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:05:44.25 ID:JvBvJrKdO
真尋「(…………)」
真尋「(…何だろう?ここは……暗い……)」
真尋「(いや、暗いのは僕が目を閉じているからか…?)」
真尋「(…いや、目を閉じても開いても、見える物は同じ暗闇だ。)」
真尋「(…ここは、)」
真尋「(ここは……どこだろう。)」
「………、……」
真尋「(…人の声が聞こえる。)」
「――!―――ッ」
真尋「(…人の指、手が僕の腕を持って引っ張る感覚がある。)」
真尋「(その感覚で、僕を引っ張っているのは人間の物だという事に気づいた。)」
真尋「(安心してしまったからか、僕はそのまま意識を失い…眠ってしまったのだった―――)」
354: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:06:13.63 ID:JvBvJrKdO
真尋「………」
「―――く―」
真尋「…………」
「――お――くん」
真尋「………ん…」
「――起きなよ、八坂君」
真尋「……………」
真尋「……ん?」
余市「おはよう。」ニコ
真尋「………」
真尋「……え?余市?」
真尋「…って、え?ここって…学校?」
キーンコーンカーンコーン
余市「ははは。一体どんな夢を見てたんだい?」
355: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:06:46.27 ID:JvBvJrKdO
真尋「いや、でも僕は…地球に指名手配されてて…ニャル夫と…」
余市「中々面白い夢を見ていたようだね。そろそろ授業が始まるよ。」
真尋「おっ…おお…。」
ガララ
担任「はい、それじゃぁ授業始めるぞ。」
真尋「…………」
真尋「(…どうなってるんだ?いつも通りの教室じゃないか。)」
真尋「(それじゃぁ、さっきまでのは夢…だったのか?)」
真尋「(……なら、ニャル子は…)」
真尋「…………」
真尋「……いない?」
余市「ん?誰か早退でもしたのかな?」
真尋「いっいや…、ニャル子が…」
余市「ニャル子?」
プッ
余市「夢の中で、アニメのキャラクターと友達にでもなったのかな?」
真尋「え?いっいや……えぇ…」
担任「そこ、私語は慎め。」
356: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:07:17.22 ID:JvBvJrKdO
真尋「あっ…はい…すみません。」
余市「ごめんなさい」
担任「よろしい。では今日は宇宙理論と太陽系についての授業を行う。」
真尋「(…………)」
真尋「(…もしかして……ニャル子の事も…全部夢だったのかな…?)」
担任「まず、我々が住んでいる太陽系、この太陽系には地球を含めて8つの主要天体があり…」
真尋「(クー子も…ハス太も……シャンタッ君も教室に居ない。邪神の居ない普通の教室風景だ)」
担任「そして地球はこの太陽系のどの位置にあるか…分かるか?斉藤」
男子「はい。太陽から三番目に近く、内太陽系の中に位置しています。」
担任「正解だ。さてはお前予習してきたなぁ?」
ははははは…
真尋「(……よく考えれば、ニャル夫と過ごした日常のが最も有り得ない日常じゃないか。)」
担任「それじゃぁ次に行くぞ。宇宙の始まりは何から始まった?」
女子「はい。宇宙はまずビックバンという巨大な爆発から始まり、様々なガス分子や宇宙原子が誕生したと言われています。」
真尋「(だって、あんなビー玉の事なんて…知らない事から始まって、知ったからという理由で知らないままに指名手配にされて…)」
真尋「(そもそも…なんでアイツはあのデウス・エクス・マキナを盗んだんだ…?)」
担任「その通りだ。そして、そのビックバンと同時に一番最初に生まれたのが”デウス・エクス・マキナ”と言って…」
真尋「!?」ガタッ
357: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:07:56.89 ID:JvBvJrKdO
担任「ん?どうした八坂?」
男子「うん●か?」
はははははははははは
真尋「いっいえ…何でも……」カタリ
担任「そうか。で、最初は宇宙もビー玉くらいの大きさしか無く、消えたり発生したりを繰り返して…」
真尋「(いっ…今……確かに言ったぞ…!?)」
真尋「(今…アイツ”デウス・エクス・マキナ”って……!)」
担任「…それで、ここまで聞いて何か質問とかあるか?」
真尋「……はい…」スッ
担任「おっ八坂。どうした?やっぱりウ●コか?」
真尋「違います!」
担任「そっそうか。それで、何が聞きたい?」
真尋「その……デウス・エクス・マキナって……」
真尋「それって……詳しく言うとどんな物…なんですか?」
担任「ん?どんな物も何も…気の短い俺達人間には関係の無い物だ」
真尋「それでも!それでも先生の知っている事は何ですか?」
担任「おおー、八坂は野心家だなー。そういうの先生、嫌いじゃないぞー」
担任「まぁ、と言っても俺にも良く分からんのだけどな。色々な憶測があるが…」
担任「とりあえず、宇宙最大の構造体であるグレートウォールを120個作れる位のエネルギーがあると言われている。まだ計測中だけどな。」
男子「という事は、新聞紙を102回折った時と同じ大きさのエネルギーですか?」
担任「おっそうだな。」
男子「って事は~?新聞紙以下って事じゃないですかぁ!!」
担任「お前は新聞紙を102回も折れるかな?折れたらお前は晴れて宇宙の支配者になれるぞ~?」
ドッ
358: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:08:23.93 ID:JvBvJrKdO
真尋「……あの、もう一つ……」
真尋「デウス・エクス・マキナって…今、どこにあるんですか…?」
担任「…おい八坂、それはもう社会の授業で習っただろぉ?忘れたのかぁ?」
クスクスクス
真尋「…え?」
担任「全くしょうがないな。余市、俺の代わりに説明してくれ」
女子「あ~!職務怠慢だぁー!」
担任「うるせっ、これは管轄外だ!」
余市「はい。八坂君、意外と君は世間知らずだったんだね」
真尋「うるさいな…」
余市「ごめんごめん。言い方が悪かったかな。今、デウス・エクス・マキナはね…どこにあるか分からないんだ。」
余市「だって、盗賊に盗まれてからまだ取り返せていないんだから。」
359: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:09:00.72 ID:JvBvJrKdO
キーンコーンカーンコーン
担任「はい!今日の授業はこれで終わり!お疲れさん。」
ハーオワッター コレカラドコイクー? カラオケイクヒトー ハァーイ
真尋「……………」
余市「どうしたんだい?何だか浮かない顔してるけど」
真尋「………いや、何でもないよ」
余市「そうか。それなら良いんだけど…」
真尋「(……ここは…僕の知ってる…地球だよな…?)」
真尋「(でも……僕は、地球に捨てられて……その理由が……デウス・エクス・マキナを知って関わったから…)」
真尋「(なのに…今日の授業ではデウス・エクス・マキナの名前が……)」
真尋「(それに…盗まれたって盗賊って…それって……思い切り……)」
珠緒「おおっすぅ!!真尋くん一緒に帰りましょぉー!!」ババッ
真尋「うわっ!?珠緒!?」
余市「ああ暮井君。僕も八坂君と帰ろうとしていた所なんだけど」
珠緒「おっと良いですよ!それじゃぁ三人仲良く歩きましょうか!」
真尋「うっうん……」
360: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:09:31.02 ID:JvBvJrKdO
珠緒「それじゃぁ!私は真ん中で!」ガシッ
真尋「…てっ手は繋がなくて良いんじゃないのか?」
珠緒「へっへー、実は私両手に花というのをやってみたくて」
余市「はは。普通は性別が逆じゃなきゃいけないけどね。」
真尋「ははは……。」
真尋「………」
真尋「(珠緒は…いつもよりテンションが高いような…いや、ニャル子達が居ないから比べる物が無くなって彼女のテンションが浮き彫りになっているだけか)」
珠緒「おっとそうだ!実は明日、私が見たい映画が公開されるんですよ!なので今日から…」
珠緒「私と!映画デートしてくれる人を募集します!」バッ
余市「良かったら八坂君、暮井君と二人でどうだい?」
真尋「…………ファッ!?」
珠緒「ほほう、これは俗に言う”デエト”という奴ですな…?」
真尋「お前は何者だ」
珠緒「ままっ冗談ですよぉ!余市君も一緒に行きましょう!」
余市「いいのかい?僕は邪魔にならないかな?」
珠緒「邪魔なんてそんなぁ!さすがに男女一人ずつだと気まずくなって変な空気が流れちゃうじゃないですか!」
真尋「珠緒に限ってそんな心配は無いと思うけど」
361: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:09:59.30 ID:JvBvJrKdO
珠緒「こういうのはまとめ役が必要なのよ!だから、ね!余市くんお願い!」バッ
余市「…まぁ、僕も明日は暇だったからね。」ニコ
珠緒「やっりぃ!それじゃぁ八坂君!余市君!明日札幌駅に集合ね!」
真尋「ああ。」
余市「楽しみにするよ。」
珠緒「よっしゃ決まりー!今日は明日に備えて寝るぞぉー!」イエーイ
真尋「………」
真尋「(…ああ、何かこれって…)」
真尋「(普通に……青春してるなぁ……)」ジーン
珠緒「ん?どうしたの八坂君。ちょっと泣いてる?」
真尋「……あくびだよ。」
362: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:10:33.80 ID:JvBvJrKdO
~翌日~
真尋「…………」
余市「…………」
真尋「……遅い…」
余市「もう、待ち合わせ時刻から十分は経ってるね」
真尋「何で発案者が一番遅刻するんだよ…」
余市「そういう八坂君は、20分前に来た僕よりも早く来ていたじゃないか。凄く楽しみにしてるんだね。今日のデート」
真尋「……まぁ、映画なんて久しぶりだからな。後、デートじゃない」
真尋「しかし遅い…遅すぎるぞ…。どんだけ待ってると思ってるんだ…」
タッタッタッタッタ…
余市「おっ、噂をすれば」
珠緒「はぁ…はぁ……ごめぇん。ちょっとそこらで隕石に潰されてたお婆さんを助けててさぁ」
真尋「遅刻して早々の第一声がふざけた言い訳とは良い度胸をしてるな」
余市「隕石に潰されたら、普通は塵となっているよ暮井君」
珠緒「あっそうだった!くぅ~だったらやっぱり全裸の集団に命を狙われてたって言えば良かったぁ~」
真尋「そっちもツッコミ所満載だからな!?隕石より意味が分からんぞ!!」
363: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:11:04.85 ID:JvBvJrKdO
珠緒「まぁまぁ、そんな事より映画館へレッツラゴーたい!今からなら全然間に合うからね!」
真尋「間に合わなかったら怒るぞ」
珠緒「大丈夫だって!こんな時の為に、待ち合わせ時間を予定より一時間早めたんだから!」
余市「なるほど。暮井さんにしては頑張ったね」
珠緒「えへへ」
真尋「褒めてない、全く褒めてないぞ。寧ろ馬鹿にしてるぞ。つーか遅刻しない努力をしろよ!」
珠緒「…しかし、真尋君もツッコミ変わったねぇ。いつもと違う人がツッコンでるみたい」
真尋「……え?」
真尋「(…そりゃぁ…あんな夢を見ちゃったからかな…)」
珠緒「まぁ、ニャル子ちゃんのお兄さんに誘拐されたんじゃ、ツッコミ力も上がるかぁ」
真尋「まぁ、そんな所だよ。ニャル子の血が繋がってるからか滅茶苦茶でさぁ。まぁ、でもニャル子よりはマシな常識力……」
真尋「……ん?」
珠緒「おっと!そんな事よりそろそろ映画館が見えて来ましたよ!さぁ早く!早く!」
真尋「ちょっちょっと待ってくれ!珠緒!お前今ニャル子って…!」
珠緒「ん?何の事ですか?」
364: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:11:33.05 ID:JvBvJrKdO
真尋「いや!だってさっき……」
珠緒「まぁそんな事はさておき、皆さんはどんなポップコーンをお頼みで?」
余市「うーん…僕は王道を行く、塩かな」
珠緒「うんうん。やっぱり映画館と言えば塩!ですが、私は今日は醤油バターの気分なのですよ!八坂君は!?」
真尋「……本当に、ニャル子の事は…知らないのか?」
珠緒「そんな事は今はどうでも良いんです!八坂君は一体何にするんですか!?」
真尋「………シナモンシュガー」
珠緒「まさかの邪道中の邪道!まぁでも美味しそうですねぇ、私にも食べさせてください!」
真尋「…まぁ、いいけどさ……」
365: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:12:04.34 ID:JvBvJrKdO
余市「ところで、今日はどんな映画を見る予定なんだい?」
珠緒「ふっふっふ。良くぞ聞いてくれました。今日見る映画…それは、ある男の決意の話…」
珠緒「犯罪を犯した男、その男を良く知る監視員、狭い牢獄、何も起こらない筈が無くて…」
真尋「ちょっと待て、そういう系の話?僕、帰りたくなってきたんだけど…」
珠緒「やだなぁ何を想像したのよ八坂君!ちゃんとしたスペースオペラです!」
真尋「それなら良いんだけど…」
余市「それってもしかして…このポスターかい?」
真尋「……っ!?」
珠緒「そうそうそれです!その白い髪の男性が主役のロードムービーです!」
余市「【夢見るままに待ちいたり】か…。このタイトルが、物語の伏線になったりするのかな?」
珠緒「おっと?余市君中々鋭い事言うねぇ。益々映画が楽しみになって来ましたよ!」
真尋「…………ニャル…夫?」
366: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:12:54.53 ID:JvBvJrKdO
珠緒「あれ?八坂君もこの映画知ってる?確かに主人公はニャル夫って名前だけど」
真尋「…いやいやいやちょっと待てちょっと待て」
真尋「何でニャル夫が映画になってるんだよ!?しかも地球の!!」
珠緒「何でって…それを知る為にこの映画を見るんでしょ?」
余市「僕も、この映画で知りたい事は結構あったから、丁度良いかな」
真尋「…………」
珠緒「さぁさぁさぁ!ポップコーンは決まりましたが、飲み物は決まってませんねぇ。余市君は何飲む?」
余市「コーラかな。」
珠緒「やっぱり塩にはコーラだよねぇ。八坂君は?」
真尋「……ここは……どこだ……?」
余市「?」
珠緒「分かったココアだね!…どうしたの八坂君。顔青いけど」
真尋「……なぁ…ここって……地球だよな…?」
珠緒「随分大きな質問してきたねぇ。勿論その通りだよ。じゃぁ私達が立ってるこの星は何なのか?」
余市「そう、ここは地球。太陽系の内太陽系の中にあって衛星が月の4次元空間だよ」
真尋「そっか…そうだよな……。ここは…地球…………!?」
真尋「……おい余市、今…何て…?」
珠緒「あっ!もうすぐ始まるよ皆!早く行こう!」
余市「ええと、僕はDの12だから…」
真尋「………………」
367: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:13:22.03 ID:JvBvJrKdO
≪この日、ついに世界が終わる!≫
≪最後の時間、貴方は何をしますか?――≫
真尋「…………」
余市「この予告編が終わったら、そろそろだね」
珠緒「ふぅ~…もうポップコーン食べ終えちゃったよぉ」ゲプゥ
余市「ははっ早いね」
真尋「…なぁ、余市」
余市「うん?」
真尋「僕達今から…”映画”を見るんだよな?」
余市「そうだよ」
真尋「その映画は……フィクションなのか?」
余市「映画がフィクションかどうかは、僕達が決める事だと思うよ」
珠緒「ドキュメンタリー映画とかはモロノンフィクションだからね」
真尋「……そっそうか……。」
真尋「………」
珠緒「おっと!始まりましたよ!」
368: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:13:51.62 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「俺は、子供の頃から悪役になりたかった。」
ニャル夫≪俺は将来、宇宙を支配する大悪党になる!!≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル夫「その時は、その当時は純粋に悪役が格好良いと思い始めていた」
ニャル夫「だけど俺は、次第に疑問を持ち始めた。」
ニャル夫「悪役は本当に悪なのか。そして正義の味方とは何なのか」
ニャル夫「正義は目的を持って行動している人を成敗する人なのか、民衆の安全の為と言いながら殺戮を正当化している奴らなのか」
ニャル夫「ちょっとした事で心に深い傷を負い、そうならない為に強くなり、強くなって、弱い者の味方。それがヒーロー」
ニャル夫「…本当に、それがヒーローなのか?間違っては居ないかもしれないが…」
ニャル夫「悪党の中にだって、ちょっとした事で心を痛めたり、強くなって、強くなりたくて、弱い者を守る為に闘う奴も居る」
ニャル夫「それが目的の奴も居る」
ニャル夫「ヒーローがそれを目の前にした時、どんな事を思うのだろう」
ニャル夫「そして俺は今……どっち側に立っているのだろう」
ニャル夫「それでも俺は……立つとすれば”悪党側”の方が良かった」
369: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:14:22.04 ID:JvBvJrKdO
~刑務所~
ニャル夫「…………」
刑務官「入れ」
ギィィィイイ
スタンスタンスタン……
バタァーン
刑務官「今日からお前の名前は202号だ。」
刑務官「お前を担当する看守は直ぐに来る。それまで大人しくしていろ」
スタンスタンスタンスタンスタン……
ニャル夫「……………」
………………
………
…
370: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:14:51.15 ID:JvBvJrKdO
スタンスタンスタンスタンスタン
コンコン
???「よぉ」
ニャル夫「………」
???「何だ、久しぶりな顔じゃねぇか。また戻ってきやがったのかぁ?クケケッ」
ニャル夫「…うるせぇなジジイ。今は話しかけてくるなよ」
クー乱「ジジイじゃねぇよ。こちとら崇高なクトゥグア族でも結構偉い人なんだぜぇ?まだまだ若えよ」
ニャル夫「お前を地球の年に換算したら、56歳くらいだな」
クー乱「56歳とは嬉しいねぇ。ピッチピチじゃねぇか。でも、それってクトゥグア族で言うとどんくらいだ?」
ニャル夫「一億5万歳は超えるな」
クー乱「悲しいねぇ。悲しい事に俺の年齢とピンキリだぁ。」
ニャル夫「人類が生まれる前に生きてるなんてもう分かんねぇからな」チッ
クー乱「おっ舌打ちしたなぁ?よぉーしおしおきだ。腕立て伏せ50回!」
ニャル夫「見逃せよ。それに、俺の刑期は明日からだぞ。今、アンタに俺を動かす権利は無い」
クー乱「かっかっか。こりゃ一本取られたな。……ところで話は変わるけどよ」
クー乱「お前、兄妹喧嘩で負けてここに来たんだってなぁ?」プププ
ニャル夫「!!」ガバァッ
371: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:15:23.17 ID:JvBvJrKdO
クー乱「クケケケッ!いやぁこりゃぁ傑作だぁ!今まで「俺は宇宙一の悪だぜ」と言って荒れてた奴が妹に負けてwwwひひぃwww」
ニャル夫「…殺すぞジジイ」
クー乱「はぁはぁ…まぁ、そう言うなよ。俺とお前の仲じゃねぇか」
ニャル夫「本来ニャルラトホテップとクトゥグアは相容れない存在の筈だろ!前から思ってたんだけどお前慣れ慣れしぃんだよ!!」
クー乱「まぁまぁそう言うな。俺も親とは勘当されてんだからお互い様だ」
クー乱「それに、看守長の俺と仲良くすれば後々有利になるだろ?はぐれ者同士仲良くやろうぜ?」
ニャル夫「…お前、看守長って偉い立場の癖に、んな事やって良いのかよ」
クー乱「別に構わねぇさぁ。偉いから不正とかやっちゃうんだ。それに」
クー乱「ここに入って来た奴は、二度と出られねぇんだからよ」
372: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:15:55.05 ID:JvBvJrKdO
~食堂~
ニャル夫「…………」
ガッ
ハス田中「おっと、よぉ新入りぃ?今、俺とぶつかったよなぁ?」
ニャル夫「…そうかい。俺はアンタがぶつかって来たって思ってるけどな」
ハス田中「…おい、俺が誰か分からんらしいな……なら教えてやる」
ハス田中「俺は!宇宙総合格闘技で強すぎた故に相手を殺してしまったハスター族最強の男!ハス田中雄介!!」
ハス田中「てめぇなんて一捻りで殺してしまえるんだ…分かったな?」
ニャル夫「それは怖い。でも今は飯喰う時間だから一人にさせてくれ」スタスタスタ
ハス田中「………」ビキビキビキ
ハス田中「…分かっていないみたいだ……なぁああ!?」ブォン
ニャル夫「っ」ヒュン
ハス田中「えっ」
ドグォオバッ
ハス田中「はぁっ…!?がっ………!!!!」
ガクッ
一同「…………」
ニャル夫「分かってないみたいだな。俺は今、凄く、腹が、減ってるんだ。」
ニャル夫「食事の邪魔をしたらこうなるって事、覚えておけ」スタスタスタ
ガシッ
刑務官「規約違反。一週間懲罰房送りとする」
ニャル夫「えっ」
373: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:16:29.79 ID:JvBvJrKdO
~懲罰房~
ニャル夫「…………」
クー乱「くかかかっ投獄されて三日で懲罰房とは笑えるなぁ!」ケラケラケラ
ニャル夫「…ふん、そうだよ俺は筋金入りの悪党だからな。」
ニャル夫「あのハスター族の男はどうなった?」
クー乱「医務室送りさ。ここと比べたら再考の待遇させて貰えてるだろうよ」
ニャル夫「……ああそう」
クー乱「しかしお前、強くなったなぁ。俺が刑事現役の時は文字通り一捻りで降参だったのに」
ニャル夫「悪党だって強くなりてぇんだ。当然だろ」
クー乱「クククッ違いねぇ。しかしお前さんがそんだけ強いとなると、妹さんはもっと強いんだろうな」
ニャル夫「…妹の話はするな。それに、兄より勝る妹など…!」
クー乱「今はお前は負けてる状況だからな。まぁ、俺の姪っ子にお前の妹と同じ年の輩が居るんだがな」
クー乱「どうやらそいつも、ニャルラテホテップ族と仲が良いと聞くぜ」
ニャル夫「だからどうした」
クー乱「いや、今の俺達みたいだなーって」
ニャル夫「……気色悪い事を言うなよ」
クー乱「気色悪くは無いだろぉ。あっでもその姪っ子はニャルラトホテップ族の恋人が出来たって言ってたっけなぁ…」
ニャル夫「止めろ!余計に気色が悪い!!」オエッ
374: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:16:55.82 ID:JvBvJrKdO
~運動場~
ハス田中「…………」
ニャル夫「…おっ?お前怪我治ったのか。良かったな」
ハス田中「…お前も、懲罰房から戻ってこれたんだな」
ニャル夫「おかげさまでな。それで、俺をどうするつもりだ?袋叩きにでもするのか?」
ハス田中「正直、そうでもしないとお前には勝てないだろうからな。…後悔するなよ」
ニャル夫「……また、懲罰房には戻りたくないんだけど」
ハス田中「安心しろ、あそこに居る看守には賄賂をやった。これでいくら暴れてもお咎めは無いぜ」
ニャル夫「すげぇなここ賄賂が通用すんのか。ジジイに言ってやろ」
ハス田中「おらぁ!お前らかかれぇえ!!」
ウォォオオオオオオオオオオ
ズォオッ
375: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:17:34.12 ID:JvBvJrKdO
~一分後~
ハス田中「」ボロッ…
ニャル夫「後悔するなよ。お前らが弱かったんじゃねぇ。俺が強すぎたんだ…」
残りカス「」ガタガタガタガタ
ニャル夫「さて、確かお咎めは無しだったよな?それじゃぁお前等のその怪我も何とか自分で言い訳してくれ。俺は「知らん」で通すから」
ハス田中「」ムクリ
ニャル夫「おっ?まだやるか?」
ハス田中「…いや、もう十分だ……。」
ハス田中「俺より強い奴って、本当に居るんだな…。川の向こうの大仏様が分かりやすく教えてくれたよ…」
ニャル夫「…スマン、そんなに死にかけてたなんて…ちょっと強く殴りすぎたか?」
ハス田中「へへっ謝らなくても良い。もうお前を無条件で襲い掛かったりしないからよ」
ハス田中「そういえば、自己紹介がまだだったな。」
ニャル夫「いや、もうした筈だぞ?お前の名前はハス田中雄介…」
ハス田中「俺の名前はハス田中雄介。宇宙総合格闘技で優勝直前で失格になり刑務所に直送された男だ。」
ハス田中「きっと、あの時の映像はライブリークスで有名になってる筈だぜ」ニヤッ
ニャル夫「いや、俺もライブリークス使ってるけどその動画知らないなぁ…」
ハス田中「お前の名前は?」
ニャル夫「俺か?俺の名前は…ニャルラトホテップ夫」
ニャル夫「いずれ、宇宙を支配する大悪党になる男だ」
376: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:18:08.41 ID:JvBvJrKdO
クー乱「よぉー、何か最近お前囚人と仲良くやってるみたいじゃねぇか。俺も嬉しいぜぇ」
ニャル夫「知らない内に友達認定されてたんだよ。まぁ、今までにも似たような事は何度かあった」
クー乱「羨ましいねぇ。クトゥグア族は孤高の種族、友達少ない奴らが多いのよ。」
ニャル夫「残念だったな。とても孤高の存在には見えん」
クー乱「娘と姪っ子は、んな事なさそうなんだがな。娘は猫耳メイド喫茶で働いて姪っ子は重度のシスコンとストーカー何だが」
クー乱「…何だろうな。クトゥグア族の女は絶対変態になるように育つのか分からんが、知ってる中ではまともな奴は少ないねぇ」
ニャル夫「ふぅーん…って、思い出した。そういえば俺、小さい頃アンタの娘に付け纏われて性的に襲われそうになった事あるぞ!」
クー乱「何ぃ!?という事はお前、俺の娘の初めてって事かぁ!この野郎!!お義父さんって呼んでみやがれ!!」
ニャル夫「絶対に呼ばねぇし未遂だ!!つーかその時アンタ自分の娘を署に連行しただろ!!」
クー乱「まぁ娘も思春期だったしな。散々言い聞かせといたから同じ過ちを繰り返さないだろうが」
ニャル夫「…ちなみに聞くが、アンタ自分の娘に俺の事話したりしてないよな?」
クー乱「するわけが無いだろう。…というかしたくてもできんよ。」
クー乱「もうとっくに私は娘から勘当喰らってるしな」
ニャル夫「何したんだよ」
クー乱「いやちょっと、娘の部屋に勝手に入ってポスターの処分を」
ニャル夫「そんな事勝手にやっちゃったの!?そりゃぁ勘当もされるだろ!!」
クー乱「だってお前の幼少期の全裸写真がでかでかと貼られてたんだぞ?児童ポルノ法に引っかかるだろうが」
ニャル夫「ジジィイイイイイイ!!何だか俺、アンタの事今なら好きになれそうだよ!ありがとう!!」
クー乱「やめろよ気色悪い」
ニャル夫「お前にそれを言われるとは思わなかった」
377: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:18:37.59 ID:JvBvJrKdO
ハス田中「ニャル夫ぉ!今日は半年に一回のお泊り会だぜぇ!」
ニャル夫「知ってる。ただB練からD練の大広間で自由に寝るだけだろ」
クー乱「獄内清掃の日だからな。獄中で見つかった私物やエロ本やエロDVDやエロ漫画やLOとかは即刻処分されるぞぉー」
ニャル夫「エロ関係の物が多いな…。獄中にそんなもん持ち込める奴が居るわけがないだろ」
ズゥ~ン…
ニャル夫「…ええぇ~嘘ぉ。お前等マジなの?一体どこから仕入れて来たのさ」
クー乱「まぁ皆が落ち込む気持ちも分かるぜ。切り売りしてた俺のコレクションが今日全部デストロイされるんだからな。俺の心もハラハラだぜ」
ニャル夫「てめぇかっ!!!てめぇの仕業か!!!!」
クー乱「まぁ。デストロイしたエロ物は全部看守長である俺が没収する形になるんだけどな」
ハス田中「なんと言うマッチポンプ」
ニャル夫「悪党!お前ここの誰よりも悪党だ!!」
クー乱「お前が目指してる…な。」
ニャル夫「一緒にするな!!」
378: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:19:21.15 ID:JvBvJrKdO
クー乱「…………」
ニャル夫「………」
クー乱「………………」
ニャル夫「何だ?どうした?いつもウザイくらいに娘や姪の話をしてくるくせに、大人しくなって」
ニャル夫「もしかして、もうネタ切れかぁ?」
クー乱「…まぁ、そんな所だな」
ニャル夫「そりゃぁ良かった。正直お前の娘や姪の話は面倒だったからな」
クー乱「それほど我が娘と姪っ子が可愛いって事だよ。察しろ」
ニャル夫「察する必要も無いし、察した意味も無いだろ」
クー乱「…まぁ、今でも大事だ。本当に大事さ。」
ニャル夫「……おいどうしたんだよ。今から死にに行くような話しやがって。」
クー乱「いやぁ、今からは死なねぇよ。そんな事よりもお前、全宇宙を支配したいんだっけか?」
ニャル夫「…………」
クー乱「そんなお前に、ビックニュースを仕入れてきたんだ。」
クー乱「今、銀河系に全宇宙を支配する事のできる玉が運ばれようとしている」
ニャル夫「…何だ?ドラゴンボールか?」
クー乱「七つ集めても願いを一個しか叶えてくれない玉とはまた違う。それ一個で宇宙を支配できるんだ。」
ニャル夫「…………」
クー乱「どうだ?ロマンがあるだろぉ。夢が叶う玉が、お前の見下してた地球の近くで取引されるんだ」
クー乱「そう、惑星保護機構と宇宙構成機構が密会で…な」
ニャル夫「……俺に、何をさせるつもりだ?」
379: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:20:04.54 ID:JvBvJrKdO
クー乱「いや?可愛い親友の夢の手助けしたいって所かな?」
ニャル夫「余計なお世話だ」
クー乱「ケケッ可愛くねぇな。だが、もうそういう訳にもいかねぇ」
ニャル夫「……あ?」
クー乱「で、どうするんだ?ここで一生を終えるか、それとも」
クー乱「宇宙を支配する大悪党になるか」
ニャル夫「…いやいやちょっと待て、ちょっと落ち着け」
ニャル夫「一体何の話をしてるんだ?今、そんなに急がなきゃいけない状況なのか?」
クー乱「悪いな。本当にこんな形になってすまない」
クー乱「お前の言うとおり、説明する時間すら無い急がなきゃいけない状況だ」
ニャル夫「………………」
クー乱「…それで?お前はどうしたいんだ?」
ニャル夫「…良いよ、話せよ」
クー乱「ありがとよ、相棒」
ニャル夫「相棒じゃない」
380: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:20:44.54 ID:JvBvJrKdO
クー乱「よぉーし!では手短に言うぞぉ!全宇宙を支配する玉の名前!それは”デウス・エクス・マキナ”だっ!!」
ニャル夫「…神の強引な収束って意味だろ?その名前」
クー乱「そうだ。その名前が重要になってくる。それが意味となっている。」
クー乱「…その玉を、ある特定の場所に持っていけば宇宙の支配者になれる」
ニャル夫「特定の場所って何だよ」
クー乱「そんなものを説明したら間に合わなくなるだろ」
ニャル夫「そんな事も説明されなかったらどうしようもできないだろ!?」
クー乱「安心しろ、お前が今から乗ってもらう宇宙船にちゃんと目的地はセット済みだ」
クー乱「お前は、それに乗って宇宙の中心にまで行けば良い」
ニャル夫「…………」
クー乱「安心しろ、お前はこの俺様が認めた男だ。絶対に成功する。」
クー乱「…つっても、お前くらいしかこんな馬鹿な事をする奴居ないってのが本音だけどな!ははは!」
ニャル夫「……なぁ」
クー乱「あーあ、ったく。死ぬ前に家に帰りたかったなぁ。姪っ子に一目会っときゃ良かった。マイハニーにお別れのキスでもすれば良かった。」
クー乱「…娘と、結局仲直りできなかったな。」
ニャル夫「やっぱり…お前死ぬ気だろ?」
ニャル夫「何するつもりか分からないが…止めろよ。行くんじゃねぇよ!!」
クー乱「おっと勘違いしちゃ困るぜ、俺は今から死ぬつもりは無い」
ニャル夫「だったら!!」
クー乱「俺はもう死んでるんだよ。ニャル夫」
381: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:21:22.85 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「………は?」
クー乱「お前が投獄してきた辺りからかな。丁度、運悪くデウス・エクス・マキナの事知っちまってよ」
クー乱「既知罪とか、初めて聞く言葉に殺されちゃったんだ。俺」
クー乱「こう、縛られて目の前で…バーンッとな。」
ニャル夫「……おいジジイ、笑えねぇぞ」
クー乱「そんで、今の俺は幽霊って訳。そもそも担当の看守長が囚人にベラベラとダベるわけ無いだろ?」
クー乱「本当の看守長は、お前の目の前でずっと監視してたよ。俺の存在が眩し過ぎて見えなかったかもしれねぇが」
クー乱「死ぬ前は警視、死んだ後は殉職して警視総監になった。看守長なんかよりもずっと偉かったんだぜ?」
ニャル夫「なぁ!おい!!ジジイ!!」
クー乱「クトゥグアの霊体ってすげぇよな。看守に気づかれないようにお前と話す事なんて朝飯前、もう俺食えない身体だけど」
クー乱「それでも手の内を明かさない為とかお前の脱獄の準備とかで、こんなギリギリじゃないと話せなかったけど」
クー乱「…楽しかった。楽しかったんだ。お前と話ができて。すっげぇ楽しかった。」
クー乱「……あっヤベ。もう時間ねぇな」
ニャル夫「いい加減にしろよ!!俺はもう…何が何だか!!」
クー乱「じゃぁ簡潔に言うか。偉い人が持ってるタマを盗んで宇宙の中心に向かえ」サラサラサラ…
クー乱「あんな奴らに宇宙を終息されるよりはお前の方がずっとマシだからな」サラサラサラ…
ニャル夫「………おい…お前……透けて………」
クー乱「ああ、クー乱……お前…消えるのか…?」サラサラサラ…
ニャル夫「……それ、自分で言う台詞じゃないよな?」
382: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:21:49.12 ID:JvBvJrKdO
クー乱「チッ、やっぱり最後の台詞じゃこれじゃぁ、締まらねぇな」サラサラサラ…
ニャル夫「何考えてんだ!?っていうかお前、実は結構余裕あるだろ!!」
クー乱「なぁ、俺もうすぐ時間切れなんだけど、最後の言葉何が良いかな?「なっ…なんじゃこりゃぁぁああ!?」か、「我が生涯一片の悔い無し!」か、どっちか迷ってるんだけど」サラサラサラ…
ニャル夫「知らねえよ!!ていうか…止めろよ!本当は消えないんだろお前!?俺を驚かそうとかいうドッキリだろ!?」
クー乱「そうだったらもうちょっと格好良くやってるよぉ。でも、これぶっつけ本番だから」サラサラサラ…
ニャル夫「いい加減にしろ!!宇宙を支配する大悪党になれるとか…いきなりそんな事言われて訳が分かんねぇんだこっちは!!」
クー乱「うーん、やっぱり俺ってば、本番には弱いなぁ。あの時も何すれば良いか分からずただ殺されただけだし」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……なぁ、ジジイ」
クー乱「んー?」サラサラサラ…
ニャル夫「お前…本当に……終わりなのか……?」
クー乱「…………やっぱり、その台詞はお前が言わないとな」サラサラサラ…
383: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:22:17.74 ID:JvBvJrKdO
クー乱「おおそうだ、思いついたぞ俺に相応しい最後の台詞」サラサラサラ…
ニャル夫「…………」
クー乱「さて、そろそろ本気で時間が無くなって来た。俺の格好良い台詞、ちゃんと聞いててくれよ」サラサラサラ…
ニャル夫「……ああ」
クー乱「後は頼んだぜ、相棒」
サァァァ……
384: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:22:45.42 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「…………」
ニャル夫「…だから…相棒じゃ……無えっての………」
385: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:23:14.72 ID:JvBvJrKdO

386: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:23:53.30 ID:JvBvJrKdO
ガシャァァアアアン
≪緊急警報緊急警報≫
ドカァァアアアアン
≪事案Nが発生しました。看守員は全員、持ち場についてください。≫
ニャル夫「…………」
ガシャァァン
ハス田中「あっ!ニャル夫ぉ!!まだ監獄の中に居たのか!?」
ハス田中「早く脱獄するぞ!!クー乱さんの思いを無駄にする訳にはいかないから!!」
ニャル夫「…………」
ハス田中「クー乱さんの宇宙船はこっちだ!早く!!」タッタッタッタッタ
ニャル夫「…………」
387: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:24:24.03 ID:JvBvJrKdO
~宇宙船収容庫~
ハス田中「あれだ!あのださい炎のデザイン間違い無え!」
ニャル夫「……………」
ハス田中「よっしゃ!それじゃぁ早く乗れニャル夫!」
ハス田中「これで、俺の仕事は終わりだからよ!」
ニャル夫「…………おい」
ハス田中「それじゃぁ!早く行こうぜニャル夫!」
ハス田中「夢だったんだろ?全宇宙を支配するのが!!」
ニャル夫「お前…ジジイの事知ってたんだな…?」
ハス田中「……………」
ハス田中「…………いや、」
ハス田中「……正直良く分からん」
388: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:24:59.67 ID:JvBvJrKdO
ハス田中「今まで見えてた人がいきなり何か言っていきなりどっか行ったんだ。でも、今はもうこうするしかないと」
ニャル夫「………よくそれで、あのジジイの言う事を聞こうと思ったな」
ハス田中「仕方無いだろ。今から殺されるよりはずっとマシなんだからよ」
ニャル夫「…なぁ」
ニャル夫「この船に乗って、そのデウス・エクス・マキナとか手に入れれば…何か分かるのか?」
ハス田中「まず間違いなく追われる身にはなるだろう。脱獄した時点でアレだけど」
ニャル夫「…つまり、惑星保護機構と宇宙機構…この全宇宙との大戦争か」
ハス田中「いや、もう戦争は始まってるぞ」
ダダダダダダダダダダダダダ
ニャル夫「おっと来やがったな。おい雄介!早くこの宇宙船に乗り込むぞ!」
ハス田中「おうよ!」バシンッ
ウィィィン……
ガチャン
ニャル夫「え?」
ハス田中「ん?」
ニャル夫「は…?え?」
389: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:25:36.34 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「おい何閉まってんだよポンコツ!雄介がまだ外に居るだろうが!!」バンバンバンバン
イタゾ!ココニイタノカ! ウチュウセンヲツカワセルナ!
ハス田中「うぉぉおお!もうこんな所にまで!?」
ニャル夫「早く開けろぉ!あいつも連れてくんだよ言う事聞けぇえ!!」
≪発射まで、後5分です≫
ニャル夫「ほぉらぁ!後5分もあるじゃない!そのくらいの時間だったら扉開けてあいつ居れるのも十分間に合うじゃない!」
ニャル夫「だから開けろよぉ!ほらぁあ!!」ダンダンダンダン
ハス田中「……おいニャル夫」
ニャル夫「待ってろ!今このポンコツの扉開けてやるから…」
ハス田中「俺、分かっちまった。5分もあったらこいつら…」
ゼンイン!カマエ! ガチャガチャガチャ
ハス田中「この宇宙船、全壊するの可能だ」
390: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:26:10.01 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「…おい……何を考えている?」
ハス田中「はは…俺、こういう役回りかぁ」
ニャル夫「おい」
ハス田中「あばよダチ公、後の事は頼んだぜ」
ニャル夫「おい!!」
ハス田中「…なーんかありきたりだな。やっぱりもうちょっと良い言葉無いものか…」
ニャル夫「何言ってんだよおい!お前も全然分かんねぇんだろ!?」
ニャル夫「そんな訳の分からないままで…お前殺されるつもりかぁ!?」
ハス田中「馬鹿野郎!俺を誰だと思っている!!宇宙総合格闘技で優勝目前にまで来た男だぞ!!!」
ハス田中「ここは俺にまかせて…先に行けぇぇえええええ」ダッ
ニャル夫「ふざけるなぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
刑務官「全員!撃てぇー!!」
ダダダダダダダダダダ
391: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:26:49.75 ID:JvBvJrKdO
ハス田中「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁああああ!!!」
ドゴァ ドゴォ
刑務官3「がはぁ!」
刑務官5「ぐはぁあ!!」
ハス田中「ふぅははははは!!貴様等ここは通さんぞぉ!」
ハス田中「ここを通りたければ…俺を倒してからだなぁ!!」バッ
ドッ ゴッ メキャッ グシャッ
刑務官「撃て!撃て!撃て!撃てぇええ!!」
ダンッ ダンッ ダンッ ダンッ
ハス田中「ははははは!!痒い痒い!!そんなもんでハスター族最強の俺がやられるかぁ!!」プシュッ
ニャル夫「おい!血が出てるぞ!!」
ハス田中「だからどうしたぁ!!」グォォオッ
刑務官「ぎゃぁぁあああああ!!」ボキリッ
ハス田中「弱い弱い!弱すぎるぞぉ!!貴様等の強さはそんなもんかぁ!!」
ハス田中「貴様らの前には、全宇宙を支配しようとする大悪党が居るんだぞぉ!?そんなもので良いのかぁ!?」
392: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:27:22.81 ID:JvBvJrKdO
刑務官「……拘束砲を使え」
刑務官6「はっ!」
刑務官6「構え!!」
ガシャンガシャンガシャンガシャン
ハス田中「!!」
刑務官6「撃て!!」
バババババババババ
ザクザクザクザクザクザク
ハス田中「ぐっ…ぅうううう!!」ビクビクッ
刑務官「…さて、よくも私達の仲間を傷つけてくれたな?」
ハス田中「……へっ、殺す価値も無いからな。戦闘不能で十分だろ」
刑務官「そうか。しかし残念だが、君には殺す価値ができてしまった。」スッ
ハス田中「………」カチャリ
刑務官「処刑を執行する」
パァァァァン……
393: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:28:02.21 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「…………っ!!」
ハス田中「」
刑務官「さすがに、邪神と言えども脳を爆散されれば即死の筈だ」
≪発射まで、後一分≫
刑務官「全員構え!この宇宙船を破壊するぞ!!」
ガチャッガチャッガチャッ
ニャル夫「……………」
刑務官「もう大して時間が無い。中に居る囚人もろとも重力で押しつぶす方向で処刑する」
刑務官8「はっ!」
刑務官「では、撃――」
ドゴォオア
刑務官「!?」
ハス田中「」オオオオオオ…
刑務官4「はっ…811番の遺体が…こっちに来ます!!」
ハス田中「」ブゥウン
刑務官6「ぐはぁあああああああ!!!」ドゴォオ
刑務官「ばっ…馬鹿な!!頭部を破壊されたんだぞ!?もう既に死んでいる筈だ!!」
≪発射まで、残り30秒≫
刑務官「くっ…だが間に合う。今は目の前の宇宙船を破壊する事に集中を!!」
≪残念嘘です。本当は既に準備完了しております≫
刑務官「えっ」
≪発射します。近くに居る人は危険ですので離れてください。最悪死に至ります≫
刑務官「ぜっ全員!離れ………」
394: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:28:28.05 ID:JvBvJrKdO

395: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:29:04.92 ID:JvBvJrKdO
- - - - - - - - - - - - - -
-------------- ‐ ‐ ‐
==================---
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ===
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二二二
ニャル夫「…………」
≪第一目的地に向かいます。目的地まで、後7時間掛かります。≫
ニャル夫「…………」
≪その間に、私のセットアップをする事をオススメします。どう致しますか?≫
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………はっ」
ニャル夫「ははっ……はははははは…」
ニャル夫「…全宇宙を支配?宇宙一の大悪党…?」
ニャル夫「いい年して…何してんだよ俺は……」
ニャル夫「そんで…お前等もそんな中二病みたいな夢に煩労されてんじゃねぇよ……!!」
396: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:29:43.05 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「雄介……最後に何格好つけてんだよ…アホかよ……天国で笑われんぞ……」
ニャル夫「ジジイ…てめぇも………そんな大層な理由でこんな大それた脱獄を計画した訳じゃねぇだろ…?」
ニャル夫「帰りたかったんだろ…?お前…クトゥグア族は…家で遊ぶ方が…家族と過ごすのが好きだもんな……」
397: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:30:26.86 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「やってやるよ…ジジイ…俺…宇宙を支配して……」
ニャル夫「この宇宙全てを統治する…大悪党になってやる!!!!」
ニャル夫「おいポンコツ!!今からてめぇに名前をつけてやる!!」
≪分かりました。マザーネームをどうぞ≫
ニャル夫「お前は!!お前は今日から!!俺の最後の…”マイホーム”だ!!!!」
ニャル夫「この俺が!この全宇宙を支配するその時まで!付き合ってもらうぞ!!」
ニャル夫「ふはは……ふぅーはははは!!ふぅーははははははははは!!!!」
398: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:30:55.34 ID:JvBvJrKdO
≪そして、彼はこの宇宙の果てまで飛んでいった。≫
≪いつもでも、そして……今、この時も。≫
399: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:31:27.45 ID:JvBvJrKdO
【終】
400: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:33:07.24 ID:JvBvJrKdO
真尋「……………」
余市「……………」
珠緒「…………」
真尋「…………」
珠緒「…いやぁー良かった。本当に良かったねぇ。」
余市「うん。本当に良く分かって…本当に良かった。」
真尋「……なぁ」
余市「ん?」
真尋「これは……本当に…フィクション…なのか?」
余市「どうだろう。少し脚色はされているのかもしれないね」
珠緒「でも、ほとんど嘘偽り無い素晴らしき男の友情ですよ!」
珠緒「いやぁー、私も最後にこんな素晴らしい物が知れて良かったですよ!」
真尋「ああ………え?」
余市「そうだね。やっとこれで今、この宇宙で何が起こってるのか分かった…僕も悔いを残す事は無いよ。」
真尋「なぁ、最後って一体何っ……!?」ゾクッ
珠緒「ん?最後って言ったら最後だよ八坂君」
真尋「ひっ…!?」ザザッ
余市「そう。今日で最後。僕達は最後なんだ。」
真尋「なっ…だっ…誰だ!?お前等!?」
401: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:34:15.27 ID:JvBvJrKdO
余市「誰って……ああ、そうか八坂君にはまだ言っていなかったね。」
余市「八坂くん。午後の恐竜って知ってる?星新一の」
真尋「知ってる…知ってるけど!それとお前等の姿が…人間じゃない!形容し難い”何か”になっている理由は何だ!?」
珠緒「うーん、やっぱり知らないかぁ。これが私達の本当の姿なんだよ」
真尋「なっ…!?じゃっ…じゃぁここは……やっぱり地球じゃな…」
余市「いいや、地球だよ。…と言っても、八坂君が地球から出て50億年は経ってるけどね。」
珠緒「私達のこの姿は、進化して進化し続けて来た人類の最後の姿なの」
真尋「そっ…そん…な……!?」
真尋「じゃ…じゃぁ外!外は!?」
真尋「!!?」
余市「…驚くのも無理は無いよ。」
真尋「何だこれ…真っ白だ…!何も…何も無い…」
真尋「さっきまで、映画を見る前まではいつも通りの!!」
余市「さっき、午後の恐竜を知っているって言ってたじゃないか」
真尋「だから!それが一体何の意味っ……」
真尋「……あッ…あぁっ……」
珠緒「そう、全部幻覚なんだよ。」
402: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:34:58.66 ID:JvBvJrKdO
珠緒「この地球の、今から死を迎える地球の最後に見た思い出。走馬灯」
真尋「おっ…おかしい…だろ?だって…僕は……地球から出て…まだ………二ヶ月も……!」
余市「銀河外の時間の流れは、地球で過ごす時間の流れとは違うんだよ。それは習っただろ?」
珠緒「暮井珠緒と余市 健彦は、ちゃんと最後まで幸せに暮らしたから安心しても良いよ」
真尋「まっ待ってくれ!でも、君達は…僕を知ってる……僕が知ってる余市と珠緒なんだろ!?」
余市「そうだよ。と言っても、僕達も思い出なんだけどね。」
珠緒「50億年も前の記憶なんて、この未来人の脳の奥に蓄積の一部になっている。」
珠緒「だから、50億年前から時間が止まっている八坂君に思い出の完全再現を見せる事なんて、何てこと無いんだよ」
真尋「……………」
余市「今日は、地球最後の日。その日に元地球人が立ち向かえるなんて、運が良い」
珠緒「私も、地球の走馬灯で始めて色という物を見た。鮮やかで綺麗な物だった」
珠緒「もう、これで心残りは無いよ。」
真尋「……………」
真尋「……なぁ…」
真尋「教えて…くれないか?」
真尋「どうして…僕は……地球に戻れたんだ…?」
真尋「おっ…おかしい…だろ?だって…僕は……地球から出て…まだ………二ヶ月も……!」
余市「銀河外の時間の流れは、地球で過ごす時間の流れとは違うんだよ。それは習っただろ?」
珠緒「暮井珠緒と余市 健彦は、ちゃんと最後まで幸せに暮らしたから安心しても良いよ」
真尋「まっ待ってくれ!でも、君達は…僕を知ってる……僕が知ってる余市と珠緒なんだろ!?」
余市「そうだよ。と言っても、僕達も思い出なんだけどね。」
珠緒「50億年も前の記憶なんて、この未来人の脳の奥に蓄積の一部になっている。」
珠緒「だから、50億年前から時間が止まっている八坂君に思い出の完全再現を見せる事なんて、何てこと無いんだよ」
真尋「……………」
余市「今日は、地球最後の日。その日に元地球人が立ち向かえるなんて、運が良い」
珠緒「私も、地球の走馬灯で始めて色という物を見た。鮮やかで綺麗な物だった」
珠緒「もう、これで心残りは無いよ。」
真尋「……………」
真尋「……なぁ…」
真尋「教えて…くれないか?」
真尋「どうして…僕は……地球に戻れたんだ…?」
403: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:35:46.30 ID:JvBvJrKdO
余市「それは、地球は三次元を捨てて4次元に…そして5次元にも移行したからだよ」
珠緒「だから私達は、三次元が二次元を作り出せるように、4次元の視点から3次元を作り出すことも出来るようになった」
余市「でも、もうそれも遅い時間だけどね。もうそろそろ…地球は終わる」
珠緒「人間も、動物も、惑星も…死ぬ時は呆気ない物だよね」
真尋「……多分、それは………僕が聞いても理解できない理由なんだな…」
余市「そうかも、しれないね。でも、分かりやすい理由が一個だけある」
余市「それはここが、何億光年も離れた光がようやく地球に届く場所なんだ。」
余市「僕達はそれを利用して、君に話しかけている。」
真尋「…ごめん、やっぱりよく分からないや」
404: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:36:16.15 ID:JvBvJrKdO
珠緒「…それで、八坂君はどうするの?」
真尋「…………」
珠緒「このまま、私達と一緒に思い出と共に消滅するか、それとも………」
珠緒「地球では辿りつけなかった場所、彼等が目指している場所へ」
珠緒「ずっと、ずぅーっと生きて旅をするか」
真尋「…………」
真尋「……そんなの、決まってるじゃないか…」
405: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:36:44.27 ID:JvBvJrKdO
ピシィ
真尋「僕は…この地球が大好きだ」
ピシピシッ
真尋「だけど…こんな…こんな中途半端な気持ちで死ぬなんて……嫌だ…!!」
ピシピシピシピシピシ
真尋「どうせ…どうせ死ぬなら…!!」
カッ
真尋「あいつらと一緒に!全部分かってから!理解してから!!終わらせてから!!死にたいっ!!!!!!!!」
406: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:37:13.48 ID:JvBvJrKdO

407: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:37:42.72 ID:JvBvJrKdO
真尋「……っ」
ニャル夫「 」
真尋「………ニャッ…」
ニャル夫「迎えに来たぜ、相棒ぉ!!」
真尋「ニャル…夫……!!」
408: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:38:20.49 ID:JvBvJrKdO
真尋「お前…その船……潰れた筈じゃ…」
ニャル夫「俺の船員の技術力を舐めるなよ?ナイアのアップグレードでまるで魔法のように元通りに…」
ダゴン「いや本当、宇宙船が化け物みたいに見えたっすマジで」
ナイア「くぷくぷ。備えあれば嬉しいなってな。くぷぷぷぷぷ」
ラグナラ「とにかくこれで!また皆と旅が出来るの!!」
真尋「…………はは。」
真尋「本当に…滅茶苦茶だな…お前ら……」
ニャル夫「ああそうだ。俺達は滅茶苦茶だ。」
ニャル夫「だから、一番まともなお前が必要なんだ。」
スッ
ニャル夫「一緒に行こうぜ。相棒」
真尋「…………はっ」
真尋「だから……相棒じゃ……」
真尋「ないって…言ってるだろうが…!」ガシッ
409: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:39:01.71 ID:JvBvJrKdO
珠緒「それじゃぁ、バイバイ真尋くん。」
余市「さようなら、八坂君」
珠緒「最後に会えて……嬉しかった」
真尋「……珠緒、余市………」
真尋「……さよう…なら……」
余市「うん。八坂君も、頑張って――」
珠緒「大好きだよ。真尋くん――」ニコッ
――――――後は、頼んだからね―
410: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:39:40.98 ID:JvBvJrKdO
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
≪~であるからして、宇宙随一のエンタメ製造惑星であった地球が、たった今寿命を向かえ爆発したのを確認しました。≫
≪確認したのは、宇宙構成機構に所属する、クトゥルフ総統で…≫
ナイア「……ねぇ、真尋少年って確か、地球出身だったよね?」
ニャル夫「あっああ……そうだな」
ラグナラ「地球滅びちゃったの…?」
ラグナラ「アズ…地球の本好きだったのになぁ…。百合姫とかいう雑誌毎回買ってたから…」
ニャル夫「……………」
ダゴン「ん?どうしたどうした?」
ニャル夫「お前は見るな!絶対にバラす!!」
ダゴン「うっはwwwwひどぅぉおいwwww」
ナイア「それで、どうするの?これ少年にバレたら大目玉どころじゃないけれど」
ニャル夫「いや大丈夫だ。俺が宇宙の支配者になった暁には全く同じ惑星を製造して…」
真尋「…………」
ニャル夫「地球を再構築して相棒を騙してでも…って、あああああああ相棒ぼぼぼぼぼぼ!?」
411: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:40:08.92 ID:JvBvJrKdO
真尋「……地球……もう…無くなったんだな」
ニャル夫「いやっ違うぞ相棒!お前はこの番組の趣旨を誤解している!」
ダゴン「そうだよ(便乗)この番組は、地球に似た星を見つけたから試しに大虐殺してみまSHOWという番組で…」
ニャル夫「もうちょっと他にあっただろ!?もうちょっとマシな名前が!!他に!!!」
真尋「……いやもういいよ。そんな変な気回さなくてもさ」
ニャル夫「…え?」
ダゴン「あっそうなのwwwそれじゃぁぶっちゃけるとアンタの惑星ボーンしちったからwwwwwww」
真尋「……」ヒュン
ダゴン「」カッ
ニャル夫「ダゴンの頭部に深くフォークがっ!?」
412: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:40:44.89 ID:JvBvJrKdO
真尋「……なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「あっ…ああ。何だ?」
真尋「お前、全宇宙を支配してどうするつもりだ?」
ニャル夫「………お前、そんなの決まってるじゃねぇか」
ニャル夫「俺は!全宇宙を支配する大悪党になる為に全宇宙を支配するんだぜっ!!」
真尋「つまり、何にも決まって無いんだな」
ニャル夫「うっ……」
真尋「……まぁ、いいさ。それで…良い」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……相棒?」
真尋「お前が全宇宙を支配してどうなるかは、僕には分からないし、お前にも分からないだろ?」
真尋「それで良いよ…。それでもさ……僕は……」
真尋「この旅が終わるまで、答えを見つけるからさ」
ニャル夫「………」
真尋「だから、ニャル夫」
真尋「…頑張ろうな」
413: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:41:16.33 ID:JvBvJrKdO
ニャル夫「………ふっ」
ニャル夫「ふぅーはははは!誰に言っている貴様!」
ニャル夫「俺にはデウス・エクス・マキナの力を持つ大悪党!ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「頑張るだと!?そんなもの当たり前だ!!!」
ニャル夫「俺の背中には…散っていった仲間の夢まであるんだからなぁ!!!」
ニャル夫「意地でも俺は!!この全宇宙を手に入れてやる!!!!」
ニャル夫「正義の味方の思い通りになんて、させるかぁああ!!!!」
414: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:41:56.21 ID:JvBvJrKdO
真尋「(いつものように高らかにそして楽しそうに悪党のキメ台詞を吐くニャル夫の姿は)」
真尋「(僕にはいつもより悲しそうに見えた――)」
【午後の地球】…終
415: 名無しさん 2016/02/27(土) 15:42:28.77 ID:JvBvJrKdO
今回はこれでお終いです。次回はまた後日に投下致します。
424: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:55:58.87 ID:dpx1ey4CO

425: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:56:26.39 ID:dpx1ey4CO
「……なぁ、前から思ってたんだけどよ。お前、いっつも仏調面だな。楽しくないの?」
「いえ、仕事に生きがいは感じていますが…」
「硬いなぁー。仕事とかじゃなくてさ、もっと趣味っぽいのとか無いのかよ」
「趣味…仕事が趣味みたいなものです」
「ふぅーん…まぁいいや。俺が世界を征服した暁には嫌でも働かせる人材が必要だし、そんな人間が居ても」
「左様ですか。」
「だけどよ、お前はさすがに笑ってくんねぇかな?俺、アンタの事は結構気に入ってるんだぜ?」
「…申し訳ありません」
「そういうのがいけないんだって。もっと…ほら!あるでしょ楽しい事!」
「仕事が…」
「仕事じゃなくて!ああもう!笑顔になれそうな事を思い出したり!」
「それは思い出し笑いじゃないですか?」
「……はぁ。じゃぁさ、語尾にwでも付けてみたらどうだ?」
「……ダブリュー?」
「またの名を草というwwwほらwwwこんな感じwwww」
「…何とまぁ、にぎやかですねダブリューダブリュー」
「違う!口に出すな!!ああもう!」
「……難しいですね。意外と」
「ちゃんと練習してきてよ!俺の側近がこんな無愛想な奴嫌だよ!!」
「…善処します」
「ならよし。俺……私もさ、アンタの言った通り女性らしい言葉使い練習してんだからさ」
「次に会う時までに、笑顔の練習しておいてよね!」
426: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:56:53.65 ID:dpx1ey4CO
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「おいおいダゴン!お前マジかよ臀部に370の蒙古班のあるおっさん見た事あんのかよ!」
ダゴン「マジだっつぅにwwwもうwww正直見た瞬間www「うわぁ」ってなったよwwwwぶっはwwww」
真尋「ははははは!最早蓮コラじゃんそれぇ!!」
ダゴン「次はニャル夫ぉwwwてめぇの番だぞwwwwてめぇの何か面白いエピソード無ぇのかwwww」
ラグナラ「あー!私も聞きたぁーい!」
ナイア「波乱万丈な人生送ったアンタなら、面白い話10や20はあるでしょ。くぷくぷくぷ」
ニャル夫「おっと!俺も人気者になったもんだなぁ。そうだな、妹に関するエピソードなんだが…」
真尋「おいおい今その話は止めとけよ。聞かれたら本格的に殺されるぞお前ぇ」
ニャル夫「はっはっは!そうだな!今これ喋ったら聞かれるかもしんねぇもんな!」
ニャル夫「だって俺ら………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズモモモモモモモモモモモモ…
ニャル夫「惑星保護機構の奴らに囲まれてんだもんなっ!!!!!!!」
427: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:57:24.73 ID:dpx1ey4CO
ナイア「いやぁーもうこれ宇宙船の臀部がガッチリ向こうの臀部と結合されてるよぉー。絶対逃げられないね」
ニャル夫「まさか向こうの機体がステルスモードで音も無く接近してくるとは…舐めてたわ本当」
ダゴン「おーいマイホームちゃん。目的地まであと、何キロメートルだぁーい?」
≪目的地まで、後、4万光年です。89時間くらい掛かります≫
ダゴン「目的地まで、後もうすぐだったのにな!いやぁ本当残念っ!!!」
ニャル夫「てめぇ確認すんじゃねぇ!!意識しないようにしてたのによぉ!!!」
真尋「…ラグナラ君とナイアさんとダゴンはともかく…僕達二人は確実に殺されるんだよな…」
ナイア「宇宙指名手配だっけ?いやぁー確かにまだ効力あるけど地球滅んだから少年は大丈夫なんじゃない?」
ダゴン「ニャル夫の妹の事が本当なら、上手くいけば奴の妹のヒモになれるしな」
ラグナラ「皆!ちょっとは王子の事を心配してよぉ!!」
428: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:57:59.63 ID:dpx1ey4CO
『アンタら良く聞けやぁぁあああ!!!!』
キッィイイイン
ダゴン「うっお!音でかっ!!」
ナイア「……」グワングワングワン
ニャル夫「……ニャル子か」
『その中に宇宙指名手配中の野良ニャルラトホテップと、私のマイプリティーナイスガイダーリンの八坂真尋さんが乗っている筈ですよねぇ!?』
『その二人をこちらに渡せば!!残りのアンタらは特に不問の扱いになります!!もし断れば……』
『例えアンタらが人質だろうが!!共犯者として真尋さん以外の全員を処刑台に送ってやりますよぉ!!!』
キィィイイイイイイイイイイイン
ラグナラ「…………」
ダゴン「…悪魔かお前の妹は」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……おい相棒」
真尋「相棒じゃないったら。……何だ」
ニャル夫「そうだ、お前はそう否定すれば良い。」
429: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:58:36.99 ID:dpx1ey4CO
真尋「………は?」
ニャル夫「あいつらの上は何を考えてるか分からんが、ニャル子はお前が全てだと思っている。意地でもお前を守ろうと必死になってくれる筈だ」
ニャル夫「そもそもデウス・エクス・マキナの事もお前は良く分かっていない。地球も、もう存在しない。…最悪でもお前は保護対象にされる流れになる筈だ」
真尋「………」
真尋「…いや、悪いけど僕はもう、あのビー玉の正体が分かって…」
ニャル夫「おっとそれ以上言うなよ。忘れたか?お前は俺の人質だ」
ニャル夫「変な発言をしてみろ、ここに居る人質全員お前の失言で殺すぞ」
真尋「……………」
ダゴン「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……っ!!」
430: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:59:07.78 ID:dpx1ey4CO
ラグナラ「王子!!お願い一人で罪を背負わないで!!」ガシッ
ニャル夫「……」
ラグナラ「私の…私の王子様が居なくなっちゃうなんて…嫌っ…!嫌だよぉ…!!」グスッ…
ラグナラ「王子が…王子が死ぬなら…私も一緒に死んでやるっ!!」ヒグッヒグッ
ナイア「…僕も、僕の最高の恩人であり友人である君を死なせるのは気分悪いねぇ」
ダゴン「…………」
真尋「……おい、ニャル夫。…僕も嫌だぞ」
真尋「約束してるんだろ?クトゥグア族のジジイから…ハスター族の友達から……それなのに…」
真尋「お前が…こんな所で散ってしまうなんて……そんなの絶対に僕は許さないっ!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「……何を勘違いしている」
バッ
ニャル夫「俺が!あんな奴らに殺される訳が無いだろぉが!!」
ニャル夫「俺はこの全宇宙を支配する大悪党…ニャルラトホテップ夫だぞ!!」
ニャル夫「いずれはあの組織も俺の物にしてみせる!その為の潜入捜査だ!!」
ニャル夫「覚悟しているが良い…ニャル子!!この俺を追いかけたこと!後悔してみせようではないか!!」
≪はいはいサクッと殺してあげますから、とっとと潜入捜査でも何でもしてくださいな≫
ニャル夫「…………」
ナイア「…そういえば、全部聞かれてるんだったね」
ダゴン「……………」
431: 名無しさん 2016/03/03(木) 23:59:45.11 ID:dpx1ey4CO
~惑星保護機構 宇宙船 ~
「宇宙国際指名手配犯、ニャルラトホテップ夫。確保完了しました」
「同じく、宇宙国際指名手配犯の八坂真尋。確保完了」
ニャル夫「…………」
真尋「………はぁ」
「貴様!今、溜息をしたな!?慎め!!」
真尋「…溜息くらい吐かせてよ。これから僕たちは殺されるんでしょ?」
「くっ…!この犯罪者め!」
「…今、ここで処刑する権限には我々にはある。変な動きをすれば、殺してしまえ」
ニャル夫「へぇ…アンタらに俺が殺せるかなぁ?」ニヤッ
「減らず口もそこまでだ…。大人しくさせるぞ」スチャッ
ハス太「ストォーップ!ストップです!!」
432: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:00:30.11 ID:gTiQW9oOO
「!!ハ…ハス太…さん…!!」
ハス太「ニャル子ちゃんからの伝言です!「もし真尋くんに傷一つでもつけたらその瞬間からクビ」だそうです!!」
「クッ!?……クソッ、あのお方は本当に勝手な事を言ってくれる…!!」
ハス太「だけど!もう一人の白い方はいくら撃っても死なないから勝手にすれば良いそうです!」
ニャル夫「…………」
ハス太「でっでも!……最も貢献した本部長からの命令で「白い方も攻撃せずに独房に入れておけ」との事…」
「……………」
「…くそっ、ほら、とっとと歩け」
ニャル夫「………」スタスタスタ…
真尋「……ハス太…」
ハス太「…まっ…真尋……くん」
ポロポロポロ
ハス太「……うっ…うっ………やっと……やっと会えたよぉ…!!」ポロポロポロ
ダキッ
ハス太「ひっ…ひぐっ!……ひぃぐっ……ぅぅ……」グスッグスッ
433: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:00:59.44 ID:gTiQW9oOO
真尋「……………」
真尋「……ニャル子も…この船に…?」
ハス太「グスッ…うん……!皆…皆も待ってるよ!」
真尋「うん…皆待ってる……か…………」
真尋「……………」
434: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:01:28.27 ID:gTiQW9oOO
~ニャル子 宇宙船~
ウィーン
ハス太「ニャル子ちゃん!」
ニャル子「!!」
真尋「…………」
クー子「…………」
ニャル子「…………まっ…」
ニャル子「真尋……さん…?」
真尋「……なんだ」
真尋「結構、元気そうじゃないか」
ニャル子「……うっ……」
ニャル子「うわあぁぁああああああああああああああんっ!!!!」
ギュッ
ニャル子「真尋さん!!生真尋さんだぁぁぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「うわぁぁあああああ!!わぁぁぁあああ!!うわぁぁぁあああああああああああん!!!」
435: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:02:00.87 ID:gTiQW9oOO
真尋「ニャル子、お前少し痩せたか?」
ニャル子「ぅぅぅ…真尋さんが心配かけるからいけないんですよ……!」
真尋「…悪かった。心配かけて悪かったな…って、どさくさに紛れて変な所揉むなっ!!」グサッ
ニャル子「あひゃるっ!ああ…久しぶりのフォークの感触ぅ…」ゾクゾクゾク
ハス太「…ニャル子ちゃん、真尋くんが居なくなってから本当に大変だったんだよ」
真尋「ああ。何か、クー子みたいになってるな」
クー子「ニャル子が…私と同じっ…!?ハァハァ…」
ニャル子「ちょっ!?酷いですよ真尋さん!こんなのと一緒にしないでください!!」
真尋「………はぁ、全く」
ギシッ
ニャル子「んもぅ!真尋さんったらそんな椅子に座ってないで私とワンルームでアナザーヘヴンしましょうよ!」
真尋「…いや、座ってる」
ニャル子「なななんでですかぁ!!折角何万年も掛けて追いかけて来たのに!!そんな淡白な態度は酷いですよぉ~」
真尋「ハス太、僕はいつ頃に独房に移されるんだ?」
ハス太「……悲しい事に、後3分しか時間が無いです…」
ニャル子「んなぁっ!?早速そんな時間リミットを気にするんですかぁ!?」
436: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:02:44.87 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「やだやだやだやだ!折角会えたのにこんな短い時間じゃ愛の結晶を育めないじゃないですかぁー!!」ワーンワーン
ハス太「そうだよ真尋くん。確かに時間は短いけど、独房に移される話をするなんて…ちょっと酷いよ」
クー子「……何か…あったの?」
真尋「…別に、ちょっと聞きたい事があるだけだ」
ニャル子「何ですか!?私の成長記録ですか!?ええとですね、私はバストがここ数年で3,4センチ…」
真尋「無駄話をしてる暇は無いんだ。」
ニャル子「わっ私の情報が無駄話状態!?」ガーン
クー子「良い、ニャル子、続けて」
ニャル子「続けるかっ!!アンタにだけ需要がある話なんてする訳無いでしょうが!!」
真尋「……船に乗っていた人質は、本当に何の罰も与えないんだな?」
ハス太「うん。主犯が自ら「この人質を解放したければ、脱出用の宇宙船を用意しろ」って要求した位だから、僕達も彼等を被害者として見てるよ」
ニャル子「全く、あの腐ったれ脱走犯は図々しいったらありゃしませんよ。」
真尋「…ニャル夫が持っていた船や、デウス・エクス・マキナは?」
クー子「…主犯が持っていた船は、現在証拠品として押収中。デウス・エクス・マキナは船長が自ら管理している。」
ハス太「でも凄いよね。僕もデウス・エクス・マキナって初めて見たけど、あんなビー玉くらいの大きさしかないんだ」
真尋「最後に一つ。ニャル夫はこれから、どうなる?」
クー子「………」
ハス太「………」
ニャル子「そんなもん、有無を言わずに処刑に決まってるでしょうが!良くて元の監獄に戻されるくらいです!!」
真尋「……そうか。」
437: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:03:12.59 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「あっ!でも真尋さんは別ですよ?真尋さんの罪は元々不透明な物だったので無罪になる可能性が高いです!」
ニャル子「この私が保証します!全てが終わったら、また私達と一緒に暮らしましょう!」
真尋「………」
ウィーン
「八坂真尋、時間だ。今から貴方は独房に入ってもらう」
真尋「…はい」
ニャル子「はぁ!?ちょっと待ってくださいよ!!独房に入ったら私達も会いにいけないんですよ!?」
「それが目的だ。仮にも指名手配犯と貴方と接触させるわけにはいかん。」
ニャル子「真尋さんは無実でしょう!?それに、地球人だってもう真尋さんしか――」
ハス太「ニャル子ちゃんっ!!!!!!!」
ニャル子「あっ!?」
真尋「………」
ニャル子「あっ!なっ…何でもないですよ~。安心してください!こんなものすぐ終わりますからね!!」
真尋「……………そうか」
ウィィィィン……
バタァーン
ニャル子「…………」
ハス太「………」
ニャル子「…ごっ…ごめんなさいハス太くん。つい…口が滑りそうに…」
ハス太「…ううん、僕も大声出して…ごめん…」
ニャル子「……大丈夫です…大丈夫ですよ…!真尋さん……!!」
ニャル子「貴方は、この私が命に替えても守ってみせますから…ねっ」
438: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:03:42.85 ID:gTiQW9oOO
~真尋 独房~
真尋「…………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「……………」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
真尋「…」
カツン
真尋「…………」
「…………」
真尋「…やっぱり…お前が一枚噛んでたんだな…」
「………はい」
真尋「なぁ……ダゴン?」
439: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:04:11.47 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「…………」
スルスルスル
真尋「お前……覆面を取るとそんな寡黙な顔してるのか」
ダゴン「……はい。いつも…覆面を被っていた時の私は、私ではありませんでした」
ダゴン「演技をしていたのです。笑顔の練習も込めて、演技を」
真尋「…草を生やさなくても、覆面していなくても…お前は少し気に食わないな」
ダゴン「申し訳ございません」
真尋「ニャル夫はどう言うだろうな……アンタが、この惑星保護機構の一員でスパイだったって…」
ダゴン「いえ、もう既にお会いしてお話をしております。最後の挨拶として」
真尋「そうか。……なんて言ってたんだ?」
ダゴン「意外にも怒られませんでした。それどころか、「良く打ち解けてくれたな」と感謝の念まで…」
真尋「……らしくない事するなぁ」
ダゴン「ですよね」
440: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:04:39.67 ID:gTiQW9oOO
真尋「………はぁ」
真尋「何だかさあ…前のウザかったダゴンも大概だったけど、今のアンタは本当に絡みにくい」
ダゴン「前に、同じ事を言われた事があります」
真尋「そりゃぁそうだろ。現に僕も今、少し疲れてきた」
ダゴン「ニャル夫さんも同じ事を」
真尋「言うだろうな。あいつは言う。だってそういう奴だ」
ダゴン「そうですね」
真尋「……本当に、覆面取ると無感情だなお前」
441: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:05:08.70 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「そういえば、ニャル夫さんから預かり物があるのでしたね」
真尋「預かり物?」
ダゴン「ええ、ちょっと良く分からない代物ですが」スッ
真尋「………なんだ?これ」
ダゴン「私も存じ上げません。コトリバコか何かでしょうか?」
真尋「そんなものを俺に渡してどうするつもりだ…呪おうにももう身内も全滅してるぞ…」
ダゴン「それは…本当に災難でした」
真尋「でもあいつの事だ、最後にニャル子でも呪おうとしてるんだろ」
ダゴン「いえ、それは無いかと思われますよ」
真尋「は?何で?」
ダゴン「ああ見えてニャル夫さん…家族を大事にするお方ですから」
ダゴン「それでは、私は準備がありますので行きます。御武運を…。」カタンカタンカタン…
真尋「…………行ったか」
442: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:05:36.12 ID:gTiQW9oOO
真尋「はぁー。確かに会った時から怪しいと思ってたけど、本当に僕達の敵だったなんてなぁ。」
真尋「これはニャル子達に一本取られた…って、言わざるを得ないのかな」
ニャル夫『そうだな、このままってのもちょっと悔しいな』
真尋「しょうがないよ。もうどうしようも無いじゃん」
真尋「ラグナラ君とナイアさんは元の惑星に戻されてる最中だろうし、宇宙船も押収、僕達は独房の中だよ?」
ニャル夫『だからって諦めるのか?目的地まで後、もう少しだったってのに?』
真尋「だって、だからってどうするんだよ。僕はともかくお前は…」
真尋「…………」
真尋「…えっ!?ニャッ…ニャル夫!?どこだ!?」
ニャル夫『シー!大声出すな!気づかれるだろ!!』
真尋「ああ…箱!お前この箱…通信機だったのか!」
ニャル夫『まぁな、見事ダゴンの野郎を欺いてやったぜ』
真尋「ははは、…………」
443: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:06:15.81 ID:gTiQW9oOO
真尋「………それで、これからどうなる?」
ニャル夫『んー?』
真尋「ここは天下の惑星保護機構、お前の宇宙船も押収されて仲間は散り散りに。」
真尋「…デウス・エクス・マキナも今ここには無い。……それにアンタは殺される」
真尋「僕も下手すりゃ殺される。……これはもうどうしようも…」
ニャル夫『……なぁ、相棒』
真尋「だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『俺知ってたんだ。ダゴンが惑星保護機構の奴らだって』
真尋「…え?」
ニャル夫『いや、正しくは薄々だけどな。おかしいだろ?ナイアが散々宇宙船の匿名化のアップグレードをしまくってたのに掴まったの』
ニャル夫『特定されやすくなった時から確信に変わったんだ。消去法で行けばダゴンが奴らの一味だって事にな』
ニャル夫『一番、過去の情報が少ないのがダゴンだからな。もうここまで行けば猿でも分かる』
真尋「だっ…だったら…!どうして……!!」
ニャル夫『はっ、例えダゴンが惑星保護機構の一味だろうと、あいつは俺の仲間でダチ公なんだよ』
ニャル夫『それに、対策を全く取っていなかった訳じゃないぜ。』
真尋「!!」
ニャル夫『もう既に対策は取ってある。そして、それはもう”動き出している”』
真尋「それじゃぁ…お前は……僕達は…!!」
ニャル夫『……その前に、一つ聞きたい事があるんだよ相棒』
真尋「ああっ…!って、だから僕は相棒じゃ…」
ニャル夫『そう、お前は俺の相棒じゃないと否定している。それを踏まえた上での質問だ』
444: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:06:41.91 ID:gTiQW9oOO
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれからも、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
445: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:07:10.92 ID:gTiQW9oOO
修正
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれから、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
真尋「え?」
ニャル夫『お前はこれから、俺と一緒に”死ねる”のか?』
真尋「…っ!!」
446: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:07:36.79 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫『いいか、俺は目的地に行ってデウス・エクス・マキナを使って全宇宙を支配しなくてはならねぇ』
ニャル夫『だけどそれは、俺だけじゃない。こいつらも同じだ』
ニャル夫『ジジイが…いや、散っていった仲間がこいつらに渡すくらいなら俺に渡すと言ってたから、言葉を信じると碌な事に使わないだろうが』
ニャル夫『だがしかし、お前は関係無い』
ニャル夫『これから先、妹に守られて生きていくのもアリだろう。寧ろそっちの方が幸せだ』
ニャル夫『地球が滅んだ今、お前は最後の宇宙人だ。保護対象宇宙人になる可能性は非常に高い』
ニャル夫『間違いなくお前は、安全で安心な老後を迎えることが出来る事だろう』
ニャル夫『しかし、俺についてきたらお前は巨大な組織との戦争に巻き込まれる事になる』
ニャル夫『……さぁ、どうする。お前はそれでも…俺と一緒に死にに行くのか、それとも一生幸せに暮らしていくのか』
ニャル夫『…いや、少しいじわるな質問だった。お前は妹の方に付け、俺達は大丈夫だから』
447: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:08:04.57 ID:gTiQW9oOO
真尋「…………ふざけんなよニャル夫」
真尋「お前は…選択肢の言い方を間違えている。」
真尋「僕が選ばされてるのは、全てを知ってから死ぬか!全てを知らずに死ぬか!この二つだろ!!」
ニャル夫『だが!長く生きるか早死にするかっ…!』
真尋「そんなもの関係無い!僕にはもう守る物なんて無い!!!!」
真尋「地球も!友達も!!帰る場所も!!………家族もっ」
真尋「そんな僕を!お前は見捨てるって言うのかっ!?」
ニャル夫『違う!俺はお前が生きて…』
真尋「ふざけんなっ!!僕はなぁ!楽しかったんだよ!!お前等と一緒に旅をして色々あった事が……」
真尋「もう…指名手配されたのも……地球から見捨てられたのも……地球が寿命で消滅したのも…馬鹿らしくなるくらいに……」
ニャル夫『…………』
真尋「すげー楽しかったんだよ…!!ナイアさんが宇宙船を改造して楽しくなって…ラグナラ君が楽しそうにはしゃぎ回って……ダゴンのやる事言う事がいちいち楽しくて……」
真尋「お前が……ニャル夫が僕を全力で守って……ニャル夫がリーダーシップを取って…ニャル夫が助けてくれて……」
真尋「こんなの……楽しくないわけないだろ………!!」
448: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:08:41.02 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫『…………』
真尋「なぁ……頼むよ……最後まで僕も連れてってくれよ……」
真尋「置いて行かないで……くれよ………」ポロポロポロ
ニャル夫『……後悔、しないんだな?』
真尋「寧ろ…ワクワクする」
ニャル夫『死ぬ確立は非常に高いぞ』
真尋「何も知らないで死ぬよりはずっとマシだ」
ニャル夫『………俺の相棒になってくれるのか?』
真尋「それは考える」
ニャル夫『……なら、決まりだな』
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
真尋「…っ!」
449: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:09:08.93 ID:gTiQW9oOO

450: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:09:50.79 ID:gTiQW9oOO
真尋「………」
パラパラ…
ナイア「ちぃーっす」
ニャル夫「……くふふふふ……」
ニャル夫「ふぅーはははは!見たか!?これが新しい発明品【残像だっ】だっ!!!」
ニャル夫「奴らも情報不足だったなぁ!!こっちには発明の天才が居るって事をなぁ!!」
ニャル夫「しかも改良に改良を重ねて、内蔵の位置がズレる事もない超安全で安心のナイア製使用の発明品んだぁ!!」
真尋「…馬鹿、凄い音だったよ」
ウー!ウー!
≪脱走犯が館内に居ます。館員の皆様は速やかに脱走犯を捕獲してください≫
ナイア「あっ」
ニャル夫「馬鹿なっ!?確かにワープは成功したはz……って、何だこの巨大な大穴はぁ!?」
ナイア「…空間着地の時に発生する真空地点の調整を忘れてたねこれ」
ニャル夫「お前の発明品はどこかズレてんなぁ!?インターネットだけの知識で作っちゃったかぁ!!」
ナイア「まぁ良いじゃん。壁を壊す手間が省けたと思えば」スタスタスタ
真尋「………ぷっ」
真尋「あっはっははははははは!!」
451: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:10:19.26 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「……………」
ニャル夫「………相棒」
真尋「ははは……何だよ?」
ニャル夫「……」ニヤァ
ニャル夫「行くか?最後まで」
真尋「……ああ」
真尋「僕を最後まで誘拐してくれよ。大悪党」
452: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:11:06.05 ID:gTiQW9oOO
「おい!居たか!?」
「いいえ!こっちには居ないようです!」
「脱獄したのはニャルラトホテップ夫の方だ!だが、あの地球人を再び人質にするとは考えにくい!ここは裏を取って地球人とは反対方向の…」
ニャル子「だらっしゃぁぁぁああああああ!!!!」ドカァアアアン
「!?」
ニャル子「あんの…野良ニャルラトホテップがぁあああ!!よくもまた真尋さんをぉぉおおお!!!」ゴゴゴゴゴゴ
「えっ!?脱獄したのはニャルラテホテップの方では…」
ニャル子「ああん!?」ギロリ
「ひぃ!?」
ニャル子「あんたら一体どこ守ってたんですかぁぁぁああ!?アンタらのせいで…アンタらのせいで真尋さんはぁああああ!!!」ゴゴゴゴゴゴ
ハス太「ニャル子ちゃん!今はお仕事してる人に構ってる暇は無いよ!」
クー子「今度こそ…ニャル子のお兄……野良ニャルラトホテップを……ぶっ潰す……」グッ
ニャル子「勿論ですよぉ!!次にあの野郎が視界に入ったら真っ先に頭部をカチ割ってやります!!!」
453: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:11:34.19 ID:gTiQW9oOO
「しっしかし!地球人の方も厳重の独房に入れられていて地球人の力では脱獄は不可能の筈では…」
ニャル子「私が慰めてあげようと入ってみたら穴!大きな穴!!そして独房には真尋さん居ナッシング!!アンダースタンッ!?」
「そっそんな!?奴が脱獄したのも数十秒前ですよ!?お互いの独房も一光年は離れている!こんな短時間で連れ出せる筈が…」
ニャル子「現に連れ出されてるんですよ!!さっさと見つけなさい!!見つけた暁にはこの私が――」 コトンッ
ナイア・ニャル夫・真尋「あっ」
ニャル子「あっ?」
ニャル夫「ヤベッ、ワープワープ」
ナイア「了解~」ポチッ
ヒュンッ
ハス太「消えた!!」
ニャル子「殺せぇ!!見つけ次第真っ先に殺してよしぃ!!真尋さん以外皆殺しにしてしまいなさぁぁぁあ……」
カッ!
454: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:12:03.57 ID:gTiQW9oOO

455: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:12:29.78 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「……」プスプス
クー子「………」プスプスプス
ハス太「…………」プスプスプスプス
ラグナラ「王子ぃぃいいいいい♪」ヒューン
クー子「…………」
ハス太「…さっき飛んでったのも、人質だった邪神…だよね?」
ニャル子「追いかけますよ!!追いかけて蜂の巣にして今夜の晩飯にしてやりますあの鳥!!」
ハス太「駄目だよ!?アズ銀河系元第5司令官から「天使のような羽の生やした天使のような邪神を無事のまま帰さなかったら殺す」って命令なんだから!」
ニャル子「はぁ!?天使ぃ!?この世で天使は真尋さんしか居ません!!なので万事OKですよね!!」
ハス太「だから駄目なんだってぇえ!!」
456: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:13:05.71 ID:gTiQW9oOO
「ダゴン第五本部長!脱獄者が出ました!」
ダゴン「…………」
「そいつはダゴン本部長が命を賭けて捕まえたニャルラトホテップと地球人の二人です!」
「大変申し訳ございません!どうかお力を!」
ダゴン「……安心してください、予定の範囲内です」
「!! それじゃぁ……本部長の能力の分身で既に網羅済みだと!!」
「ダゴン本部長の分身能力を駆使すれば!あいつらを捕まえるのも容易っ…!!」ドッ
バタン
「………えっ?」
ダゴン「……大丈夫です。予定の範囲内ですから。」ガシッ クイッ
「……ダゴン本部長?」
ダゴン「何だ」
「その覆面は……一体何なのです…?」
ダゴン「…………安心してください。予定の範囲内です」
ダゴン「ニャル夫達の愉快な仲間達のなっ!!!!!」
バキュゥーンッ……
457: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:13:39.01 ID:gTiQW9oOO
~処刑部屋~
ヒュンッ
真尋「っ!?」
ニャル夫「なっ…!?これって……」
ナイア「んー?何だかテディベアが凄い並んでるねぇ~」
真尋「おい…これってあのニコニコ本社っぽい建物にあった縫いぐるみじゃないのか…?」
ニャル夫「何でこの部屋に大量に置かれてるんだ?」
「た……助けて……助けてくれぇ……!」
ニャル夫「…!?」
真尋「なぁっ…!!」
「何で…なんでこんな目に……」
「こんな事なら……犯罪なんて犯さなければ……」
「身体が動かない……誰か……誰かぁぁ……」
真尋「こっちのテディベアの列には……所々に人間の顔が張り付いている…!」
ナイア「いや、どうやら罪人をこのテディベアの中に閉じ込めてるって言った方が合ってるね」
真尋「…じゃぁこれが、惑星保護機構が採用している処刑方法なのか?」
458: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:14:17.85 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「だったら、何であのホモまみれの惑星でこのテディベアがあったんだ?」
ナイア「んー?君達この人形どっかで見た事あるの?」
真尋「見た事あるも何も…いや、ナイアさんがまだ加入する前の話だから…」
ドゴォオンッ
ニャル夫「!?」
真尋「!?」
ダゴン「アローハァァアー!!脱走兵のみっなすぁああああああん!!!!!」ガチャン
ナイア「あっ、ダゴン君おっす」
真尋「うわぁあああ!!ああ!?」
ニャル夫「ダゴン……お前…」
ダゴン「死にたくなければしゃがんでなぁ!!!」ガッチャン
ニャル「! 屈めナイア!相棒!!」グイ
真尋「うぉお!」ズオン
ナイア「んー?君達この人形どっかで見た事あるの?」
真尋「見た事あるも何も…いや、ナイアさんがまだ加入する前の話だから…」
ドゴォオンッ
ニャル夫「!?」
真尋「!?」
ダゴン「アローハァァアー!!脱走兵のみっなすぁああああああん!!!!!」ガチャン
ナイア「あっ、ダゴン君おっす」
真尋「うわぁあああ!!ああ!?」
ニャル夫「ダゴン……お前…」
ダゴン「死にたくなければしゃがんでなぁ!!!」ガッチャン
ニャル「! 屈めナイア!相棒!!」グイ
真尋「うぉお!」ズオン
459: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:14:54.41 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「ヒャッハァァァアアアアアアアアアアア!!!くたばれテッドの出来損ないがぁぁあああああ!!!!」バババババババババババ
バフォッ バフッ バホホホホホホホホホホホホホ
真尋「っ…!!」
ナイア「わぁ―――。」
ダゴン2「おいおい6号さぁん!何してんだよぉこんな所で!!」
ダゴン「おっ二号!この資産今からぶっ壊そうとしてるんだ!お前も何かやってみないかっ!?」
ダゴン2「マジっすか!?」ガッチャン
ダゴン2「一度で良いから!サブマシンガン使ってみたかったんすよね!!」ドドドドドドドドドドドドド
真尋「うわぁああああああ!!増えたぁぁあああああああああ!!!!」
ナイア「わぁー。どうしてダゴン君はテディベアを消滅させようとしてるのかな?」
ニャル夫「…安心しろ相棒。ダゴンは今までと同じ俺達の仲間だ。だから俺達に危害は加えない」
バフォフォフォッ バフフッ バホホホホホホホホホホホホホ
ダゴン2「さぁさぁ皆さぁぁん!!お天国のお時間ですよぉおおお!!成仏しましょうねぇぇええええ!!!」バババババババババ
ダゴン「何人かは地獄に行きますけど成仏しましょうねぇええええ!!!!」ババババババババババ
真尋「こんな状況で言われても説得力が全然無い!!」
ナイア「というか、もう全部のテディベアが原型留めて無いんだけど」
460: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:15:29.79 ID:gTiQW9oOO
真尋「攻撃を止める気配が全く無い!本当に殺す気じゃないのか!?」
ニャル夫「ダゴンを信じろ。あいつなりの考えがあるんだ。だから信じて屈んで待て」
ダゴン3「何やってんの?」ホジホジ
ダゴン2「皆殺しパァーティーさぁ!!」バババババババババ
ダゴン3「マジで!?ぼくもしゅるぅぅ~~~!!」カチンッ ポイ
コロコロコロコロコロ……
ナイア「…………」
真尋「…………」
ニャル夫「………逃げろぉっ!!!!」
461: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:15:55.69 ID:gTiQW9oOO

462: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:16:28.07 ID:gTiQW9oOO
ダゴン2「おおっ~~。綺麗に消滅したなぁ~」
ダゴン「これで惑星保護機構の奴らも大打撃だ!よくやったな3号!」
ダゴン3「えへへ…////」
真尋「……ぜぇ……ぜぇ……!!」
ダゴン「おっ!真尋ちゃぁ~ん!無事だったんd」
ガシィッ
ニャル夫「てんめぇぇぇえええええ!!!殺す気かぁぁぁああああああああああ!!!!!!!」
ダゴン「ばっ馬鹿!殺さないように気を使ったんだぞ俺も!信じるって言ったのもお前だろぉ!?」
ニャル夫「手榴弾投げ込んで良くそんな事が言えたなぁ!?つーかあのテディベア破壊しつくして何の意味があるんだぁあああ!!!」
463: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:16:56.81 ID:gTiQW9oOO
「目標発見しました!脱走犯二人共に行動しております!」
「援護とエージェントニャル子の要請を!絶対に見失うな!」
真尋「うえぇ!?見つかった!!」
ニャル夫「はっ、こっちには瞬間移動があるんだ。そう簡単には掴まらねぇよ」
ナイア「その通り、くぷくぷく…」カチリ
ナイア「……ん?」
ニャル夫「さぁナイア!今すぐにでもこっから瞬間移動だ!そしてその移動先は…」
ナイア「………」カチンカチンカチンカチンカチン
ニャル夫「…誰かデウス・エクス・マキナがどこにあるか情報を持ってる奴はいないか?」
真尋「決まらないなぁ本当…。確か、この船の船長が持ってるって言ってたよ」
ニャル夫「よぉし!だったら船長室だ!今から船長室までワープして再びデウス・エクス・マキナを…」
ナイア「ニャル夫さんニャル夫さん。緊急事態発生」
ニャル夫「ええい!何だ!」
ナイア「瞬間移動装置の電池が切れました。」
ダゴン「………」
真尋「…………」
ニャル夫「………え?」
464: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:17:39.61 ID:gTiQW9oOO
「目標確認!撃てぇ――――!!!!」
バババババババババババババババババババババババ
真尋「うっぉおおおおおお!!どうすんだぁあああ!!!」
ニャル夫「おいナイア!代わりの電池とか持ってないのか!?」
ナイア「充電式だから無理だよぉ…」
ニャル夫「はぁ!?じゃぁそこら辺のコンセントで…」
ナイア「デウス・エクス・マキナで充電しないと直ぐには使えないよぉ…」
ニャル夫「畜生ぉぉお!!こんな所で誤算が出るのかぁああ!!!」
バババババババババババ
ニャル夫「やべぇ!このままだと捕まる!くそっ!何か手は……」
465: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:18:19.07 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「俺が何とかする…」
ニャル夫「……え?」
ダゴン8「なっ…馬鹿!お前何言ってるのか分かってるのか!?」
ダゴン3「そうだ!自分が囮になるって言ってるようなものだぞ!!」
ダゴン5「馬鹿野郎!!」
ダゴン「俺達が残らなくて…誰がお前等を先に行かせられるんだよ…」
ダゴン11「安心しろ、俺達はそんな簡単には死なねぇよ。それに………」
ダゴン「俺達の代わりは……いくらでも居るからな」
「なっ何だこの覆面はぁ!?」
「同じ覆面が何人も…!?げっ幻覚かぁ!?」
ダゴン3「おい!ダゴ…」
ダゴン56「早く行け!!」
ダゴン32「…っ!!」
ダゴン76「ここは俺達に…任せてくれよ」グッ
ダゴン43「ダゴン……!!」
ダゴン1098「へっ…。後は頼むぜ……相棒……!!」
ダッ
「ひぃぃい!!たっ大量の覆面がぁぁああ!!」
「うっ撃て!撃てぇぇぇぇええええええ!!!!」
バババババババババババババ
ダゴン41「ダゴォォオオオオオン!!!!」
466: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:18:52.84 ID:gTiQW9oOO
ダゴン19「馬鹿野郎!!早く走るんだよぉおお!!」
ダゴン893「ダゴン達の思い、無駄にしちゃいけないんやろぉ!!はよ走れぇ!!」
ダゴン21「クソッ…クソォォオオオオオ!!!!」ダッ
ダゴン3「(さようなら……ダゴン……!!)」
ダゴン77「(ダゴンさんの事は……絶対に……忘れないから!!)」
ダゴン325「うっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
――――――さようなら――ダゴン――――
――僕達は――貴方の思いを背負って―――
――前へ――前へと走っていきます――――
ダゴン893「さぁ行くでみんな!散ったダゴンさんの為にも…勝つんや!!」
ダゴン`s「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ニャル夫「前から分かってたけど、分身能力って便利だよな」
真尋「ああ。本当イザという時にかなり役に立つ」
ナイア「これ何人くらい居るの?散ったのも今一緒に居るのも1000人は越えてるよね?」
467: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:19:30.43 ID:gTiQW9oOO
「船長!あいつら間違いなく船長のデウス・エクス・マキナを奪い返しにこちらに向かいます!」
船長「………」
船長「隔離だ」
「隔離…!はい!分かりました!」
船長「今ここで、このデウス・エクス・マキナを奴らに奪われるわけにはいかん。惑星保護機構と宇宙構成機構の要なのだからな」
船長「このデウス・エクス・マキナが奴らに奪われてしまえば、我々宇宙構成機構は宇宙を統治する権利を失う。」
船長「それだけは避けなければならない。その事を頭に入れておくように……」
船長「…………」
「了解しました。今すぐに戦艦第7ゲート担当に無線を…」
船長「……ちょっと待て」
468: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:19:58.35 ID:gTiQW9oOO
「はい?」
船長「どうして奴らは…この部屋とは逆方向に向かっている?」
「どうしてとは…恐らく、船長室の居場所が分からないのかと思われますが」
船長「いや、有り得ない。ここまでの事をやってのけたのだ。奴らの中に惑星保護機構と繋がってる奴が居てもおかしくない」
船長「そんな奴らが、ここに真っ直ぐ向かわないとは考えにくい……いや、遠回りしてもここにはたどり着けない筈…」
船長「…………」
「船長!第七ゲートの施錠が完了しました!後は第5ゲートの解放をすれば奴らは絶対にここには辿りつけ…」
船長「いや……待て!まさか!!」カチッ
ブンッ
パリィィイン
「せっ船長!?え!?何故デウス・エクス・マキナを…割って……」
「…え?完全物質が……割れた…?」
船長「……やはりか…!!」
「……え?」
船長「やはり……偽者かぁ!!ダゴンンンンン!!!!!!!」
「!?」
469: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:20:30.33 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの道で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「大丈夫だって安心しろよ!俺はこの船の偉い人だった男だぜ!?今は無職だけどなっ!!!」
真尋「そいつは頼もしい言葉だなぁ!最後の言葉がなければなぁ!!」
ダゴン3「ばっきゃろう!ダゴンさんはこの船の中でもイケメンでハンサムでモテモテなナイスガイなんだぜっ!!」
ダゴン19「そうだよ!俺達はそんなダゴンさんの男気に惹かれて子分やってるんだからな!」
ダゴン333「しかもダゴンさんの子分は3万人は超えてるんだぜ!すげぇだろ!!」
ニャル夫「…なぁ、ダゴン」
ダゴン「おっ!何だ!?」
ニャル夫「空しくならねぇのか?分身にこんな事言わせて」
ダゴン「おいおい止めろよお前ぇwww次にそんな質問したら泣くからな本気でぇ!!」
「居たぞー!」
「捕まえろー!!」
真尋「うわぁまた来た!何人乗ってるんだよこの船!」
ニャル夫「おいダゴン!また何人か突っ込ませてくれ!」
ダゴン345「ふざけるなぁ!僕達は…僕達はダゴンさんの命を犠牲にしてでもここまで来たんだ!!」
ダゴン21「ダゴンさんの思いを、無駄にしろと言うのかぁ!?」
ニャル夫「なぁ、もう面倒臭いんだけど!?どうしろって言うんだよ!」
ダゴン「馬鹿野郎!こんな時こそデウス・エクス・マキナの出番だろうが!ほら!」ピカァー
ニャル夫「だから!今から船長室まで向かってデウス・エクス・マキナを……って」
ニャル夫「何でてめぇが持ってんだぁぁああああああ―――っ!?」
470: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:21:17.19 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「ふっ、こんな事もあろうかと…船長に渡したのはただのビー玉…!それも地球産の奴だぜ!」
ダゴン3「そのwwwwビー玉を手にした時のwwww船長のwwwwwドヤ顔wwwwww」
ダゴン21「「任務遂行ご苦労だったダゴン君。やはりデウス・エクス・マキナはいつ見ても…美しい……」だっておwwwwwwww」
ダゴン333「ばっかじゃねぇええのwwwww超エネルギー体とwwwガラス玉のwwww区別つかねぇのかよwwwwwww」
ダゴン893「てめぇの目ん玉wwww何がwwww詰まってんだよwwwwwコポォwwwwww」
真尋「ダゴン……お前…!」
ニャル夫「やっぱりお前は…最高だぁああああ!!!!!」パクッ
ゴクッ
471: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:21:54.81 ID:gTiQW9oOO
「奴らは今どこに居る!?監視班!応答を要請する!」
≪しばらくお待ちください…あっ!奴らは恐らく押収室に向かっている模様!≫
クー子「押収室…?船長室じゃ…無い…の?」
ハス太「押収室なら、僕達の居る場所が通り道だから通せんぼすれば良いよね!」
ニャル子「……おかしいです。」
ハス太「え?何が?」
ニャル子「あの自尊心の高くプライドも高い野良のニャルラテホテプなら、まずデウス・エクス・マキナの回収に向かう筈です」
ニャル子「なのにそれを放って置いて、真っ先に宇宙船のある押収室に向かっています」
ハス太「さすがに、一光年も大きさのあるこの宇宙船でそれを探すのは諦めたんじゃないかな」
ニャル子「いえ、だとしても奴は力ずくでも奪いに来るはずです!なのに直ぐにでも脱出しようとするなんて…」
≪…まっ待ってください……これ……≫
ハス太「ん?どうしたの?」
≪バ…バグっています!このモニターが…!≫
ニャル子「にゃにぃ!?」
472: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:22:24.07 ID:gTiQW9oOO
≪本来壁のある場所を堂々と通過しているのです!まるで幽霊のように…!≫
「馬鹿なっ!?まさかハッキングか!?」
クー子「………」ゾクッ
ニャル子「こんなこったろうと思いましたよ!もう騙される訳にはいきません!」
ニャル子「ハス太くん!クー子!今すぐ船長室に向かいますよ!あいつらはそこに向かって居る筈です!」
ハス太「うっうん!分かった!」
クー子「ニャル子が言うなら…」
ニャル子「そうと決まれば戻ります!第5班!今の位置に押収室の宇宙船も壊してしまいなさい!」
「了解しました!」
ニャル子「今度は先手を打たせて貰いますよぉ…!見てなさい脱獄変態ニャルラトホテップ!!あんたの思い通りにはさせま――」
ドゴオォオオオオオオンンッ
ニャル夫「おいダゴン!本当にこの方角で合ってるんだろうなぁ!?」
ダゴン「あったり前さぁ!つべこべ言わずに壁ぶっ壊して真っ直ぐ進もうぜ!」
ダゴン3「曲がった事は嫌いだって言ったろ!?ニャル夫!!」
ニャル夫「言った覚えは無いがその通りだな」
ニャル夫「おらぁあ!!!」 ブンッ
ドゴッォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!!」
ナイア「これはこれは結構な痛快気分。くぷくぷ」トテトテトテ
真尋「本当、無茶ばかりする」タッタッタッタッタ
ニャル夫「はぁーっはっはっはぁああ!!今の俺様は無敵だぁああ!!ふぅーははははははははは!!!!!!」ダダダダダダダダダ
ドガァアァアン ドガァァアアアアン ドガァアアアアアアアアアン
473: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:22:50.64 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「……………」
ハス太「…………」
クー子「……謎が、解けた」
ハス太「ハッキングじゃ…無かったんだね………」
ニャル子「…うっきゃぁああああああああああああああ!!!」
ニャル子「追いますよ!!デウス・エクス・マキナも取られたんじゃぁこのままじゃぁ!まっ…また真尋さんがぁ!!」ガクガクガクガク
ハス太「分かってる!僕ももうあんな思いはしたくないもん!」タッタッタッタ
クー子「また…あの日常に……戻りたい……!」タッタッタ
ニャル子「真尋さぁあああああん!!待ってぇぇぇえええええええ!!!」ドドドドドドドドドドド
474: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:23:21.33 ID:gTiQW9oOO
~押収室~
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ダゴン「よっし、ここだ!」
真尋「!!」
ナイア「おお……本当だマイホームちゃんだ…」
ニャル夫「……はは…はっははっはっはははは!!!」
ニャル夫「見たか!この俺達が本気を出せば!惑星保護機構なんて簡単に欺け…」
真尋「ちょっと待って、これ起動に時間が掛かるんじゃないのか?」
ニャル夫「あっ」
ダゴン「駄目みたいですね」
ニャル夫「……くっそぉおおお!!ここまで来ておいて後一歩って時にぃぃいい!!」ドォオオン
真尋「うぉおお力むな!部屋が崩壊される!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
ナイア「大丈夫大丈夫、そんな心配は無いよ」
ニャル夫「…え?」
475: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:23:53.77 ID:gTiQW9oOO
ラグナラ≪王子ぃー♪こんな事もあろうかと!私があらかじめ起動しておいたよぉ!!≫
ニャル夫「ラ…ラグナラ!?ちょっと待て!この船は俺でしか起動できない筈じゃぁ…」
ナイア「くぷくぷくぷ。何のためのアップグレードだよ?」
ナイア「こんな事もあろうかと、ニャル夫以外にもここに居る全員が起動できるように設定したに決まってるじゃないか」
真尋「……………」
ナイア「ダゴン以外ね」
ダゴン「ファッ!?」
ニャル夫「グッジョブナイア。……よっしゃぁああああ!!!愛してるぜお前等ぁ!!」
ラグナラ≪私も愛している王子ぃぃい!後は、デウス・エクス・マキナを別途エンジンに入れてワープするだけだよ!!≫
ニャル夫「おおそうか!なら後は俺がゲロゲロするだけ……」
真尋「待て!せめて艦内で吐け!吐いた後動けないだろお前!!」
ニャル夫「おっそうだな。じゃぁ、早く艦内も戻ってるぜ!」タッタッタッタッタ
真尋「それじゃぁ、僕達も……」
476: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:24:22.72 ID:gTiQW9oOO

477: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:24:49.94 ID:gTiQW9oOO
ナイア「!?」
真尋「危ない!!」
ニャル夫「ん?」

478: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:25:24.44 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「…………」
ナイア「………」
真尋「…そ……そんな………」
「やってくれたな、ニャルラテホテプ」
スタンスタンスタン
真尋「………っ!」
ダゴン「………」
船長「…そして、ダゴン、貴様もな」
ダゴン「…………ザーメンさん」
アフーム「アフームだ!ファーストネームで呼ぶな。……というか貴様、私をファーストネームで呼んだことが無いだろう」
479: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:25:53.99 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「………」
ナイア「…誰?お友達?」
ダゴン「俺の元上司だった女だ。すげぇ冷たい目してるだろぉ?」
ダゴン「あれで生涯独身の処女なんだぜ。キツイ性格が災いして」
ナイア「処女ねぇ、私の惑星では珍しかったかな。私は巨大ロボットだから何でもないけど」
ダゴン3「そうねぇ、あの年で処女って…ちょっと厳しいよねぇ。」
ダゴン231「ダゴンさんというイケメンをエロイ目で見てくるし…ちょっともう最悪ぅ~」
ダゴン36「ねぇー」
真尋「お前等なんでそんなに余裕あるんだよ!?ニャル夫と宇宙船に直撃したんだぞ!?さっきの!!」
480: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:26:36.43 ID:gTiQW9oOO
アフーム「ダゴン、よくも私をコケにしてくれたな…」スッ
ダゴン「あっ!それは…」
パキパキパキパキパキ
アフーム「…こんなガラス玉で私を騙そうとはな…!やってくれるじゃないか」
ダゴン「ああっ!俺のラムネ玉コレクションが!」
真尋「しかもラムネに入ってたビー玉なのかよ…」
ナイア「そんな物に騙されるってある意味凄いよね」
アフーム「ええい黙れ!!」グシャッ
アフーム「…とにかくダゴン、貴様にもう一度チャンスをやろう」
ダゴン「え?何だって?」
アフーム「突然難聴になっても口は止まらんぞ。まず、私に”本物”のデウス・エクス・マキナを渡せ」
ダゴン「………」
アフーム「すれば、今までの事は不問にし、貴様を出世コースにご招待しよう。今まで以上の待遇も約束しても良い」
アフーム「それに、我々を敵にすると怖い事も知っているだろう?」
ナイア「清清しいまでに悪者文句だねぇ」
アフーム「そして、そこに居る二人は殺せ」
真尋「!!」
481: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:27:02.58 ID:gTiQW9oOO
アフーム「ダゴン、お前も知っているだろう?デウス・エクス・マキナの情報は絶対門外不出の法の中にあると」
アフーム「どの道こいつらは指名手配犯の一味だ、殺しても誰も気にしない」
真尋「……こんな…」
真尋「こんな……漫画みたいな悪役の台詞を言う人が本当に居るなんて…!」
ナイア「ある意味感動するよね。サイン貰おうかな」
アフーム「私は本気だ。本気で取引をしている。現に、漫画みたいな取引だとしても貴様には得の方が大きいだろ?」
アフーム「さぁ…本物のデウス・エクス・マキナを渡せ…」
ダゴン「しょうがないなぁ」キュポン
アフーム「言ってる傍からラムネの蓋を開けるなっ!!!!!!」
482: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:27:54.33 ID:gTiQW9oOO
プスプスプスプス……
アフーム「良いか!?貴様は今脱出手段が無い!!あの煙の中で塵と化している!もう詰んでいる状態なんだよ!!!」
ナイア「…………」
アフーム「貴様の選択肢は二つ!ここで皆仲良く死ぬか!皆殺して生き残るか!これだけだ!!」
アフーム「まずは…デウス・エクス・マキナを返せ!」
ダゴン「分かった分かった、ほら」ポイ
アフーム「…ふん、分かれば良い」
アフーム「ククク…これで惑星保護機構はまた世界を平和……って、このデウス・エクス・マキナ真緑なんだが」
ダゴン「だってそれ、男子トイレの芳香剤だもん」
真尋「ぷっ!!wwwww」
ナイア「くぷくぷくぷwwwww」
アフーム「………」パキィーン
ダゴン「ああー!!あいつトイレの芳香剤握りつぶしたぁああー!!汚ったねぇーwwwwww」
ダゴン3「マジかよ!これからあいつの事”男子トイレの妖精”て呼ぼうぜ!」
ダゴン4「うわ!学校の男子トイレの臭いが漂ってきたwww臭えwwwwwwwwww」
アフーム「………」プルプルプルプル
ダゴン345「皆逃げろぉーwww男子トイレ菌がこっちに来るぞぉおおおwwwwwww」
アフーム「貴様いい加減にしろぉおお!!!本物はどこだぁあああ!!!!」ジャキンッ
483: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:28:27.16 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「うわっヤベッ」
アフーム「いい加減に吐かないと、私の能力でここを氷点下の炎で包む事だって容易いのだぞ…!!」
アフーム「すれば、氷点下の炎で貴様らは逃げられぬ零下の地獄に苦しむ事となる…!」
ダゴン「分かった分かった、今本物の場所を言うよ」
アフーム「最初からそう、素直に言えば良いのだ!それでどこにある!」
ダゴン「今、お前が滅ぼした」
アフーム「…は?」
ダゴン「だからぁー、さっきのニャルラトホテップが飲み込んでたの。それをさっきお前滅ぼしてたじゃんか。ビームで」
アフーム「……………」
真尋「……そういえばそうだったな…おい!ニャル夫ぉ!!ラグナラ君!!大丈夫かぁー!?」
アフーム「………うっ…」
アフーム「うぇぇえええええええええええええええええん!!!」ビィイイイイイイ
真尋「!?」
484: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:29:07.02 ID:gTiQW9oOO
アフーム「ふざけるな…ふざけるなよぉおお!!びぃぃえええええええええん!!!」
アフーム「おまっお前が急に居なくなってから!船の指揮も訳分からなくなるしぃ!ニャルラトホテップ子の隊も情緒不安定だしぃ!!」
アフーム「お前は私の物になってくれないしぃ!私は設立当初からの目的を遂行してるだけなんだぞぉお!?」
アフーム「全部!全部お前のせいだからなぁあああ!!びぃいいいいえええええええええん!!!」
真尋「うっ…うわぁ……大人のガチ泣きだぁ……」
ナイア「ねぇダゴン君、何でこの人船長とか言う偉い立場に就けたの?」
ダゴン「んー…多分、コネと能力じゃね?あっ能力って異能の方ね」
アフーム「ひぐっ!ひぐっ……もう………マキナベアもいつの間にか全部消失してるし……もうどうすれば良いのぉ…?」ポロポロポロ
真尋「…なぁ、ちょっと可哀想になって来たんだけど、お前一人だけでも戻ってやったら?」
ダゴン「やだ」
アフーム「ウェえええええええええええええええええん!!」
ナイア「うわっ再発した」
485: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:30:18.18 ID:gTiQW9oOO
シュゥウウウウウウウウウウ……
ナイア「おっ、なんやかんやで煙も晴れてきたよ」
真尋「…ああ、ニャル夫とラグナラ君は……」ヒュンッ
真尋「えっ?」
アフーム「うっ?」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
アフーム「」 パラパラ
ニャル夫「…よくもやってくれたなぁ?おい?」
ニャル夫「俺が全部受け止めていなかったら…宇宙船もこいつらも消滅してたぜ?」
真尋「あっ……ニャッ…ニャル夫ぉ!!」
ダゴン「生きていたのか!」
ニャル夫「大悪党だからな。このくらいでは死なん!!ふぅーはははははは!!」
ニャル夫「……ウッ」
真尋「あ」
ニャル夫「おろろろろろろろ……」ゲロゲロゲロ
真尋「ええええええ!?今ぁあああ!?」
ニャル夫「…ぉぉぉお……!身体がぁああ!!悪夢再びぃ…!!」ズキンズキンズキン
ラグナラ≪王子ぃ!大丈夫!?今からそっちに向かうから!≫ゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「や…やめろぉ!無闇にマイホーム動かすなぁ!!!近づくなぁ!!!」
486: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:31:06.74 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「……ニャル夫」
ニャル夫「おお…おっ……」グイッ
ダゴン3「後は俺達に」
ダゴン77「任せろ」
ニャル夫「…………ああ」
ニャル夫「悪いな……ありがとう……」
ダッダッダッダッダッダ
ダゴン5「さぁ早く行こうぜ!俺達の船へ!」
真尋「ああ、うんっ……お前ら全員船に乗るわけじゃないよな?」
ウィーン
「居たぞ!!」
「急げ!発射させるな!!」
ダゴン33「おおっとぉ!俺の部下達のお出ましだぜぇ!」
真尋「ぬぐっ…でも、この数だと本当に逃げられるかどうか…」
「乗らせるな!撃て!撃て!」ドガガガガガガガ
真尋「うわぁあ!!やっぱり撃って来た!!」
ナイア「大丈夫大丈夫、このくらいならアップグレードされた宇宙船に傷一つつかないさぁ」
487: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:31:37.10 ID:gTiQW9oOO
真尋「でも一発でも僕に当たったら僕、爆散するぞ!?」
ダゴン3「ぐぁあああああ!!」 チュドーン
ダゴン45「3号ぉぉオオオ……ぐぁあああああ!!!」チュドーン
ナイア「その為にダゴン君達が盾になってくれてるでしょ?だから安心して宇宙船に向かおうよ」
「巨大追撃光線砲!用意!!」
ウィィイイイイン…… ガコンッ
ナイア「あっ…あれはちょっとヤバイかも」
真尋「早速不安因子が出てきた!」
「撃っ……」
ピー ガガガ- ピー
「…!?なっ…なんだ!?」
「モニターが…何者かにハッキングを…」
488: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:32:15.18 ID:gTiQW9oOO
ブゥンッ
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ何だ!?これは!?」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
ヒュドラ≪私は…俺は絶対にアンタ達の事を認めない!アンタ達、惑星保護機構が正義なんて絶対に認めない!!!≫
ヒュドラ≪この世から…この世から本当に悪を消し去れば確かに苦しんでいる人たちは居なくなるかもしれない…≫
ヒュドラ≪でも…でも些細な”悪”も無くなってしまえば!この世界は石のように無機質になる!!≫
ヒュドラ≪アンタ達は分かっていない!アンタ達は”悪”という物のなんたるかを…!!≫
≪始めろ≫
ジャキン ジャキン ジャキン
ヒュドラ≪私をこんな縫いぐるみに入れても何も変わらない!!≫
ヒュドラ≪この世に悪を全て失くすなんて!そんな事絶対にさせない!!!≫
≪お前が何を言おうと、”悪”は”悪”だ≫
≪お前は、その”悪”を殲滅する一部になるのだよ。もっと誇らしく思いたまへ≫
ハス太「え……?何……これ?」
489: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:32:45.91 ID:gTiQW9oOO
ヒュドラ≪私は!アンタ達の助けになんかならない!アンタ達がこんな!デウス・エクス・マキナの代わりを作ろうとしても!!≫
ヒュドラ≪こんな縫いぐるみに私達の魂をエネルギー体に替えようとも!私達は”悪”を貫き通してやる!!≫
≪…良いか、良く聞きたまへ≫
≪正義とは、偉い人が決める物だ。そう、例えば我々惑星保護機構の偉い人や、宇宙構成機構の人たちとかな≫
≪そうだ。正義なんてものは神様が決めちゃぁいない。そもそもそんな物は無い。だから曖昧だ≫
クー子「…………っ」
≪だが”悪”はハッキリしている。誰かに迷惑をかける行為の事だ。そうだろ?≫
ヒュドラ≪違う!悪はそんなちっぽけなものじゃない!!≫
グンッ グルグルグルグルグルグルグルグル
ヒュドラ≪いっ…嫌だ……嫌………!!≫
≪…君は、全宇宙を制する大悪党になりたいと言っていたな?≫
≪安心しろ、私達が全宇宙を制するという夢を叶えてやる。まぁ…私達は”正義の味方”だけどな≫
ヒュドラ≪………そんなもの……≫
ヒュドラ≪正義の味方でも…何でも……!!!≫
ザザザザザザザザザザザザザザ
490: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:33:23.83 ID:gTiQW9oOO
「………なっ」
「何だ…?これは…!」
ブツン
ヒュドラ≪……あっ…アタシ知ってるんだよ!?アンタらが宇宙を統治という名の征服をして…この世から”悪”を殲滅しようとしているの!!≫
「なっ?!」
ヒュドラ≪アンタ達は!些細な悪でさえも摘もうとしている!!私達を問答無用で消し去ろうとしている!!≫
「おい!何だこれは!?ループし始めたぞ!!」
「クソッ!止まらない!!」
「やめろ!!再生されるな!!やめろぉおお!!!」
491: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:33:56.66 ID:gTiQW9oOO
真尋「……………」
ナイア「……………」
真尋「………なぁ、ダゴン」
ダゴン「ん?そうだ。これが俺の分身がモニター室を占拠して放送してる映像だが?」
真尋「いや、それもそうだけど……お前……」
真尋「この映像……に映ってる女の人……誰なんだ…?」
ダゴン「…………」
ダゴン「…それはだな」
ガコォォオン
真尋「うぉおお!?話の途中で扉が閉まったぁ!?」
ニャル夫「おお…お……全員…乗ったようだな……」
真尋「いや!まだダゴンが乗ってない!早く扉をもう一度開けろ!!」
ダゴン3「何だってぇ!?ダゴンさんがぁ!?」
ダゴン21「まさかアイツ…死ぬつもりかぁ!?」
ニャル夫「何言ってんだよ…全員乗ってるじゃねぇか」
真尋「そうだけど…でも……!!」
ニャル夫「……安心しろよ……相棒……」
ニャル夫「あいつは…そう簡単には死なねぇの……知ってるだろ…?」
492: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:34:43.34 ID:gTiQW9oOO
「クソッ!画面が邪魔で操作ができません!!」
「早く!早くあの宇宙船を破壊しろぉ!!」
アフーム「…………」
ダゴン「…っと、これで俺達の勝ち確定ってわけだぁ。」
ダゴン「俺も、とっくに宇宙船に乗り込めたみたいだし。幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしって事で」
アフーム「………なぁ……ダゴン……」
ダゴン「ん?ああ、お前もどっか逃げた方が良いぜ男子トイレの妖精」
ダゴン9「ぶっはwwwwwおまwwwwwww不意打ちwwwwww」
アフーム「……お前は……この女の事が……好き……だったんだな……?」
ダゴン「まぁー…一応、俺の妻となった女だしな。大好きには違いないだろ」
アフーム「………はは……ははは……そうか……」
アフーム「…やっぱり……叶わない物だったんだな……私の…一番の夢も………」
ダゴン「そういうこった。んじゃ、俺もそろそろBダッシュして画面外へ脱出させて頂きますっす」ビシッ
アフーム「………なぁ」
ダゴン「ん?」
アフーム「本当に……私達と敵対するんだな…?お前は………」
ダゴン「まぁなー!」
アフーム「…もう少し戸惑って欲しかったよ…今の返事…」
ダゴン「だってしょうがねぇだろ。あいつらと旅してた時がさぁ、めっちゃくちゃ楽しかったんだ。」
ダゴン「俺のマイハニーがお前等にぶっ殺されたのも、自分の仕事とお前等の恨みか分からん複雑な気持ちも、どーでも良くなった」
ダゴン「俺、あいつらの事が大好きになっちまったみたいなんだ。そして、あいつらの事が大好きな新生ダゴンの事も大好きになっちまった」
ダゴン「だからまぁ、次会った時はよろしく頼むな」
アフーム「………そうか」
アフーム「次に会った時は……覚えてろよ」ニコッ
493: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:35:18.51 ID:gTiQW9oOO

494: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:35:46.24 ID:gTiQW9oOO
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「ぎぃぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ダゴン「ああああああああああああああああああ!!死ぬぅ!!今度こそ死ぬぅうう!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ラグナラ「ぴぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
ナイア「…………」椅子と接合
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「おっしゃぁぁあああああああああ!!!この速さにはついてこれmg」ガブッ
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「ぎゃにゃぁあああ!!舌噛んでぁあああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドド
真尋「あれ!?デジャヴ!何かこれデジャヴ!?」
ドドドドドドドドドドドド
ニャル夫「不安になるような事を言うんじゃねぇ!!今度こそまた変な事が起こったら確実に俺達はぁ…」
≪機体に大きな損傷が齎されています。この機体はブラックホールに押しつぶされます。≫
ニャル夫「えっ?」
≪みなさんさようなら。今までありがとうございました。≫
ニャル夫「ちょっ」
真尋「うそっでしょ!?」
495: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:36:13.53 ID:gTiQW9oOO
カッ
コオオオオオオォォォォォォ……
496: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:36:43.02 ID:gTiQW9oOO
シュゥゥ……
クー子「………」
「目標、見失いました。以後、捜索体制に戻ります。」
アフーム「……その必要は無い」
「アフーム船長!」
アフーム「奴らの行く先は分かっている。我々もそこに向かえば良いだけの話だ」
「そっそれではプラン8作戦が失敗した事に…!」
アフーム「良いか、これから戦争が起こる。全員、各自プラン9戦争に備えるように」
ハス太「…………そっ」
ハス太「そん……な……」ガクッ
ハス太「また…また真尋くんと…離れ離れになっちゃうなんて……」ポロポロ…
クー子「……」
クー子「………ハス太…」
ハス太「………うん…?」ポロポロ
クー子「一番辛いのは……ニャル子……」
ハス太「…………」
ハス太「……そう……だよね………」
ハス太「ねぇ、ニャル子ちゃん!これで諦めるって訳じゃぁ……」
ハス太「……あれ?ニャル子ちゃん?」
497: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:37:16.18 ID:gTiQW9oOO
~ニャル夫宇宙船~
ニャル夫「………………」
真尋「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「………………」
ラグナラ「………………」
真尋「………あれ?」
ニャル夫「…生きてる…?」
真尋「……でも、さっき宇宙船が潰れるって……」
≪…一つ、貴方達に謝らなければいけない事があります≫
ニャル夫「…え?」
≪私は先ほど、一つ嘘をついてしまいました。≫
≪惑星保護機構を混乱させる為に、一つの嘘を≫
ニャル夫「………」
ダゴン「…という事は、今頃その言葉聞いた奴はパニックになるか安堵してるか…」
≪それで、私達に有利に働けばと。私の独断です≫
ニャル夫「……ナイア」
ナイア「んー?」
ニャル夫「…お前の仕業だな?」
ナイア「まぁねー、人工知能をちょっと追加してみて、嘘をつけるようにもしてみたんだぁー」
ナイア「あれ?言ってなかったっけ?」
真尋「聞いてないよ!?おかげで僕もまた寿命が縮んだよ!!」
498: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:37:54.30 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「……ふっ」
ニャル夫「ふぅうううははははは!!いや良くやったナイア!これで宇宙征服の夢にまた一歩近づいた!!」
ダゴン「まぁ、どんな対策するかの誤算が出てくるわな。ケケケケケ!」
ラグナラ「私も!ナイアお姉ちゃんのおかげで役に立てたぁー!」
ナイア「えへへぇ」クプクプクプ
ニャル夫「よぉーしお前等!目的地まで後もう少し!気合入れて行こうぜぇ!!」
「「「おぉー!!」」」
ヴーヴーヴー
ニャル夫「んっ!?」
≪侵入者、発見、侵入者、発見。ただちに対策を取ってください。≫
ラグナラ「……え?」
ダゴン「おいおーいwwwまたまたぁ嘘をつかなくてもwww良いんだZE☆」
≪侵入者はただいま、この部屋に向かっています。監視カメラの映像をご確認ください≫ ビュィンッ
ナイア「…わぁお、本当じゃん」
ダゴン「嘘ぉ…マジでぇ?」
499: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:38:51.68 ID:gTiQW9oOO
ラグナラ「とっ…扉をどんどん壊してこっちに来てるよ!?」
ニャル夫「……マジ……かよ?」
真尋「…ニャッ…ニャル子…!!」
500: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:39:22.92 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「おーい!早く扉を全部施錠しろよ!!マジでこれ洒落にならない勢いでこっち来てるぞ!!」
ナイア「とっくにしてるよ。最大出力でね」
ドゴォォン… ドゴォオオン… ドゴォオオオン…
ラグナラ「ぴぃいい!!音が聞こえてきたぁ!!」
ニャル夫「…今がチャンスか?妹の因縁を晴らすのは今がチャンスか?…いや、今ここで暴れたらマイホームは破壊しつくされてしまう……」
ニャル夫「畜生…!止むを得ん!おいマイホーム!こっから先の機体を切り離せ!」
ナイア「ええ…!?」
ダゴン「そんな!?こっから先に俺の部屋があるんだぞぉ!?」
ラグナラ「私と王子様の部屋もぉ!!」
真尋「いや…ここでニャル子に捕まったら全部ゲームオーバーだ…間違いない」
ドゴォオオオオオオオッ
ラグナラ「ぴぃい!!来たぁああ!!」
ニャル夫「ナイアァ!マイホーム!!早く切り離せぇええ!!」
ナイア「………マイホーム…」
≪了解しました、最終許可をください≫
ナイア「…ごめんね!」
ポチッ
ガシュゥゴォオオオオン……
501: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:40:04.54 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「おっ…おお…!」
ダゴン「うわぁっ!独特の浮遊感がぁああ!!」
ラグナラ「こっこれで切り離せたのぉ!?」
ナイア「間違いなく切り離したよ。排気口も第一ゲート付近を作動。完全に自立せよ」
ニャル夫「…ああ……マイホームの下半身がどんどん遠くなっていく…」
ダゴン「ちょっとエロイ響きだよね」
真尋「……これで、助かった…のか?」
ナイア「まぁ、あっこからここまで飛べる奴も居ないでしょう。」
真尋「…でも、ニャル子は大丈夫なの…か…?」
ニャル夫「それは心配しなくて良い。一応あれでも俺の妹だ。俺ほどとは言わないがかなり強いからな」
真尋「そっ…そうか…」
ガゴォオオオオッ
ニャル夫「!?」
ダゴン「扉から拳がっ!?」
502: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:40:35.09 ID:gTiQW9oOO
バキバキバキバキバキバキ
ニャル子「真ぁぁぁぁぁぁ尋ぉぉおおおおおさぁぁあああああああん!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ
バキバキバキバキバキバキ
ダゴン「ぎゃぁぁああああああ!!ジャック・ニコル・ソォオオオオオオン!!!」
ラグナラ「ぴぃぃいいいいい!!扉に!扉に!!」
ニャル夫「ぐっ…おい息を止めてろ!特に相棒!」ガコンッ
真尋「!?」
ビュォオオオオオオオオオオオ
ニャル子「――――っ!!!」ガクガクガクガクガク
ニャル夫「空気安定装置を解除した!これであいつは宇宙に吸い込まれる!!」
503: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:41:07.20 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「グガッ…ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!」ゴオオオオオオ
真尋「……………」
ニャル夫「悪いなニャル子ぉ!お前との対決はまた今度だ!!それまで首を洗って待っているが良い!!ふははははははは!!!」
ニャル子「……っ……ぐ……くっ……」
ニャル子「………まっ……真尋さぁん……」
真尋「………!」
ニャル子「お願いです…お願いですから……帰ってきて…ください……」
ニャル子「また…帰って…一緒に…一緒に楽しい日々を送りましょう…!」
ニャル子「たとえ…例え貴方が宇宙国際指名手配されていていも…私…私……守りますから…!」
ニャル子「真尋さんの事……死んでも守ってみせますからぁ…!!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……帰りましょう…?私達と…一緒に………」ポロポロポロポロ
真尋「……………」
504: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:41:47.21 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「…真尋さんの思っている通り…地球は無くなってしまいました…」
ニャル子「でも…でも!真尋さんは最後の地球人なのです!だから…ちゃんと保護される筈です…!」
ニャル子「それでも…それでも駄目だったら…私が何とかしてみせます!」ポロポロポロポロ
ニャル子「とにかく!…とにかく命に替えても真尋さんを守ります!」ポロポロポロポロ
ニャル子「だから……お願いです真尋さん………」ポロポロポロポロ
ニャル子「私と一緒に……来てください……」ポロポロポロポロ
ニャル子「私を……置いていかないでくださいよぉ……!」ポロポロポロポロ
505: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:42:36.80 ID:gTiQW9oOO
真尋「………ニャル…夫」
真尋「その空気安定装置を……着けろ…」
ニャル夫「…………」カチッ
ブゥンッ
ニャル子「……っ!」ガクンッ
真尋「…………」
真尋「……」スタスタスタスタ
ニャル子「……あっ……」
真尋「……ニャル子…」
真尋「お前の気持ちは分かっている…痛い程分かっているんだ」
真尋「それに、僕も誰かの都合で勝手にこんな目にあって、最初から僕の意思じゃなかったもんな」
ニャル子「……真尋さん……」
真尋「正直、こんなの理不尽とさえ思っている」
ニャル子「…それじゃぁ……!!」
真尋「でも、もう駄目なんだ」
ドンッ
506: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:44:12.48 ID:gTiQW9oOO
ニャル子「え…………」
真尋「僕は…僕はもう無関係じゃ無い……それに…僕は選択してしまった…」
真尋「今から…その選択にけじめを付けに行く。」
真尋「その為に、僕は最後までするって決めたんだっ」
ニャル子「……まひ……ろ……さん……」
真尋「だから!待っていてくれ!!」
真尋「こんなクソったれな夢が終わるまで!!」
真尋「”夢みるままに待ちいたり”!!僕達は!」
真尋「待てば終わる夢なんてくそったれだ!!!!」
真尋「……だから…さようなら…………ニャル子………」
507: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:44:43.90 ID:gTiQW9oOO
ウィーン……ガシャンガシャンガシャン
真尋「……………」
ニャル夫「……うっし、これで二度と侵入されることも無いだろ」
ナイア「小さくなった分、補強がやりやすくなったね」
ラグナラ「うん!心なしかいつもより速くなった気がするー!」
ニャル夫「そうだな。半分くらい軽くなったからな」
真尋「…………なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「ん?どうした」
真尋「最後の言葉……ニャル子…聞こえていたかな……?」
ニャル夫「まぁ、聞こえているだろ。」カチカチカチ
真尋「…悪いけど、ちょっとは真剣に答え――」
ニャル夫「る必要は無えよ。あいつは地獄耳だ。あんなでかい声聞こえない訳ないだろ」
508: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:45:51.54 ID:gTiQW9oOO
真尋「………そうか」
ニャル夫「ただ、まぁ次に会う時は敵同士だろうな。あいつも惑星保護機構側の邪神だし」
ダゴン「え?それって元から敵じゃねぇ?」
ニャル夫「……言われてみればそうか」
真尋「…………」
ニャル夫「それに、俺は最後までには妹の因縁を晴らしておきたいしな」
509: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:49:31.59 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「………さて、お前ら。既に分かっているとは思うが…」
真尋「…………」
ニャル夫「目的地まで…もう残り僅か。明日には到着する予定だ。」
ナイア「明日……」
ダゴン「明日…ねぇ。身だしなみとか整えきれるかしら?」
ニャル夫「だから、俺は最後に悔いの無いようにやれる事はやっておいた方が良いと思う」
ラグナラ「うん!私、王子と愛を育みたい!」
ニャル夫「それは宇宙征服したあとな!」
真尋「宇宙征服した後、ロリコンになる覚悟を決めたのか…」
ニャル夫「そういう意味じゃ…もう、それで良いよ…」
ラグナラ「……っ!!」パァアアア
ダゴン「なんだってぇええ!?おいお前らぁ!ニャル夫さんを囲めぇえ!!」
ダゴン‘s「「「おっす!!」」」
ババババッ
ダゴン3「やぁーいやぁーい!ロリコンロリコンンンンン!!」
ダゴン4「お前の妹、ロリコンの妹ぉおおおおお!!!」
ダゴン2「やっぱり本命の穴は入らないからお尻ですかぁ!?ニャル夫さぁあん!!」
ニャル夫「一気に数人を灰にする力!!」ピカァァァァァァ…
ダゴン‘s「「「ぎゃぁぁぁぁああああああああああああ!!」」」ビリビリビリビリビリ…
サラァ………
ニャル夫「ふぅ。ナイア、お前は?」
ナイア「……私は、最後のタイムリミットまで情報を精一杯インターネットから吸収しときたいねぇ」
ニャル夫「そうだな。お前には何度も助けられた。言われなくとも許可しよう」
ダゴン「はいはぁーい!俺はぁー!俺はぁー!」
ニャル夫「相棒、お前は?」
真尋「…やりたい事は、最後の闘いにとっておくよ」
ニャル夫「そうか。…俺と同じだな」
ダゴン「おいおぉーいwww俺のやりたい事をwwww聞きたいくせにぃwwwww」
ニャル夫「何だよ、デリヘルとかは呼ばねぇぞ」
ダゴン「………」スッ
真尋「マジで呼ぼうとしてたのか!」
510: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:50:38.59 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「…悪いが、そういうのは無しだ。俺は、一つだけやり残している事がある」
真尋「…………」
ニャル夫「……ダゴン、何か言う事あるだろ?」
ダゴン「んん?wwwwええとwww何すかwwwwww」
ニャル夫「…………」
ナイア「…………」
ラグナラ「……………」
真尋「……………」
ダゴン「……いっいや、冗談だよ。はは…」
ダゴン「…悪かった。今まで俺が惑星保護機構員って黙ってて」
ニャル夫「……よし。よく言ったダゴン!立て!!」
ダゴン「ははは!何だか俺、謝ったらスッキリしたわ!!」
ナイア「そうかそうか」
ダゴン「サンキューニャル夫!これで俺も心残り無く最後の闘いに…」
ニャル夫「せいや!!!」ドゴォオオッ
ダゴン「ブッパップッ!!!!!」メシャァアア
511: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:51:17.95 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「てんめぇええ!!よくも今まで俺を騙してくれたなぁぁああああ!!この三流覆面レスラーがぁあああ!!!」
ナイア「一度、脳に電極刺すのやってみたかったんだよね…くひひひひ」バチバチバチ
ラグナラ「謝ったくらいで許されると思ったら大間違いだぁああ!!さすがの私もこれには怒ったぞぉおおおお!!」
ダゴン「ぇぇぇええええええええええ!?ちょっええええええええええ!?」
ニャル夫「安心しろ…お仕置きした後は全部許してやるから……」
ナイア「さぁ…ロックンロールを始めようか」バチバチバチ
ラグナラ「皆で仲良く最後の闘いを生き抜くよ!!殴った後に!!」
ダゴン「ひぃぃい!ちょっと真尋くぅん!!フォローお願い!君なら分かってくれるよねぇ!?俺の事情知ってる君なら分かってくれるよねぇ!?」
512: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:51:47.26 ID:gTiQW9oOO
真尋「 は あ ?」 ボキリ ボキリ
ダゴン「ちょっ!!!てめぇも戦闘モードかよ!?そんな大量のフォークを…俺に!?このクソ野郎ぉおおおおおおお!!!!!!」
513: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:52:17.09 ID:gTiQW9oOO
真尋「確かに今回の事でお前の事情も分かったし助けられたが…それとこれとは話が別だ」
ナイア「そもそも最初から君のせいだしね」
ラグナラ「今の今まで黙ってたのが性質悪い」
ニャル夫「でも、俺達は優しいから。お前が黙ってた事、お前の仕業の事も全部許してやるよ…」
ニャル夫「俺達が満足するまで殴った後な」
ダゴン「…………はっ…ははw……」
ダゴン「助けてぇぇぇええええええええええ!!!!アフームさぁぁあああああああああん!!!!!」
ギャァァァァァァァァ……
【君の為なら死ねる】…終
514: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:53:20.66 ID:gTiQW9oOO
ダゴン『…………』
ヒュドラ『……あぁ……懐かしい顔だなぁと思ったら……アンタ…か………』
ダゴン『……どうして…ですか?』
ダゴン『あれほど…あれほど私達に突っかかるなと!攻撃をするなと言っていたのに!』
ヒュドラ『…はは………ごめんなぁ…私………馬鹿だけど……それ以上に悪の帝王だからさぁ……』
ヒュドラ『アンタらが……悪を滅ぼすと…聞いたら……黙って…られなくなった……んだよ……』
ダゴン『……悪党なら……』
ダゴン『悪党なら…自分の為だけに意地汚く生きれば良かったんです…!貴方だけでも…生きてズル賢くも汚くも生きれば良かったのです…!!』
ダゴン『なのに…!貴方は……』
ヒュドラ『……違うぜダゴン…。俺は……いや、私は…な………悪ってのは……そういうのじゃねぇと思うんだよ……』
ヒュドラ『悪っていうのはな……”夢”の一部なんだ……』
ダゴン『……っ』
ヒュドラ『夢を叶える為には……何度も悪い事をしなくちゃいけねぇ…小さいことも……大きいことも……裏切る…事も……』
ヒュドラ『そして………世界の平和にだって……助けてくれる……』
ダゴン『……馬鹿ですね、貴方は。平和を脅かすのが……』
ヒュドラ『平和を脅かすだけが……”悪”のやる事じゃねぇ……私が目指す悪も……そんな安っぽいのじゃねぇ……』
515: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:53:52.02 ID:gTiQW9oOO
ヒュドラ『私……は……誰よりも……恐れられる悪魔に……なりたかった……』
ヒュドラ『恐れられて……私の行動に怯えられて……絶望させて………』
ヒュドラ『そうすれば……ヒーローなんかよりも……ずっと…ずっと世界を平和にできる……』
ダゴン『…………』
ヒュドラ『人間も……邪神も……馬鹿な事を…しなくなる………』
ヒュドラ『俺が…私は………人々の悪意の捌け口に……畏怖の対象に……全ての悪意を私に向けて貰いたかった……』
ヒュドラ『そうすれば……皆…皆が……少しだけでも…優しくなれるから……』
ダゴン『………貴方、本当は正義の……』
ヒュドラ『言うな。それに私は…もう……こんな可愛いくまさんになってしまった……』
ヒュドラ『もう……全ての自我もエネルギー体に変換される日も近いだろう……』
ダゴン『…申し訳……ございません……』
ダゴン『私が…貴方のその偉大な夢に…気づいていれば……!!』
ヒュドラ『…そんな怖い顔すんじゃねぇって……笑えよ』
ダゴン『…笑えません。誰が、笑えましょうか』
ヒュドラ『………まぁいいや。俺…私は…。そんなアンタが……好きなんだからよ…』
ダゴン『……………』
ヒュドラ『……なぁ、ダゴン。』
ダゴン『……はい』
ヒュドラ『私……アンタの子供……産みたかったな…………』
516: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:54:19.06 ID:gTiQW9oOO
ダゴン『……………』
ダゴン『……私も……』
ダゴン『貴方と私の子供が……欲しかったです』
ヒュドラ『………ありがとう』
ヒュドラ『バイバイ……』
ヒュドラ『私の………大好きな人………』
518: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:55:29.47 ID:gTiQW9oOO
ダゴン「………なぁ、ヒュドラ」
ダゴン「俺…お前の意思を継ぐ男を見つけたよ」
ダゴン「きっと、あいつならやり遂げてみせるだろう」
ダゴン「お前の夢だって、代わりに叶えてくれる筈さ」
ダゴン「だから安心して、どっかで見ててくれ」
519: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:56:24.06 ID:gTiQW9oOO
ナイア「………ねぇ、皆。」
ナイア「私を作ってくれた…皆……」
ナイア「私……これから全宇宙と闘うみたいだよ」
ナイア「なんだか……夢みたい」
ナイア「しかも、勝った方が全宇宙を手にする事ができるんだって」
ナイア「…全宇宙を手に入れたら、全ての情報を手に入れたら」
ナイア「私は…どうなっちゃうんだろう」
ナイア「……多分さ、」
ナイア「悪い気持ちには…ならないと思うんだ」
520: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:56:55.98 ID:gTiQW9oOO
ラグナラ「………アズ…」
ラグナラ「私ね…好きな人ができたの…。知っていると思うけど…」
ラグナラ「その好きな人はね…全宇宙を手に入れようと頑張っているの。夢に向かって頑張っているの」
ラグナラ「私…その人と一緒に居たい…。ずっと一緒に居たいよ…」
ラグナラ「……でもね、アズの事も…大好きだよ。だから…」
ラグナラ「全宇宙を手に入れたら…、アズの事も大事にしてもらうね…」
521: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:57:40.91 ID:gTiQW9oOO
真尋「……なぁ、母さん……」
真尋「もう…死んでるんだよね…お父さんも……お母さんも……珠緒も…余市も……」
真尋「…僕……これから”終わり”に向かっているよ」
真尋「その…終わりに辿りついた時…どうなるか分からないけど……でも……」
真尋「絶対に…後悔はしないから………」
真尋「……ハス太……クー子……シャンタッ君……」
真尋「………ニャル子………」
真尋「…また……一緒に……」
真尋「あの時のように……」
522: 名無しさん 2016/03/04(金) 00:58:19.12 ID:gTiQW9oOO
ニャル夫「…………なぁ…」
ニャル夫「見てるか…?俺ぁ…神様なんて信じないから天国なんてもんがあるか分からないけど」
ニャル夫「俺、最高の仲間達とついにここまで来たぜ」
ニャル夫「約束を果たすまで後、もう少しだ」
ニャル夫「だからさ……ちゃんと見てろよ」
ニャル夫「この俺の夢みるままの……人生をなぁ!!!」
532: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:03:10.97 ID:DAYRPdXYO

533: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:03:42.27 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「なぁ…グッ……ばっ…馬鹿なっ…!?」
ニャル夫「…もう…撃つすべも無い…勝てる見込みが……無い……!!」
ニャル夫「俺は……ここで……死ぬのか…?」
ダゴン「馬鹿野郎!諦めるな!!」
ニャル夫「!!」
ダゴン「残りはもうお前一人だろう!?もう何人の奴が散っていったと思ってやがる!最後まで諦めるんじゃねえ!!」
ラグナラ「そうだよ!王子も…もう危ない状態だけど!向こうだって同じだよ!きっと!」
ナイア「やれやれ、こんな所で諦めてしまう器じゃないだろう?君は」
真尋「……こんな所で終わらせない。最後までやるって決めたのはお前だろ?だったら…」
真尋「最後の一撃…喰らわせてやれ!!」
ニャル夫「おっ……お前等……!」
ニャル夫「……ああ、分かった。いくぜクソ野郎!!俺達の最後の力!見せてやる!!」
ニャル夫「いっけぇぇええええええええ!!!!サンダガァァア!!!!」パチーン
534: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:04:09.97 ID:DAYRPdXYO
ピピピピピピピピ グォォオオオオ…
≪ラスボスを倒した!≫チャーラチャラッチャララーン
ニャル夫「……おっ……」
ダゴン「おっ……」
真尋「おっ………」
ニャル夫「…おっしゃぁぁああああああああああああああ!!!これでこのゲームも全クリだぁあああああ!!!!」
ラグナラ「やったぁああああ!!これで世界は救われたぁー!!」
ダゴン「ったく、ハラハラさせやがって。」
ナイア「でもまぁ、退屈はせずに済んだよ」
ニャル夫「はっはっはぁ!見たか俺の実力!この世界を支配するのは俺だぁあ!!貴様から座を引き摺り下ろしてやったぜぇぇえええ!!!」
真尋「ははは……ところでさぁ」
真尋「ここに着いてから…何時間が経った?」
535: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:04:40.75 ID:DAYRPdXYO
ナイア「んーと、目的地に着いてからもうかれこれ34時間は経ってるねぇ」
ダゴン「しっかし、見れば見るほどなんっにも無ぇ所だよなぁ。岩クズみたいな星が散ってるだけ」
ラグナラ「惑星と呼べる惑星も全然無いねぇー」
真尋「…そうだ。ニャル夫が言っていた目的地に着いてから既に一日半は経った。」
真尋「ニャル夫、これから先どうするか分かっているのか?」
ニャル夫「分からん」
真尋「断言した!?こいつ断言したぞ!!」
ニャル夫「とにかく、この場所でデウス・エクス・マキナを持っていれば俺は宇宙の支配者になれる筈なんだ。」スッ
ニャル夫「片時も離さず留まっていれば何かアクションが起こる筈だ。だから今は待つしか無いのだよ」
真尋「いやそうだけど…このゲームのエンディングも終わっちゃったぞ」
ダゴン「嘘ぉ…?このゲームエンディングで主人公いつの間にか死んでんじゃん…」
ラグナラ「ラスボス倒してからエンディングまで何があったの…?」
ニャル夫「なんだとぉ!?これはグッドエンドルートじゃなかったのか!?」
ニャル夫「くそっ…もう一周だ!絶対にグッドエンドにたどり着いてやる!!」
真尋「またやるのかよ!?同じゲームをしかもRPGで二周目をすぐやる奴そうそういないぞ!!」
536: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:05:07.23 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「黙れ!俺は目標を決めたら最後までやる男…これで終われば男の名が廃る!!」
ニャル夫「グッドエンドになるまでもう一周だぁあああ!!うぉぉおおおお!!!」
ナイア「……はいストップ」ポチッ ブゥン
ニャル夫「ああああ!!電源消しやがったなぁあ!?」
ダゴン「何これデジャヴ」
ナイア「やり残してる事消化するのはいいけどさ、ちょっと周りを見てみなよ。」
真尋「周りって岩しか……って、レーダーに大量の宇宙戦艦が捕捉!?」
ダゴン「うっほwwwマジ四面楚歌wwwww」
ニャル夫「………」
ニャル夫「…そうかい。そろそろって訳か」ザッ
真尋「え?そろそろって……」
537: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:05:41.41 ID:DAYRPdXYO
真尋「…まさか、まさかと思うが、条件は場所と物と…後一つ」
真尋「”時間”があったのか?」
ニャル夫「おお、察しが良いな相棒。その通りだ」
ナイア「まぁ、惑星保護機構とか宇宙構成機構なんてでかい組織なら、その”時間”がいつなのか知っているだろうし」
ナイア「私達はそれを利用して、奴らが来るのを待ってたって訳。僕達にはその情報が無かったし」
真尋「…………」
真尋「…ダゴン、お前は知っていたのか?」
ダゴン「いやぁー、さすがに俺様がエロイ…いや偉い人だとしても、それを知らされる地位には居なかったから」
ダゴン「全く聞かされなかったっす。いや本当」
真尋「そうか」
ニャル夫「おおーしお前等、覚悟の時間は終わりだ。これからは闘いが始まるぞ」
ナイア「くぷくぷくぷ、まぁ伊達に発明品の開発はやってきてないからねぇ。返り討ちにしてやるさぁ」
ダゴン「さぁーて、かっちょいいダゴン様の姿、全国の可愛い子ちゃんに見せ付けちゃおっかな。セクハラしやすいように!」ビシィッ
ラグナラ「すっごく格好悪いキメポーズとキメ台詞!そんな不純な物じゃなくても私だって頑張るもん!」
真尋「……そうだな。僕も覚悟を決めたんだ」
ニャル夫「…どうやら、俺が心配する事は無かったみたいだな」
ダゴン「おうよ!全宇宙を征服した暁には!この俺を世界一格好良い男として常識に刷り込んでくれよなっ!!」
ニャル夫「ああ。宇宙一愚か者だったという記述も併記してな」
538: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:06:09.39 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「…それと、相棒」
真尋「だから僕は相棒じゃ…って、何これ?デウス・エクス・マキナ?」
ニャル夫「その玉はお前が持ってろ」
真尋「…………」
真尋「はぁ!?」
539: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:06:37.82 ID:DAYRPdXYO
真尋「何で僕が持たなきゃいけないんだよ!?この中では僕が一番弱いんだぞ!?」
ダゴン「コンマ無しでフォーク投げる奴が何か言ってるぅぅ~ww」
ニャル夫「茶化すなダゴン」
ダゴン「はい」
ニャル夫「…だが、間違っては居ない。確かに相棒お前はこの中では一番弱いかもしれない。一番最年少かもしれない」
ニャル夫「しかし、俺はお前を一番信用している」
真尋「………っ!」
ニャル夫「後、俺はこの闘いで今度こそ妹との因縁を晴らさなければならねぇ」
真尋「…だったら尚更、この玉は…」
ニャル夫「とにかく!必ず俺はお前を迎えに来る!それまで持っていてくれ!」
ニャル夫「……俺は、必ずこの全宇宙を手に入れてみせる!!!!」
ナイア「ニャル夫、巨大光線砲撃がこっちに向かってる」
ニャル夫「えっ」
540: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:07:03.27 ID:DAYRPdXYO

541: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:07:40.55 ID:DAYRPdXYO
「目標!追撃を確認しました!」
アフーム「よくやった。だが、油断はするな。今までの追跡なら奴らは生きている可能性の方が高い」
「しかし、奴らの船は木っ端微塵です」
アフーム「…だからだ。現に奴らはデウス・エクス・マキナを持っている。…慎重になりすぎるくらいが丁度良い」
「了解です。戦闘班!AからTチーム全員出撃命令!オーバー!!」
≪了解。今すぐ出動します。オーバー≫
アフーム「よろしい。私も今から行く」ザッ
「っ!!しかしアフーム船長!」
アフーム「お前達はそこで見ていれば良い。後は私達が現場で何とかしてみせる」ザッザッザッザッザ
アフーム「………………」
アフーム「…ダゴン……悪いな……」
アフーム「私達は……20億年前から掲げている惑星保護機構と…宇宙構成機構の……」
アフーム「この目的を、…失敗させるわけにはいかんのだ」カタカタカタ
542: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:08:07.24 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……………」
ダゴン「ッヒュゥー。アフームったら大胆にやっちゃったねぇ☆」
ニャル夫「…他の二人は、無事か?」
ダゴン「まぁww邪神と呼ばれる俺達ならwwwこんなもん屁じゃねぇっしょwwww…問題は真尋ちゃんだけど」
ニャル夫「相棒なら……大丈夫だ」
ダゴン「うっはwwwやっぱりwwwwww何か対策取ってたんすねぇwwwwその対策が俺達にも欲しかったっすwwww」
ニャル夫「悪いが俺は、やる事がある。お前達は第一の目標、目の前の敵を倒し続けてくれ」タッ
ダゴン「あいあいさぁーwww」ダッ
ビュォオオオオオッ
ダゴン「おおっとぉwwww風が強すぎて前に進めません!!この無重力空間でwww台風かぁー!?」
ハス太「…………」ビュォォオオオオオ…
ニャル夫「……え?あれって、確かニャル子の」
ハス太「…イアッ……イアッ…」バチッバチバチバチッ
ニャル夫「おい、あいつ頭に何か装着してるけど、何だあの面白い帽子は」
ダゴン「んんwwwあれはwwwwww……笑えないぞニャル夫」
ニャル夫「え?」
543: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:08:45.83 ID:DAYRPdXYO
ゴゴオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「うわぁああああ!?風が強くなったぁあ!?」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あれはぁ!!脳みそに直接機械を刺して潜在能力を極限にまで引き出す【SAN値オーバー】だっ!!!!」ビュォォオオオオオ
ダゴン「あんなもん刺されたら!!終わった後良くて後遺症が残るか死ぬかだ!!!!」ビュォォオオオオオ
ニャル夫「なっ…何やってんだよお前の職場はぁ!!」ビュォォオオオオオ
ハス太「ぁぅ…ぁ……マ…ヒロ……クン……」ガクッガクッガクッ
ニャル夫「クッソ!風が次第に強くなってきやがる!!」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ダゴン「潜在能力を極限にまで引き出してるからな…!そもそも宇宙空間で風なんか出せる筈無いのにこんなに強い風を出しやがる」ゴゴオオォオオオオオオオオオ
ブォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「っ!?後ろから風が!?」
ナイア「くぷくぷくぷ…何のための発明だと思ってるのさ」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ニャル夫「ナイア!そのでっかい扇風機はまさか!?」
ナイア「そう、僕の発明「兆速羽旋風」さ。風と風で相まって押し返される」ブォォオオオオオオオオオオオッ
ダゴン「一体、こんなでかい扇風機が宇宙船のどこに入っていたんだ?」
ハス太「ぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオ
ニャル夫「マズイ!あっちの風も強くなってきた!」
ナイア「甘いね…。僕の知力はハスターの力をも凌ぐ事を!教えてやるよぉ!!」ブォォオオオオオオオオオオオッ
544: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:09:11.14 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「ニャル夫君!ここで一つ科学の勉強をしよう!」
ニャル夫「ああ!?何だお前イキナリ!」
ダゴン「実は、上昇気流と下降気流がぶつかると、台風や竜巻が起こるというのは知っているかい!?」
ニャル夫「詳しくは知らねぇが、そうなのか!」
ダゴン「そして、ハスター族の少年は上から下降気流を、フランケンシュタインの少女は下から上昇気流の風を出してるんだっ!!」
ニャル夫「だからなんだってんだよ!!」
ダゴン「顔を上げて前を見ろぉ!」
ニャル夫「何なんだよいった……」
ニャル夫「うわぁ、すげぇ竜巻」
545: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:09:37.03 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「うわぁぁああああああああああああ!!!」ォォオオオオオ
ダゴン「ああああああああああああああああ!!!!」ビュォォオオオオオ
ナイア「あっ!ニャル夫とダゴンが風に巻き込まれた!」
ナイア「…まぁいいか、死なないだろ」
ナイア「おっしゃぁ!私の知力が上か!それともハスター族の力が上か!試してみましょうかぁ!!」ゴゴオオォオオオオオオオオ
ハス太「………ぁ…ぁぁ……」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハス太「ボク……ボクハ…タダ……マヒロクント……イッショニ…イタカッタ……ダケナノニ…」ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
546: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:10:17.80 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「…はぁ…はぁ……ここは?」
ダゴン「…運よく、球体が平らに見える位にでかい岩に当たったみたいだな。」
ニャル夫「そうか。それなら安心し…てる暇は無いか」
ニャル夫「おい!あの物騒な頭の機械は何だ!?惑星保護機構はマジで何を考えてるんだ!?」
ダゴン「うーん…さっきも言ったが俺もよく分からナッシング。そもそもあのビー玉で何やるか知らされてないし上級士官以外知ったら極刑だし」
ニャル夫「…少なくとも、テディベア処刑とか仲間の頭に変な物刺す奴らだ。」
ニャル夫「絶対に碌な事考えてないだろ」
ダゴン「ははwwwまぁそうだよなっ――」ボォォオオッ
ニャル夫「ダゴンが炎に包まれた!!」
クー子「うぐぉ……ぁぁぁ…!!」バチバチバチバチ
ニャル夫「…って、こいつもニャル子……ん?」
クー子「がぁぁ…ニャルコ…ニャルコォ……」ガガガガガガガガ
ニャル夫「……こいつ……ジジイの……」
ダゴン「あー熱かった。さすがにクトゥグアの炎は効くぜ。骨まで炭になっちまった」
ニャル夫「…………」
ダゴン「しかしこれはまぁ…俺じゃなかったら死んでたかもなぁ」
クー子「ガガガガ……アバババ………」
ダゴン「うっはwww白目向きの貧乳ロリ顔ジト目とかwwwww趣深すぎるな」
547: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:11:09.99 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「しかし、この展開…この状況。こいつぁまさしく」
ダゴン「まさか、俺がこの台詞を言う事になるとは…思わなかったぜ」
クー子「…バババ……クーラン……オジサン……ニャルコ……」
ダゴン「ヘイニャル夫ぉ!!」ビシィッ
ニャル夫「…………」
ダゴン「ここは俺に任せて先に行けっ!!どうだ?格好良いだろ今の俺!!」ビシィーッ
ニャル夫「……そうだな。まるでデジャヴみたいだ」
ダゴン「そりゃそうだwww漫画でwwww使い古されてるからなこの台詞www、まぁwww安心しろよwwwwwwww」
ダゴン「俺は絶対に死なねぇから」
クー子「……ガガガ……クーラン…オジサン……ドウカ……ワタシノケッコンシキノ……シカイニ……」
ダゴン「さぁかかって来いクトゥゴエ…クトゥエ…クトゥアル…クリッ」ガリッ
ダゴン「ぐはぁああ!!舌噛んだぁあああ!!」ブシュー
ダゴン「すまねぇニャル夫…俺はここまでのようだ…」ガクッ…
ニャル夫「早っ!?さっきまで格好良い事言ってた癖に早っ!?さっきのと相まって凄く格好悪いぞお前!!」
ダゴン「ふっ……早く行け……お前だけでも………宇宙の中心へ……」チーン
ニャル夫「死んだぁぁああああああ!!!今までで一番ショボイ死に方でこの最終決戦で散ったぁぁあああ!!!!」
クー子「がっ…ああああ!!ああああああああああああ!!!!」ボシュオオオオオオオオッ
ニャル夫「わぁ!!来たぁあああ!!!」
ダゴン「まさか、俺がこの台詞を言う事になるとは…思わなかったぜ」
クー子「…バババ……クーラン……オジサン……ニャルコ……」
ダゴン「ヘイニャル夫ぉ!!」ビシィッ
ニャル夫「…………」
ダゴン「ここは俺に任せて先に行けっ!!どうだ?格好良いだろ今の俺!!」ビシィーッ
ニャル夫「……そうだな。まるでデジャヴみたいだ」
ダゴン「そりゃそうだwww漫画でwwww使い古されてるからなこの台詞www、まぁwww安心しろよwwwwwwww」
ダゴン「俺は絶対に死なねぇから」
クー子「……ガガガ……クーラン…オジサン……ドウカ……ワタシノケッコンシキノ……シカイニ……」
ダゴン「さぁかかって来いクトゥゴエ…クトゥエ…クトゥアル…クリッ」ガリッ
ダゴン「ぐはぁああ!!舌噛んだぁあああ!!」ブシュー
ダゴン「すまねぇニャル夫…俺はここまでのようだ…」ガクッ…
ニャル夫「早っ!?さっきまで格好良い事言ってた癖に早っ!?さっきのと相まって凄く格好悪いぞお前!!」
ダゴン「ふっ……早く行け……お前だけでも………宇宙の中心へ……」チーン
ニャル夫「死んだぁぁああああああ!!!今までで一番ショボイ死に方でこの最終決戦で散ったぁぁあああ!!!!」
クー子「がっ…ああああ!!ああああああああああああ!!!!」ボシュオオオオオオオオッ
ニャル夫「わぁ!!来たぁあああ!!!」
548: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:12:31.46 ID:DAYRPdXYO
「王子ぃ!!」ヒュンッ
ニャル夫「!!」
ホボォオオオオッ
ラグナラ「やった!この無重力なら私にでも岩星を動かせるよ!」バッサバッサ
ニャル夫「ラグナラ…」
ラグナラ「ねぇねぇ王子!私格好良かった!?王子も怪我しなかっ…キャッ!」ガバッ
ニャル夫「ああ…!お前も生きてたんだな!良かった!そしてありがとうなラグナラ!!」
ラグナラ「うっ……うんっ……」ドクンドクンドクン
クー子「アア………ァァァァァ…アアアアアアアアアアア…!!」ボォオオオオオッ
ニャル夫「…っ!やっぱり押し返してくるか!」
ダゴン「チェストォオオ!!」ドッ
クー子「っ!!」
ドゴオオオオオオッ
ニャル夫「…ダゴン!」
549: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:12:58.87 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「ひゃっはぁー!残念だったなぁ!!俺様は死んでも死んでも代わりが居るんだよぉー!!」
クー子「がぁっ………ゲホッ」ブハッ
クー子「ギィ……ギギギギギギギ…」ガガガガガガガガガ
ダゴン「あっ、今ので完全に切れたみたいだな」
ニャル夫「ラグナラ逃げるぞ!このままだとお前だった危ねぇ!」
ラグナラ「…王子!」
ドッ
ニャル夫「……え?」
ラグナラ「きっと…きっと迎えに来てね!王子の相棒も連れて、私達も!」
ダゴン「俺達全員、この宇宙を支配するんだろ?気を引き締めろよ帝王!!」
ニャル夫「…………おい」
ニャル夫「信じて良いんだな…?お前達が、終わった後も待ってくれてる事を」
ラグナラ「勿論だよ!だって」
ラグナラ「私達は!王子が大好きなんだから!!」
ダゴン「さっさと終わらせて、打ち上げでパーっと酒飲んで二日酔いになって吐いてまた飲んで吐こうぜ!!」
ラグナラ「だからそれまで……バイバイ」
550: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:14:17.26 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……………」
ニャル夫「……」
ニャル夫「………さて、と」
ザッ……ザッ……ザッ……
ニャル夫「どうやらお前も、ここまで来たみたいだな」
ザッ……ザッ……ザッ……
ザッ……
ニャル夫「…ついに時は来た。俺とお前の因縁を晴らす為の、その時が」
ニャル子「……………」
ニャル夫「なぁ?ニャル子」
551: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:14:46.05 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「…………」バチバチッ バチッ
ニャル夫「…お前も、その頭の奴植え付けられたのか」
ニャル子「……………」スタスタスタ
ニャル夫「つまりお前も、俺相手に本気で闘える…という事だな」
ニャル子「………」ピタッ
ニャル夫「…お前もその頭の奴を植え付けられたとしたら、多分お前は抵抗したのだろう。上に最後の戦いに俺の相棒と敵対するのを拒んだのだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「だが、俺には関係無い。お前もそうだろう」
ニャル子「………」
ニャル夫「さぁ、かかって来いニャル子!!貴様と俺の因縁!ここで断ち切って見せr――――」
ヒュンッ
552: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:15:15.49 ID:DAYRPdXYO

553: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:16:03.05 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「」
ニャル子「………」パラパラパラ
ニャル夫「」
ニャル夫「カハッ!!」ブハァッ
ニャル子「……ニクイ…」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ニャル夫「がっ!ぐはっ!!がっ!!はぁっ!!!」
ニャル子「ナンデキサマナンカニマヒロサンガキサマナンカニィィイイイイ!!!!!」ガガガガガガガガガガ
ドシャァッ
554: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:16:31.83 ID:DAYRPdXYO

555: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:17:05.28 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……………」ガクッ
ニャル子「……」スタスタスタスタ
ガシッ
ニャル子「………」
ガッ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル子「………」
ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ニャル夫「」ガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガガッガッガッガッガ
ガッ
556: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:17:34.64 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「」
ニャル子「………ナンデ…」
ニャル子「ナンデ…アンタハ…!マヒロサンニソコマデウケイレラレタンデスカ…!?」
ニャル子「タダノ…クズナハンザイシャノアナタガ…!!」ガシッ
ニャル子「ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
557: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:18:04.21 ID:DAYRPdXYO

558: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:18:32.18 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「!?」
ニャル夫「…………おい」
ニャル子「キタナイテデワタシノテヲサワルナ!コノノラニャルラトホテプガァア!!」ブンッブンッ
ニャル夫「お前に一つ、教えてやる」
ブンッ
ゴッ
ニャル子「オゴッ……アッ」
ニャル夫「…最早、お前と俺とは背負う物が違う」
ニャル夫「お前の攻撃、もうまるで重くも何とも無いんだ」
559: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:19:02.27 ID:DAYRPdXYO

ニャル子「ニャガァッ…ハァッ!」
ザザザザザザ
ニャル夫「…良く聞けニャル子ぉ!!いや、俺の妹よ!!」
ニャル夫「俺は!お前よりも強い力を手に入れた!勉学に励み、優等生となったお前には決して手に入らない力だ!!」
ニャル夫「それはデウス・エクス・マキナよりも大きく!神にも辿りつけん大いなる力!!」
ニャル夫「フルフォースフォーム等いらぬ!この俺が手に入れた力……」
ニャル夫「そう!!それは”馬鹿みたいに大いなる野望”だっ!!!!」
ニャル子「…………」
ニャル夫「貴様らのようにエリート軍団が決して手に入らない馬鹿みたいに巨大な力!」
ニャル夫「それが俺の中にあるが故に!負ける気など更々しないっ!!!」ダッ
ゴッ
ニャル夫「あ”っ……」
ドゴォォアアアアアアアアアッ……
560: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:19:33.78 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「……ガッタガッタガッタガッタうるっさいんですよ……」バチバチバチバチ
ニャル子「んな知った事じゃない話を聞く為に私はここに居るんじゃないです。……真尋さんはどこですか」バチバチバチバチバチ
561: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:20:04.25 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「………きっキサマ…!?まさかほとんど自我を保って…!!」
ニャル子「どこなんですかって、聞いてるんですよオラァア!!」ゴッ
ニャル夫「ぶっはぁああ!!」ゴハッ
ニャル夫「ぐっ…!ぐ…!!貴様ら…俺の宇宙船を破壊しておいて良くも言えたな…!!」
ニャル子「ええ。…それで?一体どこに隠したと言うんです?」
ニャル夫「…残念だがそれは…宇宙船もろとも…お前等が殺し……」
ニャル子「アンタが真尋さんを守ってる事は知ってるんです。今までの記録でも、いつ見捨てても良いのにアンタはいつでも真尋さんを救っている」
ニャル子「今更、そんなくだらない嘘に騙される程私達は馬鹿じゃないですよ」
ニャル夫「…………」
ニャル子「さぁ、とっとと吐いちゃってください」
ニャル子「”私の”真尋さんは、今、どこに居るんですか?」バチバチバチバチバチ
ニャル夫「…………くくっ……くっ……」
ニャル夫「ふぅーはははははは!!ふぅーはははははははははは!!!!!」
ニャル子「……………」
ニャル夫「俺があいつを守るだと!?当然だろうがぁ!!あいつは俺の人質なんだからなぁ!!」
ニャル夫「そして貴様らが!あの人質に関しては有力だって事も知っている!!」
ニャル夫「貴様はまだ立場が分かっていないようだな!!俺の一声で、あいつを殺す事だって可能だって事を!!」
ニャル子「…今更、また嘘を貫き通すんですか。」
562: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:20:39.75 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「あのですね…もういい加減にしてくださいよ…」バチバチバチバチバチ
ニャル子「アンタと真尋さんが、ただの人質の関係なら…真尋さんは私を突き放してアンタの所に付こうだなんて考えないんですよ…!!」バチバチバチバチバチ
ニャル子「良いからとっとと真尋さんの居場所を吐け!!おい!!!!!ふざけるんじゃねぇぞぉニャルラトホテプ!!!!」バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
ニャル夫「……はっ」
ガシッ
ニャル夫「何だと思えば…ただの嫉妬かよ…!?」ガガガガガガ
ニャル子「…!」
ニャル夫「そんな物こそ…俺の知った事じゃねぇよ…!!」
ニャル夫「あいつはなぁ!!自分のケジメをつける為に!!男の覚悟を決めたんだ!!!!」
ニャル夫「全てを捨ててでも!!こんなクソっタレを終わらせようと!終わるまで俺達と付き合うって決めたんだよ!!」
ニャル夫「それを!!うざってぇ女のワガママで邪魔すんじゃねぇぇぇええええええええええええええええ!!!!!!!」
563: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:21:14.56 ID:DAYRPdXYO

ニャル子「がぁぁぁぁっ!!ああああ!!!」
ニャル夫「…………」
ニャル夫「おらぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!」
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
564: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:21:44.69 ID:DAYRPdXYO

565: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:22:11.85 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル子「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「くたばれこの三流ヒーローがぁああああああああああ!!!!」
ニャル子「ッ――――」
566: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:22:42.23 ID:DAYRPdXYO
ニャル子≪兄さんが宇宙を掌握する大悪党?≫
ニャル子≪だったら私は、大悪党を成敗する正義のヒーローニャル仮面ライダーになりますよ!!≫
ニャル子≪どんな些細な事でも傷つき、でもそれでも強く生きて闘う正義のヒーロー≫
ニャル子≪それはもう、何よりも格好良いヒーローです!絶対に悪になんて負けません!≫
ニャル子≪兄さんみたいなのが宇宙を支配されちゃぁ、宇宙は大変な事になりますからね≫
ニャル子≪ははっそれを言うなら、一度でも私に勝ってからにしてくださいよ。≫
ニャル子≪でもニャル仮面ライダーの正義は、絶対に悪になんて負けませんけどねっ!!≫
567: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:23:10.40 ID:DAYRPdXYO

568: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:23:40.90 ID:DAYRPdXYO
ゴッ
569: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:24:07.16 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「」パラパラ…
ニャル夫「………」
ニャル子「」 バチバチバチ… ボンッ
ニャル夫「………なぁ、ニャル子」
ニャル子「」 プシュゥー…
ニャル夫「お前…選ぶ正義を間違えたな…」
ニャル子「」 パラ…
570: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:24:34.32 ID:DAYRPdXYO
クー子「…!!」ハッ
ピタッ…
ラグナラ「…え?急に止まったよ?」
ダゴン「頭の奴の、活動限界でも来たのか」
クー子「――ッ」ピュー
ラグナラ「どこかに飛んでった!!」
ダゴン「逃げてった、が正しいな。俺達の勝ちだぜクソガキ!」
ラグナラ「やったぁー!!私達の勝ちだぁー!!」ピョンピョン
571: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:25:02.19 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「…ん?」
ヒューン
ニャル夫「あれ?こいつって…ジジイの…」
ガシィッ
クー子「ハァハァ…!ニャル子…動けなくなったニャル子ぉ…」モミモミ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ…良いよね?今の内に既成事実作っても良いよね…?」ハァハァ
ニャル子「」
クー子「ニャル子ぉ……ニャル子ぉぉおおおん!!」
ニャル夫「何してんだてめぇ!!!」
ガッ
クー子「キュッ!!」
ガッ バキィッ
ボンッ
パラパラパラ……
572: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:25:31.12 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「おっ、頭の奴を蹴ったら以外と簡単に壊れた」
ニャル夫「…つまり」
ピッポッパ
ニャル夫「こちらニャル夫!おいナイア!奴らの弱点が分かった!頭についてる機械!それをぶっ壊せ!そうすれば奴らも正気に…」
ナイア≪えっ?そうなの?早く言ってよぉ~僕、ウッカリ殺しちゃったかもしれないじゃい≫
ニャル夫「えっ?ウッカリ?ウッカリ殺しちゃったの!?」
ナイア≪…まぁ、別に大した事にはなってないよ≫ズイッ
ハス太≪……キュゥ≫
ナイア≪それに、頭の奴が弱点なんて僕も気づいてたよ。豆腐の角を弾にした銃で一発だったさぁ≫
ニャル夫「ああ…そうか。とにかく無事なんだな?それは良かった。怖いな豆腐の角」
ニャル夫「…という事は」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「…そろそろ、親玉が来てもおかしくないな…」
573: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:25:58.71 ID:DAYRPdXYO
≪ニャルラトホテップ夫!もうこれまでだ!≫
≪貴様の思い通りにはもうさせん!大人しく降参しろ!≫
≪艦隊も、デウス・エクス・マキナも失ったお前に最早逃げ場は無い!≫
ニャル夫「……………」
≪話も聞いている。お前は全宇宙を支配する悪の帝王になりたいそうだな…。≫
≪分かっていると思うが、私達は正義の味方だ。断じてそんな物を認めるわけにはいかない。≫
ニャル夫「……………」
≪そして、デウス・エクス・マキナを散々持ち歩いた罪、お前が死んでも償いきれる物ではないだろう。≫
≪だから私達は、お前の存在の抹消を遂行する。≫
ニャル夫「…………」
ニャル夫「はっ」
ニャル夫「ふぅーーーははははははは!!!!!!」
≪何がおかしい、ニャルラトホテップ夫≫
574: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:26:31.95 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「貴様ら…馬鹿なのか…?」
ニャル夫「俺の夢を…お前等正義の味方が許すわけにはいかない?」
ニャル夫「そんなもの!当たり前だろうが!!!!」
ニャル夫「貴様らが正義の味方だというのなら!俺は対極の悪の味方!!」
ニャル夫「俺を消滅させたいのは当然の事だ!!そして俺は!!そんなお前等と全力で戦うのだ!!」
≪…最後の抵抗か≫
≪まぁいい、どうせ我々5万艦隊の前に野良ニャルラトホテップ一匹だ。どうやっても勝てる事は無い。≫
≪それより、もう時間が無い。捜索班!デウス・エクス・マキナの場所は!?≫
≪ニャルラトホテップ夫容疑者が持っているようです。レーダーによると全く同じ位置で引っかかります。≫
ニャル夫「ふぅーはっは!貴様らには見つからんよ!!デウス・エクス・マキナは…俺が隠した!」
≪安心しろニャル夫。お前を消した後に探せば済むだけの話だ。≫
≪いや…でも、おかしいんですよ第三館長≫
≪何がだ?≫
≪ニャル夫のすぐ近くに…そこにある筈なのに、レーダーの反応が薄いんです。まるで遥か遠くにあるように≫
≪…何?≫
ニャル夫「……どうした?まだ撃たんのか?」
≪一体どういうことだ?≫
≪分かりません。ですが、今彼を攻撃するのは得策では無いかと≫
≪このような症状を見る限り…何か特別な隠し方をしたそうです。≫
ニャル夫「俺の夢を…お前等正義の味方が許すわけにはいかない?」
ニャル夫「そんなもの!当たり前だろうが!!!!」
ニャル夫「貴様らが正義の味方だというのなら!俺は対極の悪の味方!!」
ニャル夫「俺を消滅させたいのは当然の事だ!!そして俺は!!そんなお前等と全力で戦うのだ!!」
≪…最後の抵抗か≫
≪まぁいい、どうせ我々5万艦隊の前に野良ニャルラトホテップ一匹だ。どうやっても勝てる事は無い。≫
≪それより、もう時間が無い。捜索班!デウス・エクス・マキナの場所は!?≫
≪ニャルラトホテップ夫容疑者が持っているようです。レーダーによると全く同じ位置で引っかかります。≫
ニャル夫「ふぅーはっは!貴様らには見つからんよ!!デウス・エクス・マキナは…俺が隠した!」
≪安心しろニャル夫。お前を消した後に探せば済むだけの話だ。≫
≪いや…でも、おかしいんですよ第三館長≫
≪何がだ?≫
≪ニャル夫のすぐ近くに…そこにある筈なのに、レーダーの反応が薄いんです。まるで遥か遠くにあるように≫
≪…何?≫
ニャル夫「……どうした?まだ撃たんのか?」
≪一体どういうことだ?≫
≪分かりません。ですが、今彼を攻撃するのは得策では無いかと≫
≪このような症状を見る限り…何か特別な隠し方をしたそうです。≫
575: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:27:04.16 ID:DAYRPdXYO
≪恐らく……彼が死んだら絶対に見つからないような≫
ニャル夫「………」
≪…おい、ニャルラトホテップ、デウス・エクス・マキナをどこに隠した?≫
ニャル夫「わざわざ隠した場所を教える悪党がどこに居る」
≪いい加減にしろ。こっちは時間が無いと言っているんだ!ニャルラトホテプ!!≫
ニャル夫「………俺は言われた覚えが無いが?」
≪そんなジョークに付き合う暇は無い。とっとと教えろ!!≫ガチンッ
ニャル夫「……なぁ、惑星保護機構、宇宙構成機構」
ニャル夫「お前等が言う正義って何だ?お前らの都合の良いように動く世界か?」
≪…そんな話に付き合う余裕があると思うかっ!!!≫
ニャル夫「…どうやら、もうそろそろって感じらしいな」
≪っ!!かっ…館長!!≫
≪何だ!?≫
≪デウス・エクス・マキナの反応が!急速に大きく…!!≫
ニャル夫「待たせたなぁ!!相棒ぉおおお!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
576: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:27:32.33 ID:DAYRPdXYO
≪!!なっ…なんだ!?あれは!!≫
≪急に穴が現れて…その穴から……≫
≪我々が撃墜した筈の宇宙船がっ!?≫
ナイア「……おっおおー」
ナイア「やっぱり13次元空間まで飛ばすと、惑星保護機構の奴らも観測難しいみたいだねぇー」
ナイア「くぷくぷくぷ」
ダゴン「……なるほどな」
ダゴン「上位次元空間に飛ばされちゃぁ…安全だわな確かに」
ダゴン「ニャル夫もナイアも……そして俺様も」
ダゴン「本当に、すげぇ仲間に囲まれてるなこのパーティ」
ラグナラ「…やっぱり」
ラグナラ「王子様は…私の王子様だよ」
ラグナラ「だって……王子様は私の大切な人たちを守ってくれる」
ラグナラ「この全宇宙で、誰よりも格好良い王子様」
577: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:27:58.38 ID:DAYRPdXYO
スッ
カタン
真尋「…………」
ニャル夫「よぉ相棒、迎えに来たぜ」
真尋「……本当、何度死にそうな目に会えば気が済むんだ僕は…」
ニャル夫「安心しろよ、俺が全部守ってやる」
真尋「ボロボロな癖して何言ってるんだよ。ニャル子にこっぴどくやられたな。」
真尋「…でも誘拐されてるんだから、そのくらいしないと割に合わないな」ニコッ
真尋「最後まで頼むぞ、大悪党」スッ
ニャル夫「ああ。任せろ人質」ガシッ
ゴクン
578: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:28:29.58 ID:DAYRPdXYO
≪…っ!?デウス・エクス・マキナを…飲んだ!?≫
≪まさかアイツ…”適合”しているのか!!≫
≪ばっ…馬鹿な……そんな事が……≫ガタリ
≪館長!!≫
≪…………≫
≪…殺せぇええ!!あいつを生かすな!!あいつを塵にしてもデウス・エクス・マキナだけは残る筈だ!!!≫
≪例え間に合わなくても!あいつだけは支配者にしてはならん!!宇宙が崩壊する!!≫
≪我々が設立当初から願っていた悲願を!!ここで潰える訳にはいかん!!≫
≪宇宙を…我々の手で守るのだ!!!!≫
579: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:28:57.64 ID:DAYRPdXYO
アフーム「………適合者…か」
アフーム「本当に、そんな奴が居たんだ。凄いねアンタん所の新しい上司は」
ダゴン「ああ、本当にすっげぇ奴だぜ」
アフーム「でもさ、本当に良いの?」
アフーム「終わった後、多分ニャル夫死ぬよ?」
580: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:29:29.24 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「………死なないさ」
ダゴン「アイツは、今までに何度死にそうな目に会っても、ご覧の通りピンピンしてやがる。」
アフーム「そうだな。だが、私達にとってはそれはとても困る」シャキンッ
アフーム「私は、機関の中でも宇宙の支配者候補に選ばれた一人なんだ。全力で阻止させて貰うよ」
ダゴン「そうか」
ダゴン2「お前の能力だと、さすがに骨が折れそうだ」
アフーム「…と、言いながら分身しているお前に言われたくないがな」
ダゴン23「その通り。俺は無限に増え続ける事ができる。」
ダゴン56「故に、俺が死んで負ける事は絶対に無い!!」
ダゴン786「亀を踏み続けるマリオのように残機は無限に湧いて出てくるのだからな!!」
アフーム「…………おい」
ダゴン3422「俺も、アイツらの為に全力で戦わせて貰うぜ!」
ダゴン24332「遠慮はしねぇ!!」
アフーム「ちょっと待て」
ダゴン4652345「よっしゃぁ!!それじゃぁ貴様に今!見せてやる!!」
ダゴン634623456236523464624363465234「数の暴力という物をなぁ!!!!!」
アフーム「ちょっとこれは卑怯じゃ」
ダゴン「さぁ」
ダゴン「殺ろうか☆」ビシィッ
581: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:29:58.87 ID:DAYRPdXYO
アフーム「……………」
アフーム「うわぁぁああああああああああああああああああ!!!!!」ボォォオオオオオオッ
ダゴン5243「ぎゃぁあああああああ!!この炎冷たい!痛い!!!」ボボオオオオオオ
ダゴン234523「そんな頑固な炎も…ほらぁ」キュッキュッキュ
ダゴン5243「あああ…あれ?もう冷たくない!!」
ダゴン234523「ナイアに奴の能力を教えたの忘れたのかい?それで、覆面とタイツを超素材に強化してくれたじゃないか」
ダゴン5243「そうか!それじゃぁアフームの能力も全然効かないんだね!!」
アフーム「………」
ダゴン「それじゃぁ、仕切りなおして」
ダゴン’s「「「「勝負だ!!アフーム!!!」」」」
アフーム「」
アフーム「びぃぃいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」ポロポロポロ
582: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:30:29.28 ID:DAYRPdXYO
≪第三砲台!第二体複合光線砲の準備も整いました!!≫
≪よし!撃て!撃てぇー!!!≫
バババババババババババババババ
ニャル夫「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁああああああああああああああああ!!!!!」ババババババババババ
≪ぎゃぁぁああああああああああああああああ!!!!≫チュドォォオオオンッ
≪何でアイツは光線をはじき返せるんだ…!!≫
≪デウス・エクス・マキナを少し適合していると言っても、ここまでとは…≫
ニャル夫「ひゃぁぁぁははははは!!無駄なんだよ虫けら共がぁぁああああああ!!!!」
ニャル夫「この、デウス・エクス・マキナの力さえあれば!!俺は無敵なのだぁああああ!!!!」
≪館長!どうすれば…!≫
≪………これが、最後の戦いだ≫
≪プランGを発動しろ≫
バババババババババ
ニャル夫「来た来たまた来たぁ!!無駄だと分かっている癖にまた来やがったかぁ!!」バババババ
ニャル夫「………っ!!」 ド ク ン
チュドォー―ンッ!!!
真尋「!! ニャル夫ぉ!!」
583: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:30:55.74 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……」シュゥゥウ……
ニャル夫「…効っかねぇなぁああ!!」ブワァアッ
パラパラパラパラパラ…
≪風圧で光線の威力を殺されました≫
ニャル夫「分かってんだろぉ!?もう!!この俺には勝てないって事をよぉ!!」
ニャル夫「普通の大魔王なら、世界の半分をやるから仲間にならねぇかって言うんだろうがなぁ!!」
ニャル夫「そんな中途半端な事は言わねぇ!!誰一人として俺の物には触れさせねぇ!!!」
ニャル夫「この全宇宙は全部……俺のっ」
ブシュッ
ニャル夫「っ………!!!」
ガクッ
真尋「………ニャル夫?」
≪プランG、発射用意≫
真尋「…え?」
≪危険ですので、発射砲戦艦より一光年は離れてください。発射まで5秒前…≫
キュインキュインキュインキュインキュインキュインキュイン
≪5、4…カウントダウンを、中止します。≫
584: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:31:25.02 ID:DAYRPdXYO

585: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:31:52.38 ID:DAYRPdXYO
真尋「……おい……」
真尋「何だよ……あの光線………」
真尋「あんなもん……惑星どころか銀河系が滅ぶぞ……」
ニャル夫「……………」ブフッ
ニャル夫「……ようやく…本気になりやがったか…!!」
真尋「…ニャル夫?おい、大丈夫なのか!?」
ニャル夫「俺はぁ!!宇宙という超広大な物を手に入れるんだぞ!!!」
ニャル夫「そんな物と比べたらこんなもん…爪楊枝にもならねぇんだよぉおおおお!!!!!」
586: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:32:22.42 ID:DAYRPdXYO

587: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:32:50.23 ID:DAYRPdXYO
アフーム「」
ダゴン「…よぉーし、今回も俺の勝ちだな」
ダゴン23「やだぁー!ダゴンさぁーん♪格好良いー♪」
ダゴン「へへっよせよ。照れるじゃねぇか」
アフーム「」
ダゴン「……なぁ、アフーム。ちょっと聞いていいか?」
アフーム「」
ダゴン「お前等は、デウス・エクス・マキナを使って、この宇宙を手に入れて」
ダゴン「一体何をするんだ?」
アフーム「………」
アフーム「……私は……」
アフーム「惑星保護機構が……望む宇宙……そんなものは…ただ一つだ……」
ダゴン「………」
アフーム「私達は………この宇宙から………」
アフーム「どんな些細な悪も無い……完全に幸せな世界を……作るのが…目的だったんだよ……」
588: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:33:37.91 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「……完全に幸せ?」
アフーム「ああ……。どんな悪も居ない…差別も無い……犯罪者も居ない………誰一人かける事無く天寿を全うできる…」
アフーム「皆が清らかで優しくて……美しい世界を作る……」
アフーム「私達は…そんな世界を作るのが目的で……宇宙全てがそうなるようになるのが目的で……」
アフーム「それが……本当の”正義の目標”であると……教えられたんだよ……」
ダゴン「ふーん」
アフーム「……なぁ……ダゴン……」
アフーム「お前は……そんな世界……どう…思う……?」
ダゴン「…お前が言うには、どんな些細な悪も無いんだろ?イタズラも過激な暴力シーンも風俗もスプラッター映画も」
ダゴン「そして、”人を楽しませる為の悪意”も。そこには無いんだろ?」
アフーム「………」
ダゴン「何かさ、すっっっっっっげぇぇぇぇつまんなそう」
ダゴン「つまり、”悪”そのものを消すって事だろ?それって同時に”正義”も消える訳だろ?」
ダゴン「悪党も消えるかもしれないけど、ヒーローまで消されるんじゃ、夢も希望も消えうせそうだよなぁ」
アフーム「ああ……。どんな悪も居ない…差別も無い……犯罪者も居ない………誰一人かける事無く天寿を全うできる…」
アフーム「皆が清らかで優しくて……美しい世界を作る……」
アフーム「私達は…そんな世界を作るのが目的で……宇宙全てがそうなるようになるのが目的で……」
アフーム「それが……本当の”正義の目標”であると……教えられたんだよ……」
ダゴン「ふーん」
アフーム「……なぁ……ダゴン……」
アフーム「お前は……そんな世界……どう…思う……?」
ダゴン「…お前が言うには、どんな些細な悪も無いんだろ?イタズラも過激な暴力シーンも風俗もスプラッター映画も」
ダゴン「そして、”人を楽しませる為の悪意”も。そこには無いんだろ?」
アフーム「………」
ダゴン「何かさ、すっっっっっっげぇぇぇぇつまんなそう」
ダゴン「つまり、”悪”そのものを消すって事だろ?それって同時に”正義”も消える訳だろ?」
ダゴン「悪党も消えるかもしれないけど、ヒーローまで消されるんじゃ、夢も希望も消えうせそうだよなぁ」
589: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:34:12.56 ID:DAYRPdXYO
アフーム「………そうだ」
アフーム「そうなんだよ………私は……そんな世界が怖かった……」ポロポロ
アフーム「怖かったんだ……!そんな…そんな世界になるのが………!!」ポロポロポロポロ
アフーム「だからっ…!お前が……傍に居て欲しかった……」ポロポロポロ
アフーム「お前も…宇宙を支配すれば……私も安心できると……きっと良い世界が作れると思っていた…!!」ポロポロポロポロポロ
アフーム「だけど…違っていたんだな……私達は……」
アフーム「いや……”正義”は間違っていたんだな……!!最初から…最初から!ずっと!!」ポロポロポロポロ
ダゴン「いや、お前も間違ってるだろ。宇宙の支配に俺も巻き込むな」
アフーム「私は怖いんだ…一人だと……怖くて何もできないんだ……」ポロポロポロポロ
アフーム「…きっと、私はお前が居ないと…何もできないんだろうな……」
ダゴン「…………」
ダゴン「…俺は、お前と一応幼なじみをやらせて貰ってるけどよ」
ダゴン「何も変わらねぇな、お前」
アフーム「お前は…変わりすぎだ……」
ダゴン「まぁ違いない」カチンッ シュボッ
ダゴン「だけど、お前の事結構好きなんだぜ俺も」
アフーム「そうなんだよ………私は……そんな世界が怖かった……」ポロポロ
アフーム「怖かったんだ……!そんな…そんな世界になるのが………!!」ポロポロポロポロ
アフーム「だからっ…!お前が……傍に居て欲しかった……」ポロポロポロ
アフーム「お前も…宇宙を支配すれば……私も安心できると……きっと良い世界が作れると思っていた…!!」ポロポロポロポロポロ
アフーム「だけど…違っていたんだな……私達は……」
アフーム「いや……”正義”は間違っていたんだな……!!最初から…最初から!ずっと!!」ポロポロポロポロ
ダゴン「いや、お前も間違ってるだろ。宇宙の支配に俺も巻き込むな」
アフーム「私は怖いんだ…一人だと……怖くて何もできないんだ……」ポロポロポロポロ
アフーム「…きっと、私はお前が居ないと…何もできないんだろうな……」
ダゴン「…………」
ダゴン「…俺は、お前と一応幼なじみをやらせて貰ってるけどよ」
ダゴン「何も変わらねぇな、お前」
アフーム「お前は…変わりすぎだ……」
ダゴン「まぁ違いない」カチンッ シュボッ
ダゴン「だけど、お前の事結構好きなんだぜ俺も」
590: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:34:41.08 ID:DAYRPdXYO
真尋「…………」
真尋「……っ」
真尋「…………あれ」
真尋「どうして僕……脱出ポットに……閉じ込められ……」
真尋「……あの、背中って……」
ニャル夫「」 ボトボトボト……
真尋「…………ニャル夫…」
真尋「もう………満身創痍じゃないか…!」
≪プランG、直撃。さすがに効いている模様≫
≪息は≫
≪まだあるそうです。ですが、相当なダメージを負っています。≫
≪分かった。引き続き、プランGの発射用意!!≫
キュインキュインキュインキュインキュインキュインキュイン
真尋「…また!あの音!!」
バババババババババ
真尋「光線……こいつら……」
真尋「本当に……僕たちを殺す気だ……!」
591: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:35:17.34 ID:DAYRPdXYO
シュバババババババババババ
真尋「!」
ニャル夫「………危ないな」
パラパラ……
真尋「ニャル夫…!お前!!」
ニャル夫「悪かったな。今度はもうちょっと早く動くわ」ドクドクドク
真尋「お前!!もう回復能力が!!」
ニャル夫「ばーか。今の俺は…デウス・エクス・マキナの力を持ってるんだぜ?」
ニャル夫「こんなもん……屁でも……ねぇ………」ユラァ
真尋「いや、大丈夫じゃないだろ!!」
ニャル夫「安心しろ、血を出しすぎた……貧血だ……大丈夫だ……全然大丈夫……」
真尋「……もう…止めろ」
ニャル夫「…止めたら…お前死ぬぞ…?・」
真尋「もう…良いから」
ニャル夫「そういう訳には…いかねぇ。お前は……俺の相棒だからな…」
真尋「だから!!」
バシュンッ
真尋「!!」
ニャル夫「死んでも……守って…やっから………」
ニャル夫「……って、あれぇ……?」
ドクンッ ドクンッ
ニャル夫「胸に…風穴空いてんなぁ……すげぇ……ナァ……」ドクドクドク
真尋「……もう……お前……」
真尋「…限界……じゃねぇか……」
592: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:36:17.36 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……ははっ…限界なんて……ねぇよ……」
ニャル夫「デウス・エクス・マキナの力は…底なし……俺の……夢も……底なし………」
ニャル夫「そんな物が……限界なんて……あるわけねぇ………俺の……力は………」
ニャル夫「天元突破………天を突き抜ける最強の力だぁぁぁあああああああああ!!!!!!」
≪もう…時間が無い。≫
≪大丈夫です。奴は既に限界を迎えています。≫
≪良く考えれば分かる事だ。デウス・エクス・マキナを吸収したとしても、奴はただのニャルラトホテプ。入りきれる器じゃない≫
≪攻撃を続けていれば、いずれ死ぬただの雑種だ≫
≪はい≫
≪プランG、今は何%だ?≫
≪はっ、もうすぐで100%を超えようとしています≫
≪……我々も、この時の対処をしていない訳では無い。その為にテディベア・マキナを製造していたのだ≫
≪その力も大量に使えば、例え完全体を吸収した奴も一溜りも無い筈≫
≪全てのテディベア・マキナを使え。これが最後だ。最後にでかい花火を上げようでは無いか≫
≪了解です。今、100%を越えました!≫
≪よしっ、では、撃―――――――≫
593: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:37:23.36 ID:DAYRPdXYO

594: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:37:52.64 ID:DAYRPdXYO
≪っ!?何だ!!≫
≪大変です!プランGの砲台に奴らの宇宙船が急に発現しました!!≫
≪なっ…なんだと!?≫
ピーピピー…ガッ
≪皆様こんにちは。私は、ニャル夫様に使えるマイホームという者です。≫
≪きゅっ急にスピーカーをジャックされました!!≫
≪大変申し訳ございませんが、貴方達の砲台に急に出現させて頂きました。ニャル夫様の邪魔をさせるわけにはいきませんので≫
≪きっ…貴様…!やってくれたな……そうか貴様の宇宙船にはワープ機能があったのか…!≫
≪だが!残念だがそうはいかん!貴様の機体もろとも粉微塵に出来る!≫
≪怯むことは無い!早く奴を撃っ≫
≪…落ち着いてください。いや、落ち着けよハゲ≫
≪…っ!?≫
≪そんな非情な感情で動いてると、いつか後悔するぜ?今みたいにな≫
≪…え!?何ですか!?声質が急に変わりました!!≫
≪…………≫
≪…ケケケッ驚いてんなぁ。まぁ、しょうがねぇか。≫
≪だって、正義のお前が正義執行で処刑した大悪党様が、今お前と話してるんだもんな≫
≪………貴様……まさかっ!!≫
595: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:38:18.90 ID:DAYRPdXYO
ナイア「………そうか」
ナイア「それが、君の選択なんだね」
ナイア「さようなら、マイホーム……」
ナイア「さようなら……クー乱……」
596: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:38:45.48 ID:DAYRPdXYO
クー乱≪久しぶりだなぁ。俺のド頭をぶち抜いてミンチにした時以来か≫
≪…貴様っ…!貴様は裏切るのか!?せめて正義のままに殺してやろうとした恩義を忘れて!!≫
クー乱≪いいや、全く持って覚えてるぜ?慈悲深いゆで卵さんは悪に染まろうとした俺の為にわざわざ処刑したんだもんなぁ≫
クー乱≪そんな恩義、忘れる訳無いじゃないのぉ~≫
≪だったら!!≫
クー乱≪でも、悪いな。俺、アイツらの方が好きになっちまったんだ≫キュィィイイイイイインッ
597: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:39:14.55 ID:DAYRPdXYO
≪…!きっ…貴様!!≫
クー乱≪…なぁ、ハゲ。俺ぁてめぇの言う正義だけの世界って奴さぁ。正直気に入らねぇんだ≫キュィィイイイイイインッ
クー乱≪そんなもんより、予想できない面白い事の方が大事なんだよ。俺は≫キュィィイイイイイインッ
≪止めろぉ!!クー乱警視総監!!お前は仮にも正義の楯を持っているだろう!!!≫
クー乱≪…馬鹿だなぁ。確かに俺は正義の楯を持ってますよ?でも、ハゲの持つ楯とは違う正義なんだよ≫キュィィイイイイイインッ
クー乱≪それに、正義が闘ってる相手は、違う正義じゃないですかい。戦争なんて正義VS正義ばっかだ≫
クー乱≪だから俺達お互い敵同士でも、違いないでしょう。≫
クー乱≪それをあいつらは、自ら正義と名乗らず”悪”になると言ったんだぜ≫
クー乱≪俺達正義の共通の敵、必要悪の貧乏くじ”悪”の帝王になると言ってるんだ。≫
クー乱≪俺さぁ、それで分かったんですわ。平和ってのは正義だけでは成り立たねぇ≫
クー乱≪分かりやすいくらいの”悪党”が居るからこそ、皆仲良しの平和な世界になるってさぁ。だから≫
クー乱≪悪の無い正義まみれの岩みてぇに無機質な世界なんて、俺はゴメンだ≫
598: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:39:42.84 ID:DAYRPdXYO

599: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:40:13.32 ID:DAYRPdXYO
真尋「…………あっ」
ニャル夫「…………」
真尋「あっちの方…爆発してる…」
ニャル夫「……………」
真尋「一体何があったんだ…?」
ニャル夫「……おい…相棒……」
真尋「…何だ?」
ニャル夫「近いぞ……」
真尋「え?」
ニャル夫「ほら……見ろよ……もうすぐそこまで来てる……」
真尋「おい…まさか本当に死っ」
真尋「っ!!……これが……」
ニャル夫「……ああ………この…形容し難い………光のような……穴のような………」
ニャル夫「これが……俺が……ここまで最後まで……足掻き…探してきた………」
ニャル夫「……デウス・エクス・マキナ(全ての終わり)…俺達は………」
ニャル夫「ようやく……ここまで………」
600: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:40:40.50 ID:DAYRPdXYO
≪館長!ついに扉が開かれました!!≫
≪……………≫
≪館長!命令を!≫
≪………足掻け≫
≪…え?≫
≪私達はもう…足掻いて邪魔をするしか方法が無い……≫
≪だから……足掻け、止めろ、あいつを扉にまで行かせるな!!!≫
≪これが最後の命令だ!!勝て!あいつらから我々の正義を奪わせるな!!≫
≪撃て!最後まで撃て!!足掻き続けろ!!我々の力を最後まで出し切るのだ!!!≫
601: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:41:06.32 ID:DAYRPdXYO
ババババババババババババババババババ
ナイア「…ついに最終段階まで来たか…」
ナイア「君達も必死だねぇ。でも、生憎私達も」
ウィーン ガシャンガシャンガシャン
ナイア「目的を邪魔されて黙ってられる程、お人よしじゃないのさ」
ブブブブブブブブブブブブブブ
602: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:41:39.10 ID:DAYRPdXYO
≪館長!前方に巨大なバリアーと物質的壁が突如発生しました!!≫
≪第二ゲート班!バリアー中性砲発動!ワープ砲撃も同時刻で発動せよ!!≫
≪了解です!!≫
603: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:42:05.74 ID:DAYRPdXYO
ボボボボボオオオオオオオオオオオオオ
ダゴン「…あーんなもんまで隠してやがったか。全く、俺様も知らない道具いっぱいあるなぁあっちは」
アフーム「……当然だ…。私達は身内を最も信じていないのだからな……お前みたいな奴も居るから」
ダゴン「……そうかい」
ダゴン「正義って、面倒くさいんだな」
アフーム「…ああ、本当にな」ボォオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオ
ピキピキピキピキピキ
アフーム「あれくらいの光線、私の炎でも凍らせられる」
604: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:42:31.69 ID:DAYRPdXYO
ダゴン「おっ!お前もついに悪側についちゃう!?ついちゃうかぁ!」
アフーム「勘違いするな。私は”違う正義”についただけだ」
アフーム「決して、お前等と一緒に闘いたいとかというアレでは無い」
ダゴン4「べっ別にぃ!アンタの為に闘うって訳じゃないんだからね!」
ダゴン「あんな感じか?」
アフーム「違う!!」ボォオオオオオオオ
ダゴン4「ぎゃぁああああああ……冷たくなぁーい☆」
アフーム「ウギギギギギギギギ!!!」
ダゴン5「あっそうかぁ!あっちの正義が怖くなったからこっちに擦り寄って来たんだぁ!」
ダゴン7「それならそうと言ってくれれば良いのに!俺達がお前がママのおっぱい飲めるようにお母さん呼んできてやったぜ!」
ダゴン10「アフームちゃん。ママだよ。ママ、性転換してパパになっちゃった♪」
アフーム「貴様!私を褒めたいのか乏めたいのかどっちだ!!いや後者か!!この野郎ぉおおおお!!!!」
ダゴン「これが新生ダゴンだ。嫌いな奴の前では、ここまで愛嬌込めて馬鹿にしたりはしねぇよ」
ダゴン「まぁつまり、愛してるぜ相棒。って訳なのさ」
アフーム「……………ふん」
アフーム「それならそうと…最初から言ってくれれば良かったんだ」ボォオオオ
オオオオオオオオオオオオオオ
ピキピキピキピキピキ
アフーム「私も愛してるぞ……ダゴン」
605: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:43:38.07 ID:DAYRPdXYO
≪館長!駄目です!光線が奴らにまで届きません!≫
≪知った事では無い!撃て!抵抗しろ!奴はもう死にかけだ!一発でも当たれば私達の勝ちになる筈なんだ!!≫
チュドォーンッ
≪第七艦隊!何者かに追撃されました!!≫
≪なっ……!≫
≪…構わん!!今!ここで勝たなければ全てが無駄に終わる!私達のやってきた事が全部!!無駄になる!!≫
≪散っていった仲間!死んでいった先任!!伝説となった創立者に合わせる顔が無くなってしまうのだ!!≫
≪我々の正義が!!ここで終わってしまっても良いわけが無い!!≫
チュドォオーン
≪第32艦隊!被弾!!エンジン低下が問題になっています!!≫
≪進め!撃て!!勝て!!勝てぇぇぇぇええええええええええ!!!!!!!≫
606: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:44:09.75 ID:DAYRPdXYO
ラグナラ「王子の元には行かせない……」
ラグナラ「王子の…私達の夢をアンタ達に奪わせはしない!!」
ラグナラ「私だって…!ただ、飛べる事しか出来なかった私だって!武器は使える!!」
ジャキンッ
ラグナラ「アンタ達を!!ここから先へ行かせるもんか!!!」
ラグナラ「宇宙を制覇するのは!!私の王子様!!ニャルラトホテップ夫様だぁあああああああ!!!!」
チュドォオオオオオオオンッ
607: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:44:41.26 ID:DAYRPdXYO
「こちら第3隊員452番。指定の場所に着きました。発砲を許可してください」
≪こちら司令部。許可は既に出ております≫
「了解、暗殺を開始します」ポチリ
「……俺が、この戦争を終わらせる」
「お前達、悪の思い通りにはさせっ―――――」
ガツッ
「がっ――――――」
バタリ
ニャル子「……………」
608: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:45:51.10 ID:DAYRPdXYO
ニャル子「…私の正義が…間違ってる……?」
ニャル子「そんな物は……アンタが宇宙を支配する大悪党になってから言ってくださいよ……」
ニャル子「真尋さんを誘拐した時点で、私の中では大悪党ですけど…その上宇宙を支配するんでしょう…?」
ニャル子「そんな大悪党を……討伐させてくださいよ……!!」
ニャル子「ヒーローなんて!”悪”が居なければ成り立たないんでしょう!?」
ニャル子「だったら!アンタが絶対悪になって!私がアンタをぶっ殺してやります!!!」
ニャル子「だから……今は見逃しますが……!」
ニャル子「私が倒すまで!!宇宙を支配した大悪党になってみろ!!………”兄さん”!!!」
609: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:46:31.18 ID:DAYRPdXYO
>>608 修正
ニャル子「…私の正義が…間違ってる……?」
ニャル子「そんな物は……アンタが宇宙を支配する大悪党になってから言ってくださいよ……」
ニャル子「真尋さんを誘拐した時点で、私の中では大悪党ですけど…その上宇宙を支配するんでしょう…?」
ニャル子「そんな大悪党を……討伐させてくださいよ……!!」
ニャル子「ヒーローなんて!”悪”が居なければ成り立たないんでしょう!?」
ニャル子「だったら!アンタが絶対悪になって!私がアンタをぶっ殺してやります!!!」
ニャル子「だから……今は見逃しますが……!」
ニャル子「私が倒すまで!!そこで待ってろ!!………”兄さん”!!!」
ニャル子「…私の正義が…間違ってる……?」
ニャル子「そんな物は……アンタが宇宙を支配する大悪党になってから言ってくださいよ……」
ニャル子「真尋さんを誘拐した時点で、私の中では大悪党ですけど…その上宇宙を支配するんでしょう…?」
ニャル子「そんな大悪党を……討伐させてくださいよ……!!」
ニャル子「ヒーローなんて!”悪”が居なければ成り立たないんでしょう!?」
ニャル子「だったら!アンタが絶対悪になって!私がアンタをぶっ殺してやります!!!」
ニャル子「だから……今は見逃しますが……!」
ニャル子「私が倒すまで!!そこで待ってろ!!………”兄さん”!!!」
610: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:47:00.02 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……俺は………」
ニャル夫「ここまで……やっと………」
真尋「…ああ。やっと…ここまで来たんだ。もう目の前まで来てるんだ。」
真尋「だから……行こう」
真尋「僕も…一緒に居てやるから…。」
真尋「行こう……最後まで…!!」
ニャル夫「………ああ。そうだな……」
611: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:47:57.12 ID:DAYRPdXYO

612: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:48:29.65 ID:DAYRPdXYO
真尋「(宇宙が終わっていく)」
真尋「(いや、僕たちが宇宙から出てしまったのかもしれないが)」
真尋「(もう、ここには)」
真尋「(僕と、ニャル夫の二人しか居なかった)」
613: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:49:01.55 ID:DAYRPdXYO
真尋「………あれ?」
真尋「…………」
真尋「ここって…………一本道?」
ニャル夫「……………」
真尋「……ああ…そうか」
真尋「まだ、終わってないんだな」
ニャル夫「……………」
真尋「………」
真尋「…おい?大丈夫か?ニャル夫」
ニャル夫「……………」
ニャル夫「ゲホッ!」ドバッ
真尋「!」
ニャル夫「ゴホッ!ゴホッ!!」
真尋「おい!ニャル夫!」
ニャル夫「…ハァ…ハァ……大丈夫だ……」
真尋「大丈夫って…お前その血……」
ニャル夫「大丈夫だって…ほら、デウス・エクス・マキナ」スッ
真尋「………っ」
ニャル夫「これを吐き出して……こんなに動けるんだ……大丈夫に決まってるだろ……?」
真尋「………そうだな。いらない心配だったかもしれない」
ニャル夫「そうだ…分かれば良いんだよ…分か……」フラッ
真尋「うぉっ」ガシッ
ニャル夫「……はは……でも……やっぱり出した後は……キツイな……」
真尋「…………」
614: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:49:35.13 ID:DAYRPdXYO
真尋「…はぁ。しょうがないから、ゴールまで肩を貸してやるよ」
ニャル夫「………悪いな……相棒……」
真尋「だから、僕はお前の相棒じゃねぇっての」
ニャル夫「………………」
ニャル夫「結局……お前は最後まで相棒と…認めなかったな……」
真尋「そりゃそうだろ。だってお前は大悪党で、俺はずっと人質だろ?」
真尋「相棒だったら、それが成り立たなくなるだろうが」
ニャル夫「はは……そりゃぁ……そうか………」
ニャル夫「……まぁ、別に……いいか……」
真尋「そう。寧ろ、それで良い」
ニャル夫「…でも………なぁ……相棒……」
ニャル夫「楽しかった……よなぁ…?」
真尋「……………ああ」
真尋「楽しかった。本当に楽しかったよ」
615: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:50:08.27 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……そうか……その言葉が聞けて……良かった……」
真尋「何言ってんだよ、前も言ったろ?確か…僕達が惑星保護機構に掴まって脱出した時に」
ニャル夫「そうだっけか……?はは……ちょっとド忘れ…しちまったみたいだ………」
真尋「しっかりしろよ、後もう少しでお前の夢が叶うんだからよ」
ニャル夫「……夢……か…………」
ニャル夫「…………ここまで……ここまで来るのが……奴ら正義を出し抜いて……ここまで来るのが……夢だった……けどさ……」
ニャル夫「……本当は……終わって欲しく……無かったのかもな……」
真尋「何言ってるんだよ」
ニャル夫「だってよ……楽しかったんだろ……?これまでの旅……ここまで来るまでの……この逃避行が………」
ニャル夫「……きっと……俺は……夢が叶う事よりも……叶えている最中に夢を……見ていたのかもしれない……な」
真尋「……クトゥグアの爺さんと、ハスター族の友人の約束が果たせなくてもか?」
ニャル夫「……なんだ……知っていたのか………」
真尋「記憶で、見たよ。地球で地球最後の記憶の中で」
ニャル夫「…………それは……すげぇ体験だ」
真尋「ああ。終わりなんて…案外あっけない物だったけどな」
ニャル夫「そうだ……終わりなんて………そんな物なんだ………」
真尋「何言ってんだよ、前も言ったろ?確か…僕達が惑星保護機構に掴まって脱出した時に」
ニャル夫「そうだっけか……?はは……ちょっとド忘れ…しちまったみたいだ………」
真尋「しっかりしろよ、後もう少しでお前の夢が叶うんだからよ」
ニャル夫「……夢……か…………」
ニャル夫「…………ここまで……ここまで来るのが……奴ら正義を出し抜いて……ここまで来るのが……夢だった……けどさ……」
ニャル夫「……本当は……終わって欲しく……無かったのかもな……」
真尋「何言ってるんだよ」
ニャル夫「だってよ……楽しかったんだろ……?これまでの旅……ここまで来るまでの……この逃避行が………」
ニャル夫「……きっと……俺は……夢が叶う事よりも……叶えている最中に夢を……見ていたのかもしれない……な」
真尋「……クトゥグアの爺さんと、ハスター族の友人の約束が果たせなくてもか?」
ニャル夫「……なんだ……知っていたのか………」
真尋「記憶で、見たよ。地球で地球最後の記憶の中で」
ニャル夫「…………それは……すげぇ体験だ」
真尋「ああ。終わりなんて…案外あっけない物だったけどな」
ニャル夫「そうだ……終わりなんて………そんな物なんだ………」
616: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:50:49.75 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……俺は……もう……終わってしまっても……親も…ニャル子も悲しまないだろう……けどな……」
真尋「終わってって、お前が宇宙の帝王になったらの話か?……どうなんだろうな」
真尋「親とかは知らないけど、ニャル子は……ごめん。本当に悲しまなそうだ」
ニャル夫「ああ……そんなもんだ………」
ニャル夫「……俺達は……ここまで来た………誰も辿りつけなかった……ここまで……」
真尋「おい、何度言うんだよその似たような台詞。やっぱり大丈夫か?血を流しすぎたんじゃ…」
ニャル夫「……妹の……因縁も……最後で………果たせた………」
ニャル夫「俺は……きっと……もう…充実してたんだ……悔いも……無いんだ………」
真尋「…何言ってんだよ。まだ叶えてないだろ。宇宙を支配する大悪党になってないだろ」
ニャル夫「………そうだな……やっぱり……まだ死ねねぇ……か……」
真尋「当たり前だろ、しっかりしろよニャル夫」
617: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:51:41.73 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫「……なぁ……相棒……」
真尋「だから、僕は相棒じゃないんだってば」
ニャル夫「……最高の……景色だな………」
真尋「ああ。本当に綺麗な一本道だよ」
ニャル夫「楽しかったなぁ……この………俺達の………」
真尋「ああ。楽しかった。楽しかったよ」
ニャル夫「……俺達の…夢…は……」
618: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:52:34.76 ID:DAYRPdXYO
真尋「…まぁ、最後に思い出話をするっていうのも良いかもしれないけど」
ニャル夫「」
真尋「もうちょっとさ、未来の話とかしようよ」
ニャル夫「」
真尋「だってさ、お前の長年の夢が今叶おうとしてるんだろ?最高じゃないか」
ニャル夫「」
真尋「夢を叶えるまでが楽しいとか言ってたけど、叶えた後にやりたい事もいっぱいあるだろ?」
619: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:53:07.63 ID:DAYRPdXYO
真尋「だって、宇宙の帝王だぞ?楽しい事が沢山ありそうじゃないか」
真尋「国も、惑星も、銀河も、宇宙も…全部お前の物になるんだぞ」
真尋「そんな奴、宇宙で一人しかいないんだ。それが、お前になるんだ」
真尋「……なぁ、ちょっと重くなってきたぞ。ちゃんと歩けてるのか?」
真尋「何だよ、疲れて寝てるのかよ。起きろよ。お前が悪の帝王になるんだぞ」
真尋「おい、返事しろよ。何勝手に寝てるんだよ」
真尋「………なぁ、何か言えよ」
真尋「いつものジョークのつもりか?そんなの笑えないよ。いい加減にしないと置いていくぞ」
真尋「……なぁ…ニャル夫………」
ニャル夫「」
真尋「起きろよ」
620: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:53:46.28 ID:DAYRPdXYO
真尋「……………ふざけんなよ…」
真尋「お前が宇宙の帝王にならないで!誰がなるってんだ!!」
真尋「僕は嫌だぞ!!!そんな!そんな地球人にいは荷が重過ぎる事!!絶対!!」
真尋「僕はお前の人質なんだぞ!?お前に勝ってに連れ去られた哀れな被害者のただの人間なんだ!!」
真尋「起きろよ、お前が起きないと、僕が宇宙の帝王になっちゃうじゃないか!!」
ニャル夫「」
真尋「……お前が……お前が終わったら……親もニャル子も悲しまないと言ったな…?」
真尋「そんな訳…そんな訳無いだろうが!!仮にもお前は家族なんだぞ!?」
真尋「お前の父さんも!母さんも!!お前が居なくなったら悲しくて泣くんだよ!!」
真尋「ニャル子だって同じだ!!お前が…兄が死んで悲しくない妹なんて居ねぇんだよ!!」
真尋「ああ見えてなぁ!強そうに見えて結構泣くんだよアイツは!!」ポロポロポロポロ
真尋「お前が居なくなったら……寂しくて泣いちまうよ……」ポロポロポロポロ
真尋「だって……家族でも何でもない僕が………こんなに泣いてるんだ……!」ポロポロポロポロ
真尋「………なぁ……頼む……頼むよ……ニャル夫………」ポロポロポロポロ
真尋「目を……開けてくれよ………返事を……してくれよ………」ポロポロポロポロ
ニャル夫「」
621: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:54:21.31 ID:DAYRPdXYO
真尋「……ぁぁ……あああ………」ポロポロポロポロ
真尋「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁ………あああああああああああ……」ポロポロポロポロ
真尋「ああああああああ……ぁぁぁ……ああああああああああああああ……」ポロポロポロポロ
真尋「あああああ……ああ…………」ポロポロポロポロ
真尋「……………」ポロポロポロポロ
ニャル夫「」
ニャル夫「」
622: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:54:56.09 ID:DAYRPdXYO
ニャル夫≪俺は将来、宇宙を支配する大悪党になる!!≫
ニャル夫≪何?悪党なんてなるもんじゃない?ハッ、これだから素人は≫
ニャル夫≪俺がなる大悪党は!貴様らが考えているような外道で小さい悪じゃない!もっと大きく壮大な悪だ!!≫
ニャル夫≪皆が恐れ!正義が一番に俺を倒そうとする最大目標!そう!”絶対悪”だ!!≫
ニャル夫≪ショッカーの意思を継ぎ、そして奴らからも恨まれる最大の悪!!≫
ニャル夫≪そうだ!俺は!!邪神に生まれた俺は!!寧ろそう考えなければおかしいのだ!!≫
ニャル夫≪見ていろ!正義の味方共!そしてニャル子!いつかお前等に勝ち、お前達が怯え、お前達の最大の目標に!俺はなってみせる!!≫
ニャル夫≪それまで!首を洗って待っているがいい!ふぅぅううはははははははははは!!!!!≫
ニャル夫≪ははははは!!ふぅーはははははは!!!!!≫
623: 名無しさん 2016/03/15(火) 00:55:22.11 ID:DAYRPdXYO
【天元突破ニャルラトホテプ】…終
629: 名無しさん 2016/03/15(火) 21:27:32.53 ID:ISW7IJf0O
639: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:43:56.11 ID:yoTLwVEcO

640: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:44:44.41 ID:yoTLwVEcO
真尋「………………」
真尋「………」
真尋「……」
真尋「(それから、僕は歩き続けた)」
真尋「……………」
真尋「(もう動かない、ニャル夫を担ぎながら、この長い一本道を歩き続けた)」
真尋「……………」
真尋「(次第に、ニャル夫の体温が無くなっていって冷たくなるのを感じた)」
真尋「……………」
真尋「(その体温を感じて、僕は悪の帝王を目指した男が…死んだ事を知った)」
真尋「……………」
真尋「(涙は流れなかった。もう、流しつくしてしまったからなのだろう。)」
真尋「……………」
真尋「(この世界は、全てを失い”無”へと返ってゆく)」
真尋「……………」
真尋「(文字通り、僕とニャル夫以外何もない空間になる)」
641: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:45:10.25 ID:yoTLwVEcO
真尋「………あれ?」
「………」
真尋「人が……居る…?」
「………」
真尋「…いや、人じゃない。人である筈が無い…」
「………」
真尋「……なぁ、アンタ…神様なんだろ?」
「…………」
真尋「…あれ…?僕と……同じ顔……!?」
「……そう、かもしれないね」
真尋「…! そんな事はどうでも良い!!」
真尋「頼む!なぁ頼むよ!こいつを…ニャル夫を生き返らせてくれ!!」
「………」
真尋「こいつは!こいつはこんな所で死ぬ奴じゃないんだ!こいつが宇宙を支配する悪の帝王になる筈なんだ!」
真尋「ここまで来たんだ!ここまでやっと…やっと来たんだよ!!」
真尋「なぁ、頼む!頼むから……」
真尋「こいつを……神様にしてやってくれ………」
642: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:45:37.29 ID:yoTLwVEcO
「……大丈夫」
真尋「……!!」
「大丈夫だよ…ちゃんと…」
「ちゃんと……ニャル夫も神様になれるから」
「だから…心配しなくてもいい」
「ニャル夫は…もう、死んでいるけれども」
「君達がここまで来たのは、無駄じゃない」
「ちゃんと前を見て、進め」
「今度は、君の番なのだから」
643: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:46:06.13 ID:yoTLwVEcO
真尋「(いつの間にか、目の前の僕は消えていた)」
真尋「(”終わり”が来てしまった事を、知った。)」
真尋「(もう、宇宙の寿命にまで来てしまったのだと、僕は理解した)」
真尋「(そして、その終わりの後に始まる”始”が)」
真尋「(僕が手に入れた…”全宇宙を支配”する事なのだろう)」
真尋「(僕が、この宇宙を作らなければいけないのだろう)」
真尋「(たった、一人ぼっちの僕がここで………)」
真尋「(永遠に、一人ぼっちで)」
644: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:46:32.77 ID:yoTLwVEcO
真尋「……あっ……」
真尋「…これ……ニャル夫が持ってた……」
真尋「デウス…エクス・マキナ……」
真尋「………こんなもの…」
真尋「ここまで来たら…ただのゴミじゃないか!!」ポイッ
ヒューン……
645: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:46:58.88 ID:yoTLwVEcO

646: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:47:29.27 ID:yoTLwVEcO
真尋「(目の前で、大きな爆発が起こった)」
真尋「(ビックバンだ。どこかで先生に習った気がする)」
真尋「(そして分かったんだ。僕以外の以前の神も)」
真尋「(こんな風にして、宇宙を作ったのだろう)」
真尋「(以前の神も、本当はだたの人だったのかもしれない)」
真尋「(…そうか。宇宙なんて複雑な理論が絡んでいると思っていたけど……)」
真尋「……ただの、気まぐれで生まれたんだな。宇宙なんて物は」
647: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:48:02.72 ID:yoTLwVEcO
真尋「……あれ?」
真尋「ニャル夫…ニャル夫の身体は…?」
真尋「…………」
真尋「……ああ……」
真尋「そうか…デウス・エクス・マキナって言うのは…」
真尋「……一応…ニャル夫もここまで来れたんだ…」
真尋「そうだよな……お前の方が…神様になるべきなんだもんな…」
真尋「(デウス・エクス・マキナ。今、ニャル夫はビー玉サイズの神様になっていた)」
真尋「(神様も、退屈な人生を歩んだ事だろう。完全体が動けない球体なんてふざけている)」
真尋「(僕たちは、以前の神様も持ち歩いていたのだ)」
真尋「……ほら、行きな」
真尋「(僕は、ニャル夫だったものをビックバンの中へと放り投げた)」
真尋「(そこで僕は知った。これは繰り返されているのだと)」
真尋「(何百億年、いや何千億年以上の時間が経ち…それが何度もループしている)」
真尋「(二日前にしか戻れないとか、一ヶ月単位でしか戻れないとか…そんなものよりずっと気が長い)」
真尋「(だけど、唯一イレギュラーだった二人目の達成者の僕は、人類の言う”神”となっているのだろうか)」
真尋「(いや、神なんて大層な物じゃないのだろう)」
真尋「(僕は、ただの”観測者”。ただ、見てるだけの神様)」
真尋「…神様は見ているよって、お婆ちゃんが言っていたけど…」
真尋「そんな…感じなのかな」
648: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:48:36.82 ID:yoTLwVEcO
真尋「(それから、僕はデウス・エクス・マキナの行方を観察した)」
真尋「(いくつもの小さい球体が現れては消えてを繰り返していた)」
真尋「(それが凄く大きくなったり、萎んだりを繰り返して)」
真尋「(馬鹿みたいにでかい……宇宙へとなったのだ)」
真尋「…また、爆発が繰り返されている……」
真尋「……熱を作り出すことによって…生物…惑星を作り出しているのだろうか……」
真尋「ガスが集まって……物質が出来上がって………」
真尋「沢山の衛星が……集まって……銀河になる」
真尋「……生物が生まれた」
真尋「ウイルスみたいに小さい、微生物だけど……生きているには違いない」
真尋「…ははっ」
真尋「生きている者を見るなんて…凄く楽しい事…なんだな」
649: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:49:14.00 ID:yoTLwVEcO
真尋「水のある惑星には、地震が起こる」
真尋「地震により起こる地熱によって、生物が増える」
真尋「生物が増える事によって、生物は大きくなる」
真尋「弱肉強食」
真尋「そこで、人間が問う”悪”という物が初めて生まれる」
真尋「生物は、生物を殺して食べないと生きていけない」
真尋「……知力のある生物が生まれる」
真尋「知力のある生物は、自分より上位体の”神”を作り出すようになる」
真尋「ただ見てるだけと変わりない、僕と全く同じ”神”を……」
真尋「殺される度に、生物は僕に…いや、”観測者”に助けを請う」
真尋「……………」
真尋「…これほど哀れで、愚かな物は無い」
650: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:50:18.87 ID:yoTLwVEcO
真尋「邪神は、ここら辺で生まれる」
真尋「違う世界で、長く生きる為のノウハウは何て事無い事だった」
真尋「陸の上がらないで、地下でひっそりと過ごす物、体内に永久機関がある者」
真尋「とにかく生きる為に、身体の構造が進化しただけの存在にすぎない」
真尋「……長く生きるのに飽きた者は、自殺をする」
真尋「更に長く生きたい者は、生物の命を殺す」
真尋「殺される生物の命を守ろうと、破壊を繰り返し叫ぶ者も居る」
真尋「……そこで、僕は気づいた」
真尋「正義なんて物は、この世のどこにも居ないのだと」
真尋「居るとしたら、僕たちの心の中だ」
真尋「自分の中で正義を決めて、ヒーロー像を心の中で妄想する」
真尋「完全に正義思考を持ったヒーローなんて居ない」
真尋「そもそも、完全に正義なんて物は無い」
真尋「完全に正義とは、最早岩みたいに無機質に生きる物である」
真尋「…………」
真尋「……きっと」
真尋「ニャル夫も…クー乱さんも……その事を分かっていたのだろう」
651: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:51:20.17 ID:yoTLwVEcO
真尋「ここで、ニャル夫が産まれる」
真尋「ニャルラトホテプとして産まれた彼は、最初は純粋な少年だった」
真尋「仲が悪いと言われるクトゥグア族の青年と仲良くなるまでは」
真尋「クトゥグア族の青年は言った」
真尋「クー乱「正義なんて物は、ただのエゴだ。確かに有った方が俺達には良いが、だとしたら”悪”も無けりゃならねぇ」」
真尋「ニャル夫「どうして?悪い奴は悪い奴だよ」」
真尋「クー乱「それだけじゃねぇのさ。”悪”って奴が居るから。俺達は出会えたし友達になれたんだぜ?」」
真尋「最初は、ニャル夫も分からなかった。だけど、その日から悪の事を気にかけるようになった」
真尋「そして、ニャル子が生まれた」
真尋「妹が産まれた事により、親は兄に構わなくなった」
真尋「それでもめげずに、せめて妹と仲良くなろうと兄は妹に構った」
真尋「妹は、そんな兄がウザったらしくなった」
真尋「ある日、ゲートボール大会で兄は妹と初めて勝負を持ちかけた」
真尋「そして、妹はあるイタズラを思いついた。」
真尋「兄をゲートボールの玉に見立て、思い切りハンマーでぶん殴った」
真尋「…その日から、兄は妹と仲が悪くなった」
真尋「その日から、兄は妹に負け続け、逆に妹は優等生のエリートコースを進んでいた」
真尋「兄はそんな妹が気に入らなかった。そして、家でも自分の居場所が無くなっていた」
真尋「クー乱さんは、そんな兄を気にしていたが、兄はクトゥグアの言う事は聞かないと耳を貸さなかった」
真尋「兄は家を出て、妹に勝つために努力をした」
真尋「結果は………お察しの通り」
真尋「兄は妹に完全に負け、牢獄へと入れられた」
652: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:52:38.63 ID:yoTLwVEcO
真尋「そしてもう一人のニャル夫、デウス・エクス・マキナは」
真尋「地球が出来る前、いや正しくはデウス・エクス・マキナが地球を作り終えた瞬間に既に宇宙構成機構に捕らえられていた」
真尋「そして宇宙構成機構は、このデウス・エクス・マキナを調べつくした」
真尋「その強大なエネルギーは、恐らく宇宙を崩壊させてしまう程のエネルギーなのだと知った」
真尋「地球とは比べ物にならない程の科学力を持つ彼等が、何百億年に何があったかを知るのに時間が掛からなかった。」
真尋「そして、デウス・エクス・マキナが”神になれる権利”なのだと知った」
真尋「その魅力的な球体に心を奪われる者は少なくなく、宇宙構成機構はすぐさまデウス・エクス・マキナに関する法律を作った」
真尋「厳重に管理し、その時が来るまでに絶対に手放さない事、そして、情報を極限にまで規制する事」
真尋「そんな、愚かな欲望の為に多くの者が命を落とし、惑星から追放されてしまう者も出てくる。」
真尋「そして、惑星保護機構が生まれた」
真尋「惑星保護機構は、宇宙構成機構に属していた者が別れて作った姉妹機構であり」
真尋「名目の”惑星保護”とは別に、”神になる権利を守る事”を第一に目標としていた」
真尋「デウス・エクス・マキナの情報規制を第一に、彼等は動いていた」
真尋「それを偶然知ってしまったクー乱さんは、惑星保護機構の者に暗殺された」
真尋「死因は隠され、ただの事故という事で調査は終わった」
真尋「警察の警視が殺された事で、デウス・エクス・マキナの存在の露見が危ぶまれた彼等は」
真尋「デウス・エクス・マキナの隠し場所を変えるとの事で、地球の近くで密会して取引が行われた」
真尋「だが、そこでアクシデントが起こった」
真尋「脱獄したニャル夫が、そのデウス・エクス・マキナを盗んだのだ」
真尋「慌てて追いかけ、ニャル夫が地球に逃げ込んだそのとき」
真尋「僕とニャル夫の逃避行が始まったのだ」
真尋「地球が出来る前、いや正しくはデウス・エクス・マキナが地球を作り終えた瞬間に既に宇宙構成機構に捕らえられていた」
真尋「そして宇宙構成機構は、このデウス・エクス・マキナを調べつくした」
真尋「その強大なエネルギーは、恐らく宇宙を崩壊させてしまう程のエネルギーなのだと知った」
真尋「地球とは比べ物にならない程の科学力を持つ彼等が、何百億年に何があったかを知るのに時間が掛からなかった。」
真尋「そして、デウス・エクス・マキナが”神になれる権利”なのだと知った」
真尋「その魅力的な球体に心を奪われる者は少なくなく、宇宙構成機構はすぐさまデウス・エクス・マキナに関する法律を作った」
真尋「厳重に管理し、その時が来るまでに絶対に手放さない事、そして、情報を極限にまで規制する事」
真尋「そんな、愚かな欲望の為に多くの者が命を落とし、惑星から追放されてしまう者も出てくる。」
真尋「そして、惑星保護機構が生まれた」
真尋「惑星保護機構は、宇宙構成機構に属していた者が別れて作った姉妹機構であり」
真尋「名目の”惑星保護”とは別に、”神になる権利を守る事”を第一に目標としていた」
真尋「デウス・エクス・マキナの情報規制を第一に、彼等は動いていた」
真尋「それを偶然知ってしまったクー乱さんは、惑星保護機構の者に暗殺された」
真尋「死因は隠され、ただの事故という事で調査は終わった」
真尋「警察の警視が殺された事で、デウス・エクス・マキナの存在の露見が危ぶまれた彼等は」
真尋「デウス・エクス・マキナの隠し場所を変えるとの事で、地球の近くで密会して取引が行われた」
真尋「だが、そこでアクシデントが起こった」
真尋「脱獄したニャル夫が、そのデウス・エクス・マキナを盗んだのだ」
真尋「慌てて追いかけ、ニャル夫が地球に逃げ込んだそのとき」
真尋「僕とニャル夫の逃避行が始まったのだ」
653: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:53:52.82 ID:yoTLwVEcO
真尋「僕を追いかける為に慌てて追いかけるニャル子達」
真尋「デウス・エクス・マキナを使って、逃げ続けるニャル夫と僕」
真尋「道中で出会う、仲間たち」
真尋「鳥篭の中に入れられ、人々から溺愛される鳥の少女」
真尋「愛する人の為に、笑いと笑顔の道化師になると決めた男」
真尋「妖精に作られた巨大ロボット……」
真尋「ラグナラ、ダゴン、ナイア。………」
真尋「彼等と出会って旅をするうちに、時間の流れが違う地球が寿命で滅んでしまう。」
真尋「そこで、僕は決心をした」
真尋「最後まで、この旅に付き合うと……」
真尋「………」
真尋「…………もう、最後も過ぎてるんだけどな…」
真尋「そして、惑星保護機構に掴まる僕たち」
真尋「そこで、僕にとっては二ヶ月、ニャル子達にとっては24年振りの再会となる」
真尋「ニャル子達の喜びに少し迷うも、覚悟を決めた僕は……」
真尋「ニャル夫達についていく事に決めた………」
真尋「そして、彼等はついにここまで辿りついた」
真尋「何度も傷つき、何度も死にそうになりながらも」
真尋「ここまで……」
真尋「……ああ…」
真尋「これって……やっぱり……」
真尋「ループしているんだな……はは……」
654: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:54:20.75 ID:yoTLwVEcO
真尋「という事は、以前の神様も僕だったのかな…?」
真尋「………いや」
真尋「多分。以前は惑星保護機構の奴らが勝っていたのかもしれない。」
真尋「僕が見てきたのは、この宇宙の0から1までの間だけど」
真尋「本当は、僕が居るのは2とか6かもしれない」
真尋「……それとも…」
真尋「人間も…惑星も……宇宙も……」
真尋「ただ…単純なだけなのかな……」
真尋「……………」
真尋「………」
真尋「……」
「……なぁ、アンタ…神様なんだろ?」
真尋「………いや」
真尋「多分。以前は惑星保護機構の奴らが勝っていたのかもしれない。」
真尋「僕が見てきたのは、この宇宙の0から1までの間だけど」
真尋「本当は、僕が居るのは2とか6かもしれない」
真尋「……それとも…」
真尋「人間も…惑星も……宇宙も……」
真尋「ただ…単純なだけなのかな……」
真尋「……………」
真尋「………」
真尋「……」
「……なぁ、アンタ…神様なんだろ?」
655: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:54:56.41 ID:yoTLwVEcO
真尋「…………」
「…あれ…?僕と……同じ顔……!?」
真尋「……そう、かもしれないね」
「…! そんな事はどうでも良い!!」
「頼む!なぁ頼むよ!こいつを…ニャル夫を生き返らせてくれ!!」
真尋「………」
「こいつは!こいつはこんな所で死ぬ奴じゃないんだ!こいつが宇宙を支配する悪の帝王になる筈なんだ!」
「ここまで来たんだ!ここまでやっと…やっと来たんだよ!!」
「なぁ、頼む!頼むから……」
「こいつを……神様にしてやってくれ………」
真尋「……大丈夫」
「……!!」
真尋「大丈夫だよ…ちゃんと…」
真尋「ちゃんと……ニャル夫も神様になれるから」
真尋「だから…心配しなくてもいい」
真尋「ニャル夫は…もう、死んでいるけれども」
真尋「君達がここまで来たのは、無駄じゃない」
真尋「ちゃんと前を見て、進め」
真尋「今度は、君の番なのだから」
656: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:55:26.28 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「……違う。今度は……俺の番だ」
657: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:56:16.35 ID:yoTLwVEcO
「……えっ?」
真尋「………」
ニャル夫「…………よぉ…?」
ニャル夫「1京年……ぶりだな…」
ニャル夫「相…棒………!」
「ニャル夫…!?お前……お前生きて…」
ニャル夫「…はっ…俺を…誰だと思ってやがる……」
ニャル夫「俺は…俺はぁ!!この全宇宙を支配する悪の帝王になる男だぞ!!」
ニャル夫「例え!!最後の最後で駄目だとしても!!俺は最初から何度もやり直す!!」
ニャル夫「最後まで絶対に!夢を諦めない男!!それがこの俺……ニャルラトホテプ様だぁああああああああああ!!!!!」
真尋「…………はは」
真尋「ははは……はは……」
真尋「はははははははは!!はははははは!!!!!」
658: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:56:46.30 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「……何がおかしい」
真尋「おかしいよ…もう、何もかもがおかしい…!おかしすぎて…一京年振りに笑っちゃったよ…!」
真尋「お前……そこまで…馬鹿だったんだな……!!」
ニャル夫「ああ。そうだ」
ニャル夫「馬鹿でなければ、馬鹿みたいに大きな夢なんて持てないだろう?」
真尋「…ああ。まさにその通りだ……!」
「…………ニャル夫、一体…どういう事だ…?」
真尋「大丈夫だよ。以前の僕」
真尋「ニャル夫はこれから、本当の意味で”宇宙を支配”する」
真尋「僕なりに、一つの答えが思い至ったんだ」
ニャル夫「……何だ?」
真尋「ニャル夫」
真尋「僕を……殺してくれ」
「!?」
659: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:57:56.26 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「………」
真尋「そうすれば、晴れてこの宇宙は君の物だ」
真尋「何度も繰り返される退屈な世界だけど、君が支配すればきっと新しい宇宙が広がる事だろう」
真尋「だけど、ループを繰り返すには…」
真尋「途中で、僕は何度も八坂真尋に憑依と言った形で道を真っ直ぐ進むんだけど…」
真尋「その流れを断ち切るんだ」
ニャル夫「…………」
真尋「ニャル夫」
真尋「よく…頑張った」
真尋「本当に…最後まで頑張ったよ」
真尋「やっと…やっとだ。君は夢を叶えられるんだ」
真尋「さぁ、早く行こうニャル夫」
真尋「全宇宙を、手に入れるんだろう?」
ニャル夫「はっ一京年生きてきた割には、スケールの小さい考えだな」
660: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:58:44.22 ID:yoTLwVEcO
真尋「…何を言ってるんだい?寧ろ、これしか方法が無いと思うんだけど」
ニャル夫「もっと、大きなスケールで見てみろ。だから普通の人間は夢が無いと言われるんだ」
真尋「…………」
ニャル夫「分かんねぇのか?簡単な事だろうが」
ニャル夫「この支配構造を、根元からぶっ壊すんだよ」
「…っ!?なっ!!」
真尋「…………」
ニャル夫「俺の中には、まだデウス・エクス・マキナがある」
ニャル夫「たとえ、ここが膨大な場所だとしても」
ニャル夫「俺の力があれば、壊すなんて簡単な事だろ」
真尋「……本当に」
真尋「凄い考え方するなぁ…君は……」
ニャル夫「じゃなきゃ、悪の帝王なんて務まらないからな」
真尋「でも良いのかい、もしここが無くなってしまえばこの世界は神を失ってしまうよ?」
ニャル夫「逆に聞くが、この世界に神は必要か?」
真尋「…………」
ニャル夫「必要な神は、人間が作ってくれるさ」
ニャル夫「それに、俺は神様になりたいわけじゃないんだ。全宇宙の奴らに絶対悪を見せてやりたい」
真尋「…………」
ニャル夫「……なぁ、相棒」
ニャル夫「新しい宇宙で、何がやりたい?」
661: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:59:25.52 ID:yoTLwVEcO
真尋「……何なのさ、いきなり」
ニャル夫「お前、最後に言ったじゃねぇか」
ニャル夫「過去の思い出話も良いけど、未来の話をしようって」
真尋「……………」
ニャル夫「俺は、もう決めた。お前は?」
真尋「……僕は」
真尋「新しい宇宙が出来るなんて、意味が分からないしスケールがでか過ぎるけど」
真尋「…適度に楽しかったら、何でもいいや」
ニャル夫「…決まりだ」グッ
ニャル夫「いくぜ、相棒!!」
真尋「ああ……頼むぞ!!」
真尋「 相棒!!! 」
662: 名無しさん 2016/03/16(水) 11:59:54.65 ID:yoTLwVEcO

663: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:00:24.68 ID:yoTLwVEcO

664: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:00:50.59 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「はぁぁあああああああああああああ!!!!!」
ドドドッドドドドドドドッドドドドドドドドドドド
ニャル夫「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ニャル夫「うらららららららららららららららららららら!!!!!!」
665: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:01:20.73 ID:yoTLwVEcO

666: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:01:50.87 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「ラららららあああああああああああああああああああ!!!!!」
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキ
667: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:02:16.80 ID:yoTLwVEcO

668: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:02:48.70 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「あああああああああああああ!!!ああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ピシピシピシピシピシピシピシピシピシピシ
真尋「……………」
真尋「(そこで、僕は気づいたんだ)」
真尋「(デウス・エクス・マキナは…ここに来るためのただの鍵でも、ただのエネルギー体だけでも、神でも無い)」
真尋「(この…クソったれな宇宙構成を破壊しつくす為に)」
真尋「(ニャル夫が……最後の抵抗で作り出した物なのだと……)」
669: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:03:17.87 ID:yoTLwVEcO

670: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:03:48.64 ID:yoTLwVEcO
真尋「……ニャル夫…」
真尋「夢が……叶ったな………」
671: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:04:26.51 ID:yoTLwVEcO

672: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:04:52.47 ID:yoTLwVEcO

673: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:05:18.15 ID:yoTLwVEcO

674: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:05:45.03 ID:yoTLwVEcO

675: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:06:12.45 ID:yoTLwVEcO

676: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:06:39.42 ID:yoTLwVEcO
―――――――――――――――新しい世界――――――――――――――――
677: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:07:43.98 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「……………」
真尋「……………」
ラグナラ「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「……………」
ニャル夫「……………」
真尋「………………」
ラグナラ「……………」
ナイア「……………」
ダゴン「……………」
678: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:08:32.43 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「………なぁ」
真尋「………ん」
ニャル夫「……終わった…んだよな…」
真尋「…………」
真尋「……ああ」
真尋「少なくとも…僕達は……」
真尋「宇宙を支配した神の…支配構造を破壊して…」
真尋「それだけの事をしたなら…間違いなく僕達は…」
真尋「この全宇宙を…支配したって事になるな……」
ニャル夫「………そうか」
ニャル夫「終わり……か」
ラグナラ「……うん」
ラグナラ「王子は……王子はね…夢が叶ったんだよ…」
ダゴン「……そうだな」
ダゴン「どうだ?宇宙の支配者になれた気分は」
ニャル夫「………まぁ」
ニャル夫「悪くは……無いな…」
ナイア「……そうだろうね。だって、何たって宇宙を支配したんだ」
ナイア「それで」
ナイア「これから、どうするんだい?」
679: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:09:05.03 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「………まず、俺達が居る場所を整理しよう」
真尋「場所は、あの最終決戦があった場所と変わり無いよ」
ダゴン「惑星保護機構の奴らも、デウス・エクス・マキナも無くなってるけどな」
ナイア「そして、僕達は爆発して散った筈の宇宙船の中」
ラグナラ「皆で大の字になって……床で寝ている……」
ニャル夫「………何だか…」
ニャル夫「夢…みたいだったな……」
真尋「……そうだな…」
680: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:09:48.71 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「ただの、ガキの夢から…俺、ここまで来たんだよな…」
真尋「………そうだな…」
ニャル夫「……本当に……」
ニャル夫「俺達の旅は……これで終わりなんだな……」
真尋「……………」
ラグナラ「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「……………」
ラグナラ「…それじゃぁ、新しい夢をつくろうよ!」
ニャル夫「……新しい…夢?」
ラグナラ「うん!だって、王子は全宇宙を手に入れたんでしょ!?」
ラグナラ「それじゃぁ、やりたい事とかいっぱいあるじゃない!」
ニャル夫「……そうか。そうだよな」
ニャル夫「全宇宙征服なんて…すっげぇ夢だったんだ…いくらでもやりたい事がある…」
ニャル夫「だけどな、俺 宇宙を支配する悪の帝王になるのが一番の夢だったんだ」
ナイア「………だからさ」
ナイア「その後の事くらい、やりたい事あるでしょ?」
ニャル夫「……そうだな。ゆっくり考えるか」
ダゴン「おいおい、そんなにのんきな事言ってたら」
ダゴン「俺がお前の座、横取りしようとするかもしれないぜぇ?」
ニャル夫「…だとしたら」
ニャル夫「思いっきり…ぶっ飛ばしてやるよ」ムクリ
ダゴン「ははっ悪の帝王様が言うと説得力あるな」
681: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:11:03.15 ID:yoTLwVEcO
真尋「………なぁ、ニャル夫」
ニャル夫「何だ?」
真尋「ここは…新しい世界なんだよな」
ニャル夫「ああ」
真尋「それじゃぁ、まだ僕達はまた”始まったばかり”じゃないのか?」
ニャル夫「………」
真尋「終わりは新しい始まりだと、言うじゃないか」
真尋「だからさ、だから……もう少し旅を」
ニャル夫「もうここで、旅なんか必要ないさ」
真尋「………」
ニャル夫「…皆、よくここまで俺に付き合ってくれた」
ラグナラ「…………」
ニャル夫「お前等が居なかったら、俺は絶対に宇宙を支配なんてできなかった」
ダゴン「…………」
ニャル夫「皆が居たから、俺はここまでやっていけたんだ」
ナイア「…………」
ニャル夫「終わりは終わりだ。だから皆……まずは」
ニャル夫「ここで、解散だ」
682: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:12:22.75 ID:yoTLwVEcO
ラグナラ「…………」
ラグナラ「…そうだね…。私も…大好きな人をアズや皆に報告する必要があるし」
ダゴン「…………」
ダゴン「…俺も、アイツに土産話を聞かせてやらなきゃいかん。お前の夢をアイツに横取りされたぜってな。絶対悔しがるだろうな」
ナイア「…………」
ナイア「…僕も、皆に今までの事を報告しようと思う。きっと心配しているだろうし…」
真尋「………地球は……」
真尋「この世界の地球は……元に戻ってるみたい…だな……」
真尋「…それじゃぁ…僕は……また……」
真尋「あの時の…日常に……」
ニャル夫「ほら、お前等もやる事があるだろ?新しい目標があるだろ」
ニャル夫「…寂しくなるが、これで逃避行という名の冒険は終わりだ」
ラグナラ「……………」
ダゴン「……………」
ナイア「……………」
683: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:12:58.09 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…全く、しおらしくなんてらしく無い。悪党なら別れ際くらい笑わなければな!」
ニャル夫「こんな風に!ふぅーははははははは!!!サラバだ皆!ふぅーはははははははははははは!!!!!」
ラグナラ「……そうだね…わ……笑って……」ジワッ
ポロポロポロ…
ラグナラ「ぅぐっ…ぅぇ……ええええええ……うぇぇぇぇ………あああああああ…」ポロポロポロポロ
ニャル夫「泣くなよラグナラ。これでもう会えなくなる訳じゃねぇんだから」
ナイア「…その点、僕はロボットで良かったと思うよ。だって、機械は涙を流さないからね……」ポロッ
ナイア「……あっ…あれ……?」ポロポロポロポロ
ナイア「…驚きだ…僕にも……涙を流す機能が……あっ……」ポロポロポロポロポロ
ナイア「…ヒグッ……うええええええええ………エグッ…エグッ……うええええええええええ……ん…」ポロポロポロポロ
ニャル夫「……機械は、涙を流さないんじゃなかったのか」
ナイア「…だって…仕方無いじゃん……ヒグッ……僕だって…僕だって楽しかったんだよ……!」ポロポロポロポロ
ナイア「もう…これで終わりなんて……寂しいよ……泣いちゃうよ……誰だって……」ポロポロポロポロ
ニャル夫「…お前だって俺達の仲間なんだ。同じ悪党同士、泣いて別れなんて締まらないだろ」
684: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:14:16.90 ID:yoTLwVEcO
ダゴン「…………」
ニャル夫「……てめぇも、その成りで泣くなんて事するなよ」
ダゴン「…………」スッ
スルスルスルッ
ダゴン「………ニャル夫さん」
ダゴン「今まで…ありがとうございました」ペコリ
ダゴン「最高に楽しい旅でした…。本当に、本当に最高の思い出となる旅でした」
ダゴン「さようなら…。また、いつか」ニコリ
ニャル夫「そうだ、また いつか」
真尋「…………ニャル夫」
ニャル夫「……相棒。分かってるさ。ちゃんとお前が死にたい時に殺してやるよ」
真尋「いや…違う!もう僕を殺さなくても良いから!!」
ニャル夫「えっ違う!?…じゃぁ、あれか?お前を攫った時に乗ってたアヒル和則さんが、実はホモだったという…」
真尋「それも違う!!いや…知ってる!そして全然興味がありません!!」
ラグナラ「……プッ」
ナイア「……くぷくぷ…」
ラグナラ「あはははははははははははははははははは!!!!」
685: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:14:44.63 ID:yoTLwVEcO
真尋「…………」
ニャル夫「…えー?じゃぁ何なの?一体何が言いたいんだお前?」
真尋「……いや」
真尋「やっぱり、いいや」ニコッ
ニャル夫「…………?」
ニャル夫「……」
ニャル夫「………そうか」
ニャル夫「それじゃぁマイホーム!それぞれの目的地は分かっているな!?」
≪了解しております。ニャル夫様≫
ニャル夫「よぉし!それじゃぁマイホームよ!俺の仲間達のそれぞれのマイホームにまで!!そこで」
ニャル夫「こいつらに!「ただいま」と言わせてやれ!!」
686: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:15:14.01 ID:yoTLwVEcO
――この宇宙で一番壮大な旅は、ここで終わりを迎えて――
――そして…彼等はそれぞれの家に帰っていった――
687: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:15:51.19 ID:yoTLwVEcO
【銀河系郊外 第七座標束 位置不明】
ラグナラ「………」
ラグナラ「……王子…私……また貴方に会いに行く…」
ラグナラ「次に会いに行く時は…ビックリするぐらい大人の女性になって会いに行く!!」
ラグナラ「そしたら……また…私を素敵な所に連れてって……」
ラグナラ「私と!!結婚してください!!!」
……キュォオオオオン……
ラグナラ「………」
ラグナラ「……えへへ、言っちゃった」
ラグナラ「きっと聞こえてたよね。約束だからね。王子様」
ラグナラ「それじゃぁ…アズー!!」
バタリ
ラグナラ「ただいまぁー!!」
688: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:16:19.27 ID:yoTLwVEcO
【さんかく座銀河 第7894区 第7惑星系列 座標不明 名称不明の惑星 管轄外領域】
ナイア「…………」
ナイア「…ああ、そうだね。君達と会うのはそんなに久しぶりかぁ」
ナイア「くぷくぷくぷ。まぁ良いじゃないか。それよりも…」
ナイア「とても面白い話があるんだ。きっと気に入ると思う、とっても面白い話が」
ナイア「これからは、もっと素敵な技術でこの惑星も楽しい事がいっぱいになるよ」
ナイア「くぷくぷ。待ちきれないのは分かるけど、まずは言わせて欲しい言葉があるんだ」
ナイア「何てことないよ。長い旅から実家に帰ってきた時に必ず言う言葉さ。それじゃぁ、」
バタリ
ナイア「ただいま」
689: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:17:44.47 ID:yoTLwVEcO
【惑星保護機構 本部】
ダゴン「ただいまー」
アフーム「こうなったらダゴンの奴を捕まえて監禁して私だけに…って、ダダダダゴン!!?」
ダゴン「うん。貴方の大好きダゴンちゃんだよ☆」
アフーム「大好きじゃなっ…いや!違う!違うくて…」
アフーム「…そもそも!お前は何しに来たのだ!?ここは辞めたんじゃないのか!?」
ダゴン「…あっそうか。じゃぁ、違うな…」
ダゴン「おじゃましましたー」バタン
アフーム「あっいや!そうすぐに出なくても良いではないか!」
ダゴン「いやぁー、そもそもデウス・エクス・マキナが無いこの惑星保護機構が一体何をする機関なのか不透明なもんで不安です」
アフーム「惑星を保護しているに決まっているだろう!惑星保護機構を何だと思っているのだ!!」
ダゴン「まぁ、そうだとしても俺にはまだ行く所があるんだよ」
アフーム「…なんだ?行く所って」
ダゴン「教えなーい♪」
アフーム「きっ貴様!燃やすぞ!?冷たい炎で燃やすぞ!!?」
ダゴン2「首にキックを入れる能力!!」ゴッ
アフーム「ブッ!!」ガクッ
ダゴン「へぇえーい」パァン
ダゴン2「えいへぇーい」パパァン
アフーム「ぐっ…ダ…ダゴン……!!」プルプル
ダゴン「それじゃぁ、そういう事で。3号!見張りよろしくー!!」
ダゴン3「アイアイサー!!」
ダッダッダッダッダ
アフーム「……おい、ダゴンの分身…」
ダゴン3「なぁに?変な事したら殺すよ?」
アフーム「そんな怖い事が聞きたいんじゃなくて…お前等を捕まえるつもりは…無い」
ダゴン3「ふぅん?」
アフーム「…なんて事ない。お前に損は無い取引だ……」
アフーム「一つ……頼みがあるんだ………」
690: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:18:18.94 ID:yoTLwVEcO
【地球】
真尋「……………」
ニャル夫「…これで、後は相棒。お前だけだ」
真尋「………」
ニャル夫「お前がこのまま帰れば、本当に俺のこの夢は終わり。これから先は、新しい人生が始まる」
真尋「………」
ニャル夫「思えば、ここで相棒と偶然衝突したのが原因で俺の夢が叶ったんだよな。そう考えると何かのシンパシーを感じるな」
真尋「………なぁ」
ニャル夫「ん?」
真尋「本当に……行っちゃうのか?」
691: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:19:37.53 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…それは何度も言っただろう。それに、俺は地球に留まる理由がない」
真尋「ニャル子の事は?妹の因縁とか言ってただろ?」
ニャル夫「そんなもの、とっくに晴らした後だ。もう、ニャル子に用は無い」
真尋「……でも、一応お前の妹なんだぞ?」
ニャル夫「俺が心配する事は何一つ無いだろう」
真尋「……そう…だな…」
ニャル夫「ああ。そうだ」
ニャル夫「それに、俺ももう新しい夢を見つけたんだ」
真尋「……え?」
ニャル夫「俺達の旅は凄さまじかった。グレートウォールの外側に行って宇宙の中心にまで行った」
ニャル夫「だけどな、宇宙を制覇しただけで俺はまだ宇宙の外側を見ていない」
ニャル夫「俺は、その宇宙の外側も支配しに行く。更なる絶対悪を求めにな!」
真尋「…………本当に」
真尋「馬鹿みたいに…大きい夢……だな」
ニャル夫「そうだ。このクソでかい夢が、俺を一生支えてくれる」
ニャル夫「だから、何の心配も無い。お前も、ニャル子も」
真尋「ニャル子の事は?妹の因縁とか言ってただろ?」
ニャル夫「そんなもの、とっくに晴らした後だ。もう、ニャル子に用は無い」
真尋「……でも、一応お前の妹なんだぞ?」
ニャル夫「俺が心配する事は何一つ無いだろう」
真尋「……そう…だな…」
ニャル夫「ああ。そうだ」
ニャル夫「それに、俺ももう新しい夢を見つけたんだ」
真尋「……え?」
ニャル夫「俺達の旅は凄さまじかった。グレートウォールの外側に行って宇宙の中心にまで行った」
ニャル夫「だけどな、宇宙を制覇しただけで俺はまだ宇宙の外側を見ていない」
ニャル夫「俺は、その宇宙の外側も支配しに行く。更なる絶対悪を求めにな!」
真尋「…………本当に」
真尋「馬鹿みたいに…大きい夢……だな」
ニャル夫「そうだ。このクソでかい夢が、俺を一生支えてくれる」
ニャル夫「だから、何の心配も無い。お前も、ニャル子も」
692: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:20:06.84 ID:yoTLwVEcO
コツン
真尋「…………」
ニャル夫「…妹の事をこれからもよろしく頼むぞ八坂真尋」
真尋「………ああ」
ニャル夫「じゃぁ」
ニャル夫「あばよ相棒」
真尋「…………」
真尋「……ああ…!」
真尋「あばよ………相…棒……!!」
693: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:20:35.75 ID:yoTLwVEcO
真尋「(こうして…僕達の旅は終わりを迎えた)」
真尋「(気づけば、もうニャル夫は遠くへと旅立った後で)」
真尋「(誰よりも果てしなく雄大な冒険が始まっていた)」
真尋「(正直、羨ましくないと言えば嘘になるが)」
真尋「(僕は、ようやく戻ってきた普通の日常に)」
真尋「ただいま」
――――懐かしいその日常に、僕は祝福される――――
【夢みるままに待ちいたり】……終
694: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:21:06.37 ID:yoTLwVEcO
【エピローグ】
ニャル子「はぁはぁ…はぁ……」
ヴンヴンヴンヴンヴン
ハス太「はぁー…はぁー……」
カンカンカンカンカン
クー子「……」クンクン
クー子「……こっち」
真尋「そうか、分かった」シャキンッ
ニャル子「いや!恐らくこっちです!私のアンテナがビンビン感じてますよ!」フヨンフヨン
ハス太「えー?僕なら絶対こっちに逃げたと思うけど…」
ニャル子「なにおー!?」
真尋「…この道は3つに別れてる。なら、3人それぞれ違う道を選んだ方が得策だ」
ニャル子「…なるほど、一理あります。真尋さんはここで待っててください!」
クー子「えっ…ニャル子と二人きりで……捜査したかった…」
ニャル子「道は4つって言ってるでしょうが!」
ハス太「分かった。それじゃぁ皆!絶対に捕まえようね!」ダッ
ニャル子「勿論ですよ!あの野郎を殺す事…私はその為に来たんですからね!」ダッ
クー子「…おじさんに…命令されたから……」ダッ
695: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:21:34.11 ID:yoTLwVEcO
真尋「……さて、言ったか」
真尋「………おい、本当は上に居るんだろ?」
ニャル夫「………ふっ」
真尋「ニャル夫」
696: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:22:32.75 ID:yoTLwVEcO
ハス太「っ!?行き止まり…」
ナイア「……おおっと」
ナイア「くぷくぷくぷ…残念だけど、ここにニャル夫は居ないよぉ」
ハス太「…!」
ハス太「あっ…貴方は誰なんですか!?」
ナイア「んー?一度、会った事あるんだけどなぁー」
ハス太「ふざけないで!僕は、貴方の事なんて知らない!会った事無い!!」
ナイア「…女の子の顔ぐらい覚えないと嫌われるよぉ?…まぁいいや」
ナイア「悪いけど、タダで帰すわけにはいかないんだよねぇ~」ジャキンッ
ハス太「!!」
ナイア「うちの大将を捕まえようとしてるんでしょ?悪いけど黙っててもらうよ」
697: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:23:01.71 ID:yoTLwVEcO
クー子「……行き…止まり…?」
ラグナラ「ピンポォーン!ここには王子様は居ませーん!!」
クー子「………!」
クー子「……子供?」
ラグナラ「子供じゃないもん!こう見えても5万歳だよ!」プンプン
ラグナラ「…そんな事より!貴方、王子を捕まえようとする正義の味方め!」
ラグナラ「このラグナラ様が!貴方達を成敗してくれる!!」キャシーン
クー子「…………」
ラグナラ「どうした!かかってこいクトゥグア族め!!」ブンブンッ
クー子「………」スッ
クー子「飴……食べる?」
ラグナラ「わぁーい♪飴だっ……って!そんな誘惑には乗りません!!」
クー子「…………」
ラグナラ「ふぅー、何とか邪神の誘惑には勝てる程には成長したよ!王子!」
クー子「…………」
クー子「…やっぱり…児童……?」
ラグナラ「違う!こう見えても私は大人のレディーなの!あんた達よりずっと凄いのよ!」
クー子「……じゃぁ……ポンコツ…」
ラグナラ「ムッキィー!!」
698: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:24:02.06 ID:yoTLwVEcO
ニャル子「…なっ!?いっ…行き止まり!?」
ダゴン「そう、ここは行き止まりという名のラビリンス…」スッ
ニャル子「!!」カチャンッ
ダゴン「お前は今、自分の兄を追い求めている子羊…」
ニャル子「せいやぁあああああ!!」ドゴォオンッ
ダゴン「おっばっぶっ!!」ドテェーン
ダゴン2「てっ…てめぇえええ!!まだダゴンさんが喋ってただろうがぁあああ!!」
ダゴン3「折角格好良く登場してたのに!何てせっかち屋さん!!」
ニャル子「黙らっしゃい!!アンタ達は私の最大の敵の…」
ニャル子「…って、何!?何これ!?同じ覆面がいっぱいです!!」
ダゴン6「ねぇ、こいつ確か大将の妹じゃなかった?」
ダゴン54「どうすっかなぁー…俺もなぁ……殺して良いのか?」
ダゴン88「良いんじゃね?どうせ殺しても死なないっしょ!」
ダゴン634「それもそうだな!」
ニャル子「…どっ…どんどん増えてる…!!」タジッ…
699: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:24:34.01 ID:yoTLwVEcO
ダゴン32「さて……やるか…」ユラァ…
ダゴン’s「「「「エロ同人みたいに!!」」」」
ニャル子「…来るならかかって来なさいよ……」
ニャル子「まるで無双系主人公みたいに!!全員なぎ倒してやりますよぉおお!!!」ゴォオオオオオッ
ニャル子「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ダダダダダ
ダゴン「来いニャル子!」
―――ニャル子の勇気が世界を救うと信じて…―――
【パールマスターニャル子】…完
700: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:25:11.36 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…………」
真尋「……よぉ」
真尋「随分…久しぶりじゃないか」
ニャル夫「…お前も、邪神ハンターになってやがったのか」
真尋「ああ。僕も新しい道を決めたんだ」
真尋「母さんが残した…僕の才能を活かすってね」
ニャル夫「…そうか。亡き母の為に決めた道とは…中々素晴らしいではないか」
真尋「母さん生きてるぞ。失礼な事言うなよ」
ニャル夫「えっそうなの?」
真尋「うん」
ニャル夫「なんか……ごめん」
真尋「…悪の帝王が謝るなよ!本当、変な所で紳士だなお前は!!」
701: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:25:59.12 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…それはともかく」
ニャル夫「相棒、お前が邪神ハンターになったという事は…俺と敵対するつもりなのか?」
真尋「別にアンタだけが相手って訳じゃないさ。でも」
真尋「アンタを捕まえにどこまでも行こうとは思ってるよ。ニャル子もな」
ニャル夫「…そうか」
ニャル夫「ならば…その覚悟!ここで見せてみろ!!」
真尋「言われなくても」シャキンッ
真尋「そのつもりだ!」シャキシャキシャキシャキッ
ニャル夫「ふぅーっはっはっはっはっは!!」
ニャル夫「ふぅーははは!!ふぅううううはははははははははは!!!!!!」
702: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:26:29.92 ID:yoTLwVEcO
ハス太「ハァ…ハァ……うぅ…負けちゃったよぉ~」ボロッ
クー子「まさか…あんなチート道具を持っていたとは…不覚」グッ
ハス太「…うんクー子ちゃん。その手に持ってるPSvitaは何かな?」
ニャル子「…ぜぇー…はぁー……」ボロボロ
ハス太「うわ!ニャル子ちゃんも酷い格好!もしかして…負けちゃったの!?」
ニャル子「馬鹿言わないでくださいよ…一匹残らずぶっ潰してやった所です!!」
クー子「ニャル子……その怪我した脇…舐めてあげる…」
ニャル子「それ以上近づいたら殺しますよ!?今なら感覚麻痺してるから本当に殺しますよ!!?」
703: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:27:28.31 ID:yoTLwVEcO
ハス太「………それよりも…」
クー子「……うん………」
真尋「」
ハス太「…真尋君が…負けるなんて……」
ニャル子「真尋さん!?真尋さぁぁああああん!!!」ガバァッ
真尋「」
ニャル子「うっうっ…まさか…私の真尋さんにここまでの事をするなんて…!」サスサスサスサス ハァハァハァ
ニャル子「…絶対に許しませんよ兄さん!!いつか必ず!!この私の手で葬り去ってくれます!!」サスサスサスサス ハァハァハァハァ
真尋「…変な所を触りながら言うな!!!」ザクッ
ニャル子「ギャァアアアアスッ!!」ブシュー
704: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:28:02.24 ID:yoTLwVEcO
ハス太「真尋くん!怪我は大丈夫なの!?」
真尋「……ああ。だがフォークを刺してもダメージが少なかった」
真尋「あいつは今、とてつもなく強くなっている」
ニャル子「まっ…真尋さんのフォークを受けて…平気!?」
クー子「兄は…鬼子です…」
ピピピピピピピピピピピピピピ
真尋「ん?誰からだ?ええと…」
真尋「…ああ、警視総監からか」
クー子「…おじさん…から?」
真尋「はい、もしもし。こちら八坂真尋」ピッ
ヴォンッ
クー乱≪おーっす。こちらは警視庁。ニャル子、兄さんには会えたかぁ?≫
ニャル子「…なんですか?嫌がらせですか!?レーダーで兄さんがもう逃げた事は知ってるでしょうが!」
クー乱≪はっはっは。やっぱり逃げられたかぁ≫
705: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:30:17.24 ID:yoTLwVEcO
ハス太「ぅぅ…ごめんなさい……警視総監…」
クー乱≪まぁ、俺が行っても捕まえられねぇ野郎だ。せいぜい追い求める事くらいしか今の所できちゃいない≫
クー乱≪それに、あいつは世間から”絶対悪”何て言われてるし、本人も自分の事を”絶対悪”なんて事を言っちゃいるが、≫
クー乱≪別に捕まえられなくても問題ないしな。あっはっはぁ≫
ニャル子「あっはっはぁ。じゃないですよ!!こちとら沽券に関わってんですよ!?」
クー乱≪そんなもん正義とっちゃどうでも良い事だぜ≫
クー子「だぜ」キラーン
ニャル子「…クトゥグア族の中では比較的まともなアンタだから、警視総監と惑星保護機構の重役に置かれたんでしょう?」
クー乱≪いやぁ、惑星保護機構に関しては、もう一人の重役がどっか消えたから勝手に俺が選ばれただけで…≫
クー乱≪正直、クッソ忙しいから誰か代わりにやってくんねーかなって≫
ニャル子「どっちでも良いですけど、クトゥグア族の中ではクー子よりマシだから私はアンタが上司でも我慢できてるんです!!」
クー子「……酷い…」
ニャル子「だから!アンタも現場に出て兄さんを捕まえてくださいよ!少なくとも強いでしょうアンタは!!」
クー乱≪まぁまぁ落ち着けよ。元気良いなぁ。何か良い事でもあったのかい?それとも月に一回に来る日が来たのかい?≫
ニャル子「やっぱりアンタ、殺す。クトゥグア族、敵」
クー子「やめて…私の数少ないまともな親族を殺さないで………」
クー乱≪まっ冗談だ。少なくとも今はアイツを本気で捕まえる必要は無いんだ≫
ニャル子「……でも!」
クー乱≪とにかく機構に戻って来い。一応怪我人居るんだろ≫
ニャル子「うっ……」
クー乱≪んじゃ、お疲れさん。また頑張ればいいさ≫
706: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:31:11.99 ID:yoTLwVEcO
【惑星保護機構】
ニャル子「全く!捕まえる必要が無いってんなら、どうして私達が駆り出されるんですか!」プンプン
ハス太「さすがに放ってはおけないからだよ…仮にも、お兄さんは”絶対悪”なんでしょ?」
ニャル子「そうですけど……そのせいで真尋さんは怪我したんですよ!」プンプン
ハス太「でも、気絶させられただけで外傷も内傷も無かったんだから良かったじゃない」
ニャル子「それでも!…ってクー子、その満面の笑みで握っている封筒はなんですか?」
クー子「……今回も…頑張ったから……」
クー子「ご褒美として……お小遣い…貰っちゃった…」
ニャル子「はぁああ!?アンタ!ただゲームしてただけじゃないですか!!」
ハス太「そっそうだよ!ちょっとズルイよ!?」
クー子「…姪っ子の……特権……」キラーン
ニャル子「ムギギギギ…こうなったら…ボーナス要求してきます!!」ダッ
ハス太「ああ、ニャル子ちゃん行っちゃ……その手に持ってるパール何!?脅す!?脅す気!?」ダダダダダダダ
クー子「…………」
クー子「♪」
707: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:31:47.83 ID:yoTLwVEcO
クー乱「…………」
真尋「…………」
クー乱「……よぉ、ニャル夫の相棒」
真尋「…どうも、ニャル夫の親友」
クー乱「かかっ、どうだった?今のあいつは」
真尋「……結構…楽しそうでしたよ」
クー乱「楽しいのは分かってるよ。あいつは馬鹿だからな」
クー乱「それよりも…どんな感じだった?」
真尋「…かつての仲間と…一緒に居ました……」
真尋「きっと…また何か冒険を始めるんじゃないかな…」
クー乱「冒険か。一応全宇宙を支配したんだろ?あいつは」
クー乱「一体、何をするつもりなのかねぇ」
ニャル夫「そりゃぁ、もっと遠い所を見に行くに決まってるだろ」
クー乱「そうか。そりゃぁ楽しそうだな」
真尋「ああ…そうだ。楽しそうだ……」
真尋「絶対に、楽しいだろうn……」
真尋「………」
真尋「って、ニャル夫ぉ!!」
708: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:32:22.09 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「よぉ、久しぶりだな。相棒」
真尋「いや久しぶりじゃないから!2時間前に会ったから!!」
クー乱「誰にも見つからずにここまで来るのはすげぇな。かかっ」
ニャル夫「優秀な発明家が居るからな。」
クー乱「…それで、一体何しに来たんだ?」
ニャル夫「はっ決まってんだろジジイ」
ガッ
ニャル夫「真尋少年を、誘拐しに来たんだよ」
709: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:34:46.13 ID:yoTLwVEcO
真尋「………」
真尋「……え?」
クー乱「……何だお前、もう見つかったのか」
ニャル夫「ああ。ようやくだ。ようやく見つかった」
ニャル夫「ようやく、グレートウォールの外の世界の行き方、別の宇宙を見つけた」
ニャル夫「俺達は!これで第二段階の夢!”宇宙を支配した悪の帝王”から”全てを支配した悪の神”になる夢に変わり!追い求める時が来たのだ!!」
真尋「そっ…それに僕を連れて行くのか…!?」
ニャル夫「当然だ!何故ならお前は俺の相棒なのだからな!」
真尋「……相棒じゃない!それじゃぁ僕は人質だ!!」
ニャル夫「人質だろうが!それでもお前も立派な俺達の仲間なのだぁ!!ふぅーははははは!!!」
真尋「ぐぅ…!やっぱり勝手な奴だよお前は!!」
クー乱「……良いねぇ、若いねぇ」
クー乱「俺も連れてって貰えないもんかなぁ。見てみたいぜ。誰も見た事のない宇宙の外」
ニャル夫「何故俺が敵の大将を引き入れなければいけないのだ。却下だ」
クー乱「そっかぁ、そりゃ残念だ」
ニャル夫「それに、お前は俺についてこれるだろ。例え俺が次元を越えても」
クー乱「………かかっ」
クー乱「違いねぇ」
真尋「……え?」
クー乱「……何だお前、もう見つかったのか」
ニャル夫「ああ。ようやくだ。ようやく見つかった」
ニャル夫「ようやく、グレートウォールの外の世界の行き方、別の宇宙を見つけた」
ニャル夫「俺達は!これで第二段階の夢!”宇宙を支配した悪の帝王”から”全てを支配した悪の神”になる夢に変わり!追い求める時が来たのだ!!」
真尋「そっ…それに僕を連れて行くのか…!?」
ニャル夫「当然だ!何故ならお前は俺の相棒なのだからな!」
真尋「……相棒じゃない!それじゃぁ僕は人質だ!!」
ニャル夫「人質だろうが!それでもお前も立派な俺達の仲間なのだぁ!!ふぅーははははは!!!」
真尋「ぐぅ…!やっぱり勝手な奴だよお前は!!」
クー乱「……良いねぇ、若いねぇ」
クー乱「俺も連れてって貰えないもんかなぁ。見てみたいぜ。誰も見た事のない宇宙の外」
ニャル夫「何故俺が敵の大将を引き入れなければいけないのだ。却下だ」
クー乱「そっかぁ、そりゃ残念だ」
ニャル夫「それに、お前は俺についてこれるだろ。例え俺が次元を越えても」
クー乱「………かかっ」
クー乱「違いねぇ」
710: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:35:37.74 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「では…サラバだジジイ!!この事はニャル子にも伝えるが良い!!この俺がまた真尋少年を誘拐したとなぁ!!」
真尋「離せぇー!!離せぇええ!!!」
クー乱「そうだな。言っておくよ。真尋君も、皆にお土産よろしくなー」フリフリ
真尋「ちょっおい!!警視総監!!助けろよ!!アンタの職員が攫われそうなんだぞ!?」
クー乱「まぁ大丈夫だろ。ちゃんと部下にも奪還命令出しとくし。それに」
クー乱「面白そうだから、攫われてくれや」ニヤァ
真尋「こっこの野郎ぉぉおおおおおおお!!!!」
ニャル夫「ふぅーははははは!!では行くぞ相棒!!新天地へ!!!」
真尋「だから!僕はまだ行くとは言ってな―――」
フッ
クー乱「……ったく」
クー乱「羨ましいくらいに馬鹿でかい夢を持ちやがって。」カチンッ
クー乱「…頑張れよ、ニャル夫」
711: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:36:24.83 ID:yoTLwVEcO
【ニャル夫宇宙船】
ニャル夫「ふぅーはははは!!ただいま帰還したぞぉ!!皆!!」
真尋「…………」
ニャル夫「これで、仲間は全員集めた!!ではマイホーム!目的地を指定する!!」
≪了解しました。ニャル夫様≫
ニャル夫「目的地は…宇宙の外だ!!そこで俺達は全てを手に入れる!!」
真尋「……なぁ、ニャル夫?」
ニャル夫「おう、何だ?」
真尋「仲間……全員……だよな…?」
ニャル夫「そうだが」
真尋「でも…僕が見た感じ……!!」
真尋「すっげぇ増えてるんだけど!?」
712: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:38:15.47 ID:yoTLwVEcO
ダゴン「えー?別に気のせいじゃねぇの?」
ダゴン2「久しく船に居なかったから、狭く感じてるだけだろ」
ダゴン3「ねぇー」
ニャル夫「ああ、またダゴンが増えていたのか。少し自乗しろ」
真尋「いや違う!明らかに増えてる!仲間が!!」
ヒュドラ「あっはっはぁ!何を言っている!私達は元から仲間じゃないか!!」
ハス田中「そうだ!俺達は前世よりもずっと昔から繋がっているマブダチだぜ!!」
真尋「ほら!全然知らない人が居るもん!!どっから取って来たんだこいつら!!」
ニャル夫「ああ、紹介してなかったっけか。こいつは俺の友達でハスター族最強の男だそうだ」
ハス田中「よろしくな相棒!」ビシッ
真尋「…この人も僕の事相棒って呼ぶつもりなの?」
ダゴン「そしてこのボーイッシュさんはニャル夫が全てを支配した暁には世界の半分を貰う予定のヒュドラだ」
ヒュドラ「そしてゆくゆくは、この私が全宇宙を手に入れてニャル夫に代わり、悪の帝王になるのだっ!!」
ニャル夫「ははは。絶対にさせねぇからな!!」
ヒュドラ「言っていろ。この全宇宙で最も”絶対悪”は、この私だぁああ!!!」ビシー
713: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:40:08.05 ID:yoTLwVEcO
アフーム「…ふん。悪を美化しただけのただの下等チンピラが」
ダゴン「そして皆知ってる、泣き虫小娘アフームちゃんだ」
アフーム「悪意がある!その説明には悪意があるぞダゴォォオオン!!!」ボォオォオオオ
ダゴン「ぎゃぁぁあああああああああああ……冷たくなぁーい☆」キャピッ
アフーム「ムギギギギギギギギギ!!!!」
アズ「全く…騒がしいですね。うるさくて料理に集中できないですよ」
ラグナラ「このメイドさんは!私の大好きなお世話さんのアズって人なんだよ!」
アズ「ああ…ラグナラ様……大好きだなんて…そんな…」ボトボトボトボト
ナイア「わぁ、スープに大量の鼻血が流れて入ってるよ」
ニャル夫「もう喰えないなあれ」
真尋「…じゃなくて!どうしてこんなにいっぱい居るんだよ!!」
ナイア「ええー、そんなに増えたかなぁー」フワフワ
真尋「ナイアさん!貴方の周りに飛んでる大量の光は何でしょうか!?」
ナイア「え?前に見ただろう僕の惑星の住民さぁ。皆も宇宙旅行したいとかで連れてきたんだよ」
ダゴン「いつか誰かがハエと間違えて殺しそうだよな」
ナイア「まぁ大丈夫だよ。そのくらいなら死なないから。くぷくぷくぷ」
真尋「はぁ……もう何がなんだか……」
714: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:40:34.97 ID:yoTLwVEcO
珠緒「まぁまぁ八坂君。仲間は多いほうが楽しいじゃない?」
真尋「そうだけど、これはただのカオス……」
真尋「って珠緒ぉぉおおおおおおおおお!?何でこの船に乗ってるんだぁあああああ!?」
ニャル夫「ああ、それは―――」ガシッ
真尋「どういう事だニャル夫…!返答によってはタダでは済まさんぞ…!?」
珠緒「落ち着いて八坂君!これは私が頼んだ事なんだよ!」
珠緒「だって、宇宙の外を初めて見るんでしょ!?そんなの、ワクワクしないわけが無いじゃん!!」フンッフンッ
ニャル夫「…どこから嗅ぎ付けたのか、気づいたら宇宙船に乗ってたんだよ」
真尋「…はぁ~…何だよこれ…全くもう」パタリッ
715: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:42:03.85 ID:yoTLwVEcO
余市「沢山叫んだね八坂君。疲れただろう?コーヒーあるよ」
真尋「ああ。ありがとう余市……――」グイー
真尋「」ブフゥー!!
真尋「よっ余市ぃぃいいいいい!!!????」
ニャル夫「ああ、そいつも――」ガシッ
真尋「殺す…!今度は絶対に殺す……!!」ゴゴゴゴゴゴ
ニャル夫「おっ落ち着けぇええ!!落ち着け相棒ぉ!!!これも俺のせいじゃないんだって!!」
余市「ふふ。僕もちょっと面白そうだなって思って」
余市「暮井君から誘われてついて来たら、いつの間にかここに居たんだ」
真尋「…………」
珠緒「やっやだなぁー八坂君!そんな怖い目で見ないでよ!」
真尋「……そもそも」
真尋「帰って来た時に、時間の流れが違うから地球がある時に戻ってこれるのか分からんぞ…!」
ナイア「その心配はないさぁ。」カチリ
ナイア「この船のアップグレードを繰り返し、今のバージョンは凄い事になってるからねぇ」
ナイア「時間移動だってお手の物。いつでも好きな時間に地球の好きな日に帰れるようになったんだよぉ」クプクプクプ
真尋「…なんだよそれ。最早何でもありじゃん」
716: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:42:45.27 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「何でもアリくらいが丁度良いだろ。俺達はまだ誰も見た事の無い宇宙を見るんだからな!」
真尋「…………」
ニャル夫「それに、ナイアのアップグレードでまさかのデウス・エクス・マキナ無しでブラックホールワープが使えるようになったしな」
ナイア「あの玉が無くなったのはキツイけど、今の私の技術もハンパ無いからねぇー」クプクプクプ
ニャル夫「本当、いつかお前に追い越されそうで怖いよ俺は。」
ニャル夫「まぁいい。お前が手下の間はこき使ってやるとして、ではこれより!新天地に向かってマイホームよブラックホールワープを――」
真尋「ごめん…悪いけど無理だ」
717: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:44:55.46 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「えっ?」
ダゴン「おっ?」
ラグナラ「ええ!?」
ナイア「おやぁ?」
珠緒「んん!?」
余市「………」
ヒュドラ「何おっ!?」
アフーム「……ふん」
ハス田中「なっ…何でだよ相棒!何の理由があって!!」
真尋「俺はアンタの相棒じゃねぇよ!……別に、地球に残りたいからとかニャル子の事とか、そういうのじゃなくて」
真尋「それ以前の問題なんだ…」
ナイア「………」
真尋「…あの日以来、ニャル子は僕から離れるのは極端に嫌がって……」
真尋「いつか、誘拐されても大丈夫なように…僕の身体の中には強化GPSが埋め込まれたんだ」
真尋「それは、僕が男であり、八坂真尋のDNAである事で絶対に外されない」
真尋「僕がGPS圏外に出ると……いや、正しくは圏外から絶対に出られないようになってるんだよ」
真尋「出ようとすると、巨大な壁にぶつかって強制的に閉じ込められる…」
真尋「だから…僕の身体がここに有る限り……」
真尋「絶対に……この宇宙どころか銀河から出られない」
718: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:45:28.93 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…………」
ダゴン「……えげつねぇなぁ…」
ナイア「……ふぅーん」
真尋「だから…ごめん。ニャル夫」
真尋「僕は…一緒に行けない…」
ナイア「あっヤバイ手が滑った!」カチリ
ビビビビビビビビビビビビビ
真尋「ぎゃぁぁああああああああああああああ!!!!!」
珠緒「やっ八坂くぅううん!?」
ハス田中「うぉおおおお!?おい大丈夫なのかニャル夫!?」
ニャル夫「……この光線は…まさか」
ニャル夫「………そうか、そういう事かナイア」
719: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:46:33.66 ID:yoTLwVEcO
プスプスプスプスプスプス
ムクリ
真尋(♀)「…………」
ナイア「確かに、そのGPSはその人を”完全に”対象にしているから、強力なんだろうけど」
ナイア「逆手に取って、身体の構造を変えちゃったら……効果は発揮しない…」ニヤァ
珠緒「…おっおお!!八坂君が女の子になっちゃった!」
余市「これはこれは…何とも不可思議な道具だね」ニコ
ダゴン「よっしゃぁあああ!!これで女比が増えた!!女真尋ちゃんクラスタァァアアアア!!!セwクwハwラw日w々w再w開wwww」
ヒュドラ「ははは!何を言っているか分からないが、お前浮気する気満々だなぁ!?アンタのそういう所、結構嫌いだぜ!!」
アフーム「……さすがの私も、本気で怒るぞ?ダゴン」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ハス田中「……………」
ハス田中「……かっ…」
ハス田中「可憐…だ……!」ドクン
720: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:47:48.89 ID:yoTLwVEcO
真尋(♀)「…………」
ニャル夫「…さて、これでお前を縛り付ける物は無くなった」
ニャル夫「それで、お前は何をしたいんだっけ?」
真尋(♀)「………なんだよ」
真尋(♀)「妹を頼んだぞって…言ったのは誰だと思ってやがる…」
ニャル夫「アイツの事は関係ない。絶対に迎えに来るしな」
ニャル夫「それまで、俺と一緒にまた、夢を追いかけて、色んな惑星に行って」
ニャル夫「…また、楽しく騒ごうぜ。相棒!!」
真尋(♀)「………はっ。だから…相棒じゃねぇって…言ってるだろ」
ニャル夫「ふっ。残念ながら諦めろ。この船に乗ったからには!お前は俺の相棒と呼ば――――」
グイッ
721: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:48:16.20 ID:yoTLwVEcO

722: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:48:45.07 ID:yoTLwVEcO
ラグナラ「っ!!!!!!!!!」
ナイア「……おおー」
ダゴン「ファッ!?」
ヒュドラ「おおー!!」
アフーム「ほう……」ゴクリ
アズ「………」
ハス田中「」
珠緒「…おおっ!?」
余市「おやおや」
723: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:49:26.63 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「…………」
ニャル夫「っ!!!!!」////////////
真尋(♀)「……ぷはっ」パッ
ニャル夫「なっなっ…ななっ!きっ貴様ぁあ!?」
ラグナラ「唇奪われた……」
ラグナラ「王子様の唇が奪われたぁあああ!!私だって唇はまだなのにぃいいいい!!!」ピィイイイイイ
アズ「唇は”まだ”……?」
アズ「…貴様…一体ラグナラ様に”どこ”にキスされたぁぁぁぁ…!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
ダゴン「へいニャル夫ぉ!お前、このままホモコース一直線行っとくかぁwwwww」
ダゴン2「今ならwwwwスタジオノーデンスがwwwww男優募集してるwwwwww」
ニャル夫「うっうるさい!これしきの事!俺は怯まぬ!媚びぬ!へつらわぬ!!!!」
アフーム「…意味が若干違っているような気がするぞ」
ヒュドラ「くははは!所詮キスぐらいでうろたえるようでは、悪の帝王としてまだまだだな!!」
ハス田中「……ダチ公…そうか……あれはダチ公の女だったのか……」
ハス田中「…すまねぇダチ公!俺はお前の女を少しでも猥褻な目で見ちまった!許してくれぇ!!!」ガバッ
ニャル夫「ああもう畜生!面倒臭ぇ!!!」
724: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:50:04.52 ID:yoTLwVEcO
真尋(♀)「…お前はまた、僕を誘拐したんだ。だったら…」
真尋(♀)「また、最後まで連れてってくれよ。相棒」ニコリ
ニャル夫「………はっ」
ニャル夫「んなもん、当然だろうが」
ニャル夫「俺達は!この宇宙全てを一度支配した大悪党だ!!」
ニャル夫「そんな偉大な悪党に!!最早できない事は無い!!」
ニャル夫「見ていろお前ら!!今から俺はお前等を新天地へと連れて行く!!」
ニャル夫「そこで!誰も見た事無い景色を手に入れてやるのだぁ!!」
――――ブツッ――――
ニャル子≪おんどりゃぁああああああああ!!!クソ兄貴ぁああああああああああ!!!!≫
ニャル夫「えっ」
725: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:50:43.02 ID:yoTLwVEcO
ニャル子≪よくもまた!私の真尋さんを誘拐してくれましたねぇええ!?≫
ニャル子≪今度こそ!!原形とどめない程に形容し難い死体にしてやりますわぁああああああ!!!!≫
ダゴン「ちょっ嘘。もうバレたの?」
ラグナラ「はっ…早くない!?」
アフーム「当然だ。惑星保護機構は優秀な者が集まる。ここを探知できるのも容易い事だろう」
ヒュドラ「だったらそれ早く言って!!」
珠緒「今の、ニャル子ちゃんの声だよね。…これは楽しくなってまいりました」ニヤニヤ
余市「ふふ。八坂君はこんな楽しそうな状況に居たんだね」
真尋(♀)「…クー乱さん。今言ったのか。だとしたら、ちょっと遅いなぁ」
ニャル夫「…ふん。どうやら喋りすぎたようだな」
726: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:53:23.21 ID:yoTLwVEcO
ニャル夫「百聞は一見にしかず!マイホーム!全力であいつらから逃げ、目的地へと向かうのだ!!」
≪あいあいさーニャル夫様。ブラックホールワープを開始します≫
ニャル夫「よぉーし!掴まってろよお前等!!今度のワープは超早いからな!!」
ナイア「さすがに、デウス・エクス・マキナがあった時程強くないけどねー」クプクプクプ
ラグナラ「了解!しっかり捕まってるよ!!王子様愛してるぅ!」
アズ「愛してる…!?ニャルラトホテプ…貴様…いつか殺す」
ダゴン「狂気の冒険のwwwww始まりだぜぇえーwwwwwww」
ヒュドラ「いよっしゃぁああ!!行くぜ!全てを支配しに!!」
アフーム「…惑星保護機構を辞めてまで来たんだ。せいぜい楽しませてくれよ」
ハス田中「おっしゃぁああ!!超楽しみだぜダチ公ぉぉおお!!早く発進させてくれぇぇええええ!!!!」
珠緒「さぁさぁ!この膨大で偉大な冒険!この暮井珠緒!!全部書き記させていただきます!」
余市「ふふ。まさに何でも来い…だね」
真尋(♀)「……はは。全く、前より騒がしい旅になりそうだ」
真尋(♀)「……愛してるぜ。相棒」
ニャル夫「よし掴まったな!ではマイホーム!!新しい夢の初出を祝って……」
ニャル夫「発進!!!!!」カチッ
727: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:54:07.12 ID:yoTLwVEcO

728: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:55:13.58 ID:yoTLwVEcO
――――これは―――――
――――全宇宙を支配した絶対悪を名乗る偉大な帝王と仲間達が―――――
――――正義を名乗る人たちに追いかけられながらも―――
――――誰も見た事の無い新世界を探し求め、雄大な旅をした―――――
――――この宇宙の誰よりも輝いた男の物語である―――――
729: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:55:42.82 ID:yoTLwVEcO
`守ニ=z-_
寸三三ニ-
_ Ⅷ三三三} _
}弋 _Ⅷ三ニニ〈 _ -=´ニ=-_
}三三三三三三三三三三三三三三三三三\
_}三三三三二ニ= ¨¨¨¨¨¨¨¨ ̄7三三三三',
{三三三} ,4=-_ ./三三三少´
}三三7 _ -=ニ二三三ニヽ/´¨¨¨¨´
ⅧニⅣ `寸三三三三彡゚´ ̄
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`寸三三三三三三三三三三三三三}
`マ三三三≦´ ̄ |三三}  ̄`¨´
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,4i三Ⅳ l三ニ{ 》.、
/三三/ l三ニ} l三{__
.+ニ,+゚ lニニ{ }三ニ}
4三/ Ⅵニ\___ _ -=≦三ニむ
4E/ `寸:三三三三三三三三三い}
_/>゚ `マ三三三三三三三ニ彡´
 ̄ `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´
730: 名無しさん 2016/03/16(水) 12:57:54.55 ID:yoTLwVEcO
これで、このスレのssは終わりです。
約1ヶ月半かかりましたが、ここまで見てくれてありがとうございました。
これで、輝いたニャル夫の物語はおしまいです。
約1ヶ月半かかりましたが、ここまで見てくれてありがとうございました。
これで、輝いたニャル夫の物語はおしまいです。
734: 名無しさん 2016/03/16(水) 14:53:05.72 ID:n1ueaSsLO
735: 名無しさん 2016/03/16(水) 14:53:35.25 ID:n1ueaSsLO
次に、アフームとヒュドラ
736: 名無しさん 2016/03/16(水) 14:54:58.57 ID:n1ueaSsLO
737: 名無しさん 2016/03/16(水) 14:57:14.76 ID:n1ueaSsLO
738: 名無しさん 2016/03/16(水) 14:59:34.33 ID:n1ueaSsLO
739: 名無しさん 2016/03/16(水) 15:03:34.63 ID:n1ueaSsLO
740: 名無しさん 2016/03/16(水) 15:07:31.09 ID:n1ueaSsLO








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