優子「私悪くないですよ……ホント、久美子が勝手に怒ってるだけですから……」


晴香「いったいどうしたの? 久美子ちゃん」


久美子「……晴香先輩には分からないんです。私のこの悲しみが」


晴香「そんな……ねえ、話してみてくれない?


久美子「……優子先輩は、私と同じだと思っていたのに……! 同類だと思っていたのに……!」


晴香「えっ?」


久美子「この人、結構大きかったんです!!」


晴香「……なにが?」


久美子「胸がっ!」


晴香「…………」


優子「ね? 私、悪くないじゃないですよね?」


晴香「あ、あはは……」

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引用元: ・久美子「優子先輩なんて嫌いだ!」晴香「えっ!?」優子「いやいやいや……」

3: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:43:43.96 ID:IMklgvOm0
久美子「まさか……優子先輩が着痩せするタイプだなんて……」


晴香「へ~……」ジロジロ


優子「ちょ、ちょっと晴香先輩? さすがにそこまで見られると……」


晴香「あ、ごめん。ちょっと気になっちゃって……」


優子「そういえば、晴香先輩はプール来てなかったんですね」


晴香「そうなの……香織に誘われたんだけど、田舎に帰らなきゃいけなくて……」


優子「そう! 香織先輩ですよっ! ホントマジエンジェルでしたよっ!」


晴香「そ、そう……」


優子「あ~……なんで写真に撮らなかったんだろ~……」


晴香「それは香織も嫌がると思うけど……」


優子「でもでも! 私の眼球に焼け付けたので、こうやって目を閉じればあのときの香織先輩が……!」


晴香「あ、あはは……」

4: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:46:44.42 ID:IMklgvOm0
久美子「ちょっと優子先輩、晴香先輩が困ってますよ」


優子「それを言うなら久美子もでしょ」

優子「いきなり私のこと嫌いとか言うから……」


久美子「あ、間違えました」


優子「ん?」


久美子「優子先輩、晴香先輩がドン引きしてますよ」


優子「ん? それ言い直す必要あったこと?」


晴香「そ、そんな……別に引いてなんか……」


久美子「先輩、私達には正直にいきいましょう」


晴香「……正直、ちょっと引きました」


優子「晴香先輩っ!?」


久美子「ほら~」


晴香「あと久美子ちゃんの必死さにも」


久美子「えっ?」


優子「ぷ~……」クスクス

5: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:49:38.59 ID:IMklgvOm0
久美子「…………はっ!」


晴香「ん? どうしたの、久美子ちゃん」


久美子「そうだ……そうだった……」ユラッ…


優子「ん? なによ、急に立ち上がって」


久美子「あの時……そうだ、そうだった……」


優子「だから何よ……」


久美子「優子先輩……実はあの時プールにいたの、優子先輩じゃなかったでしょっ!」


優子「……………………は?」

6: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:50:47.35 ID:IMklgvOm0
優子「いやいや、普通に私だけど……?」


晴香「どうして急にそう思ったの?」


久美子「だってあの時! 私が優子先輩だと勘違いしていた人には……あるものがありませんでした!」


優子「胸ならあったでしょ?」


久美子「あったって言っても思ってたよりはってだけで決して一般的に大きいって訳じゃないですからね」


優子「アンタホントなんなの?」

7: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:53:45.01 ID:IMklgvOm0
晴香「それで、何が無かったの?」


久美子「それは……リボンですよ」


優子「アンタ一回はっ倒すわよ?」


久美子「だって! 優子先輩と言えばリボン! リボンと言えば優子先輩ですよっ!」

久美子「リボンを装備していない優子先輩は優子先輩じゃない!」

久美子「いやむしろ! 今この場で髪を解いてしまうと優子先輩は急に消えるまである!」


晴香「哲学だね」


優子「なにがです?」

優子「っていうかいい加減リボンネタは止めない……?」

優子「これそろそろ飽きられるやつだって」


晴香「私は飽きてないけどな~……」


優子「ちょっと晴香先輩っ!?」

8: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:54:51.93 ID:IMklgvOm0
優子「大体、常識で考えて下さいよ!」

優子「ブールにリボンなんてしていく奴おかしいでしょっ!」


久美子「優子先輩ならそれぐらいするはず」


優子「久美子~? アンタホント私の事バカにし過ぎよ~?」


久美子「だって! そうでもないとあの大きさは説明できない!」


優子「いや説明できるから! アレが私の本来の姿だから!」


久美子「じゃあ今すぐこの場で脱いで下さいよ!」


優子「出来るかぁっ!」

9: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:56:25.67 ID:IMklgvOm0
久美子「じゃあやっぱりアレは……優子先輩の偽物……!」


優子「あのね~……だったら久美子だって今この場で服脱いでって言われて脱げるの?」


久美子「そんな、優子先輩じゃあるまいし」


優子「私だって!」

優子「出来ないって!」

優子「話を!」

優子「今!」

優子「してるのっ!」


晴香「まあまあ」


優子「いやいやいや、晴香先輩もある種同罪ですからね?」


晴香「そ、それは冗談だから……なんというかこう、流れに乗る的なアレだから」


優子「ホントですか~?」

優子「……まあ良いですけど」

10: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:57:43.39 ID:IMklgvOm0
久美子「じゃあちょっと冷静になりまして……」

久美子「でもこれは真剣に聞きたいんですけど、香織先輩も本当に優子先輩って気付いてました?」


優子「え? どゆこと?」


久美子「え、何この子急に誰? ってあの時思われてなかったかってことです」


優子「いや大丈夫だから! エンジェル香織先輩に限ってそんなことあり得ないからっ!」


久美子「でもリボン取った優子先輩を優子先輩と認識できるかどうか……」


優子「いやできるから!」


久美子「どこで?」


優子「顔で!」

11: 名無しさん 2016/10/21(金) 21:58:50.56 ID:IMklgvOm0
優子「こんのプリチーな顔を見て、香織先輩が気付かない訳ないじゃん!」


久美子「…………」

晴香「…………」


優子「……ちょっとちゃんと反応してよ……恥ずかしくなるじゃない……」///


久美子「あ、ああ、すいません。ちょっと夏紀先輩みたいに綺麗に拾えなくて……」


優子「もうばかぁ……そういうこと言うなぁ……」


晴香(可愛い……)
久美子「可愛い」

12: 名無しさん 2016/10/21(金) 22:01:38.68 ID:IMklgvOm0
久美子「……なんかもうコレ見れたら満足しました」


晴香「そうだね……」


優子「いやちょっと……!」

優子「それじゃあまるでずっとからかってたみたいじゃないの……!」


久美子「正直腹いせ九割でした」


優子「この後輩はぁ……!」


久美子「まあ、香織先輩が優子先輩のこと分からない訳ないですもんね」


優子「ふんっ……分かってるじゃない」


久美子「リボンが無くて胸があっても、声を聞いたら優子先輩って分かりますし」


優子「いやそれ結局他の要素で分かってもらえてないってことになるからねっ!?」



終わり

16: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:38:19.33 ID:L2PbYgh+0
タイトル:
優子「あ! もうすぐ香織先輩の誕生日だ!」久美子「裸リボ――」晴香「ダメ! 久美子ちゃんダメ!」

17: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:39:21.18 ID:L2PbYgh+0
晴香「そんな安直なネタに逃げたらさすがの香織だって優子ちゃんのこと軽蔑しちゃうから!」


久美子「た、確かに……!」


優子「いやしませんよ?」

18: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:41:15.02 ID:L2PbYgh+0
優子「だいたい何よ、裸リボ――」


晴香「ダメ! 優子ちゃんダメ!」


優子「え、えぇっ? なんでそんな必死なんですか……?」


晴香「そういうやらしいこと、先輩が言わせませんっ」


優子「えぇ……今日の晴香先輩ちょっと面倒くさい」


晴香「め、めんどうっ!?」


久美子「ちょっと優子先輩! 酷いですよ!」


晴香「久美子ちゃん……!」


久美子「そういうのを正直に言っちゃうなんて!」


晴香「…………」


久美子「…………あ」

19: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:43:47.53 ID:L2PbYgh+0
久美子「な、なぁんて! こういう流れの冗談ですよね! うんっ。定番ネタ定番ネタっ」


晴香「久美子ちゃ~ん……?」


久美子「正直すいませんとしか言えません……」


晴香「……もういいよっ。ふ~んだっ」


久美子「ああ~……晴香先輩の機嫌を損ねてしまった可愛い……」


優子「アンタは相変わらず一言多いわね~……」

優子「……ん? 今何か聞こえたような……」


久美子「裸リボン先輩にまで言われるとは思いませんでした」


優子「勝手に人を変質者にしないでくれる?」

20: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:45:45.47 ID:L2PbYgh+0
優子「っていうか晴香先輩! 今久美子がチェックすり抜けましたよっ!?」


晴香「ふ~んだ……鬱陶しい私にそういう風に言われるのイヤなんでしょ?」

晴香「だから何も言わなかったんだよ~」


優子「ああ、面倒臭さに拍車がかかってる」


久美子「それなのに可愛いですね」


優子「それな」


晴香「…………」///


久美子「あ、照れた」


晴香「も、もう止めて!」

晴香「それにほら、今は優子ちゃんの話!」

晴香「私のことは放って置いてくれて良いからっ!」

21: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:47:17.96 ID:L2PbYgh+0
久美子「じゃあ……そうですね」

久美子「さっきの話を逆に考えましょう」


優子「逆?」


久美子「優子先輩が香織先輩にリボンを送るんです」


優子「きゃっ、もしかして香織先輩が私のリボンを……!」

優子「……どこにどう結べば良いの……?」


久美子「……家の軒先とか」


優子「ちょっとおい黄前」


晴香「なんだかハエ取り紙みたいだね」


優子「え、晴香先輩……?」


晴香「…………」

22: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:48:03.94 ID:L2PbYgh+0
優子「ちょっと久美子、早く晴香先輩の機嫌直しなさいよ」ボソボソ


久美子「えぇ~? あの拗ねてる五歳児みたいな感じ、良くないですか?」ボソボソ


優子「……アンタにはもう頼まない」


久美子「あれ?」

23: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:48:55.70 ID:L2PbYgh+0
久美子「そ、そうだ! ほらでも優子先輩のことですから、とっくにプレゼントは考えてるんじゃないですか?」


優子「さすが久美子、分かってるわね」


久美子「ですので、それを渡す衣装が裸リボ――」


晴香「ダメ! 久美子ちゃんダメ! エッチなのはいけないと思います!」


久美子「あれ?」


晴香「……?」

晴香「……あ……!」


久美子「このつい言ってしまう感じ、さすが晴香先輩」


優子「それは何か違う気が……」

24: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:55:10.90 ID:L2PbYgh+0
久美子「まあでも晴香先輩、よ~く考えてくださいよ」

久美子「そもそもそういうの、バレンタインとかによくするって言うじゃないですか」


晴香「そんなのフィクションだけだよ! 全身にチョコレート塗って火傷まみれで私を食べて下さいなんてっ!」


久美子「いや普通に考えてある程度は冷やしてるかと……」


晴香「あ、そっか。だよねっ」


久美子「もう、そんなことも知らんかったんですか~? 晴香先輩ったら~」


晴香「も、もう! からかわないでよ、久美子ちゃん」


優子「っていうかさっきから私ほっぽってイチャついてますけど、本当にやりませんからね?」

25: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:56:49.04 ID:L2PbYgh+0
久美子「……フリですか?」


優子「んな訳ないっての」


晴香「じゃあやっぱり、ここは逆に考えてみるべきだと思うの」


優子「晴香先輩、それやっぱりの使い方おかしいです」


久美子「逆っていうのはどういうことです? 晴香先輩」


晴香「香織に裸リボ――」


久美子「晴香先輩ダメです! それ以上はダメ!」

久美子「言葉だけで優子先輩が気絶します!」


優子「しないわよっ!」

26: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:57:41.09 ID:L2PbYgh+0
優子「大体さ、なんで私=リボンなの?」

優子「この合宿中はリボン以外も結構見せてたよね?」


久美子「……ツインテ?」


晴香「……おでこ?」


久美子「目がハート」


晴香「マジエンジェル」


優子「いやごめん。なんかそういう羅列だけはホント勘弁して下さい」

27: 名無しさん 2016/10/22(土) 00:59:54.95 ID:L2PbYgh+0
久美子「う~ん……じゃあどう渡すものにインパクト持たせます?」


優子「あれ? そういう話だったっけ?」


久美子「だって優子先輩の渡すものなんですよね?」

久美子「インパクトが無いと」


優子「え、酷くない?」


久美子「裸リボンより酷いものですよね……」


優子「違うわよ!」


晴香「……自分の写真集?」


優子「私が香織先輩のをもらえるなら泣いて喜びますけど、そこ逆にしても喜んでくれないですよね……?」

優子「……って、ん? 裸リボンより酷いのが私の写真……?」


久美子「……じゃあ一体何を……」


優子「待って待って。二人の中にいる私のセンスの無さがハンパないんだけど」

28: 名無しさん 2016/10/22(土) 01:01:08.42 ID:L2PbYgh+0
優子「っていうかなんでそういう話になってんの!?」


久美子「いやだって、急に香織先輩の誕生日の話するから……」


優子「それで、何か考えてくれたってこと?」


久美子「まあ――」


優子「……まったく……余計なお世話よ」


久美子「――優子先輩で面白く話せればそれで良いと思って……」


優子「黄前そろそろいい加減にしろよ」



終わり