1: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:04:09.106 ID:x3NT1MUC0
ほむら「鹿目まどか。あなたは自分の人生が尊いと思う? 家族や友達を大切にしてる?」
まどか「え、えっと……わ、わたしは……。大切、だよ。家族も、友達のみんなも……大好きで、とっても大事な人達だよ!」
ほむら「本当に?」
まどか「本当だよっ。嘘なわけないよ……!」
ほむら「じゃあ、なでて」
まどか「えっ、と……?」
ほむら「なでて」
まどか「う、うん……?」ナデナデ
ほむら「ふふ」
まどか「え、えっと……わ、わたしは……。大切、だよ。家族も、友達のみんなも……大好きで、とっても大事な人達だよ!」
ほむら「本当に?」
まどか「本当だよっ。嘘なわけないよ……!」
ほむら「じゃあ、なでて」
まどか「えっ、と……?」
ほむら「なでて」
まどか「う、うん……?」ナデナデ
ほむら「ふふ」
2: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:04:56.199 ID:x3NT1MUC0
まどか「あの、ほむらちゃん……?」ナデナデ
ほむら「なにかしふにゃぁ~……♪」
まどか「ほむらちゃんっ……!?」
ほむら「……あなたは鹿目まどかのままでいればいい。今まで通り、これからも」
まどか「よくわかんないよ……」ナデナデ
ほむら「んふ~……♪」スリスリ
まどか「こんなの絶対……」ナデナデ
ほむら「なにかしふにゃぁ~……♪」
まどか「ほむらちゃんっ……!?」
ほむら「……あなたは鹿目まどかのままでいればいい。今まで通り、これからも」
まどか「よくわかんないよ……」ナデナデ
ほむら「んふ~……♪」スリスリ
まどか「こんなの絶対……」ナデナデ
3: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:05:19.964 ID:x3NT1MUC0
マミ「こんなところかしら♪」
まどか「す、すごい……」
マミ「……魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい? 今回はあなたに譲ってあげる」
ほむら「……」スッ
ほむら「私が用があるのは──」
マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」
ほむら「すぐに終わるわ。……鹿目まどか。なでて」
まどか「ま、また~……!?」ナデナデ
ほむら「ふふ」
まどか「す、すごい……」
マミ「……魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい? 今回はあなたに譲ってあげる」
ほむら「……」スッ
ほむら「私が用があるのは──」
マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」
ほむら「すぐに終わるわ。……鹿目まどか。なでて」
まどか「ま、また~……!?」ナデナデ
ほむら「ふふ」
4: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:05:53.131 ID:x3NT1MUC0
マミ(どうしよう……。昨日のよしよしされてる暁美さんを見てから私もなでてもらいたくて仕方ないわ……)
まどか(あのぉ……。全部聞こえてて……その……)
マミ(!?)
キュゥべぇ(あれ? 何かマズかったかい?)
まどか(ま、マミさんがしてほしいならっ……わたし……!)
ほむら(その必要はないわ)
マミ(!?)
ほむら(巴マミの頭は私がなでる。まどかには手を出さないで)
まどか(あわわわわ……)
さやか(なんだこれ)
まどか(あのぉ……。全部聞こえてて……その……)
マミ(!?)
キュゥべぇ(あれ? 何かマズかったかい?)
まどか(ま、マミさんがしてほしいならっ……わたし……!)
ほむら(その必要はないわ)
マミ(!?)
ほむら(巴マミの頭は私がなでる。まどかには手を出さないで)
まどか(あわわわわ……)
さやか(なんだこれ)
5: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:06:20.905 ID:x3NT1MUC0
ほむら「今、いいかしら」
まどか「むぐむぐ……。ほむらちゃんも一緒に食べる?」
ほむら「結構よ。私はなでてもらいに来ただけ。それ以外のことに興味はないの」ファサッ
さやか「転校生さぁ、このさやかちゃんの前でまどかとイチャつこうなんて生意気なんじゃない?」
ほむら「あなたには関係ない」ギロッ
まどか「よ、よしよ~し……」ナデナデ
ほむら「ふわぁ……♪ み、みきしゃやか~……」ゴロゴロ
さやか「なんだよ……かわいいじゃんか……」
ほむら「まろかぁ……♪」スリスリ
まどか「むぐむぐ……。ほむらちゃんも一緒に食べる?」
ほむら「結構よ。私はなでてもらいに来ただけ。それ以外のことに興味はないの」ファサッ
さやか「転校生さぁ、このさやかちゃんの前でまどかとイチャつこうなんて生意気なんじゃない?」
ほむら「あなたには関係ない」ギロッ
まどか「よ、よしよ~し……」ナデナデ
ほむら「ふわぁ……♪ み、みきしゃやか~……」ゴロゴロ
さやか「なんだよ……かわいいじゃんか……」
ほむら「まろかぁ……♪」スリスリ
7: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:06:47.602 ID:x3NT1MUC0
まどか「う~ん……」ナデナデ
ほむら「ほむぅ……♪」ムギュー
まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」ナデナデ
ほむら「にゃにかしら……♪」
まどか「飽きない?」
ほむら「このまま永遠の迷路に閉じ込められても構わない」
まどか「ほむらちゃんがいいなら……いいんだけど」ナデナデ
ほむら「ふふ」
ほむら「ほむぅ……♪」ムギュー
まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」ナデナデ
ほむら「にゃにかしら……♪」
まどか「飽きない?」
ほむら「このまま永遠の迷路に閉じ込められても構わない」
まどか「ほむらちゃんがいいなら……いいんだけど」ナデナデ
ほむら「ふふ」
8: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:07:27.214 ID:x3NT1MUC0
ほむら「今回の獲物は私が狩る。あなたたちは手を引いて」
マミ「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えにいかないと」
ほむら「なら一緒に行きましょう。その代わり、鹿目まどかには私の頭をなで続けてもらう」
まどか「二人が仲良くしてくれるなら、いくらでもなでなでするよ!」ナデナデ
ほむら「えへへ……♪」ムギュ
マミ「わ、私もなでてほしいな……」
ほむら「まどかに近寄らないで」ペシッ
まどか「だ、だめだよほむらちゃん……! めっ!」プンプン
ほむら「……」ショボン
マミ「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えにいかないと」
ほむら「なら一緒に行きましょう。その代わり、鹿目まどかには私の頭をなで続けてもらう」
まどか「二人が仲良くしてくれるなら、いくらでもなでなでするよ!」ナデナデ
ほむら「えへへ……♪」ムギュ
マミ「わ、私もなでてほしいな……」
ほむら「まどかに近寄らないで」ペシッ
まどか「だ、だめだよほむらちゃん……! めっ!」プンプン
ほむら「……」ショボン
9: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:08:29.239 ID:x3NT1MUC0
マミ「ふぇぇぇん……! 死んじゃうかと思ったぁっ……!」メソメソ
ほむら「私の忠告を聞かないからよ。……命拾いしたわね、巴マミ」
マミ「くすん……。鹿目さぁん……なでてぇ……」メソメソ
まどか「えぇっ……!? またわたしなの~……? はぁ~、もぉ~……」ナデナデ
マミ「ふふ……♪」
ほむら「鹿目まどか。あなたは優しすぎる」プクーッ
まどか「ほむらちゃんも。頑張ってくれてありがとう♪」ナデナデ
ほむら「えへ……♪」
さやか「……」ムスー
ほむら「私の忠告を聞かないからよ。……命拾いしたわね、巴マミ」
マミ「くすん……。鹿目さぁん……なでてぇ……」メソメソ
まどか「えぇっ……!? またわたしなの~……? はぁ~、もぉ~……」ナデナデ
マミ「ふふ……♪」
ほむら「鹿目まどか。あなたは優しすぎる」プクーッ
まどか「ほむらちゃんも。頑張ってくれてありがとう♪」ナデナデ
ほむら「えへ……♪」
さやか「……」ムスー
10: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:09:44.581 ID:x3NT1MUC0
7時前くらいに終わる見込み
12: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:11:18.739 ID:x3NT1MUC0
まどか「なんか……違う国に来ちゃったみたいだね」ナデナデ
まどか「学校も仁美ちゃんも、昨日までと全然変わってないはずなのに」ナデナデナデ
さやか「そこの二人のせいじゃん」
ほむら「ほむぁ~……♪」ゴロゴロ
マミ「ママぁ~……♪」スリスリ
まどか「こんなわたしにも甘えてきてくれるなんて……二人はとってもかわいいなって、思ってしまうのでした」ナデナデナデ
さやか「別にいいけどさ~。オンリーワンなさやかちゃんは、こうやってお弁当を食べさせてあげられるわけだし? はい、あーん」ヒョイ
まどか「はむっ……♪ えへへ♪」ナデナデナデ
まどか「学校も仁美ちゃんも、昨日までと全然変わってないはずなのに」ナデナデナデ
さやか「そこの二人のせいじゃん」
ほむら「ほむぁ~……♪」ゴロゴロ
マミ「ママぁ~……♪」スリスリ
まどか「こんなわたしにも甘えてきてくれるなんて……二人はとってもかわいいなって、思ってしまうのでした」ナデナデナデ
さやか「別にいいけどさ~。オンリーワンなさやかちゃんは、こうやってお弁当を食べさせてあげられるわけだし? はい、あーん」ヒョイ
まどか「はむっ……♪ えへへ♪」ナデナデナデ
16: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:14:17.500 ID:x3NT1MUC0
まどか「……あっ。ほむらちゃん」
ほむら「忠告、聞き入れてくれたのね」
まどか「うんっ。二人で帰りたいって言うから、びっくりしたけど……嬉しくて♪ 言われた通り、一人で来たよ♪」
ほむら「……そう」
まどか「なでたほうがいい?」
ほむら「いいえ」
まどか「そ、そっか」
ほむら「……」モジモジ
まどか「……手、繋いでみる?」
ほむら「うん……♪」
ほむら「忠告、聞き入れてくれたのね」
まどか「うんっ。二人で帰りたいって言うから、びっくりしたけど……嬉しくて♪ 言われた通り、一人で来たよ♪」
ほむら「……そう」
まどか「なでたほうがいい?」
ほむら「いいえ」
まどか「そ、そっか」
ほむら「……」モジモジ
まどか「……手、繋いでみる?」
ほむら「うん……♪」
17: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:16:22.748 ID:x3NT1MUC0
まどか「今日は楽しかったな~♪ ほむらちゃんってば、別れ際もずっと手振ってるんだもん、やっぱりかわいい♪」
まどか「あ……仁美ちゃん……?」
仁美「ほげー……」フラフラ
まどか「あっ! あの変な印……この前と同じ、魔女の……!」
まどか「どうしよう……どうしよう……! ほむらちゃんは帰っちゃったし、マミさんはこの時間お風呂だし……!」
仁美「素晴らしい世界へ~……うふふ~……」フラフラ
まどか「ま、待って、仁美ちゃんっ……!」タタタッ
まどか「あ……仁美ちゃん……?」
仁美「ほげー……」フラフラ
まどか「あっ! あの変な印……この前と同じ、魔女の……!」
まどか「どうしよう……どうしよう……! ほむらちゃんは帰っちゃったし、マミさんはこの時間お風呂だし……!」
仁美「素晴らしい世界へ~……うふふ~……」フラフラ
まどか「ま、待って、仁美ちゃんっ……!」タタタッ
18: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:18:05.222 ID:x3NT1MUC0
まどか「あぁぁっ……! いろいろあって魔女にやられちゃうっ……! いやだっ、助けてっ……! 誰かぁぁ……!」
さやか「おぉぉぉっりゃーっ!」ズバーッ
さやか「はっ! せやっ!」シュパパッ
まどか「え……? さやかちゃん……!?」
さやか「いやー、ごめんごめん! 危機一髪ってとこだったね~」
まどか「さやかちゃん……その格好……」
さやか「まあ、ね。なっちゃった。魔法少女さやかちゃん♪」キラリン
さやか「おぉぉぉっりゃーっ!」ズバーッ
さやか「はっ! せやっ!」シュパパッ
まどか「え……? さやかちゃん……!?」
さやか「いやー、ごめんごめん! 危機一髪ってとこだったね~」
まどか「さやかちゃん……その格好……」
さやか「まあ、ね。なっちゃった。魔法少女さやかちゃん♪」キラリン
19: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:20:30.429 ID:x3NT1MUC0
さやか「初めてにしちゃあ上手くやったでしょ? ねっ、頑張ったあたしのこと、なでてくれるよね?」ズイズイ
まどか「う、うん……? えぇ~っと……これでいい……?」ナデナデ
さやか「ほぁ~……♪ これがまどかのなでなでかぁ~……♪」
まどか「そんなにいいのかなぁ?」ナデナデ
さやか「ん~……♪」トローン
まどか「ふふっ、子犬みたい♪」ナデナデ
まどか「う、うん……? えぇ~っと……これでいい……?」ナデナデ
さやか「ほぁ~……♪ これがまどかのなでなでかぁ~……♪」
まどか「そんなにいいのかなぁ?」ナデナデ
さやか「ん~……♪」トローン
まどか「ふふっ、子犬みたい♪」ナデナデ
20: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:23:23.793 ID:x3NT1MUC0
まどか「お、おはよう、ほむらちゃん……」ナデナデナデ
ほむら「なっ……」クラッ
マミ「おはよ~……あけみしゃん……♪」ムニュッ
さやか「んぁー……おそかったじゃない、てんこうせー……♪」ギュー
まどか「ご、ごめんねっ……! ほむらちゃんのことはあとでなでてあげるからっ……!」
ほむら「まどかぁ……」ポロポロ
まどか「ふぇぇっ……!? ほむらちゃんっ……!?」
仁美「四角いですわ……! 禁断のスクエアですわ~!」
ほむら「なっ……」クラッ
マミ「おはよ~……あけみしゃん……♪」ムニュッ
さやか「んぁー……おそかったじゃない、てんこうせー……♪」ギュー
まどか「ご、ごめんねっ……! ほむらちゃんのことはあとでなでてあげるからっ……!」
ほむら「まどかぁ……」ポロポロ
まどか「ふぇぇっ……!? ほむらちゃんっ……!?」
仁美「四角いですわ……! 禁断のスクエアですわ~!」
22: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:26:31.430 ID:x3NT1MUC0
ほむら「……話って何?」イジイジ
まどか「拗ねないで~……。いっぱいなでてあげるから~……」ナデナデナデ
ほむら「ん……」ギュ
まどか「あのね、ほむらちゃんにお願いしたいの」
まどか「……さやかちゃんと仲良くしてあげて? マミさんのときみたいにケンカしないで……」ナデナデ
まどか「頭をなでるときも、みんなで順番になでなですれば、もっと嬉しい気持ちになれるはずだよね……?」ナデナデ
ほむら「私は嘘をつきたくにゃいし、出来もしにゃい約束もふにゃ~……」ゴロゴロ
まどか「お願い、ほむらちゃん……」ナデナデ
ほむら「……」ギューッ
まどか「拗ねないで~……。いっぱいなでてあげるから~……」ナデナデナデ
ほむら「ん……」ギュ
まどか「あのね、ほむらちゃんにお願いしたいの」
まどか「……さやかちゃんと仲良くしてあげて? マミさんのときみたいにケンカしないで……」ナデナデ
まどか「頭をなでるときも、みんなで順番になでなですれば、もっと嬉しい気持ちになれるはずだよね……?」ナデナデ
ほむら「私は嘘をつきたくにゃいし、出来もしにゃい約束もふにゃ~……」ゴロゴロ
まどか「お願い、ほむらちゃん……」ナデナデ
ほむら「……」ギューッ
23: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:29:27.912 ID:x3NT1MUC0
まどか「えへへ……なんでだろう、ほむらちゃんといるとね、なんだか落ち着くの。近くにいるのが当たり前~みたいな」
ほむら「一緒に住む?」
まどか「そ、それはちょっと飛ばしすぎかなって……」アセアセ
ほむら「……」
ほむら「他の子にはない、特別が欲しい。そうしたら、美樹さやかとも巴マミとも、出来る限りのことをして協力関係を築くって約束するわ」
まどか「なでなでじゃない、他のこと……? 特別な……」
ほむら「ふふ」ドキドキ
まどか「あっ、手を繋いだのはほむらちゃんだけだよ? えへへ、ほむらちゃんだけ特別だね♪」ニコニコ
ほむら「……そう」ショボン
ほむら「一緒に住む?」
まどか「そ、それはちょっと飛ばしすぎかなって……」アセアセ
ほむら「……」
ほむら「他の子にはない、特別が欲しい。そうしたら、美樹さやかとも巴マミとも、出来る限りのことをして協力関係を築くって約束するわ」
まどか「なでなでじゃない、他のこと……? 特別な……」
ほむら「ふふ」ドキドキ
まどか「あっ、手を繋いだのはほむらちゃんだけだよ? えへへ、ほむらちゃんだけ特別だね♪」ニコニコ
ほむら「……そう」ショボン
25: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:32:26.688 ID:x3NT1MUC0
まどか「じゃあほむらちゃん、また明日」ニコッ
ほむら「ええ。また明日」ファサッ
まどか「……」ソワソワ
まどか「……ほむらちゃんっ」ムギュッ
ほむら「ま、まどか……!?」
まどか「明日も会えるよね……? 急にいなくなっちゃったりなんてしないよね……?」
ほむら「……何も心配いらないよ、まどか」
ほむら「ええ。また明日」ファサッ
まどか「……」ソワソワ
まどか「……ほむらちゃんっ」ムギュッ
ほむら「ま、まどか……!?」
まどか「明日も会えるよね……? 急にいなくなっちゃったりなんてしないよね……?」
ほむら「……何も心配いらないよ、まどか」
26: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:34:59.854 ID:x3NT1MUC0
ほむら「まどかにたくさんなでてもらってるから、体が羽みたいに軽いの。こんな幸せな気持ちでいるのは初めてかもしれない」
ほむら「もう何も怖くない。私は一人じゃないから」ニッコリ
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
まどか「本当に大丈夫……?」ソワソワ
ほむら「またね、まどか♪ ふふふふふ♪」ルンルン
まどか「ほむらちゃんご機嫌だったけど……う~ん……」
まどか「やっぱり心配……! マミさんに相談してみよう!」タタタッ
ほむら「もう何も怖くない。私は一人じゃないから」ニッコリ
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
まどか「本当に大丈夫……?」ソワソワ
ほむら「またね、まどか♪ ふふふふふ♪」ルンルン
まどか「ほむらちゃんご機嫌だったけど……う~ん……」
まどか「やっぱり心配……! マミさんに相談してみよう!」タタタッ
27: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:38:03.845 ID:x3NT1MUC0
マミ「なるほどね。万が一のことがないように見守っていてほしい、ってことでいいかしら」
まどか「お願いできませんか? ほむらちゃん、『もう何も怖くない』って言ってて……」
まどか「でも、それって怖いものがあるから出てくる言葉だと思うんです……」
マミ「ふふっ。なんとなく分かるかも。そういう時って、きっと視界が狭くなっちゃうのよ。……危なっかしく見えちゃうわよね」
マミ「分かったわ。かわいい後輩の頼みだもの、先輩として断るわけにはいかないわ」ニコッ
まどか「あはっ……♪」パァァ
マミ「……ひとつだけ。条件を出してもいいかしら?」
まどか「あ、もしかして……?」
まどか「お願いできませんか? ほむらちゃん、『もう何も怖くない』って言ってて……」
まどか「でも、それって怖いものがあるから出てくる言葉だと思うんです……」
マミ「ふふっ。なんとなく分かるかも。そういう時って、きっと視界が狭くなっちゃうのよ。……危なっかしく見えちゃうわよね」
マミ「分かったわ。かわいい後輩の頼みだもの、先輩として断るわけにはいかないわ」ニコッ
まどか「あはっ……♪」パァァ
マミ「……ひとつだけ。条件を出してもいいかしら?」
まどか「あ、もしかして……?」
28: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:40:24.324 ID:x3NT1MUC0
マミ「なでてほしいの」
まどか「やっぱりっ……!」
マミ「私じゃなくて、暁美さんのこと」ニコッ
まどか「マミさん……」
マミ「……私はただの格好いい先輩だから」
マミ「あぁっ、私はみんなの憧れる素敵なお姉さんっ……! 頼れる存在ではあっても、甘えさせてあげるほどの隙は見せないの……! ごめんなさい暁美さんっ……!」クルリンクルリン
まどか「マミさん……?」
まどか「やっぱりっ……!」
マミ「私じゃなくて、暁美さんのこと」ニコッ
まどか「マミさん……」
マミ「……私はただの格好いい先輩だから」
マミ「あぁっ、私はみんなの憧れる素敵なお姉さんっ……! 頼れる存在ではあっても、甘えさせてあげるほどの隙は見せないの……! ごめんなさい暁美さんっ……!」クルリンクルリン
まどか「マミさん……?」
29: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:43:05.566 ID:x3NT1MUC0
マミ「そういうわけだから。私は見守るだけ。あの子を守るのは、あなたの役目よ。鹿目さん?」
まどか「わ、わかりましたっ……! 頑張りますね、マミさん!」
まどか「……でも、マミさん。もしかっこよくてステキなマミさんでいることに疲れちゃったら」ムギュー
マミ「あ……」ドキッ
まどか「わたしに甘えてくださいね」ナデナデ
まどか「かっこよくなくても、寂しくて泣いちゃっても、マミさんはわたしの大切なマミさんです」ナデナデナデナデ
マミ「かなめしゃん……」ムニューッ
まどか「えへへ♪」ナデナデ
マミ「ふぇぇ……」スリスリ
まどか「わ、わかりましたっ……! 頑張りますね、マミさん!」
まどか「……でも、マミさん。もしかっこよくてステキなマミさんでいることに疲れちゃったら」ムギュー
マミ「あ……」ドキッ
まどか「わたしに甘えてくださいね」ナデナデ
まどか「かっこよくなくても、寂しくて泣いちゃっても、マミさんはわたしの大切なマミさんです」ナデナデナデナデ
マミ「かなめしゃん……」ムニューッ
まどか「えへへ♪」ナデナデ
マミ「ふぇぇ……」スリスリ
31: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:46:24.682 ID:x3NT1MUC0
まどか「ちょっとだけお話聞いてもらうつもりが……えへへ、すっかり遅くなっちゃった♪」
さやか「ぐっ、ああああっ……!?」ズザーッ
まどか「きゃあああっ!? 路地裏からさやかちゃんが吹き飛んできた……! だ、大丈夫……!?」タタタッ
さやか「あいったたた……。あれっ? まどか?」
まどか「どうしたのっ!? た、戦ってるの!?」サスサス
さやか「変なのに絡まれちゃってさ……。今めちゃっくちゃ頭きてんだよね……!」ギロッ
杏子「……あん? なんだよソイツは。アンタのお友達か? それとも保護者?」
まどか「ま、魔法……少女……?」
さやか「ぐっ、ああああっ……!?」ズザーッ
まどか「きゃあああっ!? 路地裏からさやかちゃんが吹き飛んできた……! だ、大丈夫……!?」タタタッ
さやか「あいったたた……。あれっ? まどか?」
まどか「どうしたのっ!? た、戦ってるの!?」サスサス
さやか「変なのに絡まれちゃってさ……。今めちゃっくちゃ頭きてんだよね……!」ギロッ
杏子「……あん? なんだよソイツは。アンタのお友達か? それとも保護者?」
まどか「ま、魔法……少女……?」
32: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:49:11.658 ID:x3NT1MUC0
さやか「……まどか、下がってて」フンスフンス
杏子「はっ。やる気だけは一丁前かよ。トーシロが、頭冷やせっての」
まどか「や、やめようよ……! ケンカしたっていいことなんてないよっ……!」アセアセ
杏子「言って聞かせて分からねえ、殴っても分からねえバカとなりゃあ……あとは殺しちゃうしかないよねっ!」
まどか「それは違うよっ!!」プンスコ
杏子「な、なんだよ……他にどうしようってんだ……?」
まどか「わたしにも使える魔法……愛情だよ!」ドヤッ
杏子「チッ……」
杏子「はっ。やる気だけは一丁前かよ。トーシロが、頭冷やせっての」
まどか「や、やめようよ……! ケンカしたっていいことなんてないよっ……!」アセアセ
杏子「言って聞かせて分からねえ、殴っても分からねえバカとなりゃあ……あとは殺しちゃうしかないよねっ!」
まどか「それは違うよっ!!」プンスコ
杏子「な、なんだよ……他にどうしようってんだ……?」
まどか「わたしにも使える魔法……愛情だよ!」ドヤッ
杏子「チッ……」
33: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:51:53.215 ID:x3NT1MUC0
さやか「ガルルルルッ……!」
まどか「さやかちゃん……ケンカはやめて……?」ナデナデ
さやか「……」
まどか「さやかちゃん……お願い……。痛い思いをしてるさやかちゃんのこと、見てられないの……。だから、お願い……」ナデナデ
さやか「くぅーん……♪」スリスリ
まどか「さやかちゃんっ……♪」ムギュー
さやか「ごめん、まどか……。あたしすっかり頭に血が上っててさ……あっはは……」ポリポリ
杏子「どういうことだ、オイ……。何がどうなってやがんだ……?」
まどか「さやかちゃん……ケンカはやめて……?」ナデナデ
さやか「……」
まどか「さやかちゃん……お願い……。痛い思いをしてるさやかちゃんのこと、見てられないの……。だから、お願い……」ナデナデ
さやか「くぅーん……♪」スリスリ
まどか「さやかちゃんっ……♪」ムギュー
さやか「ごめん、まどか……。あたしすっかり頭に血が上っててさ……あっはは……」ポリポリ
杏子「どういうことだ、オイ……。何がどうなってやがんだ……?」
34: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:55:05.476 ID:x3NT1MUC0
まどか「どうしてケンカになっちゃったの?」ナデナデ
さやか「あいつがあたしの持ってたお菓子を笑ったんだ! PPETZなんて劣化Rockyだ、って! だからあたしは、PPETZにウンコが付いたのがRockyだろって言ってやったの!」
まどか「そっか……。それでケンカになっちゃったんだね……」ナデナデ
さやか「悪かったって思ってるよ……。どっちも美味しいもん……。けど、ついカッとなっちゃって……」
まどか「うんうん……。じゃあ、仲直りしよっか。謝ればきっと許してくれるよ。ね?」
杏子「……アタシが先にケンカ売ったんだ。別に謝らなくたっていいよ。ほら──」スッ
杏子「食うかい?」
さやか「あいつがあたしの持ってたお菓子を笑ったんだ! PPETZなんて劣化Rockyだ、って! だからあたしは、PPETZにウンコが付いたのがRockyだろって言ってやったの!」
まどか「そっか……。それでケンカになっちゃったんだね……」ナデナデ
さやか「悪かったって思ってるよ……。どっちも美味しいもん……。けど、ついカッとなっちゃって……」
まどか「うんうん……。じゃあ、仲直りしよっか。謝ればきっと許してくれるよ。ね?」
杏子「……アタシが先にケンカ売ったんだ。別に謝らなくたっていいよ。ほら──」スッ
杏子「食うかい?」
35: 名無しさん 2019/05/17(金) 04:57:42.570 ID:x3NT1MUC0
まどか「──じゃあ、杏子ちゃんはマミさんに会いにきたんだ?」ナデナデ
さやか「……♪」サクサクサク
杏子「ちっとばかし顔見ようと思っただけ。別に会おうなんて思っちゃいないよ」
さやか「素直じゃないヤツ~」サクサクサクサク
杏子「へっ、みんながみんなアンタみたいに単純じゃねぇんだよ」
さやか「なんだとぉっ!?」
杏子「あはは、今日のところは取っ組み合いはおしまいさ。アンタのママが悲しむからね」
さやか「まどかはママじゃない! 嫁だ!」ギュー
まどか「お友達だよ……」ナデナデ
さやか「……♪」サクサクサク
杏子「ちっとばかし顔見ようと思っただけ。別に会おうなんて思っちゃいないよ」
さやか「素直じゃないヤツ~」サクサクサクサク
杏子「へっ、みんながみんなアンタみたいに単純じゃねぇんだよ」
さやか「なんだとぉっ!?」
杏子「あはは、今日のところは取っ組み合いはおしまいさ。アンタのママが悲しむからね」
さやか「まどかはママじゃない! 嫁だ!」ギュー
まどか「お友達だよ……」ナデナデ
36: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:00:34.253 ID:x3NT1MUC0
さやか「あいつ、言うだけ言って帰りやがって~……!」プンプン
まどか「……」ムギュー
さやか「……ほんと、ごめんって。心配かけちゃったよね」
まどか「こんなこと言う資格なんて、わたしにはないのかもしれないけど……もうあんなことしないで……」
まどか「やだよ……さやかちゃんが傷つくのも、誰かを傷つけちゃうのも……」ギューッ
さやか「あはは……。あたしバカだから、一人だと無茶なデタラメやらかしかねないんだ」イジイジ
さやか「だからさ……一緒にいてよ。一緒にいてくれるだけで、すっごく心強いの。それこそ百人力って感じ」
まどか「うんっ……! わたしだけじゃないよ? マミさんも、ほむらちゃんも。みんな一緒だから。さやかちゃんの味方だから」ナデナデ
さやか「はぁ~……いい嫁を持ったなぁ……」スリスリ
まどか「……」ムギュー
さやか「……ほんと、ごめんって。心配かけちゃったよね」
まどか「こんなこと言う資格なんて、わたしにはないのかもしれないけど……もうあんなことしないで……」
まどか「やだよ……さやかちゃんが傷つくのも、誰かを傷つけちゃうのも……」ギューッ
さやか「あはは……。あたしバカだから、一人だと無茶なデタラメやらかしかねないんだ」イジイジ
さやか「だからさ……一緒にいてよ。一緒にいてくれるだけで、すっごく心強いの。それこそ百人力って感じ」
まどか「うんっ……! わたしだけじゃないよ? マミさんも、ほむらちゃんも。みんな一緒だから。さやかちゃんの味方だから」ナデナデ
さやか「はぁ~……いい嫁を持ったなぁ……」スリスリ
37: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:01:46.471 ID:x3NT1MUC0
まどか「いってきまーす!」
まどか「昨日はいろいろあったけど、今日も一日頑張るよ! 燃え上がれ~!」
杏子「よぉ」
まどか「ひゃうんっ!?」ビクーッ
杏子「ちょっと話があるんだ。すぐ済むからさ」モジモジ
まどか「うん……もう何の話かわかっちゃった……」
まどか「昨日はいろいろあったけど、今日も一日頑張るよ! 燃え上がれ~!」
杏子「よぉ」
まどか「ひゃうんっ!?」ビクーッ
杏子「ちょっと話があるんだ。すぐ済むからさ」モジモジ
まどか「うん……もう何の話かわかっちゃった……」
38: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:04:40.259 ID:x3NT1MUC0
まどか「り、理由を聞いてもいいかな……? 杏子ちゃんは、どうしてなでてほしいの?」
杏子「そんなの……興味っつーか……」
杏子「あの直情バカが一瞬でおとなしくなっちまったんだぞ? どうなってんのか気になるだろ……」モジモジ
まどか「うぅ~……。昨日は『ケンカを止めなくちゃ~』って必死になってただけで……実はわたしにもよくわかってないんだぁ……」
杏子「ぅあーもうっ。アンタがどう思おうが関係ないね。いいからアタシの頭をなでな。じゃないと──」
ほむら「あなたの頭が吹き飛ぶわよ」チャキッ
杏子「なっ……!?」
まどか「ほむらちゃんっ……!」
杏子「そんなの……興味っつーか……」
杏子「あの直情バカが一瞬でおとなしくなっちまったんだぞ? どうなってんのか気になるだろ……」モジモジ
まどか「うぅ~……。昨日は『ケンカを止めなくちゃ~』って必死になってただけで……実はわたしにもよくわかってないんだぁ……」
杏子「ぅあーもうっ。アンタがどう思おうが関係ないね。いいからアタシの頭をなでな。じゃないと──」
ほむら「あなたの頭が吹き飛ぶわよ」チャキッ
杏子「なっ……!?」
まどか「ほむらちゃんっ……!」
40: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:08:06.621 ID:x3NT1MUC0
杏子「な、何が起きた……? いつのまにか頭に銃を突きつけられてるだと……?」
杏子「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃないね……。何なんだ、アンタ?」
ほむら「まどかに酷いことをしないで。お願いしてなでてもらうのは我慢するわ。だけど、脅迫は見過ごせない」
まどか「はわわわわ……! わたしがなでなかったせいで大変なことになっちゃった……!」
杏子「……分かったよ。無理やりは無しだ。それでいいだろ?」
ほむら「そのままなでなでも諦めてもらえると嬉しいわ」ファサッ
まどか「ヤキモチ焼いてるのかな……?」
杏子「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃないね……。何なんだ、アンタ?」
ほむら「まどかに酷いことをしないで。お願いしてなでてもらうのは我慢するわ。だけど、脅迫は見過ごせない」
まどか「はわわわわ……! わたしがなでなかったせいで大変なことになっちゃった……!」
杏子「……分かったよ。無理やりは無しだ。それでいいだろ?」
ほむら「そのままなでなでも諦めてもらえると嬉しいわ」ファサッ
まどか「ヤキモチ焼いてるのかな……?」
41: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:10:57.516 ID:x3NT1MUC0
杏子「やれやれ……」
杏子「なでなで一つに命なんて賭けらんないって。アタシは降りさせてもらうよ」ションボリ
ほむら「賢明ね。ふふ」
まどか「待って!」
ほむら「!」
まどか「わたしが……わたしなんかが誰かの役に立てるなら……。わたしは頭をなでなでしてあげたい」キリッ
杏子「あっ、ちょっ、まだ心の準備が──」
まどか「……よしよし♪」ナデナデ
杏子「あ……」カァァッ
ほむら「……っ」ギリッ
杏子「なでなで一つに命なんて賭けらんないって。アタシは降りさせてもらうよ」ションボリ
ほむら「賢明ね。ふふ」
まどか「待って!」
ほむら「!」
まどか「わたしが……わたしなんかが誰かの役に立てるなら……。わたしは頭をなでなでしてあげたい」キリッ
杏子「あっ、ちょっ、まだ心の準備が──」
まどか「……よしよし♪」ナデナデ
杏子「あ……」カァァッ
ほむら「……っ」ギリッ
43: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:13:46.276 ID:x3NT1MUC0
まどか「ど、どうかな……? 気持ち悪くない……?」ナデナデ
杏子「ん……。悪くは……ない、な……」テレテレ
まどか「えへへ……♪」ナデナデ
杏子「も、もういいって……!」バッ
杏子「また今度……時間がある時に、さ……」モジモジ
まどか「あっ……! 時間……! 学校遅れちゃう!」アセアセ
まどか「ま、またね、杏子ちゃんっ! ほむらちゃん、急ごっ! 杏子ちゃ~ん、またね~!」ブンブン
杏子「……ああ」ニコニコ
杏子「ん……。悪くは……ない、な……」テレテレ
まどか「えへへ……♪」ナデナデ
杏子「も、もういいって……!」バッ
杏子「また今度……時間がある時に、さ……」モジモジ
まどか「あっ……! 時間……! 学校遅れちゃう!」アセアセ
まどか「ま、またね、杏子ちゃんっ! ほむらちゃん、急ごっ! 杏子ちゃ~ん、またね~!」ブンブン
杏子「……ああ」ニコニコ
44: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:16:29.558 ID:x3NT1MUC0
まどか「いそげいそげ~!」タタタッ
ほむら「まどかっ……!」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ほむら「あなたはどこまで愚かなの……?」プクーッ
まどか「あ、あれっ? どうして怒ってるの? ほむらちゃん?」アセアセ
ほむら「あなたの手は二本しかないのに……! 二人までしかなでなでできないのに……!」
まどか「やっぱりヤキモチ焼いてる……!」
ほむら「愚か者が相手なら、私は手段を選ばないもん……!」ウルウル
ほむら「まどかっ……!」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ほむら「あなたはどこまで愚かなの……?」プクーッ
まどか「あ、あれっ? どうして怒ってるの? ほむらちゃん?」アセアセ
ほむら「あなたの手は二本しかないのに……! 二人までしかなでなでできないのに……!」
まどか「やっぱりヤキモチ焼いてる……!」
ほむら「愚か者が相手なら、私は手段を選ばないもん……!」ウルウル
45: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:19:48.386 ID:x3NT1MUC0
ほむら「しくしく……めそめそ……」
まどか「もぉ……心配しすぎだよ」ナデナデモフモフ
ほむら「ふぁ……」
まどか「今だって、ほら。こうして両手でなでてあげられる♪」ナデモフナデモフ
まどか「いつでもどこでもっていうわけにはいかないかもしれないけどね? こうやって、二人で時間を作って──」ギュー
ほむら「……///」ポッ
まどか「なでたり、ぎゅってしたり。えへへっ♪ ……足りないかな?」
ほむら「ふにゃ~……」フニャフニャ
まどか「もぉ……心配しすぎだよ」ナデナデモフモフ
ほむら「ふぁ……」
まどか「今だって、ほら。こうして両手でなでてあげられる♪」ナデモフナデモフ
まどか「いつでもどこでもっていうわけにはいかないかもしれないけどね? こうやって、二人で時間を作って──」ギュー
ほむら「……///」ポッ
まどか「なでたり、ぎゅってしたり。えへへっ♪ ……足りないかな?」
ほむら「ふにゃ~……」フニャフニャ
46: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:22:30.473 ID:x3NT1MUC0
まどか「こんばんは~、マミさ~ん」
マミ「はいは~い。鹿目さん、いらっしゃい♪」ニコッ
まどか「おじゃまします♪ さやかちゃん、先に行くって言ってたんですけど……来てますか?」
マミ「あー……来てるは来てるんだけど……」チラッ
さやか「そぇはわふぁひのれひょ~……!」グイグイ
杏子「早いもん勝ちにっ……んぎぎ……決まってるじゃねぇか……!」グニグニ
まどか「あはは……」
マミ「はいは~い。鹿目さん、いらっしゃい♪」ニコッ
まどか「おじゃまします♪ さやかちゃん、先に行くって言ってたんですけど……来てますか?」
マミ「あー……来てるは来てるんだけど……」チラッ
さやか「そぇはわふぁひのれひょ~……!」グイグイ
杏子「早いもん勝ちにっ……んぎぎ……決まってるじゃねぇか……!」グニグニ
まどか「あはは……」
47: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:25:48.435 ID:x3NT1MUC0
マミ「仲良しなのはいいけど、あんまり暴れないでほしいものねぇ」
まどか「マミさんマミさん! 今のうちにっ♪」チョンチョン
マミ「え? あっ……いいの……?」モジモジ
ほむら「ダメよ」
マミ「きゃああっ!? 突然ヒゲメガネで現れないでっ!」
ほむら「招待したのはあなたでしょ」
まどか「わぁ~っ♪ パーティーほむらちゃんだ~♪」ニコニコ
ほむら「ふふっ」ファサッ
マミ「うぅ~……!」ウルウル
まどか「マミさんマミさん! 今のうちにっ♪」チョンチョン
マミ「え? あっ……いいの……?」モジモジ
ほむら「ダメよ」
マミ「きゃああっ!? 突然ヒゲメガネで現れないでっ!」
ほむら「招待したのはあなたでしょ」
まどか「わぁ~っ♪ パーティーほむらちゃんだ~♪」ニコニコ
ほむら「ふふっ」ファサッ
マミ「うぅ~……!」ウルウル
48: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:28:10.104 ID:x3NT1MUC0
杏子「そういや、まどかになでなでされたらさ、ソウルジェムの穢れが消えたんだよ」
マミ「グリーフシードを使ったんじゃなくて?」
杏子「違う違う。だから驚いてんだろ? どんな手品だよってね」
ほむら「い、言われてみれば……なでられると身も心も、魔力もフルチャージされていた気がするわ……」
まどか「え? わたし何かしちゃったの?」
キュゥべえ「それはボクから説明するよ。まどかのなでなではこれまで精神的に気持ちを落ち着けるだけのものだったんだ。だけど最近になってある変化が起きた。
ボクにもまだ正確な理由は分からないけどまどかのなでなでは精神的なものだけにとどまらず魂に蓄積した穢れまでも癒す特異なヒーリング効
マミ「グリーフシードを使ったんじゃなくて?」
杏子「違う違う。だから驚いてんだろ? どんな手品だよってね」
ほむら「い、言われてみれば……なでられると身も心も、魔力もフルチャージされていた気がするわ……」
まどか「え? わたし何かしちゃったの?」
キュゥべえ「それはボクから説明するよ。まどかのなでなではこれまで精神的に気持ちを落ち着けるだけのものだったんだ。だけど最近になってある変化が起きた。
ボクにもまだ正確な理由は分からないけどまどかのなでなでは精神的なものだけにとどまらず魂に蓄積した穢れまでも癒す特異なヒーリング効
49: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:30:34.386 ID:x3NT1MUC0
さやか「ソウルジェムの秘密……? 魂を移す……? あ、あたし……ゾンビになっちゃったの……?」プルプル
杏子「ふざけやがって……! それにテメェ! なんだよ魔女化って! そんなの……そんなのっ……!」ギリッ
まどか「さ、さやかちゃんっ……! 杏子ちゃんっ……!」ナデナデナデ
さやか「……あ、なんか乗り越えられそうな気がしてきた~」ピトッ
杏子「これまでもなんとかなってたし、案外大丈夫そうだな~……」スリッ
まどか「そ、そうだよ……みんなで力を合わせれば……。それに、わたしのなでなででみんなを癒してあげれば……!」ナデナデナデ
杏子「ふざけやがって……! それにテメェ! なんだよ魔女化って! そんなの……そんなのっ……!」ギリッ
まどか「さ、さやかちゃんっ……! 杏子ちゃんっ……!」ナデナデナデ
さやか「……あ、なんか乗り越えられそうな気がしてきた~」ピトッ
杏子「これまでもなんとかなってたし、案外大丈夫そうだな~……」スリッ
まどか「そ、そうだよ……みんなで力を合わせれば……。それに、わたしのなでなででみんなを癒してあげれば……!」ナデナデナデ
50: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:33:19.595 ID:x3NT1MUC0
マミ「……っ。……っ!」パァン
杏子「うわっ、あぶなっ!?」ビクーッ
まどか「マミさんっ……!」
マミ「そ、ソウルジェムが魔女を産むなら……みんな死ぬしかないじゃない……! あなたも、私もっ……!」プルプル
まどか「お、落ち着いてくださいっ! マミさんっ!」ガバーッ
マミ「ふがーっ!」ジタバタ
まどか「ほらっ、大丈夫ですから! きっとなんとかなりますから!」ナデナデナデ
マミ「ふあぁ……もう何も怖くないぃ……」ムニュッ
杏子「うわっ、あぶなっ!?」ビクーッ
まどか「マミさんっ……!」
マミ「そ、ソウルジェムが魔女を産むなら……みんな死ぬしかないじゃない……! あなたも、私もっ……!」プルプル
まどか「お、落ち着いてくださいっ! マミさんっ!」ガバーッ
マミ「ふがーっ!」ジタバタ
まどか「ほらっ、大丈夫ですから! きっとなんとかなりますから!」ナデナデナデ
マミ「ふあぁ……もう何も怖くないぃ……」ムニュッ
51: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:35:45.828 ID:x3NT1MUC0
まどか「……はっ! ほむらちゃんっ!?」
ほむら「あっ」
ほむら「あぁっ……なんて衝撃的なのっ……!?」シュバッ
ほむら「こんな事実を知ってしまったら……私っ……!」シュババッ
まどか「……なんでだろ。わたし、ほむらちゃんのこと信じたいのに……嘘つきだなんて思いたくないのに……」
まどか「ほむらちゃんの言ってることが本当だって思えない」ジトー
ほむら「……」フイッ
ほむら「あっ」
ほむら「あぁっ……なんて衝撃的なのっ……!?」シュバッ
ほむら「こんな事実を知ってしまったら……私っ……!」シュババッ
まどか「……なんでだろ。わたし、ほむらちゃんのこと信じたいのに……嘘つきだなんて思いたくないのに……」
まどか「ほむらちゃんの言ってることが本当だって思えない」ジトー
ほむら「……」フイッ
52: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:38:37.030 ID:x3NT1MUC0
まどか「な、なんだか大変なことになっちゃった……」ナデナデナデ
さやか「……」ギューッ
マミ「……」ムニューッ
杏子「……」ギリギリギリ
まどか「みんながくっついてきて動けないや……。あ、杏子ちゃん……ちょっと苦しい……」
まどか「うぅ~……喉が渇いちゃったんだけどな……」ナデナデナデ
ほむら「まどか、紅茶を飲ませてあげる」
まどか「ありがと~、ほむらちゃ~ん♪」
ほむら「……ふふ、堕ちたわね、美樹さやか。オンリーワンの立場はもらったわ」ニヤリ
さやか「……」ギューッ
マミ「……」ムニューッ
杏子「……」ギリギリギリ
まどか「みんながくっついてきて動けないや……。あ、杏子ちゃん……ちょっと苦しい……」
まどか「うぅ~……喉が渇いちゃったんだけどな……」ナデナデナデ
ほむら「まどか、紅茶を飲ませてあげる」
まどか「ありがと~、ほむらちゃ~ん♪」
ほむら「……ふふ、堕ちたわね、美樹さやか。オンリーワンの立場はもらったわ」ニヤリ
54: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:42:02.245 ID:x3NT1MUC0
~3日後~
さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない……私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね……」プニプニプニ
まどか「さやかちゃんっ……! 上条君のことは残念だったけど……だからって、仁美ちゃんに八つ当たりしたらダメだよ!」
仁美「ふぇぇ……」
さやか「あたしって、ほんとバカ……」ツンツンツンツン
仁美「むぇぇぇ……」
まどか「さやかちゃぁん……」ナデナデ
さやか「ぐすっ……」ウルッ
さやか「まぁどぉかぁ~……! うぇぇぇん……!」ヒシッ
さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない……私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね……」プニプニプニ
まどか「さやかちゃんっ……! 上条君のことは残念だったけど……だからって、仁美ちゃんに八つ当たりしたらダメだよ!」
仁美「ふぇぇ……」
さやか「あたしって、ほんとバカ……」ツンツンツンツン
仁美「むぇぇぇ……」
まどか「さやかちゃぁん……」ナデナデ
さやか「ぐすっ……」ウルッ
さやか「まぁどぉかぁ~……! うぇぇぇん……!」ヒシッ
56: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:45:07.010 ID:x3NT1MUC0
杏子「頼むよまどか……。こんな人生だったんだ……せめて一度くらい、幸せな夢を見させて……」
まどか「もぉ~……そんなに気に入ったの……?」ナデナデ
杏子「ひとりぼっちは……寂しいもん」ピトッ
まどか「そのことなんだけどね? あのね、杏子ちゃん。マミさんがお話があるって。多分、きっと……一緒に──」
まどか「ううん。やっぱりマミさんから聞いてね」ナデナデ
杏子「……アンタといてさ、ちょっと思い出したんだよね。アタシが昔憧れた……愛と勇気が勝つストーリーって奴を」
まどか「愛情なら任せてよ! なんて♪ えへへ……」ナデナデ
杏子「……へへっ♪」ムギューッ
まどか「もぉ~……そんなに気に入ったの……?」ナデナデ
杏子「ひとりぼっちは……寂しいもん」ピトッ
まどか「そのことなんだけどね? あのね、杏子ちゃん。マミさんがお話があるって。多分、きっと……一緒に──」
まどか「ううん。やっぱりマミさんから聞いてね」ナデナデ
杏子「……アンタといてさ、ちょっと思い出したんだよね。アタシが昔憧れた……愛と勇気が勝つストーリーって奴を」
まどか「愛情なら任せてよ! なんて♪ えへへ……」ナデナデ
杏子「……へへっ♪」ムギューッ
57: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:47:29.651 ID:x3NT1MUC0
マミ「ふぇぇん……疲れちゃったよぉ~……鹿目さぁん……」メソメソ
まどか「よしよ~し……♪ マミさんは頑張り屋さんですからね~。ご褒美あげないとですね~♪」ナデナデ
マミ「えへへ~……♪」タプンッ
マミ「……誰も見てないわよね?」キョロキョロ
まどか「大丈夫ですよ。マミさんのお部屋なんですから。カギもちゃんと掛かってますし」ナデナデ
マミ「んへへへへ~……♪」フニュンッ
まどか「甘えんぼのマミさんもとってもかわいいなって、思ってしまうのでした♪」
キュゥべえ「きゅっぷい」
まどか「よしよ~し……♪ マミさんは頑張り屋さんですからね~。ご褒美あげないとですね~♪」ナデナデ
マミ「えへへ~……♪」タプンッ
マミ「……誰も見てないわよね?」キョロキョロ
まどか「大丈夫ですよ。マミさんのお部屋なんですから。カギもちゃんと掛かってますし」ナデナデ
マミ「んへへへへ~……♪」フニュンッ
まどか「甘えんぼのマミさんもとってもかわいいなって、思ってしまうのでした♪」
キュゥべえ「きゅっぷい」
58: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:50:14.554 ID:x3NT1MUC0
まどか「でね? 最近みんなが仲良しで、楽しそうで。なんだかわたしまで嬉しくなっちゃうんだ~♪」ニコニコ
ほむら「あなたもよ、まどか。最近は笑顔が増えた」ギュッ
まどか「でも……いいのかなぁ? わたしだけ魔法少女じゃなくて、みんなと一緒に戦えなくて……」
ほむら「あなたは、美樹さやかと佐倉杏子のことを、魔法少女として見ているの? 友達としては見ていないの?」
まどか「それは、友達だと思ってるよ? みんなわたしの大事なお友達」
まどか「……あとね、ほむらちゃん。マミさんも大切な友達だよ?」
ほむら「巴マミは学年が違うわ」ファサッ
まどか「いい加減仲良くしてよぉ……」
ほむら「あなたもよ、まどか。最近は笑顔が増えた」ギュッ
まどか「でも……いいのかなぁ? わたしだけ魔法少女じゃなくて、みんなと一緒に戦えなくて……」
ほむら「あなたは、美樹さやかと佐倉杏子のことを、魔法少女として見ているの? 友達としては見ていないの?」
まどか「それは、友達だと思ってるよ? みんなわたしの大事なお友達」
まどか「……あとね、ほむらちゃん。マミさんも大切な友達だよ?」
ほむら「巴マミは学年が違うわ」ファサッ
まどか「いい加減仲良くしてよぉ……」
59: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:53:06.629 ID:x3NT1MUC0
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」ファサッ
まどか「何か隠してるでしょ?」
ほむら「な、なんのことかしら……?」
まどか「話せないことなの?」
ほむら「……」
まどか「そっか。……じゃあ、ほむらちゃん、ごめんっ! 無理やり聞いちゃうねっ!」ナデナデ
ほむら「あっ……あっ……」
ほむら「なにかしら」ファサッ
まどか「何か隠してるでしょ?」
ほむら「な、なんのことかしら……?」
まどか「話せないことなの?」
ほむら「……」
まどか「そっか。……じゃあ、ほむらちゃん、ごめんっ! 無理やり聞いちゃうねっ!」ナデナデ
ほむら「あっ……あっ……」
61: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:56:06.220 ID:x3NT1MUC0
まどか「いい子いい子……♪」ナデナデ
ほむら「ん、ぁぁ……」ヘニャッ
まどか「一人で抱え込まないで? ねぇ、ほむらちゃん……」ナデナデモフモフ
ほむら「ほむぁ~……♪」スリ
まどか「……ぎゅ~♪」ムギュー
ほむら「ふぁぁぁ……♪ わるぷるぎすぅ……♪」
ほむら「ん、ぁぁ……」ヘニャッ
まどか「一人で抱え込まないで? ねぇ、ほむらちゃん……」ナデナデモフモフ
ほむら「ほむぁ~……♪」スリ
まどか「……ぎゅ~♪」ムギュー
ほむら「ふぁぁぁ……♪ わるぷるぎすぅ……♪」
63: 名無しさん 2019/05/17(金) 05:58:44.669 ID:x3NT1MUC0
まどか「──ワルプルギスの夜……。こわい魔女なんだね……? 今までのよりも、ずっと」
ほむら「隠しててごめんなさい……」
まどか「みんなのことを……わたしのことを、心配してくれてたんだよね……」ムギュー
ほむら「私は……私はあなたを……っ」
まどか「……全部話して? ほむらちゃんの抱えてるもの、全部」ナデナデ
ほむら「んぁぁっ……ふぁっ、あぁっ……♪ み、未来から来たのぉ……♡」
ほむら「隠しててごめんなさい……」
まどか「みんなのことを……わたしのことを、心配してくれてたんだよね……」ムギュー
ほむら「私は……私はあなたを……っ」
まどか「……全部話して? ほむらちゃんの抱えてるもの、全部」ナデナデ
ほむら「んぁぁっ……ふぁっ、あぁっ……♪ み、未来から来たのぉ……♡」
64: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:01:15.884 ID:x3NT1MUC0
まどか「……」ギューッ
ほむら「ようやく光が見えたの。今までこんなこと、一度としてなかった」
まどか「ならっ……。ならっ、尚更みんなで乗り越えようよ! みんなほむらちゃんの味方だよ!」
ほむら「で、でも……みんなには冷たくしてきちゃったし……。今更助けてだなんて……」ウジウジ
まどか「……じゃあ、勇気が出るおまじない。ほむらちゃん」クイッ
ほむら「え? あ、んむっ──」
まどか「──」
ほむら「……!?」ドキドキドキ
まどか「えへへ……♪ みんなには内緒だよ☆」
ほむら「ようやく光が見えたの。今までこんなこと、一度としてなかった」
まどか「ならっ……。ならっ、尚更みんなで乗り越えようよ! みんなほむらちゃんの味方だよ!」
ほむら「で、でも……みんなには冷たくしてきちゃったし……。今更助けてだなんて……」ウジウジ
まどか「……じゃあ、勇気が出るおまじない。ほむらちゃん」クイッ
ほむら「え? あ、んむっ──」
まどか「──」
ほむら「……!?」ドキドキドキ
まどか「えへへ……♪ みんなには内緒だよ☆」
66: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:02:52.334 ID:x3NT1MUC0
⑤
④
③
②
①
◯
④
③
②
①
◯
67: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:03:09.800 ID:x3NT1MUC0
……
…………
……………………
…………
……………………
68: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:04:04.009 ID:x3NT1MUC0
杏子「いや~、強敵だったなーワルプルギスの夜」バシバシ
さやか「いたた……。あんたなんであたしたちの教室にいるのよ」
杏子「んなもん、魔法使って転入してきたからに決まってるじゃねぇか。ちっとは頭使いなよ」
まどか「なんでマミさんも……って、はわわ……! 泣かないでくださいよ……!」ナデナデ
マミ「うぅぅ~……」ウルウル
ほむら「ふふ、少し死にかけたくらいで今だに情けない姿を晒し続けるなんて。やっぱり心はお豆腐ね、巴マミ」ニヤニヤ
マミ「うぅぅぅ~……!」ブワァッ
まどか「わあぁっ!? マミさんのソウルジェムがどんどん黒く……! あわわわわ……」ナデナデナデ
さやか「いたた……。あんたなんであたしたちの教室にいるのよ」
杏子「んなもん、魔法使って転入してきたからに決まってるじゃねぇか。ちっとは頭使いなよ」
まどか「なんでマミさんも……って、はわわ……! 泣かないでくださいよ……!」ナデナデ
マミ「うぅぅ~……」ウルウル
ほむら「ふふ、少し死にかけたくらいで今だに情けない姿を晒し続けるなんて。やっぱり心はお豆腐ね、巴マミ」ニヤニヤ
マミ「うぅぅぅ~……!」ブワァッ
まどか「わあぁっ!? マミさんのソウルジェムがどんどん黒く……! あわわわわ……」ナデナデナデ
69: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:07:31.826 ID:x3NT1MUC0
さやか「そういうほむらもわんわん泣いてたけどね~。まどか~まどか~って、泣きながらしがみついちゃってさ」ニマニマ
ほむら「ぐっ……」
杏子「まっ、ほむらはあんなのとずっとやり合って来たんだ。感極まっても仕方ないよね」
ほむら「ほっ……」
杏子「けど鼻水垂らすのは無いよねえ! あははは!」
ほむら「むぅ~……!」プクーッ
まどか「あはは、膨れてる~♪」ツンツン
マミ「うふふふふ……」ゴゴゴゴ
ほむら「ぐっ……」
杏子「まっ、ほむらはあんなのとずっとやり合って来たんだ。感極まっても仕方ないよね」
ほむら「ほっ……」
杏子「けど鼻水垂らすのは無いよねえ! あははは!」
ほむら「むぅ~……!」プクーッ
まどか「あはは、膨れてる~♪」ツンツン
マミ「うふふふふ……」ゴゴゴゴ
70: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:10:29.029 ID:x3NT1MUC0
まどか「えっと、次は右手がほむらちゃんで……左手はマミさん、次が……ふぇぇん……」ナデナデナデ
ほむら「あなたはクラスどころか学年が違うんだから遠慮しなさいよ」ゴロゴロ
マミ「あら。そういうあなたは保健室に行かなくていいのかしら?」スリスリ
まどか「ケンカするならなでてあげません。さやかちゃん、杏子ちゃん、よしよ~し♪」ナデナデナデ
さやか「わふ~……♪」ギュー
杏子「んみゃ~……♪」ギュー
まどか「二人は仲良しだもんね~♪ えへへ、かわいい~♪」ナデナデナデ
ほむら「……」ショボン
マミ「……」シュン
ほむら「あなたはクラスどころか学年が違うんだから遠慮しなさいよ」ゴロゴロ
マミ「あら。そういうあなたは保健室に行かなくていいのかしら?」スリスリ
まどか「ケンカするならなでてあげません。さやかちゃん、杏子ちゃん、よしよ~し♪」ナデナデナデ
さやか「わふ~……♪」ギュー
杏子「んみゃ~……♪」ギュー
まどか「二人は仲良しだもんね~♪ えへへ、かわいい~♪」ナデナデナデ
ほむら「……」ショボン
マミ「……」シュン
71: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:13:20.103 ID:x3NT1MUC0
まどか「ほーむーらちゃんっ。一緒に帰らない?」
ほむら「いいけど……」キョロキョロ
まどか「さやかちゃんは上条君と仁美ちゃんのとこ、マミさんと杏子ちゃんは家具屋さんに行っちゃったよ♪」
まどか「だからね、今日は二人なんだけどぉ~」ジーッ
ほむら「何をしてるのかしら。早く行くわよ」フスフス
まどか「えへへっ♪」タタタッ
ほむら「いいけど……」キョロキョロ
まどか「さやかちゃんは上条君と仁美ちゃんのとこ、マミさんと杏子ちゃんは家具屋さんに行っちゃったよ♪」
まどか「だからね、今日は二人なんだけどぉ~」ジーッ
ほむら「何をしてるのかしら。早く行くわよ」フスフス
まどか「えへへっ♪」タタタッ
73: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:15:44.357 ID:x3NT1MUC0
ほむら「ごくっ、ごくっ、ごくっ……ふぅ」コトン
まどか「の、飲みすぎじゃない……? もう4杯目だよ……?」
ほむら「平気よ。少し喉が渇いちゃって」ドキドキ
まどか「……くすっ♪」
ほむら「変、かしら……」ショボン
まどか「ううん。羨ましい」
ほむら「……?」
まどか「の、飲みすぎじゃない……? もう4杯目だよ……?」
ほむら「平気よ。少し喉が渇いちゃって」ドキドキ
まどか「……くすっ♪」
ほむら「変、かしら……」ショボン
まどか「ううん。羨ましい」
ほむら「……?」
74: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:18:34.989 ID:x3NT1MUC0
まどか「ほむらちゃんは今まで、たくさんの時間をわたしのために使ってくれたんだよね?」
まどか「辛いこともいっぱいあって、ヒドイ目にも何回も遭って。それでもずっとわたしといてくれたんだよね?」
ほむら「え、ええ……。あなたは私の、大切な──」
まどか「大切な お友達 なんだよね? 一緒にお茶できるだけで舞い上がっちゃうくらいっ」
まどか「わたしもそんな風に思えるくらい、ほむらちゃんともっと……ほむらちゃん?」
ほむら「お友達……脈……うぅ……」ズーン
まどか「あ、あれ……? どうして落ち込むの……?」
まどか「辛いこともいっぱいあって、ヒドイ目にも何回も遭って。それでもずっとわたしといてくれたんだよね?」
ほむら「え、ええ……。あなたは私の、大切な──」
まどか「大切な お友達 なんだよね? 一緒にお茶できるだけで舞い上がっちゃうくらいっ」
まどか「わたしもそんな風に思えるくらい、ほむらちゃんともっと……ほむらちゃん?」
ほむら「お友達……脈……うぅ……」ズーン
まどか「あ、あれ……? どうして落ち込むの……?」
75: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:21:22.651 ID:x3NT1MUC0
ほむら「私はあなたを……! まどかのことを……友達以上に大切だって思ってる……!」ガタッ
ほむら「……好き、なのよ」ストン
ほむら「どうしようもないほどに、まどかのことが……!」ガタッ
ほむら「まどかにとっての私は、出会ってからまだ一ヶ月も経ってない転校生でしかないかもしれないけど! でも!」ドンッ
ほむら「私にとってのあなたは……」ストン
ほむら「……ごめんね。わけわかんないよね……気持ち悪いよね……」メソメソ
まどか「お、落ち着こう……? ね……?」アセアセ
ほむら「……好き、なのよ」ストン
ほむら「どうしようもないほどに、まどかのことが……!」ガタッ
ほむら「まどかにとっての私は、出会ってからまだ一ヶ月も経ってない転校生でしかないかもしれないけど! でも!」ドンッ
ほむら「私にとってのあなたは……」ストン
ほむら「……ごめんね。わけわかんないよね……気持ち悪いよね……」メソメソ
まどか「お、落ち着こう……? ね……?」アセアセ
77: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:24:47.997 ID:x3NT1MUC0
まどか「ほむらちゃん……! わ、わたしも同じ気持ちだよ……! ほむらちゃんのこと、大好きだよ!」
ほむら「まどかぁ……」ウルウル
まどか「……ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の大親友だったんだね」ニコッ
ほむら「くっ……!」ブワッ
まどか「過ごした時間の長さが違うから、きっと気持ちの大きさも違うんだと思う。だけどね?」
まどか「そんな差は、これから一緒に埋めていけばいいとも思うんだ。だから、ほむらちゃん──」
ほむら「まどかぁ……」ウルウル
まどか「……ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の大親友だったんだね」ニコッ
ほむら「くっ……!」ブワッ
まどか「過ごした時間の長さが違うから、きっと気持ちの大きさも違うんだと思う。だけどね?」
まどか「そんな差は、これから一緒に埋めていけばいいとも思うんだ。だから、ほむらちゃん──」
78: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:26:51.984 ID:x3NT1MUC0
、
79: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:28:00.259 ID:x3NT1MUC0
まどか「じゃあ、ほむらちゃん。また明日ね」
ほむら「え、あっ。もうこんなところまで歩いてきてたのね」キョロキョロ
まどか「んもぉ、ほむらちゃんってば、ずーっとぽやーってしちゃってるんだもんなぁ」イジイジ
ほむら「……」
ほむら「まどか。あなたは自分の人生が尊いと思う? 家族や友達を大切にしてる?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……」ジーッ
ほむら「え、あっ。もうこんなところまで歩いてきてたのね」キョロキョロ
まどか「んもぉ、ほむらちゃんってば、ずーっとぽやーってしちゃってるんだもんなぁ」イジイジ
ほむら「……」
ほむら「まどか。あなたは自分の人生が尊いと思う? 家族や友達を大切にしてる?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……」ジーッ
80: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:31:49.307 ID:x3NT1MUC0
まどか「えへっ♪ 今なら胸を張って言えるよっ!」
まどか「わたしは今、すっごく幸せだよ。家族も、友達も、本当に大切」
ほむら「……そう」
まどか「『じゃあ、なでて』?」
ほむら「ええ」ニコッ
まどか「うんっ♪ それじゃあ──」スッ
まどか「わたしは今、すっごく幸せだよ。家族も、友達も、本当に大切」
ほむら「……そう」
まどか「『じゃあ、なでて』?」
ほむら「ええ」ニコッ
まどか「うんっ♪ それじゃあ──」スッ
81: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:34:42.480 ID:x3NT1MUC0
ほむら「……」グイッ
まどか「わっ……んぅ──」
ほむら「──」ギューッ
まどか「……はふっ」ドキドキドキ
ほむら「……」モジモジ
まどか「んぅ~……」テレテレ
まどか「わっ……んぅ──」
ほむら「──」ギューッ
まどか「……はふっ」ドキドキドキ
ほむら「……」モジモジ
まどか「んぅ~……」テレテレ
82: 名無しさん 2019/05/17(金) 06:37:31.822 ID:x3NT1MUC0
ほむら「……さっきの返事」
まどか「へ……?」
ほむら「私も、まどかと同じ道を歩きたい。同じ方を向いて、あなたの隣を歩いていきたい」
まどか「……っ♪」ムギューッ
ほむら「これからよろしくね。私は暁美ほむら」ニコッ
まどか「わたしは鹿目まどか。こちらこそよろしくねっ、ほむらちゃん」ニコッ
ほむら「ふふ」
ほむら「ねぇ、まどか。突然で驚かせてしまうかもしれないけど……私の頭をなでてくれないかしら?」
おしまい
まどか「へ……?」
ほむら「私も、まどかと同じ道を歩きたい。同じ方を向いて、あなたの隣を歩いていきたい」
まどか「……っ♪」ムギューッ
ほむら「これからよろしくね。私は暁美ほむら」ニコッ
まどか「わたしは鹿目まどか。こちらこそよろしくねっ、ほむらちゃん」ニコッ
ほむら「ふふ」
ほむら「ねぇ、まどか。突然で驚かせてしまうかもしれないけど……私の頭をなでてくれないかしら?」
おしまい
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