1: 名無しさん 2013/10/02(水) 17:05:58.05 ID:xRikFmwD0
ダンガンロンパ2のネタバレあり

この日向は第5章までの記憶を引き継いでます

地の文あり

まったり更新

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380701157

引用元: ・日向「強くてニューゲーム」

2: 名無しさん 2013/10/02(水) 17:18:19.47 ID:xRikFmwD0
5回目の裁判


左右田「日向が裏切り者だろ!」

七海「違う!日向くんは裏切り者なんかじゃ…」

日向「そうだ!俺が裏切り者だ!だから狛枝を殺したのは俺だな」

終里「日向てめぇ!」

ソニア「そんな……日向さんが……」

九頭龍「マジなのかよ日向……」

七海「だから日向くんは!」

日向「七海!お前は生きろ!」

七海「違う!私は未来機関の…」

モノクマ「うぷぷ、それじゃあ投票ターイム!」


3: 名無しさん 2013/10/02(水) 17:21:59.26 ID:xRikFmwD0
モノクマ「クロは日向くんじゃありませんでしたのでクロ以外はオシオキされまーす」

七海「日向くんなんで!」

日向「…………じゃあな」

七海「……死なせない!日向くんは死なせない!」

モノクマ「うぷぷ、そんなの無理だよ」

七海「できるよ。日向くんだけの」




七海「wnj5joi76ti2jt@d6g」


6: 名無しさん 2013/10/02(水) 19:17:13.43 ID:KmwHHIzY0
……なんだ

頭がクラクラする……

そういやモノクマにオシオキされたんだっけ……

「ーーーだ!」

なんだか周りが騒がしいな…

え?なんで……

モノクマ「ボクに危害を加えたらこうなるよ。アーヒャッヒャ」

なんでモノクマがモノケモノを連れてるんだよ!


7: 名無しさん 2013/10/02(水) 19:23:59.05 ID:KmwHHIzY0
コテージに戻った俺にはなにが起きたのか理解できなかった

オシオキで死んだはずの俺が生きてること

モノケモノが全て直っていること

一番不思議なのは

死んだはずのみんなが生きていたことだ

これはなにが起こっているんだ?

夢なのか?

夢だとしても今が夢なのか今までのコロシアイ生活が夢なのかさえわからない

もしかして

タイムスリップか?



8: 名無しさん 2013/10/02(水) 19:26:04.57 ID:KmwHHIzY0
それなら全てが繋がるけど

日向「そんな非現実的な……」

いや、今の状況がもう非現実的だったな

少し……様子を見るか……



17: 名無しさん 2013/10/03(木) 00:57:53.73 ID:93ECGMsm0
十神「おいお前ら、今日の夜にパーティーを開くぞ」


花村「料理なら僕に任せてよ!」


狛枝「あはは、僕が掃除当番だね」




まるっきり……同じなのかよ……

じゃあ……この記憶は、夢なんかじゃなくて……

日向「本当に起こった…こと?」



18: 名無しさん 2013/10/03(木) 01:02:43.98 ID:93ECGMsm0
……じゃあ今日のパーティーで十神が死ぬってのかよ!

そんなこと、させるか!

日向「十神!」

十神「なんだ、日向か」

日向「お前のコテージに手紙が届かなかったか!?」

十神「……あれを送ったのはお前なのか?」

日向「俺じゃない!送ったのは狛枝だ」

十神「狛枝が送っただと?ふん、バカバカしい。あんなやつが人を殺すなどと言う脅迫文を送れるとは思えんな」



19: 名無しさん 2013/10/03(木) 01:15:10.34 ID:93ECGMsm0
日向「十神……お前、本当は十神じゃないんだろ?」

十神「な!?……なにをバカなことを言っている!」

日向「超高校級の詐欺師……それがお前の才能だ」

十神「っ!?キサマ、それをどこで…」

日向「お前が十神か十神じゃないかなんてどうでもいいんだよ……俺は本物の十神 白夜に会ったことがないし」

日向「ここにいる『十神 白夜』はお前だろ?俺たちのリーダーの『十神 白夜』はお前だけだ」

十神「………僕は……」

日向「お前はここにいる。それは俺が証明するよ。誰もお前を認めなくても俺はお前を凄いやつだって認めてる」

日向「俺はお前の味方だ」

十神「……ふん、愚民が俺を気遣うか」


20: 名無しさん 2013/10/03(木) 01:18:51.59 ID:93ECGMsm0
十神「だけど……………ありがとう」

十神「この島を脱出できたら聞いてほしいことがあるんだ……」

日向「あぁ、だけどまずはこの島から脱出するぞ」



24: 名無しさん 2013/10/03(木) 21:42:03.18 ID:m1i2sIck0
もうわかった

俺がなぜここにいるのか

日向「狛枝、掃除終わったのか?」

誰も犠牲を出さずにこの島からみんなで出るためだ

狛枝「今終わったところだよ。日向クンは?」

日向「花村に話があってさ。苦手な食べ物を言っておきたくてさ」

狛枝「ハハ、日向クンらしいね」

正直俺はお前が嫌いだ

だけど誰も死なせたりしない



25: 名無しさん 2013/10/03(木) 21:47:19.20 ID:m1i2sIck0
日向「綺麗に掃除出来てるかも確かめておくよ」

狛枝「…………ねぇ日向クン。君はここから出たいかい?」

日向「……当たり前だろ。十神じゃないが誰も犠牲を出さずにここから出るよ」

狛枝「君はすぐにここから出たいとは思わないの?」

こいつは……

日向「誰かを殺してまで出たいとは思わない」

狛枝「…………そっか。じゃあね」

……お前はまた誰かを殺そうとするのかよ?


26: 名無しさん 2013/10/03(木) 21:57:52.78 ID:m1i2sIck0
日向「狛枝……お前の思い通りにはさせないぞ」

そのためには花村を安心させるしかない

日向「花村」

花村「信じない……信じないぞ……」

日向「花村?」

花村「え!?あ、あぁ。なんだい日向くん。ぼくになにか用かい?」

日向「お前、狛枝が誰かを殺す準備をしてるのを見たよな?」

花村「!?……あはは、なんのことかな」

日向「狛枝に床下を通れることを聞いたんだよな?」


30: 名無しさん 2013/10/03(木) 22:08:56.71 ID:m1i2sIck0
花村「ぼぼぼぼくはそんなこと聞いてなんかないよ!」

日向「狛枝が誰かを殺す前に自分で殺すつもりじゃないのか?バカなことはやめろよ」

花村「…………君になにがわかるってのさ。ぼくには家で帰りを待ってくれてる母ちゃんがいるんだ!」

日向「なぁ花村。母親が心配なのはわかるよ。でもさ、そんな方法で出てきた息子を母親は喜ぶか?」

花村「あ……だ……だったら、どうしたらいいのさ!すぐに帰って母ちゃんを安心させてあげたいんだよぉ!」

………花村、お前は優しいやつだよな。

だからお前に誰かを殺させるわけにはいかないよ

日向「怖いんだよな?いつ殺されるかわからないこの生活が」

花村「当たり前だよ!」



32: 名無しさん 2013/10/05(土) 02:38:56.14 ID:QiK3zamG0
日向「だったら俺がお前を支える。辛いなら、恐いなら俺がそばにいる。だから俺を信じてくれないか?」

花村「あ……う……ぐ…」

日向「泣くなっての、男だろ?」

花村「僕は君を信じていいのかい?」

日向「あぁ!それでみんなでここから出よう!」

花村、約束だ。

一緒にここから出よう

33: 名無しさん 2013/10/05(土) 02:44:43.62 ID:QiK3zamG0
〔夜〕

日向「十神、旧館のチェックは終わったぞ」

十神「ふん、さすがだな」

日向「だからお前もこのパーティーを楽しめよ」

前は楽しむ間もなかったしな

十神「あぁ。だがまだ来ていないやつもいるな」

九頭龍か…

日向「連れてくるよ。おーい辺古山」

辺古山「なんだ?」

日向「九頭龍を連れてきてくれないか?九頭龍にも楽しんでもらいたいんだ」

辺古山「……わかった。では連れてこよう」


34: 名無しさん 2013/10/05(土) 02:46:57.33 ID:QiK3zamG0
日向「あとは……」

十神「モノクマか……」

またモノミに頼むか

日向「少し待っててくれ」

十神「どこに行く気だ?」

日向「モノミの所だよ。足止めくらいはできるだろうし」

十神「なるほどな」


35: 名無しさん 2013/10/05(土) 02:54:17.34 ID:QiK3zamG0
〔旧館前〕

日向「おーい、モノミ!」

モノミ「なにか用でちゅか?」

毎回どこから出てくるんだよ……

日向「パーティーやるのは知ってるよな?モノクマが来ないように見張っててほしいんだ」

モノミ「モノクマをでちゅか!?……わかりまちた。これも先生の仕事でちゅよ!」

日向「あとさ、あとで呼びにくるから一緒にパーティーに参加しないか?」

モノミ「先生も参加していいんでちゅ………いやいや、先生は生徒には干渉できないんでちゅよ」

こいつもなかなか強情だな。みんなで脱出するためにはこいつの力も借りないといけないしな

日向「だったら先生と生徒の交流だ。生徒と交流しない先生なんていないだろ?」






36: 名無しさん 2013/10/05(土) 02:57:19.59 ID:QiK3zamG0
モノミ「……ホントにいいんでちゅか?」

日向「みんなには俺から説明しとくよ」

モノミ「よーし、やりまちゅよー!」

チョロいな

日向「じゃあな、モノミ」

モノミ「日向さんもここはあちしに任せて楽しんできてくだちゃい!」ニコ

37: 名無しさん 2013/10/05(土) 03:03:38.19 ID:QiK3zamG0
〔旧館〕

十神「どうなった?」

日向「頼んできたよ。でも中間くらいでモノミも参加させていいか?」

十神「なっ!?あの得体の知れないやつをか!?」

日向「あいつはここから脱出するのに必要かもしれない。だったら敵対するよりも友好的な関係の方がいいだろ?」

十神「そうだが……」

日向「毒を食らわば皿までだ。あいつはモノクマと敵対してることは明らかなんだ。そこを利用すればいい」

十神「…………俺はお前を信じよう」

俺を信用してくれるのか……ありがとな、十神


41: 名無しさん 2013/10/05(土) 13:42:57.12 ID:QiK3zamG0
十神「……無茶はしないで……」

日向「あぁ、わかった」

十神「……ふん、俺はもう行くぞ」

……心配かけてごめんな、十神

でも誰も犠牲になんか出さない。

一度死んだはずの命だ。俺が死のうがお前らだけは助けるからな

田中「……ぬぅ」

日向「どうしたんだ?」

田中「魔犬のイヤリ……ふっ、なんでもない」

田中「なにかあろうが貴様ら凡夫に俺を助けられるとは思えん!ふははははは!」



42: 名無しさん 2013/10/05(土) 13:55:42.84 ID:QiK3zamG0
まったく……意地はりやがって

日向「魔犬のイヤリングを落としたんだろ?」

田中「なんと!……貴様、意志看破(サイコメーデ)を使えるのか!?」

日向「まぁな。少し待ってろ」

田中「抜かった…ここにも俺と同じ領域の者がいるとは…」

少しは俺を頼れよ

43: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:01:46.51 ID:QiK3zamG0
日向「たしか倉庫から床に入れたよな」

狛枝「あ、日向クン」

日向「どうしたんだ?狛枝」

狛枝「日向クンがどこかに行くのを見かけてね」

日向「田中がイヤリングを落としたから取りに行くだけだ。誰かを殺す準備のためじゃない」

狛枝「いやだなぁ、まだなにも言ってないじゃないか」

白々しいやつだ

日向「そういうわけだ。それと、後でモノミもパーティーに参加させるぞ」

狛枝「……へぇ。わかったよ、じゃあね」



44: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:05:46.98 ID:QiK3zamG0
〔倉庫〕

たしかアイロンがあったはずだよな

日向「あれ?」

アイロンがない……なんでだ?

日向「イヤリングが先だな……あった」

床下は埃っぽいな

バチンッ

え?

まだ時間じゃないだろ……



なんで電気が消えるんだよ!


45: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:12:03.99 ID:QiK3zamG0
終里「なんにも見えねえぞ?」

罪木「きゃあぁぁぁ!」

十神「全員動くな!」

クソ!狛枝お前!

こうなることを読んでたってのかよ!

だったら……

日向「十神!狛枝を突き飛ばせ!」

十神「!?…わかっている!」ドンッ

狛枝「うわっ!」

左右田「なにが起こってんだよ!」

日向「左右田、動くな!」

左右田「日向?お前どこにいるんだ?」

パチンッ

やっと明かりがついたな


47: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:19:03.08 ID:QiK3zamG0
〔大広間〕

日向「みんな無事か!?」

左右田「日向お前どこにいたんだよ」

ソニア「あの、罪木さんと狛枝さんが転んだ以外は無事ですよ」

終里「だべごもごぶごご」

澪田「食べてから喋るっすよ」

モノミ「なにがあったんでちゅか!?」

十神はどこにいるんだ!?

十神「ふん、なにを探している」

日向「……あ」

…………よかった


48: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:25:37.79 ID:QiK3zamG0
九頭龍「おいおい、なにがあったんだよ」

辺古山「ふむ、誰も怪我をしていないか?……ぐっ!」

九頭龍「おい辺古山、腹痛いならトイレ行っとけ」

辺古山「……すまん」

七海「停電したのかな?」

弐大「なにがあったんだ?クソをしてるというのに暗くなりよった」

花村「みんな無事かい?」

小泉「もう、なんなのよ」

西園寺「ぷーくすくす。ゲロブタが転んでるよ」

罪木「ふぇぇ」

…………よかった……

みんな無事だった……



49: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:28:23.38 ID:QiK3zamG0
十神「おい日向、なにを泣いている」

日向「え?」

…ホントだ……

日向「誰も死んでなくてよかった……」

モノクマ「えー、つまんないなぁ」

左右田「うぉっ!いつの間に!」

モノクマ「ちぇっ、ボクはもう帰るよ」






50: 名無しさん 2013/10/05(土) 14:32:20.14 ID:QiK3zamG0
日向「誰か罪木を助けてやれよ。はい」

罪木「すいませぇん」

日向「田中、お前のイヤリングってこれか?」

田中「どこでそれを!」

日向「床下に潜った」

狛枝「……………」

日向「もう落とすなよ」

田中「フハハハハ!わかっている………あ、ありがとう」

日向「気にすんな」

さてと…………

日向「おい、狛枝」

狛枝「なんだい?」

日向「これはお前の仕業だよな?」

狛枝「そうだよ」


52: 名無しさん 2013/10/05(土) 17:45:17.76 ID:QiK3zamG0
十神「なんでこんなことをした?」

狛枝「僕はね、超高校級のみんなが協力しあえばどんな絶望だって乗り越えられる希望になるんだって信じてるんだ」

日向「自分が絶望になってより強い希望を作ろうとしたのか」

狛枝「さすが日向クン!僕の考えがわかるなんて、君も同じ考えなのかな!」

日向「俺はお前とは違う!」

狛枝「アハハ、冗談だよ。僕なんかが超高校級の才能を持つ君たちと同じなんておこがましいよ」





53: 名無しさん 2013/10/05(土) 18:03:06.76 ID:QiK3zamG0
狛枝「今日はもう殺せそうにないし、帰ろうかな」

十神「キサマッ!行かせるか!」

左右田「おいおいおいおい!なにがなんだってんだよ!」

弐大「お前は少し反省せんといかんな」

モノミ「やめるでちゅ!みんなで仲良く…」

モノクマ「モノミは黙ってろよ」ゴッ

モノミ「ぎゃあぁぁぁ!」

日向「やめろ!」


55: 名無しさん 2013/10/05(土) 18:12:20.29 ID:QiK3zamG0
日向「なんで仲良くできないんだ!みんなの力を合わせないと脱出なんてできないだろ!」

狛枝「アハハ!僕は希望の踏み台になれるなら死のうがどうでもいいんだ」

ソニア「狛枝…さん」

狛枝「こんな役にたたない才能を持つ僕が希望の一部になれるならなんだってするよ!アハハ!アハハハハハ!」

俺は………こんなやつを救えるのか?

こんな……狂った…やつを…

七海「諦めちゃダメだよ、日向君」

日向「な…なみ?」

56: 名無しさん 2013/10/05(土) 18:18:23.04 ID:QiK3zamG0
七海「日向君が諦めちゃったら誰がみんなを引っ張っていくの?」

日向「十神が……いるだろ」

七海「十神君は日向君がいるから頑張れてるんだよ」

日向「………やるしか……ないよな」

田中「どこに行く?狛枝よ」

狛枝「どこって、コテージに帰るんだよ?」

九頭龍「行かせると思ってんのかよ」


57: 名無しさん 2013/10/05(土) 18:22:58.42 ID:QiK3zamG0
弐大「少し大人しくしておいてもらおうかのう」

終里「お、やんのか?やっちゃうぞー」

狛枝「アハハ、まいったなぁ。わかったよ、大人しく捕まってあげる」

モノミ「みんな仲良く…」

モノクマ「黙ってろって言ってるだろー」ゴス

モノミ「いやぁぁぁ!」

59: 名無しさん 2013/10/05(土) 19:40:04.93 ID:QiK3zamG0
西園寺「パーティって終わりなの?」

十神「こんな状況で続けられるわけがないだろう」

弐大「狛枝は捕まえておくぜよ」

花村「今日は解散ってことなのかな!」

終里「ちぇー、もう終わりかよ」

狛枝「アハハ、僕のことは気にしないでくれていいよ?」

左右田「うっせ、うっせ!お前のせいだろ!」

小泉「……仕方ないよね」

九頭龍「ちっ」


60: 名無しさん 2013/10/05(土) 19:48:12.29 ID:QiK3zamG0
田中「これも運命か……」

罪木「わ、私は楽しかったですっ!!」

澪田「心残りっす!」

日向「………………」

七海「日向君、帰ろ?」

……俺は狛枝を救えなかった

クソッ!

狛枝…

俺は必ずお前も、みんなも救うぞ



〔チャプター1〕終わり


61: 名無しさん 2013/10/05(土) 19:56:44.17 ID:QiK3zamG0
〔チャプター2〕

モノミ「皆さん、あちしやりまちたよ!」

あぁ、第一の島にいるモノケモノを倒したのか

左右田「なにをやったんだよ」

モノミ「モノケモノを一匹やっつけまちた!」

九頭龍「じゃあ他の島にも行けるってのかよ」

モノミ「はい!皆さん、らーぶらーぶでちゅよ」

終里「そんなことより飯だろ飯」

花村「ンフフ、これから毎朝僕の頬がとろけ落ちるほど美味しい料理が食べられるよ!」

十神「たしかに……美味いな」


63: 名無しさん 2013/10/05(土) 22:57:47.31 ID:QiK3zamG0
西園寺「……………」クンクン

小泉「どうしたの?」

西園寺「な、なんでもない!」

日向「小泉、少しこっちに来てくれ」

小泉「へ?どうしたの?」

弐大「なんだか臭うのぅ」

田中「む!魔界の毒霧か!?」

西園寺「ぅぅ………」ジワッ

まったく………西園寺も少しは俺たちを頼れよな

日向「西園寺もこっちに来てくれるか?」

西園寺「………うん、わかった」ウルウル

罪木「どこ行くんですか、日向さん」

日向「悪い。少し小泉と西園寺に話があるんだ」

七海「クソねみぃ……」


64: 名無しさん 2013/10/05(土) 23:18:18.66 ID:QiK3zamG0
〔プールサイド〕

日向「西園寺って着付けできるのか?」

西園寺「え?いきなりなに?」

日向「少し着物がずれてるぞ」

西園寺「!…なに見てんのよ、おにぃのロリコン!」

日向「そうじゃない!食堂で服のこと気にして涙目になってただろ?ずれてるのが直せないからだと思ってさ」

西園寺「それも……あるけど…………臭いが……」

日向「小泉って前に着付けなら少しできるって言ってなかったっけ?」

小泉「はぁ?できるけどあんたに言った覚えはないんだけど」

前の記憶で知ったことだからな……

日向「あー、じゃあ違うやつか。すまん、間違えた」

小泉「ホント適当に覚えるのやめてくれる?」

日向「ごめん!」


65: 名無しさん 2013/10/05(土) 23:33:43.10 ID:QiK3zamG0
日向「ごめん、二人とも。俺の勘違いだった」

西園寺「別に……。ねぇ、小泉おねぇ」

小泉「どうしたの?」

西園寺「着物の帯の結び方、教えて?」

小泉「えっと…簡単なのしかできないけどそれでもいいなら教えてあげる」

西園寺「うわーい、小泉おねぇだーいすきー!ちゅーしてあげるー!」

小泉「ちょ、ちょっと、日寄子ちゃん。抱きつかないでいいって!」

こっちは……解決したかな

まだ解決してない問題もあるな……

俺の記憶のことだってそうだ

みんなに俺の記憶のことを話せばこれから起こる事件のほとんどは回避できるんだろうけど……

日向「信じてもらえないだろうな」

なによりコロシアイを望むモノクマがこんなイレギュラーなことを放っておくわけがない

まだだ……まだ言うべきじゃない…



80: 名無しさん 2013/10/07(月) 09:48:38.43 ID:TsQFOKSe0
〔食堂〕

日向「ごめん、遅くなっ……みんないないか」

小泉「はぁ、みんな薄情なのね」

西園寺「じゃあ先にお風呂入ろうよ小泉おねぇ!一緒に洗いっこしよ!」

小泉「ちょ、ちょっと……」

罪木「あ、あのぉ……」

日向「罪木?なんでいるんだ?」

こんなことは記憶にないぞ?

罪木「す、すいません。えへへ、日向さんを待ってました」

西園寺「ちっ!ゲロブタなんか誰も待ってないっての。こんなビッチに付きまとわれて日向おにぃも災難だね」

罪木「ふええぇ!ご、ごめんなさい日向さん!あ、あの……迷惑をかけてるだなんて思ってなくて……」

西園寺「その考え方が迷惑なんだよゲロブタ!」

日向「西園寺!いくらなんでも言いすぎだ。俺は罪木のことを迷惑だなんて思ってないぞ」



81: 名無しさん 2013/10/07(月) 09:51:58.14 ID:TsQFOKSe0
西園寺「…ふん。それよりも小泉おねぇ、お風呂入ろ!」

小泉「あ、ちょっと!ごめん日向、遅れて行くことになっちゃう」

日向「気にすんな。ちゃんと帯の結び方教えてやれよ」

罪木「……………」

日向「どうした?」

85: 名無しさん 2013/10/08(火) 01:29:19.58 ID:L8C9peym0
罪木「えっと……あの…その……」

日向「ゆっくりでいいから言いたいことを言えよ」

罪木「ノロマですいませぇん!あの、連帯保証人でもブタの鳴きマネでもなんでもしますから嫌わないでください!」

罪木は罪木で変わらないよなぁ

日向「落ち着け、罪木」

罪木「は、はいぃ」

日向「お前が昔イジメられてたかどうか詳しく知らないが俺はお前に危害を加えたりしないししたくない。それに俺にはお前が必要だ」

罪木「わ、私が、ですか?」

日向「俺はお前から離れていかないよ。そばにいるから安心しろ」

じゃないといつ記憶が戻る病気になって澪田を殺すかわからないしな……

罪木「ずっと………ずっとそばにいる……えへへ……」

ずっとなんか言ったっけ?


87: 名無しさん 2013/10/08(火) 01:41:59.89 ID:L8C9peym0
罪木「日向さん……あの、私頑張りますから!……だから、嫌わないでください!」

日向「だから嫌わないって……」

罪木「えへ、えへへ……ずっと一緒。ずっとずっとそばにいてくれる……えへへ」

日向「おーい、罪木?」

なんか罪木の目ハイライトが消えてるような……

嫌な予感が……もしかしてまた病気になったとか……なのか?

罪木「えへへ…日向さぁん」

モノクマ『オマエラ、公園に集まりやがれー!』

日向「…………え?」

集合呼び出しは夜だったはずだろ?

罪木「………あ、公園に集合ですよ。日向さん。あ、私なんかに言われなくてもわかってますよね……」


88: 名無しさん 2013/10/08(火) 01:48:45.07 ID:L8C9peym0
日向「罪木?」

罪木「ひぅ!あ、あの…私なにかダメでした?すいません!すぐ直しますから許してくださぁい!」

日向「いや、なんでもないよ」

普段の罪木か……

さっきの罪木はなんだったんだ?

日向「ほら、行くぞ」

罪木「あっ……手……握って……」

………あ……無意識に……

日向「……ごめん!嫌だったよな!」

罪木「ち、違うんです!あの…驚いたんですけど、その、嬉しくて…握ったままでいてください…」

日向「………わかった…」

俺は恥ずかしさで罪木を見ないで手を繋いだまま公園を目指した…


89: 名無しさん 2013/10/08(火) 02:26:24.14 ID:L8C9peym0
〔ジャバウォック公園〕

モノクマ「うぷぷ、レクリエーションタイムを開始したいと思いまーす!」

日向「どうせそこのゲームのことだろ」

モノクマ「お、日向君は鋭いねぇ。そう!このゲームは日向「トワイライトシンドローム殺人事件か?」

モノクマ「…………なんで知ってんの?」

日向「勘だ」

左右田「勘ってレベルじゃねーぞ!」

モノクマ「まぁいいよ。これは日向「俺たちが人を殺すための『動機』か?」

モノクマ「ボクがまだ喋ってるだろ!被せてくるなよ!」



90: 名無しさん 2013/10/08(火) 02:45:42.52 ID:L8C9peym0
日向「じゃあ話せば?」

モノクマ「そうだよ!これが次の動機だよ!やれよ!お前らなんか早くゲームをやってコロシあえよ!フンッ!」スタスタ

あ、モノクマ帰っていった

左右田「日向、お前すげぇな。モノクマを黙らせるなんてよ」

日向「そうか?適当に言ったら当たっただけだぞ」

弐大「たしか次の人を殺す動機だと言っていたのぅ」

日向「触らないほうがいいだろ」

十神「ふん……わざわざ危険な目にあうやつなどいるか」







92: 名無しさん 2013/10/08(火) 15:24:21.68 ID:6xxgkBD+0
西園寺「豚足ちゃんに言われなくても触んないって」

ソニア「図書館に戻ってもよろしいですか?まだ全部を調べたわけじゃないので」

花村「じゃあ僕は昼ご飯を作ってくるね」

田中「解散というわけか」

今ゲームをするわけにはいかないよな

全員がいなくなってからクリアすればいいか

罪木「あのぉ……日向さん」

日向「どうした?」

罪木「迷惑じゃなければなんですけど……一緒に島の探索をしませんか?」

日向「……あー…」

早くトワイライトクリアしないと九頭龍がやるからなぁ…

罪木「ご、ごめんなさいー!私なんかが調子に乗っちゃってごめんなさい!」

日向「別に悪いことしてないんだから謝んなよ。じゃあ一緒に行こうか」

罪木「あぅ………ワガママ言っちゃってごめんなさい……」

前の記憶では罪木からなにかに誘うなんてなかったよな

罪木も前向きになってくれればいいけど

94: 名無しさん 2013/10/08(火) 17:41:27.28 ID:6xxgkBD+0
罪木「えへへ、誰かと話しながら歩くなんて夢みたいです」

日向「俺に遠慮なんかするなよな」

九頭龍「…………けっ」

〔ドラッグストア〕

罪木「わぁぁー……………」

凄く罪木がイキイキしてる…

罪木「これだけあればどんな怪我でも治せますよ!注射もほら!」

日向「あ、危ないから注射を振り回すのはやめようか」

罪木「大丈夫ですよぉ。怪我しちゃっても私が治療しますから!」

いや、怪我したくないから

96: 名無しさん 2013/10/08(火) 22:15:22.94 ID:RIbyfxsQ0
日向「なぁこの薬ってなんて名前なんだ?」

罪木「それはアコニチンです」

日向「じゃあこれは?」

罪木「……アトロピンですぅ」

日向「へー、これは?」

罪木「さ、サキシトシキンです……けど」

ホント罪木って薬のことならなんでも知ってるな

罪木「あ、あの………日向さん……私、なにかしました?」

日向「へ?なんでだよ」

罪木「だってだって…日向さんが手に持ってるのって、全部毒薬ですよ……」

………マジかよ……

日向「違う違う!毒薬なんて知らなかったんだって!」

罪木「ひ、日向さんの気持ちなのかなって…思って…飲まされるのかなって……」

日向「そんなことさせないから!」


97: 名無しさん 2013/10/08(火) 22:19:27.94 ID:RIbyfxsQ0
罪木「他のことならなんでもしますから!体に落書きしてもダーツの的でもしますからぁ」

日向「悪かったよ。だから落ち着けって」ナデナデ

罪木「ひぅ………えへへ…」

なんか罪木の扱い方がわかった気がした

つか昼飯食べ忘れてたな……

日向「そろそろ夕方だしホテルに戻るか」

罪木「は、はい」


98: 名無しさん 2013/10/08(火) 22:27:55.61 ID:RIbyfxsQ0
〔ホテル〕

日向「ただいま」

罪木「も、戻りましたぁ」

左右田「お前らどこ行ってたんだ?昼飯も食べずに……まさかお前ら!」

日向「あー、違う違う。罪木にドラッグストアで薬について聞いてたんだよ」

終里「ドラッグストアって美味いのか?」

西園寺「サッチュウザイっていうのとショウシュウザイっていうのも美味しいらしいよ?」

終里「ホントか!あとで食べてみるな!」

日向「全部食べ物じゃないから……」


99: 名無しさん 2013/10/08(火) 23:55:03.43 ID:RIbyfxsQ0
日向「狛枝は?」

左右田「あー、あいつならまだ旧館に縛ったままだわ……」

小泉「えっ!?それってヤバいんじゃ……」

田中「だが奴の封印を解けば面倒なことになるぞ」

たしかに狛枝を自由にさせたらなにするかわからないけど、このままってわけにもいかないし……

日向「仕方ないな……俺が夕食をあいつに食わせてくる」

十神「一人だと危険だぞ」

七海「だったら私もついていくよ」

罪木「ふぇ!?じ、じゃあ私も行きますぅ!」


101: 名無しさん 2013/10/09(水) 00:43:29.60 ID:j14Uj7Ch0
日向「いや、なにが起こるかわからないし……田中、ついてきてくれるか?」

田中「フハハハハ!俺様の加護が欲しいのか?いいだろう、一緒に行ってやろう」

日向「助かるよ」

花村「はい、これ。簡単なものだけど食べさせてあげやすいものだから」

日向「おう。サンキュー花村」

花村「僕にはこんなことしかできないからね」




106: 名無しさん 2013/10/09(水) 09:32:42.85 ID:pa4bbCol0
〔旧館〕

日向「ええっと、狛枝は大広間か」

田中「たしかにその方向からよからぬ魔力を感じる…」

日向「じゃあ入るぞ」

狛枝「やぁ日向クン、それに田中クンもひさしぶりだね。縛られてるからお構いはできないけどゆっくりしていってよ」

日向「お前はいつも通りだな」

田中「…………」

狛枝「あれ、どうしたの、田中クン。黙ったままボクなんかを見て」

田中「貴様……なにか考えているな?」

え?俺にはあまり普段の様子と変わってないように見えるけど

狛枝「アハハ、さすが超高校級の飼育委員だね。そんなこともわかっちゃうんだ」



107: 名無しさん 2013/10/09(水) 09:38:07.23 ID:pa4bbCol0
田中「やはりッ!また誰かを殺す算段か!?」

狛枝「いやだなぁ、そんなボクなんかが誰かを殺せるわけないだろ。完璧だと思ってた計画も失敗しちゃうし」

狛枝「ボクのゴミみたいな才能じゃ誰も殺せないよ」

田中「くっ!俺の言霊が通じないだと!?」

日向「もういいよ田中。こんなやつの相手なんかしなくていい」

狛枝「それに次はボクがなにかしなくても誰かがやってくれるんじゃないかな?」


108: 名無しさん 2013/10/09(水) 09:50:10.74 ID:pa4bbCol0
日向「トワイライトシンドローム殺人事件のことか……誰から聞いたんだ」

狛枝「モノクマがここに来て教えてくれたよ。縛ってるものは外してくれなかったけどね。ボクはあのゲーム好きだったからなんか残念な気分だよ」

日向「お前の好き嫌いなんてしるか!早く食べろよ」

狛枝「君たちはこんなちっぽけな絶望にすら立ち向かわないつもりなのかな?君たちは希望の象徴なんだよ」

日向「……うるさい」

狛枝「ただ問題を先送りにしているだけだよね?」

日向「黙れ!」

狛枝「黙らないよ。君たちには素晴らしい才能があるんだ!だったらもっともっと…」

田中「チャンP」

チャンP「ヂュ」ガリッ

狛枝「イタッ!」


109: 名無しさん 2013/10/09(水) 10:01:16.23 ID:pa4bbCol0
田中「少し落ち着くがいい」

日向「…………」

狛枝「アハハハハ、これ田中クンのハムスターかい?」

田中「黙れ。貴様の思い通りにはさせん」

日向「……そうだ。誰も殺させない」

狛枝「へぇ。もし誰かを殺したくなったらボクに相談してよ。全力で手助けするから」

日向「田中、行こう」

田中「わかっている」

狛枝「ねぇ、食べさせてくれないの?ねぇってば」


111: 名無しさん 2013/10/09(水) 15:09:59.65 ID:pa4bbCol0
〔プールサイド〕

田中「大丈夫か?」

日向「あぁ……ごめん、少し休んでから戻るよ」

田中「ただの人間があの障気の中で理性を保てたのは驚きだが、これからなにがあるかわからんからな。お前を見張っていてやろう」

日向「ありがとな」

田中「ふん……魔犬のイヤリングの礼だ」

田中ってホントは優しいんだな

言葉は難解だけど

日向「俺は全員を助けられるのかな……」

田中「何故俺様にそれを問う?」


114: 名無しさん 2013/10/09(水) 19:54:23.35 ID:pa4bbCol0
日向「狛枝と話したら不安になってさ……誰も犠牲を出さないまま脱出するのなんか無理じゃないのかって」

田中「………俺は言葉を話すものは信用しない。いずれ裏切るだろうからな」

日向「…そうかもな」

田中「だがお前は他の人間に言っていただろう。少しは俺を頼れ。みんなをここから脱出させる、と」

日向「それは…そうだけどさ…」

田中「だが日向よ、お前は他の人間のことを頼らないのはなぜだ?自分は他の者に頼れと言うのにお前は他の者を頼らないのか?」

田中「それは誰も信用していないからではないのか?」

日向「!?…違う!俺はッ」




115: 名無しさん 2013/10/09(水) 20:04:43.85 ID:pa4bbCol0
田中「仲間だと信用しているのなら少しくらい頼れ」

田中「俺には暗黒四天王がいるがな!フハハハハ!」

日向「………田中」

田中「…なんだ?弱々しい人間よ」

日向「ありがとな」

田中「……フハハハハ!俺様にしてみればお前の悩みなど小さいものだ!」



118: 名無しさん 2013/10/09(水) 21:03:51.12 ID:pa4bbCol0
田中「これ以上は心配されるだろう。そろそろ戻るぞ」

日向「あぁ。田中、これからはお前やみんなに迷惑かけたり頼ったりするかもしれない」

田中「…児戯に付き合ってやらんこともない」

日向「よろしくな」

田中「なんだ、その手は」

日向「なにって、握手だろ?」

田中「人間が俺様に触れるとどうなるかわからんぞ?」

日向「関係ないさ。俺が田中を信じてるってことには変わりないからな」ギュッ

田中「………お前は特異点なのかもしれんな……」

日向「特異点?」

田中「わからなくてもいい。だが、勝手に死ぬことは許さんぞ」

日向「お前こそな」

そうだ

俺たちは仲間なんだ

信頼してるから頼るんだよな……



119: 名無しさん 2013/10/09(水) 21:51:22.63 ID:pa4bbCol0
〔レストラン〕

日向「ごめん。遅くなった」

終里「きにふんは、おへはほうはへてふぼ」

花村「食べきってから喋ろう……」

日向「あれ?九頭龍は?」

七海「おかえり。九頭龍君はまだ来てないよ」

左右田「ほっとけって。どうせ俺たちがいなくなった後に勝手に食うだろ」

十神「だが奴の協調性のなさは問題だぞ」

たしか九頭龍と仲がいいのは……

日向「なぁ辺古山。悪いけど九頭龍のこと頼めるか?」

辺古山「わかった。できる限りのことはしよう」


122: 名無しさん 2013/10/10(木) 09:26:14.81 ID:QA5O1jN30
九頭龍「その必要はねぇ」

日向「九頭龍!どこ行ってたんだよ」

九頭龍「どこでもいいだろうがコラッ!俺はどこに行くにも報告が必要なのか?」

日向「そういうわけじゃないけどさ」

ソニア「皆さんはただ心配していただけで…」

九頭龍「誰がそんなこと頼んだ!俺のことなんかほっとけよ」

左右田「てめぇ心配してくれてるソニアさんになんてことを!」

九頭龍「んだコラァ!やんのか!」

小泉「やめなよ!そういうのはどこか違う所でやってよ!」

九頭龍「うっせぇんだよボケが!」

小泉「な!?あんたねぇ………」

日向「あーもうッ!ケンカすんな!」




123: 名無しさん 2013/10/10(木) 09:32:44.91 ID:QA5O1jN30
澪田「うっはー!すごいカオスっすね!」

罪木「ケンカはダメですよぅ……」

西園寺「ゲロブタは黙ってなよ!」

罪木「ご、ごめんなさーい!」

弐大「ガハハハハハ!みな元気じゃのう」

十神「フン……くだらんことで騒ぐな」

花村「なんだかパーティーみたいだね」

終里「もごがごごご」

なんでこいつらはこんなにマイペースなんだよ!?

九頭龍「………ケッ。気分ワリーから帰るわ」

日向「おい九頭龍!」



125: 名無しさん 2013/10/10(木) 17:37:32.51 ID:viikKHO/0
辺古山「私が行こう」

日向「…ごめん。俺が行っても口論になりそうだから任せた」

辺古山「一緒に九頭龍の夕食も持って行こう」

花村「はい。できたら感想も聞いてきてほしいかな」

辺古山「わかった」

…………九頭龍はどうすれば俺たちを信用してくれるんだ?

罪木「あのぅ、日向さん。食べないんですか?」

日向「あ、あぁ。ボーっとしてた」

早く夕食を食べてゲームをクリアしないとな


126: 名無しさん 2013/10/10(木) 17:48:39.49 ID:viikKHO/0
〔ジャバウォック公園〕

日向「またこのゲームをやるのか……」

たしか九頭龍や罪木の学校の話だったよな

日向「スタート画面で五回下、と」

画面が変わっていく。成功か

日向「さっさとクリアするか」

あとはここに行けば……よし、クリアだ

しかし攻略法を知ってるゲームほど達成感がないな

モノクマ「うぷぷ、クリアおめでとう。よくわかったね」

日向「どうでもいいだろ。クリア特典を渡せよ」

モノクマ「あのねぇ、日向くん。クリア特典は一番最初にクリアした人にだけあげるんだよ?」

日向「じゃあ俺より最初にクリアしたやつがいるのかよ!」

モノクマ「うぷぷぷぷ。そういうことになるねぇ」

日向「クソ!」

誰がクリアしたんだ?

なんで記憶通りにならないんだよ……


132: 名無しさん 2013/10/11(金) 09:16:00.74 ID:bQcXhDlx0
モノクマ「もうそろそろ夜時間だから帰ってね」

日向「………クソ!」

モノクマ「うぷぷ。日向君、君は少しイレギュラーな存在のようだね。ま、それもおもしろいからいいけどね。ぶひゃひゃひゃひゃ」


〔コテージ〕

日向「……やっぱり九頭龍なのか?」

思考がぐるぐる頭の中を回って眠れない

どれだけ考えても誰がクリアしたのかがわからなかった

日向「……夜風にでも当たるかな」


133: 名無しさん 2013/10/11(金) 09:44:04.38 ID:bQcXhDlx0
〔プールサイド〕

日向「はぁ」

?「どうしたの?ため息なんかついて」

日向「…小泉か?」

小泉「正解。悩んでるみたいだけど」

日向「小泉も元気ないように見えるぞ」

小泉「あはは……………ちょっとね」

二人並んでプールサイドに座ったけど……

気まずい!

こんなときってなにを話せばいいんだよ

小泉「日向はさ………記憶がないこと……どう思う?」

日向「え?」


134: 名無しさん 2013/10/11(金) 09:51:57.97 ID:bQcXhDlx0
小泉「例えば……例えばだよ?私たちって記憶を奪われてるでしょ?」

日向「あぁ」

小泉「自分は覚えてないけどわるいことをしたことを他の誰かは知ってて、いきなり『これがお前の罪だー!』って言われたら、日向ならどうする?」

日向「それって……」

トワイライトシンドロームのことか?

小泉「……あはは。ごめんね?急に訳わかんないこと言っちゃって」




138: 名無しさん 2013/10/12(土) 02:06:06.09 ID:Z1lir35b0
日向「小泉は小泉だろ?」

小泉「え?」

日向「小泉が昔どんな悪いことをしたのかは知らないけど今いる小泉はそんなことしないだろ?」

小泉「でも……ホントに私がやってたら?」

日向「謝って済む問題かはわからないけど謝ればいいんじゃないか?そこは小泉がしたいようにすればいい」

小泉「…………私は……償う必要があるなら、償いたいけど……その方法もわからなくて……」

日向「なら後悔だけはしないようにすればいい。自己満足かもしれないけど、俺はそうする」

小泉「………あは。なーんでこんな冗談に本気になってくれるのかな」

日向「さぁな。愚痴くらいならいくらでも聞いてやるよ」



139: 名無しさん 2013/10/12(土) 02:08:15.74 ID:Z1lir35b0
今調べたら一応ドラッグストアには毒かわからないけど申請が必要なくらいヤバい薬も置いてたみたい


そこにある薬で西園寺眠らしたし

140: 名無しさん 2013/10/12(土) 09:18:06.31 ID:Z1lir35b0
小泉「んー、そろそろ寝るね。日向はまだ寝ないの?」

日向「もう少し風に当たってから帰るよ」

小泉「そうなんだ。私は寝るね、おやすみ」

日向「おやすみ」

小泉「ねぇ日向!」

小泉「ありがとね」

日向「俺たちは仲間なんだから相談に乗るのは当然だろ?」

小泉「おやすみ」

日向「うん、おやすみ」

さて、小泉のおかげで誰がクリアしたかもわかったな

寝るか……


141: 名無しさん 2013/10/12(土) 09:27:24.93 ID:Z1lir35b0
〔レストラン〕

日向「おはよ」

十神「やっと来たのか」

罪木「お、おはようございます」

花村「やぁ、朝から元気そうだね」

花村「あ、違うよ!?別に変な意味で言ったんじゃないからね!」

西園寺「朝からキモイって」

七海「……………」スースー

日向「七海がフォーク持ったまま寝てるぞー」

小泉「危ないから預かっておくね」


142: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:25:07.14 ID:Z1lir35b0
日向「今日はどうするんだ?」

十神「昨日の島の探索だ。まだ調べきれていないかもしれないしな」

小泉「あの……今日は少し用事があって……」

日向「すまん、俺も少し…」

十神「なんだと!?一人だけじゃなく二人もだと?」

澪田「しかも抜けるのが男と女すよ!これは恋の予感っす!」

罪木「ふぇぇ!?そうなんですか、日向さん!」

西園寺「小泉おねぇがこんなアホ毛相手にするわけないでしょ!少しは考えて喋れよ根暗!」

罪木「だ、だってだって…すみませぇん!」

左右田「てめぇら用事ってどんな用事だコラ!」

日向「お前ら落ち着けって!そんなんじゃないから!」

弐大「ガハハハハ!朝から元気じゃのぅ!」



143: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:33:18.05 ID:Z1lir35b0
辺古山「二人がそんな関係だったとはな」

ソニア「ジャパニーズ一目惚れですね!」

終里「結婚式は呼んでくれよ。美味いもん食い放題だし」

花村「じゃあ料理は僕に任せて!」

田中「ならば俺と暗黒四天王でスピーチを担当しよう!」

日向「だから落ち着けお前ら!俺は狛枝の所に行くだけだ!小泉と一緒に行動しない」

十神「フンっ、それならそうと早く言え」

左右田「なんだ……てうおっ!小泉の顔が真っ赤だぞ!」

七海「…………コード蹴らないで……データがぁ」スースー

罪木「………」ジー

小泉「な、なによ!暑いから顔が火照っただけよ!うるさいわね!」

小泉「もう私は行くから!」


144: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:39:09.44 ID:Z1lir35b0
西園寺「あ、待って小泉おねぇ!」

十神「おい!……もう今日は自由行動だ!」

日向「ホントにお前らは……」

花村「はい、日向くん。これあげる」

日向「なんだこれ」

花村「サバイバルでは水を入れたり、水風船にして遊べたりする代物だよ!ヤるならこれを付けないとね!」

日向「いるか!」

ていうかどこに置いてたそんなもん!

辺古山「では私も失礼する。やりたいこともあるからな」

ソニア「私もキラキラちゃんのセリフを覚えないといけないので」



145: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:51:09.32 ID:Z1lir35b0
罪木「あ、あの!日向さん!」

日向「どうした?」

罪木「用事が終わったら一緒に探索しませんか?」

日向「あー……ごめん。今日は無理かもしれない」

罪木「……………小泉さんですか?」

日向「え?」

罪木「小泉さんの所に行くからですか?そうなんですか?あれあれあれあれ?でも日向さんは私から離れないって言いませんでした?もしかして忘れちゃいました?あ、大丈夫です。日向さんが覚えてなくても私は覚えてますから。言いましたー、たしかに日向さんは私と一緒にいるって言ってましたー。これって愛してるってことじゃないんですか?違うんですか?ねぇ日向さん。日向さん!!」

…………あれ?罪木ってこんな子だっけ?

罪木「やっぱり日向さんも私から離れていくんですね……なんでですか?私、日向さんにならなにされても大丈夫ですから…………なんでもしますからぁ………離れていかないでくださいよぉ……」

あぁ、そっか

怖いんだ

自分がいらない存在になるのが、怖いんだ

日向「……なぁ罪木」

罪木「……えへへ……私、勘違いしてたから……一人で舞い上がってただけだから気にしないでください」

日向「罪木、ここから出たら結婚しよう」

罪木「………えぇぇぇ!?」


146: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:58:20.81 ID:Z1lir35b0
日向「口約束だけでもいい」

罪木「え?……あの、え?……なにがどうなって…」

日向「俺が罪木を好きだってことだ」

罪木「…………えへへ、私を元気付けるために嘘までつくなんて日向さんは優しいですね」

日向「嘘じゃない!ホントのことだよ」

罪木「………うぅぅぅ……」

日向「どうした!?」

罪木「私なんかでいいんですか……………私みたいなので……」

日向「俺は罪木じゃなきゃ嫌なんだ」

罪木「……私も……私」



147: 名無しさん 2013/10/12(土) 12:04:29.05 ID:Z1lir35b0
罪木「私も……日向さんじゃないと嫌です!」

日向「…ありがとな」

罪木「うぅぅ」ポロポロ

日向「泣くなって……」

罪木「嬉しくって……涙がとまらないんです……」

日向「俺は…泣き止むまで傍にいるからな」


156: 名無しさん 2013/10/13(日) 18:14:23.48 ID:8wK7ZPN20
日向「泣き止んだか?」

罪木「え、えへへ……迷惑かけちゃいました……」

日向「気にすんなよ。これくらいで迷惑だなんて思わないから」ナデナデ

日向「じゃあ俺は狛枝にご飯食わせてくるよ」

罪木「えっと……あの……日向さんが落ち込んじゃっても、私が……今度は私が慰めますから!」

日向「……あぁ、その時はお願いするよ」

さて……狛枝に食事渡したらすぐに図書館に向かうか……


158: 名無しさん 2013/10/13(日) 18:24:40.29 ID:8wK7ZPN20
〔旧館〕

日向「おい狛枝」

狛枝「あ、日向クンだ。なんだか少し嬉しそうだね。なにかあったの?」

日向「お前には関係ないだろ。これを持って来ただけだ」

狛枝「ご飯を持って来てくれたんだ。ちょうどお腹が空いてたんだ」

日向「…………なぁ狛枝、俺はお前がなにもしないと約束するのならその拘束を外してもいいと思ってる」

狛枝「あは、日向クンが僕のことを気にかけてくれるなんて僕のことを嬉しいよ」

日向「勘違いするな。俺は『全員で』ここから出るつもりだ。その全員にはお前も含まれてるだけだ」

狛枝「素晴らしい希望だね。でも残念ながら僕は頷けないよ」

日向「……誰かに殺人を誘導するようなことを言ったり、お前が誰かを殺そうとするのをやめろって言ってるだけだ。なにも難しいことじゃないだろ!」

狛枝「怒鳴らないでよ日向クン。ただ僕はみんなが作る大きな希望に貢献したいだけなんだよ」




159: 名無しさん 2013/10/13(日) 18:31:21.53 ID:8wK7ZPN20
日向「それが殺すことには繋がらないだろ!」

狛枝「この島ではね、コロシアイ生活があるじゃないか。こんなに希望を大きくするのに便利なものはないよ!」

クソ!……こいつは変われないのか?

狛枝「そうだ、日向クン。僕が協力するから僕を殺してみないかい?」

日向「ッ!!ふざけるなよ狛枝ぁ!」

狛枝「アハハ、冗談だよ。前と違って君の目には強い決意がある。さっき嬉しそうだったのと関係してるのかな?」

………そこまで分かるなんて……こいつの洞察力は侮れないな……

日向「お前のその洞察力の高さを違うことに役立てろよ……」



161: 名無しさん 2013/10/13(日) 18:51:26.92 ID:8wK7ZPN20
日向「もう喋らなくていいから早く食えよ、ほら」

狛枝「うぷ…………っん、日向クンって意外と強引なんだね」モグモグ

日向「うるさい」

狛枝「む……けほっ……少し顔にこぼれちゃった……」

日向「あーもう!拭いてやるからこっち向け!」

狛枝「日向クンのせいじゃないか」

日向「拭けたから大人しく食え」



163: 名無しさん 2013/10/13(日) 20:23:53.19 ID:8wK7ZPN20
日向「俺は帰るからな」

狛枝「じゃあついでにこの鎖を解いて行ってよ」

日向「お前なにするかわからないから駄目だ」

狛枝「今回は僕がなにもしなくても事件が起こりそうな気がするんだよね」

日向「俺がそんなことさせないさ」

狛枝「アハハ、そんな日向クンが好きだよ」

日向「俺の持つ希望が、の間違いだろ?」

狛枝「そうとも言うね」

日向「狛枝。俺はお前が大嫌いだ。だけどお前を見捨てたりなんかしない。必ずこの島から助け出す」

狛枝「それは頼もしいなぁ。でも僕は希望の一部にさえなれたらいいんだよ」

日向「はぁ………じゃあな」

狛枝「またね、日向クン」


166: 名無しさん 2013/10/13(日) 20:46:08.87 ID:8wK7ZPN20
〔プールサイド〕

日向「さて……図書館に行くか」

左右田「おい、日向……少しいいか?」

日向「悪いが女子の海水浴に混ざりたいとかなら嫌だぞ」

左右田「な、なんでわかったんだよ!?」

日向「エスパーだからな」

左右田「ハハ……わ、笑えねぇって」

日向「スマンが少し用事があってな。たぶん田中なら大丈夫だと思うぞ」

左右田「なんで田中の名前が出てくるんだよ!」

日向「ソニアは田中のことを気に入ってるだろ?だから田中を誘えばソニアもいいって言ってくれると思うんだけどなぁ……」

左右田「俺は田中を誘ってくるわ。あとで後悔しても知らねーから!」

日向「はいはい、うまく田中を誘えよー!」



167: 名無しさん 2013/10/13(日) 20:56:20.35 ID:8wK7ZPN20
〔図書館〕

ソニア「あ、日向さん。こんにちは」

日向「あれ?ソニアは海水浴に行かないのか?」

ソニア「いえ、今から行くつもりだったんですけど…………どうして日向さんがそのことを?」

日向「あ…………左右田が言ってたからな。俺も参加したいって」

ソニア「そうですか…………女子だけのつもりですし…………」

日向「そういえば左右田は田中も誘うって言ってたな……」

ソニア「左右田さんといえどここから脱出する仲間、団結して仲良くならないといけませんよね!」

日向「あ……あぁ。そうだな」

ソニア「では日向さん、私は準備がありますのでこれで。日向さんもよろしければ来ませんか?」

日向「あー……用事があってさ。それが終わったら行くかもしれない」

ソニア「わかりました。失礼しますね」


168: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:03:21.86 ID:8wK7ZPN20
日向「これくらいでいいか?……そろそろビーチハウスに行くか」

〔チャンドラービーチ〕

日向「あ、小泉」

小泉「ひ、日向!?どうしてここに?」

日向「用事があってな」

小泉「そうなんだ……私も日寄子ちゃんに相談したいことがあってさ」

日向「そっか。西園寺は中にいるのか?」

小泉「たぶんいると思うけど」

日向「よし、入るか」



169: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:14:24.08 ID:8wK7ZPN20
〔ビーチハウス〕

九頭龍「やっと来たか……てなんで日向もいるんだよ!」

小泉「それよりも日寄子ちゃんは!?」

九頭龍「知らねーよ。つかお前、あのゲームのことはホントなのかよ」

小泉「わかんないよ……その時のこと、覚えてないもん」

九頭龍「覚えてないだぁ!?嘘つくならもっとマシな嘘つけやゴラァ!!」

小泉「仕方ないでしょ!本当のことだもん!」

小泉「それよりもなんでE子を殺したのよ!」

九頭龍「…あ?てめぇ、こっちはそいつに妹を殺されてんだぞ!?」

小泉「もしそうだとしても殺すことないじゃない!!」

九頭龍「クソが……やられたらやり返す、それが極道ってもんだろが!」

小泉「考えられない!そんなやり方でなにが残るの?」



170: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:18:55.48 ID:8wK7ZPN20
日向「小泉!言い過ぎだ!」

小泉「…………だって……」

日向「九頭龍も熱くなるな」

九頭龍「てめぇになにが分かるってんだよ!」

日向「あと辺古山、そこにいるんだろ?」

九頭龍「は?あの女がいるわけねぇだろ?」

日向「出てこい辺古山」

辺古山「……気配は消していたのだがな」

九頭龍「なっ!?」

小泉「え!?」


171: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:26:50.32 ID:8wK7ZPN20
辺古山「なぜわかった?」

日向「九頭龍が小泉を殺そうとした時に動いただろ。代わりに自分が殺すために。だから俺は止めたんだ」

辺古山「なるほどな……」

小泉「私を…殺す?」

日向「俺が小泉を殺させない。安心しろ」

小泉「…………うん」

辺古山「そんなこと、できると思っているのか?」

日向「……もうやめろ。絶対にバレるぞ」

辺古山「ふっ、私は超高校級の剣道家だぞ?二人くらいなら問題ではない」

九頭龍「おい、なにする気だ」


172: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:50:56.08 ID:8wK7ZPN20
辺古山「すぐ済みますので……少し待っていてください」

九頭龍「おいやめろ!」

日向「小泉、危ない!」

辺古山「ハァッ!」ブンッ

頭を狙うことぐらい知ってるさ!

辺古山「!?…だからどうした!」ブンッ

日向「ぐはっ!」グシャッ

途中で面を打ちかけたのを胴に変えるなんて芸当まで出来るのかよ……

辺古山「…………」

小泉「ねぇ日向、大丈夫!?」

日向「いってぇ……危ないから離れてろ」

小泉「もうやめてよ……九頭龍、ペコちゃん。アタシが憎いならアタシだけ殺せばいいでしょ」



173: 名無しさん 2013/10/13(日) 22:01:43.30 ID:8wK7ZPN20
日向「はぁ?なに言ってんだよ小泉!」

小泉「助けてくれてありがとね。でも日向には関係ないことだからさ」

日向「おい九頭龍!お前はこれでいいのかよ!」

九頭龍「な、なにがだよ」

日向「このままじゃ絶対にバレるぞ。今ならまだなかったことにできる……」

辺古山「ぼっちゃん、聞かないでください」

九頭龍「こ、ここまでやっておいて……なかったことになんてよ……」

日向「だったら辺古山が犠牲になってもいいのか!」

辺古山「ぼっちゃん!」

九頭龍「……わかってるよ…………こんなことしたって無駄だなんてことはよ……」

九頭龍「でもどうしようもねぇだろ!いきなり妹が殺されたなんてこと……信じられるかよ……」

日向「九頭龍……俺にはお前の苦しみは分からない。だけどお前にはそれを分かち合える奴がいるだろ」



175: 名無しさん 2013/10/13(日) 22:59:45.23 ID:8wK7ZPN20
辺古山「ぼっちゃん……」

日向「それを犠牲にしてまで、大事な女をまた失うつもりか?」

九頭龍「分かってんだよ……そんなことはよぉ…………チクショウ!どうすれば正解なんだよ!なぁ日向!俺は………どうすればいい……」

日向「俺は……九頭龍が後で後悔しない選択をすればいいと思う……俺は大切なものを絶対に守る。後で後悔したくないからな」

九頭龍「……日向……お前はつえぇな……」

日向「俺は強くないさ。みんながいるから強くなれるんだ」


176: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:14:58.43 ID:8wK7ZPN20
九頭龍「…ちっ!もういい。この話はこれで終わりだ。日向、小泉…………悪かったな」

日向「気にすんなよ」

小泉「アタシこそ…その、ごめんなさい」

九頭龍「妹のことはまだ心の整理がつかねぇけどよ…もうお前は悪くねぇだろ」

九頭龍「ほらペコ、お前も日向に謝れ」

辺古山「すまない日向」

小泉「あっ!お腹の傷!バットで殴られたのになんで平気そうなのよ!」



177: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:23:07.31 ID:8wK7ZPN20
辺古山「そういえば当たったときの感触が変だった気がするのだが、なにを入れていたんだ?」

日向「一応図書館の本をお腹に入れてたんだ。保険のつもりだったけど助かったよ」

辺古山「…すまない」

日向「いいって。辺古山も気にしなくて大丈夫だ」

小泉も辺古山も守れたしな

小泉「それでも一応蜜柑ちゃんに診てもらわないと」

日向「それもそう…イテテ」

本でもさすがに全部の衝撃を吸収できなかったか……うわ……青く腫れてる……もしかしてヒビ入ってるとか?

日向「あ、駄目だ……確認したら急に痛くなってきた」

九頭龍「ちっ、仕方ねぇな。肩貸してやるから掴まれ」



178: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:51:02.92 ID:8wK7ZPN20
日向「ありがとな、九頭龍」

九頭龍「てめぇの為じゃねぇ。俺自身の仁義のためだ」

日向「わかった。わかったから揺らすなって。痛いから」

ビーチハウスから帰る途中でダイナーにいたみんなに見つかってしまった

その中にいた罪木の顔がもの凄く怖かったのは覚えている

罪木「やっぱり小泉さんと一緒にいたんじゃないですか……それに水着姿の辺古山さんも……日向さん、どういうことですか?」

泣きながら俺を睨む罪木が可愛かったが右手に持ってたハサミがかなり怖かった

一応、九頭龍にみんなと馴染めないことを相談されてる時にたまたま写真を撮っていた小泉と会ったと説明したらなんとか納得してくれたみたいだった

みんなで誰も欠けずにこの島から出られるかもしれないと思えた


〔チャプター2〕終わり


181: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:54:44.05 ID:8wK7ZPN20
モノクマ「うぷぷ、日向くん。君はホントにイレギュラーみたいだね。邪魔だなぁ。ホントに」

モノクマ「邪魔だなぁ……」

狛枝「それと僕を解放することになにか意味があるのかい?」

モノクマ「うぷぷ、狛枝くんは面白いことをしてくれるからね。それにコロシアイ生活はみんなで楽しまなゃね!ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」




188: 名無しさん 2013/10/14(月) 19:19:22.27 ID:Nm7pwkXy0
〔チャプター3〕

辺古山「…………すまない」

西園寺「謝って済むわけねーだろメガネブス!」

日向「まぁまぁ、落ち着けよ西園寺」

西園寺「日向おにぃは黙ってて!」

小泉「ごめんね日寄子ちゃん」

西園寺「小泉おねぇもひどいよ。でも一番悪いのはコイツらだもん」

九頭龍「ペコもワビ入れてんだからもういいだろ」

西園寺「うっさいチビ!」

九頭龍「あぁ!?テメェもチビだろうが!しかもすぐに泣くチビだろ!」

西園寺「うっ……うぐぐ……」

日向「九頭龍もやめろって。ごめんな、西園寺」ナデナデ



189: 名無しさん 2013/10/14(月) 19:32:47.14 ID:Nm7pwkXy0
西園寺「泣いてないし!嘘泣きだもん」

なんで西園寺が騒いでるかというと

眠らされていた西園寺を忘れていたんだ

西園寺は起きた後も律儀に小泉をビーチハウスで待っていたらしい

でも夜になっても小泉が来なくて寂しさから泣きながら帰ってきたとかなんとか

西園寺「絶対に許さないから!」

小泉「今日はずっと傍にいるから、ね?」

そのせいで西園寺は拗ねてるんだよなぁ……

モノミ「えぇっと……お取り込み中でちゅか?お取り込み中なら出直しまちゅけど……」

西園寺「うるさい!ブッサイクなぬいぐるみは黙ってて!」

モノミ「いやぁ!いきなり罵倒されまちた!」


190: 名無しさん 2013/10/14(月) 19:37:56.53 ID:Nm7pwkXy0
日向「またモノケモノでも倒せたのか?」

モノミ「はい!頑張りまちた!」

左右田「じゃあ次の島に行けるってことかよ!」

モノミ「行けまちゅよ!」

狛枝「それはすごいね」

弐大「さすがモノミだのう」

終里「むぐごごぐ?」

十神「だから口の中に食べ物を入れて喋るな!」

終里「むぐ……なんで狛枝がいるんだ?」

日向「は?」

狛枝「おはよう、日向クン」

左右田「うおわぁぁぁぁぁ!?」


191: 名無しさん 2013/10/14(月) 19:42:29.19 ID:Nm7pwkXy0
七海「くぁ……あふ……なんで狛枝くんがいるのかな?」

狛枝「いやぁ、昨日モノクマが鎖を解いてくれたんだよね」

左右田「なんでモノクマは狛枝なんか助けるんだよ!?」

花村「はい、追加の料理だ……うわぁぁぁ!なんでいるのさ!」





193: 名無しさん 2013/10/14(月) 19:52:14.23 ID:Nm7pwkXy0
モノクマ「みんなひどいよねぇ……狛枝くんだって生徒なんだから団結しなきゃ」

モノミ「出まちたね!諸悪の根源!」

モノクマ「うぷぷ、雑魚は黙っててよね」

日向「おいモノクマ、生徒に干渉しない。それがこの島のルールじゃないのか」

モノクマ「うぷぷぷぷ。イベントはみんな強制参加だからねぇ」

終里「じゃあまた捕まえちまえばいいんじゃねーか?」



194: 名無しさん 2013/10/14(月) 21:22:17.73 ID:Nm7pwkXy0
モノミ「ダメでちゅ!みんなで仲良くしなきゃダメでちゅ!」

弐大「しかしのぅ……」

澪田「おはようございまむ!どうしたんすか?みんな集まって」

田中「ふむ…なにか不穏な気配を感じる…」

ソニア「おはようございます」

日向「おはよう。実はさ…」

狛枝「やぁ。久しぶりだね」

澪田「あばばばばば。なんで凪斗ちゃんがいるんすか!?」

狛枝「ひどいなぁ。でもたしかにこんな才能の欠片もないような僕の顔なんて見たくもなかったよね」

西園寺「そう思うんだったら目障りだから出てこないでよ」




195: 名無しさん 2013/10/14(月) 21:43:51.74 ID:Nm7pwkXy0
モノクマ「そういえば次の島には電気街とライブハウスがあるよ」

左右田「おいお前ら!俺は先に次の島に行ってるぜ!」

十神「おい左右田!勝手な行動は慎め!」

澪田「あのあのー………唯吹も次の島に行きたいんすけどー……」

十神「……もういい!行くぞ、澪田」

澪田「さすが白夜ちゃんっす!」

日向「それでいいのか十神…」

狛枝「それじゃあ僕らも行こうか」

七海「立ち止まってるわけにもいかないしね」

……行っても次の島にはなにもないんだよなぁ……


205: 名無しさん 2013/10/15(火) 12:47:08.04 ID:v4uwQk+l0
モノクマ「うぷぷ、やっと来たね。ここからは楽しい楽しい強制参加のイベントの時間だよ」

日向「は?イベント?」

モノクマ「そう!ボクは思ったんだよ。たまには妹に協力してあげてもいいんじゃないかってね」

モノミ「アンタなんかお兄ちゃんじゃないでちゅよ……協力?」

モノクマ「たまには妹に優しい所も見せないとね」

モノミ「お兄ちゃん………」

左右田「どうでもいいから早くこの島に入らせろよ!」

モノクマ「まぁまぁ。なぁモノミ、オマエがコイツらをこの島に連れてきた理由ってなんだっけ?」

モノミ「えぇっと……それは」

モノクマ「オマエらがらーぶらーぶするためだよ!なのにオマエらはそれを守らずに狛枝くんを縛り付けたりなんかして……先生は悲しいよ」

日向「お前……なにを企んでる」


208: 名無しさん 2013/10/15(火) 13:17:07.65 ID:v4uwQk+l0
モノクマ「なにって……ただペアを組ませて次の島を探索させるだけだよ」

日向「はぁ?」

罪木「ペア……ですか?」

モノクマ「そう!だけどこの島ではペアを組んだらその人以外と行動してはいけません!」

モノクマ「破ったりしたらオシオキだからね」

九頭龍「意味わかんねぇぞ……」

モノクマ「だから例えばだけど九頭龍くんが愛しの辺古山さんとペアを組んだとするよ。」


210: 名無しさん 2013/10/15(火) 15:21:00.40 ID:m1iyK49g0
モノクマ「他の人はその二人に干渉しちゃダメ!他のペアの人と話したりなんて言語道断だからね」

小泉「つまりペア以外の人は無視しろってこと?」

モノクマ「Exactly!みんなで仲良くできないならまずはだれか一人と仲良くならないとね」

終里「めんどくせぇなぁ」

モノクマ「それ以外ならなにをしてもいいよ。コロシアイでも逢い引きでもね」

日向「コロシアイなんかするか!」

十神「期間はいつまでだ?」

モノクマ「とりあえず今日1日だよ」

左右田「ならソニアさん!ペアになりましょう!」

モノクマ「あとね、ペアはボクがくじ引きで決めておいたよ」



215: 名無しさん 2013/10/15(火) 17:39:34.25 ID:m1iyK49g0
左右田「それを早く言えよ!」

モノクマ「うぷぷ、じゃあ発表していくよ。16人だから残念ながらぼっちになる人はいないんだよねぇ」

西園寺「もう罪木がぼっちでいいじゃん」

罪木「ぼっちは嫌ですぅ!」

モノクマ「えっとね、田中くんとソニアさん、十神くんと澪田さん、弐大くんと終里さん、九頭龍くんと辺古山さん、狛枝くんと小泉さん、左右田くんと西園寺さん花村くんと罪木さん、日向くんと七海さんがペアだよ」

ソニア「田中さん、よろしくお願いします」

田中「フハハハハ!人間が俺に付いてこれるか?」

十神「フンッ……俺の足を引っ張るなよ」

澪田「うっきゃー!かっけーっす!」

216: 名無しさん 2013/10/15(火) 17:49:20.45 ID:m1iyK49g0
終里「おっしゃ!またやろうぜ弐大のおっさん!」

弐大「弩えれぇやる気じゃのう」

九頭龍「おいペコ。後で話してぇことがある」

辺古山「はい、ぼっちゃん」

狛枝「小泉さんのペアだなんて光栄だな」

小泉「はぁ……アンタがペアなんて最悪」

左右田「だー!!なんでお前なんだよ!」

西園寺「うっさい!だっさい服装してるくせに!」

花村「ヨダレが止まりませんな!」

罪木「………………よ、よろしくお願いします」

七海「日向くん、よろしくね」

日向「あぁ」

モノクマ「うぷぷ、モノミはボクとペアだからね。じゃあ解散」


224: 名無しさん 2013/10/15(火) 21:48:40.01 ID:m1iyK49g0
『田中・ソニアパート』
〔図書館〕

田中「キサマ……探索はどうした」

ソニア「十神さんが今日はろくに探索できないだろうから自由だとおっしゃってましたので」

田中「しかしなぜ図書館なのだ?こんな静寂が支配する領域はあまり好まん」

ソニア「なぜですか?」

田中「昔を思い出すからな……」

ソニア「田中さんの子どものころの話ですか?ぜひ聞きたいです!」ギュッ

田中「ぬぉぉ!!俺に触るな!毒が感染するぞ!」

ソニア「田中さんがその毒で苦しんでいるのなら、私もその毒の苦しみを味わいましょう。そうすればもっと田中さんのことを理解できますから!」

田中「…………貴様も特異点なのかもしれないな……」

ソニア「特異点?」

田中「フッ、気にするな。よかろう、聞かせてやろう!この俺の血塗られた過去をな!」

ソニア「はい♪」



225: 名無しさん 2013/10/15(火) 21:58:38.87 ID:m1iyK49g0
『十神・澪田パート』
〔ライブハウス〕

澪田「うわー!懐かしいっす!」

十神「たしか貴様は軽音をやっていたのだったな」

澪田「おっ、白夜ちゃん軽音に興味ある感じすか!?」

十神「フンッ!俺が?笑わせるな。俺は貴様ら愚民どもが演奏するのを聴くだけだ」

澪田「うっはー!さすが白夜ちゃんっす!唯我独尊ってやつっすね!」

十神「なっ!?…………そうか……お前にはそう見えていたか……」

澪田「あれ?どうしたんすか?白夜ちゃん。つか唯我独尊なんて言ってみたけどなんて意味なんすかね」

十神「フンッ、仕方ない。この俺自ら意味を教えてやろう」




226: 名無しさん 2013/10/15(火) 22:03:40.75 ID:m1iyK49g0
『弐大・終里パート』
〔ビーチ〕

終里「ここまでくりゃいいだろ」

弐大「おう!やるからには手加減せんぞぉぉぉぉ!」

終里「はっ!そのツラ砂浜に叩きつけてやんぜ!」



モノクマ「えー……ボクがここまでお膳立てしてやってるのになにこれ」

モノミ「はわっ!?ケンカはダメでちゅよ!」

モノクマ「先生がルールを破ってどうする!」バキッ

モノミ「痛いでちゅ!」


232: 名無しさん 2013/10/19(土) 00:52:09.31 ID:kEpHaLat0
『九頭龍・辺古山パート』
〔ビーチ〕

九頭龍「なぁペコ」

辺古山「なんでしょう」

九頭龍「俺はよ……お前が傍にいてくれるだけでいいんだよ」

辺古山「それはどういうことでしょうか?」

九頭龍「だから!お前は自分のことを道具だとか思ってるみてぇだけどよ……俺はお前を一人の人間として傍にいてほしいんだよ」

辺古山「ぼっちゃん……」

九頭龍「九頭龍組も金もなにもいらねぇ!お前が傍にいてくれるだけでいいんだよ!」

辺古山「…………はい、ぼっちゃん。私は生涯ぼっちゃんの傍におります」

九頭龍「……ありがとな」

辺古山「この島から出たらまずは妹さんに報告ですね」

九頭龍「なんの報告だよ」

辺古山「ぼっちゃんにプロポーズされたという報告ですよ」

九頭龍「………はぁ!?ちょっと待て!傍にいてほしいってのはその……あれだよ……」

辺古山「私はぼっちゃんのこと、好きですよ」

九頭龍「なんだよいきなり!」

辺古山「ふふ、顔が真っ赤ですよ」

九頭龍「誰のせいだと思ってやがる!」


233: 名無しさん 2013/10/19(土) 01:14:26.51 ID:kEpHaLat0
『小泉・狛枝パート』
〔プールサイド〕

小泉「はぁ」

狛枝「そんなにため息ばっかりついてると幸せが逃げてくよ?」

小泉「アンタがペアだからよ」

狛枝「ボク小泉さんになにかしたっけ?」

小泉「アタシはアンタが嫌いなの!わかった!?」

狛枝「ボクは小泉さんが好きだよ」

小泉「そういう所も嫌いなの!アタシのことなんかこれぽっちも興味ないのにそんなこと言うとか信じらんない」

狛枝「興味はあるよ。君たちが持つ希望がどれほどのものなのかとかね」

小泉「……ホントアンタってわかんないわ」



234: 名無しさん 2013/10/19(土) 01:27:03.91 ID:kEpHaLat0
『左右田・西園寺パート』
〔モーテル〕

左右田「なんでペアがお前なんだよ……」

西園寺「いつまでも五月蝿いよ?いやならどっか行けばいいじゃん」

左右田「一人で行動したらモノクマにオシオキされんだよ」

西園寺「ずつと脈ないのにあの女に鼻伸ばしてるよね。ぷぷっ、いつも相手にされてないのにね」

左右田「うっせ!俺はいつかソニアさんを振り向かせるんだよ!」


235: 名無しさん 2013/10/19(土) 01:30:40.65 ID:kEpHaLat0
西園寺「はいはい、フられたらわたしに教えてよ!罵倒してあげるからさ」

左右田「やだよ!なんで傷口に塩塗り込むようなことしなきゃならないんだ!」






236: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:04:37.65 ID:kEpHaLat0
『花村・罪木パート』
〔病院〕

罪木「………………」カチャカチャ

花村「いやー、病院に二人きりだね。もう興ふ……緊張してたってしまうよ!あ!別に変な意味はないからね!」

罪木「…………はい」

花村「日向くんが気になるのかい?」

罪木「ひ、日向さんは関係ないですぅ!」

花村「日向くんと七海さんのペアが気になるんだね」

罪木「…………はい。で、でも花村さんといるのが嫌とかじゃなくって!」

花村「分かってるよ。じゃあ二人を見に行こうか」

罪木「で、でもぉ……オシオキが……」

花村「じゃあ……おーい、モノクマー」

モノクマ「呼んだ?」

花村「他のペアに干渉しなかったらいいんだよね」

モノクマ「そうだね。直接干渉しないならなにをしてもいいよ」

花村「だったらたまたま僕たちが行った所に他のペアがいたら?まさか他のペアに出会ったらオシオキなんて言わないよね?」

モノクマ「うーん……それなら話しかけないなら大丈夫ってことにしよう」

花村「ありがとう。ほら、罪木さん。行くよ」

罪木「えっと……えぇ!?どこに……」

花村「僕たちはたまたま散歩してたら日向くんたちを発見しちゃうんだよ。ね?」

罪木「……花村さんありがとうございます!私なんかのワガママに……」

花村「罪木さんよワガママじゃなくて僕が散歩したくなっただけだから。行こうか」

罪木「は、はい!」



モノクマ「うぷぷ、どうなるんだろうね。ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」

モノミ「い、いきなり走らないでくだちゃい!」

モノクマ「遅い!」ガスッ

モノミ「痛いでちゅ!」


238: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:14:57.27 ID:kEpHaLat0
『日向・七海パート』
〔ジャバウォック公園〕

七海「クソねみぃ……」

日向「大丈夫か?」

七海「昨日徹夜でずっとゲームしてたから……眠くて……」

日向「お前は変わらないな」

七海「スー……スー」

日向「しかも寝るの早いな」

七海「ん……ごめん。寝てた」

日向「知ってるよ。今日は大人しく寝てろ」

七海「……うん。少し失礼するね」ポテ

日向「なッ!?なんで俺の膝を枕にするんだよ」

七海「おぉ……凄い…膝……枕……だ…ね……」スー

日向「まったく……俺がみんな助けるから……でもこの記憶がホントならお前は………」

七海「スー……むにゃ……」

いや、そんなの関係ない

七海が未来機関の人間だとしても俺は助けるだけだ

日向「にしても髪の毛ボサボサだな……罪木の髪の毛はサラサラそうなんだけどな……」ナデナデ

罪木「………………あ……」

花村「あ……あぁー……いこ、罪木さん」

日向「!?」

なんでここに罪木たちが……


239: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:22:18.12 ID:kEpHaLat0
日向「つ、罪木!」

花村「そういえば罪木さん。他のペアに干渉すればオシオキだったっけ!」

……そうだった

罪木「う…………うぅ……うぅぅぅ……」

花村「早く行こう。手を引いてあげるから付いて来て」

…………クソ……

日向「罪木が泣いてたのに……なにもできないなんて……」

そもそも七海に膝枕なんかして……なにしてんだよ俺……

日向「最低だな……」

七海「ん………どうしたの?ひどい顔だよ?」

日向「…あぁ……自己嫌悪してただけだ」

七海「…………えい」ギュッ

日向「…え?」

七海「お父さんがね……慰めてあげるにはこうしろって言ってたの」

七海「だから私も日向くんを元気づけてあげようと思ってね」



240: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:31:06.80 ID:kEpHaLat0
日向「違うんだ…………俺が悪いんだよ……」

七海「ううん。日向くんは悪くないよ。大丈夫、私がいるから」

日向「違う…………違うんだよ……」

七海「男の子でしょ?少しへこたれただけで落ち込むな」

日向「……………ごめん」

七海「謝らなくていいよ。なにか相談したいことがあったら私が聞くよ?」

日向「大丈夫。俺だけね解決しなきゃいけないことだから」

七海「そっか……頑張れ、日向くん」


モノクマ『オマエラ、今日の探索はもう終わりだよ。ホテルに戻ってね。あ、でも夜の放送まではペアで行動だから間違っても他のペアに干渉しちゃダメだよ』

七海「あ、モノクマアナウンスだ。帰ろ?日向くん」

日向「ああ」



241: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:42:07.41 ID:kEpHaLat0
〔コテージ〕

左右田「あー……かったりぃ」

西園寺「なんでー?一緒にアリたんプチプチして遊んであげてたじゃん」

左右田「楽しくねーよ!たまに俺の足踏んだりしてたろ」

澪田「白夜ちゃんって案外物知りっすね!」

十神「当たり前だ。十神家の次期当主だぞ」

九頭龍「おいペコ!ニコニコしすぎだ!あと誰にも言うなよ!」

辺古山「わかっておりますよぼっちゃん。ふふ……」

終里「くっそぉ……勝てねぇなあ」

弐大「まだまだじゃな。まだ体のバネの使い方が悪い」

小泉「はぁー、やっと終わった。これでアンタの相手から解放される」

狛枝「あはは。僕はまだ話し足りないよ」

ソニア「今日はありがとうございました」

田中「聞きたいのならまた話してやろう」

罪木「………………」

花村「コテージについたよ」



242: 名無しさん 2013/10/19(土) 14:51:54.07 ID:kEpHaLat0
日向「あ…罪木」

七海「まだ終わってないから油断しないで」

日向「……すまん」

モノクマ「うぷぷ、みんな揃ったかな?じゃあここからはどちらかのコテージで辛抱を深めてね。夜の放送まで出てきちゃダメだよ」

全員『!?』

モノクマ「ボクもモノミとレストランにいるからね」ガシッ

モノミ「ほわっ!?耳を掴むのはやめてくだちゃい!」

モノクマ「あ、破ったらオシオキだからね?」


251: 名無しさん 2013/10/21(月) 17:02:39.99 ID:62mtifqY0
『田中・ソニアパート』
〔ソニアのコテージ〕

田中「…………」

ソニア「なんで正座してるのですか?」

田中「……理由などない」

ソニア「あ、もしかしてこれがジャパニーズ『ワビサビ』ですね!」

田中「……ま、まぁそんなところだ」

ソニア「私もご一緒してもよろしいですか?」スッ

田中「な!?なぜ隣に座る!」

ソニア「ダメでしたか?」

田中「……勝手にしろ……」

ソニア「はい♪」



252: 名無しさん 2013/10/21(月) 17:17:13.72 ID:62mtifqY0
『十神・澪田パート』
〔澪田のコテージ〕

澪田「だからこの指でこのコードを抑えればいいんすよ」

十神「わかっている!……くっ!指が届かんッ!」

澪田「あー………ドラムやってみるっすか?」

十神「ふざけるな!この十神白夜にできないことなど……ッ!」

澪田「どうしたんすか!?」

十神「指が…………つった……」

澪田「いくら白夜ちゃんでも物理的に無理なものは無理っすよ」

十神「俺は諦めん…………諦めんぞ!」

澪田「不屈の闘志を燃やす白夜ちゃんもカッコいいっすね!」



254: 名無しさん 2013/10/21(月) 18:11:17.14 ID:62mtifqY0
『弐大・終里パート』
〔弐大のコテージ〕

終里「なぁ弐大……またアレ……やってくんねーか?」

弐大「仕方ないのう。ほれ、そこに寝ろ」

終里「へへっ、悪いな」

弐大「選手の体調管理もマネージャーの仕事じゃ」

終里「弐大のマッサージはクセになりそうな気持ちよさがあんだよな」

弐大「褒めてもなにも出んぞ」



255: 名無しさん 2013/10/21(月) 18:22:46.96 ID:62mtifqY0
『九頭龍・辺古山パート』
〔九頭龍のコテージ〕

辺古山「こうやって二人きりで話すのは久しぶりですね」

九頭龍「そうだな」

辺古山「子どものころはよく二人で探検したり誘拐されましたけど……」

九頭龍「この状況も拉致られてるようなもんじゃねーか」

辺古山「でもあの頃とは違うものもありますよ」

九頭龍「なんだよ」

辺古山「坊ちゃんと同じ気持ちだということがです」

九頭龍「なんでそうやって掘り返してくんだよ!」

辺古山「坊ちゃん……」

九頭龍「……なんだよ」

辺古山「好きですよ」

九頭龍「お前キャラ変わりすぎだろぉぉぉ!」



260: 名無しさん 2013/10/22(火) 01:01:16.17 ID:s3kuZZ0O0
『狛枝・小泉パート』
〔小泉のコテージ〕

小泉「なんでアタシのコテージなのよ」

狛枝「小泉さんのことをもっと知りたくてさ」

小泉「はいはい、勝手に言ってれば?」

狛枝「ひどいなぁ。あれ?この写真……」

小泉「なによ」

狛枝「日向クンの写真が多いね。なんでなの?」

小泉「……うるさいなぁ!勝手に触らないでよ」

狛枝「へー、もしかして小泉さんって日向クンが好きなのかな?」

小泉「う・る・さ・いっての!」ギリギリ

狛枝「アイアンクローは痛いよ!」

小泉「じゃあ黙ってなさい!」

狛枝「わかった!わかったから!」



262: 名無しさん 2013/10/22(火) 11:12:10.09 ID:s3kuZZ0O0
『左右田・西園寺パート』
〔左右田のコテージ〕

西園寺「うっわー、汚ーい、臭ーい」

左右田「うっせぇ!汚くねーし臭くもねーよ!」

西園寺「あ、そっか!左右田おにぃ自身が臭いんだ!」

左右田「臭くねーよ!」

西園寺「ねぇ、このマッサージイスみたいなのってなに?」

左右田「無視かよ…………ケケケッ、それはただのマッサージイスじゃねーぜ」

西園寺「……ふーん。じゃあ座ってみるけど……変な機能とか付いてたら左右田おにぃを社会的に殺すからね」

左右田「弐大とか用にパワーが強いだけのマッサージイスです!」

西園寺「あんな筋肉ダルマ用なんて私潰れちゃうじゃん!」バシッ

左右田「痛っ!悪かったって……」



264: 名無しさん 2013/10/23(水) 21:44:49.36 ID:sZ0bRTW60
『罪木・花村パート』
〔花村のコテージ〕

花村「はい、ハーブティーだよ」

罪木「すみません……」

花村「落ち着いた?」

罪木「はい…………心配かけてすみません」

花村「迷惑だなんて思ってないさ。僕じゃ力になれないかもしれないけど悩みがあるなら聞くよ?」

罪木「すみません……大丈夫です……」

花村「……少し待ってて」

罪木「え?」

花村「えーと……あ、あった」ガチャガチャ

罪木「……どうしたんですか花村さん」

花村「これ食べてみてよ」

罪木「おにぎり……ですか」

花村「夜の放牧が終わった後に日向君のコテージに行って少し話しあってみたらどうかな。なにがどうなってるのかはわからないけど本人同士で話しあったほうが解決すると思うし」

罪木「……花村さん……ありがとうございます。そうですよね!日向さんと話してます!」

花村「そうそう、その意気だよ!」

罪木「おにぎりいただきますね」ニコッ



267: 名無しさん 2013/10/23(水) 21:56:59.08 ID:sZ0bRTW60
『日向・七海パート』
〔日向のコテージ〕

日向「……なぁ七海、女の子とケンカとかして気まずい時ってさ、どうやって仲直りすればいいんだ?」

七海「いきなり変なことを聞くね」

日向「まぁ色々あってさ。そういえば七海っていろんなゲームやってるよな。恋愛ゲームとかそういうのだったらこういうときどうするんだ?」

七海「ごめんね日向君、残念だけど力になれそうにないよ」

日向「なんでだよ」

七海「私は恋愛ゲームとか苦手なんだ」

日向「そうか……ありがとな」

七海に苦手なゲームがあるなんて意外だな

七海「日向君はどうしたいの?」

日向「え?」


268: 名無しさん 2013/10/23(水) 22:32:53.68 ID:sZ0bRTW60
七海「日向君はその子と仲直りがしたいの?」

日向「あぁ…」

七海「なにが原因でどっちが悪いのかしらないけどケンカしちゃったのなら日向君が先に謝っちゃえばその子と仲直りできると思うけど」

日向「……そうだよな」

七海「みんな仲良くしよ。ほら、らーぶらーぶって」

日向「……ありがとな、七海」

七海「ううん、私はなにもしてないよ」


269: 名無しさん 2013/10/24(木) 21:00:21.19 ID:G036Afs70
日向「アドバイスくれただろ」

七海「役に立てたなら嬉しいな」

日向「……なぁ七海、お前ってみら…」

モノクマ『おいオマエラ!そろそろ寝る時間だから自分のコテージに戻りやがれ!』

七海「なにかな、日向君」

日向「…悪い、なんでもない」

七海「そっか。じゃあ私は帰るね。今日は楽しかったよ」

日向「俺も楽しかったぞ。おやすみ」

七海「うん。おやすみなさい」


270: 名無しさん 2013/10/24(木) 21:06:05.38 ID:G036Afs70
日向「さて……寝るかな」

?『あの………日向さん』

日向「ん?罪木か」ガチャ

罪木「あのぅ…………迷惑じゃないならお話ししてくれませんか?」

日向「…いいよ。俺のコテージでいいか?」

罪木「大丈夫です…日向さんとお話しできるのなら……」

日向「わかった。入ってくれ」

罪木「お、おじゃまします…」



271: 名無しさん 2013/10/24(木) 21:11:15.18 ID:G036Afs70
〔日向のコテージ〕

日向「…………」

罪木「…………」

気まずい…………

罪木はコテージに入ってから全く目を合わせてくれないし……

俺から話しかけた方がいいよな

日向「あのさ……」

罪木「あ、あの……」

日向「悪い、罪木から言ってくれ」

罪木「そんな!私なんかより日向さんからどうぞ!」

日向「いいよ、罪木から話してくれて」

罪木「わかりました……あの……」



272: 名無しさん 2013/10/24(木) 21:18:46.79 ID:G036Afs70
罪木「わ、私……日向さんのことが大好きです……私なんかに好きになられたら、迷惑ですよね……えへへ……ごめんなさい……」

罪木「で、でもぉ!日向さんが他の誰かを好きだったとしても……私は……日向さんが大好きなんです……日向さんのことを考えただけで胸が苦しくなって……」

罪木「なにも考えられなくなるんです。……ごめんなさい…いきなりこんな気持ち悪いこと言い出してごめん……なさい」

罪木……

罪木「私は日向さんが幸せならそれでいいんです。日向さんが七海さんを好きになっても仕方ないんです……胸は苦しいけど私……日向さんが幸せなら……」

日向「あのさ、罪木」

罪木「ひぅっ!ご、ごめんなさい!す、すぐに帰りますからぁ!」

日向「違う!罪木、よく聞いてくれ」



273: 名無しさん 2013/10/24(木) 21:26:44.18 ID:G036Afs70
日向「昼間は悪かった!」

罪木「えっ……えぇぇ!なんで日向さんが頭を下げるんですかぁ!」

日向「罪木をこんなに不安にさせてたなんて……本当に悪かった!」

罪木「も、もういいですからぁ!頭を上げてください!」

日向「俺は罪木のことが好きだ……大好きだ。七海に膝枕してたこと……怒ってるんだよな」

罪木「あ………うぅぅぅ」




275: 名無しさん 2013/10/25(金) 21:00:25.59 ID:qXwPmHAo0
罪木「許してなんて……あげません……」

日向「……ごめん」

罪木「だ、だから……日向さんは…わ、私を名前で呼んでください!」

日向「…え?」

罪木「こ、これは罰なんですぅ!わ、私が名前で呼ばれたいとかじゃなくて!あの、だから!日向さんは私のことを罪木じゃなくて……蜜柑って呼んでください……」

罪木「ダメ……ですか?」

日向「……わかったよ、蜜柑…」

罪木「えへ……えへへ……あ、あの、日向さん」

日向「どうした?」

罪木「えい」ギュッ

日向「うわっ!なんで抱きついてくるんだよ」




276: 名無しさん 2013/10/25(金) 21:09:01.92 ID:qXwPmHAo0
罪木「私…日向さんが七海さんに膝枕してるのを見て……胸が苦しくなりました……」

日向「…ごめん」

罪木「……七海さんと日向さんお似合いだなって……七海さんなら仕方ないかなって思おうとしてたんですけど……」

罪木「でも諦められなくて……ふゅ……うぅぅ……花村さんに…話しあったほうがいいって言われて……諦めたくなくて……」

日向「ごめんな……もう蜜柑から離れたりしないから」

罪木「えへへ……苦しかったけど…今は諦めないでよかったって思ってます…」




277: 名無しさん 2013/10/25(金) 21:17:27.27 ID:qXwPmHAo0
罪木「あ、あの……創さんって…呼んでもいいですか?」

日向「あぁ、蜜柑の好きに呼んでくれ」

罪木「ふぇ……は、恥ずかしいですね」

日向「蜜柑から言い出したことだろ」ナデナデ

罪木「そ、そうですけどぉ」

日向「蜜柑……」

罪木「なんですか?」

日向「いや、なんでもない」

罪木「…そろそろ自分のコテージに帰りますね」

日向「わかった。おやすみ」

罪木「おやすみなさい」ガチャ

蜜柑……

お前を絶対に死なせやしないからな





282: 名無しさん 2013/10/28(月) 21:41:52.47 ID:MIdTbGm70
〔食堂〕

日向「おはよー」

小泉「あ、日向!助けて!」

日向「そんなに慌ててなにがあったんだよ」

小泉「狛枝が変なの!」

日向「あいつが変なのはいつものことだろ」

小泉「そうじゃなくて!」

狛枝「あれ?日向クンじゃないか。そういえばボクね、この島から脱出する方法を見つけたんだよ」

日向「はぁ?」

狛枝「それにさっき罪木さんを見かけたんだけど凄いスピードでプールの上を走ってたんだ!」

日向「……おい狛枝、お前もしかして……」

狛枝「アハハハ、なんだか最っ高にハイってやつだよ!アハハハハハハ!」

日向「……やっぱりかよ…」

狛枝が絶望病にかかってるってことは…

日向「小泉!みんなを食堂に呼んでくれ!」

小泉「え?なんで……」

日向「いいから早く!狛枝は病気だ!」

小泉「あ……わかった!すぐ戻ってくるから!」




283: 名無しさん 2013/10/28(月) 21:48:23.31 ID:MIdTbGm70
狛枝「アハハハ、酷いなぁ。ボクは病気なんかじゃないよ。ほら、この通り元気だもん」フラフラ

日向「いいから座ってろ。モノクマ、出てこい!」

モノクマ「はいはい呼んだぁ?」

日向「またお前の仕業か」

モノクマ「そうだけどそうじゃないよ。これはねぇ、絶望病だよ」

日向「早く治せよ」

モノクマ「うぷぷ、イヤだよ」

日向「お前ッ!」

モノクマ「怖いなぁ。暴力反対だよ。まぁボクに危害を加えたらオシオキだけどね」

日向「ッ!……クソ!」

小泉「日向!みんな連れてきたよ!」



284: 名無しさん 2013/10/28(月) 22:01:53.22 ID:MIdTbGm70
十神「これはどういうことだ!」

澪田「澪田 唯吹、ただいま食堂に到着しました!」

罪木「創さん!なにがあったんですかぁ!?」

日向「蜜柑!狛枝が病気にかかったんだ。狛枝だけとは思えないから診察してくれ」

罪木「わ、わかりましたぁ!」

弐大「なんの騒ぎじゃ?」

終里「ひっ!ご、ごめんなさい!」

九頭龍「おいペコ!少しは離れろ!それにお前熱っぽいぞ」

辺古山「いーやーでーすー!冬彦ぼっちゃんの傍にいたいんです!」キュッ

花村「さぁお嬢さん、入り口の段差に気をつけてお入りください」

左右田「おいおいおいおい!なにがどうなってんだよ!お前そんなキャラじゃなかっただろ!?」



285: 名無しさん 2013/10/29(火) 00:11:54.31 ID:0eG1gT3J0
西園寺「ちょっと左右田おにぃうるさい!ほら帽子。別に左右田おにぃのためってわけじゃないけど洗っといてあげたから」

左右田「え?お、おう……サンキュ。なんかお前顔赤いな」

ソニア「なにがあったんですか?」

日向「狛枝が絶望病にかかったんだ。だけど狛枝だけってことはないと思う」

田中「なるほど、俺たちはそれを調べればいいというわけか」

十神「なら俺は澪田と狛枝を病院に連れて行こう」

日向「助かる」


286: 名無しさん 2013/10/29(火) 10:30:02.27 ID:0eG1gT3J0
罪木「すぐ終わりますからぁ!」

西園寺「触んなゲロブタ!ミンチにするぞ!」

左右田「あーもう暴れんなって!」

七海「たぶん西園寺さんも病気だよ」

九頭龍「なんでもいいから早くこいつらを病院に連れていくぞ!」




287: 名無しさん 2013/10/29(火) 11:25:13.13 ID:0eG1gT3J0
〔病院〕

罪木「絶望病にかかってそうなのは狛枝さんと花村さん、終里さんと辺古山さんと西園寺さん、澪田さんです」

日向「多いな……」

十神「おいモノクマ!こいつらはいつになったら治るんだ!」

モノクマ「さぁね?3日くらいじゃないかな」

九頭龍「てめぇ!」

七海「暴力はダメ。モノクマの思う壺だよ」

九頭龍「クソが!!」

十神「……なら病院に残って看病するグループと島を探索するグループに分けるぞ」

左右田「ちょっと待てよ!こんなになったやつらを置いて島を探索すんのかよ!」

十神「島に治療薬があるかもしれんだろう。それにもうあそこでは眠れん。病原菌が蔓延しているかもしれんからな」

田中「よかろう。ならば俺様は島を探索してやろうではないか!」

日向「探索組は病院に近づかないようにしてくれ。全員が絶望病にかかったらもう手の施しようがないからな」

罪木「わ、私はみなさんの看病をするので残ります」




288: 名無しさん 2013/10/29(火) 12:30:28.82 ID:K514ePh80
日向「俺も残るよ」

小泉「だ、だったらアタシも残る!」

弐大「ワシも残ろうかのう。選手の管理が出来てなかったワシの責任でもあるんじゃ」

九頭龍「だったら俺も……」

日向「すまん……九頭龍は探索組に回ってくれ」

九頭龍「あぁ!?なんでだよ!」

日向「探索組の人数が少なすぎるんだ。それにもしお前まで絶望病になったら誰が辺古山を守るんだよ」

九頭龍「……ちっ!そういうことなら仕方ねぇ」

十神「日向……そっちは頼んだぞ」

日向「任せてくれ」

十神「行くぞ愚民ども!この俺が導いてやる!」




289: 名無しさん 2013/10/29(火) 12:48:27.32 ID:K514ePh80
日向「俺たちは罪木のサポートをするぞ」

小泉「わかった」

弐大「おう!」

罪木「よ、よろしくお願いします!」

日向「俺たちはなにをすればいい?」

罪木「まずお湯を沸かしてください。それから…………」

俺たちは罪木のサポートをした

なにか嫌な予感を感じながらもそれを振り払うようにみんなの看病をした




294: 名無しさん 2013/10/29(火) 22:18:45.32 ID:K514ePh80
日向「ふぅ…」

モノクマ「やぁ日向クン。精が出るね」

日向「お前のせいだろ……」

モノクマ「おやおやぁ?お疲れのようですね」

疲労のせいでモノクマの一言一言が腹立たしく感じるぞ……

モノクマ「まぁいいや。ボクはね、みんなの病名を言いに来てあげたんだよ。ま、病名がわかったところで治るわけじゃないんだけどね」

日向「早く言えって」

モノクマ「もう、せっかちだなぁ。うぷぷ、花村クンは紳士病、狛枝クンは嘘つき病、終里さんは弱虫病、西園寺さんはツンデレ病、辺古山さんは甘えん坊病、澪田さんは素直病だよ」

日向「意外と大したことないな……」

蜜柑が発症しないように気をつければ大丈夫そうだな

モノクマ「うぷぷ、ボクは殺人の動機を与えるだけだよ」

日向「用はそれだけか?だったら早く消えてくれ」

モノクマ「日向クンが怖いよ!これが現代のキレる子どもなんですね……」

モノクマはとぼとぼとどこかに行ったみたいだ

さて……そろそろ戻るか



296: 名無しさん 2013/10/29(火) 22:32:36.03 ID:K514ePh80
『ぴんぽんぱんぽーん。オマエラ、夜時間になりました。波の音を聞いてゆっくり眠ってね。あ、あと病院には一人しか泊まれないからね』

小泉「誰が残るの?アタシ残ってもいいけど」

罪木「あ、私が残ります」

日向「いや、俺が残ろ……くっ」フラッ

なんだ?頭が痛い……

弐大「そんなフラフラしとるのに残るもクソもあるか」

日向「俺は大丈夫だ!1日くらい……」

小泉「はいはい、帰るよ日向。ごめん蜜柑ちゃん。今夜だけ任せていい?明日はアタシが残るから」

罪木「……あ、はい。任せてください!」

日向「だから俺がっ!」

弐大「お前さんは少しくらいワシらを頼らんかい。仲間じゃろう」



297: 名無しさん 2013/10/29(火) 23:19:25.49 ID:K514ePh80
小泉「もう担いでいった方が早いかもね。弐大、日向のこと担げる?」

弐大「おう!」ガシッ

日向「やめろ!弐大、小泉!」

罪木「あ、あの!おやすみなさい!」

小泉「うん、おやすみ」




301: 名無しさん 2013/10/30(水) 03:07:06.44 ID:iXKb19V/0
〔コテージ〕

日向「……クソ…」

小泉「ちょっと日向!?アンタ相当ヤバそうなんだけど!」

弐大「そういえばやけに体が熱かったのう」

小泉「それってまさか絶望病なんじゃ…」

日向「……俺は、そんなもんなんかに…負けてらんねぇ……んだよ……」

頭がフラフラする……

意識も……限界か…

小泉「日向!?日向しっかりして!」

弐大「とりあえず日向をコテージで寝かせ……」





302: 名無しさん 2013/10/30(水) 09:36:33.56 ID:iXKb19V/0
あれ?どこだここ

?「……ツマラナイ」

……誰だコイツ

いや、俺はコイツのことを知っているはずだ

?「本当にツマラナイ……」

俺はコイツをどこかで、見たことがある?

いや、俺はコイツを知っているはずだ

…思い出せない

?「僕は君で、君は僕だ。忘れているのならそれでもいい。オモシロイのなら、どうでもいい」

なんだ?

コイツは一人でなにを言っているんだ?

「…た………ひな」



304: 名無しさん 2013/10/30(水) 09:42:37.89 ID:iXKb19V/0
?「だけど君はなにも守れない。全てを犠牲にした僕ではなにも、ね」

お前は誰なんだよ!

「…お……なた!」

?「…時間みたいだね。呼ばれてるみたいだから早く行けば?ついでだし治しておくよ。あぁ、ツマラナイ」

治す?呼ばれてる?なにを……

?「こんなことならカムクラ……なんて……」




小泉「日向!」

日向「うわっ!」



305: 名無しさん 2013/10/30(水) 09:58:35.62 ID:iXKb19V/0
小泉「よかった……ホントにもう…心配ばっかりかけて」

日向「あれ?俺は……」

小泉「コテージについた途端に倒れたの。覚えてない?」

日向「あー……うっすら……」

じゃあ今さっきのは夢か?

小泉「額出して」

日向「え?」

小泉「熱測るから額出して!」

日向「あ、はい!」

近い近い近い!小泉の顔が近い!

日向「普通手じゃないのか!?なんで額でやるんだよ!」

小泉「あ、アタシだって恥ずかしいんだから!……あれ?」

日向「どうしたんだ?それより測ったんなら離れてくれ!」

小泉「あ、ごめん。……熱が引いてる」



310: 名無しさん 2013/11/01(金) 21:11:04.32 ID:/MfgML6c0
日向「え?どういうことだ?」

小泉「わかんない……けど熱引いてよかったんじゃない?」

日向「それはそうだけど……」

なぜかさっき見た夢が気になる…

あいつが「治しておく」と言っていたけど関係あるのか?

小泉「日向?ねぇ、日向」

日向「…あ、すまん」

小泉「まだどこか調子悪い?」

日向「いや、大丈夫だよ。少しぼーっとしてただけだから」

小泉「そう…でも今夜はちゃんと寝なさい。わかった?」

日向「今夜?」

まだ朝になってないのか?

日向「今何時なんだ?」


311: 名無しさん 2013/11/01(金) 21:18:08.38 ID:/MfgML6c0
小泉「今?夜中1時」

日向「1時!?ごめん、俺のせいで迷惑かけた…」

小泉「ホントにいい迷惑よ。ふわぁ……そろそろアタシも寝るから」

日向「そうか……今日はありがとな」

小泉「別にアンタのためじゃないからお礼なんていいわよ。日向、おやすみ」ガチャ

日向「あぁ、おやすみ」

小泉は今まで寝ずに看病してくれてたのか…

明日なにかお礼しなくちゃな



312: 名無しさん 2013/11/01(金) 21:24:55.09 ID:/MfgML6c0
〔病院〕

日向「おはよう」

罪木「お、おはようございますぅ」

弐大「おう日向、もう体の調子はええんか?」

日向「昨日はすまなかったな」

罪木「昨日ってなにかあったんですか!?」

日向「少し熱が出ただけだから大丈夫だよ」

弐大「少しじゃなモゴガゴ」

日向「余計なこと言うなって!」

罪木「どうしたんですか?」

日向「あはは、なんでもないよ」

小泉「ふわ……蜜柑ちゃんおはよ」

罪木「お、おはようございます、小泉さん。なんだか眠そうですけど大丈夫ですか?」


313: 名無しさん 2013/11/01(金) 21:29:40.39 ID:/MfgML6c0
小泉「少し寝付けなかっただけだから大丈夫。それより蜜柑ちゃんも寝てないんじゃないの?」

罪木「わ、私は大丈夫です」

小泉「いいからほら、少しでもいいから仮眠とってきなって。ここはアタシたちに任せて」

罪木「そんな!悪いですよぅ」

日向「小泉もああ言ってるし少し休憩した方がいいぞ」

罪木「…………わかりました。じゃあ少しだけお願いしますね」




324: 名無しさん 2013/11/11(月) 23:23:29.05 ID:1UA+u3kO0
小泉「さぁて、蜜柑ちゃんの分まで頑張ろっか」

日向「小泉も少し休んだらどうだ?ほとんど寝てないんだろ」

小泉「アタシは平気だよ。それよりも日寄子ちゃんとかの看病しなきゃ」

弐大「小泉よ、顔色が悪いぞ」

小泉「そ、そんなことないよ」

日向「やっぱり俺のせいで……」

小泉「だから日向のせいじゃないって」

日向「でもさ……それで小泉まで倒れたら俺、どうすればいいんだよ」

小泉「……もう!わかったからそんな顔しないの。少しだけ休むからさ」

弐大「そうした方がええのぅ。健康の秘訣は1に睡眠2に快便、つまりクソじゃあぁぁぁ!」

小泉「ちょっと弐大ウルサい!病院の中なんだから静かにしてよね」

弐大「す、すまん」



326: 名無しさん 2013/11/12(火) 00:13:27.50 ID:ofInTRRf0
小泉「じゃあ二階の空き部屋で仮眠取ってるから、30分くらいしたら起こしてね」

日向「わかった」

小泉「おやすみ。ふぁ」

やっぱり無理してたんだな

凄い大きな欠伸してたし

モノクマ「やっほー、元気してる?」

日向「モノクマ!何しに来た!」

弐大「事によっては全面戦争じゃぞ」パキパキ

モノクマ「暴力反対!ただ遊びにきただ……てあれ?なんで日向クンがいるの?」

日向「俺がいちゃいけないのかよ」

モノクマ「そういうわけじゃないけど……おっかしいなぁ。日向クンには思い出し病をかけたはずなんだけどなぁ」

日向「は?それ、どういうことだよ!」

モノクマ「ま、いっか。ボクは帰るよ。じゃあね」

日向「待て、モノクマ!」

俺に思い出し病をかけた?

昨日のあれは絶望病だったってことか?

328: 名無しさん 2013/11/12(火) 00:28:32.88 ID:ofInTRRf0
弐大「今はわからんことを考えても仕方ないしのう。やれることだけやらんか?」

日向「……そうだな。まずはみんなの看病をしなきゃな」

モノクマが言ってたことの意味はわからないけど

今俺にできることだけをしよう


〔数時間後〕

小泉「ねぇ日向」

日向「はい……すいません」

罪木「あ、あの…別に悪気があったわけじゃ…」

小泉「アタシは今日向と話してるんだけど」

罪木「ひぅッ!ご、ごめんなさい」

小泉「日向のおかげですっかり体調もよくなったし元気になったよ」

日向「…はい」

小泉「でもさ、アタシは30分くらいで起こしてって言ったわよね」

日向「はい……言いました」

小泉「アタシが仮眠取ったのが13時ごろ。今は何時?」

日向「夜の8時です……」



329: 名無しさん 2013/11/12(火) 00:39:43.75 ID:ofInTRRf0
小泉「7時間よ!?30分って言ったのに!自分でもよくそんなに寝れたんだって思ったわよ。それに日向、アタシ起こす時にほっぺた引っ張ったりしてたでしょ」

罪木「……………そうなんですか創さん?」

日向「……………………申し訳ありません」

小泉「あ、アタシは別に嫌じゃなかったけど恥ずかしいでしょ!」

日向「……はい、もうしないです」

小泉「別に……気にしてないからいいけど。もういいよ、許したげる」

日向「すまん」

罪木「お話終わりました?はーじーめーさん♪向こうで私とお話しませんか?しますよね?しなさいほら早く行こう行こう行こう♪」ガシッ

日向「蜜柑!?あ、ちょっと!」ズルズル

小泉「……ん?今蜜柑ちゃん、日向を創さんって呼んでた?それに日向も蜜柑って……」




334: 名無しさん 2013/11/14(木) 09:22:28.27 ID:0qo4Gj9d0
日向「あれ?小泉に言ってなかったか?俺たち付き合ってるぞ」

小泉「そ、そんなこと初耳なんだけど!」

弐大「やっぱりそうじゃったか」

小泉「弐大アンタ気づいてたなら言いなさいよ
!」

弐大「普通二人の空気でなんとなく分からんかのう」

小泉「………………そう」

弐大「どこに行くんじゃ?」

小泉「どこでもいいでしょ」




336: 名無しさん 2013/11/14(木) 09:27:27.19 ID:0qo4Gj9d0
小泉「そう……だったんだ……」

小泉「あの二人……付き合ってたんだ」

小泉「……なんだろ。胸が苦しい……」

小泉「………………」

小泉「邪魔」




338: 名無しさん 2013/11/14(木) 09:56:29.02 ID:0qo4Gj9d0
〔病院〕

日向「いてて……」

罪木「創さんが悪いんですよぉ」

日向「ごめん」

罪木「わ、私は幸せでしたから……」

弐大「おぅ、帰ってきた……なぜ罪木は日向の腕を抱き締めておるんじゃ」

日向「……罰だから仕方ないんだよ」

罪木「えへへ、そうですよ。罰だから私がこうしてるのも仕方ないんですよ」

弐大「……そうか」

日向「すまん」

弐大「気にせんわい」

日向「小泉は?」

小泉「ここにいるわよ」ガチャ

日向「どこ行ってたんだよ」

小泉「どこでもいいでしょ。それよりもうそろそろ夜時間じゃない?」

すっかり忘れてたけどもうそんな時間か

小泉「今日はアタシが残るから」

罪木「わ、私が残りますぅ!」

小泉「大丈夫。今日アタシなにもしてないしこれくらいはさせてよ」

罪木「でもぉ……」

小泉「今さっき日寄子ちゃんたち見てきたらほとんど熱も下がってたし大丈夫だよ。それに蜜柑ちゃんは昨日やってくれたでしょ」

弐大「まぁ2日徹夜は厳しいしのう」

小泉「決まり!さ、ここはアタシに任せてみんな帰った帰った」

日向「……悪い」

小泉「気にしないで」




350: 名無しさん 2013/11/14(木) 21:18:01.97 ID:cCNj+IZs0
〔コテージ〕

日向「ホントに小泉一人で大丈夫かな……」

罪木「創さん……」クイッ

日向「どうした?」

罪木「あの……小泉さんが心配なのは分かります。でも、今隣にいるのは私なんです……だから今だけでも私だけを見ていてください……」

日向「‥……ごめん。そうだよな」ナデナデ

罪木「えへへ」

弐大「わしがおることを忘れとらんか?」

日向「あ……忘れてないぞ」

弐大「まぁいいがの」



352: 名無しさん 2013/11/15(金) 01:54:30.19 ID:51zQVaMi0
弐大「二人とも今日はゆっくり休むんじゃぞ」

日向「分かってるよ。おやすみ」

罪木「あ、あの……弐大さんおやすみなさい」

弐大「おぅ」

罪木「創さん……あ、あの!」

日向「どうした?」

罪木「えっと……その……も、もう少し近くに来てください!」

日向「こうか?」

罪木「えい!」

日向「!?」

罪木「あ、あの!嫌じゃなかったですか?」

頬に柔らかい罪木の唇が……キス、された?

日向「え?蜜柑、今」

罪木「ご、ごめんなさい!迷惑でしたよね。すみません」

日向「いや、いきなりだったから驚いただけだよ」



353: 名無しさん 2013/11/15(金) 02:03:26.85 ID:51zQVaMi0
罪木「えへへ、よかったぁ」

日向「でも蜜柑顔真っ赤だぞ」

罪木「あぅぅ……」

日向「蜜柑、好きだよ」ナデナデ

罪木「えっ!?あああの!急に言われると恥ずかしいですよぉ!」

日向「あはは」

顔を真っ赤にしながら慌てる蜜柑は本当に可愛いな

モノクマ『ピンポンパンポーン。オマエラ、夜時間です。波の音を聞いてゆっくり寝ましょう』

日向「もうそんな時間か」

罪木「そう、ですね」

日向「蜜柑、おやすみ」

罪木「はい、おやすみなさい」




354: 名無しさん 2013/11/15(金) 20:01:08.32 ID:51zQVaMi0
〔日向のコテージ〕

日向「………寝るか」

モノクマ「もう寝ちゃうの?うぷぷ、ボクとお話しない?」

日向「モノクマ!?」

なんでモノクマがここにいるんだよ!

モノクマ「ボクね、少し日向クンとお話したかったんだ。でもそんな機会にも恵まれずにこんな時間になっちゃったよ」

モノクマ「もうボクのお肌が荒れちゃったらどうするんだよ」

日向「相変わらずくだらないことばっかり言うのなら帰れよ」

モノクマ「せっかちだなぁ。じゃあさ、一つ聞きたいんだけど」

モノクマ「今の日向クンは日向クンなのかい?」

日向「はぁ?俺は俺に決まってるだろ」

いきなり何を言い出すんだこいつは

モノクマ「……うぷぷ、そうだね。日向クンは日向クンなんだね」

日向「……ああ、俺は日向 創だ」

モノクマ「ならいいんだよね。よかった、もう一回リセットなんてめんどくさくてやってらんないよね」



355: 名無しさん 2013/11/15(金) 20:34:40.41 ID:51zQVaMi0
モノクマ「いやー、これでボクも安心して眠れますわ」

日向「なら帰れよ」

結局なにが言いたかったんだよ

モノクマ「……ねぇ、今までは頑張ってコロシアイを止めてたみたいだけど、そう何度も上手くいかないよ」

日向「お前には関係ないことだろ。それに俺には信頼できる仲間がいる」

モノクマ「うぷぷ、うぷぷぷぷぷ」

日向「なにがおかしい!」

モノクマ「その信頼できる仲間の誰かが誰かを邪魔だなんて思ってても信頼できるのかな?」

日向「そ、そんなことあるわけないだろ」

モノクマ「お互い信頼しあうなんて幻想なんだよ」





359: 名無しさん 2013/11/16(土) 21:40:08.09 ID:Uq1GeTxA0
日向「なにを証拠にそんなことを言うんだよ!」

モノクマ「うぷぷ、ならキミにだけ教えてあげるよ」







モノクマ「日向クンの言うところの信頼しあえる仲間は今まさにコロシアイを始めようとしているよ」

日向「!?」

モノクマ「あ、これは言っちゃダメだったかな。ボクとしたことがコロシアイを妨げるようなこと言っちゃった」

日向「誰だ!誰がどこでコロシアイを始めようとしてるんだ!」

狛枝か?いや、あいつは絶望病で動けないはずだ

それに病院には小泉もいる

モノクマ「あれ?日向クンは仲間を信頼してるんじゃなかったの?」

日向「……くっ!」



360: 名無しさん 2013/11/16(土) 21:45:24.46 ID:Uq1GeTxA0
モノクマ「ボクの相手なんてしてていいの?ほら、急がなきゃ」

日向「クソ!」ダッ

モノクマ「頑張ってね?」





モノクマ「やっとおもしろくなってきたね」

モノクマ「うぷぷ、うぷぷぷぷぷ」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ」


361: 名無しさん 2013/11/16(土) 21:49:36.04 ID:Uq1GeTxA0
日向「はぁ…………はぁ……」

誰がどこでコロシアイなんて始めようとしてるんだよ!

日向「もう夜時間だしみんな寝てるはず……寝てる?」

そういえば……小泉はみんなの看病のために今日は起きてるはずだ……

日向「……一応確認しておくか」




362: 名無しさん 2013/11/16(土) 21:54:13.61 ID:Uq1GeTxA0
〔病院〕

日向「小泉!いるのか?」

頼む、返事をしてくれ!

日向「小泉!」

西園寺「あれぇ?日向おにぃどうしたの?」

日向「西園寺!起きて大丈夫なのか」

西園寺「まだしんどいよ。でも……仕方なく」

日向「仕方なく?」

西園寺「うっさい!トイレ行きたかったから起きただけ!」

日向「あ、ごめん」



364: 名無しさん 2013/11/16(土) 22:03:10.39 ID:Uq1GeTxA0
西園寺「そんなだからデリカシーないって言われるんだよ。それよりなんで日向おにぃはここにいるの?」

日向「あ、そうだった。小泉がどこに行ったか知らないか?」

西園寺「小泉おねぇ?そういえばゲロブタをどこかに呼び出してたけど」

日向「蜜柑を?」

西園寺「あとビンとか色々持っていってたような。ビンであのゲロブタの頭でもかち割るのかな?それならわたしも手伝うのに」

日向「!?……どこに連れて行ったんだ!」ガシッ

西園寺「イタッ!冗談だってば!そんな怒らなくたっていいじゃん」

日向「ホントに小泉が蜜柑を殺すかもしれないから焦ってるんだよ!」

西園寺「え……そ、そんなこと小泉おねぇがするわけないじゃん」




367: 名無しさん 2013/11/16(土) 22:25:35.87 ID:Uq1GeTxA0
日向「モノクマが言ってたんだよ。誰かがコロシアイを始めようとしてるってな」

西園寺「だ、だからって小泉おねぇだとは限らないでしょ!」

日向「あぁ、だけど今一番可能性が高いのは小泉だろ。それに違ってたなら謝るよ」

日向「それにもし本当に小泉が蜜柑 を殺そうとしてたらどうするんだよ!」

西園寺「……………………」

日向「……もういい。一人で探してくる」

西園寺「……………多分ライブハウスだと思う」

日向「え?」

西園寺「だからライブハウス!小泉おねぇが呟いてたから」




370: 名無しさん 2013/11/17(日) 01:47:04.27 ID:gwObA8HL0
西園寺「ライブハウスならなんとかなる、て言ってたから……」

日向「ありがとう、西園寺」

西園寺「で、でも小泉おねぇを怒らないであげて!きっと小泉おねぇにも理由があったんだと思うの……」

日向「……任せとけ」ナデ

日向「俺がなんとかしてくるから」

西園寺「……ありがと」

日向「じゃあ行ってくる」




371: 名無しさん 2013/11/17(日) 01:58:57.12 ID:gwObA8HL0
〔ライブハウス〕

日向「ここに小泉たちがいるのか」ガチャ

小泉「邪魔なの。だから死んで」

罪木「ど、どうしちゃったんですか小泉さん!?」

日向「小泉!」

小泉「あれ?なんで日向がここにいるの?まぁいいや、ちょっと待ってて。すぐにこの泥棒猫を殺すから」ギュッ

罪木「ぐぅ……うあ……」

日向「やめろ!」

小泉「放してよ!こいつさえ……こいつさえいなかったらアタシは日向と……ッ!」

日向「こいつ……もうやめてくれ」

小泉「……なんで泣いてるの、日向」



372: 名無しさん 2013/11/17(日) 12:32:40.47 ID:gwObA8HL0
日向「もう、やめてくれよ」

小泉「だったらアタシだけを見てよ」

日向「それは…………」

小泉「なんで……」

小泉「なんでなんでなんでなんでなんでなんで!?アタシはこんなに日向のことが好きなのに!」

小泉「なんでアタシだけを見てくれないの!?アタシはただ……日向のことが好きなだけなの……」

日向「……ごめん。俺は蜜柑が好きだ」

小泉「うん、知ってたよ。……アタシも蜜柑ちゃんみたいに可愛く生まれたかったな……」スッ

日向「大丈夫か?」

罪木「けほ……は、はい」

小泉「あはは、ねぇ日向。アタシさ、欲しい物が手に入らないなんておかしいと思うの。そんな世界なんてさ」

小泉「生きてる意味ないよね」シュッ

日向「…え?」

罪木「あ、あぁぁぁ!!」

小泉が持っていた果物ナイフで

首を切っていた


373: 名無しさん 2013/11/17(日) 12:39:29.90 ID:gwObA8HL0
日向「小泉!おい、なにやってんだよ!」

罪木「は、創さん!これで首の傷を押さえてくたさい!」

日向「わかった!蜜柑はモノクマを呼んできてくれ!」

罪木「な、なんでモノクマさんなんですかぁ」

日向「いいから早く!」

罪木「は、はいぃ!」

クソッ!全然血が止まらない!

小泉「ね……ぇ………日向………」

日向「喋るな!クソッ!止まれよ!」

小泉「今……日向を………独り占めでき………て……る」

小泉「……なんで……こんなこと……しちゃった………のかな」


374: 名無しさん 2013/11/17(日) 12:44:12.50 ID:gwObA8HL0
日向「もういいから喋るなよ!」

罪木「モノクマさん連れて来ましたぁ!」

日向「おいモノクマ!小泉を助けろ!」

モノクマ「えー、面倒だなぁ」

日向「お前の好きなコロシアイの人数が減ってもいいのか!?」

モノクマ「仕方ないなぁ。ほら、表に救急車呼んでるから乗せてね」

小泉「ひ……なた…」

日向「大丈夫だ!絶対に助ける!」

小泉「みか……んちゃん……」

罪木「喋っちゃダメですよぉ!」

小泉「ごめ……んね」


376: 名無しさん 2013/11/17(日) 13:02:23.16 ID:gwObA8HL0
日向「おい小泉……小泉!」

モノクマ「はい、早く貸してね」

日向「あっ……」

小泉を乗せた救急車が走って行く

それを俺は見ていることしかできなかった



385: 名無しさん 2013/11/17(日) 20:23:23.99 ID:gwObA8HL0
〔病院〕

西園寺「あ、日向おにぃ。小泉おねぇは!?」

日向「……ごめん」

西園寺「え?なんで謝るの?」

日向「………………」

罪木「え、えっと、小泉さんは」

西園寺「お前には聞いてないんだよ!黙ってろ、ゲロブタ!」

罪木「ひぅッ!」

西園寺「なんで黙ってるの?小泉おねぇはどこにいるの?ねぇ…………ねぇってば!!」

日向「小泉は…………モノクマに任せた」

西園寺「はぁ?なんで小泉おねぇをあのブサイクなぬいぐるみに任せたの!?意味わかんない!」

日向「小泉は……自分で首を切って死のうとしたんだ」



386: 名無しさん 2013/11/17(日) 20:32:09.70 ID:gwObA8HL0
西園寺「………意味わかんない……なんで小泉おねぇがそんなこと……」

日向「………………」

罪木「………………」

西園寺「なんとか言ってよ!!」

辺子山「なにを騒いでいるんだ」

狛枝「こんなにうるさいと眠れやしないよ」

澪田「どうしたんすか、今夜中っすよ」

罪木「ご、ごめんなさぁい!騒ぎ過ぎちゃいました」



390: 名無しさん 2013/11/17(日) 20:42:20.63 ID:gwObA8HL0
西園寺「日向おにぃ、なんで小泉おねぇがそんなことになったのか教えて」

日向「それは……」

モノクマ「昼ドラみたいな安っぽいドラマだよ。くっだらない話だけど聞く?」

日向「モノクマお前!小泉は無事なのか!?」

モノクマ「ボクの口からはなんとも。助かるかどうかは彼女次第だね」

西園寺 「早く教えてよ!」

辺子山「小泉がどうかしたのか?」

モノクマ「あのねぇ、小泉さんは罪木さんを殺そうとしたんだよね」

西園寺「……そんな……ホントに小泉おねぇは……」

辺子山「!?……待て、それは全員が知っていることなのか?」

モノクマ「知ってるのはここにいる人たちだけだよ」

辺子山「わかった。なら澪田と狛枝は他のみんなを呼んできてくれ。罪木は終里たちを起こしてきてくれ」



392: 名無しさん 2013/11/17(日) 21:17:48.86 ID:gwObA8HL0
澪田「はいはーい!了解したっす!」

狛枝「ボクは早く話を聞きたいな。希望の匂いがするんだ!」

辺古山「早くいけ!」ガッ

狛枝「痛い!うぅ、どうしてここにいる女の子はすぐ暴力を振るうんだろうね」

罪木「花村さんと終里さんたち起こしてきます」タッ

辺古山「さて…………日向よ。お前は坊っちゃんに言ったことを覚えているか?」

日向「………………」

辺古山「お前は坊っちゃんに後で後悔をするような行動だけはするなと言っていたな。お前はどうだ?坊っちゃんには偉そうなことを言うのに自分はメソメソと後悔しているだけか?」

辺古山「私や坊っちゃんはお前になら付いて行ける、信頼できると思っていたんだ。それなのにお前は黙って落ち込んでいるだけか!」

日向「!」

辺古山「お前がみんなを引っ張っていかないのなら私や坊っちゃん、十神がみんなを引っ張っていこう」

日向「……ごめん、もう大丈夫だ」

そうだ。俺はみんなを、大切な人を守るためにここにいるんだ

日向「俺は……みんなを守る。俺の大切な仲間を守るんだ」

辺古山「そうか……」



398: 名無しさん 2013/11/18(月) 11:25:51.33 ID:gaR8extK0
辺古山「西園寺よ、なにがあったのか知らないがこれだけは言っておく」

辺古山「日向は自分の命を捨てても大切な人を守ろうとするだろう」

西園寺「……」

辺古山「だから日向の行動に不満はあるだろうが日向の仲間を守る意志だけは信じてやってくれ」

西園寺「……初めから日向おにぃのお人好しなところは好きだよ」ボソッ

辺古山「なにか言ったか?」

西園寺「なにも言ってない!」

澪田「連れてきたっすよ!」


405: 名無しさん 2013/11/18(月) 21:52:29.47 ID:wIZHJ5IT0
左右田「夜中に叩き起こされる身にもなってくれよ」

十神「おい、早く話せ」

罪木「こっちも連れてきましたぁ!」

終里「なにがどうしたんだよ」

弐大「そういえば小泉がおらんのう」

モノクマ「みんな安い昼ドラ展開が好きなのかな」

十神「いいから早く話せ」

モノクマ「わかったよ。仕方ないなぁ」

モノクマ「えーっと、まず初めに……みなさんが寝ている間にコロシアイが起きました」

『!?』

モノクマ「正しくは起きかけました、だったね」




406: 名無しさん 2013/11/18(月) 21:58:58.01 ID:wIZHJ5IT0
左右田「おいおい、なにが起きたんだよ!」

モノクマ「まあまあ、そう焦らないでよ。リラックスリラックス」

十神「……」

モノクマ「まずね、小泉さんは日向クンのことが好きだったみたいなんだよね」

十神「それがどうした」

モノクマ「ここで重大発表!日向クンは罪木さんと付き合っちゃってまーす!」

日向「!?」

罪木「!?」

左右田「はぁッ!?日向てめぇ!」

十神「今はそんなことを言っている場合ではないだろう」

十神「だが日向よ、後でそのことについて詳しく聞かせてもらおうか」

……マジかよ……



407: 名無しさん 2013/11/18(月) 22:05:30.89 ID:wIZHJ5IT0
モノクマ「二人が付き合ってるのと小泉さんは日向クンが好きだっていうことが前提で今回の事件は起こったんだよね」

田中「まさか小泉が罪木を殺そうとしたとでも言うのか?」

ソニア「小泉さんはそんな方ではありません!」

モノクマ「実は嬉しいことにその通りなんだよね」

ソニア「そんな……」

モノクマ「普段の小泉さんならそんなことにはならなかっただろうけどね」

花村「だ、だったらなんで」

七海「……絶望病、だね」

日向「え!?」

小泉が絶望病にかかっていた?

ならいつ絶望病に感染したんだ

日向「まさか……」

モノクマ「そう!小泉さんが寝てる間に感染しちゃいました!」




408: 名無しさん 2013/11/18(月) 22:15:09.17 ID:wIZHJ5IT0
モノクマ「しかもその絶望病はヤンデレ病だったのです!」

罪木「だからあんなことを……」

モノクマ「でもヤンデレ病なんてきっかけでしかないんだよ。元々小泉さんは自覚してたわからないけど罪木さんに嫉妬してたんじゃないかな」

狛枝「で、その小泉さんはどこにいるのかな?」

モノクマ「集中治療室にいます。相当危険な状態だったからね」

九頭龍「小泉は無事なんだろうな!?」

モノクマ「あれぇ?小泉さんを殺そうとしていた人から意外な発言が出てきたね」

九頭龍「!?」

西園寺「九頭龍、アンタ……」

日向「九頭龍の話は後で俺から話す」

西園寺「……わかった」




409: 名無しさん 2013/11/19(火) 09:30:16.93 ID:3FpBwTkM0
モノクマ「続きだけどヤンデレになっちゃった小泉さんは日向クンと罪木さんの関係に嫉妬しちゃったというか罪木さんが邪魔だったんだろうね」

モノクマ「それで罪木さんを殺しちゃおうとしてライブハウスに呼び出したんだ」

モノクマ「結局殺せなかったんだけど」

狛枝「なんだ……それだけなの?」

弐大「お前は黙っとれ!」

モノクマ「小泉さんは日向クンが手に入れられないなら生きてる意味ないって言って」

七海「自分で首を切った……」

モノクマ「これならまだB級映画の方がおもしろいよね。くだらないことに時間使っちゃったなぁ」

日向「まだ聞いてないことがあるぞ!」


410: 名無しさん 2013/11/19(火) 09:43:55.32 ID:3FpBwTkM0
モノクマ「小泉さんのこと?もういいじゃん。彼女のことは忘れなよ」

モノクマ「どうせ元には戻れないんだからさ」

モノクマ「ま、明日には会えるようにしておくよ」

日向「元に戻れない?」

モノクマ「じゃあね」

日向「あ、おい!」

左右田「………………これからどうすんだよ」

十神「…………」

辺古山「…………」

終里「とりあえずさ、もう寝ねーか?」

花村「な、何言ってるのさ!?小泉さんのこと心配じゃないの!?」

終里「ならオレたちがこのまま辛気くせー雰囲気でウダウダしてるのになんの意味があんだよ。そんなことしてるくらいなら明日に備えて少しでも寝てる方がいいんじゃねーのか?」

十神「……それもそうだな」

田中「たまには人間もいいことを言うではないか」

西園寺「な!?」

西園寺「なんでアンタたちはそんな考え方ができるの!?」




417: 名無しさん 2013/11/19(火) 22:16:08.02 ID:Z9hU9UhP0
終里「だからここにいても意味ねーって言ってるだけだろ」

西園寺「意味なくなんかないもん!」

左右田「あーもうわかったわかった!俺が付き合ってやるから」

西園寺「え?」

左右田「だから俺が一緒に待っててやるって言ってんだよ」

西園寺「……ホント?」

左右田「今回だけだけどな」

西園寺「……わーい!絶対だよ!」

日向「ごめん左右田。本当は俺が残ってあげたいけど」

左右田「気にすんなって。それよりもお前、罪木をどうやって落としたか絶対教えろよ」

日向「あ、あぁ」



418: 名無しさん 2013/11/19(火) 22:22:05.33 ID:Z9hU9UhP0
それからみんなコテージやモーテル、病室に帰っていった

俺も明日に備えて自分のコテージに戻ったが全く寝付けなかった

日向(眠れないな……)

日向「少し散歩でもするかな」



419: 名無しさん 2013/11/19(火) 22:38:02.12 ID:Z9hU9UhP0
〔ビーチ〕

日向「はぁ……」

終里「おらぁ!」ドンッ

日向「うわ!びっくりした」

終里か

あいつ寝たんじゃなかったのか?

なんでヤシの木なんか殴ってんだ

終里「クソ!クソ!」ガッ

日向「なにやってんだよ!手が血だらけじゃないか」

終里「ん?……なんだ日向か」

日向「なんだじゃないだろ!どうしたんだよその手」

終里「ほっといてくれ」

日向「なに言ってんだよ!?早く手当てしないと」

終里「小泉はさ……間違っても自分から誰かを殺そうなんて思わないやつだ」

終里「オレが病気のときも優しくてさ、安心できた」

日向「終里……」

終里「そんな小泉をあんなにしやがったモノクマが許せねぇんだよ!」バキッ



424: 名無しさん 2013/11/19(火) 23:34:20.25 ID:Z9hU9UhP0
終里「小泉の代わりにモノクマをぶっ倒す」

日向「だったらなおさらその手の傷を手当てしないとダメだろ。それにその時は俺も手伝うよ」

終里「日向も暴れたいのか?」

日向「違う!ほら、病院行くぞ」

終里「うわ、引っ張んなよ」




426: 名無しさん 2013/11/19(火) 23:50:01.15 ID:Z9hU9UhP0
〔食堂〕

日向「ふわぁ……おはよう」

罪木「お、おはようございます創さん」

日向「おはよ」

十神「やっと起きたか」

日向「もうみんな起きてるのか」

澪田「遅いっすよ創ちゃん」

花村「みんなー、朝ごはんできたよー」

終里「お、飯だ飯!」

十神「お前はもっと落ち着け、それにどうしたんだその手は!」

西園寺「ほらほら左右田おにぃあーん♪」

左右田「あっつ!熱いっての!」

辺古山「………………」ジー

九頭龍「なに見てんだよ」

辺古山「坊っちゃん、はいあーん」

九頭龍「やるわけねぇだろ!」

弐大「がははははは!元気があっていいわい!」




427: 名無しさん 2013/11/20(水) 09:11:52.39 ID:PbIjhMoW0
十神「さて日向、そろそろ話してもらおうか」

日向「なにを?」

十神「決まっているだろう。罪木との馴れ初めをだ」

日向「ぶはっ」

終里「うわっ!きたねぇな!」

日向「ご、ごめん」

十神「どうした?」

日向「いきなり変なこと言い出すから」

十神「昨日聞けなかったからな」

左右田「そうだ!教えろよ」



428: 名無しさん 2013/11/20(水) 09:23:30.49 ID:PbIjhMoW0
日向「別にそうたいしたことはなかったぞ。蜜柑、言っていいか?」

罪木「うぅ……どうぞ」

日向「まず俺が蜜柑の傍にいるって言っていたんだよ。その後にここから出たら結婚しようって約束しただけだぞ」

十神「えんだぁぁぁぁぁぁ!」ガタ

花村「いやぁぁぁぁぁぁ!」ガタ

日向「!?」ビク

十神「…………続けてくれ」

日向「いや、それで終わりだけど」

辺古山「坊っちゃん、ここから出たらお話しませんと」

九頭龍「はぁ?誰にだよ」

辺古山「両親にですよ。冬彦坊っちゃんをお嫁にくださいと」

九頭龍「お前じゃなくて俺が嫁かよ!逆だろうが!」

辺古山「私が嫁ならば貰ってくれますか?」

九頭龍「…………考えとく」

辺古山「ふふ」

ソニア「あれがジャパニーズ一目惚れですか?


田中「ふっ、即答できないとはしょせん人間だな」




429: 名無しさん 2013/11/20(水) 09:34:20.99 ID:PbIjhMoW0
ソニア「田中さん!」ギュッ

田中「うおぁ!な、ななななぜ手をにぎる!」

ソニア「わたくしと一緒に黄金のマカンゴを捕まえてくださいませんか?」

田中「……黄金のマカンゴ?」

ソニア「はい!………ダメ、ですか?」

田中「ふふふ、よかろう!俺様がその黄金のマカンゴとやらを捕まえてやろう!」

ソニア「!………ありがとうございます!」ニパー

田中「あ……うん」

左右田「おいコラ田中!ソニアさんといい雰囲気になってんじゃねぇよ!」

左右田「ソニアさん。その黄金のマランヨ、俺が捕まえますよ」

ソニア「マカンゴです!それに田中さんじゃないと嫌です」

左右田「」



430: 名無しさん 2013/11/20(水) 10:10:57.36 ID:PbIjhMoW0
田中「その黄金のマカンゴとやらを捕まえるとどうなるのだ?」

ソニア「わたくしの国で勇者と称えられ、王になれます」

田中「王?王だと!ふふふ、フハハハハ!よかろう、必ず捕まえると約束しようではないか!」

ソニア「ありがとうございます!わたくしと田中さんで黄金のマカンゴをハッとしてグーです!」

ソニア「そうして初めてラブラブバカップルになれるのですよ!」

田中「ふふふ、ラブラブバカッ……………え?」

ソニア「ラブラブバカップルですよ」

左右田「」

田中「え?あの……え?」

ソニア「さあ田中さん」

ソニア「生存戦略、しましょうか」

田中「」



433: 名無しさん 2013/11/20(水) 20:17:39.73 ID:bsJip/Vb0
モノミ「皆さんでらーぶらーぶしてて先生嬉しいでちゅよ」

日向「モノミか。今までどこにいたんだ?」

モノミ「モノケモノを駆逐してまちた!エッヘン」

日向「あー…………それはありがたいんだけど」

モノミ「どうかしたんでちゅか?」

七海「今ね、小泉さんが怪我しちゃったからみんなで待ってるところなの」

モノミ「ほぇっ!?なんででちゅか!?」

左右田「理由なんてどうでもいいだろ。小泉を待ってるだけなんだからよ」

辺古山「小泉と合流してから新しい島に向かっても遅くはあるまい」

モノミ「それもそうでちゅね!皆さんが仲良くやってくれているようで嬉しいでちゅ」

西園寺「早く小泉おねぇに会いたいなぁ……」

モノクマ「うぷぷ、そんなに会いたいなら会わせてあげようか?」

日向「モノクマ!」




437: 名無しさん 2013/11/21(木) 09:23:26.48 ID:zmZjzQGM0
モノクマ「病院にいるから行ってきなよ」

日向「……本当に病院にいるのか?」

モノクマ「いるよ」

西園寺「早く行こうよ!」

左右田「わかったから引っ張るなって」

狛枝「小泉さんの持つ希望の光は輝きを増したのか、それとも輝きを失ったのか。あはは、楽しみだなぁ」

日向「さ、行こう」

罪木「……はい」



439: 名無しさん 2013/11/21(木) 20:35:24.68 ID:zmZjzQGM0
〔病院〕

モノクマ「この部屋に小泉さんはいるよ。ボクは最善の治療を尽くしたってことだけは言っておくからね」

日向「小泉、入るぞ」コンコン

『…………』

小泉からの返事はなかった

モノクマ「起きてるから入ってもいいんじゃない?あ、着替え中とかそんなベタな展開はないから」

日向「ご忠告どうも。入るぞ」ガチャ

小泉「…………」

西園寺「小泉おねぇ!」ガッ

左右田「おいおい、いくら嬉しいからって怪我人に抱きつくなよ」

西園寺「あ、ごめんね小泉おねぇ」

小泉「…………」フルフル

日向「小泉……その、大丈夫か?」

小泉「…………」コクッ

モノクマ「うぷぷ」

ん?なにか小泉の様子がおかしいな

441: 名無しさん 2013/11/21(木) 20:43:31.02 ID:zmZjzQGM0
十神「小泉、俺たちはお前がしたことを怒っていない。これから色々聞いたりはしないから安心するがいい」

小泉「…………」キョロキョロ

澪田「今日の真昼ちゃんは無口っすね!」

田中「フハハハハ!疲れているのだろう、今日くらいゆっくりさせてやればいい」

小泉「…………」フルフル

辺古山「どうした?なにを探している」

モノクマ「はい、小泉さん」

日向「なんで紙とペンなんか……」

罪木「あ………あぁ……ぁぁぁぁ」

七海「もしかして……」


443: 名無しさん 2013/11/21(木) 20:55:19.72 ID:zmZjzQGM0
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ」

小泉「…………」サラサラ

小泉『日向、蜜柑ちゃん。迷惑かけてごめんなさい』

小泉『こうなったのはアタシの罰だから気にしないで』

左右田「……嘘だろ」

西園寺「え、なに?」

小泉「……………」サラサラ

小泉『アタシはもう、喋れません』

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」

モノクマ「超高校級の写真家であり、みんなのお姉さんだった小泉 真昼さんは」

モノクマ「もう二度と話すことができない体になっていたのでしたー!」

それを聞いた時、ここにいた全員が絶望していた

笑顔で話しかけてくる小泉はもう

死んでしまっていた


『To be continue』

445: 名無しさん 2013/11/21(木) 21:00:57.89 ID:zmZjzQGM0
〔モノクマ劇場〕

モノクマ「うぷぷ、改造はされないけどもう二度と話すことのできなくなるのと」

モノクマ「少しだけ改造されて首元に機械を取り付けて話すことのできる体」

モノクマ「みんなはどちらを選ぶのかな?」

モノクマ「ま、写真家なんだから口なんていらなかったよね」

モノクマ「と言ってももう友達と楽しくお喋りしたり、好きな人と話したり」

モノクマ「自分の親に『ありがとう』の一言も言えないんだけどね」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ」



454: 名無しさん 2013/11/22(金) 09:42:17.68 ID:dv/EbH900
〔チャプター4〕

日向「…………」

罪木「…………」

西園寺「…………」

澪田「…………」

終里「…………」イライラ

十神「…………」

小泉「…………」カキカキ

小泉『なんでみんな黙ってるの?』

西園寺「あ……う……」

狛枝「ねぇみんな、新しい島を探索しなくていいの?」


455: 名無しさん 2013/11/22(金) 09:51:29.35 ID:dv/EbH900
左右田「てめぇ今がどういう状況かわかってんのかよ」

狛枝「だからこそだよ。この絶望を乗り越えることなんて超高校級のみんななら簡単にできるはずだよ」

九頭龍「てめぇ……」

小泉「…………」サラサラ

小泉『アタシも新しい島を探索したい!』トンッ

ソニア「そんな!小泉さんはゆっくり休んでてください」

十神「別に連れていってもいいだろう。だが次の島では全員ペアで行動するんだ」

十神「ペアならなにかあってもどうにかできるはずだ」

間接的に小泉のことを言っているのだと全員がわかった

十神「小泉、誰とペアになりたい?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『狛枝』

日向「え?」

西園寺「なんで!?」

俺を選ぶと思っていたのに……


456: 名無しさん 2013/11/22(金) 10:02:00.30 ID:dv/EbH900
罪木「えっと……あの……」

小泉「…………」サラサラ

小泉『狛枝がいい』

狛枝『で』いいではなく狛枝『が』いいだった

日向「……いいのか」

小泉「……」コクッ

狛枝「あはは、嬉しいなぁ。小泉さんから誘ってもらえるなんて今日はツイてるや」

西園寺「コイツになにかされそうになったら殴ってもいいから逃げてね!」

小泉「……」コクッ

十神「まぁ……小泉がそれでいいならいい」

十神「前と同じペアでいいな」

七海「だったら私は花村くんとがいいかな」

花村「ぼくをご指名かい?なら全力でイカせてもらうよ」

花村「あっ!?今のは変な意味じゃないからね!ホントだよ!?」

左右田「絶対嘘だろ!」



461: 名無しさん 2013/11/22(金) 19:42:13.78 ID:dv/EbH900
日向「やっぱり4人グループにしたほうがいいんじゃないか?」

十神「なぜだ?」

日向「ほら、なにがあるかわからないしさ」

西園寺「私もそっちの方がいい!」

左右田「別に小泉の所だけ4人にしたらいいんじゃねーの?」

日向「小泉はそれで…」

小泉「…………」バンッ

日向「うわっ!」ビクッ

小泉「…………」カキカキ

小泉『アタシのことは放っておいて』

小泉『狛枝行くよ』グイ

狛枝「引っ張らないでよ」

西園寺「小泉おねぇ!私も行く!」

小泉「…………」サラサラ

小泉『誰も付いてこないで』




462: 名無しさん 2013/11/22(金) 19:51:20.47 ID:dv/EbH900
日向「…………」

田中「なぜ小泉は怒っていたのだ?」

七海「……たぶん自分がお荷物扱いされたからじゃないかな」

西園寺「!?」

日向「俺たちはそんなつもりなんてッ」

七海「私たちにそんなつもりがなかったとしても小泉さんはそう思ったんだと思う」

罪木「…………」

辺古山「小泉には……悪いことをしたな」

西園寺「小泉おねぇ……私……そんなつもりじゃ……」

左右田「あー……日向、俺先に行くわ」

日向「…わかった」

左右田「ほら西園寺、行くぞ」



465: 名無しさん 2013/11/22(金) 20:03:41.00 ID:dv/EbH900
十神「……フンッ、各自ペアで行動しろ。俺は先に行く」

澪田「あ、白夜ちゃん!」

七海「花村くん、行こっか」

花村「あ…日向くん…ぼく先に行くね」

日向「あぁ」

終里「おっさん……付き合え」

弐大「おう」

ソニア「田中さん、わたくしたちも」

田中「…わかった」

九頭龍「ペコ」

辺古山「はい」

罪木「創さん……」

日向「わかってる……いつまでもクヨクヨしてられないよな。行こう」

罪木「…はい!」




466: 名無しさん 2013/11/22(金) 20:17:24.16 ID:dv/EbH900
『十神・澪田パート』
〔ネズミー城〕

十神「…………」

澪田「うきゃー!遊園地っすよ白夜ちゃん!」

十神「わかっている」

澪田「ならなんではしゃがないんすか?」

十神「そんな気分じゃないからだ」

澪田「いつもなら付き合ってくれるじゃないすかー。『うおー!遊園地だー!』って」

十神「俺がいつそんなことを言った!」

澪田「もう、恥ずかしがらなくていいっすよ。普段通りに行動すればいいっす!」

十神「フンッ!俺は貴様ら愚民とは違うんだ。そんな姿を見せると思うか?」

澪田「……やっといつもの白夜ちゃんに戻ったっすね」ニコ

十神「いつもの?」

澪田「傍若無人で唯我独尊、自分以外を格下だと見下す、ちょっと寂しがり屋で素直じゃない」

十神「お前ッ!」

澪田「それが唯吹から見た白夜ちゃんすよ」



470: 名無しさん 2013/11/24(日) 16:46:43.61 ID:lNOaylz/0
十神「……生まれたことに意味すらない。戸籍も、名前もない人間がいた」

澪田「なんの話すか?」

十神「そいつは誰かのカタチを借りなければ生きていけなかった。自分の正体を知られてはならない。だから誰も信用せず、他人を騙し生きてきた」

澪田「……馬鹿な人っすね」

十神「なに!?」

澪田「だって誰かにならないと生きていけないなんて初めから自分も信じてないってことじゃないっすか。自分すら信じられないのに他人なんて信じられないしそんな人生楽しくないっすよ」

十神「…………」

澪田「唯吹の前にそんな人がいたらまずは一緒に音楽でも始めますかね」

十神「なぜだ?」

澪田「だってぇ、知りたいじゃないすか。その人がどんな音楽を好きなのか、どんな楽器を使うのか、どんな風に楽器を引くのか。なによりその人自身を」

十神「あ……」

澪田「まぁ唯吹は自分が好きなようにするだけっすけどねー!」

十神「澪田」

澪田「はいはい」

十神「前に誘ってくれていたな、一緒にバンドを組もうって。なにか俺に教えてくれないか?」

澪田「……うっはー!白夜ちゃんからのお願いっすか!唯吹におまかせあれっす!」

十神「……フン、やるからには頂点を目指すぞ。妥協は許さん!」





471: 名無しさん 2013/11/25(月) 19:59:57.61 ID:lDgkeYFB0
『花村・七海パート』
〔ドッキリハウス〕

花村「ねぇ七海さん」

七海「どうしたの?」

花村「みんな大丈夫かな……」

七海「なんで?今までもケンカなんてあったよね」

花村「今回のは今までのケンカとは違うような気がして……」

七海「…………」

花村「やっぱりさ……みんな無事に脱出なんて無理なんじゃ……」

七海「えい」ペシ

花村「うわ!なになに!?」

七海「弱気はダメだよ。日向くんだって頑張ってるんだよ?それなのに私たちが諦めちゃダメだよ」

花村「…………うん」

七海「ね、一緒に頑張ろ?」

花村「……ありがとう」

七海「偉い偉い」ナデナデ

花村「頭撫でないでよ!」


472: 名無しさん 2013/11/25(月) 20:09:41.77 ID:lDgkeYFB0
『終里・弐大パート』
〔ビーチ〕

終里「おらぁぁ!」ガッ

弐大「…………」スッ

終里「おらおらおらおらぁ!」ドドド

弐大「ふん」シュッ

終里「うわッ!」

弐大「なにを焦っとるんじゃ?」

終里「…………」

弐大「まぁだいたい察しはつくがの」

終里「……なぁおっさん。オレが鍛えてなにか意味あんのかな……」

弐大「ん?」

終里「いつもオレはなんの役にも立たねぇしさ……今回だってオレにもなにかできたはずだろ」




474: 名無しさん 2013/11/25(月) 21:51:51.44 ID:lDgkeYFB0
弐大「それならワシもなんもできんかったぞ」

終里「弐大はみんなの看病とか色々してくれただろ。それにおっさんはいてくれるだけで安心感があるっつーかよ……」

弐大「がっははは!嬉しいこと言ってくれるのう」

終里「それに比べてオレはなんの役にも立たねぇしさ……」

弐大「……ふむ」

終里「だったらオレがここにいる意味あんのかって……」

弐大「くっだらんのう。そんなクソみたいなことのどこに悩む必要があるんじゃ?」

終里「てめぇ……オレは真剣に悩んでんだよ!」

弐大「ならお前に十神のようなことができるんか?日向のようにみんなを引っ張っていけるか?」

終里「それは……」

弐大「日向や十神にもできんことがある。じゃあそれをワシらで補えばよかろう」

終里「…………」



475: 名無しさん 2013/11/26(火) 15:45:16.60 ID:JhXKpVjU0
弐大「頼まれもしないことをしても相手に迷惑がかかるだけじゃぞ」

終里「だったらよ……」

終里「耐えなきゃならねーのかよ……」

弐大「今自分のできることを考えて行動するだけじゃ」

終里「……」

弐大「今日の訓練は終わりか?ならワシは……」

終里「休憩はしてただけだ」

終里「特訓続けっぞ!」




476: 名無しさん 2013/11/26(火) 21:46:09.74 ID:JhXKpVjU0
『ソニア・田中パート』
〔モノミハウス前〕

ソニア「…………」

田中「休んでいた方がよいのではないか?」

ソニア「いえ……まだ大丈夫です」

田中「無理をされて倒れられる方が面倒だ。少し休め」

ソニア「……お強いんですね」

田中「小泉のことか?」

ソニア「はい……私は小泉さんをお荷物扱いしたつもりも、仲間外れにしたつもりもありません!わたくしは小泉さんのことを思って……」

田中「なぜ俺にそんな言い訳染みたことを言う必要がある」

ソニア「言い訳だなんて!」

田中「小泉が罪木を、仲間を殺そうとしたのは消しようもない事実だ。少しくらい監視をつけられても仕方あるまい」



477: 名無しさん 2013/11/26(火) 21:53:51.34 ID:JhXKpVjU0
ソニア「そんな!わたくしは小泉さんを信じてます!」

田中「……それは好きにするがいい。だが一つ気にくわないことがある」

ソニア「気にくわないこと……ですか?」

田中「なぜ小泉は罪木を殺そうとしておいて病院でのような態度でいたか、だ」

ソニア「それは……」

田中「小泉ほどの女があんなことをしておいて一言謝って終わり、はないだろう」

ソニア「……なにが言いたいのですか?」

田中「…………モノクマが小泉になにかをしたのかもしれんな」

ソニア「え?」

田中「なんでもない。小泉のことはもう気にするな。納得できないなら俺ではなくちゃんと小泉に対して言え」

ソニア「……はい」




478: 名無しさん 2013/11/26(火) 22:11:15.95 ID:JhXKpVjU0
『九頭龍・辺古山パート』
〔ネズミー城〕

辺古山「…………」

九頭龍「なにしょげてんだよ」

辺古山「ぼっちゃん……」

九頭龍「小泉のことはアイツの自業自得だろうが」

辺古山「そうではなくなにかおかしいような気がして……」

九頭龍「小泉がか?」

辺古山「なぜあのような行動をしたのかと」

九頭龍「ハッ!知るかよ。そんなことアイツにしかわかんねーよ。ほっとけほっとけ」

九頭龍「……そんなことよりよ……なんで手繋いでんだよ」

辺古山「それは……ぼっちゃんがいなくなってしまうのではないかと心配で……」

九頭龍「いなくなんねぇよ!つかテメェまだ絶望病引きずってんじゃねぇよな!?」

辺古山「違います!ただ甘えたいだけです!」

九頭龍「やっぱり治ってねぇじゃねえか!戻るぞ」




483: 名無しさん 2013/11/27(水) 21:44:51.06 ID:41G3KZcm0
『西園寺・左右田パート』
〔プール〕

左右田「そんな落ち込むなって」

西園寺「うるさい!あっち行け!」

左右田「なんでそんなにキレてんだよ!」

西園寺「………………」

左右田「はぁ………つうかよ……お前ってつえぇよな」

西園寺「……意味わかんないんだけど…深爪拗らせて死ねば?」

左右田「ひでぇ言い様だな!……まぁ、あれだよ。なんでそんなに小泉のことを好きになれるのかってことだよ」

西園寺「小泉おねぇがこの中で唯一の常識人だし何より優しいからだよ」

左右田「でもよ……アイツが罪木を殺そうとしたんだぞ?俺には無理だわ」

西園寺「それはあのクソタヌキのせいだし……」

左右田「そうでも俺はよ、小泉のことが怖いよ。次は俺が殺されるんじゃねぇかって思うとアイツと喋ることさえできねぇよ」


484: 名無しさん 2013/11/27(水) 22:00:03.72 ID:41G3KZcm0
西園寺「臆病者………チキン……グズ……」

左右田「最後は違うだろ!あー……だからよ、俺が言いてぇのはさ」

左右田「お前だけでも小泉の味方でいてやってくれよ」

西園寺「え?」

左右田「だからそのまんまの意味だっての。俺はアイツのことが怖いけどさ、仲間だと思ってんだ」

左右田「それにアイツに味方になってくれるヤツがいねぇと壊れちまうと思うんだよ」

西園寺「…………」

左右田「お前が何に悩んでんのかわかんねぇけどさ、俺がずっとお前の味方でいるからお前は小泉の味方でいてやってくれよ」

西園寺「……味方?」

左右田「おう!」

西園寺「…………ふん!いきなり意味わかんないこと言い出すしわたしが小泉おねぇの味方でいるだなんて当たり前のこと言い出すしキモいし」

左右田「お前ちょくちょく毒吐いてるよな!」

西園寺「でも……ありがとう……」

左右田「あ、え?……おう」

西園寺「今日から左右田おにぃはわたしの下僕だね!喜んでいいんだよ?」

左右田「下僕じゃねぇよ!」





485: 名無しさん 2013/11/27(水) 22:10:50.71 ID:41G3KZcm0
『小泉・狛枝パート』
〔ジャバウォック公園〕

狛枝「次の島の探索しないの?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『今はみんなに合わせる顔がないし』

狛枝「なんで?あ、聞かない方がよかったかな?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『別に』

小泉『アタシさ、蜜柑ちゃんを殺そうとしてたときの記憶がないの』

狛枝「へぇ?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『起きたら声が出なくなってるし、病院にいるしモノクマにいきなり事件のこと聞かされたけど記憶になかったから意味わかんなかったんだけど』

小泉『みんなと会ったときの反応で本当のことなんだなって思ってさ』




487: 名無しさん 2013/11/28(木) 02:48:05.45 ID:qv54GcLx0
狛枝「だったらなんであんなに怒ってたの?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『みんながアタシを……腫れ物のように扱うから……』

小泉『この喉はアタシの罪の証だし、自分がやったことだから日向たちが気にするようなことじゃないのに』

狛枝「それは無理じゃないかな。日向クンの性格上」

小泉「…………」カキカキ

小泉『日向は世話焼きだからね』

狛枝「それは小泉さんもでしょ」

小泉「…………」スラスラ

小泉『そんなことないよ』

小泉『喋れないしみんなに気を使われてたら世話ないよ』

狛枝「あはは、そんなものなのかな」





488: 名無しさん 2013/11/28(木) 08:04:03.13 ID:qv54GcLx0
小泉「…………」カキカキ

小泉『なんだか嫌になってきちゃうよね』

狛枝「…………ふぅん」

狛枝「ねぇ小泉さん。ボクはね、そんな風に希望の見えない行動や考え方が嫌いなんだ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『ごめんね』

狛枝「それにさ、小泉さんには超高校級の才能があるじゃないか」





492: 名無しさん 2013/11/28(木) 19:14:17.05 ID:UyZStNDT0
小泉「…………」カキカキ

小泉『なんで今その話になるの』

狛枝「え?だってカメラなら喋れなくても写真で自分の考えを伝えられるじゃないか」

狛枝「小泉さんならその才能でまたみんなの役に立てるよ。小泉さんはボクたちに必要な人だよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『みんなの踏み台として?』

狛枝「うん!」

小泉「…………」ガッ

狛枝「痛ッ!すぐ暴力を振るうのはやめてよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『なんかすごくムカついたからつい』

小泉『でもありがと。アンタには励ますつもりなんて全くなかっただろうけど少し元気になれた』

狛枝「ボクなんかの言葉で元気にできたなんて嬉しいな」




493: 名無しさん 2013/11/28(木) 19:18:37.71 ID:UyZStNDT0
狛枝「あ、あとこれ」

小泉「!!」

狛枝「モノクマから預かっておいたよ。必要でしょ?そのカメラ」

小泉「…………」パクパク

狛枝「え?あ、り、が、と、う?あはは、口でパクパクしてバカみたいだね。書けばい……」

小泉「……」ゲシッゲシッ

狛枝「痛い!ごめん、謝るから蹴らないで!」




503: 名無しさん 2013/11/29(金) 19:15:12.26 ID:gd3s/h6f0
〔ジェットコースター〕

罪木「…………」

日向「……小泉のことか?」

罪木「はい……私のせいで……」

日向「蜜柑のせいじゃないだろ」

罪木「で、でもぉ……」

日向「絶望病を防げなかった俺のせいだ」

罪木「そ、そんなことないです!小泉さんが病気になってたのに気づけなかった私のせいなんです!」

日向「強情だな」ポフ

罪木「ひゃっ!?な、なにするんですかぁ」

日向「お前一人でそんなに抱え込まなくてもいいんだよ」

罪木「それは私のセリフですぅ!いつも創さんは一人で抱え込んで、一人で悩んで…………私にも相談してください」

日向「…………」




504: 名無しさん 2013/11/29(金) 19:23:38.03 ID:gd3s/h6f0
罪木「どうしたんですか?」

日向「いや、蜜柑は相変わらず可愛いなって思ってさ」

罪木「ふぇっ!?話を反らさないでくださいよぉ」

日向「ごめんごめん」

罪木「………あの……創さん……」

日向「どうした?」

罪木「もう少し……近くに…」

日向「………わかった」

狛枝「やぁ、日向クン」

罪木「ひゃあぁぁぁぁ!!」

日向「うわっ!!狛枝!」

狛枝「みんなを探してたら日向クンたちが見えてさ」

小泉「…………」ゲシッゲシッ


505: 名無しさん 2013/11/29(金) 19:32:00.75 ID:gd3s/h6f0
狛枝「痛いよ小泉さん!やめて!蹴らないで!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『このバカ』

狛枝「ひどいなぁ、ボクがなにしたって言うのさ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『存在が邪魔』

狛枝「そこまで言わなくても……」

罪木「あ………ぁぅぁぅ………あ、あのぅ………」カァァァ

狛枝「どうしたの?」

罪木「み、見ましたか?」

狛枝「…………?」

罪木「…………よかったぁ」ホッ

狛枝「ばっちり見てたよ!罪木さんもだいだんだなぁ」ニコォ

罪木「あ……あわわわ…」カァァァ

日向「おい狛枝」

狛枝「ごめんなさい謝りますからその振り上げた拳を納めてくださいすいませんでした」


508: 名無しさん 2013/11/29(金) 22:42:01.25 ID:gd3s/h6f0
小泉「…………」クイクイ

日向「……どうした?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『日向と蜜柑ちゃんに言いたいことがあるの』

日向「……ん」

罪木「はい……」

小泉「…………」カキカキ

小泉『二人ともごめんなさい。特に蜜柑ちゃんには迷惑かけちゃったね』ペコ

罪木「そ、そんなことないですよぉ!私の方こそごめんなさい」

日向「ごめん……」

小泉「…………」カキカキ

小泉『なんで二人が謝るの?悪いのはアタシだよ』



509: 名無しさん 2013/11/29(金) 22:54:27.31 ID:gd3s/h6f0
罪木「だって……その……」

狛枝「小泉さんはそんな風に気を使われるのが嫌なんだよ」

日向「……悪い、小泉」

小泉「…………」フルフル

狛枝「それに小泉さんは罪木さんを殺そうとしてたときの記憶がないらしいんだ」

日向「!?……それは本当か?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『だからってアタシが蜜柑ちゃんを殺そうとした罪は消えないよ』

左右田「なんだよ、そんなことならさっさと言えばよかったのによ」

日向「左右田!!」

西園寺「小泉おねぇ!」

小泉「!?」

辺古山「もう仲直りはしたのか?」

九頭龍「ケッ、いつまでも世話焼かせんなよ」

狛枝「ねぇ、なんで辺古山さんと九頭龍クンは手を繋いでるの?」

九頭龍「うるせぇな!黙ってろ!」



510: 名無しさん 2013/11/29(金) 23:08:57.63 ID:gd3s/h6f0
田中「やはり、か。モノクマめ、俺様の煉獄の焔で焼き払ってくれようか」

ソニア「ごめんなさい、小泉さん。そんな事情があったなんてつゆにも思わなくて」

弐大「小泉よ、終里も言いたいことがあるんじゃ」

終里「はぁ!?なに言ってんだよ弐大のおっさん!」

弐大「早い内に言った方がいいじゃろ」

終里「…………小泉、もう遅いかもしんねえけど、次になんかあったらオレがお前を絶対に守ってやる」

十神「フンッ!お前にできるのか?」

終里「なんだとぉ?」

十神「俺はお前と違って口だけじゃないからな。俺がお前たちを導いてやる。十神の名にかけてな」

十神「小泉お前もだ」

澪田「やっぱ白夜ちゃんかっけーっす!」




511: 名無しさん 2013/11/30(土) 09:18:12.34 ID:/FPX3Cy40
花村「小泉さん、僕ともっと仲良くなるためにあっちの茂みに行こうよ!あ、別に変な意味はないからね!?ホントだよ!」

七海「花村くん」ニコ

花村「ごめんなさい」

七海「ごめんね小泉さん」

モノミ「久々にあちし登場でちゅよ!」ババーン

左右田「安っぽい効果音だな」

モノミ「がーん!あちしの登場効果音は安っぽいでちゅか………これもモノクマのせいでちゅ!」

日向「それまでモノクマのせいにしてやるなよ……」




512: 名無しさん 2013/11/30(土) 09:38:57.84 ID:wYH+7FnJ0
狛枝「ほら小泉さんも」

小泉「…………」カキカキ

小泉『アタシには罪が…』

狛枝「みんなそんなの気にしてないんだよ。ボクなんか今でもみんなの役に立つなら誰でも殺せるし殺されるつもりだしね」

左右田「やっぱこいつ縛っとかね?」




513: 名無しさん 2013/11/30(土) 12:06:55.06 ID:wYH+7FnJ0
狛枝「それにそんなに罪罪言ってたら田中クンみたいだよ?」

田中「フハハハハ!踊れ踊れ、魂の舞踏(ロンド)をなッ!」

モノミ「やめてー!回すのはやめてー!」

七海「可哀想だからやめてあげなよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『それならアタシはどうすればいいの?』

狛枝「なにもしなくていいんじゃないかな。小泉さんは辺古山さんになにか償って欲しいの?」

小泉「…………」フルフル

狛枝「なら罪木さんが小泉さんを責めたときに何らかの形で償いをすればいいんじゃないかな」

小泉「…………」

狛枝「ほら、行こうよ」スッ

小泉「…………」ギュッ




514: 名無しさん 2013/11/30(土) 12:21:30.26 ID:wYH+7FnJ0
狛枝「みんな、小泉さんが写真を撮ってくれるみたいだよ」

小泉「!?」

左右田「いいな、それ」

七海「いいんじゃないかな」

モノミ「みなさんでらーぶらーぶでちゅよー」

狛枝「これで後には引けなくなったね」

小泉「…………」カキカキ

小泉『バカ………』

小泉『ありがと』

日向「おーい……蜜柑?」

罪木「私なんかが勇気を振り絞ったからあんなことになってしまったんです…………マヌケな私なんかがすみません………」ウジウジ

日向「大丈夫だって。その時は俺がフォローするからさ」





515: 名無しさん 2013/11/30(土) 12:40:03.76 ID:wYH+7FnJ0
少し休憩します


今日はいっぱい書くつもりです

519: 名無しさん 2013/11/30(土) 22:41:15.97 ID:wYH+7FnJ0
小泉「…………」カキカキ

小泉『みんな、迷惑をかけてごめんなさい。こんなどうしようもないアタシでよければこれからも仲良くしてください』

九頭龍「かてぇこと言ってんなよな」

罪木「そうですよぅ。小泉さんは私たちの仲間じゃないですかぁ」

七海「私たちの方こそよろしくね」

小泉「…………」カキカキ

小泉『みんな、ありがとう』

花村「あれ、写真はどうやって撮るの?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『アタシがみんなを』

左右田「それだったら小泉が写んねーだろ」





520: 名無しさん 2013/11/30(土) 22:50:35.33 ID:wYH+7FnJ0
モノミ「はいはーい。みなさんの役に立つモノミでちゅよー!」

田中「小泉よ、そのカメラはタイマーにできんのか?」

小泉「…………」フルフル

弐大「ならワシがシャッターボタンを押して根性で走ってくれば……」

左右田「ぜってー無理だよ!」

モノミ「無視はイヤー!」

ソニア「どうしたんですか、モノミさん?」

モノミ「あちしが撮りまちゃよ!」

西園寺「ブサイクなぬいぐるみに写真が撮れんの?」

モノミ「それくらいならやれまちゅよ!」




521: 名無しさん 2013/11/30(土) 22:59:58.67 ID:wYH+7FnJ0
小泉「…………」カキカキ

小泉『なら任せていい?ピントを合わせてここのボタンを押すだけなんだけと』

モノミ「大丈夫でちゅ!任せてくだちゃい!」

小泉「…………」スッ

モノミ「ここのボタンでちゅね。あ、狛枝くんが入ってないでちゅ」

狛枝「ボクはいいよ。その中に入るのはおこがましいし」

小泉「…………」グイッ

狛枝「うわ!引っ張らないでよ!」

モノミ「みなさん撮りまちゅよー!ハイチーズ」

俺たちは油断していたんだ

そんな一瞬の油断をモノクマが見逃すはずなかったのに……

今思えばその時の幸せな時間はこれから起こる悲劇の幕開けだったのかもしれない



525: 名無しさん 2013/12/01(日) 17:30:27.24 ID:tlwQ8n9H0
モノクマ「ねぇねぇみんな」

終里「出やがったな、オレがてめぇをボコって終わりにしてやる」

日向「やめろって。で、なんの用だモノクマ」

モノクマ「うぷぷ、みなさんに朗報です。今ジェットコースターに乗れば前のコロシアイ学園生活についての情報をあげるよ」

十神「前の学園生活の……だと」

モノクマ「そうだよ。あれ?なんだか乗り気じゃない感じ?」

十神「くっ!」

そうか!まだ十神は自分が十神 白夜じゃないことを言っていなかったな

日向「俺ジェットコースター苦手だからあまり乗りたくはないな……」

左右田「俺もできれば遠慮したいんだけど……」

罪木「あのぅ…………私も少し……」




526: 名無しさん 2013/12/01(日) 17:35:42.80 ID:tlwQ8n9H0
モノクマ「ダメだよー。全員で乗らないとあげないからね」

十神「日向…………俺なら大丈夫だ」

日向「いいのか?」

十神「俺一人の都合のせいで出るためのヒントを逃すわけにはいかん」

日向「……わかった」

左右田「おいおい!まさか乗る気じゃないだろうな!俺は絶対に乗らないからな!」

弐大「よっこいしょっと」ガシ

左右田「や、やめろー!」

日向「これは腹を括るしかないか……」

罪木「創さぁん……」ギュッ

日向「恐かったら俺に抱きつけばいいよ」

罪木「は、はい……」




528: 名無しさん 2013/12/01(日) 18:45:18.99 ID:tlwQ8n9H0
〔ジェットコースター〕

モノクマ「そろそろ出発の時間だよ」

左右田「嫌だー!降ろしてくれー!」

弐大「ここまできたんじゃ。腹括らんかい!」

罪木「…………」ギュッ

日向「蜜柑…………そこ首……」

モノクマ「しゅっぱーつ!」ガチャ

左右田「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

罪木「イヤァァァァァァ!」ギュウゥゥゥ

日向「蜜柑…………苦し……」

終里「いやっほぉぉぉ!」

日向「息………できな……」

…………意識が……





534: 名無しさん 2013/12/02(月) 18:26:51.79 ID:xWqK92bk0
…………………

……あれ?

日向「……………どこだ……ここ」

壁も天井も床も全てが赤い部屋

周りを見渡せばみんなが寝ていた

日向「あ……クソ……クソ!」

また……ここに来たのか……

モノクマ「うぷぷ、早いねぇ。初めから気絶してたから起きるのが早かったのかな?」

日向「モノクマ……」

モノクマ「あれあれ?なんでそんなに無気力なの?」

日向「ここはドッキリハウスか…」

モノクマ「そうだよ。よくわかったねぇ」

日向「………クソ!出せよ、ここから!」

モノクマ「でもここに来たいって言ったのはみんなだよ。ま、誘ったのはボクだけどね」

罪木「むにゃ………んん」

モノクマ「ねぇ日向クン、君は何なんだい?日向 創なのかカムクラ イズルなのか」

またカムクラかよ……

日向「一体なんなんだよカムクラって!」

モノクマ「…………」

日向「なんとか言えよモノクマ!」



535: 名無しさん 2013/12/02(月) 18:33:46.73 ID:xWqK92bk0
左右田「んぁ……なに騒いでんだよ日向」

罪木「……あ、創さん!ごめんなさぁい!私が抱きついたから」

モノクマ「うぷぷ」

弐大「なんじゃここは?」

モノクマ「さぁて、楽しい楽しいコロシアイの時間だよ!」

九頭龍「……言ってる意味がわかんねぇな」

辺古山「お前がここに来ればこの島から出すと言ったのだろう?」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!あれは嘘でーす。オマエラが全然コロシアイをしないから無理やりやってもらうことにしました」

日向「…………」

十神「フンッ!お前の嘘とコロシアイになんの関係がある」





537: 名無しさん 2013/12/02(月) 18:39:34.94 ID:xWqK92bk0
モノクマ「オマエラはここから出られません。コロシアイが起きたら出してあげるよ」

左右田「は……はは……意味わかんねぇよ」

田中「……」

モノクマ「食料もないから飢え死にしないようにね。あ、あとどこかから出られるなんて幻想は抱かない方がいいよ。出口なんてないから」

狛枝「へぇ、ワクワクするなぁ」

左右田「こんなときに冗談言ってる場合かよ!」

狛枝「冗談なんかじゃないよ。ボクはこの絶望的な状況をどうやって打破するか楽しみなだけだよ」

小泉「…………」ゲシッ

狛枝「痛!」

日向「…………」

罪木「創さん?」




538: 名無しさん 2013/12/02(月) 19:03:19.80 ID:xWqK92bk0
日向「……どうした」

罪木「どこか痛むんですか!?わ、私のせいで……」

日向「違うよ。少し考え事してただけ」

ソニア「あの、出口を探してみませんか?ここに連れてこられたと言うことはどこかにその入口もあるんじゃないでしょうか」

左右田「それはいい考えですねソニアさん!」

西園寺「…………」ゲシッゲシッ

左右田「痛いっての!なんだよ」

西園寺「うるさい!」

左右田「なに怒ってんだよ……」





551: 名無しさん 2013/12/06(金) 11:12:42.13 ID:oVhDvCql0
十神「フンッ!何にしてもまずはこの建物がどんな構造になっているのか、どこにあるのかを調べなければ話にならん」

狛枝「へぇ……さすが超高校級の詐欺師だね。まるで十神クンみたいじゃないか」

十神「…………」

そうか、十神はみんなに自分の正体を話したのか

九頭龍「ケッ、ずっと俺らを騙してたくせになにリーダーぶってんだよ」

日向「九頭龍!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『十神にも事情があったんだからそんな言い方ないでしょ』

九頭龍「お優しいこった。この状況でその偽善がどこまで続くか見ものだぜ」

九頭龍「俺はこんなやつと一緒にはいらんねぇよ」

辺古山「ぼっちゃん!みんなすまない、私はぼっちゃんに……」

花村「行ってきなよ。九頭龍くんも混乱してるだけだと思うし、あとで落ち着いたらゆっくり話そうよ」

辺古山「……すまない」




554: 名無しさん 2013/12/06(金) 11:30:40.36 ID:oVhDvCql0
ソニア「ですが……九頭龍さんの気持ちも少しわかります……」

終里「ま、得体の知れないもんと一緒にはいられないわな」

弐大「裏切り者かもしれんしのう」

田中「…………」

日向「待ってくれよ、みんな!」

左右田「日向、お前は気絶してたから知らないだろうけどそいつは俺たちを騙してた裏切り者なんだよ」

日向「十神が裏切り者なわけないだろ!」

左右田「今は信じらんーよ」

西園寺「……裏切り者」ボソッ

十神「…………」

日向「十神……ごめん」

十神「気にするな。これは俺が選んだ道だ」

十神「日向のせいではない」




557: 名無しさん 2013/12/06(金) 18:03:26.14 ID:oVhDvCql0
狛枝「ボクはそろそろここの探索をしてくるよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『十神、アタシたちは先に何かないか探してるから後で合流しよ』

十神「……フンッ」

罪木「創さん、私たちも行きませんか?」

日向「でも十神が…」

十神「俺のことは気にするな!今はここから脱出することが先決だろう、行け!」

日向「…ッ!……分かった。また後でな」

十神「……フンッ……おい、お前も行ったらどうだ」

澪田「どこにすか?」




576: 名無しさん 2013/12/07(土) 13:58:07.06 ID:NmyJpJBN0
十神「ここの探索にだ」

澪田「白夜ちゃんは行かないんすか?」

十神「貴様ッ!俺はお前たちを騙していたんだぞ!怖くないのか!?」

澪田「んー……」

澪田「唯吹にとって今ここにいる白夜ちゃんだけが白夜ちゃんだと思ってるっす。希望ヶ峰学園にいた白夜ちゃんのことを唯吹は知らないし興味もないっす」

十神「……」

澪田「それに白夜ちゃんは唯吹と一緒に楽器を弾いてくれたし、カッコイイし、唯吹にとって大切な人っすよ」

十神「……俺は……僕は……ここにいていいのかな」

澪田「なに言ってんすか」スッ

十神「あ……」

澪田「白夜ちゃんは唯吹たちの仲間じゃないすか。みんなが認めてくれなくても唯吹が傍にいるっすよ」

十神「…………」

澪田「かーっ!唯吹らしくないことばっか言ってた気がするっすね!白夜ちゃん。ほら、行こ?」

十神「……フンッ!お前一人だとなにも見つけられんだろうしな、俺も行ってやろう。……僕の本当の名前はーーーー」

澪田「……そうっすか。ーーちゃん、これからよろしくっす!」



577: 名無しさん 2013/12/07(土) 15:23:56.69 ID:NmyJpJBN0
〔ラウンジ〕

九頭龍「……クソ!アイツが裏切り者だったのかよ……」

辺古山「ぼっちゃん……」ギュッ

九頭龍「ま、でもこれで少しは安心だな。あとはここから出るための出口を探すだけか」

辺古山「……彼が私たちを騙していたのは本当でしょう。ですが……」スリスリ

九頭龍「だったらなんで否定しないんだよ!」

辺古山「ここに着いて全員混乱していたからではないですか?これ以上の混乱を招かないように」ギュゥゥ

九頭龍「…………」

辺古山「ぼっちゃん?」ナデナデ

九頭龍「お前は真面目に話してるのかふざけてるのかどっちだよ!!」

辺古山「そんな!私はいつも真面目に……」ダキッ

九頭龍「じゃあ抱きつくのやめろや!」

辺古山「イヤです!」

九頭龍「なんでだよ……」

モノミ「らーぶらーぶ」

九頭龍「!?」

七海「らーぶらーぶ」

九頭龍「おいてめぇ!」

花村「あ、ボクたちで出口探してるからもう少し休憩してて大丈夫だよ」

九頭龍「」




578: 名無しさん 2013/12/07(土) 16:05:06.08 ID:NmyJpJBN0
左右田「なんかあったか?」

西園寺「何もなかったよ」

ソニア「こちらもなにも……」

田中「……」

左右田「……なに暗い顔してんだよ」

田中「大したことではない」

左右田「どうせ十神のことだろ」

田中




579: 名無しさん 2013/12/07(土) 16:12:20.40 ID:NmyJpJBN0
左右田「なにかあったか?」

西園寺「なにも」

ソニア「こちらもなにも……」

田中「…………」

左右田「……なに暗い顔してんだよ」

田中「大したことではない」

左右田「どうせ十神のことだろ」

田中「……貴様には関係ないだろう」

左右田「関係なくはないだろ。アイツが十神じゃなかったってことは俺たちにも関わることだ」




582: 名無しさん 2013/12/08(日) 04:07:41.64 ID:rsXBkTce0
田中「……この状況もモノクマに仕組まれていたような気がしただけだ」

ソニア「モノクマさんにですか?」

左右田「ここに閉じ込めることまでか?いやいや、さすがにそれはないだろ」

田中「…………忘れろ。俺の戯言だ」

西園寺「………」キョロキョロ

左右田「なに探してんだ?」

西園寺「私は真面目に出口探してんの!邪魔しないでよ!」

左右田「うぉあ!なんでそんなに怒ってんだよ!」




583: 名無しさん 2013/12/08(日) 04:15:48.69 ID:rsXBkTce0
終里「なんもねーな」

弐大「そうじゃのう」

小泉「…………」カキカキ

小泉『こっちもなにも』

狛枝「ボクは変な部屋とエレベーターを見つけたよ」

終里「お、ホントか!」

小泉「…………」サラサラ

小泉『なんかドアの模様が凄く禍々しいんだけど』

弐大「嫌な予感がするのぅ」

終里「んなもんさっさと開けちまえばいいだろ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『……なんだか嫌な感じがするし、ここを調べるのは十神や日向が来てからにしよ』

終里「はぁ?なんで十神まで待たなきゃなんねぇんだよ」




584: 名無しさん 2013/12/08(日) 04:23:46.64 ID:rsXBkTce0
小泉「…………」カキカキ

小泉『十神も仲間じゃない』

終里「あんなやつもう仲間でもなんでもねーな。オレたちを騙すようなやつはモノクマ同様敵だ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『それは十神の才能が超高校級の詐欺師だったからでしょ』

終里「そうだったとしてもこんなコロシアイの最中まで騙さなくてもいいだろ」

弐大「裏切り者と疑われてもしかたないじゃろ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『それは……たぶん十神にもみんなを騙さなきゃいけなかった事情があったんだよ』

終里「事情ってなんだよ」

小泉「…………」





585: 名無しさん 2013/12/08(日) 04:58:16.03 ID:rsXBkTce0
狛枝「まあまあ、今ボクたちが争っても仕方ないんじゃないかな。とりあえずみんなを待とうよ」

モノクマ「それがいいよ。この部屋の説明を何度もするのは面倒だしね」

弐大「ということはこの部屋になにかあるんじゃな?」

終里「出口か!?」

狛枝「あっても出口へのヒントくらいだよ。少し考えればわからないかなぁ……そんなだからオワコンとか言われるんだよ?人気投票だって……」

終里「おらぁっ!」ドゴッ

狛枝「う、」

狛枝「うわぁぁぁぁぁ!」ヒュー、ガン

弐大「なにも壁まで飛ばすほど強く蹴らんでもよかろう」

終里「言ってる意味はわかんなかったけどケンカ売られてたことだけは分かったからさ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『狛枝が悪い。アンタ余計なこと言いすぎなのよ』




588: 名無しさん 2013/12/09(月) 19:27:20.27 ID:993GIdrg0
花村「十神くん大丈夫かな……」

七海「澪田さんが付いてるし大丈夫じゃないかな」

罪木「あ、あのぅ……本当に十神さんが裏切り者なんでしょうか……」

日向「アイツは裏切り者じゃない」

罪木「そ、そうですよね」

日向「…………」

七海「これは、エレベーターかな?」

花村「それに小泉さんたちも……え!狛枝くんが吹き飛んだよ!」

罪木「なんでなんですかぁ!」




589: 名無しさん 2013/12/09(月) 19:33:38.72 ID:993GIdrg0
七海「どうしたの?」

終里「あー……よくわかんねぇけどケンカ売られたからよ」

日向「……ここに誰か入ったのか!?」

小泉「…………」フルフル

日向「よかった……」

モノクマ「なにがよかったのかな?」

花村「ひっ!も、モノクマ!」

モノクマ「ここはねぇ、ファイナルデッドルーム。コロシアイをするための武器がある所だよ」





590: 名無しさん 2013/12/09(月) 19:42:47.10 ID:993GIdrg0
モノクマ「それなのに誰も入ろうとしないし……裏切り者に殺される前に殺した方がいいんじゃない?」

日向「黙れ!俺たちはコロシアイなんてしない」

モノクマ「ここから出られなくてもいいの?」

日向「ここから脱出する方法を探すだけだ」

モノクマ「うぷぷ、そんな方法ないよ。コロシアイをしない限りここから出られないからね」

ソニア「そんな……」

田中「…………」

モノクマ「うぷぷ、それじゃあね」

九頭龍「クソが……」




591: 名無しさん 2013/12/09(月) 19:55:23.79 ID:993GIdrg0
終里「とりあえずエレベーターに乗ってみねーか?」

花村「じゃあ十神くんも呼んでこないと」

弐大「放っておけばよかろう」

罪木「でも十神さんも仲間じゃないですかぁ」

西園寺「裏切り者は仲間じゃないんだよゲロブタ!」

日向「西園寺!みんなも聞いてくれ。十神は裏切り者じゃない」

左右田「証拠はあんのかよ。友達だから、とか言うんじゃねーだろうな」

十神「フンッ!日向がそんなくだらんことを言うわけないだろう」

澪田「みんなちーっす!」

日向「十神!」





602: 名無しさん 2013/12/14(土) 03:56:38.90 ID:qUlz9C++0
西園寺「……なに今更出てきてんの。裏切り豚は大人しく視界に入らない努力してなよ」

十神「…たしかに俺はお前たちを騙していた。だが裏切り者ではない。まして未来機関などと関係を持ったことなどない」

左右田「信じられるわけねーだろ!」

日向「十神を信じてくれ!コイツは俺たちを裏切ってないんだ」

九頭龍「……さっきから黙って聞いてりゃあよぉ……日向お前なんか知ってるみてぇな口振りだな」

日向「…………」

左右田「お、おいおいマジかよ。日向まで裏切り者とか言い出すんじゃないだろーな!」

罪木「は、創さん……」

モノクマ「この中の裏切り者は一人だよ」

左右田「で、出たぁッ!?」

終里「じゃあ十神が裏切り者で決まりでいーんじゃねーの?」

日向「十神じゃない!」

九頭龍「否定ばっかじゃ俺たちはなにもわかんねぇんだよ!知ってることあんならさっさと言えや!!」

日向「……わかった。今から俺が話すことは嘘でも妄想でもないことなんだ」

日向「信じられないかもしれないけど聞いて欲しい」


603: 名無しさん 2013/12/14(土) 04:10:46.12 ID:qUlz9C++0
モノクマ「ワクワク」

日向「なぜかわからないけど俺は一度この島でのコロシアイを体験した記憶があるんだ」

左右田「…………は?」

田中「つまり前回のコロシアイ学園生活の生き残りということか?」

弐大「じゃがあの資料に日向のことは全く書かれておらんかったはずじゃが」

モノクマ「…………」

日向「そうじゃない。俺にもよくわからないけど俺たちでやったコロシアイ生活の記憶があるんだ」

十神「……つまり俺たちと過ごしたコロシアイ生活の記憶を日向だけが持っているということか?ならなぜ俺たちにその記憶がないんだ」

日向「それは……俺にもわからない」

西園寺「日向おにぃって案外電波系だったの?」

日向「違う!」

花村「でもいきなり言われても信じられないよ……」

終里「え?なにがどうなったのかオレにも説明してくれよ!」

狛枝「それが本当なら素晴らしいね。未来が見通せてたんだから」

ソニア「それは少し違うと思います。追体験……のようなものに近いのではないでしょうか」



604: 名無しさん 2013/12/14(土) 04:29:53.37 ID:qUlz9C++0
日向「俺にもよくわからないんだ。でもこの記憶を使ってコロシアイを防いできたつもりだ……」

左右田「だから意味わかんねーって……」

小泉「…………」カキカキ

小泉『日向のその記憶がどんなものだとしてもそれのおかげでアタシたちは助けられてきたってことでしょ』

左右田「お前はコイツのバカみたいな妄想信じんのかよ!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『だってアタシは日向に助けられたんだもん。日向の話が本当なら色々辻褄が合うんだけど』

花村「そういえば初日に狛枝くんが誰か殺そうとしてたのを事前に知ってたよね」

九頭龍「それは……狛枝から聞いときゃ……」

狛枝「ボクは花村クンにしか話してないよ」

左右田「だったらそれを盗み聞きしてたとか!」

狛枝「それはないよ。ボクが旧館から出る時に日向クンと外で会ってるし」

辺古山「なるほど。だから私の太刀筋を読んでいたわけか」

澪田「つまり創ちゃんは未来人ってことすか?ならここから脱出する方法も知ってるってことっすよね」

左右田「!!……マジかよ日向!」

日向「……そのことなんだけど……」



605: 名無しさん 2013/12/14(土) 04:41:29.13 ID:qUlz9C++0
日向「ここを出る前に殺されてるんだ……俺」

左右田「……は?」

日向「だからわからないんだ……」

七海「殺されたって誰に?」

日向「わからない……」

終里「……つーかお前の記憶だったら日向が死ぬまでに誰が生き残ってたんだよ」

日向「俺と狛枝、田中に左右田に弐大に九頭龍とソニア、終里、七海の9人だけだった」

日向「あとはみんな……」

十神「おい!下らんことを聞くな」

終里「わ、悪い……つい好奇心で……」

西園寺「……じゃあ未来機関の裏切り者は?」

日向「悪い……わからない」

西園寺「ふぅん……じゃあ日向おにぃの記憶はもう役に立たないってことだね」




608: 名無しさん 2013/12/16(月) 11:29:44.67 ID:vPExj8Lr0
小泉「…………」サラサラ

小泉『日寄子ちゃん!そんな言い方はよくないよ』

西園寺「だって本当のことじゃん」

小泉「……!」カキカキ

小泉『だからって……』

日向「いいんだよ小泉。西園寺の言う通り俺の記憶は役に立たないのは事実だ」

狛枝「ならこれからは日向クンの記憶に頼れないってことだね」

左右田「……日向の記憶に関してはまだ納得できてねぇけどひとまず置いとくとしてよ」

左右田「十神が裏切り者じゃないって証明がまだだろ」

終里「でも日向の記憶では十神はここに来るまでに死んでんだろ?なら裏切り者じゃねーんじゃねぇの?」

左右田「死体を偽装したとか……」

日向「それはない。十神の死体が発見されたときにモノクマアナウンスが鳴っていたからな」

辺古山「モノクマよ、そのアナウンスは確実か?」

モノクマ「…………………」

辺古山「モノクマ?」

モノクマ「……」

モノクマ「はい。モノクマアナウンスは絶対です。それにこの島にいる生徒は16人だから死体を偽装したりはできません」

九頭龍「となりゃ十神が裏切り者の可能性はほぼないってことか」

十神「だから言っただろう」

弐大「ならなぜ最初から言わなかったんじゃ?」


609: 名無しさん 2013/12/16(月) 11:38:59.59 ID:vPExj8Lr0
十神「それは……」

日向「ここに連れて来られてるみんなをこれ以上混乱させたくなかったからじゃないのか?」

十神「……そうだ」

九頭龍「…………すまねぇ、お前に酷いこと言っちまった」

十神「フンッ!あの程度いちいち気に止めたりしない」

狛枝「なら誰が裏切り者なのかな。一番怪しいのは日向クンの記憶では生き残ってる9人だよね」

左右田「俺じゃねーぞ!」

ソニア「わたくしも違います!」

七海「裏切り者なんていないよ」

日向「…………」

狛枝「どうしたの日向クン?まさか日向クン自身が裏切り者だったとか……」

日向「お前は少し黙ってろ。それよりここから出るための手がかりを見つけるのが先だろ」



610: 名無しさん 2013/12/16(月) 11:50:12.24 ID:vPExj8Lr0
辺古山「日向の言う通りだな。いつまでもなすりつけあいを続けても意味がないだろう」

澪田「なら探索の続きっすね!」

日向「ここの構造も一応記憶にあるけど……」

澪田「なら探索はなしってことすか!?唯吹探検できてないっすよ」

十神「日向の話の後でいいだろう」

日向「……まずこの建物は………」

ここからが本番だ……

この建物から誰一人欠けることなく脱出する方法を考えないといけない……

モノクマ「うぷぷ……」



612: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:39:03.17 ID:IxqUABLt0
日向「……俺が知ってるのはこれくらいだ」

辺古山「なるほど。なら……」

ピンポンパンポーン

オマエラ、夜時間になりました……

左右田「もうそんな時間かよ」

終里「真面目な話してたら腹減ったな」

終里「……そういや飯ないんだっけか」

花村「明日には外に出られるし、もう少しの辛抱だよ」

田中「部屋はどうするのだ?」

モノクマ「いやー、オマエラがこんなに生き残るとは思わなかったから急いで改装したよ」

モノクマ「だからちゃんと部屋も人数分あるよ」

ソニア「なら今日はもう解散でよろしいですか?」

日向「ああ、ここから出るのは明日にしよう」

613: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:47:01.04 ID:IxqUABLt0
十神「……日向」

日向「どうした?」

十神「さっきの話、嘘をついているな?」

日向「な、なにを言いだすんだよ。俺がなんで嘘をつく必要がある」

十神「…………お前が隠しておくということはその必要があるからだろう。だから無理に聞いたりはしない。だが俺は……お前を信じていいんだな?」

日向「……ああ」

十神「…………」

十神「フンッ……くだらんことを聞いたな」



614: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:59:37.22 ID:IxqUABLt0
日向「蜜柑たちはストロベリーハウスの部屋、俺たちはマスカットハウスの部屋で寝ること」

澪田「まだ探検してないっすよー」

十神「俺も付いていくから明日すればいいだろ」

罪木「創さん、おやすみなさい」

日向「おやすみ……なにかあったらすぐに俺を呼びに来てくれ」

罪木「わかりました」

日向「さて……」

モノクマ「ねぇ日向クン」

日向「……なんだよ」

モノクマ「記憶があるって言ってたよね」

日向「……この先のことは知らないけどな」

モノクマ「さすがカムクラ イズルなだけあるね」

日向「だからそのカムクラって誰なんだよ」



615: 名無しさん 2013/12/17(火) 22:13:09.06 ID:IxqUABLt0
モノクマ「カムクラ イズルはカムクラ イズルだよ」

モノクマ「ま、ぶっちゃけ今は関係ないけどね。じゃあねー」

日向「おい!……たく」

日向「いつもなんなんだよ。ホントに……」

日向「……ツマラナイ」

九頭龍「なにがつまらないんだよ?」

日向「……え?」

九頭龍「なに呆けた面してんだ。お前が言ったんだろーが。つまらない、ってよ」

日向「……そんなこと言ってたか?」

九頭龍「おいおい、その歳でもう痴呆かよ。気をつけた方がいいぞ」



619: 名無しさん 2013/12/18(水) 04:16:04.08 ID:+YyZKnXG0
日向「……ごめん。疲れてたからかもしれないからあまり気にしなくていい」

九頭龍「……俺にできることがあればなんでも言ってくれよ」

日向「わかった。何かあったときは九頭龍に頼むよ」

九頭龍「じゃあな。俺は寝るぜ」

日向「おやすみ」

日向「…………つまらない、か」

日向「俺も寝るか」



620: 名無しさん 2013/12/18(水) 10:10:56.25 ID:+YyZKnXG0
モノクマ『ピンポンパンポーン。オマエラ、朝になりました……』

モノクマ『あ、そうそう。聞いてるだろうけどモノクマ太極拳はやるからマスカットタワーに集まってね』

日向「…………行かなきゃいけないよな……」


〔ファイナルデッドルーム前〕

日向「ここからは俺だけが入るよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『やっぱりみんなで行った方がいいよ』

日向「この先は本当に危険だし俺一人で……」

田中「犠牲なら俺だけで十分だとでもいうのか?ふざけるなよ」

田中「それは貴様の独りよがりだ!」



621: 名無しさん 2013/12/18(水) 21:53:36.56 ID:+YyZKnXG0
十神「仲間を守りたいと思っているのがお前だけだと思うな」

小泉「…………」サラサラ

小泉『だから日向一人で頑張らなくていいんだよ』

日向「死ぬかもしれないんだぞ!!」

ソニア「日向さんだけを犠牲にするわけにはいきません!」

罪木「は、創さんが行くのなら、私も行きます」

九頭龍「そういうこった。お前が行くにしてもせめて一人くらいは連れて行けよ」

日向「……なら」

田中「俺が行こう」

日向「いいのか?」

田中「フハハハハ!この俺様に任せておけ」

罪木「創さんが行くなら私も行きます!」



622: 名無しさん 2013/12/19(木) 03:20:46.33 ID:yGkZBvkV0
日向「ダメだ!絶対にダメだ」

罪木「でもぉ……」

西園寺「あーもう!ゲロブタうるさい!アンタは怪我して帰ってくるかもしれない日向おにぃたちのために待機!」

罪木「ひぅ!!わ、わかりましたぁ……」

日向「絶対帰ってくるから」

罪木「絶対……絶対ですよ」

ソニア「田中さん…………お気をつけて」

田中「俺様と破壊神暗黒四天王がいればこれ位赤子の手を捻るまでもないわ!」

ソニア「無事に帰ってきてくださいね……」

田中「……わかっている」

モノクマ「うぷぷ。ではファイナルデッドルーム、開場でーす」






623: 名無しさん 2013/12/19(木) 04:12:04.96 ID:yGkZBvkV0
〔ファイナルデッドルーム〕

ガチャン

日向「…………ここがファイナルデッドルームか……」

田中「……あまり居心地のいい場所ではないな」

日向「ああ……さっさとクリアして外に出よう」

モノミ「ほわわっ!せっかく開いたと思ったのに、また鍵が閉まっちゃったでちゅ!」

日向「モノミ?なんでここに」

モノミ「日向くんに田中くん!?どうしてこんな危険な場所にいるんでちゅか!?」

田中「貴様こそなぜここにいるのだ?」

モノミ「あ、あちしはみなさんのお役に立てるように出口を探してたらここにいまちた……」

日向「そ、そうか……」

なんでそんなおっちょこちょいなんだよ……

日向「俺たちと一緒に脱出するか?」

モノミ「ま、まさか『命懸けのゲーム』をやるつもりでちゅか!?」

モノミ「ダメでちゅ!危険過ぎまちゅ!」



624: 名無しさん 2013/12/19(木) 04:34:37.20 ID:yGkZBvkV0
田中「ふはははは!そんなこと百も承知だ」

モノミ「ならどうちて!」

日向「……待ってるだけじゃダメなんだよ。待ってても最悪の未来しか来ない。俺はそれを変える」

モノミ「……わかりまちた。ならあちしも協力しまちゅよ!」

日向「ありがとう」

モノミ「あと探してたらこんなものが……」

田中「これは……ペンチとハンガー、それに……曜日の書いてある紙か……」

モノミ「えっへん!あちしもただここにいただけじゃないんでちゅよ!」

モノミ「ハンガーはクローゼットに、ペンチと紙は机の引き出しにありまちたよ」

日向「あと何かありそうなのは……見るからに怪しいモノクマのぬいぐるみとベッドか……」

田中「ベッドの下にあるのはなんだ?」

日向「下?…たしかになにかあるな」

モノミ「そんな所に!?あちしにお任せあれでちゅ!」グググ

モノミ「……届きませんでちた……」

日向「だろうな……」

モノミ「それに抜けまちぇん!」



625: 名無しさん 2013/12/19(木) 04:41:42.33 ID:yGkZBvkV0
田中「愚か者めが!」

日向「……ハンガーなら取れるんじゃないか?」

田中「なるほど。たしかにハンガーなら取れそうだな」

モノミ「あちしを助けてくだちゃいよー!」

田中「このペンチでハンガーを切って……」

日向「ん……よし、取れた」

モノミ「無視でちゅか!?」

日向「あったのは……鍵か……」

田中「おそらく机の鍵だろう」ガチャガチャ

日向「開いたな」

田中「ハサミ……か」

モノミ「それであのモノクマのぬいぐるみを切り裂けばいいんでちゅね!」



627: 名無しさん 2013/12/19(木) 11:13:27.76 ID:yGkZBvkV0
日向「いきなり怖いこと言いだすなよな」

モノミ「今までの怨みをぶつけるように切り刻めばいいでちゅ!」

モノミ「それか真ん中で真っ二つにしてやればいいでちゅ!」

日向「……ごめん。助けるから黙っててくれ」

モノミ「ほわっ!ごめんなさいでちゅ…」




633: 名無しさん 2013/12/19(木) 21:53:14.50 ID:yGkZBvkV0
日向「よいしょっと」ガタッ

モノミ「ありがとうございまちた。お礼にモノクマのぬいぐるみを切り刻むのはあちしがやりまちゅ!」ザクッザクッ

日向「だから物騒なこと言うのやめろって!」

モノミ「こんなものがありまちたよ」

田中「電池か」

日向「そういえばまだこれを調べてなかったよな」

田中「数字入力式のロックがかかっているのか」

モノミ「あちしもそれがわからなくて………2000くらいまでは入力してたんでちゅが……」




639: 名無しさん 2013/12/24(火) 22:59:54.30 ID:01agJXVA0
田中「ということは何度間違えてもペナルティーはないということか」

日向「この上にある『NEWSをみろ』ってやつがヒントになるんじゃないか?」

モノミ「でもテレビは壊れて動きませんでちたよ?」

田中「……壁に数字が書かれているだろう……」

日向「つまりこのNEWSは東西南北のことかも知れない」

モノミ「それならどっちが北なんでちゅか?」

田中「これは……地図によくあるあの記号ではないのか?」

日向「床にあるこれか?」

これが地図によくある記号だとすると……

日向「NEWSをみろ……north、east、west、south……北、東、西、南の順に数字を並べると……」

モノミ「3657でちゅね!」ポチポチ

ブー

モノミ「はわわっ!?違いまちたよ!」

田中「……6の上にある線はなんだ?」

日向「もしかしたら6じゃなくて9かもしれない」


640: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:11:27.88 ID:01agJXVA0
モノミ「3957でちゅね!」ポチポチ

ピー

モノミ「デジカメとUSBメモリでちゅね」

日向「デジカメは……動かないな」

田中「電池がないのではないか?」

日向「さっきの電池を入れて」

モノミ「あ、起動しまちたね!」

日向「中には……太陽系のポスターの写真?」

田中「…………」カチャカチャ

モノミ「なにしてるんでちゅか?」

田中「パソコンのロックをUSBメモリで解除できるか試しているのだ……開いたぞ」

モノミ「またロックでちゅか……」

日向「今度のはローマ字入力なんだな」

モノミ「もしかしたらこれがヒントかもしれないでちゅ」

日向「これは?」

モノミ「引き出しに入ってまちた!」

日向「先に渡してくれよ……」

田中「曜日が書いてあるな」



641: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:34:48.75 ID:01agJXVA0
モノミ「わかった!曜日を英語にした時の頭文字でちゅよ!」

モノミ「マンデー、チューズデー……つまり、MTWTFSSっと」

エラー

モノミ「あれ!?違った!?」

日向「そう単純じゃないのかもしれないな…」

田中「さっきのデジカメの写真と関係あるのではないか?」

日向「写真?……そうか!太陽系を曜日順に並べればいいんだ!」

モノミ「Moon、Mors、Mercury、Jupiter、Venus、Saturn、Sun……MMMJVSSでちゅね!」ポチポチ

OK

日向「これは……オセロか?」

モノミ「オセロに見えまちゅけど……」

田中「鉄格子の解除装置があるぞ。4ケタのな」

モノミ「今度こそ9999パターン試ちてみまちょう!」

田中「だが入力のためのボタンがないぞ?」

モノミ「ぐほぉッ!」

日向「この部屋に文字入力ができるのなんて一つしかないだろ」

モノミ「そうでちゅね!9999パターン試ちてみまちゅ!」ポチポチ

田中「もしかすればこの赤いランプの点滅が鍵ではないか?」

日向「じゃあ点滅の仕方で順番に照らし合わせてみるか……」

モノミ「うおぉぉぉ!」ポチポチポチポチポチポチ

日向「9875か?」

田中「モノミよ、9875と打て」




642: 名無しさん 2013/12/25(水) 00:25:03.85 ID:Y8mD7Raw0
モノミ「わかりまちた!」ポチポチ

OPEN

モノミ「また鍵穴でちゅか!」

日向「ならこのUSBメモリで……」ガチャ

田中「なにか出てきたな……拳銃?」

日向「それに出口が開く気配がないぞ」

モノミ「ひょっとして……最初のあれって、ただのおふざけじゃなかったのかも……」

日向「心当たりがあるのか?」

モノミ「え、えっと……最初にこの部屋に入った時に、手紙を受け取ったんでちゅけど……」

田中「手紙だと?」

モノミ「これでちゅ……」

『ファイナルデッドルームの謎を解き明かし、命懸けのゲームの参加権を得るべし』

『命懸けのゲームとは…すなわち命懸けのルーレットなり』

『P.S.ルーレットの難易度設定は自己責任でお願いします』

『それに応じて特典を用意してあるけど、くれぐれも無理はするべからず!』

田中「なるほど……」

モノミ「どういうことでちゅか?」



643: 名無しさん 2013/12/25(水) 00:33:23.75 ID:Y8mD7Raw0
田中「ここから出たければロシアンルーレットで生き延びろということだろう」

モノミ「だ、ダメでちゅ!危険過ぎるでちゅ!」

日向「ここから出るにはそれしか方法はないのか?」

モノクマ「うぷぷ、ないよ」

モノミ「うわぁ!出まちたね!」

どこから出てきたんだこいつは……

モノクマ「ここから出るにはそれを使ってロシアンルーレットをやるしかないよ」

田中「ふむ……ならばさっそく始めようか」

日向「…………」

田中「心配するな、とは言わん。だが俺様は生き延びるつもりだ」

日向「……ああ」

モノミ「ダメでちゅって!」

モノクマ「うるさい!」グシャ

モノミ「痛いでちゅ!」



644: 名無しさん 2013/12/25(水) 00:51:10.60 ID:Y8mD7Raw0
田中「…………」カチ

田中「……ふははは、成功のようだな」

日向「……ふー……次は俺の番か」

モノクマ「うぷぷ」

日向「…………」カチ

田中「貴様も成功のようだな」

ガチャリ

日向「出口が開いたのか?」

田中「そのようだな。この先が『オクタゴン』か」ガチャ

日向「ここが……『オクタゴン』?」

モノミ「な、なんだか歪な形をした部屋でちゅね」

モノクマ「コングラッチュレーション、日向クン、田中クン!」

モノミ「また出まちた!」

モノクマ「よくぞ、ファイナルデッドルームをクリアしたね」

モノクマ「はい、未来機関のファイル」

田中「それならジェットコースターの時に貰ったではないか」

モノクマ「それの続きだとでも考えてよ」

モノクマ「ま、もっとも日向クンには必要ないものかもしれないけどね」



657: 名無しさん 2013/12/28(土) 23:39:38.65 ID:AdseHPnM0
日向「一応貰っておくよ」

モノクマ「それはよかった。ボクも作ったかいがあるよ」

モノクマ「まぁそれはそれとして。ところでモノミちゃん」

モノミ「ほぇっ!?なんでちゅか?」

モノクマ「オマエはまだファイナルデッドルームをゴールできてないよね?」

モノミ「で、でもそれは日向くんと田中くんが……」

モノクマ「ロシアンルーレットがまだ残ってるだろー!」

モノミ「それも日向くんたちが……」

モノクマ「いやいやいやいや!」

モノミ「いやいやいやいや…」

モノクマ「こっち来いやぁ!ファイナルデッドルームにリベンジやでぇ!!」

モノミ「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」ズルズル

日向「…………」

田中「…………」



658: 名無しさん 2013/12/29(日) 00:08:14.12 ID:sNZel+P80
日向「……モノミのことは置いといて、ここから出られるようなものを探そうか」

田中「そうだな」

にしても色々あるな……

斧やハンマーや剣、モーニングスターまである

田中「こちらの棚にはグレネードや爆弾、RPGまであるぞ」

日向「……これでこの建物の壁壊せるんじゃないか?」

田中「かもしれんな」

日向「こっちには……冷蔵庫があるぞ!」

田中「なに?」

日向「中身は……!毒薬か」

田中「さすがは死を乗り越えた者にのみ与えられる特権というだけはある」

田中「……もっとも、こんなものを使おうとは思わんが」

日向「この冷蔵庫は無視しても大丈夫だろう」

田中「そしてここの床の扉からマスカットハウスに行けるというわけか」



659: 名無しさん 2013/12/29(日) 22:59:17.71 ID:5uu1BOxj0
日向「じゃあ一回みんなの所に戻らないと」

田中「む…そうだな」



〔ファイナルデッドルーム前〕

ソニア「お二人とも大丈夫でしょうか…」

左右田「たしかに時間かかりすぎじゃねーか?」

終里「もしかしたら……」

罪木「そんな……ッ!」

狛枝「だったらボクの出番だね」

十神「縁起でもないことを言うな!あの二人を信じろ」

七海「そうだよ。今は二人が帰ってくるのを信じて待と?」

左右田「…………悪い」

西園寺「悪いのは頭もだね」

左右田「うるせーな!」




660: 名無しさん 2013/12/29(日) 23:30:40.13 ID:5uu1BOxj0
九頭龍「ん?」

辺古山「どうかしましたか、ぼっちゃん」モフモフ

九頭龍「今エレベーターが動いたような…」

罪木「ほ、本当ですか!?」

左右田「…なんで九頭龍は辺古山に抱き付かれてることにツッコまないんだよ…」

花村「もう辺古山さんはそういう人だと認識されたからじゃないかな……」

十神「何をしている。早くエレベーターの所へ行くぞ」


661: 名無しさん 2013/12/30(月) 01:49:36.69 ID:WfgQ7jHr0
〔エレベーター〕

チンッ

日向「……後はどうやって出るかだけど……」

罪木「創さん!」ガバッ

日向「うわっ!」

罪木「心配……したんですよ」

日向「蜜柑……それにみんなも」

左右田「無事だったか日向!」

七海「日向くん、田中くん…………二人が無事でよかった」

十神「フンッ!さすがだな」

ソニア「田中さん!」

田中「うぉあッ!な、なななななにをするのだソニアよ!」

ソニア「わたくし……お二人が心配で心配で……」

田中「……ふはははは!この俺様はそう易々と死にはせんぞ!だからそう泣くな……どうすればいいか分からんではないか」

左右田「おい田中てめぇ、なにソニアさん泣かしてんだよ!」

終里「なにぃ?田中がソニアを泣かせたのか?」

田中「ま、待て!これには事情がだな……」

終里「どんな事情だよ、あ゙あ゙?」




662: 名無しさん 2013/12/30(月) 02:04:16.08 ID:WfgQ7jHr0
西園寺「やっちゃえやっちゃえ♪」

小泉「…………」カキカキ

小泉『いらないこと言わないの。赤音ちゃんも落ち着いて』

澪田「さっきまでのお通夜みたいな静けさが嘘みたいっすね!」

狛枝「喜ぶのはそれくらいにしてさ、そろそろ本題に行こうよ」

左右田「お前はマイペースすぎだろ!」

狛枝「そんなことないよ。できればボクもファイナルデッドルームに連れて行って欲しかったけどね」

お前はあそこに行けば何をするかわからないからな

辺古山「おかえり二人とも。無事でよかった」モフモフ

九頭龍「おいペコ!そろそろ離れろ!無事だったみてーだな」

日向「ありがとう。あと……」

九頭龍「なにも言うな……」

日向「わ、わかった」





666: 名無しさん 2013/12/30(月) 18:33:15.01 ID:FrBJ/h+c0
九頭龍「で?どうだったんだよ。まさか何も収穫ありませんでしたっわけじゃねーんだろ?」

日向「ああ。もしかしたらここから出られるかもしれない」

ソニア「本当ですか!?」

日向「ファイナルデッドルームにあった武器を使えばなんとかなるかもしれないんだ」

九頭龍「武器ってなにがあったんだよ」

日向「斧とかモーニングスターとか」

左右田「モーニングスター!?」

日向「あとは手榴弾とかRPG7とかもあったぞ」

十神「RPG……ロケットランチャーか」

左右田「おいおい……マジでそんなもんあったのかよ……」

左右田「間違って爆発したりしないだろうな……」

モノクマ「うぷぷ、その心配はありません」

終里「なにしに来やがった。まさか邪魔しに来たんじゃねーだろうな」

モノクマ「まさかぁ。ボクは生徒の自主性を重んじてるよ」

弐大「だったら何をしに来たんじゃ?」

モノクマ「一つ言っておきたくてね」

九頭龍「何が言いてぇんだよ」



667: 名無しさん 2013/12/30(月) 21:26:40.20 ID:FrBJ/h+c0
モノクマ「ボクがそんな簡単に脱出できるような設計にするわけないじゃん」

十神「……つまり手榴弾やロケットランチャー程度を壁に当てても壊れないと?」

モノクマ「当たり前じゃん」

ソニア「そんな……せっかく日向さんたちが危険を犯してまで……」

モノクマ「うぷぷ、ただの骨折り損なだけだったね。お疲れ様でしたー」

九頭龍「クソっ!そんなに上手くいかねーってわけかよ」

モノクマ「ま、頑張ってねー」

西園寺「……もうどうしようもないじゃん」

左右田「……どうすりゃいいんだよ……」

狛枝「とりあえず試してみない?モノクマが嘘をついてる可能性だってあるわけだし」

日向「…………ラナイ」

狛枝「え?何か言った?日向クン」

日向「……ツマラナイ」

狛枝「なにがつまらないんの?」






672: 名無しさん 2013/12/31(火) 01:55:39.23 ID:JCLTkdib0
日向「…………え?どうかしたのか?」

狛枝「どうかしたのは日向クンじゃないか。そりゃあボクごときの話なんてつまらないかもしれないけど」

日向「は?俺がお前の話でつまらないなんて言うわけないだろ」

狛枝「……ねぇ、何かあったの?」

日向「いきなり訳わかんないこと言うなよな」

狛枝「…………」

日向「一度試してみよう。それでダメならもう一度他の方法を……」

左右田「……それもダメだったらどうすんだよ」

日向「それは……」

左右田「ホントにここから出られんのかよぉ…」

七海「弱気になっちゃ駄目」

日向「七海…」




673: 名無しさん 2013/12/31(火) 02:47:28.72 ID:JCLTkdib0
七海「弱気になって、みんなを疑って…」

七海「それこそモノクマの思う壺だよ」

左右田「……わかってるっての。俺は日向を信じる」

七海「うん。みんなで他の方法を探そ?」

罪木「わ、私は創さんが安全な方法ならなんでも……」

西園寺「だったらアンタもなにか意見を言えばいいじゃん」

罪木「ふぇっ!?わ、私が案を言っていいんですか!?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『うん、大丈夫だよ。みんなちゃんと蜜柑ちゃんの意見を聞くよ』

罪木「え、えへへ……じ、じゃあ…」

罪木「ここの建物の窓からロープで降りるなんてどうですか?」

西園寺「そのロープはどうすんの?」

罪木「え、えっと…その……」

九頭龍「なんでそういちいち罪木に絡むんだよてめぇはよ」

西園寺「九頭龍には関係ないじゃん」




679: 名無しさん 2014/01/03(金) 03:34:10.21 ID:eFp9mUMX0
九頭龍「てめぇがそうやって絡むから罪木も恐縮して喋れなくなるんだろうが」

西園寺「だったらなんなの?別に九頭龍に迷惑かけてるわけじゃないしいいじゃん」

九頭龍「全員に迷惑かかってるだろうがよ!」

辺古山「ぼっちゃん!西園寺は罪木にかまって欲しいのですよ。だからぼっちゃんは私にかまってください」ダキッ

九頭龍「はぁっ?」

西園寺「なっ!!」

罪木「えぇっ!」

西園寺「なに適当なこと言ってんのよこの眼鏡ブス!わたしがこんなノロマなやつにかまってほしいわけないじゃん!」

罪木「ご、ごめんなさぁーい!」

日向「西園寺!言い過ぎだって」

小泉「…………」カキカキ

小泉『蜜柑ちゃんに謝ったほうがいいよ』



680: 名無しさん 2014/01/03(金) 03:48:37.11 ID:eFp9mUMX0
西園寺「う……」

罪木「あ、あのぅ……別に私は気にしてませんから大丈夫ですよ」

九頭龍「てめぇはそれでいいのか?甘やかしてっといつまでもコイツはこんな態度だぞ」

西園寺「フンッ!」

罪木「私は今までイジメられてきましたから……全然平気です。あ、九頭龍さんも私に落書きしていいんですよ?」ニコニコ

日向「…………」ニコニコ

九頭龍「あー………いや、遠慮しとくわ。そんなことしたら殺されそうだしな」

辺古山「でしたら私になら落書きしても大丈夫ですよ、ぼっちゃん」モフモフ

九頭龍「だからくっつくなっての!」

花村「うわー…………ねぇ、こう堂々とイチャイチャされるとさぁ……」

左右田「ああ……羨ましいとかそういう感情じゃなくて殺意しか湧かねーな……」

狛枝「そろそろ本題に入りたいんだけどいいかな?」

澪田「まだここの探検をしてないって話っすか!!」

十神「澪田……少し黙っていろ」

田中「なら俺と日向はもう一度ファイナルデッドルームに入る必要があるな」

罪木「またあそこに入るんですか!?」

花村「罪木さん、もう一回言ってくれないかな」





681: 名無しさん 2014/01/03(金) 04:06:13.88 ID:eFp9mUMX0
ソニア「また命懸けのゲームをしなければならないのですか……」

日向「いや、その必要はないよ」

罪木「……本当ですか?」

日向「マスカットハウスからストロベリーハウスに行くのにはペンタゴンを通るだけど」

日向「そこに武器が置いてあるからファイナルデッドルームに入る必要はないんだ」

罪木「よかった……」

弐大「だったらワシらはなにをすればいいんじゃ?」

日向「弐大や狛枝たちは比較的壊れそうな壁を探してきてくれないか?」

狛枝「そんなことでいいのならいくらでもするよ」

十神「なら俺たちはどうすればいい」

日向「十神は……」

澪田「昨日約束したじゃないっすかー!一緒に探検してくれるって言ってたじゃないすか!」グイッ

日向「……澪田とこの建物を探検してきてくれ」

十神「……すまない」

澪田「白夜ちゃんはなに謝ってるんすか?」

十神「なんでもない。いくぞ!」

澪田「いやっほー!」ダッ

十神「おいコラ走るな!」ダムダムダムダム




682: 名無しさん 2014/01/03(金) 04:18:24.36 ID:eFp9mUMX0
日向「蜜柑や小泉たちはもしなにかあった時のために待機していてくれ」

罪木「は、はい!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『まかせて』

左右田「なら俺はなにか使えるもんがねーか探してくるわ」

西園寺「わたしも行く!」

小泉「…………」ガシ

小泉『まだ蜜柑ちゃんに謝ってないでしょ?謝ってから行きなさい』

西園寺「……う」

田中「日向、いくぞ」

日向「わかった」

罪木「無理はしないでくださいね」

日向「わかってる。いってくるよ」

罪木「あ……はい!」

西園寺「あ、わたしも!」

小泉「…………」ガシ

小泉『元々行けないでしょ。ほら、逃げない』



699: 名無しさん 2014/01/04(土) 02:20:40.11 ID:GNQbxhp90
〔オクタゴン〕

日向「とりあえず持っていけるだけ持っていこう」

田中「このRPGはどうするのだ?」

日向「それは……危ないから置いていこう」

日向「もし誤射なんてしたらヤバいし」

田中「それもそうだな……ならば罪木の案はとうする?」

日向「あー……厳しいかもしれない。たしか窓があるのはこの部屋だけだし」

日向「なによりここに来るためにあんな危険なことをみんなにさせられない!」

田中「同意見だな。ソニアたちを危険に晒すなどできん」

日向「一つ聞いていいか?」

田中「ふはははは!なんでも聞くがいい!」

日向「田中ってソニアのことが好きなのか?」

田中「ぶふぁッ!ゴホッ、ゴフッ!」

田中「や、やるではないか。なかなかの精神攻撃だぞ」

日向「どうしたんだ田中!顔が真っ赤だぞ!」

田中「貴様からの精神攻撃のせいだ!」

日向「……俺が悪いのか?」



700: 名無しさん 2014/01/04(土) 02:45:06.10 ID:GNQbxhp90
〔マスカットハウス〕

弐大「どうじゃ、なにか見つかりそうかのう?」

狛枝「うーん……ここが怪しいかな」

弐大「ブドウカイロウ?」

狛枝「あとはマスカットタワーもかな」

弐大「なんでそう思うんじゃ?」

狛枝「よくわからないけど……ここだけ何か違うような気がしてね」

弐大「超高校級の幸運のお前さんが言うんならここだけ他と違うんじゃろうな」

狛枝「やめてよ。ボクの才能なんてたいした才能じゃないんだから」

弐大「そうか?じゃがワシはお前さんのその才能は信用しとるぞ」

狛枝「嬉しいなぁ。こんなボクの才能を信じてくれるなんて」

弐大「お前さん自身は信用しとらんがの」

狛枝「あはは、手厳しいなぁ」

弐大「日向に報告するかのう。ほれ、いくぞ」

狛枝「あ、待ってよ」




701: 名無しさん 2014/01/04(土) 02:56:56.83 ID:GNQbxhp90
〔ストロベリーハウス〕

日向「オクタゴンにあるだけの爆弾は持ってきたぞ」ガチャ

左右田「うおっ……この建物にこんなにあったのかよ」

九頭龍「こんだけありゃ楽勝だな」

狛枝「…………」

日向「狛枝たちは何か見つけられたか?……狛枝?」

狛枝「あ、ゴメン。どうしたの?」

日向「だから何か見つけられたのかと思ってさ」

狛枝「あるにはあったんだけど……やっぱりやめた方がいいかもしれない」

モノクマ「うぷぷ、そこはやめた方がいいよ」

左右田「またかよ……」

モノクマ「あそこはねぇ……この建物を支えてる支柱があるんだよ」

モノクマ「だから壊すとこの建物がペチャンコになっちゃうかもね」




703: 名無しさん 2014/01/04(土) 11:52:54.40 ID:GNQbxhp90
ソニア「まさか……だったら狛枝さんが感じたのも…」

モノクマ「そこだけ他にない支柱があるからじゃないかな」

モノクマ「というか狛枝クンの才能ってなんでもありになってきたねぇ」

終里「こいつ嘘ついてんじゃねーの?」

十神「だがモノクマが本当のことを言っているのだとしたら取り返しのつかないことになるぞ」




707: 名無しさん 2014/01/06(月) 02:56:21.44 ID:ZNZaknOD0
モノクマ「ボクは嘘はつかないよ!クマに誓ってね」

日向「他の場所にはその支柱はないんだな?」

モノクマ「どうだろうね。まぁここが崩れてペチャンコになっても狛枝クンだけは助かるかもしれないよ?」

モノクマ「他のみんなが代わりに死ぬっていう不幸があるけどね。にょほほほほ」

狛枝「ボクなんかが生き残るためにみんなを犠牲にする?そんなの考える気もないね」

モノクマ「そうなの?残念だなぁ」

モノクマ「そろそろボクは帰るよ。じゃあね」

西園寺「ねぇ、どうすんの?」

日向「……やるだけやってみよう」

十神「ダメなら他の案を考えればいい」ギュルルルル

澪田「白夜ちゃんのお腹の音凄かったっすね!」

十神「…………黙れ」

西園寺「もー!豚足ちゃんのせいでお腹空いたー!」

終里「オレだって腹減ってんの我慢してんだ。少しくらい我慢しろ!」

西園寺「……もういいもん。グミ食べるから」

左右田「そんなもんあったのかよ!」

西園寺「わたしも今思い出したんだもん!あ……12個しかない……」




708: 名無しさん 2014/01/06(月) 03:13:15.99 ID:ZNZaknOD0
西園寺「みんないるの?」

日向「俺は遠慮しとくよ」

田中「俺様にそのようなものは適さんのでな」

弐大「ワシも遠慮しとこうかのう」

十神「俺も……」ギュルルルル

左右田「あー……お前食えよ。俺は食わないからよ」

十神「……くっ!」

左右田「なんでそこで悔しそうにすんだよ!」

西園寺「じゃあ配るね」

日向「西園寺も優しくなったな……」

西園寺「日向おにぃ、なにか言った?」

日向「なにも言ってないよ」

西園寺「まあいいけど。はい、左右田おにぃ」

左右田「俺はいらねーぞ?」

西園寺「13個あったから食べさせてあげる。はい、口開けてー」

左右田「……なにかする気だろ」

西園寺「いいから早く開けてよ」

左右田「でもそういうのはソニアさんに……」

西園寺「…………」ヒュッ

左右田「痛ッ!な、なんでグミ投げるんだよ!」ビシッ

西園寺「うっさいうっさい!左右田おにぃのばーか!」



711: 名無しさん 2014/01/06(月) 09:45:54.61 ID:ZNZaknOD0
田中「これからどうするのだ?」

日向「ファイナルデッドルームの窓からなら脱出できるとは思うが……」

田中「貴様は血迷ったのか?誰も傷つけないために我らがあの邪悪な空間に入ったのだぞ?」

日向「分かってる。あんな馬鹿げたことをもう他の誰にもさせない」

田中「……だが案がないのも事実だ。無闇に壁を壊し、倒壊などすれば……」

日向「最悪……死ぬ」

罪木「あの……大丈夫ですか?」

日向「蜜柑か……うん、大丈夫だよ」

罪木「で、でも……少し休んだほうが……」

日向「早くここから出してやらないと」

罪木「そうやって抱え込んで……創さんが倒れちゃったら元も子もないじゃないですか!」

日向「でも……ごめん。少し休むよ」

罪木「……はい!」ニコッ





712: 名無しさん 2014/01/07(火) 01:50:02.08 ID:/9JoBOBG0
日向「十神や田中たちと話してから休むよ」

罪木「…………」ニコニコ

日向「す、少しだけだから……すぐ休むって」

罪木「…………創さぁん」ニコニコ

日向「」ビクッ

罪木「休まないんですか?」ニコッ

日向「はい……すみませんでした。休みます」

田中「ふははは!無様だな、日向よ」

ソニア「田中さんも休憩が必要です!」

田中「今の俺様に休息など不要だ」

ソニア「弐大さん」

弐大「スマンのう田中よ」ガシッ

田中「何をする!離せ!」

弐大「お前さんたちは働き過ぎじゃ。少しは体も脳も休ませんとな」

田中「はなせぇぇぇぇぇ!」ズルズルズルズル





713: 名無しさん 2014/01/07(火) 02:20:05.21 ID:/9JoBOBG0
〔日向の個室〕

日向「ふぅ…………」

やっぱり少し疲れていたのか、ベッドに横たわると疲労感が体を支配した

日向「………」

どうやってもここから脱出する方法が浮かばない

無闇に壁を破壊すればドッキリハウス自体が倒壊するかもしれない

日向「オクタゴンの小窓からロープかワイヤーで脱出する」

日向「無理だ。どこからそんなに長いロープを用意する?途中で切れたら?」

日向「それにオクタゴンに入るにはあれをする必要がある」

自分の命を懸けたロシアンルーレット

いくら確率が1/6でもこの人数が全員成功するはずがない

日向「蜜柑にそんな危険なことはさせられない」

日向「だったらどうする。モノクマに従ってコロシアイをするか」

日向「論外だ。そんなことをするくらいなら自殺したほうがマシだ」

日向「ならモノクマを潰すか」

日向「不可能だ。あのモノクマがオクタゴンにある武器で倒せるはずがない。」

対処できないのなら初めから用意しないはずだ





714: 名無しさん 2014/01/07(火) 02:48:22.90 ID:/9JoBOBG0
日向「このままだとおそらく…………」

田中か弐大や狛枝がコロシアイを始めるかもしれない……

日向「早く脱出する方法を考えてないと……」

罪木『創さん、起きてますか?』

日向「蜜柑?すぐ開けるよ」

罪木「あの……休んでいたところでした?あ…す、すみません!自分で休んでくださいなんて言いながら自分で邪魔しちゃってますね」

罪木「ごめんなさい、すぐ帰りますから!」

日向「大丈夫、考え事してただけだから」

罪木「……創さんがやれと言うのなら私は何でもします」

日向「え?」

罪木「だって私の全ては創さんのためにありますから。だから創さんがコロシアイを始めろって言うのなら……」

日向「蜜柑……」

罪木「……私は創さんさえ無事なら他の人たちはどうなってもいいと思って……」

日向「蜜柑!」

罪木「は、はいッ!…………あ、あれ?私…なんの話してたんでしたっけ?」

日向「覚えて……ないのか?」

罪木「え?あ、ご、ごめんなさい!あの、えっと……」

日向「いや、覚えてないなら覚えてない方がいい」

もしかして……また絶望病なのか!?

たしかに蜜柑は発症していなかったけど……




715: 名無しさん 2014/01/07(火) 04:53:48.64 ID:/9JoBOBG0
日向「蜜柑…ちょっとの間でいいから傍にいてくれないか?」

罪木「わ、私でいいんですか?」

日向「蜜柑じゃなきゃダメだ」

罪木「あぅぅ……あ、ありがとうございます!」

日向「なんでお礼なんて言うんだよ」

罪木「そ、そうですよね…えへへ」

よかった……いつもの蜜柑に戻ってるみたいだ

罪木「あの……創さん」

日向「どうしたんだ?」

罪木「実は……やらなきゃいけないことがあるんです!」

日向「やらなきゃいけないこと?」

罪木「はい……辺古山さんに言われたんです」

辺古山『恋人同士なら相手に膝枕をしなければならないんだ。それから耳掻きもな』

九頭龍『ペコぉぉぉぉぉぉぉぉ!んなわけねーだろうがぁぁぁぁ!』

罪木「って」

日向「…………」

……はっちゃけ過ぎだろ辺古山……

九頭龍は相変わらず大変そうだな……




716: 名無しさん 2014/01/07(火) 05:25:32.26 ID:/9JoBOBG0
罪木「だ、だからあの……私と創さんは……その、恋人同士…だから、ひ、ひひ膝枕をしないとダメなんです!」

日向「あのな、蜜柑……」

罪木「イヤ、ですよね……私なんかの膝枕なんて……」

日向「それは違うぞ!」ロンパッ!

罪木「!!」ビクッ

日向「彼女に膝枕してもらう……それは男の夢なんだ」

罪木「夢……ですか?」

日向「ああ。だからこんなピリピリしたときじゃなくてもっとゆっくりしたときにお願いしていいかな」

罪木「あ……はい!えへへ」

やっぱり蜜柑はオドオドしてるより笑った顔の方がいいな

罪木「あ、それと狛枝さんが」

狛枝『日向クンってなんだかマザコンっぽいよね。女性の胸で甘えるの好きそう』

左右田『そうか?』

罪木「って言ってました」

日向「狛枝後でシメる」

罪木「だ、だから!私の胸でよければ甘えてください!」

日向「大丈夫だぞー蜜柑。俺はマザコンでもなければ女性の胸で甘えたりしないからなー」

罪木「狛枝さんが」

狛枝『彼はツンデレだからね、甘えさせてあげるとデレるよ』 

罪木「って言ってましたから」

日向「狛枝ぁぁぁぁ!」




717: 名無しさん 2014/01/08(水) 03:18:10.20 ID:N4i5MFkt0
〔ストロベリーハウス〕

モノクマ「うぷぷ、ボクを呼び出すなんてどうしたの?あ、もしかして告白!?嬉しい、だけどボクにはもう心に決めた鮭が……」

「下らんことを話すな」

モノクマ「もう、ノリ悪いなぁ。で、なんの用なの?」

「貴様を潰せば……」

モノクマ「何も変わらないよ。新しいボクが出てきてキミが処刑されるだけ。誰も助からない」

「…………」

モノクマ「みんなを救いたいならおとなしくコロシアイを始めればいいじゃん」

「…………」

モノクマ「ここにいる誰を殺してもいいんだからさ。殺られる前に殺っちゃえば?」

「誰でも……」

モノクマ「お、まさかの乗り気ですか!乗り気なんですか!」

「少なくとも貴様の思い通りには動かん」

モノクマ「それはどうかな。ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

「…………」






718: 名無しさん 2014/01/08(水) 03:28:26.29 ID:N4i5MFkt0
モノクマ「こんな所にボクを呼び出してどうしたの?まさか告白タイムですか!?嬉しい!だけどボクにはもう心に決めた鮭が……」

「貴様の下らん戯言に付き合ってる暇はない」

モノクマ「ノリが悪いなぁ」

「ここで貴様を潰せば……」

モノクマ「何も変わらないよ。新しいボクが出てきてキミを処刑するだけ。誰も救われないよ」

「…………」

モノクマ「だからさぁ、おとなしく誰でもいいから殺しちゃいなよ。ユー、殺っちゃいなYO!殺られる前に殺っちゃいなよ!」

モノクマ「ここから出るにはそれしかないんだからさ」

「誰でも……」

モノクマ「お、まさか乗り気ですか!乗り気なんですか!」

「……下らん。貴様の思い通りになど動かん」

モノクマ「うぷぷ、それはどうだろうね」

「…………」





719: 名無しさん 2014/01/08(水) 03:29:27.82 ID:N4i5MFkt0
モノクマ「こんな所にボクを呼び出してどうしたの?まさか告白タイムですか!?嬉しい!だけどボクにはもう心に決めた鮭が……」

「貴様の下らん戯言に付き合ってる暇はない」

モノクマ「ノリが悪いなぁ」

「ここで貴様を潰せば……」

モノクマ「何も変わらないよ。新しいボクが出てきてキミを処刑するだけ。誰も救われないよ」

「…………」

モノクマ「だからさぁ、おとなしく誰でもいいから殺しちゃいなよ。ユー、殺っちゃいなYO!殺られる前に殺っちゃいなよ!」

モノクマ「ここから出るにはそれしかないんだからさ」

「誰でも……」

モノクマ「お、まさか乗り気ですか!乗り気なんですか!」

「……下らん。貴様の思い通りになど動かん」

モノクマ「うぷぷ、それはどうだろうね」

「…………」





722: 名無しさん 2014/01/10(金) 02:49:12.70 ID:e98Hhsbm0
〔マスカットハウス〕

澪田「もう休まなくていいんすか?」

日向「ああ、もう大丈夫だ。それよりみんなは?」

十神「そろそろ集まるだろう」

左右田「腹減った……」

花村「ここから出たら最高の料理を作るからさ、もう少し耐えようよ」

七海「ふわぁ……あ、日向くんだ。やっほー」

九頭龍「だから離せっての!」

辺古山「そんな!ぼっちゃん!」

終里「腹減ったなぁ……」

弐大「まだ我慢せい」

西園寺「わたしに触んないでよ!」

ソニア「先っちょだけ!先っちょだけですから!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『ソニアちゃんそれ意味違うと思う……』

狛枝「……あれ?」

日向「どうした?」

狛枝「田中クンがいないけど」




723: 名無しさん 2014/01/10(金) 02:59:49.42 ID:e98Hhsbm0
日向「田中が?」

十神「まったく……全員が揃わないと始まらないというのになにをやっている。おい日向、呼びに行くぞ」

十神「お前たちは少し待っていろ」

左右田「言われなくても腹減って動きたくねーよ」

ソニア「わたくしも一緒に行きます」

十神「勝手にしろ」


〔田中の部屋の前〕

日向「おーい、田中?」コンコン

ソニア「田中さーん」

十神「…寝ているんじゃないか?呑気なやつめ」

ソニア「ジャパニーズねぼすけさんですね!」

日向「それはなんか違うぞ……田中ー、入るぞ」ガチャ

日向「……え?」

たしかに田中はベッドで寝ていた

左胸にナイフを突き立てられたまま



724: 名無しさん 2014/01/10(金) 03:14:59.08 ID:e98Hhsbm0
『ぴんぽんぱんぽーん』

『死体が発見されました。一定の捜査時間の後、学級裁判を始めます』

ソニア「あ……そんな……田中さん!」タッ

十神「触るな!」

ソニア「!」ビクッ

十神「まず全員を呼んでから捜査を始めるべきだ」

日向「なんで……なんでだよ田中……」

十神「……俺はみんなを呼んでくる」

ソニア「そんな………なんで田中さんが……」

日向「クソ!」ガサ

日向「ん?………手紙?」

『この遺書が読まれているということは俺様はもう死んでいるのだろう』

日向「!……これは…」

『読んでいるものが誰か知らん。だがこれだけは伝えておく。これは…』

『自殺だ』

じ……さつ?

田中が?なんで自殺なんて……




726: 名無しさん 2014/01/10(金) 03:37:26.60 ID:e98Hhsbm0
『読んでいるものよ、日向に伝えてくれ』

『約束を守れなくてすまない。だがお前はみんなを……俺以外の他のみんなを救ってやってくれ』

モノクマ「さあさあさあさあ!楽しくなってきたよー!そしてここでザ・モノクマファイル」

日向「…………」

モノクマ「それにはい、アンパンと牛乳」

日向「早くそのファイルを渡せ」

モノクマ「はいはい。もう、せっかちだなぁ」

日向「死因は……心臓に刺さったナイフの刺し傷…」

罪木「創さん!」

日向「……どうしたんだよ……そんなに慌てて…」

罪木「創さんが心配で……」

日向「心配?…なんでだよ…」

罪木「だって……創さん…今にも死んでしまいそうな雰囲気なんですぅ!」

日向「……俺は死なない……なにがあっても…」

罪木「本当……ですか?」

日向「あぁ……」

蜜柑を…みんなをこの島から出すまでは死ねないんだ





739: 名無しさん 2014/01/11(土) 03:22:01.87 ID:HyqVTR+h0
九頭龍「日向!」

左右田「おいおい…マジかよ…」

日向「みんな……ごめん。みんなで脱出しようって言ったのに」

七海「日向くんのせいじゃないよ」

小泉「…………」カキカキ

小泉『田中は誰に殺されたの?』

日向「机の上に遺書があったんだ」

狛枝「遺書?」

日向「これだ」ガサ

西園寺「自殺?」

ソニア「……なんで田中さんが自殺なんてする必要があったのですか!」

日向「それは……わからない」

左右田「この遺書の後半破れてねーか?」

弐大「どこかから破いて持ってきたからじゃないかのう」

狛枝「……ねぇ、これって本当に遺書なのかな?」

日向「え?」

九頭龍「何が言いてぇんだよ」


741: 名無しさん 2014/01/11(土) 03:53:36.65 ID:J+fVANRc0
狛枝「だからさ、田中クンは誰かに殺されていて遺書はカモフラージュかもしれないってことだよ」

左右田「誰かって誰だよ」

狛枝「さぁ?もしかしたら裏切り者かもね」

七海「裏切り者なんていないよ」

狛枝「でもさ、みんなが団結してるのを乱すのなんて終里「お前」くらいしかいないよね」

辺古山「たしかに狛枝なら空気を読まずに乱しかねないな」

狛枝「ちょっと待ってよ。ボクは強い希望の光が見たいだけなんだ。みんながここから脱出するという壁をどうやって越えるのか楽しみにしていたのに」

狛枝「言うなればボクも被害者なんだよ?」

十神「そんなことはどうでもいい。まずは捜査開始だ」

日向「モノクマファイルによると死亡推定時刻は約30分前らしい」

十神「なるほど……おい、お前たちはその時間どこでなにをしていた」





742: 名無しさん 2014/01/11(土) 04:05:25.63 ID:J+fVANRc0
罪木「わ、私は創さんの看病を……」

辺古山「私はぼっちゃんをモフモ……ナデナデしていた」

九頭龍「言い直す必要ねぇだろ!」

左右田「俺は部屋で寝てたわ」

ソニア「わたくしも……」

花村「ぼくも自分の部屋でここから出た時の料理のメニューを考えていたよ」

終里「オレは弐大のおっさんにマッサージされてたな」

小泉「…………」カキカキ

小泉『アタシは日寄子ちゃんに着付けを教えてたよ』

七海「私は部屋でゲームしてたかな」

十神「俺は澪田の探検に付き合っていた」

狛枝「ボクも部屋で一人だったよ」

十神「おいモノクマ」

モノクマ「なんでしょう」

十神「犯人が二人いたらどうなる?」

モノクマ「それはありません。殺した人だけが犯人扱いです。だから二人で協力してこの島から出るのは無理だよ」




743: 名無しさん 2014/01/11(土) 04:23:20.88 ID:J+fVANRc0
十神「なら田中が死んだ時間にアリバイがないのは左右田、ソニア、花村、七海、狛枝ということになるな」

左右田「ち、ちょっと待てよ!そんなことだけで……」

狛枝「ま、仕方ないよね。アリバイがないのはボクたちだけなんだから」

ソニア「そんな!」

十神「だがわからないことがある。もしお前たちの中に田中を殺した奴がいるのならこの胸に刺さっているナイフはどこから持ってきた?」

九頭龍「たしかに……この建物にそんなもんがあんのはオクタゴンぐらいだしな」

澪田「でもそこに入れるのは創ちゃんと眼蛇夢ちゃんだけじゃないんすか?」

罪木「は、創さんにはずっと私が付いてました!部屋から一歩も外に出てません」

十神「ならこの内の誰かが勝手にファイナルデッドルームに入ったか……本当に田中が自殺だったということか」

狛枝「ここからは各自捜査ってことにしないかな?その方が効率もいいし」

十神「ふむ……そうだな」

日向「…………」





758: 名無しさん 2014/01/22(水) 04:30:57.40 ID:PaBBnku30
十神「では各自で捜査を開始してくれ」

日向「九頭龍、ちょっといいか?」

九頭龍「ん?ああ」

狛枝「じゃあボクは調べたいことがあるから」

九頭龍「…わかった」

日向「任せていいか?」

九頭龍「当たり前だ。おいペコ、行くぞ」

辺古山「はい、ぼっちゃん」


〔ファイナルデッドルーム前〕

狛枝「ここだね」

九頭龍「よぉ狛枝」

狛枝「珍しいね、キミがボクに話しかけてくれるなんて」

九頭龍「てめぇに用があってな」

狛枝「こんなボクを必要としてくれるのは嬉しいけどボクはやらなきゃいけないことがあるんだ」

狛枝「あとでもいいかな?」

九頭龍「ファイナルデッドルームか?」

狛枝「よくわかったね」

九頭龍「日向が言ってたぜ。もしかしててめぇがファイナルデッドルームに行くんじゃないかってな」






759: 名無しさん 2014/01/22(水) 04:52:12.12 ID:wfZMEL/t0
狛枝「なんで危険なのかな?ボクは調査の鍵がここにあると思ってるからここに入るだけだよ」

九頭龍「だったら日向に任せりゃいいだろうが」

狛枝「調べる人間は一人でも多い方がいいでしょ?それにこんなボクにも超高校級と呼ばれるほどの才能があるんだ」

狛枝「ボクだってみんなの役に立ちたいんだよ」

九頭龍「てめぇが今一番役に立つ行動は『何もしない』ことだろうが」

狛枝「はぁ…ボクはもう行くよ」

九頭龍「おい待て!」ガシッ

狛枝「痛いなぁ、放してよ」

九頭龍「ふん縛ってでも行かせるなって日向に言われてんだよ」

狛枝「……そうなんだ」

狛枝「あ、なんとなくなんだけどさ。ボクの才能が発動するかもね」

九頭龍「はぁ?いったい、どういう……」

モノミ「いやぁぁぁぁぁ!」ドドドドド

狛枝「え?」

九頭龍「あ?」

モノミ「誰か助けてくだちゃいー!」ダッ

九頭龍「ぐほぁ!」ドカッ

狛枝「へぇ……」

狛枝「『運良く』走ってきたモノミが九頭龍クンにタックルをかまして『運悪く』ボクはモノミに足を踏まれ『運良く』ボクを掴んでた手が離れた……ってところかな?」

狛枝「モノクマも言ってたけどボクの才能って何でもアリなんだね」

狛枝「さて、ボクは行くよ」



760: 名無しさん 2014/01/22(水) 05:14:32.90 ID:PaBBnku30
九頭龍「おい待て!」

狛枝「じゃあね」バタン

九頭龍「…クソが!」ガッ

モノミ「痛いでちゅ!」

九頭龍「てめぇのせいで狛枝がファイナルデッドルームに入っちまっただろうが!」

モノミ「ほぇっ!?ご、ごめんなさいでちゅ…」

九頭龍「ちっ!日向に連絡しとくか」


〔オクタゴン〕

狛枝「案外呆気なかったかな…」

モノクマ「コングラチュレイション!お前も物好きなやつだなぁ」

モノクマ「日向クンがクリアしてるっていうのに自分からここに入るなんてね。しかも最高難易度の!」

狛枝「もういいかな?学級裁判まで時間もないし」

モノクマ「そうだね。あ、これをあげるよ」

狛枝「これは?」

モノクマ「それは最高難易度のクリア特典だよ。内容は読んでからのお楽しみだけどね。うぷぷ」



761: 名無しさん 2014/01/22(水) 08:07:07.75 ID:lsoGngRP0
モノクマ「皮肉なもんだよねぇ。よりにもよってそれがお前みたいなやつに渡るなんてね」

狛枝「どういうこと?」

モノクマ「うぷぷ、それはねぇ……」

日向「狛枝!」ガチャ

狛枝「あれ、日向クンじゃないか。どうしたの?そんなに慌てて」

日向「お前がファイナルデッドルームに入ったって聞いたからな」

モノクマ「本当はそれだけじゃないんじゃないの?」

狛枝「え?」

日向「………」

モノクマ「日向クン、キミはこれに書いてあることを知っているのかい?」

日向「知ってたらどうするつもりだ」

モノクマ「別になにもしないよぉ。誰かの手に渡ったんだからね。誰かがこれを読んでコロシアイを始めてくれればそれでよかったんだよ」

日向「…それには俺たちの情報が書いてあるだけだ。なんでそれがコロシアイに発展するんだよ」

モノクマ「うぷ、うぷぷぷぷ。ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

モノクマ「なるほどね。日向クンもそこまでしか知らないんだ。もしかして日向クンってこれを直接読んでないんじゃない?もしくはどこかのページが破れてたりしたとか」

日向「………」




763: 名無しさん 2014/01/26(日) 04:23:27.24 ID:Wj8iWyaj0
モノクマ「ま、後は二人に任せるよ。じゃあね」

日向「…狛枝、モノクマから他になにか貰わなかったか?」

狛枝「貰ってないけど」

日向「そうか…」

狛枝「日向クンはなにをそんなに恐がってるの?」

日向「恐がってって…そんなことはないぞ」

狛枝「そういえば日向クンはボクがここに入るのを嫌がってたよね。ここになにかあるの?」

日向「……」

狛枝「ボクがここにいるとマズイ理由があるとか」

日向「……前の記憶でお前がここに入ってからおかしくなったんだよ」

狛枝「おかしく?」

日向「俺やみんなを軽蔑した目で見てた。詳しくはわからないけど、ここにあるなにかがそうさせたんだと思う」

狛枝「だけど今のボクは日向クンを軽蔑なんてしていないよ?むしろ愛しているくらいだよ!」

日向「だからわからないんだ……なにがお前をそうさせたのかが」

狛枝「なるほどね……」

日向「まあなにも変わってないならそれでいいんだ。ていうかなんでお前はここにきたんだよ」





764: 名無しさん 2014/01/26(日) 07:27:14.39 ID:Wj8iWyaj0
狛枝「ボクもみんなの力になりたくてさ。ここに入ったのは田中クンと日向クンだけだったよね?」

日向「たぶんそうだと思う」

狛枝「だったら田中クンに刺さってたナイフはどうやって手に入れたんだろうね」

日向「それは……」

狛枝「日向クンや田中クン以外の人間がファイナルデッドルームをクリアしたのか、それとも日向クンが田中クンを殺したのか」

日向「俺じゃない!」

狛枝「あくまで可能性だよ。あと最後は田中クンの自殺か」

日向「でも俺に死なないことを約束させたのに自殺するか?」

狛枝「さあ?」

日向「さあってお前……」

『おい日向ー!』

日向「九頭龍?どうした?」ガチャ

九頭龍「狛枝のほうはどうなったんだよ」

日向「もう心配ないぞ」

九頭龍「ならいいけどよ、もうあんまり学級裁判まで時間ねぇぞ」

日向「わかった、すぐ行く」

日向「狛枝はどうするんだ?」

狛枝「ボクはまだここを調べてみるよ」

日向「わかった。先に行ってるからな」

狛枝「さて、そろそろボクも……ん?」カサ

狛枝「これって……アハ」

狛枝「そういうことなんだ」



766: 名無しさん 2014/01/26(日) 07:48:42.46 ID:Wj8iWyaj0
〔マスカットハウス〕

日向「悪い。あれからなにかわかったか?」

十神「特にめぼしいことはなにもないな」

左右田「あれ、田中のハムスターってどこいったんだ?」

罪木「そういえば見当たりませんね」

十神「フンッ!どうせ犯人に怯えて逃げ出したのだろう。どうでもいいことにかまっていると時間が…」

モノクマ『ピンポンパンポーン。そろそろ学級裁判を始めます!生徒のみなさんはストロベリータワーに集まってください!』

十神「くっ!もうそんな時間か!」

狛枝「やぁみんな」

七海「どこ行ってたの?」

狛枝「ファイナルデッドルームだよ。事件の手がかりがないか探してたんだ」

七海「で、なにか見つけたの?」

狛枝「少しね。あとオクタゴンにハムスターがいたんだけど、田中クンのハムスターだよね」

日向「オクタゴンに?」

狛枝「そのハムスターが…」

モノクマ『さっさとストロベリータワーに集合せんかー!』

狛枝「ご立腹みたいだしストロベリータワーに急ごうか」

日向「そうだな」




768: 名無しさん 2014/01/28(火) 04:57:46.23 ID:FStAL4NJ0
〔学級裁判開延〕

モノクマ「まず最初に学級裁判の簡単な説明から始めましょう。学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば……」

狛枝「くだらないことを説明しなくていいよ。つまり多数決で誰が犯人かを決める。その人が犯人ならば犯人だけオシオキ、違うなら犯人以外をオシオキでしょ?」

モノクマ「さっきまでと凄く雰囲気が変わったね。うぷぷ」

日向「狛枝?」

狛枝「さぁ早く終わらせようよ。こんな茶番は」

九頭龍「茶番だと!?人が死んでんのになにふざけたことほざいてんだてめぇ!」

七海「そうだよ。真面目にしないとみんな死んじゃうかもしれないんだよ?」

狛枝「死んじゃえばいいんじゃないかな?」ボソッ

終里「なんか言ったか?声が小さ過ぎて聞こえねーよ!」

狛枝「うるさいなぁ。じゃあさっさと始めようか」

日向「狛枝、なにかあったのか?」

狛枝「…………」

日向「おい狛枝!無視するな」

狛枝「あのさ、日向クン。これから学級裁判が始まるのに出鼻を挫くようなことしないでくれるかな。ボクも暇じゃないんだからさ」

日向「まさか……お前またッ」

狛枝「日向クンの前の記憶のボクはあれをいつ知ったのか知らないけどあんなこと知ったんじゃ無理もないよ」

日向「狛枝……」

十神「その話は後ですればいい。今は目の前の学級裁判にだけ集中しろ」

狛枝「日向クンのせいで怒られちゃった」

左右田「で、結局田中は自殺だったのか?それともこの中の誰かが殺したのかどっちなんだよ」

弐大「遺書には自殺と書いてあったのう」

花村「でもその遺書が偽装の可能性もあるよね?」

終里「遺書に自殺って書いてあんだから自殺だって」




769: 名無しさん 2014/01/28(火) 05:28:05.94 ID:FStAL4NJ0
十神「だからその遺書が犯人の偽装したものだという可能性があると言っているのだ」

終里「はぁっ?誰がそんな面倒なことすんだよ」

十神「それが誰かを考えるのがこの裁判だろう!」

澪田「そんなにカリカリしてたら将来ハゲるっすよ?」

七海「それに犯行に使われたナイフをどこから持ち出したのかもだね」

日向「それはオクタゴンからだろう」

ソニア「でしたらオクタゴンに入ったのは田中さんと日向さんでしたよね」

左右田「てことは…」

罪木「創さんは犯人じゃないです!だって私、創さんと一緒に部屋にいたんですよぅ」

西園寺「うっせーゲロブタ!ノロケんな!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『こーら、汚い言葉を使わないの』

十神「いつから一緒だったんだ?」

罪木「え、えっと…私たちが解散してすぐに創さんの部屋に向かって…最後まで一緒にいました」

十神「その間ずっと部屋から出てないんだな?」

罪木「出てません!」

左右田「それって罪木が嘘ついてるとかは……」

十神「ないな。ここから出られるのは実行犯だけだ」

左右田「だったらナイフは誰がオクタゴンから取ってきたんだよ!?」

十神「それは…」

狛枝「自由時間の間に勝手にファイナルデッドルームに行ってた、とか。これなら誰でもナイフを使うことができるんじゃないかな」

日向「!」

花村「む、無理だよ!無理無理!オクタゴンに行くまでに死ぬかもしれないんだよ!?誰がそんなリスクのあることをするのさ!」

九頭龍「ここから出るための必要なリスクってとこじゃねぇのか」




770: 名無しさん 2014/01/28(火) 10:01:54.70 ID:FStAL4NJ0
弐大「これで少し搾れたようじゃな。たしか一人で自室に籠もってたのは……」

十神「左右田、ソニア、花村、七海、狛枝だ」

狛枝「ボクは今さっきファイナルデッドルームに入ったばっかりなんだよね」

左右田「お前入ったのかよ!」

九頭龍「そういやそうだったな」

狛枝「あー……もうめんどくさくなってきちゃったな」

十神「なに?」

狛枝「はいこれ、ボクがファイナルデッドルームで見つけてきたもの」スッ

西園寺「紙切れと」

ソニア「田中さんのハムスターさん……ですか?」

狛枝「あの遺書の続き、かな」

日向「そんなのがあったのか!」

辺古山「あるのなら最初から出せばよかっただろう」

狛枝「最初はみんなに任せてたんだよ。こんな簡単なことならすぐに結論が出ると思ってたからね」

終里「で、その続きにはなんて書いてあんだよ」




773: 名無しさん 2014/01/31(金) 05:36:05.71 ID:2xBmuUto0
狛枝「あのさぁ……そんなに急かさないでくれるかな?ボクのペースで話したいんだよ」

罪木「ひぅ!こ、狛枝さん……」

狛枝「なに?この事件に関係ないことなら黙っててくれるかな」

罪木「ご、ごめんなさぁい!」

小泉「…………」カキカキ

小泉『どうしたの?いつものアンタらしくないよ。なにかあったの?』

狛枝「うるさいなぁ…」

澪田「まさか生理っすか!噂の男の子の日ってやつっすね!」

十神「黙っていろ澪田」

狛枝「…簡単に言うと昔の記憶を思い出しちゃったんだって」

日向「昔の記憶ってなんだよ」

狛枝「田中クンが忘れちゃってた記憶かな」

狛枝「あとは勝手に自分たちで読みなよ」スッ

罪木「わ、私ですかぁ!?」

狛枝「いいからさっさと読んでよ」

罪木「す、すみませぇん!」

罪木「え、えっと…」

『すまない日向よ』

『だが俺は思い出してしまったのだ』

『俺が過去になにをしてきたか』

『誰に忠誠を近い、その人を盲信していたのかを』

『その人はコロシアイを望んでいる』

『俺は……その人を裏切れない』

『だがお前のことも裏切れなかった……』

『どちらにつくこともできなかった』

『だから…』

『自分で自分を殺し、逃げたのだ』



774: 名無しさん 2014/01/31(金) 05:58:37.91 ID:2xBmuUto0
『すまない、日向』

罪木「……です」

日向「なんだよ……なんなんだよそれ…」

狛枝「ま、田中クンが自殺した責任の半分は日向クンにあるってことだね」

日向「ッ!」

狛枝「アハ、よかったね。全く才能のない予備学科の日向クンでも殺人幇助の才能があるのかもしれないね」

七海「……それは違うよ」

日向「な…なみ?」

七海「日向くんにそんな才能なんてない」

狛枝「…ちょっとした冗談だよ」

罪木「あのぅ……」ガシッ

狛枝「いっ!」

罪木「創さんは私の大切な人なんですよぉ。私のことを傷つけてもいいんですけど創さんを傷つけるのはやめてもらえませんか?」ギリッ

狛枝「……わかったよ」

罪木「わかってもらえてよかったです」ニコ

左右田「女ってこえー…」

ソニア「田中さんは…本当に自殺したんですね」

十神「誰も殺したくはなかったのだろうな」

西園寺「じゃあクロは田中おにぃで決まりっ
てこと?」

終里「みてーだな。おいモノクマ!」

モノクマ「はいはい。田中クンを殺したクロは……」

モノクマ「じゃじゃーん!大正解ー!田中クンを殺した犯人は田中クン自身でしたー!」

モノクマ「本当はオシオキタイムなんだけどー」

モノクマ「田中クンが死んじゃってるので今回はなしってことで!」





788: 名無しさん 2014/02/14(金) 04:27:10.73 ID:KwUg+W8Z0
日向(モノクマがこんなにあっさり引き下がるのか?)

モノクマ「うぷぷぷぷぷ」

日向(なにかあるのか?)

日向「おいモノクマ」

モノクマ「どうしたの?学級裁判ならもう終わりだよ」

日向「なんでそんなに嬉しそうなんだ?」

モノクマ「初めて学級裁判ができたんだもん。そりゃあ嬉しいよ」

日向「……それだけじゃない。いつも何かしら学級裁判の邪魔をしてたのに、今回は妨害もなにもなかった」

モノクマ「日向クンの知ってるモノクマとは違うのだよ。彗星のモノクマと云われるボクは日向クンの知ってるモノクマの三倍の穏やかさがあるからね」

モノクマ「あ、そうそう。田中クンの死体だけどね、ボクが責任を持って処分しておくよ」

ソニア「そんな言い方……」

モノクマ「それにこそこそとボクを嗅ぎ回ってたコイツの処分もね」

モノミ『やめるでちゅ!離すでちゅ!』ジタバタ

左右田「モノミ?なんで縄に繋がれてんだ」

モノクマ「コイツはねぇ、なんとボクのプライベートを探ろうとしやがったんだよ!許せないよね!だから今回のオシオキはモノミにしまーす」

モノミ『鬼ー!悪魔ー!』

モノクマ「悪い妹にはオシオキだべー!」




789: 名無しさん 2014/02/14(金) 05:00:58.05 ID:KwUg+W8Z0
《みんなで綱引き》

モノミの両手両足と首がロープで縛られていた

ロープの先にはたくさんのモノクマがまだ始まらないのかとワクワクしながら綱を持っている

モノミ「あ……ぁぁ……」

モノクマ「いくよー!せーの」グググ

モノミ「ぐぐ……ぃぎぁ…ぐ…」ブチブチ

5方向からロープで引っ張られ、

モノクマ「それっ!!」グッ

モノミ「ッ!」ブチ

6つのパーツになっていた





795: 名無しさん 2014/02/15(土) 05:18:32.91 ID:F6Tomajn0
左右田「マ………マジでやりやがった…」

ソニア「そんな…」

弐大「もしワシらの誰かがクロだったら…」

狛枝「あそこでもがれてたのはボクたちの誰かだったってことだね」

澪田「あばぶぼばばば」ブクブク

モノミ「誰もあちしの心配はしてくれないんでちゅね…ぐすん」

罪木「創さん……」

モノクマ「これにて学級裁判は閉延です!これを機に、もっともっとコロシアイをしちゃってください!」

十神「ふざけるなよ、モノクマ」

日向「俺たちがそんなことさせない」

狛枝「詐欺師と予備学科の二人にコロシアイを防ぐことなんかできるのかなぁ」

日向「俺たちだけで無理ならみんなの力を借りるだけだ」

狛枝「ふーん…ま、せいぜい仲良しごっこを楽しんでよ」

日向「狛枝…お前に何があったんだよ…」

狛枝「……」





796: 名無しさん 2014/02/15(土) 05:25:43.34 ID:F6Tomajn0
〔モノクマ劇場〕

モノクマ「ボクはね、時には勇気を出すことが大切なんだと思うんだ」

モノクマ「誰かのために自分を犠牲にする勇気!」

モノクマ「友達を殺す勇気!」

モノクマ「誰かを殺しても自分は犯人じゃないと言い張る勇気!」

モノクマ「それに……」

モノクマ「ルールを破ってみんなを殺す勇気…もね」

モノクマ「うぷぷ、勇気を持つのも、持たせることも大変だね」


797: 名無しさん 2014/02/16(日) 14:49:12.09 ID:Fi3sqSr10
〔チャプター5〕

日向「…………」

ソニア「…………」

十神「…………」

終里「なーにしけた顔してんだよ」

左右田「おまっ、今くらい空気読めよ」

終里「空気って見えんのか?」

左右田「そういう意味じゃねーよ!」

九頭龍「まぁ、終里の言う通りだな。いつまでも田中のことでめげてたってしゃーねぇだろうが」

ソニア「……そんなこと言われましても……」

西園寺「……チッ」

七海「ほら、元気出して。ね?」

ソニア「だって…わたくしは……」ポロポロ

左右田「あー!ソニアさん、泣かないでください!ほら、花村特製の笑顔になれる料理ですよー」

西園寺「…いい加減にしたら?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『日寄子ちゃん?』

西園寺「いつまでもウジウジウジウジウザいんだけど。もう過ぎたことをグダグダ考えてたって仕方ないじゃん」

ソニア「そんな簡単に心の整理なんてつきません…」

西園寺「じゃあアンタは一生ここで立ち止まってろ!わたしたちは前に進むから」

ソニア「…あ……」

西園寺「日向おにぃもだ!田中おにぃが最期に言ってたよね。みんなを救ってくれって。田中おにぃに頼まれたんでしょ?だったら田中おにぃのためにできることって、いつまでも落ち込んでること?違うよね」

西園寺「わたしたちも手伝うからさ……一緒にここから出ようよ」

日向「……あぁ」

西園寺「あれあれー?どうしたの豚足ちゃん。ドッキリハウスで威勢のいいこと言ってたのにもう萎えちゃったの?だったら最初から何も吠えないほうがいいよ?クスクス、豚足ちゃんは豚足ちゃんらしくフンフン言ってなよ」

左右田「お、おい。言い過ぎだって」

十神「……フンッ。貴様にそんなことを言われるとはな」





806: 名無しさん 2014/03/14(金) 01:18:59.62 ID:bKFqgFzW0
左右田「あー……十神?コイツも悪気があったというより褒め言葉として言ったわけなんだよ、たぶん」

左右田「だからよ、怒らないでやってくれないか?コイツも元気つけようとしただけだと思うからよ」

十神「フンッ……別に怒ってなどいない。ただ……西園寺の言う通りだったからな」

左右田「だから……え?」

十神「日向、田中は自分を犠牲にしてまで俺たちを助けてくれた。俺たちに未来を託したんだ!」

日向「…未来を?」

十神「だったら俺たちが今できることは、田中の分まで未来を生きる、この島を出ることじゃないのか?」

日向「未来を、生きる」

十神「ソニアよ、お前は今なにがしたいんだ?」

ソニア「それは……」

十神「田中を想っているのなら、田中に託された未来を生き抜いてやれ。アイツもそれを望んでいるはずだ」

ソニア「そう、ですね」

ソニア「わたくし、田中さんの分まで生き抜きます!」

十神「…世話をかけたな」

西園寺「べっつにー?わたしは思ったことを言っただけだし」

小泉「…………」ナデナデ

西園寺「あぁもう!撫でないでよ!」



807: 名無しさん 2014/03/17(月) 05:08:08.83 ID:YpIyOtw60
モノミ「やりまちたよー!」

終里「んぁ?モノミか?」

七海「大丈夫?怪我してるみたいだけど」

モノミ「大丈夫でちゅよ。最後のモノケモノは骨が折れたでちゅが」

十神「ということは最後の島に入れるようになったのか?」

モノミ「はい!」

九頭龍「んじゃあちゃっちゃとその島に行っちまおうぜ」

罪木「あのぅ……」

九頭龍「なんだよ」

罪木「狛枝さんがいませんけど……」

モノミ「狛枝さんならさっき最後の島に行きましたけど…」

左右田「それを早く言えよ!」

十神「クソ!狛枝の後を追うぞ!」ドムドムドムドム

日向「七海……」

七海「どうしたの?日向くん。早く狛枝くんを探さなきゃ」

日向「後で少し話があるんだ」

七海「……うん、わかった。だけど今は…」

日向「わかってる。狛枝を探さなきゃな」




808: 名無しさん 2014/03/17(月) 05:17:48.03 ID:YpIyOtw60
〔屋台通り〕

日向「いたか?」

十神「ここにはいないようだ」

罪木「どこに行ったんでしょうか…」

澪田「凪斗ちゃんどこっすかー?」ガサガサ

十神「ゴミ箱にいるわけないだろう!」


〔ジャバウォック軍事施設〕

左右田「いましたか?ソニアさん!」

ソニア「いえ…ここにはいませんでした」

左右田「たく…狛枝のヤローどこ行きやがったんだ?」

西園寺「ねぇねぇ左右田おにぃ、これ見てー」

左右田「なんだ……てうぉあ!戦闘機じゃねーか!」

西園寺「エンジンはないみたいだよ」

左右田「はぁー、こんなもんまであんのか……て、花村どうしたんだ?そんなに震えて」

花村「いやなんだかね…あの戦闘機を見てたら震えが…」



828: 名無しさん 2014/03/28(金) 04:24:47.14 ID:j+9EGOgT0
〔ワダツミ・インダストリアル〕

弐大「狛枝はおったか?」

七海「いなかったよ」

終里「つうかあのモノケモノってここで作られてたのかよ」

モノミ「またあちしがやっつけてあげるでしゅ!エッヘン」

小泉「…………」カキカキ

小泉『頼りにしてるね』


〔ヌイグルミ工場〕

九頭龍「狛枝のやつ、どこ行きやがった……」

辺古山「いませんね……」モフモフ

九頭龍「なぁペコ……そろそろそれやめねぇか?」

辺古山「嫌です」キリッ

九頭龍「お前がいつも抱きついてるから全員がなんかよそよそしいんだよ!」

辺古山「……ぼっちゃんが嫌だと言うのなら……もう二度と……1ヶ月……いや、3日は抱きつきません!」

九頭龍「意志弱いな!」

辺古山「3日もぼっちゃんに触れ合えないなど……考えただけで恐ろしい」ガタガタ

九頭龍「少しくらい我慢しろよ……」ハァ


872: 名無しさん 2014/03/31(月) 13:02:49.42 ID:UNbpG+iS0
〔食堂〕

十神「おい、狛枝はいたか?」

花村「こっちにはいなかったよ」

罪木「こっちもいませんでした」

九頭龍「こっちにもな」

左右田「狛枝のやつどこ行ったんだ?」

狛枝「ボクならここにいるよ」

左右田「え?」

狛枝「やぁ」ニコニコ

左右田「で、でた!」

狛枝「まるで幽霊が出たみたいな言い方はやめてほしいなぁ」

十神「貴様、今までどこにいた」

十神「またなにか企んでいるんじゃないだろうな」

狛枝「やだなぁ。ボクがどこにいてなにをしようが勝手でしょ?」

小泉「…………」カキカキ

小泉『あんたまた余計なことしようとしてない?』

狛枝「余計なこと?ボクはただ希望の光が見たいだけだよ」

狛枝「ずっと言ってるじゃないか。ボクは超高校級の才能を持つ君たちの輝きが見たいんだって」

狛枝「ま、今は裏切り者をあぶり出したいんだけどね」

弐大「まだ言っておったのか」

ソニア「最初から裏切り者なんていません!」

狛枝「いるんだよ。ボクたちをここに連れてきて閉じ込めてる裏切り者が」



873: 名無しさん 2014/03/31(月) 13:37:57.18 ID:UNbpG+iS0
日向「…………」

七海「どうしたの?」

日向「…なんでもない」

狛枝「だからね……裏切り者には名乗り出て欲しいんだ」

狛枝「といってもそう簡単には出てきてくれないだろうから」

狛枝「島を爆発させることにしたよ」カチ

ドォンッ

終里「なんの音だよ!?」

狛枝「島中に爆弾を仕掛けてみたんだ。裏切り者が出てきてくれないのならこの島全てを爆発させるよ」

西園寺「な、なに言ってんの?」

澪田「あ、あははー。いくら凪斗ちゃんでもそんなことできるわけないっすよー」

狛枝「そう思う?」カチ

ドンッ

澪田「ひぃッ!」

日向「お前ッ!いくつ爆弾を持って来た!」

狛枝「少なくとも一つの島を破壊できるくらいはあると思うよ」

十神「どこでそんな……もしかしてファイナルデッドルームか!」

狛枝「さすが十神クンだね。そんなことが分かっても止められはしないけどね」

十神「クッ…」



875: 名無しさん 2014/04/01(火) 03:54:56.38 ID:/sVftCFE0
狛枝「実はもう手動で爆発させられる爆弾はないんだよね。あとの爆弾は時間が経つと爆発するようにしたから探すといいよ」

終里「そんなまどろっこしいことしなくてもてめぇをボコボコにして吐かせりゃいいだけだろ」

狛枝「あはは、ボクがそんなことで口を割るとでも思ってるのかな?」

十神「やめろ終里、そいつは希望のためなら自分の命さえ捨てるようなやつだ。時間の無駄だ」

終里「クッソ!」

十神「すべての島に爆弾を仕掛けるほど時間はなかったはずだ」

十神「まず左右田、西園寺、小泉でこの島を探してくれ」

左右田「ソニアさんと一緒じゃないのか……」

西園寺「そんなこと言ってる場合じゃない!」

十神「次に九頭龍、辺古山、ソニアは第二の島を」

九頭龍「おぅ」

十神「弐大、終里、花村は第三の島を探してくれ」

弐大「ワシに任せい!」

十神「俺、澪田は第四の島を探す」

澪田「了解っす!」

十神「最後の島は日向、罪木、七海が探してくれ」

罪木「は、はいぃ!」

十神「左右田、爆弾は解体できるか?」

左右田「わかんねぇけど……やるしかねぇんだろ?」

十神「あぁ。他のみんなももし爆弾を見つけたら左右田を呼んでくれ」

十神「質問はあるか?ないなら各自探しに行ってくれ」ダムダム



876: 名無しさん 2014/04/01(火) 04:15:49.58 ID:NLsvTCz/0
狛枝「素晴らしいよ!こうやってまた高校級のみんなが力を合わせて困難に立ち向かっていくんだね」

左右田「うっせー!」

西園寺「バーカバーカ!」

終里「あいつ殴っちゃだめか?」

弐大「やめろ。時間の無駄じゃ」

七海「日向君、行こ」

日向「悪い七海、蜜柑。先に行っててくれ」

七海「……ん。わかった」

日向「ありがとう。すぐに追いつくから」

七海「日向君も頑張ってね」

罪木「創さん……」ギュッ

日向「大丈夫、危険なことはしないよ」

罪木「…はい!」

狛枝「日向クンは探しに行かなくてもいいの?」

日向「なぁ狛枝、お前はなにがしたいんだ?」

狛枝「なにって…」

日向「お前はファイナルデッドルームで何か俺たちについての情報を知った。それは俺たちを失望するほどのことだったはずだ」

狛枝「…………」

日向「なにを知ったんだ?」

狛枝「……日向クンはさ、今まで信じてきたものが実は信じてきたものと真逆のものだと知ったらどうするのかな?」

日向「は?いきなりなんだよ」




877: 名無しさん 2014/04/03(木) 02:54:18.18 ID:XFVycUlA0
狛枝「ボクが信じていたものに偽物が混じっていた。だから混じってる偽物を取り除いて本物の希望だけにしたいんだ」

日向「その偽物が裏切り者だって言いたいのか?」

狛枝「…違うよ。偽物は君たちの方なんだよ日向クン」

日向「……たしかに俺はなんの才能もないただの予備学科生だ。だけど他のみんなは違うだろ?それを偽物だなんて」

狛枝「そう。たしかに彼らには超高校級たる才能はあった。だからみんながみんな希望になれるかは別でしょ?」

日向「それは…」

狛枝「そろそろボクは行くよ。やるべきことが残ってるからね」

日向「まだ話は終わっていないぞ!」

狛枝「ボクにはキミと話してる時間がないんだ。じゃあね」

日向「待て!」

モノクマ「おらぁ!」ボコッ

モノミ「ぎゃあぁぁぁあ!」

日向「!?」

モノクマ「『ワイの妹がこんな可愛いわけあれへん』この本に出てくる妹は可愛くてすごく魅力的なのになんでお前はそんなダサい格好なんだ!」

モノミ「それはアンタがやったんでちゅよ!」

モノクマ「言い訳するなー!」ボカボカ

モノミ「痛いでちゅ!横暴でちゅー!」

日向「おい……」

モノミ「はっ!もしかして助けてくれるんでちゅか!」

日向「やるのは勝手だけど入り口を塞ぐのはやめてくれ」

モノクマ「あ、ごめんねぇ」ズルズル

モノミ「助けてくれないんでちゅか!?日向さん、日向さーん!」ズルズル

日向「…すぐに狛枝を追わないと」



878: 名無しさん 2014/04/03(木) 03:12:10.20 ID:XFVycUlA0
〔ぬいぐるみ工場〕

日向「蜜柑、七海!」

七海「あ、日向くんだ」

日向「狛枝を見なかったか?」

罪木「狛枝さん、ですか?すみません、私たちも今来る所だからわからないです……ノロマでごめんなさい!」

日向「大丈夫、蜜柑のことは責めてないから。ごめんな、迷惑かけて」

罪木「そ、そんなことないです!むしろ私のほうがすっと迷惑かけてますから…」

日向「いや、俺も…」

七海「はいはい、そういう夫婦漫才は終わってからにして爆弾探さないと」

罪木「あ、すみません!」

日向「ここ以外は探したのか?」

七海「うん。だけど狛枝くんも爆弾もなかったよ」

日向「わかった。じゃあ入ってみるか」ガチャ




956: 名無しさん 2014/04/13(日) 02:36:42.22 ID:IP64PDs80
罪木「あれは…トラック、ですか?」

七海「もしかして……荷台に載ってるのが爆弾?」

罪木「ど、どうすればいいんですかぁ!?」

日向「大丈夫、あれは爆弾なんかじゃない」

七海「……どういうこと?」

狛枝『やぁ、みんなご苦労さま…』

七海「狛枝くんからのビデオメッセージ…みたいだね」

日向「茶番だけどな…」

罪木「ど、どういうことなんですか?」

日向「これは爆弾なんかじゃなくてただの花火だ」

七海「…どうして日向くんはそれが爆弾じゃないことを知ってるのかな?」

日向「俺はドッキリハウスでなんか死んでなかったからだよ」

七海「なんでそんな嘘をついたの?」

日向「狛枝と決着をつけるためだ。だから二人はここで…」

罪木「創さん!」ガシッ

罪木「創さんは……また一人で……」

日向「ごめん…狛枝のことは俺が解決しなきゃならないことだからさ」

罪木「だったら私も行きます!」

日向「……ダメだ。蜜柑はここにいてくれ」

罪木「……ここから出たらデートしてください……」

日向「蜜柑?」

罪木「いっぱい……いっぱいお話も聞いてください!それに…あの……」

日向「…終わったら蜜柑のやりたいこと、全部一緒にやろう。俺は必ず帰ってくるからここで待っててくれ」

罪木「……はい」

七海「日向くん…無茶はしないでね」

日向「あぁ」ガチャッ



957: 名無しさん 2014/04/13(日) 02:58:12.48 ID:IP64PDs80
〔工場〕

日向「モノクマパネルのせいで開けにくいはずだけど」ガチャッ

日向「普通に開いた?」

狛枝「日向クンじゃないか。こんなに早くくるなんて驚いたよ。早すぎてまだなんの準備も終わってないんだけどね」

日向「次にお前がなにをしようとしてるのかも全部わかってる」

狛枝「へぇ、じゃあドッキリハウスでの話は嘘だったんだ」

日向「お前を止めるためにな。だからもう、やめにしないか?」

狛枝「やめる?あはははは!今更遅いよ」

狛枝「もう止まれないんだから」

日向「そんなことは……ッ!」

狛枝「日向クン、キミは本当に邪魔だよ」

日向「狛枝!」

狛枝「保険の意味を込めて実はここにも爆弾を仕掛けてたんだ」

日向「!」

狛枝「だからさ、ここで消えてよ」カチッ

日向「こま…ッ!」

ピカッ

日向「あっ……」

ドンッ