1: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:26:53.27 ID:M3jM3QbdO
梨子「あの、ここは東京だからまだ後何本か残って・・・」

千歌「は?」

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引用元: ・千歌「終電・・・無くなっちゃったね・・・///」

2: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:27:35.52 ID:ZDxRX8l6O
千歌「梨子ちゃんさぁ・・・チカが今から電車で内浦に帰れるとでも思ってるの?」

梨子「え、えっと・・・それは・・・・」

千歌「無理だよね!じゃあ梨子ちゃんの・・・」

梨子「あっ!!夜行バス!!電車が無くても夜行バスなら!!最悪タクシーでも・・・」

3: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:28:03.93 ID:ZDxRX8l6O
ビターン!!




梨子「何で叩かれたの?」グスンッ

4: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:28:37.03 ID:ZDxRX8l6O
梨子(浦の星女学院が統廃合してから3年。色々あって、私は現在東京にある大学に通っています。最初は、内浦で仲良くなれた皆とすぐにお別れになることに寂しさを感じましたが・・・

梨子(千歌ちゃん始め、Aqoursの皆が、こうして時々遊びに来てくれることを嬉しく思います♡)

梨子(ただ最近になってちょっぴり悩み事が・・・)

千歌「あーあ、結局こっちの終電も無くなっちゃったよ」

梨子(千歌ちゃんが何か冷たいです・・・)

5: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:29:08.65 ID:ZDxRX8l6O
梨子(ここ最近電話してもそっけないし、今日もビンタされるし、私は一体何をしてしまったのでしょうか?)

千歌「そういう訳だから、仕方なく!!梨子ちゃんの家に泊まってくね!終電無いんじゃ仕方ないよね♪」

6: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:29:34.81 ID:ZDxRX8l6O
梨子ちゃんの部屋


梨子「あ、あの・・・・千歌ちゃん?」

千歌 「ん?なーに♡」ゴロゴロ

梨子「あの、怒らないで聞いて欲しいんだけどね・・・」

千歌「んー?」ペラッ

梨子「あの、もしかして私・・・千歌ちゃんに何か嫌なことしちゃった?」

7: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:30:02.86 ID:ZDxRX8l6O
千歌「・・・・」

梨子「その、最近の千歌ちゃん・・・・」

千歌「・・・・冷たいって?」

梨子「あ、いやぁそんな・・・」

千歌「はっきり言ってくれていいよ。チカにも自覚はあるし」

梨子「あ、あぅぅ・・・」オロオロ

8: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:30:31.39 ID:ZDxRX8l6O
梨子(ど、どうしよう!気不味いよぉ・・・)

千歌「・・・・」ペラッ

梨子(あぅぅ、こんなことなら何も聞かなきゃよかったぁ!)

9: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:31:01.77 ID:ZDxRX8l6O
千歌「・・・・・ふわぁ~~」

梨子「!!もう遅いし、そろそろ布団用意するね」シュババババ

千歌「・・・・・♪」

10: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:31:28.78 ID:ZDxRX8l6O
布団「俺1人だけだぞ」

梨子「ご、ごめんなさい!1人暮らしだし来客が来るなんて思ってなかったから・・・・」

千歌「//////」

梨子「布団、一式しかないです・・・・」

11: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:31:54.91 ID:ZDxRX8l6O
梨子「あっ!?だ、大丈夫!私ソファーで寝るから!」

千歌「・・・・いいよ。チカがソファーで寝るから////」

梨子「ああっ!そ、そうだよね!そっちの方がいいかもね!」

梨子(そうだよね・・・私が毎日寝てる布団なんて、嫌だもんね)

12: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:32:21.90 ID:ZDxRX8l6O
夜中

コンコン・・・・ガチャリ

千歌「梨子ちゃん、おじゃしまーす」

梨子「zzzz」

千歌「・・・寝てる、よね?」

13: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:32:52.87 ID:ZDxRX8l6O
梨子「zzzz」

千歌「えへへ///お邪魔します///」ゴソゴソ

梨子「zzzz」

千歌「・・・ごめんね、梨子ちゃん」

14: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:33:23.41 ID:ZDxRX8l6O
千歌「最近ずっと素っ気なかったり、ビンタまでしちゃって・・・本当にごめんね」

千歌「チカね、梨子ちゃんが東京に戻った時、すごく悲しかった・・・もう会えないのかな?って思うと、涙が止まらなくて・・・」

15: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:34:13.88 ID:ZDxRX8l6O
千歌「でも梨子ちゃんが毎日電話してくれて、凄く嬉しかった!不安もちょっと和らいで・・・そうして毎日ふわっとした会話をしてるうちにね…」















千歌「梨子ちゃんのこと大好きだって気付いたの」

16: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:34:46.00 ID:ZDxRX8l6O
千歌「でも梨子ちゃんは可愛いから、東京で・・・自分の知らないところで好きな人が出来たらどうしようって・・・不安と焦りが生まれて、勝手な嫉妬で、梨子ちゃんのこと傷付けて・・・」

梨子「zzzz」

千歌「ぐすっ、・・・ねぇ、梨子ちゃん」

梨子「zzzz」

千歌「・・・やっぱり、自分勝手な嫉妬して、大人になっても未だに自分のこと『チカ』って言っちゃう・・・こんなガキ、意識してくれる訳・・・ないよね?」 ポロポロ

梨子「zzzz」

千歌「・・・・ごめんね。寝てるときにしかこんなこと言えなくて、素直になれなくて・・・本当にごめんね」





17: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:35:12.11 ID:ZDxRX8l6O
翌朝

梨子「ふわぁ~~昨日はよく寝られ・・・!?」

千歌「zzzzz」

梨子(もしかして大変なことになった!?)

18: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:35:57.86 ID:ZDxRX8l6O
梨子(えっ!?待って待って!どうして千歌ちゃんが私の布団に!?寝ボケて入ってきた!?な、何にしてもこの状況で千歌ちゃんが起きちゃったら・・・)








千歌『さ、最っ低!!ここまでするなんて思わなかった!梨子ちゃんなんて大っ嫌い!』

梨子(なんてことになっちゃう!)

千歌「zzzzz・・・んんんっ」

19: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:36:49.99 ID:ZDxRX8l6O
梨子(・・・もうこうなったら、この手で!)


















千歌「ふわぁ~~」

梨子「あ、千歌ちゃんおはよう!」

千歌「あれ?梨子ちゃん?・・・うわっ!ち、チカっ!なんで!?なんで梨子ちゃんの部屋に!?////」

梨子「な、何でって・・・昨日千歌ちゃんが終電逃して・・・それで、『私が千歌ちゃんに布団を貸した』んだよ?覚えてない?」

梨子(お願い!誤魔化されてっ!)

20: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:37:16.36 ID:ZDxRX8l6O
千歌「・・・あ、ああっ!!そうだった!チカってばうっかり☆」

梨子(よかった!セーフ!)

千歌(何て思ってるんだろうなぁ・・・まあ、チカからしてもこの誘いに乗らない手はないしね)

21: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:37:48.49 ID:ZDxRX8l6O
梨子「と、とりあえず布団から出てきて・・・」

千歌「・・・やっぱりまだ眠い。おやすみ」

梨子「えっ!?千歌ちゃん!」

千歌(えへへ///このチャンスに梨子ちゃんの匂いを堪能するのだ♡)

梨子「千歌ちゃん、起きてよぉ~・・・」

千歌(梨子ちゃんは誰にも譲らないんだから♡)

22: 名無しさん 2019/10/31(木) 17:38:20.75 ID:ZDxRX8l6O
千歌「終電・・・無くなっちゃったね・・・///」