※凛「めざせ」 卯月・未央「ポケモンマスター!」(前編)

546: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:03:10.82 ID:O48IwO380
真奈美「凛君!」バッ 

卯月「凛ちゃん!」 

未央「しまむー!」 

菜々「凛ちゃん!」 

奈緒「はぁ……はぁ……大丈夫か、加蓮」 

加蓮「もう、限界っ……はぁ……」 

凛「!」


引用元: ・凛「めざせ」 卯月・未央「ポケモンマスター!」

547: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:03:36.75 ID:O48IwO380
凛「みんな……」 

文香「!」 

文香「菜々さん……奈緒ちゃんに……加蓮ちゃんも……」 

奈緒「ふ、文香様!」 

加蓮「こずえちゃんは……こずえちゃんはどこに……」 

真奈美「……ボス……ちひろの姿も見えないな」 

真奈美「一体、何があった?」

548: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:05:34.56 ID:O48IwO380
凛「あの女……私とのバトルに負けた後、こずえを連れて、あの中に……」 

真奈美「あれは……」 

真奈美「まさか、本当に……」 

凛「ごめんなさい……あいつを、止められなかった……」 

凛「ぐっ」ズキ 

未央「しまむー、大丈夫!?」 

凛「大丈夫、足をちょっと挫いただけ……歩くくらいなら……」ヨロッ 

真奈美「しかし、まずいぞ……」

549: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:06:04.10 ID:O48IwO380
凛「真奈美さん、そいつらは……?」 

奈緒「……」 

加蓮「……」 

真奈美「ああ、彼女らは……いや、説明はあとだ」 

真奈美「まずは、この先の事を考えなくては」 

卯月「この先って……」 

真奈美「無論、ちひろと神のポケモンについてだ」 

550: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:07:47.90 ID:O48IwO380
凛「神の……ポケモン。アルセウス……」 

未央「神……って、ほんとに神様なの……?」 

真奈美「…………わからん」 

真奈美「私もただの伝承かと思っていたが……この非現実的な状況を見るに……」 

卯月「……」 

未央「……」 

凛「……」

551: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:08:23.15 ID:O48IwO380
真奈美「アルセウスというポケモンが、仮に存在したとして、だ」 

真奈美「奴はそのアルセウスを使い、よからぬことを企んでいる」 

真奈美「となると、それを食い止める方法は二つ……」 

菜々「アルセウスを倒すか……ちひろさんを抑えるか……ですね」 

凛「そのアルセウスってポケモンについて、何か分かることは……?」 

文香「あの……」 

凛「!」

552: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:10:00.04 ID:O48IwO380
文香「古い文献に、アルセウスのことについて記述が、あります……」 

文香「ただ、それらのほとんどはアルセウスの行った創造行為などについてで……」 

文香「戦いについてなどは何も……」 

凛「……そもそも、創造神っていうくらいなら、バトル自体したことがないんじゃ……」 

真奈美「圧倒的パワーの前に、逆らう者はなかった、ということか?」 

菜々「うぅん……その可能性もありますね……」 




ピシッ

553: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:11:08.50 ID:O48IwO380
卯月「! あ、あれ!」 

ピシシッ 

未央「く、空間にひびが……」 

ピシシシッ 

凛「まさか……」 

真奈美「来るか……」 

菜々「ど、どうするんですか!?」 

真奈美「アルセウスの方を対策出来ない以上……ちひろの方を抑えるのが得策だ」

554: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:12:03.04 ID:O48IwO380
真奈美「凛君のポケモンはほとんど戦えないだろう……これらで回復させると良い」ポイ 

凛「あ、ありがとうございます」 

真奈美「だが、あくまで一時的な処置にすぎん。今は我々に任せてもらうぞ」 

凛「…………はい」 

真奈美「私と菜々さんで先陣を切る。君たちはサポートを頼む」 

卯月「はい!」 

未央「任せてくださいよ!」 

菜々「ナナ、いっきまーす!」 

ピシシシッ

555: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:12:54.84 ID:O48IwO380
ピシシシッ 



バキ 

ちひろ「うふふふふふ……」 

こずえ「……」 

バキバキ 

奈緒「! こずえ!」 

加蓮「こずえちゃん!」 

凛「あれが……」

556: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:13:25.41 ID:O48IwO380





アルセウス「…………」ストッ 






アルセウス「アルー」 



凛「アルセウス……」

557: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:15:07.10 ID:O48IwO380
ちひろ「おや……? 邪魔者がまた増えましたか……」 

アルセウス「アルー」ピリ 

凛「……!」 

卯月「う……」 

未央「なんて、威圧感……」 

真奈美「これほどとは……」 

菜々「ナナも長いこと……ああ、いえ、17年生きてきましたけど、こんなプレッシャーははじめてです……」

558: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:16:39.82 ID:O48IwO380
こずえ「ふわぁ……」 

奈緒「テメェ! こずえちゃんに何をしたんだよ!」 

ちひろ「おや……あなたたち、こずえちゃんの『力』について知らなかったんですか?」 

ちひろ「……こずえちゃんには、他の人にはない、きわめて希少な力があるんです」 

奈緒「希少な力……?」 

ちひろ「『ポケモンと会話ができる』」 

加蓮「……!? ポケモンと……会話……!?」

559: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:17:50.24 ID:O48IwO380
ちひろ「それだけではありません……『ポケモンと心を通わせる』こともできるんですよ」 

ちひろ「この能力を利用するんですよ……こずえちゃんを催眠状態にかけて、間接的に私がアルセウスを操る」 

菜々「……! そんな、ひどいことを……!」 

こずえ「……」ポー 

ちひろ「これは半分賭けでしたが……まさか、神と呼ばれしポケモンとも心を通じ合わせるとは……驚きですよねぇ」 

560: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:18:59.94 ID:O48IwO380
ちひろ「さて……では、そろそろご退場願いましょうか?」 

ちひろ「こうも邪魔ものが居ては計画を進められませんから」 

凛「計画……」 

真奈美「アルセウスを操り、世界征服をする……それだけではないはずだ」 

真奈美「貴様、いったい何を企んでいる!」 

ちひろ「うふふ……逆、ですよ」 

真奈美「逆……?」

561: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:20:27.87 ID:O48IwO380
ちひろ「お話の続きは……戦いながらと行きましょうか」 

ちひろ「もっとも!」 

ちひろ「あなたたちが戦いながら会話をする余裕があるかどうかわかりませんし」 

ちひろ「そもそも戦いと呼べるものになるかどうか、わかりませんがねっ!!」 

ちひろ「さぁっ、行きますよ! こずえちゃん、アルセウス!」 

こずえ「ふ……ふわぁ……?」 

アルセウス「アルー」 



アルセウスが現れた!

562: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/08(火) 23:30:51.25 ID:O48IwO380
今回はここまでです。16レス……本当に短いな 
ちなみに、このアルセウスは喋らないですよ。美輪ボイスでは決してない 

↓今回のガチャ更新を受けて 
no title


次回投下は明日の予定です 
読んでくださった方、ありがとうございました

568: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:03:01.36 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「来い、ジバコイル!」 

ジバコイル「ジバ」ポンッ 

ジバコイル でんき/はがね じばポケモン 
特殊な磁場の影響でレアコイルが進化した姿 
3つのユニットから磁力を出す 
磁力が強すぎて、偶にジバコイル同士がくっついてしまうことがある 

卯月「お願い、マリルリ!」 

マリルリ「マリ」ポンッ 

未央「行っくよ、ボーマンダ!」 

ボーマンダ「ボー!」ポンッ 

菜々「行きますよ、ミミロップ!」 

ミミロップ「ミミー」ポンッ 

蘭子「出でよ、紅の翼竜!」 

リザードン「リザー!」ポンッ

569: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:03:44.03 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「さぁ、行くぞ!」 

奈緒「ま、待ってくれ!」 

加蓮「私達にも……協力させて」 

真奈美「何? しかし君たちは、ちひろと戦っていたのでは……」 

奈緒「確かに……あたし達はアイツにボロボロに負けた」 

加蓮「でも、まだ2人とも戦えるポケモンは残ってる!」 

奈緒「足は引っ張らないからさ、だから……」 

真奈美「……わかった。無理はするなよ」 

570: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:04:34.74 ID:xYSNU2Lh0
奈緒「よしっ、いくぞシャンデラ!」 

シャンデラ「デラー」ポンッ 

加蓮「サーナイト、ゴー!」 

サーナイト「サナ」ポンッ 

シャンデラ ほのお/ゴースト いざないポケモン 
シャンデラの妖しげな炎で焼かれた相手は魂が燃やされ吸い取られる 
抜け殻の体だけが残るのだ 
また、揺れる炎を見せ、催眠状態にすることも 

サーナイト エスパー ほうようポケモン 
未来を予知する力を持つ 
信頼したトレーナーを命を懸けて守るとき、最大のパワーを発揮する 
最大パワーのサイコエネルギーは、小さなブラックホールをも生み出すという 

571: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:05:15.60 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「ふむ……7対1……ですか」 

ちひろ「神のポケモンの力を試すには……ちょっと物足りませんねえ」 

未央「なっ……ば、バカにしてるの!?」 

ちひろ「これでも低めに見積もってるんですよ?」 

ちひろ「いくらそれなりにデキる集団、しかもチャンピオンがいるとはいえ、ねえ」 

蘭子「……」ムッ 

ちひろ「ま、文句を言っても仕方がないですし、早速試運転と行きましょう!」 

アルセウス「アルー」グァッ

572: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:06:48.72 ID:xYSNU2Lh0
こずえ「……」スッ 

こずえ「だいちのちからー……」 

アルセウス「アルー」キラ 

真奈美「!? 色が変わった……?」 

ボコ 

真奈美「! かわせジバコイル!」 

ジバコイル「ジバ」フワ 

ボボボォォォ 

卯月「きゃっ!?」 

未央「うわあ!」 

菜々「ミミミン!?」

573: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:08:26.82 ID:xYSNU2Lh0
奈緒「なっ、なんだよこの威力……!」 

加蓮「まるで火山の噴火だよ……!」 

蘭子「神の怒りは大地をも揺らす、かっ」 
   (す、すごい揺れてます……) 

こずえ「……」 

アルセウス「アルー」シュン 

真奈美「……色が元に……。何か、意味があるのか?」

574: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:09:53.57 ID:xYSNU2Lh0
未央「今度は、こっちからだよ! ボーマンダ、りゅうのいぶき!」 

ボーマンダ「ボォォォォォ!」ゴォォォ 

未央「いっけぇー!」 

ちひろ「ふふ」ニヤ 

アルセウス「アル」キラ 

真奈美「! また、今度は別の色に……」 

凛「……」 

未央「いっけぇぇ!」 

575: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:10:42.63 ID:xYSNU2Lh0
ゴォッ 

アルセウス「アル」キュゥゥゥン 

未央「えっ!?」 

卯月「今のは……?」 

菜々「あれは……わざを無効化されたんです!」 

奈緒「無効化……って」 

加蓮「ドラゴンタイプのわざを無効にってことは、あのポケモンはフェアリータイプってこと?」 

真奈美「いや……恐らくは違う」 

卯月「え?」

576: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:11:09.57 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「良く見てみろ……奴の体色が、変化しているのに気が付かないか?」 

未央「うーん? 言われてみれば、そんな気も……」 

真奈美「先ほど、だいちのちからで攻撃してきた際にも、違う色に変っていた」 

菜々「ミン!? も、もしかして……」 

奈緒「菜々さん、何か分かったのか?」 

ちひろ「おや、さすがに年上の2人は気付いたようですね」 

菜々「ナナは年上じゃありませんけど!?」 

577: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:11:54.86 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「あのポケモン……おそらく、攻撃と防御の際に自身のタイプを変更させているんだ」 

加蓮「自分のタイプを変更!?」 

真奈美「だいちのちからを放つ際にはじめんタイプとなってわざの威力を強化」 

真奈美「りゅうのいぶきを受ける際にはフェアリータイプとなって無効化」 

真奈美「自由自在にタイプを変え戦う……これが神の力とでもいうのか」 

蘭子「森羅万象をつかさどる神、か」 
   (タイプを自在に変えるポケモン……) 

未央「ずっるい! 何それ反則でしょー!!」 

578: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:12:47.25 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「その通り」 

アルセウス「アルー」バッ 

卯月「あれは……板、みたいな……?」 

ちひろ「これは『プレート』……アルセウスの命の源」 

ちひろ「これらプレート17枚のそれぞれにポケモンのタイプの力が込められており、自在に操る」 

ちひろ「それこそがアルセウスのとくせい『マルチタイプ』」 

ちひろ「まさにすべての始まりにして頂点である神のポケモンにふさわしい力でしょう?」 

ちひろ「そして……アルセウスの真の力はここからです!」 

こずえ「……さばきのつぶて……」 

アルセウス「アルー」カッ 

菜々「また色が!」 

579: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:13:28.86 ID:xYSNU2Lh0
アルセウス「アルー」ゴゴゴゴゴゴ 

パン 

真奈美「……!」 

ヒュルルルル 

未央「何……あれ……」 

加蓮「嘘……」 

菜々「りゅうせいぐん……なんてレベルじゃないですよ……」 

卯月「こんなの……まるで」 

奈緒「隕石……じゃねえか……」 

蘭子「……ク、ククク……」 

真奈美「……化け物め!」 

ド ド ド ド ド ド ド ド ド

580: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:14:13.34 ID:xYSNU2Lh0
凛「っ……皆!」 

真奈美「……大丈夫か?」 

卯月「うう……なんとか……」 

未央「……ただ……」 

ジバコイル「ジバ……」 

ボーマンダ「ボー……」 

マリルリ「マリ……」 

サーナイト「サナー……」 

シャンデラ「デラ……」 

ミミロップ「ミミ……」 

リザードン「リザー……」 

菜々「みんな、ボロボロです……」

581: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:14:42.59 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「くっ……」 

ちひろ「ふーむ……アレを耐えきるとは、一応褒めてあげますよ」 

ちひろ「ですが……次で終わりですよ!」 

卯月「ど、どうすれば……」 

真奈美「攻めるぞ……!」 

未央「で、でも、またさっきみたいに無効化されるんじゃ……!」 

真奈美「2体以上で、同時に攻撃を仕掛けるんだ! いくら自在にタイプを変えようが、一度にいくつものタイプには変化できまい!」 

菜々「な、なるほど!」 

582: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:15:47.46 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「ジバコイル、10まんボルト! 卯月君、みずタイプのわざを頼む!」 

卯月「わっ、わかりました! マリルリ、アクアテール!」 

ジバコイル「ジバ」バチチチ 

マリルリ「マリ!」ザバァ 

こずえ「……ふわぁ……」 

アルセウス「アル」キラ 

ドォォォォォォォン 

未央「やった!」 

加蓮「い……行けるかも!」 

奈緒「ああ、この方法なら……!」 

583: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:16:14.65 ID:xYSNU2Lh0
ゴゴゴゴゴゴ 

アルセウス「アルー」 

菜々「やりましたよ! 小さいですけど、ちゃんとダメージが入ってます!」 

真奈美「よし……この調子だ!」 

蘭子「進軍せよ!」 
   (攻めましょー!) 

卯月「はい!」 

ちひろ「……」 

こずえ「……じこさいせい」 

真奈美「なっ!?」 

アルセウス「アルー」コォォォ 

卯月「うそ……」 

未央「傷が……」

584: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:16:46.64 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「……わかりましたか? アルセウスに……神に、死角などないんですよ」 

こずえ「さばきのつぶてー……」 

アルセウス「アルー」ゴゴゴゴゴゴ 

ドンッ 

ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 

凛「……! 皆!!」 

585: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:17:40.42 ID:xYSNU2Lh0
ゴゴゴゴゴ 

真奈美「くっ……」 

ジバコイル「ジバ……」バタンキュー 

ボーマンダ「ボー……」バタンキュー 

マリルリ「マリ……」バタンキュー 

ミミロップ「ミミ……」バタンキュー 

サーナイト「サナー……」ググ 

シャンデラ「デラ……」ヨロ 

リザードン「リザ……」ボロ 

卯月「はぁ……はぁ……」 

未央「そんな……」 

ちひろ「おっと……何匹か仕留め損ねましたか……」

586: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:18:22.14 ID:xYSNU2Lh0
奈緒「本当に……化け物かよ……」 

蘭子「わが翼竜までも、地に堕とすか……」 
   (うぅ、私のリザードンまで……) 

加蓮「これが神の、力……?」 

菜々「これほどまでとは……」 

ちひろ「うーん、このままトドメを刺してもいいですけど、せっかくですし、お話の続きをしましょうか」 

真奈美「何だと?」 



ちひろ「シンデレラ団の……私の目的について、教えてあげましょう」 

凛「!」

587: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:18:52.04 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「さっき……『逆』だって言いましたよね」 

ちひろ「あなたたちは、私達は世界征服を何かほかの目的のための手段にするつもりだと考えたようですが……」 

ちひろ「私達にとって、世界を征服するのが最終地点なんですよ」 

ちひろ「確かに世界征服以外にも企みはありますが、それはいわば世界征服のための前準備なんです」 

ちひろ「『逆』っていうのは、そういう意味です」 

ちひろ「アルセウスも、こずえちゃんも……その為の『手段』に過ぎません」 

真奈美「貴様! 一体何を企んでいる!」

588: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:19:18.65 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「……少し考えたらわかることだと思うんですけどねぇ……」 

ちひろ「アルセウスは、この世のすべてを創り上げた、『創造神』なんですよ?」 

ちひろ「そして、同時にこの世界を滅ぼしうる力を持っています」 

真奈美「…………何だと……?」 

真奈美「はっ」 

真奈美「まさか、貴様……!」 

ちひろ「世界を、創り直します」 

589: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:20:01.21 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「かつてギンガ団なる組織がめざしたものですねぇ。もっとも彼らとは手段となるポケモンが違いますが……」 

菜々「世界を……創り直す……!?」 

ちひろ「そうですよー。でも、ただ創り直すんじゃないですよ」 

ちひろ「創り直す際に……少し、変えるものがあります」 

未央「変えるもの……?」 

ちひろ「人とポケモンの心ですよ。人とポケモンの心から、取り除くんです」 

ちひろ「……自制心というものを、ね」

590: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:20:28.08 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「するとどうなるでしょう? 人もポケモンも欲望を剥き出しにするようになる」 

ちひろ「本能の……欲望のままに、生きるようになるんですよ」 

ちひろ「奪い、奪われ、傷つけ、傷つけられ……好きなように生きる。誰も我慢しない、誰も自制しない世界」 

ちひろ「……素晴らしい世界だと思いませんか?」 

ちひろ「そんな混沌とした世界の上に立ち、支配する。それが我々シンデレラ団の……目的」 

ちひろ「あ、ちなみにこずえちゃんとアルセウスには、新しい世界の象徴、神として、ずーっと働いてもらうつもりですよ」 

真奈美「そんな……くだらない理由で!」

591: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:20:55.58 ID:xYSNU2Lh0
卯月「…………」 

未央「…………」 

奈緒「…………」 

加蓮「…………」 

菜々「…………」 

蘭子「…………」 

凛「……イカれてる」 

ちひろ「何とでも言ってください。理解されるとは思っていませんから。……して欲しいとも」 

ちひろ「……さて、そろそろ決着をつけましょうか」 

592: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:22:32.40 ID:xYSNU2Lh0
菜々「うう……」 

真奈美「くそっ……」 

アルセウス「アルー」ゴゴゴゴゴゴ 

こずえ「……ふ、わぁ……」 

凛「…………」 

凛(……こんな時に、私は……)

593: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:24:09.26 ID:xYSNU2Lh0
凛(また、何もできないの……?) 

凛(皆も……ボロボロで……) 

凛(ポケモン達も、もう限界……) 

凛(はは……今度こそ、お終いかもね……) 

凛(ごめん、モバP……約束、守れそうにない、かな……) 

凛(モバP……) 

コロッ 

凛「!」

594: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:24:44.07 ID:xYSNU2Lh0
凛(これ……) 

凛「…………」 

凛(いや、まさか……) 

凛(……出来る、の?) 

凛(もし、『これ』が…………本当に、その通りなら……) 

凛(希望は……まだ、残ってる……!)

595: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:25:16.40 ID:xYSNU2Lh0
ググッ 

凛「痛っ……」ヨロ 

卯月「凛ちゃん!?」 

未央「しまむー!?」 

真奈美「何をする気だ!? 君は……」 

凛「ごめん……この状況をどうにかする方法……ある、かも」

596: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:25:48.77 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「え?」 

奈緒「ほ、本当か!?」 

蘭子「真か!?」 
  (本当!?) 

凛「……みんなに、手伝ってほしいんだ」 

菜々「な、何をすれば?」 

凛「……」チラ 

凛「あいつを、アルセウスの動きを止めてほしい……ほんの一瞬だけでもいいから」 

凛「そうしたら……あとは、任せて」 

真奈美「……何か、秘策があるようだな」 

597: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:26:17.58 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「……わかった。任せろ」 

未央「よくわかんないけど……私はしまむーを信じるよ!」 

卯月「うん! 私も、頑張るよ!」 

菜々「ナナも、やってやりますよ!」 

加蓮「……しょうがないから……任せたよ」 

奈緒「ああ……頼んだぞ?」 

蘭子「蒼き瞳の友よ……我らが命運、託したぞ」 
  (凛ちゃん……お願いします!) 

凛「……任せて」 

598: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:27:02.00 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「作戦会議は終わりですかぁ~~~?」 

ちひろ「ならば今度こそ、終わりですよっ!!」 

ちひろ「さばきのつぶて!!」 

こずえ「さばきのつぶてー……」 

アルセウス「アルー!」 

真奈美「今だ! 行くぞ!」 

卯月「バシャーモ!」ポンッ 

未央「ジュカイン!」ポンッ 

真奈美「エアームド!」ポンッ 

菜々「ハピナス!」ポンッ 

奈緒「シャンデラ!」 

加蓮「サーナイト!」 

蘭子「……紅の翼竜よ!」

599: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:28:19.70 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「一斉攻撃だ! エアームド、ブレイブバード!」 

卯月「ブレイズキック!」 

未央「リーフブレード!」 

菜々「タマゴばくだん!」 

奈緒「だいもんじ!」 

加蓮「サイコキネシス!」 

蘭子「灼熱の吐息で焼き尽くせ!」 

エアームド「エアーッ!」 

バシャーモ「バシャーッ!!」 

ジュカイン「ジュカ!!」 

ハピナス「ハピー!」 

シャンデラ「デラッ!」 

サーナイト「サー!」 

リザードン「リザーッ!」

600: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:28:51.83 ID:xYSNU2Lh0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 

アルセウス「アルッ!?」 

ドッ 

ちひろ「攻撃は中断させられましたが……無駄ですよ、その程度でアルセウスはやられはしません!」 

ちひろ「じこさいせい!」 

こずえ「じこさいせいー」 

アルセウス「アルー……」キュウウウ 

601: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:29:24.31 ID:xYSNU2Lh0





真奈美「凛君! 今だ!!」 

凛「ありがとう……皆」 





602: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:30:08.22 ID:xYSNU2Lh0
凛「これで……終わりだよ!」ザッ 

ちひろ「!?」 

凛「行けっ……マスター……ボール!!」 

ブンッ 

ちひろ「なっ」 

アルセウス「アル?」 





ポンッ 

ちひろ「…………!!?!?」

603: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:31:07.70 ID:xYSNU2Lh0
凛「入った……!」 

コロン コロンコロン…… 



コロ 



コロ 



コロ 



…………カチッ♪ 

604: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:31:37.34 ID:xYSNU2Lh0
ちひろ「……馬鹿な」 

真奈美「……!」 

凛「アルセウス……ゲットだよ」 

こずえ「」ピク 

こずえ「……?」ゴシゴシ 

こずえ「あれぇ……」 

ちひろ「馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な」 

ちひろ「馬鹿なッ!!」 

605: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:32:56.06 ID:xYSNU2Lh0
凛「……本当だったんだ」 

凛「『どんなポケモンでも必ず捕まえることができるボール』」 

真奈美「……なるほど」 

真奈美「貴様はあくまでアルセウスを操っていただけであって、トレーナーとして捕まえたわけじゃない」 

真奈美「だから、アルセウスは普通にモンスターボールで捕まえる事が出来た」 

真奈美「いやしかし……まさか神と呼ばれたポケモンを捕まえるとは」 

真奈美「恐るべし、シルフカンパニーと言ったところか……よく持っていたな」 

凛「ええ、持っていたのは偶然なんですけど……」 

606: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:33:28.68 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「いいや、そんなことはない。きっとこれは……成るべくして成ったことなんだよ」 

真奈美「運命、とでも言うべき、な」 

凛「運命……」 



ちひろ「う、嘘です……私の……シンデレラ団の野望が、こうも、あっさりと……ここまできてっ!」 

真奈美「さて、手持ちポケモンは全滅、奥の手もない」 

真奈美「おとなしくお縄についてもらおうか」 

ちひろ「ううっ……」

607: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:34:13.06 ID:xYSNU2Lh0





奈緒「しっかし……このちっぽけなボールの中に、あの神様が入ってんのか……」 

加蓮「なんだか、不思議だよね……」 

蘭子「我が友……神までも、手中に収めるとは」 
   (凛ちゃん、まさか、神様も捕まえちゃうなんて……) 

卯月「凛ちゃん、その、アルセウスは……どうするつもりなの?」 

未央「ま、まさかしまむー、アルセウスを連れてポケモンリーグに挑む気じゃ!?」 

凛「……ううん」

608: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:36:25.11 ID:xYSNU2Lh0
凛「アルセウスは、元に戻すつもりだよ」 

ポンッ 

アルセウス「アルー」 

卯月「え……?」 

未央「い、いや、それって不味くない!? もし、またこいつらみたいなのが現れたら……!」

609: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:37:18.40 ID:xYSNU2Lh0
凛「それでも、コイツは本当にこの世界の神様なんでしょ? 私みたいないちトレーナーの手におえるものじゃないと思うし……」 

凛「そもそも、神様は、誰のものにもなっちゃいけないんだと……私は思う」 

凛「てんかいのふえ……だっけ? それや、この遺跡の方をどうにかして守っていけばいい」 

凛「ねぇ、文香さん……は、それでいいと思うかな」 

文香「……そう、ですね……私は……」 

文香「やはり、神は……人の手におさめてはいけないものだと思います」 

文香「個人的に……色々と、調べてみたいという思いも、ありますが……」 

凛「そういうことだし、さ」

610: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:38:28.90 ID:xYSNU2Lh0
卯月「うーん……うん、そうだね」 

未央「ま、しぶりんがそう言うなら、そっちでいいかもねっ」 

蘭子「我に異存は無い」 
   (私も、それでいいと思います) 

凛「ねぇ……アルセウス」 

アルセウス「アル?」

611: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:39:09.59 ID:xYSNU2Lh0
凛「今回の事で……人間に、この世界に……失望したかもしれない」 

凛「でも、人間の、ポケモンの本質は……きっと、こんなものじゃない」 

凛「もっと大きくて、美しくて……素晴らしいものなんだと、私は思う」 

凛「アルセウスが創ったこの世界は……間違ってなんかいない」 

凛「だから、もうすこしだけ……私たちの世界を、見守っててくれないかな?」 

アルセウス「……」 

アルセウス「アルー」 

凛「……」

612: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:41:02.04 ID:xYSNU2Lh0
こずえ「ふわぁ……アルセウスー……『ありがとう』って、いってるのー……」 

凛「!」 

凛「……こっちこそ、ありがとう……」 

アルセウス「アルー……」ズズズ 

未央「! アルセウスが……」 

卯月「消えていく……」 

ズズズズズズ 

フッ 

613: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:42:46.00 ID:xYSNU2Lh0
凛「……」 

真奈美「今度こそ……終わったな」 

蘭子「災厄の終焉!」 
   (一件落着、ですね!) 

菜々「ふいーっ、何だか、気が抜けちゃいますね」 

真奈美「ぐずぐずはしてられんぞ。恐らくここもじきに消える」 

真奈美「……帰ろう」 

奈緒「……終わったんだな」 

加蓮「……うん」 

614: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:43:23.81 ID:xYSNU2Lh0
こずえ「なおー、かれんー」トコトコ 

文香「奈緒ちゃん、加蓮ちゃん……」 

奈緒「こずえ、文香様……」 

加蓮「奈緒……私達、やったんだね」 

奈緒「……ああ。やったんだ」 





未央「あー、今日一日で凄い経験しちゃったよ」 

卯月「うん。すごく濃密な一日だったね……」

615: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:44:10.14 ID:xYSNU2Lh0
未央「はー、帰ってひとっ風呂入りたい気分だよー。ねぇ、しぶりん?」 

凛「……」 

未央「しぶりん?」 

凛「」フラ 

ドサッ 

卯月「凛ちゃん!?」 

未央「しぶりん!!」

616: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:44:36.38 ID:xYSNU2Lh0





凛「……はっ!?」 

ガバッ 

凛「ここは……」 

加蓮「あ、起きたんだ」 

凛「アンタは……」 

加蓮「やっ」ヒラヒラ

617: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:45:37.50 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「そういえば、ちゃんとした自己紹介はまだだったっけ?」 

加蓮「じゃ、一応……私は加蓮。よろしくね」 

凛「……私は凛。こちらこそ、よろしく」 

凛「……ここは、病院?」 

加蓮「そ、シジョウシティのね。アンタ、アルセウスが消えた後に倒れたんだよ? 覚えてない?」 

凛「あー……確か、そうだったような……」

618: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:46:37.60 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「私も、もともと体が弱くて。結構無理しちゃったから、こうして入院してるってわけ」 

凛「……」 

加蓮「そんなに睨まないでよ。確かに私達はシンデレラ団の団員だったけど、いろいろ事情があったんだってば」 

凛「事情……?」 

加蓮「……文香様とこずえちゃん、あの2人が……」 

加蓮「あの2人を、シンデレラ団に人質にされてたんだ」

619: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:49:21.48 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「もともと私と奈緒は、あの2人の家に仕えるメイドみたいなやつでさ」 

加蓮「シンデレラ団に連れて行かれる時……世話役として『ついで』で連れて行かれたの」 

加蓮「世話役を務めながら、あの2人を人質に、下っ端としても活動させられた」 

加蓮「……そういうわけ」 

凛「……へぇ」 

加蓮「あの2人はあの2人で、私たちの故郷、ホシイシティを人質にされてたみたい」 

加蓮「……もちろん、だからって責任逃れをする気はないけどさ」

620: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:50:11.36 ID:xYSNU2Lh0
凛「……」 

加蓮「でも、アンタ達のおかげで……私たちは、無事に帰ってこれた」 

加蓮「だから、それは……その、ありがとう」 

凛「……うん」 

コンコン 

加蓮「誰か来たみたいだね」 

621: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:50:37.96 ID:xYSNU2Lh0
凛(……その後の話を、少ししてみようと思う) 

凛(足の事もあるし、心身ともに疲労も溜まっていたから……私は数日は入院ってことになった) 

真奈美「~~~~~」ガミガミガミ 

早苗「~~~~~」ガミガミガミ 

凛(その間、真奈美さんや早苗さんにはコッテリと絞られて……反省文なんかを書かされもしちゃったよ)

622: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:52:35.72 ID:xYSNU2Lh0
モバP「大丈夫か!? 本当に大丈夫なんだな!?」アタフタ 

凛(モバPには……かなり心配された。大げさなんだってば) 

凛(まぁ、少し……嬉しかった) 

凛(……思えば、モバPがマスターボールをくれたから、今回の事件は解決できたんだよね) 

凛(……ありがとう、モバP) 



蘭子「闘いの祭典の場にて再開の刻を待っている、友よ!」 
   (凛ちゃん、ポケモンリーグで、まってますね!) 

凛(蘭子は、それだけ言って、去って行った) 

凛(どこからともなくやって来て、消えていく……) 

凛(その姿には、昔見た輝きが、今でもしっかりと感じられた) 

凛(……今も変わらない、私の、一つの目標)

623: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:53:56.05 ID:xYSNU2Lh0
卯月「それでね、もうすぐライブアイドルと戦えそうかもなんだ!」 

未央「へっへっへ、私としまむーのコンビなら、行けるよ!」 

凛(卯月や未央はわたしの入院中になにやらバトルライブなる施設に挑戦しているらしく、いろいろと話を聞かせてくれた) 

凛(2人はどうやらバトルライブを通じてコンビネーションに磨きをかけているらしい。ちょっと嫉妬しちゃうかも) 



624: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:56:00.15 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「みんな心配しすぎなんだってば。もう退院してもいいくらいだよ」 

奈緒「ダーメーだー。そう言っていつも倒れるんじゃねーか」 

凛(加蓮や奈緒とは……加蓮と病室が同じってこともあり、話している内に……意気投合しちゃった) 

凛(始めから、こうやってちゃんと出会っていれば、とも思ったけど、色々あったからこそ、なのかな) 

凛(あと、カードキー盗んだことを言ったら凄い怒られた) 

凛(奈緒と加蓮、文香さんとこずえは、結果的にお咎めなしになったそうだ) 

凛(菜々さんの必死の訴えや、真奈美さんの口添えによるものだろうか) 

凛(みんな、少なからず罪の意識はあるようだけど……)

625: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:58:36.65 ID:xYSNU2Lh0





凛「旅に出る?」 

奈緒「そーそー。ご主人様……文香様のお父様な。がさぁ、今回の件を聞いて『世界を見て回って、成長して来い』ってさ」 

加蓮「てなわけで、私達4人でこの地方を旅することになったってわけ。シンデレラ団の時に幹部様に振り回されたおかげであちこち言ったりしたんだけどねー」 

奈緒「あたしと加蓮は、ジムにも挑戦するつもりだよ」 

凛「……ってことは」

626: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:59:21.71 ID:xYSNU2Lh0
加蓮「そ。私達もポケモンリーグに挑戦するんだ」 

凛「……ライバル、だね」 

奈緒「へへ、すぐに追いついてやるから、待ってなよ?」 

凛「私今バッジ7個なんだけど……まぁ、出来るもんならやってみなよ」 

加蓮「言うねー。こりゃ負けてらんないかな。頑張ろうよ、奈緒」 

奈緒「ああ!」 

凛「……ふふっ」 

627: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 22:59:48.60 ID:xYSNU2Lh0
数日後 

凛「ふーっ……ようやく退院」 

卯月「おめでとう、凛ちゃん!」 

未央「おめでと、しまむー!」 

凛「ありがとう、2人とも」 



ザッ 

真奈美「やぁ」 

凛「真奈美さん」

628: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 23:00:45.40 ID:xYSNU2Lh0
真奈美「退院おめでとう。用件は……わかるな?」 

凛「はい……ジム戦、ですね」 

真奈美「ああ」 

真奈美「本当は……君が退院したら、バッジを渡すつもりだったんだ 
」 

真奈美「君は、バッジを受け取るにふさわしい働きをしたんだからな」 

真奈美「だが、君はそれでは納得しないだろう?」

629: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/10(木) 23:01:27.15 ID:xYSNU2Lh0
凛「…………はい」 

凛「やっぱり、ジムバッジは、ジムリーダーを倒して受け取りたい」 

凛「真奈美さんには、一度も勝てていません」 

凛「今度こそ勝って、ジムバッジを正々堂々ともぎ取って見せます」 

真奈美「……よろしい」ニッ 

真奈美「……シジョウシティジムリーダー、この真奈美が、受けてたとう」 

真奈美「場所は、以前君と勝負する予定だったスタジアムだ」 

真奈美「……あの時と同じく、ジムリーダー達が観戦したいそうだ」 

真奈美「……あの時出来なかった分……お互い全力を出し切って戦おう!」 

凛「……はい!」

645: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:08:56.65 ID:DSYE6JPW0
特別スタジアム 

凛「……」 

凛(いよいよ8つ目……最後のジム戦だ) 

凛(相手は真奈美さん……はがねタイプの使い手で) 

凛(特訓の時……私は1度も勝てていない) 

凛(…………でも、今度こそ) 

凛(…………絶対に勝つ!)

646: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:14:07.20 ID:DSYE6JPW0
ゴウンゴウンゴウン 

菜々「おっ! 来ましたよ!」 

裕子「凛ちゃーん!」 

夕美「がんばれー凛ちゃーん!」 

ほたる「が、がんばってください……!」 

日菜子「むふふ……楽しみです」 

小梅「あ、あの子も……楽しみだって……」 

肇「どっちが勝つんでしょうか……」 

凛「みんな……」 

647: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:15:13.37 ID:DSYE6JPW0
卯月「私達も応援してるよっ!」 

未央「いったれーしぶりーん!」 

凛「……ありがとう」 

凛「よし……行くよ!」 



ゴウンゴウンゴウン 

真奈美「フフ、気合十分といったところか」 

648: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:15:53.95 ID:DSYE6JPW0
真奈美「さて……このスタジアム、特殊なギミックがあると以前言ったのを覚えているかい」 

真奈美「そのギミックとは……ずばりこれだ」ポチ 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 

凛「!? ステージが……」 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 

ゴン 

凛「岩山みたいに……」

649: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:17:06.79 ID:DSYE6JPW0
真奈美「このスタジアムは大会で使用されることもあって、様々な形態のフィールドへの変形機能を備えている」 

真奈美「ここは『いわ』のフィールド。文字通り、起伏の多い岩山のようなフィールドだ」 

真奈美「この他にも色々とあるが、今回は……一定間隔でそれらのフィールドへと姿を変えるように設定した」 

真奈美「時間と共にその姿を変えるフィールド! なかなか面白いだろう」 

真奈美「普通のバトル以上にトレーナーの判断力が問われることとなるだろうな」 

凛「…………そんなギミックが……」

650: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:17:46.10 ID:DSYE6JPW0
未央「へぇー……すっごいねぇ」 

卯月「ハイテクだねー」 

裕子「でも、こんなに大がかりな仕掛け……かなりの電力を消費するんじゃないですかね?」 

菜々「そ、そこには触れないでおきましょう……」 



真奈美「さて……説明はこれくらいにして、始めようじゃないか」 

凛「……はい」 

真奈美「使用ポケモンは4体! どちらかのポケモンが全て戦闘不能になった時点で決着だ!」 

651: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:21:15.46 ID:DSYE6JPW0
ジムリーダーのマナミが勝負を仕掛けてきた! 
no title




凛 手持ちポケモン 

・ゲッコウガ ♂ Lv.60 げきりゅう 
みずしゅりけん/くさむすび/ハイドロポンプ/みがわり 
やんちゃなせいかく まけずぎらい 

・ムクホーク ♂ Lv.58 いかく 
とっしん /ブレイブバード/インファイト/はねやすめ 
いじっぱりなせいかく うたれづよい 

・ドリュウズ ♀ Lv.57 すなかき 
ドリルライナー/アイアンヘッド/つのドリル/いわなだれ 
せっかちなせいかく ものおとにびんかん 

・サンダース ♀ Lv.57 はやあし 
シャドーボール/かみなり/でんこうせっか/でんじは 
おくびょうなせいかく ひるねをよくする 

・ジヘッド ♂ Lv.55 はりきり 
???????/かみくだく/ドラゴンダイブ/ほえる 
なまいきなせいかく ちのけがおおい 

652: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:21:59.72 ID:DSYE6JPW0
真奈美「行くぞ……エアームド!」ポンッ 

エアームド「エアーッ!」 

エアームド はがね/ひこう よろいどりポケモン 
頑丈な鋼の鎧に包まれているが、軽いので素早く飛び回れる 
茨の中で子を育て、傷つきながら子は頑丈な体を手に入れる 
抜け落ちた羽根はヒトによって刀として使われてきた 

凛「サンダース!」ポンッ 

サンダース「ダース!」トッ

654: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:22:39.51 ID:DSYE6JPW0
凛(エアームドは物理攻撃主体のポケモン……しかも、ひこうタイプ) 

凛(ゴツゴツした地帯に入り込んでサンダースを攻撃するのは難しいはず) 

凛(逆にサンダースは特殊攻撃主体……有利に立ち回れそうだよ) 



凛「サンダース、かみなり!」 

サンダース「ダァー!!」ゴロゴロゴロ 

ドォォォォォォォン 

真奈美「躱してステルスロックだ!」 

エアームド「エアーッ」バサ 

655: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:23:31.48 ID:DSYE6JPW0
エアームド「エア」バラバラ 

凛「!」 

サンダース「ダ?」 

フワフワ フワフワ 

卯月「フィールドに、いくつも岩が浮いて……」 

肇「ステルスロック……ポケモンがボールから出てきた際に反応して攻撃するトラップ岩を設置するわざですね」 

菜々「まずは凛ちゃんの交代を封じようってことですか……」 

656: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:25:52.85 ID:DSYE6JPW0
凛(まずい、かな……これで迂闊に交代は出来なくなった……) 

凛(いや、むしろ真奈美さんの狙いは私のポケモンを場に縛り付けること……?) 

凛(……それなら蓄積すれば痛いけど、交代を選択肢から外す必要はない……?) 

凛(ポケモンたちには悪いけど……) 

凛(とにかく、有利な相手なことには違いない。今はこのまま攻める!) 

凛「シャドーボール!」 

サンダース「ダース!」バシュ 

ドカッ

657: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:27:34.61 ID:DSYE6JPW0
エアームド「エアッ」ヨロ 

凛「良し! そのまま岩の影に入るようにして!」 

サンダース「ダー!」 

未央「しまむーは地形を利用したりするのがうまい感じだよね」 

日菜子「そうですねぇ……でも、真奈美さんもそれは分かっているはず」 

日菜子「どう攻略するんでしょうか……」

658: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:28:10.70 ID:DSYE6JPW0
真奈美「さて、今度はこちらから攻めさせてもらうぞ」 

真奈美「アイアインヘッド!」 

エアームド「エアーッ!」ゴッ 

凛「!」 

エアームド「エアァァァ」ドガガガガガ 

夕美「凄い、岩をものともせずに、粉砕しながら……」 

スパパパパパパ 

小梅「つ、翼は……岩を、切り裂いて……」 

659: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:28:57.87 ID:DSYE6JPW0
凛「ッ……ジャンプして躱して!」 

サンダース「ダース!」ピョンッ 

ドカァァン 

真奈美「ふむ、もう一度だ!」 

エアームド「エアーッ!」ゴォッ 

凛「また……!」

660: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:30:03.02 ID:DSYE6JPW0
ドガガガガガガガ 

凛「なら…………引きつけて!」 

サンダース「ダー」 

スパパパパパ 

エアームド「エアーッ!」ゴォ 

凛「今だよ、躱してエアームドに飛び移って!」 

サンダース「ダーッ!」バッ 

661: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:30:30.97 ID:DSYE6JPW0
エアームド「エア!?」ガシッ 

真奈美「何!」 

凛「かみなり!」 

サンダース「ダース!」ゴロゴロゴロ 

ドォォォォォォォン

662: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:31:33.80 ID:DSYE6JPW0
クルクル 

サンダース「ダー」スタッ 

凛「良い調子だよ、サンダース」 

サンダース「ダース♪」 

エアームド「エァ……」ヨロヨロ 

真奈美「なかなかに厄介だな。相性も悪い……ならば」 



真奈美「ふきとばしだ!」

663: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:32:37.22 ID:DSYE6JPW0
エアームド「エアー!」バサ 

ブワッ 

サンダース「ダース!?」 

凛「!?」シュン 

ムクホーク「ムク!?」ポンッ 

ほたる「強制的に相手を交代させるわざ、ですね……」 

664: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:33:57.33 ID:DSYE6JPW0
裕子「そして交代したということは……」 

ゴゴゴ 

ムクホーク「ムク!?」ズバババ 

凛「ムクホーク!」 

真奈美「ステルスロックはいわタイプだからひこうタイプには当然効果抜群だな」 

凛「……!」 

真奈美「さて……お互いひこうタイプを持っているんだ、空中戦と行こうじゃないか」

665: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:35:30.68 ID:DSYE6JPW0

ゴゴゴゴゴゴ…… 

真奈美「どうやらステージも……姿を変えるようだ」 

ゴゴゴゴゴゴゴ…… 

ムクホーク「ムク!?」バサッ 

エアームド「エア!」バサッ 

卯月「フィ、フィールドが……」 

未央「谷みたいに……」

666: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:36:39.25 ID:DSYE6JPW0
ヒュオオオオオオオオオオ 

凛「! 風が……」 

真奈美「これは強い風が吹き乱れる『ひこう』のフィールドだな」 

真奈美「さぁ、行くぞ!」 

凛「! ムクホーク!」

667: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/13(日) 23:41:14.94 ID:DSYE6JPW0
短めですが今回はここまで 

フィールドはあれですね、まんまスマブラの「ポケモンスタジアム」を想像していただければ 

↓やっつけで作った大きさ比較 
no title


次回投下は明日の予定です。読んでくださった方、ありがとうございました

676: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:26:28.73 ID:Jyk44PpZ0
ビュオオオオオオオ 

バサ 

ムクホーク「ムクホ……」 

バサ 

エアームド「エアー……」 

真奈美「エアームド、ブレイブバード!」 

エアームド「エアー!」バッ 

エアームド「エアアアア!」ゴォッ 

凛「! 速い」 

菜々「風に上手く乗ることで加速を……!」

677: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:27:29.95 ID:Jyk44PpZ0
ドガッ 

ムクホーク「ムク……!」 

凛「ムクホーク、インファイト!」 

ムクホーク「ムクホー!」ドガガガガ 

真奈美「守りを捨てて特攻か!」 

卯月「エアームドが落ちてく!」 

エアームド「エアッ」グン 

凛(また、上手く風の流れに乗って体勢を……)

678: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:28:09.26 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「さて……ブレイブバード!」 

凛「! こっちもブレイブバード!」 

ムクホーク「ムクホーク!」ゴォッ 

エアームド「エアー!」ゴォッ 

未央「うおぉっ」 

ドガガ 

ガガガ 

ガッ 

ほたる「凄い……」

679: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:29:00.00 ID:Jyk44PpZ0
ムクホーク「ムクゥ……!」 

エアームド「エアアアアァァ!」 

凛(ちょっと心配だったけど……流石はひこうタイプ、ムクホークも上手く風に乗れてる!) 

凛(攻撃力、スピードともにムクホークが上、『いかく』の効果もあるけど……はがねタイプに効き目は薄い、か) 

凛(もう一度インファイトで攻めたいところだけど、失敗したら……多分、やられる) 

凛(……どうする!?) 

680: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:29:52.69 ID:Jyk44PpZ0
凛(…………) 

凛「ムクホーク、一気に決めるよ!」 

凛「インファイト!!」 

凛(もちろん、ポケモンを信じて攻める!) 

ムクホーク「ムクホーッ」バッ 

真奈美「随分と思い切りがよくなったじゃないか! ならばこちらも」 

真奈美「エアームド、アイアンヘッドだ!」 

エアームド「エアーッ!」

681: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:30:59.34 ID:Jyk44PpZ0
ドンッ 

凛「……!」 

エアームド「エア……!」ヒュルル 

ムクホーク「ムク……」ヒュルル 

凛「相打ち……か」 

凛「戻って、ムクホーク!」 

真奈美「お疲れ様だ、エアームド」

682: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:31:58.51 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「……さっきのバトルで、よく分かった」 

真奈美「あの事件を通じて君は……強くなった」 

真奈美「ポケモンも、君自身も」 

真奈美「…………君たちは強い」 

真奈美「私もジムリーダーとして、一人のポケモントレーナーとして……全力で相手しよう!」 

真奈美「行くぞ、ジバコイル!」 

ジバコイル「ジババ」ポンッ

683: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:33:07.45 ID:Jyk44PpZ0
凛「お願い、サンダース!」 

サンダース「ダース!」ポンッ 

ゴゴゴゴゴッ 

サンダース「ダーッ……」ズババ 

ゴゴゴゴゴ 

真奈美「……またフィールドが変化するな」 

ゴゴゴゴゴ 

凛「これは……」 

サンダース「ダー?」フワ 

ジバコイル「ジバ」フワ

684: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:33:50.76 ID:Jyk44PpZ0
菜々「う、浮いた?」 

裕子「これは……『エスパー』のフィールドですね!」 

真奈美「フィールド全体にサイコキネシスのような力が働いていると考えてもらえばいい」 

真奈美「重力が弱くなっている感覚だな」 

凛(重力が……? っていっても) 

ジバコイル「ジバ」フワフワ 

凛(アイツもともと浮いてるし……あんまり変わらないんじゃ……) 

サンダース「ダース」フワフワ 

凛(つまり、いかに早くこの空間になれるかが勝負のカギ……!)

685: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:34:32.42 ID:Jyk44PpZ0
凛「サンダース、動くよ!」 

サンダース「ダース!」トンッ 

フワッ 

凛(やっぱり、普段に比べたらゆっくりになる……) 

サンダース「ダース!」ザッ 

凛「シャドーボール!」 

サンダース「ダース!」ボッ 

ググ 

凛(軌道が……!) 

ジバコイル「ジババ」 

686: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:35:27.94 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「ジバコイル、ラスターカノン!」 

ジバコイル「ジバ」ビビビ 

ググ 

凛「! 躱して!」 

サンダース「ダース!」フワッ 

卯月「躱した!」 

未央「でも……っ」 

真奈美「空中では身動きがとれまい……! ラスターカノン!」 

ジバコイル「ジバババ」ビビビ

687: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:36:23.24 ID:Jyk44PpZ0
ドォォォォォォォン 

ドサ 

凛「サンダース!」 

サンダース「ダ、ダァ……」 

凛「よ、よかった……」 

凛(けど……) 

凛(この街のジムリーダーっていうだけあって、真奈美さんはこのフィールドの特性を理解して、使いこなしてる) 

凛(それを上回るには……)

688: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:38:05.58 ID:Jyk44PpZ0
凛「サンダース、もう一度シャドーボール!」 

サンダース「ダース!」ボッ 

ググッ 

ジバコイル「ジバー」ササ 

凛(駄目だ、躱される……) 

凛(軌道の変化を呼んで、その上で相手の行動を先読みするくらいじゃないと……) 

凛(真奈美さん相手に……できるの?) 

凛(いや……できるかじゃない、やらなきゃいけないんだ) 

凛(やってみせる!)

689: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:38:39.95 ID:Jyk44PpZ0
凛「サンダース、まだまだ、行くよ!!」 

サンダース「ダース!」 

真奈美「…………」 

凛「シャドーボール!」 

真奈美「甘い!」 

ジバコイル「ジバ」ササッ 

真奈美「ラスターカノン!」 

ジバコイル「ジバ」ビビビ 

サンダース「ダ!?」 

690: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:39:41.57 ID:Jyk44PpZ0
ドンッ 

凛「サンダース!」 

サンダース「ダ……」バタンキュー 

凛(……完全に、動きを読まれてた……) 

凛「くっ……戻って、サンダース」 

凛(やっぱり、相当強い……真奈美さん) 

凛(どうにかして、突破口を……) 

真奈美「…………」 

691: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:41:02.48 ID:Jyk44PpZ0
凛「ドリュウズ! 頼むよ!」 

ドリュウズ「ドリュ!」ポンッ 

ゴゴゴ 

ドリュウズ「ドリュ」ズババ 

凛「……」 

真奈美「……」 

凛「ドリルライナー!」 

ドリュウズ「ドリュ!」ギュルルル 

未央「はやい!」 

肇「でも、本来のスピードよりは……」 

692: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:41:46.96 ID:Jyk44PpZ0
ジバコイル「ジバ」サッ 

凛「くっ……また、避けられ……」 

真奈美「ラスターカノン!」 

ジバコイル「ジバ」ビビビ 

ドリュウズ「ドリュ……!」ガガガ 

凛「……っ」 

真奈美「まだまだ、畳み掛けるぞ! 」 

真奈美「ラスターカノン!」 

ジバコイル「ジババ」ビビビ

693: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:42:38.83 ID:Jyk44PpZ0
凛「避けて!」 

ドリュウズ「ドリュッ……」サッ 

真奈美「もう一発だ!」 

ビビビ 

ドリュウズ「ドッ……!」ガガガ 

凛「ドリュウズッ……」 

ドリュウズ「ドリュ……ッ」ザッ

694: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:43:22.93 ID:Jyk44PpZ0
凛(駄目だ、どうする……!?) 

凛(残りのポケモンはゲッコウガ、ジヘッド) 

凛(ここは一旦交換して……) 

凛(いや、ゲッコウガは相性が悪すぎる。ジヘッドも決定打が無い) 

凛(相性的にも、ドリュウズでケリを付けたい……!) 

凛(……何か、手は……) 

真奈美「……」

695: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:44:28.06 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「凛君」 

凛「…………」 

真奈美「凛君っ!!」 

凛「っ……は、はい!」 

真奈美「……少し、肩の力を抜きたまえ」 

凛「!」 

真奈美「顔が怖いぞ?」 

凛「……」

696: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:45:32.87 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「まぁ、ずっと必死のバトルが多かったんだ。無理もないが……」 

真奈美「ポケモンバトルとは、本来争いのためのものではいない」 

真奈美「ポケモンバトルの本来のあり方……君はこのバトルを通じて、もう一度見つめ直して欲しい」 


凛「……」 

凛(ポケモンバトルの……本来の、あり方……)

697: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:47:02.63 ID:Jyk44PpZ0
凛(…………) 

凛(確かに……真奈美さんの言う通り) 

凛(思い返してみれば、ずっと、負けられない戦いが続いて……勝つために戦って……) 






凛(……)

698: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:47:47.82 ID:Jyk44PpZ0
凛(そうだ、本来のポケモンバトルは……) 

凛(ポケモンとポケモン、人と人、そして……ポケモンと人とが絆を深める為のもの) 

凛(そして……) 

凛(ポケモンバトルは……) 



菜々「!」 

未央「しぶりん……」 





凛「……」ニッ 

卯月「笑った……」 

真奈美「…………いい顔だ」ニッ

699: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:48:26.13 ID:Jyk44PpZ0
凛「ドリュウズ!」 

ドリュウズ「ドリュ!」バッ 

真奈美「ジバコイル!」 

ジバコイル「ジババ」フワ 

凛「ありがとう、真奈美さん……おかげで、思い出せた」 

真奈美「礼には及ばないさ」 

真奈美「それが我々の役目だからな」 

真奈美「そうだ、ポケモンバトルの本来のあり方とは」 

凛・真奈美「……楽しむ為のもの」

700: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:48:55.13 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「他の何にも囚われず……心から、本気でぶつかり合える」 

真奈美「それがポケモンバトルだ!」 

真奈美「楽しめ!」 

真奈美「勝ちも負けも……楽しむんだ!」 

真奈美「楽しんだものこそ……真の勝者だ!」 



ジバコイル「ジババ」ビビビ 

ドリュウズ「ドリュ!」フワッ 

凛「……!」 

701: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:50:16.58 ID:Jyk44PpZ0
凛(……ドリュウズも、この空間に慣れてきてる!) 

凛(次で決める! ドリルライナーで、一撃で!) 

凛「楽しんだうえで……勝って見せますよ!」 

真奈美「それでいい! ジバコイル、ラスターカノン!」 

凛「ドリルライナー! 全力全開!」 

ドリュウズ「ドリュゥゥゥゥ!」ギュルルルルル 

肇「! 凄い推進力です!」 

凛「いけっ!」 

702: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:52:09.11 ID:Jyk44PpZ0
ギュルルルルルルルルル 

ジバコイル「ジバッ、ジバッ」ビビビ 

ドリュウズ「ドリュ!」ギュルルルル 

真奈美「弾いた!?」 

ドリュウズ「ドリュゥゥゥゥゥゥゥゥ!」 

ドォォォォォン 

ドリュウズ「ドリュ!」ザッ 

ジバコイル「ジ……バ」バタン 

凛「やった!」 

ドリュウズ「ドリュ!」グッ

703: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:52:57.59 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「フフ……バトルとは、いいものだろう」 

凛「……はい!」 

真奈美「やはり、君たちは強い……だが私も、負けるつもりはさらさらない。全力で行くぞ!」 

凛「望むところです!」 

真奈美「ギルガルド!」 

ギルガルド「ギル」ポンッ 

ギルガルド はがね/ゴースト おうけんポケモン 
歴代の王が連れていたとされるポケモン 
王の素質を持つ者を見抜き、認められたものはやがて王になるという 
霊力で人やポケモンの心を操り従わせる 

704: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:53:33.67 ID:Jyk44PpZ0
未央「何? あのポケモン……盾……いや、盾と剣?」 

卯月「変わったポケモンだね」 

小梅「ギ、ギルガルド……か、かわいい……」 

菜々「か、かわいい……?」 

凛「このまま行くよ、ドリュウズ!」 

ドリュウズ「ドリュ!」 

凛「ドリルライナー!」 

ドリュウズ「ドリュ!」ギュルルルルルルル 

真奈美「フッ」 

705: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:54:34.44 ID:Jyk44PpZ0
ガキンッ 

未央「受け止めた!?」 

日菜子「流石は盾、ですね……むふふ、日菜子も王子様に盾で守ってもらったり……?」 

真奈美「せいなるつるぎだ!」 

ギルガルド「ギル」スラ 

ドリュウズ「ドリュ?」 

ズバンッ 

ドリュウズ「ドリュ……!」ドゴォッ 

凛(……! 何て威力……) 

706: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:55:16.71 ID:Jyk44PpZ0
凛「ドリュウズ、大丈夫!?」 

ドリュウズ「ド……リュ……」グググ 

凛(ギリギリだ……あと一発でも喰らえばもう持たない) 

凛(交代ももうできない……なら!) 

凛「ドリュウズ、いわなだれ!」 

ドリュウズ「ドリュ!」ゴゴゴッ 

ガラガラガラ 

真奈美「落石の量は多いが、この弱無重力化だ! 捌き切れないことはない! せいなるつるぎ!」 

ギルガルド「ギルガ」ズバズバズバ

707: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:55:56.65 ID:Jyk44PpZ0
バラバラバラ 

ドリュウズ「ドリュ!」バッ 

卯月「いわなだれを囮に!」 

未央「上手いよ!」 

真奈美「キングシールド!」 

ギルガルド「ギル!」シャッ 

ガンッ 

ドリュウズ「ドリュ!?」 

凛「まだまだ! アイアンヘッド!」 

ドリュウズ「ドリュ!」ガツンッ 

ギルガルド「ギッ……」

708: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:57:01.58 ID:Jyk44PpZ0
凛「怯んだ! 畳み掛けるよ、ドリルライナー!」 

ドリュウズ「ドリュウウウウウ!」ギュルルルルル 

真奈美「かげうち!」 

ギルガルド「ギル……ガ!」ズバッ 

ドリュウズ「……」 

ギルガルド「……」 




ドリュウズ「ドリュッ……!」ドサッ 

709: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:57:59.31 ID:Jyk44PpZ0
凛「ドリュウズ!」 

ドリュウズ「ド……」バタンキュー 

凛「……お疲れさま」 

凛「後は任せて……今はゆっくり休んで」 

未央「いい感じだと思ったんだけどなー」 

菜々「『キングシールド』は、相手の攻撃を防いだうえで、それが直接攻撃なら相手の物理攻撃力を大幅に下げる効果もあるんです」 

菜々「それに加えて、戦況に応じて防御力の高いシールドフォルムと攻撃力の高いブレードフォルムを使い分ける……」 

菜々「戦略性が高く、扱いづらいポケモンですが、上手く指示が出来れば……とても強力なポケモンですね……」

710: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 01:59:24.07 ID:Jyk44PpZ0
凛(やっぱり、真奈美さんはすごく強い) 

凛(……) 

凛「ゲッコウガ!」ポンッ 

ゲッコウガ「ゲコォ!」 

ゴゴゴ 

ゲッコウガ「ゲコッ……」ズババ 

凛「……っ」 

ほたる「やっぱり、ステルスロックが効いてますね……」 

夕美「流石、って感じだよねー……凛ちゃんは小さいダメージだって気にしないようにしてるけど、それでもやっぱり響いちゃうから」 

711: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:00:31.83 ID:Jyk44PpZ0
凛「私の最後のポケモン……」 

凛「いつも、助けられてきた……最高のパートナーです」 



真奈美「さあ……きたまえ!」 

凛「真奈美さんを倒して、ポケモンリーグへ……!」 

凛(そして、さらにその先へと……!) 

凛「ハイドロポンプ……!」 

ゲッコウガ「ゲコォォォオ!」ブワッ 

真奈美「このフィールドだ、そうそう当たらないぞ!」 

凛(ギルガルドには当たらなくてもいい、狙った場所は……)

712: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:01:33.87 ID:Jyk44PpZ0
バシャァァァン 

真奈美「! 地面か!」 

ギルガルド「ギルガ?」キョロキョロ 

真奈美「水飛沫で目くらまし……!」 

凛「よく狙って、みずしゅりけん!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」シュビビビ 

真奈美「! ギルガルドの素早さでは……」 

ドガガガガ 

ギルガルド「ギル……」ヨロ

713: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:02:31.09 ID:Jyk44PpZ0
奈美「まだまだだ! せいなるつるぎ!」 

ギルガルド「ギルガァ!」グワッ 

凛「もう一度、みずしゅりけん!」 

シュビビビビビ 

ギルガルド「ギル!」ズバズバズバ 

ゲッコウガ「ゲコォォ!」シュッ 

ドンッ 

ゲッコウガ「……ゲコ」 

ギルガルド「ギルッ」ドサッ

714: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:03:29.97 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「……フッ」 

凛「……」 

ギルガルド「……ギル」バタンキュー 

真奈美「戻れ、ギルガルド」 

真奈美「私も……最後の一体だ」 

真奈美「君の最高のパートナーには……私も最高のパートナーで応えよう」 

真奈美「行くぞ……メタグロス!」 

メタグロス「メタァ!」ポンッ 

ズンッ

715: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:04:35.88 ID:Jyk44PpZ0
メタグロス はがね/エスパー てつあしポケモン 
2匹のメタングが合体した姿 
複雑なネットワークでつながれた4つの脳は、スーパーコンピューター並みの計算処理能力を持つ 
4本の足を折り畳んで宙に浮かぶことができる 

ゴゴゴゴゴゴゴ 

真奈美「また、フィールドが変化するな……」 

真奈美「恐らく、次が最後のフィールドになるだろう」 

ゴゴゴゴゴゴゴ 

ゴンッ 

夕美「これは……草や木が沢山……それに」 

卯月「綺麗な、花畑……」 

未央「『くさ』のフィールド……?」

716: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:05:36.84 ID:Jyk44PpZ0
凛(……メタグロスは高い攻撃と防御性能を持ってるけど、素早さが高いわけじゃない……バレットパンチを除けば、だけど……) 

凛(このフィールド……ゲッコウガが得意なフィールドだ) 

凛(油断はしない……けど、いよいよ勝ちが見えてきた) 

凛「いくよ、ゲッコウガ!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」 

真奈美「来るぞ、メタグロス!」 

メタグロス「メタ!」 

凛「ハイドロポンプ!」 

ゲッコウガ「ゲコォ!」ブワァァ 

真奈美「コメットパンチ!」 

メタグロス「メタ!」コォォォォ

717: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:06:47.03 ID:Jyk44PpZ0
ドパァァァァァァン 

卯月「は、ハイドロポンプをパンチで打ち消した……!?」 

未央「凄い威力……」 

未央「バレットパンチ!」 

メタグロス「メタ!」ボッ 

凛(速い!) 

凛「! みがわり!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」ポンッ 

身代わり人形「」ドゴォッ 

メタグロス「メタ?」キョロキョロ 

真奈美「……木の上だ!」 

メタグロス「メタ!」 

718: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:07:39.38 ID:Jyk44PpZ0
凛「ハイドロポンプ!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」ブワァ 

ドドドドドドド 

メタグロス「メタ……!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」シュッ 

メタグロス「メタ……!」 

未央「おお、ゲッコウガがメタグロスを圧倒してるよ!」 

卯月「凛ちゃん、凄い!」 

菜々「けど、真奈美さんはこれくらいじゃ……」

719: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:08:47.66 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「ここが君たちの得意フィールドだというのなら、それを打ち崩す!」 

真奈美「アームハンマーだ!」 

メタグロス「メタァ!」グワァッ 

ドゴォォォッ 

ズズンッ 

ゲッコウガ「ゲコッ?」バッ 

凛「木を、倒して……?」 

メタグロス「メタ! メタ!」ドゴッ ボコォッ 

凛「なら、草むらに隠れて!」 

ゲッコウガ「ゲコ!」 

720: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:09:53.35 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「コメットパンチだ!」 

メタグロス「メタ!」ボォッ 

ブワァァァッ 

卯月「こ、今度は草を薙ぎ払って……!」 

メラメラ 

未央「も、燃えたぁ!?」 

ゲッコウガ「ゲ、ゲコ!」バッ 

ゴォォォォォォォォォォォ 

夕美「ああっ、綺麗な植物が!」ガーン 

721: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:11:00.86 ID:Jyk44PpZ0
凛「……」 

真奈美「隠れる草むらも飛び移る木々もない……」 

真奈美「あるのは炎に包まれた花畑のみ」 

真奈美「狭い場所でなら、メタグロスの方に分があるな」 

メタグロス「メタ」ズン 

ゲッコウガ「ゲコ……」 

真奈美「バレットパンチ!」 

メタグロス「メタ」ボッ 

ドゴォッ 

ゲッコウガ「ゲコ……!」 

凛「ゲッコウガ……!」

722: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:11:53.96 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「アームハンマー!」 

ドゴォッ 

凛「上へ! 跳んで!」 

ゲッコウガ「ゲコッ……!」 

真奈美「躱したか……だが!」 

真奈美「着地点は限られている……そこにコメットパンチを合わせろ!」 

メタグロス「メタ……!」キィィィィィン 

ゲッコウガ「ゲコッ……!」ヒュー 

メタグロス「メタァァァァァァァァ!」ドゴォッ 

ゲッコウガ「ゲッ……!」 

メタグロス「メタ!」ブンッ 

ゲッコウガ「ゲコ……!」ドジャァッ

723: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:13:07.68 ID:Jyk44PpZ0
凛「ゲッコウガ!」 

ゲッコウガ「ゲコ……」ヨロ 

真奈美「とどめだ……!」 

真奈美「コメットパンチ!」 

メタグロス「メタ!」キィィィィン 

ゲッコウガ「ゲコ……」 

凛「ゲッコウガ……!」 

卯月「凛ちゃん!」 

未央「ゲッコウガ!」 

ゲッコウガ「ゲコ……」 

724: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:14:34.13 ID:Jyk44PpZ0



ゲッコウガ「ゲコォォォォォォォ!!」 



凛「ゲッコウガ!」 

凛(いつも私を助けてくれた……ゲッコウガのとくせい、『げきりゅう』!) 

凛「ハイドロ……ポンプ!」 

ゲッコウガ「ゲコォォォォォォォ!!」ドバァァァァァァ

725: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:16:29.77 ID:Jyk44PpZ0
メタグロス「メタ……!!」ガッ 

グググググググ 

真奈美「メタグロス!」 

凛「ゲッコウガ!」 

ゲッコウガ「ゲ……コ……!」 

メタグロス「メ……タ……!」 

ゲッコウガ「ゲコォォォ……オオオオオオ!」ブワッ 

バァンッ 

メタグロス「メタ……!?」 

ドドドドドドドドド

726: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:17:13.08 ID:Jyk44PpZ0
メタグロス「メ……タァ……!」 

ドパァァァァァァァァァァァン 

凛「……!」 

真奈美「……!」 

サァァァァァァァァァァァァ 

小梅「あ、雨……みたい……」 

夕美「火が、消える……」 

未央「決着は!?」 

卯月「! 見て!」

727: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:17:54.75 ID:Jyk44PpZ0
メタグロス「メタ……」バタンキュー 

ゲッコウガ「ゲコ……」ヨロ 

凛「……やった」 

凛「やった!」 

ゲッコウガ「……ゲコ」グッ 

凛「ゲッコウガ……ありがとう」 

凛「本当に、ありがとう……」 

ゲッコウガ「ゲコ」 

凛「……後は、ゆっくり休んで」

728: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:18:54.11 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「……完敗だ」 

真奈美「強くなったな……本当に……」 

真奈美「君も、君のポケモン達も……強くなった」 

真奈美「もう私から言う事は何もない……」 

真奈美「君こそ、このバッジを持つにふさわしい……受け取ってくれ」 

凛はメタリックバッジを手に入れた! 

凛はわざマシン「ラスターカノン」を手に入れた!

729: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:19:33.30 ID:Jyk44PpZ0
凛「……ありがとうございます」 

凛「私は……一人では弱い存在です」 

凛「真奈美さんや、卯月や未央、他にも、いろんな人に……」 

凛「何より、ポケモン達に支えてもらったからこそ、ここまで来れました」 

凛「そして、ポケモンバトルの楽しさ……」 

凛「その事を思い出せたのは、真奈美さんのおかげです……ありがとう、ございました」 

真奈美「ははは、言ったろう? 礼には及ばないさ」 

真奈美「礼は、仲間やポケモン達に言ってやると良い」

730: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:20:23.49 ID:Jyk44PpZ0
真奈美「さて……これで君はついに、8つのバッジを手に入れたということになる」 

真奈美「遂に、ポケモンリーグへの門が開かれたんだ」 

凛「……ついに」 

真奈美「強者が集う場所だ……今以上に、激しい戦いとなるだろう」 

真奈美「私も応援している……全力で、戦って来い!」 

凛「はい!」 

凛「全力で戦って、全力で楽しんで……」 

凛「そして……勝ちます!」 

真奈美「良い心意気だ!」 

731: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:21:24.30 ID:Jyk44PpZ0
卯月「凛ちゃーん!」 

未央「しぶりーん!」 

凛「卯月、未央」 

卯月「おめでとう、凛ちゃん!」 

未央「とうとうやったね、しぶりん!」 

凛「ありがとう……2人とも」 

732: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:23:01.82 ID:Jyk44PpZ0
未央「くぅー、負けてらんないね! 次は私達の番だよ、ねっ! しまむー!」 

卯月「うん! きっと、追いついて見せるよ!」 

凛「うん……待ってるよ」 

未央「ほら、それじゃあそろそろポケモン達をポケモンセンターに連れて行かないと!」 

凛「そうだね……」 

凛「真奈美さん、本当に本当に、ありがとうございました!」ガバッ 

真奈美「だから礼は良いって」ハハハ

733: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:24:42.94 ID:Jyk44PpZ0
日菜子「むふふ……素晴らしい勝負でした……むふふ」 

夕美「あの凛ちゃんがここまで成長するなんて……なんか、感慨深いなぁ」 

小梅「え、えへへ……そうだね、凄かった……」 

裕子「エスパーユッコ、サイキック感動ですぅぅぅ」ダバー 

ほたる「私達も、頑張らなきゃって思いました……」 

肇「そうですね……このバトルで、私も……大切なことを再認識できました」 

菜々「本当に、本当に……最高のバトルでしたっ!!」 

734: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:26:08.55 ID:Jyk44PpZ0
未央「……あ」 

卯月「? どうしたの、未央ちゃん」 

未央「見て、アレ……さっきのハイドロポンプのせいかな?」 

卯月「わぁ……」 

凛「……!」 

未央「綺麗、だね……」 

凛「虹が……」

735: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/20(日) 02:26:43.28 ID:Jyk44PpZ0
凛(スタジアムの中に掛かる、小さな小さな虹のアーチ) 

凛(まるで何かを祝福するかのような、そんな輝きを放つ虹の中に……) 

凛(昔見たあの輝きと同じ光を見たような気がした) 

凛(ここまで長かった……) 

凛(でも、まだまだ終わりじゃない……むしろここから) 





凛(私の、私たちの冒険の旅は……まだまだ続く)

741: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:35:56.35 ID:MGQA25Fm0
15番道路 

ザッ 

門番「止まれ!」 

門番「この先はトレーナー達の栄光の場所ポケモンリーグへと続くチャンピオンロードである!」 

門番「ポケモンリーグへと挑戦するならば、この道を通らなければならない!」 

門番「そしてぇ! チャンピオンロードへと足を踏み入れたければ! 8つのバッジを示せ!」 

門番「……むむっ!」

742: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:36:51.81 ID:MGQA25Fm0
門番「それは、『スパークバッジ』!」 

門番「『ディザスタバッジ』!」 

門番「『ナイトメアバッジ』!」 

門番「『ミラクルバッジ』!」 

門番「『フラワーバッジ』!」 

門番「『クレイバッジ』!」 

門番「『レトロバッジ』!」 

門番「『メタリックバッジ』!」 

743: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:37:51.67 ID:MGQA25Fm0
門番「確かに! 確認した……!」 

門番「君はこの先に進む資格を有している!」 

門番「さあ、進め! 栄光への道!」 

凛「……」ザッ 


744: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:38:51.02 ID:MGQA25Fm0
チャンピオンロード前 ポケモンセンター 

ボフッ 

凛「ふぅ……」 

凛(ようやく、始まる……チャンピオンロードへの挑戦) 

凛(真奈美さんも言ってた。ここからは、もっと激しい戦いになる) 

凛(私もポケモン達も、もっともっと強くならないと) 

凛(この先、勝ち残って、バトルを最大限楽しむためにも) 

745: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:39:30.54 ID:MGQA25Fm0
凛(……そういえば……) 

凛(あと1匹、ポケモンを連れられるんだった) 

凛(ここ最近のゴタゴタでゲットする機会なんてなかったから……あ、アルセウスゲットしたんだっけ……すぐ解放したけど) 

凛(チャンピオンロードで、最後の1匹……新しい仲間、ゲットしよう) 

凛(…………) 



翌日 

746: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:41:53.33 ID:MGQA25Fm0
凛「さて、と……」 

凛「ロードって言う割にはロクに舗装もされてない洞窟や荒れ地みたいだけど……」 

凛「これはトレーナーの知力・体力も試す、みたいなアレなの?」 

凛「……まぁ、いいか……」 

凛「さて、どんなポケモンがいるか……」 

自由安価 
幻・伝説・準伝説・御三家・捕獲済みを除くすべてのポケモンから1匹 
>>749を捕まえます

749: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/21(月) 01:49:18.38 ID:bOaX7wKy0
チャーレム

750: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:57:23.44 ID:MGQA25Fm0
チャーレム「チャー」 

凛「!」 

チャーレム かくとう/エスパー めいそうポケモン 
瞑想の力で体の感覚が鋭くなり、第6感が発達した 
相手の動きを先読みする 
ふしぎな動きで攻撃をかわし、強烈な一撃を叩き込む 

凛「エスパーにかくとう……うん、相性いいかも……」 

凛「決めた、アンタをゲットするよ」 

チャーレム「チャー」ビシ

751: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 01:59:06.53 ID:MGQA25Fm0
………… 

チャーレム「チャー」ヒラリ 

凛「くっ……本当に、ふしぎな動きだね」 

凛「でも、これで終わりだよ……モンスターボール!」 

ポンッ 

コロ 

コロ 

コロ 

カチッ

752: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:00:07.25 ID:MGQA25Fm0
凛「やった、ゲット!」 

凛「これから、よろしくね……チャーレム」 

凛「よし……」 

凛「皆をレベルアップさせるためにも、野生ポケモンともトレーナーとも、ガンガン戦っていった方がいいよね」 

凛「アイテムは買いこんであるし、遠慮せずにどんどん行こうか」 

753: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:01:43.33 ID:MGQA25Fm0
凛「……」 

…………………… 

凛「結構奥まで来れたような……でも」 

凛「うーん……結構複雑なんだね」 

…………………… 

凛「あれ? ここさっき通ったっけ……」 

…………………… 

オンバット「オンバー」バァ 

凛「ひ!?」ビクゥ 

……………………

754: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:03:23.70 ID:MGQA25Fm0
凛「あっ、わざマシン」 

…………………… 

ゴローン「」ドカァァァァァァァァァァン 

凛「わぁっ!?」 

…………………… 

格闘王「セイヤッ セイヤッ セイヤッ」ブンッ ブンッ ブンッ 

凛「……」 

……………………

755: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:04:22.52 ID:MGQA25Fm0





凛(さすが最後の難関チャンピオンロード……一筋縄じゃいかないね) 

凛(でも……だからこそ突破し甲斐があるのかな) 

凛(きっと、あともう少し……頑張ろう) 

756: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:05:23.43 ID:MGQA25Fm0
ザッ 

凛「……」ハァハァ 

凛「見えた……」 

凛「ポケモンリーグ……!」 

凛「凄い……立派な建物……」 

凛(ここで……バトルするんだ……) 

凛(歴戦のトレーナーがしのぎを削り……) 

凛(チャンピオンが、生まれる場所……!) 

凛(この舞台に、私も……!) 

757: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:07:28.32 ID:MGQA25Fm0


ミナセシティ 

幸子「ポケモンリーグに行きましょう!」 

輝子「フ……フヒ?」 

乃々「え……?」 

美玲「いきなり何を言い出すんだ幸子……」 

輝子「ポ、ポケモンリーグってあのポケモンリーグか……?」 

幸子「そうです! そのポケモンリーグですよ!」 

758: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:08:20.34 ID:MGQA25Fm0
美玲「いや……ウチらにそんな実力があるわけないだろ……」 

幸子「何を言ってるんですか! 参加するんじゃなくて、観戦ですよ! か・ん・せ・ん!」 

美玲「ああ、そういう……。でも、何でそんないきなりなんだ?」 

幸子「皆さん、凛さんというポケモントレーナーに手伝ってもらってポケモンを捕まえたんでしたよね?」 

輝子「う、うん……おかげで、トモダチが増えた……フヒ」 

キノココ「キノ」

759: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:10:03.01 ID:MGQA25Fm0
幸子「その凛さんが、どうやらバッジを8つ集め、ポケモンリーグへと出場するそうなんです!」 

美玲「ほ、本当か?」 

幸子「ジムリーダーの夕美さんに聞いたんで、確かな情報ですよ!」 

乃々「凄いですね……もりくぼにはむーりぃー……」 

幸子「ボク、思ったんです」 

幸子「ボクがポケモンをゲットできたのは皆さんのおかげですが、元を辿れば凛さんのおかげでもありますよね?」 

幸子「そこで、お礼も兼ねて応援に行きたいなぁと!」 

幸子「まぁ、ボクは直接面識があるわけではないですが……」

760: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:12:22.38 ID:MGQA25Fm0
美玲「でも、ポケモンリーグに行くにはチャンピオンロードってとこを越えなきゃいけないんじゃなかったか?」 

幸子「それはリーグへ挑戦するトレーナーだけで、その他の目的なら普通の道が用意されてるはずですよ」 

幸子「たとえばこれ……」ピラ 

幸子「ほら、ポケモンリーグまで繋がっている鉄道がありますよ!」 

幸子「だから、プチ旅行気分で行けるハズです!」 

乃々「そ、それなら、行ってもいいかも……」 

輝子「そ、そうだな……」

761: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:13:52.83 ID:MGQA25Fm0
美玲「ああ、もう一回ちゃんとお礼が言いたいし……行こうか!」 

幸子「決まりですね! 早速計画を建てましょう!」 

幸子「フフ……カワイイボクたちが応援するんです、凛さんには勝ってもらわないとダメですね!」 

ワイノ ワイノ 




762: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:15:00.55 ID:MGQA25Fm0
ミウラシティ 

ピロリロリン 

晶葉「む?」 

晶葉「ふむふむ……なるほど」 

晶葉「凛がポケモンリーグに……フフフ、やるじゃあないか」 

晶葉「彼女なら、あるいは……ふむ」 

イーブイ「ブイ?」スリ 

晶葉「……もしかしたら、君の親戚同士のバトルが見られるかも知れんな」ナデナデ 

イーブイ「ブイ♪」

763: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:16:01.25 ID:MGQA25Fm0
晶葉「これは……行かねばなるまい、ポケモンリーグに!」 

晶葉「しかし……困ったな」 

エーフィ「エフィ」 

ブラッキー「ブラッキー」 

ブースター「ブース」 

シャワーズ「シャワ」 

サンダース「ダー」 

リーフィア「リーフィ」 

グレイシア「グレ」 

ニンフィア「ニン」 

イーブイs「ブイ!」 

晶葉「皆連れて行くわけにはいかないからな……どの子を連れて行くべきか……」 

764: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:20:44.33 ID:MGQA25Fm0
晶葉「……いや、私の開発した預かりシステムを使えば解決する話か!」 

晶葉「自分で使うという発想はあまりなかったからな、失念していたよ。ハハハハ」 

晶葉「……」 

晶葉「それにしても……」 

晶葉「私のイーブイが蘭子に渡り、その子が凛に渡る……」 

晶葉「そして、その2匹のイーブイが戦うかもしれない」 

晶葉「運命というものか? いやしかし、科学者としてはだな……」 

イーブイ「……」 

イーブイ「ブイ♪」 

765: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:21:46.25 ID:MGQA25Fm0



凛「エントリー完了っと……」 

凛「ポケモンリーグ開催まで、まだ結構時間があるんだね」 

凛「それまでに調整は済ませられそうだし」 

凛「卯月や未央……もしかしたら、奈緒や加蓮も同時に出場できるかも」 

凛「……もし皆が相手でも、私は負けないよ」 

「お、凛ー」 

凛「!」

766: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/21(月) 02:23:12.38 ID:MGQA25Fm0
「凛ちゃーん!」 

凛「あっ……」 

凛「杏、きらり!」 

杏「やっほ、久しぶり」 

きらり「凛ちゃん、はぴはぴしてゆー?」

771: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 22:49:05.29 ID:HO6cbay00
凛「杏、きらり」 

杏「凛も、ここまで来たんだねー」 

凛「ってことは……杏ときらりも?」 

杏「ふっふっふ、もちろん」ドヤ 

きらり「きらり達も、ポケモンリーグに出るんだぁー☆」 

凛「やっぱり……」 

772: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 22:50:56.79 ID:HO6cbay00
杏「ふふふ、もうすぐだよ……もうすぐ、杏の計画は完遂されるのだ!」 

凛「計画?」 

杏「そうそう、杏がチャンピオンになった暁には、自伝を出版して印税でウハウハな生活が待ってるという完璧な計画が……!」 

凛「……ああ、そういう」 

杏「……何? 何かダメなところでもあるの?」 

凛「あるよ。根本的な部分でね」 

きらり「?」 

凛「チャンピオンになるのは私だからね」 

773: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 22:52:17.05 ID:HO6cbay00
杏「……」 

きらり「……」 

凛「……」 

杏「さらっと真顔で凄いこと言ったね」 

凛「……うん……」 

凛(言わなきゃよかった……!) 

きらり「凛ちゃん、凄い自信だにぃ」 

774: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 22:56:38.95 ID:HO6cbay00
凛「ま、まぁ、私は本気だから」 

杏「ふふん、それを言うなら杏だって本気だよ」 

杏「何せ、杏には『秘密兵器』があるからねっ」 

凛「秘密兵器……?」 

きらり「凛ちゃんも、きっとびっくりするよぉ!」

775: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 22:59:34.94 ID:HO6cbay00
凛「……まぁ、その秘密兵器が何かは分からないけど」 

凛「もし当たっても、負けないから」 

杏「勝つのは杏だよ」 

きらり「じゃあ、きらりも勝っちゃうよー!」 

杏「……」 

凛「……」 

きらり「……」 

凛「ふふっ」 

776: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:04:27.01 ID:HO6cbay00
杏「ま、皆本気ってことだねー」 

凛「そうだね……」 

きらり「にょわーっ! みんなみんな、頑張ろうねーっ☆」 

杏「そんじゃま、また大会でってことで」 

凛「うん」 

きらり「またねーっ凛ちゃーん!」 

777: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:05:15.07 ID:HO6cbay00
凛(杏にきらり……) 

凛(他の人もそう。皆、高い志や目標を持って大会に臨んでくる) 

凛(杏の場合は目標が邪すぎるけど) 

凛(負けられないって気持ちはみんな同じ、か……) 

凛(…………)

778: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:06:57.73 ID:HO6cbay00
少し前  
シジョウシティ バトルライブ 

ワァァァァァァァァァァァァァァ 

恵磨『おおっとォォォォ! 決まったァ!』 

恵磨『卯月・未央ペア、ついに20勝を達成ィィィィ!』 

瑞樹『ついにやったわね』 

卯月「やったよ、未央ちゃん!」 

未央「うん、ついに20勝……!」

779: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:07:37.96 ID:HO6cbay00
瑞樹『20勝……ということは、とうとう彼女たちの出番ね』 

恵磨『そう! 20勝したチャレンジャーには、このバトルライブが誇る最強のトレーナー、バトルアイドルへの挑戦権が得られるのだ!』 

恵磨『チャレンジャーの2人! 準備は良いかな!?』 

卯月・未央「もちろん!」 

恵磨『いい返事だね! それじゃあ登場してもらおう! ライブアイドルの2人だァァァ』 

ウォォォォオオオオオオオオ

780: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:09:45.65 ID:HO6cbay00
卯月「……」 

未央「……」 

ボッ 

ワァァァァァァァァァァァァァァ 

「みんなーっ! ポケモンバトル、楽しんでるー!?」 

イェェェェェェェェェェェェ 

「いいねっ! それじゃ、今度はアタシ達のバトル、楽しんで言ってねー!!」 

ウオオオオオオオオオオ 

瑞樹『フフ……出たわね』 

美嘉「美嘉だよーっ!」 

莉嘉「莉嘉だよーっ!」 

781: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:10:49.99 ID:HO6cbay00
未央「うわぁ、凄い歓声……いつも以上にアウェー状態だよ!」 

卯月「本当にアイドルって感じだね……」 

美嘉「チャレンジャーの2人! いいカンジだね!」 

莉嘉「うんうん! いいバトルが出来そうだよね、お姉ちゃん!」 

恵磨『現役アイドルにして高いバトル能力を持つ姉妹! 高度なコンビネーションを見せてくれるか―!?』 

未央「ここまで来たんだ……絶対に勝とう!」 

卯月「うん!」 

782: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:12:30.93 ID:HO6cbay00
美嘉「それじゃあ、行くよ!」 

莉嘉「イエーイ! 莉嘉達の事、見ててねーっ!」 

恵磨『バトルスタァートォ!』 

卯月「行きます! マリルリ!」ポンッ 

マリルリ「ルリー」 

未央「エレザード、行くよ!」ポンッ 

エレザード「エレザー」

783: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:13:19.35 ID:HO6cbay00
莉嘉「ヘラクロスー! 行っけー!」ポンッ 

ヘラクロス「ヘラクロッ」 

美嘉「スリーパー! 頼むよー!」ポンッ 

スリーパー「スリ」 

ヘラクロス むし/かくとう 1ぽんヅノポケモン 
大好物の甘い蜜を求めて森に集まる 
堅い皮膚と鋭い爪、強靭な足腰を持つ 
その大きな角を相手のお腹の下にねじ込み、どんな重いものでも投げ飛ばしてしまう 

スリーパー さいみんポケモン エスパー 
夢を食べるポケモン 
うっかり森で出会ってしまったら、目をそらさないと危険 
振り子を目の前で揺らされると、一瞬で眠らされてしまう 

784: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/23(水) 23:14:21.48 ID:HO6cbay00
美嘉「ヒィッ、ヘ、ヘラクロス!」 

莉嘉「もー、お姉ちゃんってば、まだむしポケモンがニガテなの? こーんなにかわいいのにー」 

美嘉「苦手なモノは苦手なの!」 

莉嘉「うーん……」 

美嘉「ホラッ、そんなことより、行くよ!」 

莉嘉「オッケー☆」 

未央「来るよ、しまむー!」 

卯月「うん!」 

798: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:09:08.43 ID:ORksWiIb0
莉嘉「ヘラクロス、エレザードにインファイトだよ!」 

ヘラクロス「ヘラッ」ザッ 

エレザード「エレ!?」 

未央「っ、躱して!」 

エレザード「エレッ」バッ 

美嘉「スリーパー、わるだくみ!」 

スリーパー「スリッ、スリリッ」グフフ

799: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:09:55.42 ID:ORksWiIb0
卯月「マリルリ、ヘラクロスにじゃれつく!」 

マリルリ「マリー♪」ドドドド 

ヘラクロス「ヘ、ヘラッ」ブゥゥン 

未央「ヘラクロスに10まんボルト!」 

エレザード「エレェ!」ビリビリビリ 

ヘラクロス「ヘラッ……!」 

恵磨『おおっと、卯月・未央ペア、ヘラクロスに攻撃を集中!!』 

莉嘉「あぁーっ、もう、何でヘラクロスばっかり!」 

800: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:10:48.96 ID:ORksWiIb0
莉嘉「お姉ちゃん!」 

美嘉「はいはい、任せなって……スリーパー、準備は良い?」 

スリーパー「スリ」コクン 

瑞樹『でもその隙に、残されたスリーパーはしっかりと力を蓄えたようね』 

美嘉「よーし、さいみんじゅつ!」 

スリーパー「スリ~」ユラユラ 

マリルリ「マ……マリ?」 

卯月「あぁっ、マリルリ!?」

801: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:14:11.94 ID:ORksWiIb0
マリルリ「……」zzz 

恵磨『マリルリ、眠ってしまったぁ! これは痛い!!』 

スリーパー「スリー」 

美嘉「これで2対1だね★」 

美嘉「あ、そうだそうだ……スリーパー、あくむ!」 

スリーパー「スリー……」ミョンミョン 

マリルリ「マ……リッ……」 

卯月「マリルリ!?」

802: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:15:32.73 ID:ORksWiIb0
恵磨『さらにあくむで追撃! ライブアイドル美嘉、容赦なしだぁぁぁぁぁぁ!!』 

瑞樹『文字通り眠っているポケモンに悪夢を見せる技ね。2対1の状況を作りつつ、もう片方にも確実にダメージを与える……うまいわ』 

美嘉「さぁ、マリルリが起きるのが先か、力尽きるのが先か……試してみようよ!」 

莉嘉「さっすがお姉ちゃん!」 

卯月「ご、ゴメン未央ちゃん! 起きて、マリルリー!」 

未央「任せて、マルチバトルなんだから、ガンガンフォローしていくよ!」 

未央「エレザード、スリーパーにでんじは!」 

エレザード「エレ!」ビリリ 

スリーパー「スリッ?」バチチ

803: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:16:21.43 ID:ORksWiIb0
美嘉「そうくるかぁ……それじゃあ、サイコキネシス!」 

スリーパー「スリ!」カッ 

エレザード「エ、エレ!」フワ 

美嘉「そのまま地面にぶつけちゃえ★」 

ブンッ 

エレザード「エレッ……!!」ドゴォッ 

未央「エレザード!」 

莉嘉「ヘラクロス、メガホーン!」 

ヘラクロス「ヘラ」ドドドドドド 

ドガッ

804: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:17:25.52 ID:ORksWiIb0
エレザード「エレ……!!」 

恵磨『容赦ない攻撃がエレザードを襲う! さぁ、どうするー!?』 

未央「パラボラチャージ!」 

エレザード「エ……レ……ザァー!」ビリビリビリ 

ヘラクロス「ヘラッ!?」バリリ 

スリーパー「スリッ!?」バリリ 

マリルリ「マリ……」 

未央「うわっ、マリルリにも当たるところだった! ゴメンしまむー!」 

卯月「大丈夫だよ、未央ちゃん」

805: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:18:18.60 ID:ORksWiIb0
エレザード「エレザー」ポワワワ 

未央「よし、とりあえずは大丈夫!」 

瑞樹『パラボラチャージは広範囲に電撃を繰り出し、当たったポケモンから体力を奪い取るわざね』 

恵磨『どんな仕組みなんですかね!?』 

瑞樹『わからないわ』 

未央「まだまだ、エレザードは負けないよ!」 

806: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:20:06.90 ID:ORksWiIb0
エレザード「エレ!」ザッ 

ヘラクロス「ヘラ!」 

スリーパー「スリ」 

未央「でも、ジリ貧なのには違いないかも……」 

未央「しまむー、マリルリはどう!?」 

卯月「駄目……! マリルリ、まだ起きてくれない……!」 

マリルリ「マリ……!」 

卯月「マリルリ……!」

807: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:21:19.22 ID:ORksWiIb0
~~~~~~~~~~~~~~~~ 

卯月「マリルリー! こっちにおいで!!」ニコッ 

マリルリ「マリー♪」タタタタタタ 

マリルリ「マリーッ♪」バッ 








卯月「うわっ、雑巾臭い!!!」 

マリルリ「!?」ガガーン 

卯月「やっぱりあっちいってて!!」 

マリルリ「マリィ~~…………」 

~~~~~~~~~~~~~~~~

808: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:23:23.08 ID:ORksWiIb0
マリルリ「マ……リ……」 

卯月「お願い、マリルリ!」 

マリルリ「マリ……!」 

瑞樹『ここで起きられるかが、分かれ目ね……』 

卯月「マリルリ……!」 

809: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:24:00.14 ID:ORksWiIb0
卯月「お願い、マリルリ!」 

マリルリ「マリ!?」パチ 

恵磨『おおおおおっと、マリルリ、目覚めたぞ!!』 

卯月「マリルリ……! ありがとう……!!」 

マリルリ「マリ!」

810: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:25:45.03 ID:ORksWiIb0
卯月「よーし、マリルリ、アクアテールでスリーパーに攻撃!」 

マリルリ「マリー!」ザバッ 

ドゴォッ 

スリーパー「スリッ!?」 

美嘉「スリーパー!」 

莉嘉「お姉ちゃん! ヘラクロス、ストーンエッジ!」 

ヘラクロス「ヘラ!」ドガガ 

ビュンッ 

マリルリ「マリッ」ササッ 

莉嘉「ああっ!」

811: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:27:55.05 ID:ORksWiIb0
美嘉「こうなったら……もう一度さいみんじゅつ!」 

スリーパー「スリ!」サッ 

バリバリバリ 

スリーパー「スリ!?」 

カンッ 

美嘉「あぁ、コインが!」 

未央「一度見たんだから、止めるのは簡単! もうやらせないよ!」 

812: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:29:05.24 ID:ORksWiIb0
美嘉「なら、サイコキネシス!」 

スリーパー「スリ……」 

スリーパー「スリ!?」バチッ 

恵磨『ここででんじはが響いてきた! スリーパー動けない!!』 

卯月「未央ちゃん!」 

未央「オーケーしまむー!」 

卯月「ハイドロポンプ!」 

未央「10まんボルト!」

813: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:31:01.93 ID:ORksWiIb0
マリルリ「マリー!!」ブワァァァァ 

エレザード「エレー!!」バチバチバチ 

スリーパー「スリリ!?」ドドドドドドド 

美嘉「スリーパー!」 

ドサッ 

スリーパー「スリー……」バタンキュー 

恵磨『スリーパーダウーン!!』 

瑞樹『チャレンジャー側が勢いづいてきたわね』 

814: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/27(日) 00:32:45.77 ID:ORksWiIb0
美嘉「く……戻って」 

莉嘉「もー、お姉ちゃん、しっかりしてよー」 

美嘉「わかってるって……エレキブル!」ポンッ 

エレキブル「エレキー!」 

エレキブル でんき らいでんポケモン 
相手の攻撃をものともしない頑丈さを持つ 
2本の尻尾を相手に押し当てて、高圧電流を流して攻撃する 
電気がたまると角の間に青白い火花が散る 

恵磨『ライブアイドルの美嘉、2体目のポケモンはエレキブルだァァァァ!!』 

美嘉「さぁ、まだまだライブはこれからだよ!」 

ワァァァァァァァァァァァ

822: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:39:10.38 ID:r2kCCNwv0
未央「エレキブル……!」 

エレザード「エレ……!」ピリ 

エレキブル「エレキ……!」バチ 

美嘉「それじゃ、ガンガン攻めていくよ!」 

卯月「!」 

美嘉「かみなりパンチ!」 

エレキブル「エレ!」ドンッ 

マリルリ「マリッ!?」

823: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:39:53.44 ID:r2kCCNwv0
サッ 

卯月「マリルリ……!」 

莉嘉「メガホーン!」 

ヘラクロス「ヘラ!」 

ブンッ 

マリルリ「マ、マリッ!?」サッ 

エレキブル「エレ!」ブンッ 

ヘラクロス「ヘラ!」ブンッ 

卯月「マ、マリルリ! 避けて!」 

恵磨『今度はライブアイドルの猛攻! 強烈な物理攻撃のラッシュでマリルリを攻め立てる!!』

824: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:40:59.50 ID:r2kCCNwv0
未央「エレザード! ヘラクロスに10まんボルト!」 

エレザード「エレ、ザー!」バリバリバリ 

莉嘉「お姉ちゃん!」 

美嘉「任せて! エレキブル!」 

エレキブル「エレ!」サッ 

バリバリバリ 

恵磨『エレキブル、エレザードの攻撃からヘラクロスを庇ったぞー!?』 

未央「!? あ、あれは……」 

エレキブル「エレ……」ドルンドルン

825: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:42:16.02 ID:r2kCCNwv0
エレキブル「ブルーッ!」ドン 

マリルリ「マリ……!?」 

卯月「は、速い……!」 

ドゴォッ 

マリルリ「マリ……!!」 

卯月「マリルリ!」 

恵磨『瑞樹さん、今のは……』 

瑞樹『エレキブルのとくせい、でんきエンジンね』 

瑞樹『でんきタイプのわざを無効にして吸収、自身のすばやさを上げるというとくせいよ』 

恵磨『と、いうことはつまり……』 

826: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:43:17.86 ID:r2kCCNwv0
未央「エレザードのでんきわざが封じられた……!?」 

卯月「未央ちゃん……!」 

未央「大丈夫、それよりマリルリは……!?」 

マリルリ「マリ……」バタンキュー 

卯月「マリルリ……!」 

恵磨『マリルリダウーン!』 

ワァァァァァァァァァァァァァァァァ 

美嘉「まだまだ盛り上がっていくよー!」 

ウォォォォォォォォォォォォォ 

827: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:44:25.17 ID:r2kCCNwv0
卯月「マリルリ、頑張ったね……お疲れ様」 

マリルリ「マリ……」 

卯月「後は任せて……」 

卯月「次は……お願い、バシャーモ!」ポンッ 

バシャーモ「バシャ!」 

莉嘉「これでお互い残りポケモンは3匹、互角だねっ☆」 

未央「く……」 

美嘉「でもでも! エレザードはでんきわざを使えない状態!」 

莉嘉「こっちの方がちょっぴり有利かも!」

828: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:45:26.86 ID:r2kCCNwv0
美嘉「それじゃ、バシャーモの方から行くよ! 莉嘉!!」 

莉嘉「了解だよ、お姉ちゃん!」 

エレキブル「エレー!」 

ヘラクロス「ヘラクロッ!」 

未央「舐めないでよ!」 

未央「でんきタイプ以外のわざも、当然もってる! エレザード、きあいだま!」 

エレザード「エ、レ、ザー!」ドンッ 

ドガンッ

829: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:46:25.00 ID:r2kCCNwv0
美嘉「おっ?」 

エレキブル「エレ~……」シュー 

美嘉「やるじゃん、でも、これくらいじゃアタシ達は止められないよ!」 

美嘉「かみなりパンチ!」 

卯月「バシャーモ、ブレイズキック!」 

エレキブル「エレ!」バリバリバリ 

バシャーモ「バシャ!」ボボボ 

ガガッ 

エレキブル「エレ……」グググ 

バシャーモ「バシャ……!」ググク

830: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:47:56.90 ID:r2kCCNwv0
ヘラクロス「ヘラッ!」バッ 

バシャーモ「!」 

莉嘉「やっちゃえヘラクロス! インファイト!」 

ヘラクロス「ヘラッ」ドドドドドドド 

未央「バシャーモが……エレザード!」 

エレザード「エレッ!」バッ 

卯月「未央ちゃん!? エレザード!?」 

ヘラクロス「ヘラ!?」ドドドドドドド 

エレザード「エレザー……!」 

恵磨『な、なんとエレザード、その身を挺してバシャーモを守った!!』 

未央「さすがに、1人で2人も相手にするのはきついからね……!」

831: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:48:55.54 ID:r2kCCNwv0
未央「根性見せてエレザード、最後に一発、ドデカいのいくよ!」 

エレザード「エレ……!」キッ 

未央「はかいこうせん!」 

エレザード「エレェェェェェ!」ドォォォォォォォォォォ 

ヘラクロス「ヘラクロッ!?」ゴォッ 

恵磨『うおおおお、強烈な光とともに、エレザードがはかいこうせんを放つ!』 

瑞樹『とてつもない威力ね……!』 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

832: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:50:04.01 ID:r2kCCNwv0
エレザード「エレ……」バタンキュー 

ヘラクロス「ヘラクロ……」バタンキュー 

恵磨『おおっとォォォ、エレザードも力尽きたか! ダブルノックアウトだー!!』 

莉嘉「アタシのヘラクロスが……!」 

未央「ゴメンね、無茶させて……お疲れ様っ」 

瑞樹『これで残るは2匹ずつ……お互い、後がないわ』 

恵磨『やっぱり、先に1匹を倒した方が有利なんですかね』 

瑞樹『そうね……勝敗はそれだけでは決まらないけど、確実に勝利は近づくと言えるわね』 

恵磨『さぁー、バトルもいよいよ終盤、どう決着がつくのか、目が離せないぞー!』 

833: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:51:02.88 ID:r2kCCNwv0
莉嘉「アタシの最後の一匹……! ブーバーン!」 

ブーバーン「ブーバーン!」ポンッ 

ブーバーン ほのお ばくえんポケモン 
火山の火口を住処にするポケモン 
腕の先から摂氏2000度の火の玉を発射する 
その時ブーバーンの体は熱のためほのかに白くなる 

恵磨『ライブアイドル莉嘉の最後のポケモンはブーバーンだ!』 

ブーバーン「ブー」ズンッ 

未央「ほのおタイプ……」 

未央「……でも、私とここまで来てくれた、キミに託すよ……」 

未央「私の最初のポケモン……私の相棒、ジュカイン!」 

ジュカイン「ジュカ!」ポンッ 

恵磨『これで、お互いのポケモンはすべて出揃ったー!!』

834: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:52:19.52 ID:r2kCCNwv0
ブーバーン「ブー」ドン 

エレキブル「エレ」ドン 

バシャーモ「バシャ」ドン 

ジュカイン「ジュカ」ドン 

未央「……勝つよ!」 

卯月「……うん!」 

美嘉「そう簡単には」 

莉嘉「勝たせないよ!」

835: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:53:11.35 ID:r2kCCNwv0
ワァァァァァァァァァ…… 

未央「リーフブレード!」 

ジュカイン「ジュカ!」ジャキン 

ズバッ 

美嘉「! 避けて!」 

エレキブル「エレ」サッ 

スパッ 

エレキブル「!」 

美嘉「すごい切れ味だね!」

836: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:54:14.82 ID:r2kCCNwv0
美嘉「莉嘉!」 

莉嘉「任せてお姉ちゃん! ブーバーン、だいもんじ!」 

ブーバーン「ブーバァァァ!!」ゴォッ 

ジュカイン「!」 

卯月「バシャーモ、ブレイズキック!」 

バシャーモ「バシャ!」バッ 

ゴォッ 

恵磨『お、おおおお!? バシャーモ、ブレイズキックでだいもんじを打ち消したァァァァ!?』 

莉嘉「そんな!」

837: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:55:09.11 ID:r2kCCNwv0
未央「ジュカイン、エレキブルにリーフブレード!」 

ジュカイン「ジュカ!」ジャキン 

美嘉「エレキブル、迎え撃つよ! クロスチョップ!」 

エレキブル「エレ!」ビシッ 

ガッ 

恵磨『おっとこれは、白刃取り! エレキブル、ジュカインのリーフブレードを完璧キャッチ!』 

美嘉「莉嘉、今だよ!」 

莉嘉「オッケー、アレだね☆」

838: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:57:44.40 ID:r2kCCNwv0
莉嘉「ブーバーン、1まんボルト!」 

未央「えっ!?」 

ブーバーン「ブー」バリ 

卯月「ま、まさか! バシャーモ、ブーバーンを止めて! ブレイブバード!」 

バシャーモ「バシャーッ!」バッ 

ブーバーン「ブー!」バチチチチチチ 

ジュカイン「ジュカ!」グッグッ 

エレキブル「エレ!」 

美嘉「は・な・さ・な・い・よぉ~★」

839: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 01:58:54.50 ID:r2kCCNwv0
バリバリバリ 

ジュカイン「ジュカ……!」ビリビリ 

エレキブル「エレキー★」ビリビリ 

卯月「やっぱり、エレキブルごと……!」 

バシャーモ「バシャー!」ドゴッ 

ブーバーン「ブーバッ……!」ドカッ 

卯月「止められなかった……」 

未央「くさタイプにでんきわざはあんまり通らないからジュカインのダメージは大丈夫だけど……」 

エレキブル「エレ……!」ドルンドルン 

未央「まだ素早くなるの……!?」 

840: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:00:04.20 ID:r2kCCNwv0
美嘉「かみなりパンチ!」 

エレキブル「エレキー!」ドゴッ 

ジュカイン「ジュカッ……!!」 

未央「ジュカイン!」 

瑞樹『流石ね……味方を巻き込みつつの攻撃……けれどエレキブルはダメージを負うどころか、さらにスピードアップ』 

恵磨『まさにライブアイドル、息の合った姉妹によるコンビネーションだ!』 

ワァァァァァァァァァァァァァァ 

841: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:02:05.22 ID:r2kCCNwv0
莉嘉「やったね、お姉ちゃん!」 

美嘉「うん、このまま一気に片を付けるよ!」 

未央「く……」 

卯月「追い詰められちゃったね……」 

未央「そうだね……こうなったら、あのわざ、使っちゃおうかな?」 

卯月「! あのわざを……?」 

未央「本当はポケモンリーグまで使わないつもりだったけど……」 

未央「出し惜しみしてちゃ、このバトル、勝てない!」 

卯月「……そうだね。うん、わかった!」 

卯月「使おう! ……そして、勝とう!」

842: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:03:13.52 ID:r2kCCNwv0






こずえ「うづきー、みおー、りんー」 

未央「おや、どうしたんだいこずえちゃん」 

こずえ「ポケモン、みせてー」 

卯月「見せて……って、私達のポケモンを……?」 

凛「別に、いいけど……どうしたの?」 

843: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:04:29.96 ID:r2kCCNwv0
こずえ「……かんじるのー。ポケモンたちと、みんなの、きずなのちからー……」 

凛「絆の、力……?」 

こずえ「みんなのポケモン……すごく、うれしそう……」 

こずえ「ずっといっしょにいたいってきもちが、つたわってくるのー……」 

未央「そういえばこずえちゃんって、ポケモンの言葉がわかるんだっけ」 

こずえ「こずえはにねー、ふしぎなちからがあるんだってー」 

こずえ「そのちからでみんなのポケモンに……あたらしいちからを、さずけるのー」 

卯月「あ、新しい力……?」 

こずえ「いくよー……それ、ぴぴぴぴー」ピピピピー

844: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:05:07.99 ID:r2kCCNwv0
凛「……!」 

卯月「こ、これって……」 

未央「新しい、わざ……?」 

こずえ「きずなのちからー……これからも、だいじにしてねー」 





845: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:06:56.47 ID:r2kCCNwv0
未央「よーし、それじゃぁ行くよ! ジュカイン、準備は良い!?」 

ジュカイン「ジュカ!」 

卯月「こっちも大丈夫? バシャーモ!」 

バシャーモ「バシャ!」 

美嘉「何を企んでるかは知らないけど!」 

莉嘉「終わりだよ!」 

美嘉「エレキブル、ワイルドボルト!」 

莉嘉「ブーバーン、だいもんじ!」 

エレキブル「エレキブ!」ドドドド 

未央「速い!」 

恵磨『圧倒的なスピードで、電気を纏ったエレキブルが迫る!』

846: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:07:55.55 ID:r2kCCNwv0
未央「いっくぞー! ジュカイン、ハードプラント!!」 

ジュカイン「ジュカ!!」ドドドドド 

エレキブル「!?」 

ブーバーン「!?」 

恵磨『おおっとォ! アイドルの2匹のポケモンを、巨大なツタが絡め捕ったぞ!!?』 

瑞樹『! このわざは……』 

エレキブル「エ、エレ……!?」ギリギリギリ 

ブーバーン「ブ、ブーバー!」ギリギリギリ

847: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:09:36.80 ID:r2kCCNwv0
美嘉「そんな!」 

莉嘉「脱出して!」 

未央「もう遅いよ、しまむー!」 

卯月「任せて! バシャーモ!」 

卯月「ブラストバーン!!」 

バシャーモ「バシャ……」ゴゴゴゴゴゴゴ 

未央「これで……終わりだあああああ!!」

848: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:10:17.71 ID:r2kCCNwv0
ドォォォォォォォォォォォォォォン 

恵磨『うわわわわっ! は、激しい爆炎がステージを包み込む……!!』 

恵磨『一体、バトルの結末は……!?』 

瑞樹『……!』 

瑞樹『……見事ね……』 

バシャーモ「……バシャ」 

ジュカイン「……ジュカ」 

エレキブル「エレ……」バタンキュー 

ブーバーン「……ブバー」バタンキュー 

849: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:11:00.83 ID:r2kCCNwv0
恵磨『……』 

恵磨『き、決まったあああああああああああああああああ』 

ワァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアア 

恵磨『激しい攻防の末! バトルを制したのはァァァァ!』 

恵磨『卯月・未央ペアーーー!!』 

ウオオオオオオオオオオオオ

850: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:11:57.42 ID:r2kCCNwv0
莉嘉「……あーあっ。負けちゃったー」 

美嘉「アタシ達もまだまだだねー」 

美嘉「とりあえず、おめでと! そしてありがと。いいバトルだったよ」 

未央「こっちこそ、ありがとう……!」 

美嘉「これ、アタシ達に勝った記念のシルバーコインね」 

卯月「わぁ、綺麗……!」 

851: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:12:47.19 ID:r2kCCNwv0
莉嘉「良かったら、また挑戦してねっ! 『金』のコインもあるから!」 

卯月「……え?」 

美嘉「そ! バトルライブは、まだまだこれからなんだよ★」 

莉嘉「次にアタシ達と戦えるのは、47連勝した時だからね!」 

美嘉「その時はアタシ達も……本気で相手するから!」 

未央「……!」 

卯月「……!」

852: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:15:43.22 ID:r2kCCNwv0
未央「しまむー」 

未央「世の中には……まだまだ凄いトレーナーが沢山いるんだね」 

卯月「……うん、そうだね」 

未央「それだけじゃない、見たことのない場所に、見たことのないポケモン」 

未央「世界には、まだまだ私たちの知らない未知の領域って奴があるんだ」 

未央「……何だか、ますます火が付いちゃったよ!」 

卯月「……私も」 

卯月「バトルはあんまり得意じゃなくて……それでいいかなとも思ってたけど」 

卯月「だけど、未央ちゃんと一緒にバトルして、強くなりたいって気持ちが、大きくなってきちゃった」

853: ◆.2RVExwkajVj 2014/07/29(火) 02:16:40.13 ID:r2kCCNwv0
未央「うんうん! そうだね!」 

未央「あの2人に更なる挑戦をするのもいいけど……まずは、ポケモンリーグだ!」 

未央「バッジを8つ集めて、ポケモンリーグに出場!」 

未央「そんで、優勝!」 

卯月「まずは、そこだね!」 

未央「強敵ぞろいだけど……負けないよ!」 

卯月「私も……負けないよ! 未央ちゃんにも、凛ちゃんにも……!」 

未央「いいね! そうでなくちゃ!」 

未央「しぶりんにはちょっと先越されちゃってるけど、すぐに追い抜いてやるぞー」 

卯月「おー!」

859: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 00:56:05.29 ID:SlrM2hgq0
凛「皆、出てきて」 

ゲッコウガ「ゲコ!」ポンッ 

ムクホーク「ムク!」ポンッ 

ドリュウズ「ドリュ!」ポンッ 

サンダース「ダース!」ポンッ 

ジヘッド「ジヘ」ポンッ

860: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 00:57:07.25 ID:SlrM2hgq0
チャーレム「チャー!」ポンッ 

凛「新しくゲットしたチャーレムだよ、仲よくしてね」 

チャーレム「チャー!」ビシッ 



ワイワイ ワイワイ 

凛(……この6匹が、私と共にポケモンリーグで戦う仲間) 

凛(大会は予選・本線通じて登録した6匹以外のポケモンは使用できない。同種の別個体の使用も駄目) 

凛(……まぁ、私はこの6匹以外は捕まえてないけど)

861: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 00:58:44.48 ID:SlrM2hgq0
凛(わざやどうぐの変更は認められてるから、対策はそこで行うとして) 

凛(……タイプのバランスは悪くないはず。どんな相手にも幅広く対応できる) 

凛(ただ、スピード重視のアタッカーが多くて……打たれ弱く持久戦に弱い) 

凛(まぁ、私自身のスタイルと合っているから上手く生かせれば……) 



凛(……そういえば……) 

凛(あの女……ちひろが使っていたメガシンカ) 

凛(ヤツが言うにはカロスやホウエンの極一部でしか確認されてないみたいだけど……) 

862: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 00:59:48.07 ID:SlrM2hgq0
凛(かなり強力だったな……) 

凛(やつがどうやってかは知らないけど手に入れたみたいに、他の出場者も切り札として隠し持っているかもしれない) 

凛(蘭子は持ってなかったな……少なくとも去年の段階では) 

凛(そもそも……メガシンカの存在はどれくらい知れ渡ってるんだろう) 

凛(私もいろいろ勉強してきたつもりだったけど、全然知らなかったし) 

凛(……)

863: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:01:09.15 ID:SlrM2hgq0
杏「メガシンカ?」 

凛「そう。聞いたことある?」 

杏「あー……そんな言葉、聞いたことあるような、無いような……」 

杏「駄目だ、思い出せん」 

凛「きらりは?」 

きらり「うーん……」 

きらり「ゴメンね凛ちゃん、きらりは聞いたことないにぃ」

864: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:02:40.64 ID:SlrM2hgq0
凛「いや、こっちこそごめん……いきなり訪ねてきて」 

杏「てゆーか、そのメガシンカってのがどうかしたの?」 

凛「別に、大したことじゃないんだけど……」 

凛「それじゃもう行くよ」 

杏「何か分かったら教えてあげよっか?」 

凛「いいよ、別に……というかそもそも杏は調べようとはしないでしょ」 

杏「よくわかってんじゃん」ドヤ

865: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:04:25.18 ID:SlrM2hgq0
凛「それじゃ」 

きらり「ばいばーい☆」 



杏「……」 

きらり「杏ちゃん? どーしたの?」 

杏「いや……何かあるね、あれは」 

きらり「?」 



凛(……杏ときらりは知らなかったか……) 

凛(……心配しすぎ、なのかな……)

866: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:05:55.70 ID:SlrM2hgq0



幸子「さて! いよいよ出発の時ですね!」 

美玲「そうだな」 

幸子「皆さん、ちゃんと準備はしてきましたか?」 

輝子「ポケモンオッケー……」 

乃々「おこずかいもオッケー……」 

輝子「マイフレンドもオッケー……フヒヒ」 

幸子「って輝子さん、それ『おおきなキノコ』ですよね……」

867: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:07:34.61 ID:SlrM2hgq0
輝子「こ、コイツはすごいんだぞ……食べてもよし、売ってもよしの……スグレモノだ」 

美玲「トモダチ売るのか」 

輝子「フ……フヒ」 

幸子「まぁ、輝子さんがいいなら、いいでしょう」 

幸子「乃々さんも、ちゃんと来たんですね。もしかしたら来ないんじゃないかと心配してましたよ」 

乃々「え……ひどくないですか……。もりくぼも、約束ぐらい守りますし……」 

美玲「乃々は普段アレだからな。そう思われてもしかたないんじゃないか」 

乃々「ひ、ひどい……やっぱり帰りたくなってきました……」 

幸子「ダーメーでーすーよっ。ホラ、行きましょう!」ズリズリ 

乃々「あぅぅ……おかーさんですか、幸子さんは……」

868: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:10:46.98 ID:SlrM2hgq0
幸子「さぁ、皆さんも行きましょう!」ズリズリ 

美玲「なぁ、幸子」 

幸子「? 何ですか?」 

美玲「そっち、反対方向だぞ」 

幸子「……」 

輝子「フヒ……頼りにならないお母さん、だな」 

乃々「むぅーりー……」

869: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:12:46.60 ID:SlrM2hgq0
電車内 

ガタンガタン ガタンガタン 

美玲「ふぅ……何とか間に合ったな」 

幸子「ぜぇ、ぜぇ……」 

乃々「はぁ、はぁ……」 

輝子「フ、フヒ……」グダー 

美玲「まったく……誰のせいだと思ってるんだ?」 

幸子「…………」メソラシ

870: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:13:40.36 ID:SlrM2hgq0
美玲「幸子があの後駅の中で何回も道間違えたからだよな?」 

幸子「ゴ、ゴメンナサイ……」 

美玲「まぁあの駅は広いし、ちゃんと確認しとかなかったウチらにも責任はあるけどさ」 

幸子「うぅ……」 

輝子「まぁ、間に合ったし……これ以上イジるのもカワイそうだ」 

美玲「ま、それもそうだな」 



幸子「そうですよ……ボクはカワイそうじゃなくて……カワイイんですから……」ゼー 

輝子「……」

871: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:15:30.88 ID:SlrM2hgq0
輝子「キノココ、しびれごな」 

キノココ「ノコー」ポンッ 

幸子「!?」 

輝子「フヒ……冗談」 

幸子「もー! ビックリしたじゃないですか!」 

輝子「なんか……ゴメン」フヒ 

乃々「今のは……幸子さんが悪いんじゃないでしょうか……」 

美玲「だな……」

872: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:16:27.00 ID:SlrM2hgq0



ガタンガタン プシュー 

晶葉「ふぅ。あとはこの電車で終点まで一直線だな」 

晶葉「さて電車内で機械を弄るわけにもいくまいし、しばらくはイーブイをたっぷり愛でるとしよう」ムフフ 

イーブイ「ブイ」 



「おや?」

873: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:18:05.32 ID:SlrM2hgq0
「……ふふ~ん♪」 

「晶葉ちゃ~ん♪」 

晶葉「うむ? ……キミは……何だ、志希か」 

志希「何だ、ってヒドいな~、同じ研究者仲間じゃん!」 

晶葉「分野が違うだろう分野が」 

志希「まぁまぁ、仲よくしようよ~。あ、ここ座るね♪」ボフッ 

晶葉「まだ何も言ってないんだがな……」

874: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:19:22.30 ID:SlrM2hgq0
志希「この電車に乗るってことは、晶葉ちゃんもポケモンリーグに?」 

晶葉「そうだ……見たい対戦があってな」 

志希「へぇ~。珍しいね。晶葉ちゃんが外に出るなんて」 

晶葉「私だって人並みに外くらい出るさ。むしろ意外なのは君の方じゃないか? ポケモンリーグなど興味なさそうなものだが」 

志希「やだなーあたしだってポケモン研究者の端くれ、ポケモンバトルの祭典ともなれば見たくもなるもんだよ~、にゃふふっ」 

晶葉「本音は?」 

志希「色んな匂いが嗅げて面白いから!」 

晶葉「……」ハァ 

875: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:21:13.81 ID:SlrM2hgq0
志希「晶葉ちゃんは~……ハスハス、うーんいい匂い♪」ハスハス 

晶葉「そうか? あまり気にしたことはないが……」 

志希「いい匂いだよ~イーブイ達の臭いにオイルや錆の臭いが混ざった感じがたまんないね~」 

晶葉「全然いい匂いって感じじゃないんだが……流石に傷つくぞ」 

志希「あはは、気にしなくても大丈夫だと思うよ。あたしやペロリーム、ガーディなんかの嗅覚の良いポケモンじゃないと気付かないレベルだし!」 

晶葉「相変わらず凄い鼻だな」 

志希「まぁね~」

876: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:22:47.01 ID:SlrM2hgq0
志希「あ、それよりもさ! コレ、飲んでみない!?」サッ 

晶葉「何だそれは?」 

志希「ホラ、最近フレンドリィショップからエナジードリンクとスタミナドリンクが消えたでしょ? それであたしが独自にマネして試作してみたんだけど!」 

晶葉「なるほどつまり実験台になれと……自分で飲めばいいじゃないか」 

志希「飲んだよー。だけどホラッ、まだまだデータが欲しいし!」 

志希「というわけでほ~れほ~れ♪」グイッ 

晶葉「や・め・ろ馬鹿!」グググ

877: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:24:10.99 ID:SlrM2hgq0
志希「ちぇー。いいもん、他に飲んでくれる人探すもんねー! にゃふふん」ガタッ 

晶葉「あ、おい!」 

晶葉「……知らんぞ私は」 

イーブイ「ブイ?」 



志希「さーって、と……」

878: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/01(金) 01:25:35.70 ID:SlrM2hgq0





幸子「だからですねー!」ワイワイ 

輝子「フ、フヒ」 

美玲「あのなぁ!」ワイワイ 

乃々「で、電車内では静かにするべきなんですけど……」 

志希「……ふっふっふ~♪」

884: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:34:33.21 ID:2GxzveWV0
志希「ねぇねぇ、君たち~♪」 

幸子「?」 

美玲「誰だ?」 

志希「あたしは志希。一応ポケモン研究者なんだよ」 

輝子「け、研究者……?」 

乃々「……志希……? どこかで聞いたような……」 

幸子「はぁ……それで、研究者さんが一体何の用ですか?」

885: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:36:59.94 ID:2GxzveWV0
志希「実はね~、あたしが新開発したドリンクの実験だ……にゃふん、テスターになってほしいんだ~」 

輝子「い、いま実験台って」 

志希「言ってない言ってない」 

乃々「あ、怪しい……」 

幸子「ていうか、何でボクたちなんですか?」 

志希「ん~、何となく?」 

美玲「随分適当なんだな……」 



886: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:38:04.32 ID:2GxzveWV0
志希「ねね、良いでしょー? ちょびっとだけで良いからさ!」 

乃々「そのドリンクは、一体どんな成分で出来ているんでしょうか……」 

志希「成分? えっとね……タウリンやインドメタシンなんかに、ばんのうごなやふっかつそうみたいな漢方、それからふしぎなアメを砕いて……」 

乃々「ま……混ぜすぎでは……」 

幸子「ちょ、ちょっと待ってくださいね」 

887: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:39:14.97 ID:2GxzveWV0
幸子「どうします?」ヒソヒソ 

美玲「どうもこうも……怪しすぎだろっ」ヒソヒソ 

輝子「だよね……フヒ」ヒソヒソ 

乃々「きっとロクでもないことになりそうな予感がしますし……」ヒソヒソ 

幸子「そうですね、ここはきっぱりとお断りして……」ヒソヒソ 





志希「どうかな~♪」 

キノココ「ココ」ゴクゴク 

輝子「ノォーーーー! マイフレェェェェンズ!!?」 

888: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:41:24.08 ID:2GxzveWV0
キノココ「キノ……?」 

美玲「頼んできておいて勝手に飲ませるのはどうなんだ!?」 

キノココ「キノ……」 

輝子「だ、大丈夫なのか……?」 

志希「大丈夫だって! ……多分」ボソ 

幸子「多分て」 

キノココ「キノ……」 





キノココ「キノォォォォォォォォォォォォォォォ!!」 

美玲「おおっ!? キノココがハイテンションモードの輝子みたいにッ!」 

889: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:42:20.10 ID:2GxzveWV0
幸子「しょ、輝子さんは……?」 

輝子「お……おぉ? キ、キノココ……?」オドオド 

幸子「あ、輝子さんはハイテンションモードにはならないんですね」 

輝子「な、ならないよ……キノココ、どうしちゃったんだ……?」 

美玲「なぁ、これ大丈夫じゃないだろ!」 

志希「あ、あはは……ゴメン」 

志希「そんな大した量じゃないし、その内おさまると思うから……」 

890: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:43:16.82 ID:2GxzveWV0
美玲「乃々が飲んだらどうなるんだろうな」 

乃々「の、飲みませんし……絶対に」 

志希「じゃあ、次これ誰か飲んでみない?」スッ 

幸子「え、今の流れで飲む人がいるとよく思えましたね!?」 

幸子「しかもさっきのはあなたが勝手に飲ませたんじゃないですか!」 

志希「細かいことは気にしない気にしない♪」 

幸子「この人は……!」

891: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:44:27.18 ID:2GxzveWV0
志希「うーん、でもそうだねー。確かに自分で作っといてなんだけどこれはダメっぽいかもー!」 



乃々「あ……思い出しました」 

美玲「どうしたんだ、乃々?」 

乃々「この人、結構有名な研究家です……テレビで見ました」 

美玲「テレビで?」 

乃々「色々と破天荒というか……常識外れというか、そんな風に言われていた……ような」 

美玲「それは……見ればわかるな」

892: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:45:30.92 ID:2GxzveWV0
ギャー ギャー 

晶葉「まったく……何をやっているんだ」 

志希「ありゃ、晶葉ちゃん」 

乃々「あの人は……」 

美玲「知っているのか乃々」 

乃々「あの人も研究家で……ポケモンの転送システムなどの開発もした……若き天才とか」

893: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:48:36.36 ID:2GxzveWV0
晶葉「すまんな、この馬鹿が迷惑をかけて」 

志希「晶葉ちゃん、あたし一応年上だよ~?」 

晶葉「年上ならもっと相応の姿勢でだな……」 

晶葉「気になって来てみれば……何をやっているんだ全く」 

志希「あはは~」 


894: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:49:25.99 ID:2GxzveWV0



晶葉「なるほど、君たちもポケモンリーグに」 

幸子「はい……晶葉さんたちもそうなんですね」 

晶葉「うむ。知り合いが出場するんでな」 

美玲「へぇー。どんな人なんだ?」 

晶葉「ああ、凛と蘭子と言ってな……」 

幸子「え?」 

美玲「ん?」 

輝子「フヒ?」 

乃々「へ?」

895: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:51:56.37 ID:2GxzveWV0
幸子「り、凛さんってもしかして……」 

晶葉「? まさか知り合いか?」 

輝子「お、同じ名前の他人って可能性も……」 

乃々「でも、そんな偶然……」 

美玲「なぁ、その凛って人はこう、髪が長くて、クールな感じか……?」 

晶葉「うん……? まぁ髪は長いな。クールかと言われれば・・・・…まぁ、クール……か?」 

輝子「そ、それ多分、同じかも……」 

896: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:53:13.97 ID:2GxzveWV0
志希「へぇ~、凄い偶然。珍しいこともあったもんだね」 

晶葉「だな……」 

志希「うん? でもさ、蘭子ちゃんとその凛ちゃんのバトルを見たいんだよね、晶葉ちゃん」 

晶葉「そうだが」 

志希「それって難しくない?」 

幸子「と、いうと……?」 

晶葉「……」

897: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:54:34.07 ID:2GxzveWV0
志希「だってさ、蘭子ちゃんはチャンピオンでしょ? この地方のリーグのルールじゃチャンピオンは決勝トーナメントには参加しないで……」 

志希「トーナメントの優勝者とバトルをして、次のチャンピオンを決めるんだよね」 

美玲「それって……」 

幸子「つまり、凛さんがリーグで優勝しないと……蘭子さんと凛さんのカードは実現しないんですか」 

乃々「やっぱり、蘭子さんって……チャンピオンの蘭子さんの事なんですか……」 

晶葉「そうなるな」 

晶葉「確かにポケモンリーグを勝ち抜くのは難しい」 

晶葉「だが私は……」

898: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:56:28.20 ID:2GxzveWV0
志希「…………」 

志希「……へぇ~、強いんだ」 

晶葉「直接バトルを見たわけではないがな」 

志希「晶葉ちゃんがそこまで言うのって珍しいよねぇ」 

志希「ちょっと興味出たかも! ハスハスしてみたいなぁ~」 

晶葉「止めろ馬鹿」 

899: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:57:34.35 ID:2GxzveWV0
晶葉「まぁ、それはともかくこれも何かの縁だ。折角だから一緒に行かないか?」 

乃々「え?」 

志希「あ、それいいね! ね、いいでしょ?」ニャフフ 

美玲「ま、まぁウチはいいけど……」 

輝子「……フ、フヒ」ジリ 

キノココ「キノ」ジリ 

美玲「輝子……メチャクチャ警戒してるな……キノココは元に戻ったみたいだけど」

900: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 00:59:11.97 ID:2GxzveWV0
晶葉「安心してくれ、志希は私が抑えておく」グイ 

輝子「フヒ……それなら……」 

晶葉「決まりだな」 

志希「よろしくね~」 

乃々「何なんでしょうかこのパーティは……」

901: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/03(日) 01:00:39.45 ID:2GxzveWV0
志希「それじゃ、お近づきの印に……」 

志希「はすはす~っ♪」ガバッ 

幸子「!?」 

美玲「!?」 

輝子「!?」 

乃々「!?」 

晶葉「……」ハァ 

913: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:24:35.09 ID:5WW9UalU0
ガタンガタン プシュー…… 

シュウテンデス…… オアシモトニー 

晶葉「さて、着いたな」 

幸子「疲れました……」 

晶葉「どうした、まだ着いたばかりじゃないか」 

幸子「……」 

晶葉「どうした?」 

幸子「いえ、なんでもないです……」

914: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:26:20.34 ID:5WW9UalU0
美玲「しかし……テレビなんかでは見たことあるけど、実際見てみるとすげーなっ」 

輝子「ひ、人もポケモンもいっぱいだ……」 

志希「そりゃある種の観光地みたいなものだからねー。しかも今はまさにホットな時期だし」 

乃々「泊まる場所、空いてるんでしょうか……」 

晶葉「まぁ、問題はないだろう。観光名所というだけあって宿は多いはずさ」 

晶葉「確か、選手はポケモンリーグ側が用意した宿泊所があったはずだな」 

美玲「じゃあ、あちこち探し回る必要はないんだな」 

晶葉「そうなるな」 

志希「じゃ、さっさと宿見つけて会いにいこー!」

915: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:29:59.73 ID:5WW9UalU0





凛「…………で」 

凛「こんなに大勢で来たわけなんだ」 

晶葉「急にすまんな」

916: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:31:16.56 ID:5WW9UalU0
幸子「あ、あの、初めまして……ボクは幸子って言います」 

凛「あ、うん、初めまして」 

幸子「えと……凛さんのおかげでボクもポケモンをゲットできたので、そのお礼を言いたくて……」 

凛「……ふふ、私は何もしてないよ。ポケモンをゲットできたのは幸子ががんばったからだし、それに」 

凛「友達が手伝ってくれたから、でしょ?」 

幸子「……!」

917: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:32:16.15 ID:5WW9UalU0
凛「その事、忘れちゃだめだよ?」 

幸子「……はい!」 

凛「そうだ、よかったら捕まえたポケモン……見せてくれないかな」 

幸子「いいですよ! 出てきてください!」ポンッ 

ピカチュウ「ピッカ!」 

凛「このポケモンは……」 

晶葉「ピカチュウ、だな」 

918: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:33:14.87 ID:5WW9UalU0
ピカチュウ でんき でんきネズミポケモン 
ほっぺの両側に電気袋を持つ 
怒るとため込んだ電気を一気に放出する 
尻尾を周りの様子を探る際に、尻尾に雷が落ちてくることがあるという 

凛「へぇ……カワイイね」 

幸子「そうでしょう、なぜならカワイイボクのポケモンですからね!」 

凛「えっ……あ、うん」 

美玲「……いつもこんな感じだからな、あんまり気にしない方がいいと思うぞ」 

幸子「ひどくないですか!?」 

輝子「まぁ……か、カワイイのは確か、なんだけどな……」 

幸子「フ、フフーン! そうですよね! さすが輝子さん、わかってますねっ!」 

乃々「……単純ですか……」

919: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:34:12.52 ID:5WW9UalU0
美玲「まぁ、ウチらももう一回、お礼を言いたかったんだ……ありがとうな」 

凛「さっきも言ったけど、捕まえたのは美玲たちが頑張ったからだよ。私はちょっと背中を押しただけ」 

輝子「でも……凛さんが居なかったら、頑張ることもできなかった、と思う……」 

乃々「だから……本当にありがとうございました」ペコ 

凛「え、あぁ、うん……どういたしまして……」 

晶葉「フフ、そうやって素直に受け取っておけばいいんだよ」 

凛「……そうだね」

921: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:35:47.15 ID:5WW9UalU0
晶葉「さて」 

凛「……?」 

晶葉「一応、先に言い訳をしておく。私は止めようと努力はした」 

凛「え?」 

晶葉「だが止められなかった……すまん」 

凛「? 何の事? 話が見え……」 

志希「凛ちゃぁぁぁぁぁぁぁん」ガバッ 

凛「うわっ!?」

922: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:40:55.68 ID:5WW9UalU0
>>920 
まさにその通りなんです 
迷った末のチョイスですが 


志希「君が凛ちゃんだねー! あたし志希っていうんだぁ~」クンカクンカ 

凛「なななな、なに!?」 

晶葉「はぁ」 

幸子「出ましたよ……ボクたちも電車の中でさんざんやられましたからね、アレ」 

美玲「見た目以上に凄いパワーで絡んでくるんだもんな……引き剥がせないくらいに」 

乃々「あうう……思い出してしまいました……恥ずか死しそうです……」 

輝子「フ……フヒ」 

923: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:42:06.79 ID:5WW9UalU0
志希「ん~♪ なるほどなるほど」ハスハス 

凛「んーっ、んーっ!?」 

志希「にゃふふふふ~♪」ハスハスハス 

凛「……っ」 

パッ 

凛「はぁっ、はぁっ……」ドサッ 

志希「おっけーおっけー、ありがとうね!」 

924: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:43:14.26 ID:5WW9UalU0
凛「い、いきなり何なの……?」 

晶葉「すまんな、こいつの悪い癖なんだ。まったく……」 

晶葉「本人が言うには『匂いでその人やポケモンの事はだいたい分かる』だそうだ」 

凛「匂いで……?」 

志希「本当だよ~。もちろんゼンブ分かるって訳じゃないけど、なーんとなくは分かるって感じ? あとは統計とか経験則とかからの推測かな~」 

志希「そしてハスハスしてみて……何となくだけど分かった」 

志希「晶葉ちゃんが高く評価するのも頷けるって感じの、不思議な匂い」 

志希「これまで嗅いだことが無いような、そんな不思議な……」 

凛「……」 

925: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:44:47.97 ID:5WW9UalU0
凛「それにしても、意外な面子だね」 

晶葉「あぁ、たまたま電車で会ったんだが……まさかお互い君目当てだとは思わなかったぞ」 

晶葉「世界は意外と狭いものだな」 

晶葉「私は君と蘭子の対戦を見たくてここに来た。期待しているよ」 

凛「……うん、ありがとう」 

幸子「ボクたちも!」 

幸子「凛さんの事、応援します!」 

美玲「だから……が、頑張れよっ」 

輝子「トモダチも……お、応援してるぞ」 

乃々「が、頑張ってください……」

926: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:45:45.45 ID:5WW9UalU0
凛「皆……ありがとう」 

晶葉「それじゃあ、我々はそろそろ退散するよ。邪魔をしたな」 

凛「ううん、本当にありがとう」 

凛「……」 

凛「そっか、私を、応援してくれている人もいる」 

凛「……頑張らなきゃね」 

927: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:47:13.58 ID:5WW9UalU0
それから…… 



未央「しぶりん!」バン 

凛「未央!」 

未央「へっへー、何とか追いつけたね!」 

凛「泥まみれだよ、未央」 

未央「あー、チャンピオンロードにちょっと手間取ってさ」 

凛「卯月は?」 

未央「別ルート。そろそろ来るんじゃないかな?」

928: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:48:50.02 ID:5WW9UalU0
卯月「凛ちゃん、未央ちゃん!」バン 

未央「ほら」 

凛「卯月も泥まみれだ」 

卯月「え? あ、本当だ! 気づかなかった……」 

凛「まだ時間に余裕はあるし、エントリーは先にシャワー浴びてからにしたら?」 

卯月「そうだね」 

未央「あー、靴の中までぐちょぐちょんなってるよこれ」

929: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:49:52.82 ID:5WW9UalU0
凛「…………」 

未央「しぶりん、どうかした?」 

凛「……ううん、なんでもない」 





凛「…………」

930: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:50:53.23 ID:5WW9UalU0
さらにそれから…… 

凛「……」 




凛(エントリー受付は今日で最後) 

凛(……大丈夫なの? 奈緒、加蓮……)

931: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:52:01.42 ID:5WW9UalU0



凛「……」 

凛「……あと、少し」 

凛「…………あの2人と戦えないのは残念だけど、さすがに間に合わなかった、か……」 



「誰が何に……」 

「間に合わないって?」

932: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:53:25.54 ID:5WW9UalU0
凛「!」 

凛「奈緒、加蓮……!」 

奈緒「何とか……」 

加蓮「間に合ったよ!」 

凛「……遅いよ」 

奈緒「仕方ねぇだろ、あたし達はそもそもあの時バッジなんか1つも持ってなかったんだからさ」 

加蓮「テレポートで跳べる街が多かったのが良かったね」

933: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:55:48.37 ID:5WW9UalU0
加蓮「でも……さすがにチャンピオンロードは堪えたよ」 

奈緒「ああ、加蓮だけじゃなくあたしもキツかったからな……」 

奈緒「でもまっ……何とか間に合ったんだ、それでOKだろ?」 

凛「……そうだね」 

凛「あれ、そういえばこずえと文香さんは?」 

奈緒「ああ、あの2人にチャンピオンロードは流石に酷だからな……菜々さんに送ってもらうことにしたんだ」 

加蓮「ちょっと遅れるけど、ちゃんと来るよ」 

凛「そうなんだ」

934: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 01:57:31.55 ID:5WW9UalU0
加蓮「あの時はこっぴどくやられたけど、今度は覚えてなよ、凛?」 

凛「ふふ……勝つのは私だよ」 

奈緒「いーや、あたしだ!」 

加蓮「ふふふ……」 






凛「……」 

凛(…………いよいよ始まる) 

凛(私の、ポケモンリーグへの挑戦が)

935: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 02:05:17.26 ID:5WW9UalU0
開会式 

ザワザワ ザワザワ 

未央「結構な人数がいるんだね」 

卯月「そうだね……大丈夫かな」 

凛「大丈夫だよ、自信を持って」 

卯月「うん……」 

奈緒「まずは予選でかなりの人数が落とされるんだよな。確か……」 

加蓮「決勝トーナメントに残れるのは32名だけ。厳しいね」 

卯月「あっ、始まるみたい!」

936: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 02:07:25.32 ID:5WW9UalU0
幸子「ふー、まだ開会式なのに、凄い数のお客さんですね」 

晶葉「あぁ、だが何とか席は確保できたな」 

輝子「す、凄い熱気だ……」 

美玲「誰か出てきたぞ」 

ザワザワ…… 

乃々「あれは……チャンピオンに、大会実行委員ですね……」 

志希「蘭子ちゃーん!」

937: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 02:09:22.75 ID:5WW9UalU0
『これより、アイマス地方ポケモンリーグの開会式を執り行います』 

『まずは現チャンピオン・蘭子より開会の宣言です』 

『チャンピオン、どうぞ』 



輝子「あれが、チャンピオン……」 

幸子「ボク達と同じくらいなんですね……」 

美玲「凄いな……」 

乃々「……」

938: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 02:10:43.01 ID:5WW9UalU0
蘭子『こほんっ』 

蘭子『闘いの都に集いし……』 

『あ、できれば普通でお願いします』 

蘭子『は、はいぃ……』カーッ 

凛「……ふふっ」クス 

蘭子『……』スゥッ 


939: ◆.2RVExwkajVj 2014/08/06(水) 02:11:50.95 ID:5WW9UalU0





蘭子『只今より、ポケモンリーグを開催することを……ここに宣言します!』