1: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:34:29.958 ID:hZIxyNSd0
杏子「さやかー! 簡単でたくさん金を稼げる仕事を見つけたんだ!」

さやか「へー良かったじゃん。何やんの?」

杏子「AVってのを撮るんだってさ」

さやか「へぇ~~ぇぇぇぇえええええええ!?」

引用元: ・杏子「さやかと一緒にAVってのを撮ることになった」

2: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:36:47.719 ID:hZIxyNSd0
さやか「ちょ、ちょっと待ちなさいよアンタ!? なんてもん出ようとしてんのよ!?」

杏子「ま、まぁそりゃ悪いことだって分かってるけどさ、でもちょっと法律を破くだけで何週間も生きてられるんだ! 誰に迷惑をかけるでもなし、別にいいだろ……?」

さやか「かけるでもなしって……あんた、自分の身体をもっと大事にしなさいよ! そんな簡単に自分の身体をキズモノにするなんて、絶対ダメ!」

さやか「杏子の身体に傷がつくなんて、あたし……」

杏子「さやか……」

3: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:38:38.168 ID:hZIxyNSd0
杏子「……分かった、分かったよ。さやかがそこまで言うならやめる」

さやか「な、何だ、意外と聞き分けがいいのね」

杏子「あたしもちょっと引け目感じてたし……」

杏子「ただ酒飲むだけでいいから、楽な仕事だと思ったんだけどな……」

さやか「……酒、だけ?」

4: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:39:46.794 ID:hZIxyNSd0
さやか「Alcohol Videoの略でAVぃ!?」

杏子「あぁ。最近未成年が酒飲む動画が流行ってるんだって。それで酒を飲む映像をそういう企業に送れば、報酬として10万円くらい貰えるんだ」

杏子「あたしはもうバレて困る身も、警察に厄介になって心配かける家族も無いからさ、こういうのに適任かなって思ってさ」

杏子「っていうかそれ以外にAVっていうのがあるのか?」

さやか「あ、えぇっと、それは、その……」

杏子「……?」

さやか(なんて純粋な目で見るのよぉ……)

5: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:40:25.760 ID:hZIxyNSd0
杏子「じゃ、そういうことだからさ。お金が入ったらさやかにも何か奢ってやるよ」

さやか「うん、まぁ……楽しみにしてるわ」

杏子「……何か思う所があるみたいじゃん。説教なら聞かねーぞ?」

さやか「あぁいや、単純な疑問なんだけどさ……」

さやか「あんた、お酒買えるの?」

6: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:41:41.406 ID:hZIxyNSd0
杏子「あー、普通の飲み物よりちょっと高いんだっけ? でもまぁ野口さん一枚あったら大丈夫だろ」

さやか「そういう問題じゃ無くて、あんたどっからどう見ても未成年じゃん」

さやか「……レジ、通るの?」

杏子「レジ……あ!!」

杏子「…………」

さやか「…………」

杏子「…………ちょっと盗んでくる」ダッ

さやか「それをあたしが見逃すわけないでしょ」ガシッ

7: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:42:39.033 ID:hZIxyNSd0
杏子「ちくしょう離せぇ! 緊急事態なんだよ!!」ジタジタ

さやか「ちょ、暴れないでよ不良娘! 別にその位なら手伝ったげるから!」

杏子「……え?」

さやか「えって何よ」

杏子「……は?」

さやか「変えれば良いってもんじゃないのよ」

8: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:43:14.263 ID:hZIxyNSd0
杏子「でも、その……いいのか?」

さやか「まぁ、そりゃ未成年飲酒は悪いことだけど、杏子の言う通り誰に迷惑かけるでも無いんだし」

さやか「だったらあたしは友達を助ける方がいいかなぁ、って」

杏子「さ、さやかぁ~!!」ダキッ

さやか「きゃっ」

9: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:44:18.223 ID:hZIxyNSd0
杏子「でもさ、あたしはともかくさやかが出るのはまずいんじゃないか?」

さやか「あたしは裏方に徹するからヘーキヘーキ。それより、撮るなら早くあたしの家に行こ。レジのこと失念してたなら、カメラのことも考えてなかったでしょ」

杏子「レジはしょーがないだろ! 通さない生活に慣れてたんだから」

さやか「えばって言えるセリフかい!」

さやか「とにかく、今日なら親は帰ってこないし、家ならカメラもあるしお酒もたくさん冷えてるから大丈夫」

杏子「その年で酒豪!? お前のがよっぽど不良じゃねーか!」

さやか「お父さんのに決まってるでしょバカ」

10: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:44:56.575 ID:hZIxyNSd0
美樹ハウス
杏子「お、お邪魔します……」

さやか「お構いなく。あたしの部屋はこっちだよ」

杏子「……」

さやか「どしたの?」

杏子「いや、人の家に上がるのって初めてでさ、何だか緊張しちゃって……」

さやか「ぷっ。もう可愛いなぁこいつは~!」ワシワシ

杏子「なっ、何すんだよ//」

12: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:47:42.718 ID:hZIxyNSd0
さやか「はい。んじゃここに座って」

さやか「これお酒。度数低そうなの選んどいたよ」

杏子「サンキュ。カメラ、この位でちゃんと映ってるか?」

さやか「オッケーだよ~……あっ!」

杏子「どうした?」

13: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:49:22.885 ID:hZIxyNSd0
さやか「おつまみ買うの忘れてた! ゴメン、ちょっとコンビニまで行ってくる!」

杏子「えっ!? おつまみってあれだよな、お腹の膨らむアレだよな!」

杏子「そこまで恵んでもらえるなんて……」

さやか「あーうん、お恵みもあるっちゃあるけど……まぁとにかくちゃっと買ってくるから待ってて。先に飲んじゃダメだよ」

杏子「おうっ! あ、じゃあついでにリクエストしていいかい?」

さやか「なに?」

杏子「焼き鳥買ってきてよ。あれケースに入ってて盗めないから、食べてみたかったんだ」

さやか「……早くその価値観直しなさいよ」

14: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:50:56.988 ID:hZIxyNSd0
杏子「……あー、さやかがいないと暇だなぁ……」

杏子「で、暇だと腹が減るんだよな」

杏子「いつもなら、この時間起きてても腹減るだけだし、すぐ寝ちまうからな……」グー

杏子「うっ……意識したら余計にすきっ腹が……」

杏子「何でも何か腹に入れてえな……」

杏子「…………」チラッ

16: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:53:08.812 ID:hZIxyNSd0
杏子「……酒で一旦お腹膨らませるか」

杏子「さやかまだだけど、ちょっと飲んだって別にいいよな……?」

杏子「もう腹ペコが限界なんだ。話せばさやかも分かってくれるだろ」

杏子「カメラは……回ってるな」

杏子「これがちゃんと撮れてなくちゃ金がパアになっちまう」

17: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:53:55.375 ID:hZIxyNSd0
杏子「じゃ、いただきます」プシッ

杏子「んっ、んぐっ……んんっ」

杏子「ぷはぁ! 何だこれ、甘ぇしうめぇ!」

杏子「ジュースみたいにさっぱり飲める! へぇ、大人になったらこんないいもん飲めるんだなぁ」

18: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:55:06.872 ID:hZIxyNSd0
杏子「銘柄は……へぇ、アップルビネガーってのか」

杏子「こりゃ美味しいなあ。いくらでも飲めるよ」グビグビ

杏子「……ありゃ、もう無くなっちゃった」

杏子「人の家の冷蔵庫漁るのは気が引けるしなぁ……」

杏子「腹ペコも収まった気がするし、さやかが帰って来るの待つか」

杏子「ってなると、それまで暇だな……うーん、何しよ……」ヒック

杏子「……ひっく?」

19: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:55:58.365 ID:hZIxyNSd0
杏子「っかしーな、まだ何も食べてないのに、なんでしゃっくりがれんら……」ヒック

杏子「しかも、らんか身体が熱くらってるようら……」

杏子「あ、あらひ、どうひちまっらんら……?」

さやか「ただいま~……って、あんた缶開けちゃったの!?」

杏子「あぁしゃやかぁ、おかえり~……」ヒック

さやか「おかえりーじゃなくて! ったく、大分酔っぱらってんじゃん……空きっ腹にアルコールはよく回るっていうから念を押しといたのに……」

杏子「お、ほんろに焼きろり買っれくれらんらら、じゃあ二本目を……」ヨロッ

さやか「飲むな飲むな飲むな焼きロリ! これ以上飲むのは流石にマズいから!」

20: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:57:04.888 ID:hZIxyNSd0
さやか「ほら、ひとまず横になって。今水持ってくるからさ」

杏子「うー」ヒクッ

さやか(もっと強く言っておけばよかったなぁ、さやかちゃん反省……)

さやか(一本でここまで酔い潰れるってことは、元々お酒に弱かったのかな)

さやか(それにしても、あんなにぼうっとしてる杏子、初めて見たかも……)

さやか(いつも強気な杏子があんなに弱々しいなんて、何か変な感じ……)キュン

さやか「……きゅん?」

21: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:58:29.519 ID:hZIxyNSd0
さやか「はい水。持てる……訳ないわよね。飲ませたげる」

杏子「あ、ありらとしゃやか」

さやか「お礼なんていいよ。はい口開けて」

杏子「あー……」

さやか「んー、この広さじゃ水こぼしちゃうかも……」

22: 名無しさん 2019/11/04(月) 01:59:37.248 ID:hZIxyNSd0
さやか「杏子、指で口開けるけど我慢してね」クイッ

杏子「ん……」

さやか(杏子、意外と唇柔らかい……)

さやか(何か、あんまり意識したことなかったけど、杏子も女の子、なんだよね)

さやか(……力なく開いた口の奥で唾が糸を引いてて、何だか、まるで……)ドキドキ

さやか(あ、あれ? なんであたしこんなにドキドキしてんだろ……?)

さやか(酔っぱらいの傍にいたせいであたしも酔っちゃったのかな?)

さやか(……まっさかね……)

23: 名無しさん 2019/11/04(月) 02:00:40.792 ID:hZIxyNSd0
杏子「しゃ、しゃやか……?」ヒクッ

さやか「あっ、ご、ごめん! じゃあ注ぐよ」チョロチョロ

杏子「んっ、んぐ……」ゴクッ

さやか「喉詰まりそうになったら言ってよ」

杏子「それらららいじょ……ゲホッゲホッ!」

さやか「あいたっ」バシャ

26: 名無しさん 2019/11/04(月) 02:04:15.304 ID:hZIxyNSd0
杏子「わ、わりぃ、咽ちゃった……」

さやか「っ、こ、こっちこそ、手当たった拍子に溢しちゃって……」ドキッ

さやか(リンゴみたいに真っ赤な顔に、零れた水が杏子の口元を濡らして……)ドキンドキン

さやか(変な気持ち、今杏子に触れたら、多分、あたし……)

さやか(…………はっ、馬鹿! 何考えてんの!?)

さやか(相手は杏子、ただの女の子、そう。ただの女の子なんだから)ドキンドキン

さやか(平常心平常心平常心……)

27: 名無しさん 2019/11/04(月) 02:05:07.234 ID:hZIxyNSd0
杏子「な、なぁしゃやか……」

さやか「な、何、杏子?」ドキッ

杏子「しゃっきから身体が熱くれひょうがなくれさ……」

杏子「この火照ってるの、沈めてくんらいから……?」ウルッ

さやか「」キュン

28: 名無しさん 2019/11/04(月) 02:07:42.422 ID:hZIxyNSd0
さやか「…………分かった、ちょっと水取ってくる」

杏子「おー、よろひく~……」

さやか(杏子が悪いんだから……あんなに無防備になって誘ってくるのが悪いんだから……)


杏子「あ、しゃやか、水ありがと……え。待っれ、何れその水お前が飲んれんむっ、んっ、くちゅ、あうっ……ぷはっ、ま、待っれしゃやか、口移ひはんっ、んちゅ……お、おい、やめ、確かに熱いって言っらけろ、服を脱がせなんれ言ってら、あっ、んっ……」


こうして企業に送るはずだった宅飲みのビデオは、さやかだけの特別なアダルトビデオになってしまったのでした。

さやか(……略称は同じだし、まぁいっか)

終われ

29: 名無しさん 2019/11/04(月) 02:09:19.590 ID:hZIxyNSd0
AV(アダルトビデオじゃない)ネタをよく見るから、そうと見せかけて結局AVになるネタをやりたかっただけ
エロを書ききる技量が無いから中途半端でごめんね、続きを妄想しながら寝るわ