1: 名無しさん 2020/01/20(月) 00:37:51.698 ID:0yOeAYOga
俺「信じてくれるかわからないが、俺は異世界から来たんだ」

王「ほう、異世界とな。これは笑わせる」

俺(くっ……やはりダメか!)

王「だが特別にチャンスをくれてやろう」

俺「!」

王「わしは食通として知られておる。貴様の元いた世界の美味なる食事を提供してみよ。それによって処遇を決めよう」

俺「ありがとう……!」

引用元: ・王「怪しい者め。処刑せよ」俺「待ってくれ」

2: 名無しさん 2020/01/20(月) 00:38:10.435 ID:0yOeAYOga
数日後

大臣「な、何だこれは!? まるで泥水ではないか!!」

俺「それは『味噌汁』ってんだ。俺のいた国でよく飲まれていたポピュラーなスープさ」

王「しかし……かような色の食材は見た事がないぞ」

俺「味噌汁はその名の通り『味噌』を使っている。これがこっちの世界には無くて困ったがね。あんたらの言う『ビッグビーンズ』を発酵させて何とか再現できた。どうか飲んでくれ」

王「うむ……」

大臣「王よ! ま、まずは毒見役に!」

王「いや、よい。初めて見たにも関わらず何やら懐かしき香り。とても美味そうだ」ズズッ

大臣「ああ!!」

俺「……」ニヤリ

王「うっ!! うぉえええええ!!!!」

大臣「王ー!! 王ーー!!!!」

味噌を作った事がない俺に味噌を作る事なんてできなかった。それはただの腐った豆だった。王を殺した俺はすぐさま処刑されるはこびとなったというわけさ。トホホ!

4: 名無しさん 2020/01/20(月) 00:38:35.862 ID:qB156a1r0
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