1: 名無しさん 2020/04/06(月) 00:53:33.792 ID:exyesB640
幼いカイオウ「たあっ」
ドカカッ


大人「ぎゃああっ」


子供たち「すごい!大人数人を一瞬で!」「流石カイオウさんだ!」


ワーーーーワーーーーー


ジュウケイ「強い…」


黒夜叉「強さだけではございません。カイオウはその腕に増して人望が」


ジュウケイ「なにい?!」


幼ヒョウ「はあ…はあ…」


ジュウケイ(あかん…)

引用元: ・ジュウケイ(あかん…カイオウ強すぎるわ)

3: 名無しさん 2020/04/06(月) 00:57:38.996 ID:exyesB640
…………

幼カイオウ「ジュウケイさま、お話とは」


ジュウケイ「カイオウ、強いな…」


幼カイオウ「ありがとうございます!」


ジュウケイ(宗家の血を引くヒョウを差し置いてあれはあかんやろ…明日の試合負けもらわな…でもラオウトキ人質にするのもなあ。まだ十代のガキやし…)

幼カイオウ「?」

ジュウケイ「なあ、カイオウ明日ヒョウと試合やったな」


幼いカイオウ「はい!年下とはいえ宗家の血を引くヒョウ。全霊を賭して挑みます!」


ジュウケイ(あかん。)

4: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:02:39.991 ID:exyesB640
ジュウケイ「なあカイオウ。明日、負けてやってほしいんや」

幼カイオウ「な!何を申されます⁉なぜ!」


ジュウケイ「ほら…大きい声では言えんけどやな…宗家やん。ヒョウ」

幼カイオウ「はい」

ジュウケイ「宗家の人間ボコボコにしてまうと。うるさいやん。宗家のじじいども。な?」

幼カイオウ「それで、手を抜けと言うのですか!あの。母者が宗家の犠牲になったように俺も礎になれと!」


ジュウケイ(やっぱ根にもってるんか…しゃあないやん赤ん坊のヒョウとケンシロウほっとけないやん火事場で)

5: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:09:53.589 ID:exyesB640
幼カイオウ「俺は嫌です!全力で戦いますよ俺は!」

ジュウケイ「頼むわカイオウ。納得いかんのは分かる。ワイもな、お前の方が強いのはよう知っとる。でも上下関係があんねん。村八分されたないやろ?お前だけちゃうで。弟のラオウトキ、妹のサヤカにも火の粉かかるかもしれんのよ」

幼カイオウ「それは…」

ジュウケイ「母親が死んだときみたいに、宗家の連中に代わってワイがまた土下座すれば。いうこと聞いてくれるか?」

幼カイオウ「お、おやめくださいジュウケイさま!悪の道を誓おうとした俺を引き留めてくれたのはジュウケイさまです。もうあんな姿は見たくない!」


ジュウケイ「せやろ?禿げ頭の土下座満みたないやろ?何とか頼むわ。な?」


幼カイオウ「…」

6: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:16:05.118 ID:exyesB640
・・・・・・・・・・
幼ヒョウ「たああっ」

カイオウ「ぐううっぐわー!」

バキドゴ


「か、カイオウさんがまるで歯が立たない!」「やっぱ強いって言っても宗家のヒョウ様にはかなわないんだ!」「そんなものだよなあ~やっぱり」

ゴカアッ

幼カイオウ「ま、まいりました…!おれのまけです!」がく

幼ヒョウ「はあ、はあ…か、カイオウ…」


ジュウケイ「すまんな。ごめんやでカイオウ…」


ラオウトキ「…」


ジュウケイ「お前らのお兄ちゃん、ほんとは強いんやで。ワイのせいなんや。恨んでくれて
や」

ラオウ「いわれなくとも知っています…。兄者は俺たちのために」


ジュウケイ「せや」

10: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:22:28.661 ID:exyesB640
…………

幼カイオウ「う、ううう…」

ジュウケイ「カイオウ、ごめんな、ホンマ。」


幼カイオウ「ぃ、いいんです...俺たちは所詮北斗の衛星…屑星ですから」

ジュウケイ(えぐい自虐させてしもた。胃が痛いわ)

幼カイオウ「これからはヒョウの従者として慎ましく生きていきますよ…皆それを望むんでしょう」


ジュウケイ(……いやあこの天賦の才をこのまま潰したらあかんよな…もうちょい後に生まれ取ったらなぁ。北斗琉拳おしえたらどうなるんやろ。)

12: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:29:24.756 ID:exyesB640
………

青年カイオウ「はああああっ」


ジュウケイ「うせやろ?魔界入りかけとるやん」


カイオウ「ふ、ジュウケイ。後悔しているか俺に北斗琉拳を授けたことを!今の俺ならば北斗神拳も敵ではないわ!」


ジュウケイ(あかん。ワイと同じことを同じ形相で言うとる)


カイオウ「リュウケンのもとに送られたラオウ。トキと比べて、俺は落ちこぼれだと思っていた!だが、ふふ、この魔闘気!ジュウケイ、あんたは俺に北斗宗家に復讐させるために拳を授けたというわけだ!」


ジュウケイ「ちゃうねんちゃうねん、そんなわけないやん」

14: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:34:49.841 ID:exyesB640
カイオウ「ふ、いずれにせよ俺は止まらぬ!これより海を渡りリュウケンのもとへ向かう!」


ジュウケイ「させへんで」


カイオウ「邪魔をするのかジュウケイ」


ジュウケイ「実はな、ワイも魔界に入りかけたことがあるんや。ワイ元々中国人やろ?当時の背景から日本人のリュウケンが憎くて憎くてな」

カイオウ「何」


ジュウケイ「結果妻も子も失ってもうたわ。愚かなことしたと思ったで。結局勝てなかったしな劉宗武のおっさんに笑われる思ったわ。お前もやめとき、絶対勝てんて」

15: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:41:42.270 ID:exyesB640
カイオウ「俺をあんたと一緒にするな。ヒョウとの力量も差がつくばかり、宗家など恐怖もない!」

ジュウケイ「ヒョウは血が薄いやん。はっきり言って。だからリュウケンのもとにも送られてへんし。才能だけなら一般入門者のハンの方が上まであるで」

カイオウ「そ、そんなこというのか」

ジュウケイ「事実やしなあ。ともかくや、北斗神拳伝承者はあかん、やめとき」


カイオウ「ならなお前の腕で止めてみよ!」


ジュウケイ「デジャブだらけなセリフはくなや」

17: 名無しさん 2020/04/06(月) 01:46:43.800 ID:exyesB640
落ちが見えんし終わりや