1: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:12:27.421 ID:IgS4Y1nA0
ゆりね「…微妙に流行りのピーク過ぎてると思うけど」

邪神ちゃん「うっせーですのゆりね!しかぁし、いつまでそんな生意気な口が叩いていられるかなぁ~?」

邪神ちゃん「そこはセックスしないと出られない部屋!つまり、お前一人ではどう逆立ちしたって外には出られないって事ですの!」

邪神ちゃん「くきゃきゃきゃきゃ~wせいぜい一人えっちでもして悪あがきしてみるがいい~w」

ゆりね「…あんた、またニセモノ掴まされたのね」

邪神ちゃん「へ?」

ゆりね「普通に開くわよ、この扉」

邪神ちゃん「なんだとぉ!?そんな筈はないっ!」ガチャ…バタン! 

引用元: ・邪神ちゃん「ひゃ~っひゃっひゃ~っwww今流行りのセックスしないと出られない部屋にゆりねを閉じ込めてやりましたの~www」

2: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:13:19.888 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「なんだ。ちゃんと施錠されてるじゃないか…」ガチャガチャ

邪神ちゃん「……はっ!」

ゆりね「自分で言うのもなんだけど、こんな古い手に引っかかってんじゃないわよ」

邪神ちゃん「き、きったねーですのゆりねっ!騙しやがったなぁ!」

ゆりね「さて、それじゃあさっそく…」

邪神ちゃん「な、なんだぁ~?まぁた暴力に訴えるつもりかぁ~?」ビクビク

ゆりね「それはここを出た後でたっぷり味あわせてあげるわ。それよか、今は…」

邪神ちゃん「い、今は……?」

ゆりね「…やるわよ。セックス」

邪神ちゃん「んなっ///」

3: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:14:06.621 ID:IgS4Y1nA0
ゆりね「何のためにあんたを誘い込んだと思ってるの。やる事やらなきゃ二人とも一生ここから出られないのよ?」

邪神ちゃん「そ、それはそうだけどぉ~///」モジモジ

ゆりね「モジモジしてないでさっさと済ませましょう。私、早くここから出たいんだから」ヌギヌギ

邪神ちゃん「そ、そんな味もそっけもない…」

邪神ちゃん「は、はじめてなんだから…せめてもっとロマンチックに誘って欲しいで・す・の///」ポッ

ゆりね「……」イラッ

ゆりね「バカ言ってないで交尾するのよっ!この爬虫類っ!」ガシッ

邪神ちゃん「ちょ…まだ心の準備が……ぎにゃああああああああああああっ!!!」

5: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:14:54.012 ID:IgS4Y1nA0
~メデューサ&ミノスの場合~


メデューサ「あれ~?ゆりねちゃんのお部屋にこんな扉あったかな?」

ミノス「なんだよぉ。あたしと同じアパートなのに一部屋多いなんてちょっとズルいよなぁ」

邪神ちゃん「いやぁ。最近ちょっと増築したものでな」

邪神ちゃん「さっ、中が気になるだろう?今日だけ特別に入れてやりますの」ガチャ

メデューサ「いいの?ありがとう邪神ちゃん!おじゃましまーす♪」

ミノス「やけに気前がいいな。後で入場料とかせびってくんなよー?」

邪神ちゃん「やだなぁ。大切な友達にそんな事しませんの~w」ニヤニヤ

6: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:16:23.686 ID:IgS4Y1nA0
メデューサ「えっと…真っ白でどこまでも広いけど…何もない部屋だね」キョロキョロ

ミノス「なんだここ。精神と時の部屋かよ…」キョロキョロ

邪神ちゃん「それじゃ後はお二人でごゆっくり~♪」バタン

メデューサ「ふえっ!?邪神ちゃん!?」

メデューサ「あ、開かないよ…?」ガチャガチャ

ミノス「はぁ…まぁこんな事だろうと思ったよ…」ポリポリ

ミノス「おーい!邪神ちゃん!くだらないイタズラしてないでさっさと開けてくれよー!」

邪神ちゃん「やなこった~www出たけりゃご自慢の馬鹿力でなんとかしてみるんだなぁ~www」

ミノス「──いいのか?このあたしにそんな挑発して…」

ミノス「せっかく増築した部屋がぶっ壊れても……知らねえからなあああっ!!」ガァーンッ!!

ミノス「なっ…!ビクともしない…だと…!?」

メデューサ「そんな…!」

8: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:17:25.527 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「ひゃ~っひゃっひゃ~っwww驚いたか~www」

邪神ちゃん「そこはなぁ!お前ら二人がセックスしないと絶対に出られない部屋なんだよぉ!」

メデューサ「セッ…///ええええっ!?///」カァァァ

ミノス「うわ…それってちょっと前に流行ったやつじゃんかよ…」

邪神ちゃん「うっせぇ!まったくどいつもこいつも私を流行遅れみたいに…」

メデューサ「ひどいよ邪神ちゃん!どうしてこんな意地悪するの!?」

邪神ちゃん「へ?そりゃあ面白いからですの」

ミノス「サイコパスの回答かよ」

邪神ちゃん「あと、ゆりねに使おうとして失敗に終わっちゃったから他にも使わないと勿体ない気がしたんですの」

メデューサ「そして貧乏性…」

10: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:19:06.783 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「なんでもいい!悪あがきするなり、空腹でのたうち回るなり、ついには禁断の関係に走るなりして私を楽しませろ!」

邪神ちゃん「その為の覗き窓もオプションで付けてるんだ」パカパカ

メデューサ「そんなぁ…」

ミノス「はぁ…まいったなぁ…」ポリポリ

邪神ちゃん(くっくっく…困ってる困ってるw)

ミノス「……なぁメデューサ、ちょっといいか。あのさ…」ゴニョゴニョ

メデューサ「なぁに?うん…うんうん…なるほど…」

邪神ちゃん(急に小声になりましたの…いったい何を話してやがるんだ?)

ミノス「……と、いうワケなんだがどうするメデューサ?その…するか?」

メデューサ「ミ、ミノスっ///」

邪神ちゃん「!?」

11: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:20:48.058 ID:IgS4Y1nA0
ミノス「いや、だってさ…しないといつまでもこのままなんだぜ?決断は早い方がいいって」

メデューサ「そうだけどぉ…///」モジモジ

ミノス「メデューサはさ、今迄にしたことってあるのか?」

メデューサ「あ、あるわけないよ///」カァァァ

ミノス「そっか。実はあたしもなんだよ。まだ婿さん貰う予定もないしさ」

メデューサ「ミノスはいいの?初めてが私なんかで…///」

ミノス「おいおい、もっと自信持てよ。私は嬉しいぜ。初めてがメデューサで♪」

メデューサ「私も…///ミノスなら…いいよ///」ポッ

邪神ちゃん(う、嘘だろ!?こいつら思い切り良すぎるだろ!いいのかそれで!!)

14: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:23:08.802 ID:IgS4Y1nA0
ミノス「女同士なんだからノーカンって事でいいだろ」

メデューサ「たまには悪魔らしくイケナイ事してみるのもいいかもね♪」

邪神ちゃん「おいおいお─────────いっ!!!」バターン!

ミノス「わっ!?」

メデューサ「邪神ちゃん!?」

邪神ちゃん「お前らさっさと部屋から出ろ!つーか離れろ!ハリーハリーハリー!!」

16: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:25:08.682 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「お前らの貞操観念はいったいどうなってるんだ!フケツですの!あ~えんがちょえんがちょぉ~!!」

メデューサ「…邪神ちゃん、どうして扉を開けてくれたの?」

邪神ちゃん「あのなぁ!お前らが百合百合な関係になっちゃったら今後私だけ蚊帳の外になるだろうが!気ぃ遣えや!」

ミノス「……ぷっw」

メデューサ「……笑っちゃダメだよミノス」プルプル

邪神ちゃん「な、何がおかしいんですの…?」

18: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:27:02.591 ID:IgS4Y1nA0
ミノス「いやだってさ、邪神ちゃんが思った通りのこと言うもんだから…あははは!」

メデューサ「くす。邪神ちゃん寂しがりやだから」

邪神ちゃん「はっ!お、お前らハメやがったなぁ!?」

ミノス「いいや。邪神ちゃんのおかげでハメずにすんだぜ?」ニシシ

邪神ちゃん「しょーもねぇ親父ギャグ言ってんな!もっかい部屋入れお前ら!」

ミノス「やなこった~♪」

メデューサ「邪神ちゃんが本当は友達想いのいい子だって、私ちゃんとわかってたよ」

邪神ちゃん「つーかメデューサ!お前も私以外の女にあっさり浮気してんじゃねーですのっ!」

メデューサ「だからあれはお芝居だって~」

20: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:29:12.040 ID:IgS4Y1nA0
~遊佐&浩二の場合~


浩二「~♪」

邪神ちゃん(こいつ…見れば見るほど憎たらしい顔してますの…)

邪神ちゃん(そうだ!)ピコーン

邪神ちゃん「浩二ぃ、実は最近アパートに冷凍貯蔵庫増設したんだけど調子が悪くて困ってるんですのぉ~」

浩二「?」

邪神ちゃん「お前氷の悪魔だろ?ちょちょいと治してくれよぉ~」

浩二「」フルフル

邪神ちゃん「なに?機械の事は専門じゃないからよくわからない?」

邪神ちゃん「そー言わずにさぁ~。ゆりねも困って毎日泣きはらして見てられないんだよぉ~」

浩二「!」

浩二「」フンスフンス

邪神ちゃん「おおっ!やってくれるか!ありがたい!それじゃあこの扉から入ってくれw」ガチャ…バタン

21: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:31:46.046 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「と、いうのが二時間前のこと…」

邪神ちゃん「どれどれ、今ごろあいつ心細くて小便チビってんじゃねぇかぁ~www」


ピンポーン


邪神ちゃん「むっ!誰ですの?せっかくのお楽しみの最中に…」

邪神ちゃん「はぁ~い。どなた~?」

遊佐「あ、あの…妹がまた迷子になってしまって…ここにお邪魔していないでしょうか…」

邪神ちゃん「遊佐…」

邪神ちゃん(そういえば、こいつにも散々痛い目に遭わされたな…そうだっ!)ピコーン

25: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:34:12.411 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「ええ。ええ。遊びに来ていますの」

遊佐「ああ!よかった…」

邪神ちゃん「ただ…」

遊佐「ただ?」

邪神ちゃん「その、私は止めたんですのよ…?」

遊佐「?」

邪神ちゃん「新しく増設した冷凍貯蔵庫の中でふざけて遊んで、食料の下敷きになって身動きが取れなくなってしまっていて…」

遊佐「なんですって!?」

邪神ちゃん「助けようにもあまりの寒さでこちらまで倒れてしまいそうで…」

遊佐「私が行きます!」

邪神ちゃん「そうしてくれると助かるなぁ。ほら、こちらの扉ですのぉ~w」ガチャ…バタン

26: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:36:11.099 ID:IgS4Y1nA0
浩二「!?」

遊佐「ああ!よかった!無事だったのね!」

遊佐「それにしても…ここが冷凍貯蔵庫?冷気も漂っていないし食べ物も見当たらないけれど…」キョロキョロ

浩二「~ッ!~ッ!」ピョンピョン

遊佐「…どうしたの?さっ、早くここを出ましょ──」

遊佐「あ、開かない…!?」ガチャガチャ

邪神ちゃん「くけけけけ~っwww引っ掛かってやんのぉ~www」

遊佐「あなた!いったい何のつもりですっ!?」

27: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:37:47.947 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「くっくっく…姉妹揃ってとんだ間抜けだなぁ」

邪神ちゃん「いいかよく聞け!そこはセッ(以下略)」

遊佐「な、なんですって///」

浩二「?」

邪神ちゃん「どぉ~するぅ~?大切な大切な妹をお前自身の手でキズモノにしてみるかぁ~?」

遊佐「そ、そんな事できるワケないでしょう!」

邪神ちゃん「そぉ~かなぁ~?お前、実はそういうヤベー願望あるんじゃねぇですのぉ~?自分に正直になれよぉ~www」

遊佐「ば、馬鹿を言わないでっ///」

邪神ちゃん「ま、やる事やらなきゃ結局妹も救えないんだけどな」

遊佐「くっ…許せない…!あなたは悪魔よ…!」

邪神ちゃん「悪魔だも~んwwwあなたも私も悪魔だも~んwww」

28: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:41:03.223 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「ほらほらぁ~。ロマンチックな雰囲気出す為に大サービスで私が歌ってやりますのぉ~www」

邪神ちゃん「雪だるまつくぅ~ろぉ~♪」

遊佐「…」

邪神ちゃん「ドアをあけてぇ~♪」

浩二「~ッ!」ポロポロ

遊佐「泣かないで…お姉ちゃんが守ってあげるから…!」

邪神ちゃん「どぉ~して~出てこなぁ~い~のぉ~♪」

邪神ちゃん「それは私が閉じ込めてるからでした~wwwな~んちゃってぇ~wwwぶわはははっwww」

30: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:43:29.451 ID:IgS4Y1nA0
遊佐「…あなたは、少し離れてらっしゃい」

浩二「」コクコク

遊佐「吹雪よ…!」ゴォォォ

邪神ちゃん「う~ん?無駄だ無駄だ。その扉はセックスしない限り冷気でも炎でも破壊できませんの」

遊佐「……わかっています」コロコロ…コネコネ

邪神ちゃん「なんだ?」

邪神ちゃん「ぶわはははっwwwこいつ本当に雪だるま作りはじめましたのwww」

邪神ちゃん「おいおい、そうやって妹の不安を和らげようってか?まったく涙ぐましい姉妹愛ですこと~www」

遊佐「完成です…」ギュッギュッ

邪神ちゃん「そ、それは……!?」

邪神ちゃん「チンk……いや、 ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度高けーなオイ」

遊佐「それでは…いざ!」

邪神ちゃん「お、おい!着物を捲り上げてそんな物に跨ったりして///はしたねーですの!」

32: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:46:05.126 ID:IgS4Y1nA0
遊佐「くっふううううっ…!」(ナニかがアレされていく)

邪神ちゃん「んなっ!?何のマネだっ!?よ、よせええええええっ!!」

遊佐「はぁ…はぁ…ふふ。こんな裏技があるなんてあなたの脳みそでは予測できなかったでしょう?」

邪神ちゃん「くっ!だ、だがこんな玩具遊び如きで扉が開くわけ…」


ガチャ… 


邪神ちゃん「うわぁ!?開きやがった!あんなのノーカンじゃねぇですのーっ!?」

遊佐「この部屋の判定的には有効だったようですね…」

邪神ちゃん「なんだその甘々判定はっ!」

遊佐「さて、妹と私が受けた屈辱の借りをたっぷり返させていただきましょうか……!!」ゴゴゴゴ

邪神ちゃん「とんだ不良品掴まされたああああああああああああああっ!!!」

33: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:48:34.270 ID:IgS4Y1nA0
~ぺこら&ぽぽろんの場合~


ぺこら「うううっ…主よお許しください…ぺこらはまた悪魔の口車に乗せられてしまいました…」ポロポロ

ぺこら「家賃ゼロで花園ゆりねの家の一部屋を間借させてくれると言われ、まんまと閉じ込められてしまった…」

ぺこら「しかしここはいったいどういう部屋なのでしょう…まるで神の神殿にあると聞く精神と時の部屋のような…」

ぺこら「悔しいですが、すきま風や雨漏りに悩まされない分ダンボールハウスより居心地はいい…」

ぺこら「ですが…ダンボールハウスにすら自由はあった。私はとうとう自由まで失ってしまうのでしょうか…」

34: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:51:03.250 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「おら!とっとと入りやがれですのっ!」ゲシ

ぽぽろん「もう!足蹴にしないでよねっ!」

邪神ちゃん「そんじゃ負け犬同士仲良くな~w」バタン

ぽぽろん「いたた…あの悪魔めぇ…!」

ぺこら「ぽ、ぽぽろん!?」

ぽぽろん「ぺこら様!?どうしてここに…」

ぺこら「その…奴の甘言に惑わされてしまい…」

ぽぽろん「なによそれ。情けないわねぇ」

ぺこら「面目ない…あ、あなたはどんな誘惑に引っかかったのですか?」

ぽぽろん「一緒にしないで。ぽぽろんちゃんは出前中に急に背後から襲われて拉致されたの!」

ぺこら「そうでしたか…いったいあの悪魔はどういうつもりなんでしょう」

35: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:52:21.577 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「ひゃ~っひゃっひゃっひゃ~~っwww教えてほしいか天使どもよぉ~~www」

ぺこら「わっ!?」

ぽぽろん「ビックリしたぁ!?」

邪神ちゃん「今日は君たちに殺し合い…じゃなくてセックスをして貰いま~すwww」

ぺこら「んなっ!?」

ぽぽろん「は?」

邪神ちゃん「思えば今までは曲がりなりにも友達や同族をターゲットにしたのが良くなかった。つい情にほだされてしまったからな」

邪神ちゃん「しかぁーし!お前ら天使は悪魔の宿敵!いっさいの情けを掛けず冷酷な仕打ちが出来ますの!」

ぺこら「いったい何を言ってるんです!それに…セッ…///生殖行為だなんて…汚らわしい!!」

38: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:56:14.855 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「別に嫌なら無理強いはしませんの。だ・け・ど♪」

邪神ちゃん「かくかくしかじか」

ぺこら「ば、馬鹿な…つまり、私とぽぽろんでその…セッ…///生殖行為をしないとここを出られないのですか…?」

ぽぽろん「最悪…」

邪神ちゃん「そーいうこと♪」

ぺこら「わ、我々の肉体は主の為のもの…!決して汚れた行為に身をやつす為にあるのではないのです!」

邪神ちゃん「だ~か~ら~、別に無理強いはしないっつってんだろぉ?それならそれで抵抗続けて二人仲良く餓死でもすればいいんですの」

邪神ちゃん「そうすれば念願の天国に帰れたりして。そりゃないかwwwぐへへへwww」

ぺこら「くっ…あなたって人は…!」

邪神ちゃん「人じゃなくて悪魔だも~んwww」

39: 名無しさん 2020/05/05(火) 22:59:25.488 ID:IgS4Y1nA0
ぽぽろん「ぺこら様、暑苦しいから怒んないでよ」

ぺこら「ぽぽろん!あなたは悔しくないのですか!我々天使に対する侮辱ですよこれは!」

ぽぽろん「ムキになったってそいつの思うツボじゃん…」

邪神ちゃん「ほぉ。そっちの方はちょっとは頭が切れるみたいだけどな」

邪神ちゃん「そういう奴が限界に追い込まれて泣く泣くしたくもない行為に走る瞬間が楽しみで仕方ないのだよ私はぁ!」

ぽぽろん「あっそ」

邪神ちゃん「そんじゃ、こちら側から優雅に観察しとくから精々楽しませてくれよなぁ~www」

40: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:04:41.552 ID:IgS4Y1nA0
ぺこら「困りました…いったいどうすれば…」

ぽぽろん「どうって…方法は一つしかないんじゃないですか?」

ぺこら「ぽ、ぽぽろんっ!?///あなたもしやっ///」

ぽぽろん「バカ言わないで。ぺこら様となんてこっちから願い下げだよ」

ぽぽろん「そもそもぺこら様、ちゃんとお風呂入ってるんですか?」

ぺこら「と、時々公園の水道で洗ってはいますが…」

ぽぽろん「ぎゃーっ!?フケツっ!元々ありえなかったけど今ので完全に可能性消えたわっ!」

ぺこら「ううっ…あ、安心しました…」

41: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:06:37.430 ID:IgS4Y1nA0
─72時間後─


ぽぽろん「はぁ…はぁ…お、お腹空いたぁ……」グルルルル…

ぺこら「大丈夫ですかぽぽろん…?あなたは私と違って空腹には慣れていないでしょうに…」

ぽぽろん「まったく…ぺこら様と一緒に居るとほんとロクな目に遭わない…」フラフラ

ぺこら「す、すみません…」ショボン

ぽぽろん「責任…取ってくれるんですよね…?」ガシ

ぺこら「い、いけませんぽぽろん///悪魔の思うツボですよ…///」

ぽぽろん「はぁ…はぁ…ぺこら様のくせに正論言わないでよ…!」フラフラ

ぽぽろん「仕方ないじゃない…ここを出る…為なんだから……」フラフラ

ぺこら「ぽぽろん…」

42: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:09:01.420 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「おんやぁ~?あれだけ振りまいてた余裕はどこに行ってしまったんですのぉ~?」ニヤニヤ

ぽぽろん「くっ…!」

ぺこら「お前…!まだそこに居たんですか…」

邪神ちゃん「ちょうどゆりねが実家に帰ってるから、数日間はお前らの監視に好きなだけ費やせるんだよ」

邪神ちゃん「んで、もうギブアップですの?や~れやれ、天使ってのは根性ねぇなぁ~www」

ぽぽろん「ぺこら様…悔しい…悔しいよ…!」ポロポロ

ぺこら「ぽぽろん…」

邪神ちゃん「うひゃひゃひゃひゃ~www負けを認めたのならする事があるだろぉ~?」

ぺこら「……ぽぽろん。大丈夫です。ここは私に任せてください」

ぽぽろん「はぁ…はぁ…ぺこら…様……?」フラフラ

43: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:12:28.832 ID:IgS4Y1nA0
ぺこら「…悪魔よ。どうか、この通りです」

邪神ちゃん「……なんだそりゃ。ジャパニーズ土下座じゃねーですの」

ぺこら「人間界では…とりわけ日本では最大の誠意を示す時こうするものだと聞きました」

邪神ちゃん「お前、プライドねーんですの?てか、悪魔の私に泣き落としが通用するとか本気で思ってるんですの?」

邪神ちゃん「甘ぇーんだよ!そこから出たいならそこの後輩天使とくんつほぐれつして私を楽しませろってのが分かんねーのか!!」

ぺこら「…三日前にも申しましたが、この肉体は主に捧げたもの。私自身の裁量でどうこうしていいものではないのです」

邪神ちゃん「……で?」

ぺこら「私はどうなっても構いません。あなたの甘言に惑わされた愚か者として、この部屋でひっそりと最期を迎えるなら、それも主のご意志なのでしょう」

ぺこら「しかし……ぽぽろんは…ぽぽろんだけは…どうかここから出してあげて欲しいのです!」

邪神ちゃん「は?」

ぽぽろん「ぺこら様……!」

46: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:14:46.522 ID:IgS4Y1nA0
邪神ちゃん「お前、自分の立場が分かってますの?私がその交渉に応じる義理なんて…」

ぺこら「無いのはわかっています!それでも…どうかお願いします!」

邪神ちゃん「……ほんっとうに無様だな」

ぺこら「どうか!どうか!」

邪神ちゃん「くどい!」

ぽぽろん「……」

ぺこら「お願いしますっ!!」

ぽぽろん「……や、やめてよねぺこら様」

ぽぽろん「そんなクズに…頭を下げる必要なんて…ないでしょ…」

ぺこら「ぽ、ぽぽろん…横になっていないとダメじゃないですか…」オロオロ

47: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:18:36.141 ID:IgS4Y1nA0
ぽぽろん「やれやれ…空腹に負けてカッコ悪いとこ見せちゃった…」

ぽぽろん「ぺこら様に抱かれようとしたなんて、人生の汚点だわ」

ぺこら「……ふふ。ようやくぽぽろんらしさが戻って来ましたね」

ぽぽろん「ぺこら様、見せてやりましょうよ。天使の意地ってヤツを…」

ぺこら「……はい!」

邪神ちゃん「ほほぅ。最期に男を見せてくれるのか」

ぽぽろん「女の子だっつの」


ゆりね「ただいまー」


邪神ちゃん「お!久々にゆりねが帰って来ましたの。もうすぐお前ら倒せそうだって自慢してこよー♪」

48: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:21:59.020 ID:IgS4Y1nA0
ゆりね「あら、この靴…ぺこら達来てるの?」

邪神ちゃん「ふっふっふ。奴らはもう虫の息ですの。私がやったんだぞ~♪すごいっしょ?」

ゆりね「は?」

邪神ちゃん「かくかくしかじか」

ゆりね「……今すぐ二人を開放しなさい」

邪神ちゃん「なっ…なんでですのっ!?」

ゆりね「いいから今すぐやりなさい!」

邪神ちゃん「ひっ!?」

邪神ちゃん「ゆ、ゆりねの言う事でも、今回ばかりは聞けませんなぁ~…」ビクビク

ゆりね「やぁ~りぃ~なぁ~さぁ~い…!!」ゴゴゴゴ

邪神ちゃん「は…はひぃ……」

49: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:23:50.673 ID:IgS4Y1nA0
ゆりね「うちのバカが迷惑かけたわね。これ、食べ物とお水」

ぺこら「うおおおおおっ!あ、ありがとうございますぅぅぅ!!」バクバク

ぽぽろん「まったく…酷い目にあったわ…」

ぺこら「す、すみません。私が至らなかったばかりに…」

ぽぽろん「……もしかして、責任取れって言ったの気にしてる?」

ぽぽろん「悪かったわよ。あんなの意識が朦朧としてつい言っちゃっただけ。別にぺこら様のせいじゃないでしょ」

ぺこら「そ、そうでしたか…えへへ///」

ぽぽろん「それと…さっきのぺこら様は…珍しく上司っぽかったですよっ///」

ぺこら「ぽぽろん…!」

50: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:27:01.692 ID:IgS4Y1nA0
ゆりね「うんうん。いい話ね」

邪神ちゃん「ほんとほんと。泣けてきちゃいますの」

邪神ちゃん「てなわけで泣き顔を見られたくないから外でひっそり涙をこぼしてきますのぉ~…」ソローリ

ゆりね「さぁて」ガシ

邪神ちゃん「ひいっ!?」

ゆりね「このバカはどうやってお仕置きしようかしら…」

邪神ちゃん「あばばばばば……」

ゆりね「そうね。ちょうど素敵なお部屋もある事だし……」

51: 名無しさん 2020/05/05(火) 23:31:30.242 ID:IgS4Y1nA0
~芽依の場合~


芽依「大蛇丸~~~♡♡♡」ギュゥゥゥ

邪神ちゃん「ちょ…とっくに部屋の鍵開いてる…!開いてるってのおおおおおっ!!」

芽衣「どうして出る必要が?♡♡♡」

邪神ちゃん「……ぎにゃああああああああああああっ!!!」



おしまい