1: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:22:18.495 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「きさまはいきなりなにをいってるんだ!?」

桃「シャミ子の『はい』は肯定の反応……つまり」

シャミ子「この場合は違います!!!!」

桃「大丈夫だよ…優しくするから」

シャミ子「そういう問題ではありません!!!!」

桃「それじゃあまずはキスから」

シャミ子「聞く耳なしか!?!?」

引用元: ・桃「シャミ子、エッチしよう!!」 シャミ子「はい!?!?」

4: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:23:20.361 ID:Hn+IbE6U0
桃「わかったわかった。シャミ子の言い分を聞いてあげるよ」

シャミ子「なんだそのやれやれ口調は!?」

桃「さっ…言ってごらん?」

シャミ子「えっと…その……」


チュッ


シャミ子「!?!?!?!?」

桃「……///」

シャミ子「んな!?……な!?…ナナなナナナnaナな///!?!?!?!?」

桃「……スキあり♡」

シャミ子「き…きさま!?……ナニを!?!?!?!?」

桃「挨拶程度のキスだよ」

シャミ子「キスで挨拶は日本の文化ではないぞ!!!!」

6: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:24:13.560 ID:Hn+IbE6U0
桃「それじゃあ次行ってみようか」

シャミ子「次っていったいなんですか!?」

桃「………」ヌギヌギ

シャミ子「きさまなぜ脱ぐ!?!?」

桃「……はい、いいよ」

シャミ子「なんだその尻をつきだすような体勢は!?!?」

桃「……シャミ子」

シャミ子「なんですか!?」

桃「……お尻叩いて」

シャミ子「」

7: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:25:03.941 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「は?…おしりをたたく?」

桃「……ごめん間違えた」

シャミ子「はぁ…そうですか」

シャミ子(あぁよかった…おしりをたたいてほしいだなんて…そんな変態じみたこと)

シャミ子「桃が言うわけないですよね」

桃「シャミ子のしっぽで私のお尻を叩いて」

シャミ子「」

桃「あれ?どうしたの?シャミ子……聞こえなかった?」

シャミ子「聞きたくなかっただけだ!!!!」

9: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:26:07.781 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「しかもなんだ!?私のしっぽって!?!?」

桃「いやだってシャミ子のしっぽってなめらかでしなやかだから」

シャミ子「だからなんだ!?!?」

桃「鞭になりそう」

シャミ子「なりません!!!!」

桃「さぁシャミ子!!!!カモン!!!!」

シャミ子「だから尻をつきだすな!!!!」

10: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:27:24.497 ID:Hn+IbE6U0
桃「ほら!!!!おもいっきりひっぱたいて!!!!」フリフリ

シャミ子「う…うぅ……」

シャミ子(いや……でも……)

シャミ子(理由はともかく…桃はこんなに無防備な姿なわけだし…)

桃「シャミ子!!!!カモン!!!!」フリフリ

シャミ子(……これはむしろ……)

シャミ子(日頃の鬱憤を晴らせるチャンスなのでは?)

シャミ子「……分かりました」

桃「!!!!」

11: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:28:06.428 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「……そこまで言うのなら仕方ありません」

シャミ子「きさまの望み通り……鞭のようにしなるこのしっぽで」ヒュンヒュン

シャミ子「きさまのそのきっっったない尻を……ひっぱたいて差し上げましょう」ヒュンヒュン

桃「ありがとうございます!!!!」

シャミ子「口を慎め眷属(仮)風情が!!!!」

桃「は!!!!申し訳ございませんでした!!!!」

シャミ子「だから口を慎めと言っておるだろうが!!!!」ビュン

桃(来る!!)


ピチッ


桃「………」

シャミ子「………」

13: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:29:01.741 ID:Hn+IbE6U0
桃「……ねぇ、シャミ子」

シャミ子「……はい」

桃「……まだ?」

シャミ子「……はい?」

桃「まだ私のお尻をその鞭のようにしなるしっぽで叩かないのって訊いてるんだよ?」

シャミ子「詳しく説明するな!!」

シャミ子「……えっと……ちなみにさっきのは」

桃「さっきの?……あぁ」

シャミ子「………」

桃「……虫でも止まったんじゃないの?」

シャミ子「………」orz

桃「……シャミ子?」

14: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:30:02.003 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「クッ…クック……茶番は終わりだ」

シャミ子「今度こそきさまのそのきっっったない尻に後生消えない傷を刻んで差し上げましょう」ヒュンヒュン

桃「よろしくお願いします!!!!」

シャミ子「口を慎め眷属(仮)風情が!!!!」

桃「は!!!!申し訳ございませんでした!!!!」

シャミ子「だから口を慎めと言っておるだろうが!!!!」ビュン

桃(来る!!)


ペチッ


桃「………」

シャミ子「………」

17: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:31:01.951 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「……あの……桃……」

桃「どうしたの?…まだ来ないの?」

シャミ子「………」orz

桃「……シャミ子?」

シャミ子「………」orz

桃「どうしたの?そんな体勢で……シャミ子もお尻を叩かれたいの?」

シャミ子「きさまと一緒にするな!!!!」

18: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:32:07.390 ID:Hn+IbE6U0
桃「それじゃあ僭越ながら私めが」ガシッ

シャミ子「勝手にしっぽを掴むな!!!!」

桃「大丈夫だよ…優しくするから」

シャミ子「そういう問題ではありません!!!!」

桃「ほら…四つん這いにならないとケガしちゃうよ?」

シャミ子「一人で勝手に進めるな!!!!」

桃「………」ギュッ

シャミ子「いったあぁい!!!!」

19: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:33:04.290 ID:Hn+IbE6U0
桃「あぁごめん、強く握っちゃった」

シャミ子「まぞくのしっぽは鞭にはなりませぇん」

桃「でも素材の強度といい、しなり具合といい、鞭にはうってつけなんだよね」

シャミ子「そんなわけありません!!」

桃「それじゃあいくよ」

シャミ子「待ってください!!まだ心の準備が」


ベチン


シャミ子「いっっっったああああぁぁぁぁい!!!!」

桃「うん、いい音♪」

シャミ子「鬼か!?!?」

20: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:34:07.378 ID:Hn+IbE6U0
桃「それじゃあもう一度」

シャミ子「ごめんなさい許してください私が悪かっ」


ベチン


シャミ子「いっっっったああああぁぁぁぁい!!!!」

桃「ね?鞭になるでしょ?」

シャミ子「誰に説明しているんだ!?」

桃「……病みつきになりそう」

シャミ子「もうやめてください桃…これ以上はしっぽが持ちません」

桃「え?…しっぽの方が痛かったの?」

シャミ子「……はい」

22: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:36:18.813 ID:Hn+IbE6U0
桃「……そっか」サワサワ

シャミ子「あっ!!ちょっ///…しっぽをさわさわしないでください…くすぐったいです///」

桃「……ごめんね…痛い思いさせちゃって」ナデナデ

シャミ子「きさま謝罪は本体に向かって言え」

桃「え…謝罪?……私が?……シャミ子に?」

シャミ子「当然だ!!散々私を痛めつけておいて」

桃「……本当はシャミ子が私を痛めつけるはずだったのに」

シャミ子「……は?」

桃「シャミ子は私を満足させることができなかった。…だから謝罪するのはむしろシャミ子の方なんじゃないかな?」

シャミ子「はぁ!?」

23: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:37:13.911 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「わけのわからない屁理屈をこねるな!!」

桃「吉田くん謝って」

シャミ子「このタイミングで新しい呼び方を開発するな!!」

桃「そんなことよりシャミ子」

シャミ子「なんですか!?謝罪はしませんよ!!」

桃「筋トレしよう!!」

シャミ子「はい!?!?」

25: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:38:30.011 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「この流れでなぜ筋トレになるのですか!?」

桃「シャミ子の『はい』は肯定の反応……つまり」

シャミ子「この場合は違います!!!!…ってさっきも似たようなやり取りをしたばかりじゃないですか!!!!」

桃「大丈夫だよ…私がサポートしてあげるから」

シャミ子「そういう問題ではありません!!!!」

桃「それじゃあまずは腕立て伏せから」

シャミ子「聞く耳なしか!?!?」

27: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:39:17.534 ID:Hn+IbE6U0
桃「わかったわかった。理由を説明してあげるよ」

シャミ子「なんだそのやれやれ口調は!?」

桃「まず、私はシャミ子に思いっきりぶたれたいってのは分かるよね?」

シャミ子「分かってたまるか!!」

桃「でもシャミ子はもやしでへにょへにょでおばかだから」

シャミ子「きさまおばかは余計だろう!!おばかは!!」

桃「……つまり何が言いたいかというと、シャミ子には筋肉が足りないってことだよ」

シャミ子「それはまぁ…その通りですけど……」

桃「さぁ、始めようか……」

シャミ子「えぇっと…ちょっと待ってください」

28: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:40:29.629 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「……つまり桃は私の筋肉を強くしたいということなんですよね?」

桃「うん、そうだよ」

シャミ子「……何のために?」

桃「それはもちろん、シャミ子にぶたれて気持ちよくなりたいからだよ」

シャミ子「……???」

桃「……シャミ子が逃げないようにしっぽを」ギュ

シャミ子「勝手に結ぶな!!!!」

桃「それじゃあ腕立てを始めようか」

シャミ子「こ……」

シャミ子「これで勝ったと思うなよ――――!!!!」


頑張れシャミ子!!身体を鍛えて桃色のアバズレをギャフンと言わせてやるんだ!!

29: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:41:08.962 ID:Hn+IbE6U0
後日 吉田家


リリス「……なるほど。しっぽを鞭の代わりに……」

シャミ子「まっっっったくあの桃色は何を考えていることやら」

リリス「……昔を思い出すな」

シャミ子「……は?……昔?」

30: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:42:05.180 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「……どういうことでしょうか?」

リリス「あぁ、かつて余は封印される前に光の一族に捕らえられ拷問を受けたことがあってな」

シャミ子「……拷問…ですか?」ブルブル

リリス「うむ、ありとあらゆる手段をもっていじめられたのだが、その中に余のしっぽで余の尻を叩くというものがあったのだ」

シャミ子「……光の方々は一体何を考えているのでしょうか?」

リリス「……その拷問を受けたことで余は目覚めてしまってだな」

シャミ子「……は?……(嫌な予感が)」

32: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:43:31.139 ID:Hn+IbE6U0
リリス「シャミ子よ…後生の頼みだ」

シャミ子「……はい……(まさか)」

リリス「余のしっぽで余の尻を叩いてくれ」

シャミ子「」

リリス「どうした?聞こえなかったのか?だったらもう一度」

シャミ子「聞きたくなかっただけです!!!!」

リリス「可愛い子孫よ…嘆いていても仕方ありません。受け入れるのです…これが現実なのですから」

シャミ子「こんな現実があってたまるか!!!!」

33: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:44:28.449 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「ま…まさか……ごせんぞまでもが変態じみた趣味をお持ちだったなんて……」

リリス「………」ヌギヌギ

シャミ子「………」orz

リリス「さぁ可愛いわが子孫よ!!いつでも来るがいいぞ!!」

シャミ子「なんでそんなノリノリなんですか!?!?」

リリス「どうした?ホラ、さっさと余のしっぽを握ってだな」

シャミ子「嫌です!!」

リリス「えぇい、この期に及んでわがまま言うな!!!!」

シャミ子「ええぇぇ!?!?」

34: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:45:14.961 ID:Hn+IbE6U0
リリス「ホラ!!さっさと握れ!!」

シャミ子「……はぁ」ガシッ

リリス「うむ!!そしたら今度は思いっきり振りぬくのだ!!」

シャミ子「……ど……どうなっても知りませんよ?」

リリス「構わん!!!!臨むところだ!!!!全力で来い!!!!」

シャミ子「……え……」

リリス「………」ワクワク

シャミ子「えぇーい!!!!」ビュン

リリス(来る!!)


ペチッ


リリス「………」

シャミ子「………」

35: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:46:14.488 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子「……どうでしたか?」

リリス「……まだまだだな」

シャミ子「……ですよね」

リリス「そもそも、おぬしはしっぽ鞭の使い方がなっとらんのだ」

シャミ子「なんですかしっぽ鞭って!?!?」

リリス「……仕方がない、余が一肌脱いでやるとしよう」

シャミ子「なんのつもりですか!?」

リリス「なぁにおぬしを町一番のしっぽ鞭マスターにしてやろうってだけのことだ」

シャミ子「だからなんですかしっぽ鞭って!?!?」

36: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:47:13.977 ID:Hn+IbE6U0
リリス「シャミ子よ」

シャミ子「なんですか!?」

リリス「しっぽ鞭をマスターすればおぬしの得物が一つ増えるのだぞ?」

シャミ子「いりません!!!!」

リリス「そうすれば桃色魔法少女をギャフンと言わせられるようになるのだぞ?」

シャミ子「必要ありません!!!!ほかの手段を模索します!!!!」

リリス「分からないのか!?しっぽ鞭の良さが!!!!」

シャミ子「分かるわけないでしょう!!!!」

38: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:48:27.967 ID:Hn+IbE6U0
リリス「……そうか…分からないのか」

シャミ子「……そうです…分からないのです」

リリス「……だったら……」

シャミ子「……?」

リリス「しっぽ鞭の良さを分からせるところから始めよう」

シャミ子「……え?」

リリス「言ったはずだ!!おぬしを町一番のしっぽ鞭マスターにしてやるとな!!」

シャミ子「嫌です!!!!しっぽ鞭マスターにはなりません!!!!」

リリス「つべこべ言うな!!!!特訓を始めるぞ!!!!」

シャミ子「特訓ってなんですか!?!?」

リリス「まずはしっぽを握れ!!!!」

シャミ子「嫌です!!!!」

リリス「余のしっぽだ!!!!さっさと握らんか!!!!」

シャミ子「こ……」

シャミ子「これで勝ったと思うなよ――――!!!!」


頑張れシャミ子!!ごせんぞとの特訓に励んで世界一のしっぽ鞭マスターを目指すんだ!!

42: 名無しさん 2020/07/20(月) 23:56:59.228 ID:Hn+IbE6U0
シャミ子のツッコミを考えるのはとても楽しいです