1: 名無しさん 20/12/25(金)02:15:00 ID:3vt
【大崎甘菜・甜花生誕祭】
大崎姉妹の生誕祭記念短編小説です
時系列としまして、薄桃色後のクリスマスになってます。
あまり時間が取れなくて、喋り方に少し違和感を感じるかも知れませんがご容赦いただければ

誤字脱字ご指摘ご感想等あると喜びます。

引用元: ・【シャニマスSS】大崎甘菜・甜花「ひとつわがままをいいですか?」

20190309123247
2: 名無しさん 20/12/25(金)02:17:06 ID:3vt
「見て見て甜花ちゃん、あそこのケーキ屋さん、クリスマスフェアやってるんだー!」
「ケーキの上にサンタさんが乗ってるよ☆」
「・・・・・・サンタさん、食べちゃうのがもったいないね」
「ねー! 持って帰って飾っちゃいたいよね」

3: 名無しさん 20/12/25(金)02:18:06 ID:3vt
今日は甜花ちゃんと一緒にケーキ屋さん
最近忙しかったから、一緒に行けなくて残念だった分楽しみ
千雪さんは今日はラジオ収録で終わった後に合流してくれるって!

4: 名無しさん 20/12/25(金)02:19:08 ID:3vt
「・・・・・・甜花、12月好き」
「クリスマスに、冬休みに、大晦日・・・・・・」
「にへへ・・・・・・・、おやすみ一杯・・・・・・」
「甜花ちゃん最近頑張ってるもんねー」
「甘菜も12月は好きだなぁ」
「なーちゃん、甜花と一緒」
「一緒だね☆」

5: 名無しさん 20/12/25(金)02:20:08 ID:3vt
「今年も甜花ちゃんと一緒に過ごしたいなぁ」
「甜花ちゃん、25日の予定は?」
「あうぅ・・・・・・、お仕事いっぱい・・・・・・」
「そうだよね・・・・・・、甜花ちゃんは朝から雑誌の取材に、ラジオ収録」
「なーちゃんは写真撮影に、テレビ収録・・・・・・」
「お仕事いっぱいなのは嬉しいけど
甜花ちゃんと一緒にいる時間が減っちゃうのは残念」

6: 名無しさん 20/12/25(金)02:21:20 ID:3vt
「・・・・・甜花、プロデューサーさんに
・・・・・・スケジュール開けてもらえるように相談してみる」
「クリスマスまでまだ時間あるもんね! 
頑張ろうね甜花ちゃん」
「甜花、頑張る!!」

7: 名無しさん 20/12/25(金)02:23:48 ID:3vt
「・・・・・・っくしゅん!」
「甜花ちゃん大丈夫?」
「ごめんね、連れ回しちゃった
「寒かったよね早くケーキ屋さん行こうね」
「・・・・・・甜花、サンタさん楽しみ
ここ数日急に冷え込んできてて、もしかしたらホワイトクリスマスになるかも
甜花ちゃんとまたカマクラガつくれるかも

8: 名無しさん 20/12/25(金)02:25:01 ID:3vt
「甜花ちゃん、手袋は?
「・・・・・・え? あうぅ・・・・・・じ、事務所に忘れてきちゃった」
「でも甜花ちゃん、事務所でプロデューサーさん待ってる時つけてたよね?」
「ス、スタミナ消費しようと思って、手袋外しちゃった・・・・・・」

9: 名無しさん 20/12/25(金)02:26:02 ID:3vt
「はい!甘菜の手袋片方貸してあげる!」
「い、いいの?
でも・・・・・・、そしたらなーちゃんの手が冷たくなっちゃう」
「大丈夫! こっちの手は、甜花ちゃんと!」
「こうやって、手をつないだら温かいよ」
「にへへ、なーちゃんの手温かい・・・・・・」

10: 名無しさん 20/12/25(金)02:27:05 ID:3vt
レッスン終わりの帰り道
曇天に覆われた寒空の下
肌に突き刺さるような寒い温度
手に平に甜花ちゃんの温度が伝わってくる。

11: 名無しさん 20/12/25(金)02:28:13 ID:3vt
「お疲れ様、甘奈」
「プロデューサーさんこそ、お疲れ様☆
「先方からもまた甘奈にお願いしたいって申し出があったぞ」
「えへへっ、そー言ってもらえるんなら、頑張って良かったー!」

12: 名無しさん 20/12/25(金)02:29:10 ID:3vt
「あ! でもそれはスタッフさんや周りのみんなが助けてくれたおかげだよ!
「もっちろんプロデューサーさんにも助けてもらったよー!」
「いや、それは甘奈が頑張っていたからこそだ」
「俺もスタッフも甘奈が仕事がしやすいように手伝っただけだ」
「だから先方に認められたのは甘奈の力だよ」

13: 名無しさん 20/12/25(金)02:30:02 ID:3vt
「甘奈が頑張れたのはプロデューサーさんに助けてもらったからだよ!」
「いやいや、それは甘奈の今までの積み重ねが・・・・・・・」
「プロデューサーさんが・・・・・・」
「甘奈が・・・・・・」
「「・・・・・・・・・」」
「えへへっ!」
「ははっ!」

14: 名無しさん 20/12/25(金)02:31:01 ID:3vt
「それじゃ、半分こにしようよ!」
「半分こ?」
「甘奈とプロデューサーさんで半分こ!」
「頑張りを半分こだよ!」
「いや・・・・・・、頑張ったのは・・・・・・」
「半分こ!」
「・・・・・・わかった、甘奈と俺で半分こずつだ」
「えへへっ、プロデューサーさんと半分こ☆」

15: 名無しさん 20/12/25(金)02:32:03 ID:3vt
クリスマスまで後2週間、午前中のインタビューが終わって、これから事務所でコーラスの練習
あれ以降甜花ちゃんとはすれ違いだけど、おうちで甜花ちゃんとおはなしすると頑張ってるみたい
よ~し! 甘菜も頑張るぞ~!

16: 名無しさん 20/12/25(金)02:33:03 ID:3vt
「・・・・・・甘奈、話が変わるが、ニュースが2つある」
「一つはいいニュース、もう一つはあんまりよくないニュースだ」
「・・・・・・いいニュースは何、プロデューサーさん?」
「甘菜も知ってると思うが、最近若者を中心に人気が出てきたネット番組なんだが」
「甘奈その番組知ってる! 出演してる女優さんとかアイドルが即興で服のコーディネートを考えるんだよね☆」
「甘奈、その番組好きで、いつか出てみたいな-って思ってたんだ!」

17: 名無しさん 20/12/25(金)02:35:45 ID:3vt
「それなら話が早い、そこの番組スタッフが甘奈が誕生日が12月25日だって知って、オファーをくれたんだ」
「え! めーっちゃうれしいっ☆
あの番組出られるのってほんっとうに人気があるアイドルとかしかでれないんだよ!」
「ああ、だからこの仕事の依頼が来たときは嬉しかったよ」
「甘奈の良さがみんなに認められてきたんだなって」

18: 名無しさん 20/12/25(金)02:42:02 ID:3vt
「・・・・・・それで、あんまりよくないニュースは、そのライブの日付が12月25日だということだ」
「・・・・・・え?」
「で、でも出演依頼ってことは甜花ちゃんと千雪さんと一緒にってことだよね!」
「いや、今回オファーがあったのは甘奈にだけなんだ」
「俺も主催者に掛け合ってみたんだ」
「だけど、先方からは10代の女の子達の憧れの存在として甘奈に出て欲しいそうだ」

19: 名無しさん 20/12/25(金)02:43:54 ID:3vt
「・・・・・・そうなんだね」
「・・・・・・えへへっ、・・・・・・急な話でちょっと混乱しちゃってる・・・・・・」
「このライブに出るか出ないかは甘奈が判断してくれ」
「事務所に迷惑がかかるとか、そういうことは考えなくていい
「俺はあくまで甘奈の意思を尊重したい」

20: 名無しさん 20/12/25(金)02:44:59 ID:3vt
「・・・ごめんなさいプロデューサーさん、ちょっと考えさせて欲しい」
「あぁ、甘奈なら自分で答えを出せると信じてる」
「だけど、時間が無いのも事実だ。今週中に答えを出してくれると嬉しい」
「・・・うん」

21: 名無しさん 20/12/25(金)02:46:07 ID:3vt
車窓から見える街を彩るヒカリ
黄色、紫、オレンジ、ピンク、赤、青
クリスマスに向けてのお色直し
キラキラ、ピカピカ楽しいイルミネーション
だけど、視線は曇天の空に吸い込まれていった。

22: 名無しさん 20/12/25(金)02:47:59 ID:3vt
ピンポーン
「はーい」
「ち、千雪さんこんにちわ」
「こんにちわ甜花ちゃん、どうぞ上がって下さい」
「お邪魔します・・・・・・」
「は~い、お邪魔されちゃいます♪」

23: 名無しさん 20/12/25(金)02:49:12 ID:3vt
今日は千雪さんのお家に来ています。
なーちゃんはコーラスの練習中。
甜花は千雪さんと一緒に寮をお片付け。

24: 名無しさん 20/12/25(金)02:50:05 ID:3vt
「来てくれてありがとう甜花ちゃん、外寒かったでしょう」
「うん・・・・・・・、でも今日の甜花の装備は防御力高めです!」
「わあ、今日は一段ともこもこしてるのね」
「もこもこです・・・・・・・・・っくしゅ」

25: 名無しさん 20/12/25(金)02:51:02 ID:3vt
「わわっ、身体温めなきゃ、今お茶出すからこたつで温まっててね」
「にへへ・・・、甜花こたつ好き・・・・・・」
「こたつの中に入ってゲームするのが、冬の甜花スタイル!」
「こたつでみんなでゲームするのは楽しそうね」
「今度甘奈ちゃんときた時、みんなで遊びましょう」
「にへへ・・・、なーちゃんと千雪さんとこたつで・・・・・・ゲーム!」
「クリスマスにみんなで集まろうね」
「・・・・・・うん!」

26: 名無しさん 20/12/25(金)02:52:02 ID:3vt
「・・・・・・なーちゃん、今悩んでる・・・・」
「・・・・・・甜花ちゃんが今日早く来てくれたのは、そのこと?」
「・・・ち、ちがうの千雪さん、えっとね・・・それも・・・・・・あるんだけど・・・」
「はい、甜花ちゃん紅茶です」

27: 名無しさん 20/12/25(金)02:53:04 ID:3vt
千雪さんがもってきた透明なポッドの中でお花が咲いてる!
甜花よくわからないけど、これもお茶・・・なのかな?
千雪さんはなんでも知ってるから凄い

28: 名無しさん 20/12/25(金)02:54:04 ID:3vt
「・・・・・・なーちゃん、お仕事忙しくてお話できてない」
「甜花、なーちゃんに喜んでもらいたい」
「でも、甜花見てることしか出来ない・・・・・・
なーちゃんあの番組出たいって話してくれた」
「なーちゃんと一緒にクリスマス過ごしたい」
「でも、言ったら困らせちゃうし、
なーちゃん優しいからお仕事断っちゃう」
「・・・・・・・・・・」

29: 名無しさん 20/12/25(金)02:55:02 ID:3vt
「甜花ちゃんは優しいね」
「て、甜花全然優しくない・・・・・・」
いつもなーちゃんを困らせちゃってる・・・・・・」
「ううん、そういう風に考えられる甜花ちゃんは優しいの」
「優しい甜花ちゃんにひとつアドバイスをあげちゃいます!」

30: 名無しさん 20/12/25(金)02:56:07 ID:3vt
「アドバイス・・・・・・?」
「そう、アドバイスです」
「簡単な言葉だけど、難しい言葉なの」
「・・・・・・?」
「え・・・っと、何、千雪さん?」
「それはね・・・・・・遠慮しないこと!」

31: 名無しさん 20/12/25(金)02:57:04 ID:3vt
「甜花ちゃんとぜーんぜんは話せてない」
今日仕事を受けるか受けないかを決める期限
時間がなかったわけじゃない
何度も何度も喉の奥まで出かかった言葉を飲み込んでしまった。
これは私のわがままで、甜花ちゃんは悪くないの
私のせいでみんなを振り回してしまう
答えが見つからない迷宮をぐるぐる回り続けている。

32: 名無しさん 20/12/25(金)02:58:38 ID:3vt
「おそいなぁプロデューサーさん・・・」
反対ごっこ
本当は来てほしくない
甜花ちゃんを傷つけなくない
だから、あの番組に出るのは諦めよう
なんどもなんども繰り返されたやりとり

33: 名無しさん 20/12/25(金)02:59:33 ID:3vt
「プロデューサーさん、わたしってわがままなんだよ」
「呼んだか甘奈」
「え、ええっ!?ぷ、プロデューサーさん!!」
「す、すまない、驚かせるつもりはなかったんだ」

34: 名無しさん 20/12/25(金)03:00:28 ID:3vt
急に後ろから声をかけてくるのはやめて欲しいな
心の準備が出来てないのに
「遅れてすまないが、早速だが移動するからついてきてくれ」
「う、うん・・・・・・」

35: 名無しさん 20/12/25(金)03:01:12 ID:3vt
今からあの番組のスタッフさん達に会いに行く
そこで、オファーをうけるかうけないかをプロデューサーが決める
受けるならそこで打ち合わせ、受けないなら・・・・・・

36: 名無しさん 20/12/25(金)03:02:02 ID:3vt
打ち合わせまで後2時間
車で移動しても40分の距離
もう2時間しか時間が残っていない

37: 名無しさん 20/12/25(金)03:03:05 ID:3vt
「急ごう、悪いがあんまり時間がないんだ」
「プロデューサーさん、打ち合わせは2時間後だよ?」
「あぁ、番組スタッフの皆さんとの打ち合わせは2時間、正確には1時間50分後だ」
「だが、その前に甘奈と打ち合わせておきたいことがあるんだ」

38: 名無しさん 20/12/25(金)03:04:02 ID:3vt
ああ、足が重い
ただ、番組のオファーを断ればいいこと
頭では分かっているけど、心が答えてくれない
ドアを開けたら、答えがきっと出てきてくれると信じてドアを開ける
「にへへ・・・、なーちゃん遅くなってごめんね」
答えは車の中で待っていてくれた。

39: 名無しさん 20/12/25(金)03:05:29 ID:3vt
「ぷ、プロデューサーさん、・・・・・・2人じゃなくて千雪さんも入れて3人・・・・・・」
「ああ、すまんすまん」
「千雪を入れてのアルストロメリアだもんな」
「甜花ちゃん・・・・・・、プロデューサーさん・・・・・・」

40: 名無しさん 20/12/25(金)03:06:17 ID:3vt
「なーちゃん! そ、それではアルストロメリア会議を始めます!」
「今回の議題は、なーちゃんが何をしたいか・・・・・・です」
「それでは、大崎さん、お話下さい」
「っふふ、甜花ちゃんも大崎だよ~」
「にへへ・・・、なーちゃんやっと笑ってくれた」

41: 名無しさん 20/12/25(金)03:07:06 ID:3vt
「甘奈今までどんな顔してた?」
「えー・・・っと、す、好きなゲームが売れきれだった時の顔?」
「それは深刻だ~」
「「えへへっ」」

42: 名無しさん 20/12/25(金)03:07:44 ID:3vt

「それでね、千雪さんから伝言を頼まれました」
「なーちゃん、遠慮しちゃだめだって」
「なーちゃんがやりたいことを・・・・・・して欲しい」
「甜花・・・・・・なーちゃんとクリスマス一緒に過ごしたい
「でも、なーちゃんにはその番組にも出て欲しい」

43: 名無しさん 20/12/25(金)03:08:41 ID:3vt
「甘菜だって番組に出たいよ!
でも、そしたら甜花ちゃんと一緒にいられない」
「なーちゃんはいつも甜花にやさしくしてくれる
だから甜花、なーちゃんのこと大好き」
「甜花ちゃん・・・・・・」
「なーちゃんが喜んでいるのが好き」
「甜花わがままだから、なーちゃんには番組に出て
甜花と一緒にクリスマスを過ごして欲しい」

44: 名無しさん 20/12/25(金)03:09:48 ID:3vt
「で、でもそんなの・・・無理だよ・・・・・・」
「甘奈、わがままを言ってもいいんだぞ」
「プロデューサーさん・・・・・・」
「アイドルたちのわがまま、願いを叶えるためにプロデューサーがいるんだから
って少しくさかったか?」
「ううん、ありがとう」
いつも甘奈がアイドル活動できるのはプロデューサーさんのおかげだよっ☆」

45: 名無しさん 20/12/25(金)03:10:28 ID:3vt
「プロデューサーさん、甘奈一つだけわがままを言います」
今日は待ちに待ったクリスマス
甘奈と甜花ちゃんにとっての特別な日
去年もらった山羊座のネックレス
今年もプレゼント悩んで悩んでめーっちゃ悩んだけど決めた!
甜花ちゃん喜んでくれるかな

46: 名無しさん 20/12/25(金)03:11:12 ID:3vt
「それでは紹介いたします。283プロダクションから大崎甘奈さんです!」
「みんな~、きてくれてありがと~」
「いや~、すごい声援ですね!
「流石はアプリコットの看板アイドルですね~」
「甘奈がこうしていられるのも、ファンのみんなと支えてくれたアルストロメリアの2人のおかげです」

47: 名無しさん 20/12/25(金)03:12:03 ID:3vt
「へえ~、甘奈ちゃんはアルストロメリアってユニット組んでるんだ」
「はい、甘奈と千雪さんと甜花ちゃんの3人ユニットです」
「甜花ちゃんって確か・・・・・・」
「はい、私の双子のお姉ちゃんです」
「そうそう、双子なんだって!
すごいよね、双子でふたりともアイドルなんて珍しい」

48: 名無しさん 20/12/25(金)03:13:09 ID:3vt
「しかもなんと本日12月25日がお誕生日!」
「サンタクロースってこんなに可愛らしかったんだ」
「今日はサンタさんに代わって、みんなにクリスマスプレゼントをあげちゃうよ☆」
「いや~サンタさんいいもの持ってきてくれたね~来月発売される新曲を初披露!」
「それでは歌います。大崎甘奈で『Sweet Memories』

49: 名無しさん 20/12/25(金)03:13:59 ID:3vt
「甘奈ちゃん、こっちこっち」
「千雪さん!?」
収録が終わり、プロデューサーさんと駐車場に向かうと、千雪さんの呼ぶ声が聞こえた
わざわざ甘奈の収録が終わるの待っててくれたんだ、うれしい!

50: 名無しさん 20/12/25(金)03:14:46 ID:3vt
「あぁ、甘奈が収録中に来てもらったんだ・・・・・・2人に」
「2人ってことは・・・・」
「にへへ・・・・・・、サプラ~イズ!」
「甜花ちゃん!!」
「これは・・・・・・、うれしいサプライズだよ~」
「ははっ、それじゃなるべく急いで安全運転でいくぞ」

51: 名無しさん 20/12/25(金)03:15:27 ID:3vt
「甘奈ちゃん、収録おつかれさま」
「なーちゃん・・・・・・、おつかれさま」
「ううん、ありがとう千雪さん甜花ちゃん
ふたりとも来てくれてめーっちゃうれしい☆」
「ううん、甘奈ちゃんを待ってようって言ってくれたのは甜花ちゃんなの」
「甘奈ちゃんと少しでも長くクリスマスを過ごしたいって」

52: 名無しさん 20/12/25(金)03:16:31 ID:3vt
「・・・にへへ、甜花わがままだからプロデューサーさんにお願い・・・した」
「聞いたときは驚かされたけど、甜花らしいわがままだなってな」
「甜花だってラジオ収録があったのに、一発でOKもらってさ」
「甜花ちゃん・・・・・・」
「甜花・・・・・・やれば出来る子」
「ふふっ、甜花ちゃんがんばりやさんだもんね」

53: 名無しさん 20/12/25(金)03:17:22 ID:3vt
「・・・甘奈ちゃん甜花ちゃんを見てると少し羨ましいな」
「千雪さん?」
「私、弟はいるけど、姉妹はいないから
甘奈ちゃんたちの絆って眩しく感じちゃう」
「千雪さんは甘奈たちのお姉さんだよ!ね、甜花ちゃん☆」
「う、うん・・・・・・、にへへ・・・千雪お姉ちゃん」
「わあ、・・・ふふっこんなに可愛い妹が出来ちゃうなんてサンタさんには感謝しなきゃ」

54: 名無しさん 20/12/25(金)03:18:03 ID:3vt
「それじゃぁ、はい!甘奈サンタから2人にプレゼント☆」
「ありがとう甘奈ちゃん」
「ありがとうなーちゃん」
「開けてもいい、なーちゃん」
「うん☆どうぞ開けちゃって~」
「わあ、羊のネックレス!」
「うん!去年一緒に選んで貰ってる時に、気になってたんだ☆」

55: 名無しさん 20/12/25(金)03:18:52 ID:3vt
「なーちゃん、これ手袋?」
「うん、その手袋つけながらスマホ弄れるんだよ!」
「にへへ、・・・外でもスマホ使い放題」
「私たちもお返ししたいけど、プレゼントは事務所に置いてあるの」
「ううん、全然気にならないよ」
「今一緒にいられるだけでめっっちゃうれしいもん」
「なーちゃん、甜花からのプレゼント自身あるから楽しみにしてて」
「うん、楽しみ!」

56: 名無しさん 20/12/25(金)03:20:25 ID:3vt
車窓から見える街を彩るヒカリ
黄色、紫、オレンジ、ピンク、赤、青
クリスマスに向けてのお色直し
キラキラ、ピカピカ楽しいイルミネーション
だけど、視線は曇天の空に吸い込まれた。
「見て!雪が降ってる」
甜花ちゃんに千雪さん
最高の一日をありがとう☆
「「「せ~の」」」
「「「ハッピーバースディ!!」」」

57: 名無しさん 20/12/25(金)03:22:15 ID:3vt
最後まで読んでいただきありがとうございます。

読み直してみると、色々改良点がありましたので、次回生かしていきたいです。