1: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:26:48.983 ID:TsFF+BhPa
チノちゃん「私のためにそんな願いを…」

俺「俺はチノちゃんの彼氏なんだから当然だろ?愛してるよチノちゃん…!」

チノちゃん「嬉しい…私も俺さんのこと大好きです」

俺「チノちゃん…」

チノちゃん「俺さん…」

お前ら「本当にそうか?」ヌッ

俺&チノちゃん「「!?」」

引用元: ・チノちゃん「初詣は何を願ったんですか?」俺「もちろんチノちゃんが幸せになりますようにって願ったよ」チノちゃん「俺さん…///」

2: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:27:14.117 ID:TsFF+BhPa
俺「だ、誰だよお前!?俺たちに何の用だ!」

チノちゃん「ひ、冷やかしなら帰ってください!」

お前ら「随分仲がいいみたいだけど、本当に2人の愛は本物なのか?」

俺「当然だろ!俺とチノちゃんは世界一のカップルなんだよ!」

チノちゃん「俺さん…///」

お前ら「……」スッ

俺「な、なんだよこれ…」

お前ら「押すと金が出てくるボタンだ」

チノちゃん「!!」

4: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:28:52.647 ID:TsFF+BhPa
俺「はぁ?押すと金が出てくるって、そんな都合のいいもんあるわけねえだろ、馬鹿なこと言ってねえで帰れ」

チノちゃん「ま、待ってください俺さん、話だけでも聞いてあげましょう」

俺「え…ち、チノちゃんがそう言うなら…」

お前ら「くくく…このボタンは押すと1秒につき1000円出てくる。ただし押せる時間は1分間だけだ」

チノちゃん「それじゃあ1000×60で6万円出てくるってことですか?」

お前ら「1分間押し続けられればな。このボタンについてる電極を、押す側とは別の人間に取り付けなけりゃお金は出てこないんだ。そして取り付けてボタンを押すと電極に電流が流れる」

俺「つまり電流に1秒耐える度に1000円貰えるってことか?馬鹿馬鹿しい、こんなくだらない話に付き合ってられるか!帰ろうチノちゃん!」

チノちゃん「やります」

俺「チノちゃん?」

チノちゃん「やります、そのボタン貸してください」

俺「チノちゃん??」

5: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:29:27.607 ID:TsFF+BhPa
お前ら「ふぅん、やるんだ。で、どっちがボタン押すの?」

チノちゃん「もちろん私が押して俺さんが電流係です」

俺「チノちゃん!こんなやつの遊びに付き合う必要ないよ!もう帰ろう!」

チノちゃん「よく考えてみてください。たかが電流を1分受けるだけで6万ですよ?こんな上手い話他にないです」

俺「うぅ…わ、わかったよ、チノちゃんがそこまで言うなら…」

お前ら「じゃあ電極くっつけるぞ」ピタッ

俺「い、一応聞くけど感電して死んだりしないよな?」

お前ら「ククク…どうだろうな?」

俺「なっ!ち、チノちゃん、やっぱりこんなことやめ…」

チノちゃん「えいっ!」ポチッ

俺「んあああああっ!」ビリビリ

お前ら「wwwww」

6: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:30:00.627 ID:TsFF+BhPa
ピラピラピラ

チノちゃん「すごい!本当に1秒ごとに1000円札が出てきますよ!」

俺「あっあっ…き、急に押すからビックリしたけど、電気風呂を強くしたような感じだな…」

チノちゃん「よかった、じゃあ1分くらい余裕で耐えられますね」

俺「う、うん…そうだね…」

お前ら「59…60!よし、ボタン離していいぞ」

チノちゃん「……」

俺「チノちゃん!お金出るの止まってるからボタンから手離して!」

チノちゃん「は、はい…1分ってこんなに早く過ぎるものなんですね。少し残念です」

お前ら「そんなに残念ならもう1分押させてやろうか?」

俺「!?」

7: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:31:11.862 ID:TsFF+BhPa
チノちゃん「もう1分、ってことはまた6万円手に入るってことですか!?」

俺「チノちゃん!もうやめよう、こんな上手い話そう続くものじゃないよ!」

お前ら「残念ながら次貰えるのは6万円じゃないな」

俺「ほら!もう6万貰えないって!早いこと帰ろう!」

お前ら「次やると1秒ごとに1万、合計60万だ。ただし電流の強さは2倍になる」

チノちゃん「!!!」

俺「ち、チノちゃぁん!!」

8: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:32:04.962 ID:TsFF+BhPa
俺「チノちゃん、まさかまたボタン押すつもりじゃないよね???」

チノちゃん「だ、だって60万円ですよ?貰える金額が10倍になるんです!それに対して電流は2倍になるだけですよ?どう考えても得じゃないですか!」

俺「いや、さっきの電流も結構キツかったよ?それが2倍になるってかなり怖いんだけど…」

チノちゃん「俺さん、私のこと愛してるんですよね?ならこんな電流くらい耐えてくださいよ!」

俺「チノちゃん…う、うぅ…わかったよ。確かに60万は大きいしね。やればいいんでしょ!」

チノちゃん「やればいいんでしょって…そんな強制されたからやるみたいな…」

俺「いや、実際そうでしょ…」

チノちゃん「……」ポチッ

俺「んあああああああああっ!!?!」ビリビリ

9: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:32:53.986 ID:TsFF+BhPa
お前ら「59…60、よし、もういいぞ」

チノちゃん「……」

俺「ち、チノちゃん!終わったから、ボタン早く離して!!!!」

チノちゃん「あ、もう1分なんですね。あっという間すぎて気がつきませんでした」

俺「全身まだビリビリする…本気で感電死するかと思った…」フ-ッフ-ッ

チノちゃん「俺さんはいちいち大袈裟ですね。それくらいで死ぬわけないじゃないですか」

俺「(……チノちゃんが電流を浴びてるわけでもないくせに、何でそんなことわかるんだよ)」イラッ

お前ら「次も押すなら10倍の600万、電流の強さはさらに2倍だ」

俺「!?」

チノちゃん「押します、押させてください」

12: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:35:44.164 ID:TsFF+BhPa
俺「ち、チノちゃぁん!?ふざけないでよ!今のもかなり酷かったのにさらに2倍なんて、次こそ本当に感電死するかもしれないよ!?」

チノちゃん「だって600万ですよ!?こんな大金そうそう稼げるものじゃないです。私のこと本当に愛してるなら命くらい賭けてみてくださいよ!」

俺「だったら自分でやればいいだろ!俺が押すからチノちゃんが電流浴びなよ!!」

チノちゃん「っ…そ、それは…」

俺「ほら、できないだろ!?自分にできないことを人にやらせようとするなんて最低だよ!もうこれ外すからね!?」バッ

俺「……あれ、なかなか外れない…」ビシッビシッ

お前ら「あぁ、その電極はボタン側から弄らなきゃ外れないんだ。外したいなら一旦ボタンを返してもらわないと無理だな」

チノちゃん「……」

俺「……ね、ねぇチノちゃん?俺も少しキツく言いすぎたかもしれないね、けど本当にもうこれ以上は死ぬかもしれなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!???!!??!」バチバチィッ

15: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:40:03.191 ID:TsFF+BhPa
お前ら「60…1分経ったぞ」

俺「おっ…ぉっ…」ピクンピクン

お前ら「めちゃくちゃ痙攣してるな。さすがにこれ以上はもう無理か」

チノちゃん「ちなみに…」

お前ら「ん?」

チノちゃん「一応聞くだけですが次押せばいくらに…」

お前ら「1秒で100万、1分押し切れば6000万、けど次2倍の電流受けたら本当に死ぬかもしれないぞ?」

チノちゃん「押します」

俺「!!!!」

チノちゃん「大丈夫、死にそうになったら途中で止めますよ。10秒でも1000万は貰えるわけですからね」

俺「フザ…ケッ…やめ…やめろ!」バッ

チノちゃん「……」ポチッ

俺「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛☆!!!!??!!!??!!」バババババチバチィッ

お前ら「1…2…3…」

俺「ボタンっ、貸せ!!!!電流止めっ!!!!!」ジタバタ

チノちゃん「……」

俺「お゛っ、お゛ぁ…本当にっ、俺死っ…」ビクンビクン

チノちゃん「……」

お前ら「30…31…32…」

俺「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

17: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:42:01.251 ID:TsFF+BhPa
お前ら「57…58…59…」

お前ら「60」

俺「」ガクンッ

お前ら「おー、まるまる1分押したんだな。これで合計金額6666万か、もう充分稼げたろ」

俺「」フス-ッ…フス-ッ…

お前ら「辛うじて息はある、今病院に運べばギリギリ助かるかもしれんぞ、すぐに救急車を呼んでやる」

チノちゃん「6億…」ボソッ

お前ら「……」

チノちゃん「次押せば…6億…」

お前ら「こいつ死ぬぞ?」

チノちゃん「……」

お前ら「次押せば確実にこいつは死ぬ、お前自身の手で殺すってことだ。わかってんのか?」

チノちゃん「で、でも…今病院に運んでも確実に俺さんが助かるわけでもないし、それなら今ここで6億貰った方が…」

お前ら「まぁオレは別に構わんけどな。押したいなら好きにすればいい」

チノちゃん「……」

─────
───

18: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:42:53.040 ID:TsFF+BhPa
パンッパンッ

俺「(チノちゃんが幸せになりますように…お願いします、神様…)」

チノちゃん「(お金持ちになれますように…楽してたくさん稼げますように…!)」

俺「ふぅ…願い事叶うといいね、チノちゃん」

チノちゃん「初詣は何を願ったんですか?」

俺「もちろんチノちゃんが幸せになりますようにって願ったよ」

チノちゃん「俺さん…///」

お前ら「……」

23: 名無しさん 2021/01/01(金) 14:50:28.993 ID:TsFF+BhPa
俺「」プスプス

お前ら「……これだけの大金1人で運ぶには重いだろ。キャリーケースにでも入れて家まで運んでやるよ」

チノちゃん「……」

お前ら「死体はこっちで処理しておくから安心しろ。警察には人混みで逸れたとでも言えばそれ以上聞かれることはない」

チノちゃん「……俺さん」

チノちゃん「俺さんのおかげで願い事叶いましたよ。私幸せになりますから、天国で見ていてくださいね。俺さん…!」

俺「アッ…アッ…」カハッ

お前ら「!! 息を吹き返した…?うそだろ、ありえない!愛の力が起こした奇跡だ!」

チノちゃん「……」

俺「アッ…フザケンナ…コロシテヤル…イッショウウラムゾ…ノロイコロシテヤル…!チノ…」コヒュ-コヒュ-

チノちゃん「うるさいですね…」ポチッ

バチバチィッ

俺「」ガクンッ

お前ら「……」


お金を運び死体を処理すると、お前らは忽然と姿を消しました。もしかしたら、お前らは神社に宿る神様だったのかもしれません…


HAPPY END!