1: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:08:22.462 ID:kNCQ2Uenp
カジダ-!
ダレカタスケテクレ-!
ナカニ ナカニコドモガ-!

チノちゃん「ふぅ、やっぱり毎朝のスタバ爆破は性が出ますね…」

チノちゃん「しかし、いつ見てもスタバのメニューは新メニューバンバン出し続けて、何かをずっと続けるというプライドはないのでしょうか?」

チノちゃん「それに比べて私のラビットハウスはいつものお馴染みメニューで皆さんから信頼と実績を…おや?」


“新商品始めました!”


チノちゃん「…一体なんですかこの張り紙は!」

引用元: ・チノちゃん「新商品始めました…?」

2: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:09:44.490 ID:kNCQ2Uenp
バァン!
チノちゃん「ちょっとワイさん!」

ワイ「いらっしゃ、ってなんやチノちゃんか、おかえりなさい」

チノちゃん「ただいまー、じゃなくて!表の張り紙は何ですか!」

ワイ「なになに…新商品?なにこれ?」

チノちゃん「どうせワイさんの仕業でしょう!私のラビットハウスにこんなもの貼りつけて!」

ワイ「いやいや!ワイもこんなの知らないし!」

チノちゃん「うるさいですね…私に物申すとはいい度胸じゃないですか。もうシコシコしてあげませんよ?」

ワイ「だから本当に知らないんだって!」

3: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:11:11.946 ID:kNCQ2Uenp
ココア「待ってチノちゃん!それを貼ったのは私だよ!」

ワイ「あ、ココアさん。遊郭からの朝帰りお疲れ様です」

チノちゃん「ココアさんが貼ったんですか、それならまあ…。それでこの新商品とは一体?」

ワイ(ワイの時と反応が違いすぎやろこのクソガキ…)

ココア「それは私の故郷で人気のドリンクなんだって!
この前実家に帰国した時にお姉ちゃんに教えてもらったんだ!」

チノちゃん「へぇー!そんなことが!一体全体どんなモノなんですか?」

ワイ「ワイも知りたいわ、教えてクレメンス」

ココア「よーし!おねーちゃんにまっかせなさーい♡」

ココア「これは日本のとある会社の一室で生まれたの…」

4: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:12:58.365 ID:kNCQ2Uenp
ココア「第二次世界大戦後、枢軸国が勝って、いろんな国を支配下に収めたことは知ってるよね?」

チノちゃん「はい、それで日本の占領下に置かれたラビットハウスのあるここベトナムも標準語が日本語で通貨も円なんですよね、お父さんが教えてくれました」

ワイ「そういえばチノちゃんのお父さんって退役軍人なんやっけ、今は恩給を元手にコーヒー豆のプランテーション畑をやってるけど」

チノちゃん「ウチもリゼさんのお父様と比べたらさほどですけどね…。あの方はナチスドイツの高官だったので豪邸済みですし…」

ワイ(あっ、だから容易に拳銃とか爆弾を調達できるんやな…)

ココア「企業の国際化のために、敗戦国の人たちも労働力として徴用していた東京都文京区後楽にある会社に、2人の社員がいたの…」

※この先、原作にいないオリジナルキャラが何人か登場します※

6: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:14:28.639 ID:kNCQ2Uenp
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金髪「絶対にギャフンと言わせてやるんだから!」

和服「あらあら~、敗戦国の子も威勢だけは一丁前ね~」

金髪「なんですって~!」ムキ-!

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ワイ「ん?この人たちは?」

ココア「和服の子が日本で砂糖の独占販売をしてる和菓子屋の1人娘・千夜ちゃん!
金髪の子が西側諸国の下級貴族出身の海外派遣社員・シャロちゃんだよ!」

チノちゃん「ココアさん、SSだからって原作にいないオリジナルキャラ出したら読んでる人がビックリしちゃいますよ」

ワイ「せやせや、ごちうさは基本的にワイ、チノちゃん、ココアさん、拙者、たまにリゼさんの5人で構成された物語なんやから」

ココアお姉ちゃん「それでね、2人はある商品の開発に取り組んでいたの…」

7: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:15:59.926 ID:kNCQ2Uenp
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部長「おはようございます、商品開発部部長の青山です。
えー、それでは皆さんには先日の会議で上がりました『夏に向けての新商品開発』、こちらのプレゼンをしていただきます」

シャロ「はい!私のチームは『夏に飲みたいカプチーノ』を提案いたします!
ホットで飲むのが一般的なカプチーノですが、アイスでも飲めるとなれば顧客も興味を持つ一品になると思います!」

千夜「うーん、発想は面白いけどやっぱりカプチーノはホットじゃないと美味しくないんじゃないかしらね~」

シャロ「何よ!じゃあ、あんたのチームはどんなものを考えたのよ!」

千夜「私のチームでは、夏の定番品ですが『かき氷』を。
ただし普通のかき氷と違って特製のシロップを使った『新感覚のかき氷』を考えています。シロップはすでに開発に乗り出してますわ」

シャロ「すでに商品開発を!?戦勝国でお金をすぐ回せるからって卑怯よ!」

千夜「勝負は会議の時から始まってるのよ、戦時中の時みたいに敗戦国チームは呑気さんね~」

シャロ「むっきー!すぐアンタたちに追いついて、追い越してやるんだから!」

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ココアお姉ちゃん「こうして2つのチーム、戦勝国組と敗戦国組のプライドをかけた戦いが始まったの…」

チノちゃん「そんなことが…!」

ワイ「この部長さん、文豪みたいな雰囲気やなぁ」

8: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:17:37.952 ID:kNCQ2Uenp
~~~~~~~~~~~~~~~~
商品開発が始まり、両陣は壁にぶち当たった

(シャロ組)
部下「大変ですシャロさん!コーヒー豆の品質は問題ないですし、バニラシロップの具合もいいんですが、水がゲキマズです!」

シャロ「ぐぬぬ、海外組部署の水道水は処理が甘いことからの弊害が…!」

(チヤ組)
部下「千夜さん!氷のしゃりしゃり感はいいのですが、シロップがイマイチインパクトに欠けていて…」

千夜「くっ、国内産シロップだと甘さに弱みが…」
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チノちゃん「なるほど、互いに強みと弱みの問題を抱えてたんですね」

ワイ「ごちうさで歴史を学べるとは思わなかったなあ(小並)」

9: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:19:11.074 ID:kNCQ2Uenp
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シャロ(極限まで濾過して、苦味や臭みを消しさえすれば…!)

チヤ(砂糖を少し多めに…?いえ、果実系の汁を使うことで…!)

シャロ・千夜「「この勝負、絶対負けられない!!」」

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ココアお姉ちゃん「互いに自分たちの持てる限りの技術を活用してより良いものを作ろうと日夜商品開発は続けられたの…」

チノちゃん「手に汗握る熱い展開ですね…」

ワイ「まるで少年漫画みたいや…」

ココアお姉ちゃん「けど、2人とも最後の壁を越えることがなかなかできなかったの…、そんなある日…」

10: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:20:47.493 ID:kNCQ2Uenp
~~~~~~~~~~~~~~~~
シャロ「くっ…、どんなに濾過をしても綺麗な水にすることができないわ…、このままじゃ…」

千夜「お困りのようね」

シャロ「ち、千夜!?な、なにしてるのよこんなところで!まさか偵察!?」

千夜「違うわ、実は私たちもなかなか理想のシロップができてなくてね…」

シャロ「そ、そう…どうせ来たんだったらなんか飲む?」

千夜「いいの?じゃあいただくわね」

シャロ「コーヒーでいいかしら?水が濁ってるから、味には保証できないけど」

11: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:22:13.154 ID:kNCQ2Uenp
千夜「(ズズッ)美味しい…ちょっと苦いけど」

シャロ「なによぉ、嫌味?そりゃ戦勝国様方のきちんと処理された綺麗な水に比べたら泥水かもしれないけど」

千夜「戦勝国…か、………ねぇ、シャロちゃん」

シャロ「な、なに?」

千夜「私ね、最近思ったの。いいものを作ってお客さんを喜ばせることって、勝った負けたも全然関係ないんじゃないかって…、その出来たモノで喜んで貰えること、それが私たちにとって1番嬉しいことなんじゃないかって…」

シャロ「…」

千夜「今はこうしてお互いに競い合ってるけど、誰かのために頑張ってることはすごく大事なことなんじゃないかなって…」

シャロ「……千夜」

千夜「ごめんなさい、なんかしんみりさせちゃって、…らしくなかったわよね」

12: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:23:46.049 ID:kNCQ2Uenp
シャロ「……うちのシロップ使っていいわよ」

千夜「え?」

シャロ「シロップ、甘さのバランスに困ってるんでしょ?それだったらうちのシロップと合わせれば絶対に美味しいと思うわ」

千夜「だけど、それだとシャロちゃんのチームは…」

シャロ「今回はアンタに勝ちを譲るわよ…、次頑張ればいいんだから別にそれでも…」

千夜「ダメ!」ギュ!

シャロ「ち、千夜!?」

千夜「ここまで頑張ってきたんだから、お互いにとって最高の結果になるようにしましょうよ!こんな形で採用されるなんて…自分が許せないわ!」

シャロ「け、けど、どうしたら…」

??「ウチのチームの氷を使ってください!」

13: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:25:19.724 ID:kNCQ2Uenp
シャロ「その声は…千夜チームのみんな!?」

千夜部下「ウチの氷を使えばシャロさんたちのコーヒーももっと美味しくなると思うのです!」

??「それだったら、氷を砕いて飲めるようにしたらいいんじゃないか?」

千夜「あなたたちは、シャロちゃんチームの皆さん!」

シャロ部下「ただのかき氷じゃ新鮮味ないから飲めるようにしたら新しいんじゃないかな?」

シャロ「…そうよ!ミキサーとかを使って飲めるサイズに…」

千夜「シロップと一緒に混ぜれば…!」

シャロ「生クリームとかもつけましょう!」

千夜「ストローを使って手軽に飲めるようなドリンクスタイルに!」

14: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:26:46.358 ID:kNCQ2Uenp
千夜部下「我々も2人と同じでみんなが一つになればと考えていたんです!」

シャロ部下「全員、お2人と同じ思いなんです!」

チームのみんな「「「「そうだ!一緒にやろう!」」」」

シャロ「み、みんな…」

千夜「シャロちゃん…私と…いえ、私たちと…最高の商品を作りましょう!」

シャロ「…もっちろんよ!」ギュ!

ワ-!ワ-!ヨ-シヤッテヤルゾォ!!

(部屋の外で)
青山部長「ふふ、友情ってやっぱりいいですねぇ」ホロリッ

~~~~~~~~~~~~~~~~

15: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:29:30.254 ID:kNCQ2Uenp
ココア「…こうして戦勝国、敗戦国関係なく、お互いが手を取り合って、最高の商品を作ることができたんだよ!」

チノちゃん「うぅ…いい話ですね…」グスグス

ワイ「ほんまやな…まさかごちうさで流すのが血じゃなくて涙になるなんて…」ウルウル

ココア「そしてその友情パワーによって作られた最高の一品……それがこれだよ!」







_人人人人人人人人人人人人人人人_
https://i.imgur.com/9Fhbki3.jpg
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チノちゃん「ってこれスタバのフラペチーノじゃないですかー!!」バズーカドーーン!!

ワイ「トホホ~、チノちゃんのスタバ嫌いにはもうこりごりだ~!」


チャンチャン!

16: 名無しさん 2020/12/27(日) 23:30:47.579 ID:kNCQ2Uenp
<補足>

拙者「フラペチーノという名前は、かき氷のフラッペとカプチーノからの造語で、英語での正しい発音は『フラパチーノ』に近く、略して『フラップ』と呼ぶことが多いぞ」

終わり