1: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:39:00.263 ID:46cyWpyb0
大原「だがしかし志々雄とやらは刀と炎を巧みに操る いくらお前の生命力でも厳しいぞ!」

中川「そうですよ!志々雄は一度、政府に体を燃やされても生きてるほどの怪物ですよ!?」

麗子「そうよ両ちゃん!今回ばかりは私も応援できないわ」

両津「やかましい!3億円…いやっ国民の平和を守るのが警察官の務めだ!」

引用元: ・両津「志々雄真実を討伐したら3億円!?」

4: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:40:42.884 ID:46cyWpyb0
京都

剣心「おぬしが両津殿でござるか?協力感謝するでござる」

両津「そういう前置きはいい ワシは志々雄を倒して3億円…いや国に平和をもたらすだけだ」

斎藤「同じ警官だが、どうにも不潔で近寄りたくないな 失礼だが風呂には入っているか?」

両津「風呂?そんなもん1週間に一度入れば構わん!斎藤さん…だったな?志々雄はどこだ?」

12: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:44:30.525 ID:46cyWpyb0
斎藤「あいつは志々雄の手下で尖閣だ 気をつけろよ」

両津「おい尖閣とやら 悪いことは言わん」

尖閣「無駄口をたたくな!」

両津「ていっ!」

尖閣「はぁっ!」グサッ

剣心「両津殿!!!」

斎藤「だから油断するなと」

両津「いてててて!人をそんなもんで刺すなんて!いい根性してやがる!ぶっ飛ばしたあとに殺人未遂で逮捕してやる!」

斎藤「攻撃は大振りで雑だが何という生命力だ…」

剣心「尖閣の刃を素手で真っ二つにしたでござるよ!」

16: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:46:42.424 ID:46cyWpyb0
るろ剣 うろ覚えだから違和感あったらすみません

斎藤「あの包帯 貴様が志々雄真実だな」

志々雄「一部始終見させてもらったがあの尖閣を素手で倒すとはな…恐れ入ったぜ あんた名前は?」

両津「両津勘吉だ!お前が志々雄だな?悪いがここでお縄についてもらうぜ!」

志々雄「まぁ待ちな両津さん…こんなつまらない時代じゃなくてもっと楽しい時代にしないか?」

両津「むむっ?詳しく聞かせてもらおうか」

19: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:49:05.655 ID:46cyWpyb0
志々雄「あんたのことは部下に調べさせたが無類の博打好きで万年金欠のようだな?概ね3億円に目がくらんで今回の計画に乗ったんだろう?」

両津「ち、ちがう!ワシは警察官として国民の平和と幸せを!」

志々雄「そんな御託はいい 俺の部下になれば前金で3億円…最もこんなものはいずれ必要なくなるくらい面白いぜ?」

剣心「両津殿!敵の誘惑に乗ってはいかぬ!」

斎藤「まさか貴様!裏切るつもりか?」

22: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:52:23.765 ID:46cyWpyb0
両津「志々雄といったな!とんだ勘違いをしているようだな!確かにお前の金はワシがいただく だがお前さんの人を下に見る態度…それに部下なんてのは御免だ!ワシの上司は大原部長だけだぁ!」

志々雄「残念だな…両津さん…あんたをここで殺すことになるなんて」

両津「やかましい!さっさとかかってこい!」

志々雄「宗次郎、軽く遊んでやれ」

宗次郎「殺しちゃっていいんですか?」

志々雄「構わない」

剣心「ここは拙者が相手を!」

両津「あんたは引っ込んでろ 売られた喧嘩はワシが買う!」

斎藤「気をつけろ…あの少年」

両津「ていやっ!」

斎藤「遅かったか」

24: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:56:15.642 ID:46cyWpyb0
宗次郎「おかしい!僕の縮地が全く意味ないなんて!」

両津「へへ~小僧!ワシは追いかけっこなら負けんぞ!っとしまった!ワシのサンダルが真っ二つに!」

宗次郎「それじゃ、勝負は無理そうですね?引き分けってことで」

両津「ま、待て!逃げるのか!ていやっ!」

剣心「もう片方のさんだるとやらであの少年の頭に目掛けて!?」

宗次郎「」

斎藤「戦術もクソもあったもんじゃないな…」

中川「両津ぅの旦那~待たせたな!」

剣心「どこへいくつもりでござるか?」

両津「へへ 相手は所詮、馬車だ…このバイクで志々雄に追いつくぜ!」

28: 名無しさん 2021/01/09(土) 20:58:48.010 ID:46cyWpyb0
すみません 中川と本田の名前間違えました

由美「!!!志々雄様!後ろから両津さんが追ってきています!」

志々雄「何だと!?両津は宗次郎が仕留めたはずじゃ!」

本田「待ちやがれテロリスト!」

両津「とぉりゃっ!」

由美「あの男!こっちに飛び乗ってきましたよ!」

志々雄「クソ!ここじゃどうしようもねぇ!」

29: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:02:54.991 ID:46cyWpyb0
両津「やい志々雄!観念しやがれ!」

志々雄「クソ!何という執念だ…この男!」

由美「志々雄様!どうなさいますか?」

志々雄「そうだ両津さん 提案がある 一旦ここは引いてくれ…」

両津「ふざけるな!犯人を目の前にして逃げる警察官がいるか!」

志々雄「その代わり、遊びに付き合ってもらおうか」

両津「競馬か!?パチンコか!?どっちもでかまわんぞ!」

志々雄「ここは一旦引いて、再戦としよう… 俺のアジトに3日後に来い!そこで決着だ!」

両津「ワシに何の得があるというんだ!?」

志々雄「もしそのアジトで俺たちの一味を壊滅できたら俺の全財産をあんたにやるぜ」

両津「わかった」

31: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:05:53.676 ID:46cyWpyb0
斎藤「馬鹿か貴様!その提案に乗ったというのか!?」

両津「あったりまえだ!下町生まれのワシは遊び心があるんだ!それにこれはワシの作戦でもある」

剣心「どういうことでござるか?」

両津「あそこで志々雄を捕まえていても、アジトまでは特定できなかった つまり残党が暴れる可能性がある」

斎藤「あんた、案外頭が利くんだな じゃあアジトに警官隊を…」

両津「その必要はない ワシ、一人で十本刀とやらを討伐する」

斎藤「馬鹿も休み休み言え!無茶だ!」

剣心「そうでござるよ!」

両津「へへぇっ!心配するな!お前らは先に派出所で待っていてくれ!」

32: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:09:21.604 ID:46cyWpyb0
3日後

アンジー「二重の極っ!」

両津「貴様っ!警察官の顔を殴るとはどういうことだ!こうしてやるっ!ていっ!」

アンジー「ばばばばばばばばかな!これは三重!?いや百重の極か!?」

両津「観念したか坊さん!あんたの辛い過去は分かった だがまだやり直せるぜ」

アンジー「もう遅い…目が覚めたとは言え悪の一味に加担した時点で…」

両津「逃げるな!ワシから言えるのはそれだけだ…それじゃ全財産…じゃなくて志々雄をいただきにいくぜ!」

33: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:12:23.002 ID:46cyWpyb0
魚沼宇水「いらっしゃーい」

両津「不気味な部屋だな…化けて出てきそうだぜ」

魚沼「あんた一人か?」

両津「あぁそうだ…」

魚沼「俺は心眼で何もかも…」

両津「なぁ魚沼さんよ?」

魚沼「なんだ?」

両津「あんたって賭け事の予想…いや敵中なんてのもできるのか?」

魚沼「お安い御用よ」

両津「ワシと組まないか?志々雄なんてただのテロリストだ!ワシと組めば金も権力もすべて手に入るぞ!」

35: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:17:11.460 ID:46cyWpyb0
宗次郎の部屋

宗次郎「また会いましたね両津さんそれに宇水さんも…?」

両津「なぁ宗次郎とやら お前、ワシと組まないか?」

宗次郎「そういう冗談、僕は嫌いじゃないですよ?でも僕には志々雄さんが」

両津「よく考えてもみろ…志々雄といて何の得がある?お前はこの宇水さんから聞いたところによると妾として虐待されたんだろう?」

宗次郎「…」

両津「お前さんはそれが嫌だっただろう?でもよくよく考えれば志々雄だって見境なしに似たようなことをしているんだぞ?」

宗次郎「そ、そんなことくらい僕、僕だって!」

両津「お前は志々雄と違って美男子だ 良ければ知り合いに頼んで役者にしてやる!もしくはその剣の腕を全うにつかうんだ!」

宗次郎「な、な、な何ををおおおおおおおおお!」

両津「とりあえず悩んだらいつでも派出所に来なさい」

宗次郎「うわあああああああうわああああああああああ!」


宗次郎「僕が間違っていたっていうのか?」

大原「ばっかもーん!若い者が簡単に諦めるもんじゃない!さぁ一緒にきなさい!」

37: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:21:27.989 ID:46cyWpyb0
志々雄「驚いたぜ!あの宗次郎を諭して、宇水までも味方にしちまうとはな…」

志々雄「おいほうじ!」

志々雄「ん?」

志々雄「ほうじ!聞いてるのか!」

30分前

両津「あんた百識のほうじって呼ばれてるんだってな?」

ほうじ「それがどうかしたか?」

両津「あんた軍隊に興味はないか?あんたほどの知力があればな…」

ほうじ「?」

両津「なぁアンタ、俺の知り合いに大佐がいるんだがそいつの元で働かないか?」

ほうじ「このほうじ!志々雄様に身を尽くすのだ!」

両津「落ち着け ワシが志々雄を倒したらお前は死刑間違いなしだ だがワシが口をきけば大佐の元で正義を全うできる」

ほうじ「この私を買収するつもりか!?」

両津「その代わりといっては何だが志々雄の金庫の暗証番号を教えてくれ」

39: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:25:24.413 ID:46cyWpyb0
志々雄「さぁ時間がない 始めようか」

両津「志々雄…ワシと組まないか?」

志々雄「この期に及んで何を?」

両津「正直、お前じゃワシには勝てん それはこの前で分かっているな?」

志々雄「う、うるさい!」

両津「それにこのままワシ以外が逮捕すればお前は今度こそ死んじまうぞ?」

志々雄「死…など!怖くはない!」

両津「ばかやろー!お前は政府に屈する気か!?このまま逮捕されれば政府の思うつぼだ!」

志々雄「!?」

両津「ワシもそれは好かんというかやり方が汚い!ワシが口をきけばお前はマジシャンとしてデビューできるぞ!」

志々雄「まじしゃん?なんだそれは?」

両津「アメリカに渡れば最高級の手品師になれるってことだ!お前の焔!ワシに預けるんだ!」

40: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:29:20.874 ID:46cyWpyb0
バクリュー大佐「やるぞ!両津!ここに落とせばいいんだな!」

どんどどんどんどんどん

ほうじ「いけません!両津様!このアジトには火薬がかなりあります…」

両津「それを先に言わんか!大佐!引き上げてくれ!」

志々雄「どうやら体が熱に反応したようだな…俺もここまでか」

両津「あきらめるな!そのくらいの火傷…下町じゃ誰も気にしねぇよ!むしろ人気者だ!」

志々雄「両津さん…あんた…」

両津「志々雄…とりあえず話はあとだ!」

志々雄「だがこの爆発 どうやっても逃げ切れない…」

両津「ばかやろー!だから諦めるな!」

42: 名無しさん 2021/01/09(土) 21:37:12.185 ID:46cyWpyb0
中川「先輩!遅くなってすみません!中川グループ所有の一番強い消防車お持ちしました!ってあれ先輩は?」

ほうじ「まさか金庫に!?」

大原「あきれた奴だ…さぁ置いて行って帰るとしよう…」

志々雄「でも…」

大原「心配するな あんたたちはまだ実害を出していない その点ではあのバカに感謝するんだな」

金庫

両津「金があったぞ!金だ!金だ!これを持ち帰ればワシは…ってこれ明治時代の紙幣じゃないか!」

両津「しまった!出口がふざかったぞ!!!このままじゃ死んでしまう!」

2週間後

志々雄「ほらほらばあさん その肉は俺が焼いてやるぜ!」

ばあさん「あらまあー志々雄さんは親切ねー」

宗次郎「駅まで一緒にいきましょう…ね?」

年寄り「すまんのう…」

宗次郎「いいんですよ!」

ほうじ「ここの数式はここをこうしてこうするのだ!すれば」

宇水「嬢ちゃんの恋愛運はついてるね…だが調子に乗りすぎるなよ」

中川「一気に派出所がにぎやかになりましたねー」

麗子「みんなもう街の人気者になってるわねー」

大原「それぞれがそれぞれの役割を果たす…実にいいことだ」

包帯両津「た、ただいま…」

麗子「両ちゃん!?」

中川「先輩!?」

志々雄一味「両津さーん!」

両津「もう金に目がくらんで討伐なんてコリゴリだーーーーーーーーー!」

おしまい