クリリン「じ、18号は俺の嫁だ！その…手出しは！
ビルス「君には聞いてない、子供から先に殺されたいのかい？」ｽｯ

マーロン「ひっ…」 ﾋﾞｸｩ

18号「わかった！…やってやる…やってやるから他の奴らには手を出すんじゃないよ！」

ベジータ「お、おい！」

ビルス「なんだい？ベジータ」 ｷﾞﾛ

ベジータ「くっ…ビルス様…約束して下さい…それが済んだらこの地球から去ると…｣ｷﾞﾘｷﾞﾘ

ビルス「…わかった…約束しよう…」

ビルス「僕の性欲が満たされたら地球は助けてあげるよ｣ﾆｨ

18号「クリリン…マーロンを頼んだよ…」

クリリン「18号…これが終わったら…目一杯抱いてやるから…」

ビルス「さてさて♪地球人のフェラチオの感触はどうかなぁ？」

ビルス「言っとくけど歯を立てたら皆殺しだからね？」

18号「すぐに済ませてやる…｣ｶﾊﾟｧ…

ｸﾞﾁｭ

18号「んっ…」ｼﾞｭｯﾎﾟｼﾞｭｯﾎﾟ

ビルス「ん～♪良いねえ！？久々に気持ちが良いよ…

クリリン「マーロンこっちに行こう…」

ビルス「おっと動くなよ？君たちはずっと見届けるんだ」

クリリン「クソ野郎が…｣ｷﾞﾁｷﾞﾁ

マーロン「ねえ…ママ何してるの…？」

ビルス「はぁあ…気持ち良いぞぉ…もう出そうだぁ…」

18号(さっさと出しちまえ…！)ｼﾞｭﾎﾟｯｼﾞｭﾎﾟｯ

ビルス「あああああ～！！！もう射精る！｣ﾄﾞﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙ！！

18号「ん゛ごっ゛｣ﾌﾞﾌﾟﾌﾟﾌﾟ…

パ　　ン　　！　！

悟飯「あ…あぁ…」

ピッコロ「18号が…破裂した…」

ビルス「破壊神の射精には耐えられなかったか…ﾊｧ~｣ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

マーロン「いや…いやあああああああ！！！」

クリリン「うおおおおおおお！！！｣ﾀﾞｯ

ベジータ「やめろ！バカ野郎！」

ビルス「ふん｣

ﾋﾟｯ

クリリン｢ゔっ｣ﾄﾞｻｯ

マーロン「パパ…ママ…うわあああああああ！！！」

マーロン「うわああああん！うわあああ」

ﾋﾟｯ！
マーロン｢｣ﾄﾞｻｯ

ビルス「さて…と」

ベジータ「もう…もう良いだろう！満足したはずだ！」

ビルス「いや…まだだね」

みんな「！？」

ビルス「僕は性欲が満たされたら帰るって言ったんだ」

ビルス「こぉんなんじゃ僕の性欲は満ち足りないよ…」ﾆﾔｧ

ビルス「次はお待ちかね！SEXといこうかぁ！！」

ピッコロ(クッ…一体どうすれば良いんだ…！)

ビルス「そこの女！君に決めたぁ！｣ﾄﾞﾝ

ビーデル「……」

ビーデル「…えっ？」

ビルス「君が僕とSEXするんだよ」

ド　　　　ン　　　！　！

悟飯「ふ…ふざけるな…｣ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

悟飯「18号さん達をあんな酷い目に合わせて…つ、次はビーデルさんだと…」

ピッコロ「耐えるんだ悟飯！お前の勝てる相手ではない…悔しいが…今はどうしようもないんだ…」

悟飯「自分の妻が目の前で陵辱されるのを耐えろって言うんですか！僕にはもう我慢の限界です！！｣ｷｯ

ベジータ「この…！｣ﾄﾞｺﾞｯ

悟飯｢ｶﾞﾊｯ」

ベジータ「悟飯…クリリン達の死を無駄にするつもりか…！ドラゴンボールさえあればみんな生き返るんだ…その望みをお前が断つ事になるんだぞ！」

悟飯「僕はっ…僕には…ｸｿｯ…クソッ！！」

ピッコロ「ベジータ！悟飯を抑えろ！今は耐えるしかないんだ…俺達には…」

ビーデル「悟飯くん…ありがとう…」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ビーデル「行ってくるね…」

ミスターサタン「や、やめろ！ビーデル！！頼む…お願いだから…」

ビーデル「パパ…ごめんね…」

ミスターサタン「行かないで…くれえ…」

悟飯「うおおおおおお！！」 ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ベジータ「クソったれ…」

ビルス「待ちくたびれたよ…早く脱ぐんだほら！」

ビーデル「…ﾊｲ｣ｼｭﾙ

ビルス「ﾝﾝー！イイ身体してるじゃあないか♪…ゲヘヘｪ…」 ﾍﾞﾛﾍﾞﾛ

ビーデル「…ッ…」

ｸﾙｯ

ビーデル「悟飯くん！！！私…！私ね…」

ビーデル「今日サプライズを用意してたの…みんなに内緒にして…悟飯くんを驚かしたくて…あなたの喜ぶ顔が見たくて…！」

悟飯「ビーデルさん…？」

ビーデル「あのね…私のお腹の中には！悟飯くんと…私の赤ちゃんが！！」

ズ　ボ　ッ

ビルス「今、死んだよ」

ビーデル「あ…あ…ぁ？」

悟飯「」

ビーデル「いやぁあああ！！赤ちゃんが！！赤ちゃんが！！」

ビルス「おほおおおおお気持ちいいぞぉおお！！この女！！クゥ～！｣
ｽﾞﾎﾞｽﾞﾎﾞｽﾞﾎﾞｽﾞﾎﾞ

ビルス「締まる締まる！そんなに僕のおちんちんが気に入ったのかい！？キスしてやるぞおおおお！！うおおおお！！｣ｸﾞｯ

ﾊﾟｷﾊﾟｷ

ビーデル｢ｶﾊｯ｣

ビルス「出すぞおおお中に出すぞおおおおお！！！グヒヒ…♪」 ﾎﾟｷﾎﾟｷ

ビルス「受け止めろよおおおお！！んんんんん！！！｣ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

悟飯「」

ピッコロ(む、むごすぎる…地獄だ…)

ピッコロ「悟飯…」

ﾁﾗｯ

ピッコロ「悟飯がいない！？」



ビルス「出すぞ出すぞ出すぞおおお！！！うおおおおおおおお！！！｣ﾄﾞﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙ

ﾌﾞﾁｯ

ビルス「ブチ？」

ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ…

ビルス「ぼ、僕のおちんちんが無い！いでえ゛え゛え゛！！」

ビルス「誰だ！？誰が！！！？」

ﾋﾞｭｳｳｳ…

ﾋｭｳｳ…

悟飯「汚えちんこだ…｣ﾎﾟｲｯ

ビルス「お前かぁあ！！」

悟飯「ああ俺だ…！キサマは散々痛め付けて殺してやる…」

ピッコロ「ご、悟飯！！」(いつの間にベジータの拘束を解いてあんな所まで…！)

ベジータ「なんだアイツは…俺を一瞬で吹き飛ばしやがった…」

ベジータ「あ…あれが本当に悟飯なのか…？｣ﾜﾅﾜﾅ

ビルス「ふん！はぁっ！｣ﾋﾞｭﾝ ﾋﾞｭﾝ

悟飯「ふん…｣ﾊﾟｼﾊﾟｼ

ビルス(僕の攻撃が全て弾かれる…何者なんだコイツは…！)

ビルス「君が…もしかして僕の探していたスーパーサイヤ人ゴッド…なのかな？」ﾊｧ ﾊｧ

悟飯「そんな者ではない…俺はサイヤ人でも何でもない…」

ビルス「！！？！？嘘だｧ！こんなヤツ知らない！！君がスーパーサイヤ人ゴッドじゃなければ何だって言うんだぁああ！！｣
ﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝ

悟飯「…うるさい口だな…｣ｶﾞｼｯ

ビルス「あがっ！」

悟飯「そんなに喋りたければもっと口を大きくしてやろうか！｣ｷﾞﾁｷﾞﾁ

ビルス「あがががが…」

ﾋﾞﾘｨ！

ビルス「ごぺぇ！｣ﾊﾟｸﾊﾟｸ

悟飯「ククク…口裂け犬だな…」

ベジータ「とても悟飯とは思えん…何だアイツは…」

ピッコロ「ま…まさか…！」

ベジータ「知っているのか！？」

ピッコロ「……」

ピッコロ「悟飯は幼い頃から危機に直面すると無意識に爆発的な戦闘力を発揮する事があった…」

ピッコロ「…そして強い感情の変化の度に…悟飯は別人のように性格が変わっていた」

ピッコロ「これは仮説だが…悟飯の中には『もう一人』の人格が存在し…そいつが力を分ける事で悟飯は己の限界以上の力を出して来たのではないか…？！」

ベジータ「何だと…」

ピッコロ「今回のビーデルの陵辱は悟飯の中でも過去最大級の怒りだっただろう…それにより悟飯の限界を超えて意識を失い、隠れていたもう1人の人格が現れた…！」

ピッコロ「それもトンデモない化物がな…」

ピッコロ「その証拠に今の悟飯からは悟飯そのものの気を微塵も感じない」

ベジータ(確かに…悟飯の気が一切無い…それどころか何の気も感じられん…)

亀仙人「じゃが無意識に力を発揮するのはチチもそうじゃったぞ！」

ピッコロ「悟飯が生まれてからはその力はもう出せていないはずだ」

亀仙人「！」

ピッコロ「その人格は移り変わるのかもしれない…そうやって長生きして来た化物なのかもな…」

ピッコロ「だが今はそいつによって助けられている…この状況は皮肉だが…ビーデルのおかげと言っていいだろう…」




寿司屋「お客さん…ま…まだ食べられますかい？」

ウイス「…あの男…」

ウイス(…！まさかこれは…)

ビルス｢ﾋｭｰ… ﾋｭｰ…」 ﾄﾞｸﾄﾞｸ

ビルス「なんでお前が…」

悟飯「破壊神がその程度か？つまらんな…」

悟飯「そろそろ死ね｣ｷｭｲｲｲｲ

ビルス「神の…｣ﾋｭｰ…

ｼｭﾝ

ウイス「お待ち下さい！」

悟飯「天使か」

ﾍﾟｺﾘ

ウイス「この度は私共が失礼な真似をしてしまい大変申し訳ありませんでした…」

ウイス「このままではビルス様が死んでしまいますのでこの辺りで許していただけないでしょうか…この度の被害に遭われた方は全て元に戻しますので…」

悟飯「嫌だと言ったら？」 ﾆｨ

ウイス「…ビルス様のかわりに私めを破壊して下さい…」

悟飯「…ククク…ﾊｰｯﾊﾊﾊ！！！」

悟飯「おい、その棒を寄越せ」

ウイス「はい…｣ｶﾁｬ

悟飯「ふん！｣ﾌﾞﾝ

ｽﾞﾎﾞｯ

ウイス｢ｸﾞｯ…」

悟飯「これで許してやる、全て元通りにして早く帰れ…」

ウイス「ありがとうございます……ゼンキ様…」
ビルス「ぁ…ぅ…」

ｼｭﾝ

～界王神界～

老界王神「ゼ…ゼンキじゃと…あわわわわわ…」

界王神「知っておられるのですか？！」

老界王神「知ってるも何も…」 ｲｼﾞｲｼﾞ

老界王神「ゴホン…」

老界王神「破壊神と界王神は一心同体だと言う話は知っておるな？」

界王神「もちろんです！私はビルス様と繋がっておりますから…」

老界王神「ゼンキとは…ワシが若い頃に繋がっていた破壊神の名よ…」

界王神「ええ！！！！！？」

老界王神「余りにも強く、自分勝手で暴れ回るヤツじゃった…」

老界王神「しかしヤツは全王さまによって消されたはず…何故ヤツが悟飯の中に…」

～回想～

界王神(現老界王神)「ゼンキ！やめるのだ！」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ゼンキ「やめる？何故だ？？」

天使たち「くっ…強い…」

ウイス「お逃げ下さい！全王様！」

大神官「な…何があろうと全王様に手は出させません…｣ｺﾞﾎｯ

ゼンキ「なぜ力の無い子供が全王などという名前で全てを破壊する権利を持つのだ？破壊神こそが破壊を司る神なのでは無いのか？」

ゼンキ「ただ起爆スイッチを持っているだけの子供が全ての王なのか？｣

ゼンキ「答えろ、全王」

全王「君ウザいよ、消すよ？」

ゼンキ「やってみろ…｣

大神官「今です！天神合体！！ハァ！！！」

ゼンキ「何っ！？合体だと！」

超大神官「捕らえた！｣ｶﾞｼｯ

超大神官「今です！全王様！」

全王「君、消えてね？」

ゼンキ「覚えていろ…全王！！キサマを絶対にその座から引きずり下ろしてやる！！俺を完全に消す事などさせん！！ｽﾞｧｯ！！」

超大神官「全王様ァ！！！」

ﾋﾞｼｯ
全王「はぁあ！！」

ゼンキ「ガアアアアアア！！！！！」

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵ

ｼｨｰﾝ…

界王神「ゼンキ…消えたか…」

界王神「そ、そんな事があったのですね…」

老界王神「うむ…遠い昔の話じゃ…」

界王神「しかし何故ゼンキ様が消されたというのに老界王神様はご無事だったのですか？」

老界王神「全王様のエネルギーは全てのものを消してしまう…破壊神と界王神の繋がりごと跡形もなく消してしまわれたのじゃよ」

老界王神「そう…思っておったが…」

老界王神「まさかヤツが生きていたとはな…」

界王神「全王様のエネルギーですら完全に消す事が出来ない存在なのですね…」

老界王神「じゃが肉体はもはや再生不可能、今の奴は怨念と化しただけの存在じゃろて…何かの肉体が無ければ何も出来ん…」

老界王神「それがまさかあの若造の中に隠れておったとはな…」

老界王神「現破壊神が目の前に現れて、悟飯の奴も意識を失う程の感情の荒ぶり…その二つが重なってゼンキは目覚めたのやもしれん…」

界王神「しかし、地球を守る為に戦いましたし！そこまで悪い方では無いのでは！？改心したとか！！」

老界王神「バカモン！そんなわけあるかい！」 ﾎﾟｶｯ

老界王神「あれは全王様への宣戦布告のようなものじゃろう…」

老界王神「今回の件で天使達にゼンキが生きていると伝わってしまった…」

老界王神「うーむ…波乱の予感しかせんのぅ…」

ナレーション「ブルマの誕生日パーティーから数日後…ピッコロが集めたドラゴンボールによってピッコロとベジータを除く全員からあの惨劇の記憶が消された…」

「天使ウイスの力により殺された者達は蘇り、世界は再び平穏な毎日に戻ろうとしていたが…」

悟飯「どこからでも来てください！」

ゴッド悟空「行くぞ！ベジータ！」
ゴッドベジータ「俺に命令するな！」

悟空&ベジータ｢ﾀﾞﾗﾗﾗﾗｯ！ﾃﾞﾘｬ！｣ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

悟飯「ふっ！｣ｼｭｼｭｼｭ

悟飯「だぁッ！！｣ﾄﾞﾝ！

悟空「ごふっ！」
ベジータ「ぐっ…！」

ベジータ(二人がかりでもこれとはな…やはりあの時の目覚めが原因か…)

悟飯「ふぅ…」 ｷﾞｭｯ

悟飯(ブルマさんの誕生日パーティー…あんまり覚えてないけどあの日から僕の力は何倍にも膨れ上がっている…僕の身体に何があったというんだ…)

大神官「あれから経過はどうなっていますか？」

ウイス「はい、ゼンキ様を宿した孫悟飯はあの日以来何倍も強くなっていますが、ゼンキ様が表に現れたのはあの日以降は一度もありません」

大神官「なるほど…」

大神官「天使を3体地球に派遣して下さい。」

大神官「彼を生かすかどうかを見極めさせて貰いましょう」

ウイス「了解しました。」

ｼｭﾝ

ウイス「ビルス様？私はこれから地球へ向かう予定ですがどうされますか？」

ビルス「地球こわい…もう行きたくない…破壊神やめたいよおおおお！！！｣ｼﾞｮﾎﾞｼﾞｮﾎﾞ

ウイス「あらあら、なら今回はお留守番ですねぇ♪」

～～～～
～～
～

悟飯「ピッコロさん、今ちょっと良いですか？」

ピッコロ「ム…悟飯か…なんだ？」

悟飯「ブルマさんの誕生日パーティーの日、何が起こったのか…僕に全部教えて下さい…！ピッコロさんなら何か知ってるんじゃないですか？！」

ピッコロ「…グ…」

ピッコロ「仕方あるまい…話しておこう…これまでの事と、これから起こるであろう事をな…」

～次回予告～
悟空「オッス！オラ悟空！」

悟空「いやーめぇったぞぉ！まさかオラが戻るまでにそんな事があったなんてよ！」

悟空「しかも天使っちゅう奴らが地球に向かってやって来てピッコロをさらっちまった！？悟飯、オメエの全力を見せる時が来たみてえだぞ！！」

悟空「次回！ドラゴンボール！」

『ピッコロがさらわれた！？悟飯がやらねば誰がやる！！』

悟空「来週もゼッテェ見てくれよな！」

ナレーション「ピッコロは悟飯にあの惨たらしい事件について語った…」

ピッコロ「…という事だ…」

悟飯「そ、そんな事が…あったんですね…」ﾌﾙﾌﾙ

ピッコロ「だ…大丈夫か、悟飯」

悟飯「はい…確かに気分の良い話ではありませんでしたが…今は、こうしてみんな助かってますから……」

ピッコロ「そうか…なら良いんだ」

ピッコロ「また再び奴が目覚めて暴れ出しでもすれば…止められる者は誰も居ない…悟空やベジータでもな…」

ピッコロ「自分の意思を強く持つしか手段は無い、分かったな！」

悟飯「はい！」

ウイス「それだと私達が困るんですよねえ～｣ﾑｽｰ

ピッコロ&悟飯「！？」

ピッコロ(しまった…界王神様から聞いては居たがもう天使とやらが駆けつけて居たのかっ…！)

ピッコロ「悟飯！逃げろ！コイツはお前の中のゼンキとやらを狙っている！」

悟飯(全く気配が分からなかった…！なんて強さなんだ…！)

天使B「ム…」

天使C「逃がさないわよ～？」

ピッコロ(なっ…既に囲まれていただと！！)

悟飯「くっ…戦うしか無いのか…！ﾊｧｯ！！｣ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

ウイス「あら安心してください、戦いに来た訳ではありませんから｣ｵﾎﾎ

ピッコロ「では何の用だ！」

ウイス「この度は交渉に参りました、3つほど案がありますのでお好きなものを選んでください♪」

ウイス「ひと～つ。ゼンキ様が全王様に対してよくない態度を取った事から始まっておりますので、ちゃーんと反省して全王様の前で謝って頂ければ、破壊神として活動再開を認めるとの事です」

ウイス「ふた～つ。謝るのが嫌だと言うのでしたら仕方がありませんがゼンキ様を無理やり全王様の元へ届けて、今度は完全に消滅して頂きます」

ウイス「みっつ。これはオススメしたくないのですがどうしても拉致があかない場合、この宇宙ごとゼンキ様を消す。という手段を取らせて頂きますね♡」

ウイス「さて～どれを選ばれま」ピッコロ「ズァッ！！｣ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵ

…ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ピッコロ｢ﾌﾝ…話にならんな、論外だ」

ウイス「あらあら…」

ピッコロ「悟飯の身体をゼンキに譲る前提の話なぞ興味はない…｣ﾎﾟｷﾎﾟｷ

ウイス「ナメック星人は温厚な種族だと聞いていたのですがね…」

ピッコロ「あいにくと俺は地球生まれの地球育ちなんでな…ﾃﾞｪｱ！！｣ﾀﾞｯ

ピッコロ「はっ！ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ！ﾄｧ！！｣ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ウイス「ほっほっほっ｣ｽｯｽｯ

ピッコロ「悟飯！逃げろ！」

悟飯「ピッコロさぁん！！」

天使B「逃しはせんぞ、サイヤ人」 ｻﾞｯ

天使C「天使2人から逃げられる訳ないし～」 ｻﾞｻﾞｯ

悟飯「くっ…ﾊｱｱッ！！｣ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

悟飯「だっ！｣
天使B「ふん！｣

ﾄﾞｺﾞｵｫﾝ

天使B(…こいつ、確かに強い…第11宇宙のジレンと変わらない位はあるぞ…！)

天使C「私もいるわよん♡｣ｹﾞｼ

悟飯「くっ…」

ピッコロ「とわぁっ！！｣ﾌﾞﾝ

ウイス「んー…」

ｶﾞｼｯ

ウイス「仕方ありませんねえ…えいっ｣ｺﾂﾝ

ピッコロ｢ぐっ…」

ピッコロ「ご…は…｣ﾊﾞﾀｯ

ウイス「孫悟飯さーん！」

悟飯「んぐっ！？ピッコロさん！！」

悟飯「お前らっ…どけえ！！｣ﾄﾞﾝ

天使B「ぐおっ！」天使C「きゃっ！」

天使C「痛いわ…ねぇ！」ﾌﾞﾝ

ﾁｶｯ
悟飯（！？）

ｶﾞｼｯ
悟飯「…」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ…

天使C「なっ」(今何したの…コイツ…)

ｼｭﾝ
天使B「ｾﾔ！」

ﾊﾞｯ
悟飯「…邪魔を…するなっ…！」ｺﾞｵｵｯ

天使B（今のは完全に死角からの攻撃だったはずだ…！この男…何を見ているんだ！！）

ウイス「なるほど、未来視…ですか」

天使B&C「！？」

悟飯「未来…視…？」

ウイス「破壊神候補が破壊神になると特別な能力を得ることが出来ます」

ウイス「ビルス様の場合だと、あらゆるエネルギーの無効化といった感じですね」

ウイス「元破壊神であるゼンキ様が以前出現した影響で孫悟飯さんの身体にも破壊神の気が残った、という事ですかねぇ…」

ウイス「破壊神で無いにも関わらず破壊神の能力に覚醒したサイヤ人、非常に興味深いです」ｵﾎﾎ

孫悟飯「今はそんな事どうだっていい！ピッコロさんを離せ！」

ウイス「安心してください？眠って貰っただけですからねぇ」

ウイス「孫悟飯さん達が抵抗されるようですので人質として預からせて貰います､ｵﾎﾎ」

ウイス「この方を助けたければこちらまでお越し下さい」

ヴｨｨﾝ

ウイス「このワープホールの先は天使だけが使える天使空間へと繋がってます♪」

ウイス「そこでお待ちしていますのでそれでは♪｣ｼｭﾝ
天使B天使C｢ﾌﾝ｣｢ﾊﾞｲﾊﾞｰｲ｣ｼｭﾝ

悟飯(ここに入るともう戻れないかも知れない…！それでもピッコロさんを助けなきゃ…！)

悟飯「僕がやらなきゃ…いけないんだ！」

ｼｭﾝ

～天使空間～
悟飯「ここが天使空間…」(まるで精神と時の部屋みたいだ…)

ウイス「ようこそ、私の空間へ｣ﾆｺﾆｺ

天使B「」天使C｢｣ﾆｺｰ

悟飯「ピッコロさんは無事なのか！」

ウイス「はぁい、奥の部屋で眠ってますよ♡」

ウイス「さてそれでは早速本題に入らせて頂きますねぇ」ｺﾎﾝ

ウイス「えー私共天使は、天使達の住む空間以外ではパワーに制御がかけられてしまって本来の力を出す事が出来ないんです」 ﾎﾟｷﾎﾟｷ

ウイス「ですが、ここでならゼンキ様を相手に私たちが本気を出せるんですねぇ｣ﾎﾎ

ウイス「なので｣ｼｭﾝ

悟飯「！？」(消え…！)

ウイス「ゼンキ様に代わって頂きます｣ﾄﾝ

悟飯「ぁ゛っ…｣ﾄﾞｻｯ
(ピッコロ…さ…ん…)

天使B「さてどうなるか…」

悟飯｢｣ｯﾄﾞｯﾄﾞｯ…

悟飯｢｣ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ…

カッ！！！！！！

ｺﾞｩｵｵｵ…

天使C「来たわ！来たわ！」

ｼｭｳｳｳ…

悟飯(ゼンキ)「…ふぅー…｣ｺｷｺｷ

ウイス&天使BC「お待ちしておりました、ゼンキ様｣ﾍﾟｺﾘ

ウイス「先ほど孫悟飯さんにお話した件、聞こえていらっしゃいましたかねぇ？」

悟飯(ゼンキ)「ああ聞いていた…全王の元へ向かうんだったな…」

ウイス「あら、良かった！では全王様の元へ向かいましょうか｣ﾆｺ

悟飯(ゼンキ)｢ｸｸｸ…千載一遇のチャンスだ｣ 天使C「え？」

ﾄﾞｺﾞｫ

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…
天使C「」

天使B「なっ…」

ウイス「！？」

悟飯(ゼンキ)「全王の元へは俺1人で向かう、お前らはここで死ね｡｣ﾆﾔ

ウイス「やはり一筋縄で行ってもらえる訳では無さそうですね…｣

天使B「天使C！しっかりしろ！！」
天使C｢ｶﾞﾊｯ…まだ…大丈夫…」

悟飯(ゼンキ)「俺が全王に素直に従うとでも思っていたのか？｣ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

ウイス「従わないと思っていたのでここにお呼びしたんですよ！｣ﾋﾟｯ

悟飯(ゼンキ)｢ｸｸｸ…お前ら3人で俺に勝てると思っているのか？」

ウイス「3人では勝てないでしょうねぇ…ですが私達には！」

ウイス&天使B&C「「「天神合体！！！！」」」

ｺﾞｫｫｫｵｵｵｵｵ

超神ウイス「この力がありますので、簡単には負けませんよ」

悟飯(ゼンキ)「面白い…貴様の本気を見せてみろ！」

超神ウイス「はぁっ！！｣ﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ…

ｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝ！！！
ﾄﾞ ﾊﾞ ﾊﾞ ﾊﾞ ﾊﾞ

悟飯(ゼンキ)「ゼァ！！｣ｸﾞｫﾝ

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…

悟飯(ゼンキ)「そこかっ！！｣ﾌﾞﾝ

超神ウイス「いえ、こちらですよ！｣ｼｭﾝ
ﾄﾞｺﾞｫ

悟飯(ゼンキ)「ぐっ…」
超神ウイス「まだまだ！｣ﾀﾞｯ

悟飯(ゼンキ)「ぐぁおっ！！｣ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ
悟飯(ゼンキ)「この…ふん！｣ﾊﾞｯ
ﾄﾞｺﾞｫｵｱ

超神ウイス「ぐっ…は…」(やはり凄まじいパワー…ですが…)

超神ウイス「はぁああっ！！！｣ｺﾞｵｵｵｵｯ
超神ウイス「せいっ！｣ﾌﾞｧｯ

ﾊﾞｼｨｯ

悟飯(ゼンキ)「ちっ…」(腕が…)

超神ウイス「勝負、ありましたね｣ﾊｧﾊｧ

悟飯(ゼンキ)「…」

超神ウイス「いくらゼンキ様が凄まじいパワーとエネルギーを持っていても、その孫悟飯さんの身体に限界があります」

超神ウイス「これ以上の攻撃を受け続けても消耗するばかりですよ」

悟飯(ゼンキ)「…｣ﾌｩｰ…ﾌｩｰ…

超神ウイス「ゼンキ様、負けを認めて今回は全王様に謝罪しましょう？」

悟飯(ゼンキ)「…確かに?この身体では?ここまでが限界のようだな…仕方があるまい…」

超神ウイス「折れて頂けましたか！良かった良かった｣ｵﾎﾎ

超神ウイス「では参りましょうか」ヴｨｲﾝ…

悟飯(ゼンキ)「…」 ｽｯ…

超神ウイス「え？」

～一方その頃～

ゴッド悟空「だりゃりゃりゃ！だーりゃ！！｣ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ

ゴッドベジータ「たたたたっ！ちぇあ！！｣ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ゴッド悟空「まだだぁああああっっ｣ｺﾞｳｯ

ゴッドベジータ「うぇあああっ！！！｣ｺﾞｳｯ

ブルー悟空「ふん！」
ブルーベジータ「でゃあ！」

ﾄﾞ ﾝ

悟空「ベジータおめえその姿！」
ベジータ「カカロットこそその青い姿は…！」

悟空「ははっ…ゴッドとスーパーサイヤ人が混ざったみてえな新しいパワーアップだ！」

悟空「かぁーっ！オラ達まだ強くなれんだな！」

ベジータ「あぁ…」

ベジータ(しかしまだこれでは悟飯には届かん…この程度では…)

悟空「…今日はこの辺にすっか！」

ベジータ「そうだな…」

悟空「んで、ベジータこの後なんか用事あるんか？」

ベジータ「…俺はこれから会う予定の相手がいるんでな」

悟空「…ベジータおめえ…オラやブルマ以外でそんな会う相手が居たんか…｣ﾜﾅﾜﾅ

ベジータ「きっ貴様！この俺をバカにしているのか！！？｣ﾄﾞﾝ

悟空「いやだってよぉ…」

ベジータ「ﾌﾝ…修行だ…」

悟空「！？」

ベジータ「これまでのトレーニングではこの先の壁は越えられそうにない…」

ベジータ「俺はこれまでの人生を振り返って新たな壁を越える為の修行をするんだ」

ベジータ「カカロット、お前もそうしろ」

悟空「でも、おめえと戦うより良い修行なんて思いつかねえぞ？」

ベジータ「貴様もこれまでの人生を振り返ってよく考えてみるんだな、見えてくる物もあるだろう」

ベジータ「じゃあな｣ﾄﾞﾋｭｰﾝ

悟空「これまでの人生か…うーん…」

悟空「亀仙人のじっちゃんの所にでも顔出してみっか！」 ﾎﾟﾝ

～とある山奥～
？？？？「ん？｣ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…

ｷﾞｭｲｰﾝ…

？？？「あれはベジータじゃねえか？へへへ…ここだー！ベジータ！」

ベジータ「ふっ｣ｼｭﾀ

ベジータ「待たせたな二人共…」

？？？「良いって事よ、なぁ？」

？？？？「どうせ俺たちは暇してんだ、さっそく取り掛かるとしようぜ」

ベジータ「ああ、頼む」

ナッパ&ラディッツ「へへへ…俺達二人がお前を最強のサイヤ人にしてやるぜ！！」

～数日前～
ピッコロ「いでよ！神龍！！」

神龍「さあ願いを言え…」

ピッコロ「この前に起きたブルマの誕生日パーティーにいた奴ら全員の当時の記憶を消して欲しい。俺以外全員な。」

ベジータ「待てピッコロ」

ピッコロ「！ベジータ…」

ベジータ「俺の記憶からも消すのはやめろ、あの出来事は俺に良くも悪くも大きな影響を与えた」

ピッコロ「そ、そうか…わかった」

ピッコロ「ではベジータと俺以外で頼む！」

神龍「お安い御用だ」

神龍「他の願いはあるか？」

ピッコロ「何かあるか？ベジータ」

ベジータ「いや俺は…」

ベジータ「待てよ…？」

ベジータ「神龍、大昔に死んだナッパとラディッツという二人のサイヤ人を蘇らせる事はできるか？」

ピッコロ「何！？」

神龍「簡単な事だ」

ベジータ「なら頼む」

ピッコロ「その二人を蘇らせてどうするつもりだ？ハッキリ言うがその二人が戦力になるとはとても思えんが…」

ベジータ「ナッパはああ見えてサイヤ人の歴史考古学を研究している一族なんだ、アイツが居ればビルスの野郎が言っていたスーパーサイヤ人ゴッドやその先の事も全て分かるかも知れん…」

ピッコロ「あいつあんななりしてインテリだったのか…」

ピッコロ「ラディッツは何かあるのか？」

ベジータ「アイツは…特に何もない」

ピッコロ「…」

ベジータ「何も無いが…数少ないサイヤ人の一人だったんだ、今更あの雑魚を生き返らせても害も無かろう」

ピッコロ「…フン、奴らめ驚くだろうな」

ベジータ「まぁ何十年も経って生き返るんだ、驚きもするだろうな」

ピッコロ「ベジータが生き返らせてくれた事にだ」

ベジータ「…ｹｯ…」

～現在～
ベジータ「はぁっ！」(スーパーサイヤ人1)

ナッパ「なるほど…こりゃすげえ…」

ラディッツ「ベ、ベジータが黄金に光ってやがる…！」

ベジータ「2とゴッド、それからスーパーサイヤ人ゴッドのスーパーサイヤ人化まで可能だ。」

ラディッツ「俺が死んでる間にサイヤ人は一体どうなってるんだ…？」

ベジータ「俺は…まだ強くならなきゃならん…｣ｷﾞﾘ

ベジータ「ナッパどうだ、俺はまだ強くなれるか？｣

ナッパ「ふむ…それはお前次第だな…とりあえず説明しよう、スーパーサイヤ人の歴史についてだ！｣

～～～

ウイス「ただいま戻りました」

大神官「ご苦労様です、どうでしたか？」

ウイス「はい、ゼンキ様と直接お話致しましたが連れてくる事は出来ませんでした…」

ウイス「…ですがゼンキ様のパワーに孫悟飯さんの肉体が追いついていなかったのでそれほどマークする必要も無さそうに感じましたねぇ…」

大神官「そうですか、分かりました。」

大神官「今後ゼンキ様をどうするかはこちらで検討します、今回はもうよろしいですよ」

ウイス「はい♪」

ウイス「あ、ついでに…ゼンキ様から伝言を貰っているんですが全王様に会いに行ってもよろしいですか？」

大神官「？どうぞ」

～全王の間～
大神官「失礼します」

全王「なーに？」

大神官「ウイスの方が伝言を託されたようなのでお連れしました」

ウイス「どうも♪」

全王「…」

全王「君だれ？」

大神官「天使の一人、ウイスですよ」

全王「ちがうよね、君、だれ？」

ウイス「…」

ウイス(ゼンキ)「お前の気分で消された第97宇宙の生き残りだ…！！」

ﾄﾞｽｯ

全王「えっ」

大神官「ぜ、全王様ぁあ！！！！」

ウイス(ゼンキ)「お前を全王の座から引きずり下ろしに来たぞ…！」

ゼンキ「そこは俺の席だ！！！」

全王｢｣ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ…

～次回予告～
悟空「オッス！オラ悟空！」

悟空「ベジータ、なんか知らねえけんど本気で修行始めたみてえだな！」

悟空「オラも負けてらんねえ！亀仙人のじっちゃんトコで修行だ！あれ？天津飯じゃねえか～！おめえもじっちゃんとこで修行なんか？武天の極意？なんだそりゃ～！」

悟空「次回！ドラゴンボール！」

『サイヤ人のヒミツ！超えてくぜスーパーサイヤ人ゴッドの壁！！』

悟空「来週もゼッテェ見てくれよな！」

～～～
???「女神さま！女神さま！」

女神様「はいはい、天使ですよ～」

？？？「今日も稽古をつけて貰いに来ました！」

女神様「うふふ、いつも貴方は真面目に取り組んでいますね」

？？？「はい！僕はいつか女神様の元で破壊神になるのが夢ですから！！」

女神様「私の修行は厳しいですよ？」ｳﾌﾌ

？？？「どんな修行でも乗り越えてみせます！！」

～～～

～～～
ナッパ「それじゃあまずはスーパーサイヤ人の歴史からだ！」

ナッパ「ベジータ、そもそもスーパーサイヤ人とはなんだと思う？」

ベジータ「サイヤ人の極一部だけがなれる、穏やかな心を持つ物が激しい怒りによって覚醒した姿…じゃないのか？」

ベジータ（それにしては増え過ぎている気もするがな…）

ナッパ「へへ…実はそれは違うんだぜ？」

ベジータ「何っ！？」

ナッパ「タブル星…という星を知ってるか？」

ベジータ「知らんな」

ナッパ「遥か太古にサイヤ人によって侵略され滅んだ星だ…そこに住んでたタブル人は肉体的にはサイヤ人より遥かに劣る奴らだったが…」

ナッパ「ある能力を持っていた…！」

ラディッツ「まさかそれが…」

ナッパ「あぁ…変身してパワーアップする能力だ」

ナッパ「その能力に苦戦した当時のサイヤ人はタブル星の侵略と共に、そいつらと交わり…タブル人とサイヤ人の間の子供を次々と増やしてったそうだぜ？」

ベジータ「そ、そんな事が…」

ナッパ「ちなみによ！そのタブル人で唯一最後まで生き残ってた王族がいたらしいんだがそいつの名前がなんとベ…」

ベジータ「？なんだ」

ナッパ「いや…すまねえ話が逸れちまったな」

ナッパ「サイヤ人とタブル人の間に生まれた戦士の中でもタブル人の血を強く引いている者はタブル人の能力である変身が出来たらしい」

ナッパ「だから血筋によって覚醒できる者や出来ない者が居たって事だ」

ナッパ「ただ、プライドの高いサイヤ人だ…他の星の奴の能力を奪ったなんて歴史に残せねえ…」

ナッパ「だからよ、穏やかな心を持ちながら～だとか正しい心を～なんて言い方にしてサイヤ人の極一部だけがなれる伝説の戦士って事になったんだぜ？」

ベジータ「なるほどな、サイヤ人らしいか…」

ラディッツ「お、おいナッパ！ならよお！カカロットがスーパーサイヤ人になれるってんならこの俺もスーパーサイヤ人になれる可能性があるって事か！？」 ｶﾞｯ

ナッパ「ま、まあそうなるな」

ラディッツ「うおおおおおお目覚めろ俺の能力！！！はぁああああ！！！｣ﾄﾞｵｵｵｵｵｵ

ベジータ「うるさい奴だ…」

ベジータ「それで、スーパーサイヤ人ゴッドもタブル人の能力って事になるのか？」

ナッパ「ああ…そこから先はタブル人の歴史になるんだがな、覚醒したタブル人がエネルギーを分け与えてさらに1段階上の進化をしてタブル神に近付いた者がゴッドの称号を得ていたらしい」

ベジータ「なるほどな…通りでビルス達がゴッドを探しても見つからない訳だ…」

ナッパ「ちなみにスーパーサイヤ人になれない血筋は大猿化した時のパワーを人型の状態で留める、なんて技を編み出してたりもしたらしいぜ」

ベジータ「ナッパはスーパーサイヤ人にはなれないのか？」

ナッパ「ああ、俺のとこは昔からサイヤ人の血が濃い一族だからよ…スーパーサイヤ人にはなれないって分かってんだ」

ナッパ「だからこそ追いかけるロマンっつーかよ？へへ…」

ベジータ「……」

ベジータ「サイヤ人の事はよく分かった、それでこれからどうすれば良いんだ？」

ナッパ「タブル人てぇのは肉体的には強くなかったと言ったよな？」

ナッパ「つまり、スーパーサイヤ人の壁を越えることに肉体的な面は殆ど関係ねえ」

ナッパ「限界以上のパワーをひたすらに高め続ける事が一番の近道ってワケだ」

ベジータ「そんな事でいいのならこれまで何度もやって来たぞ？本当にそれだけで良いのか？」

ナッパ「それは戦う為に身体の負担を自然とセーブしてる状態だろ？俺が言ってるのは」

ナッパ「身体の事を無視して死ぬ程に高めるって事だぜ？へへ…つまりは自殺だ」

ベジータ「…！」

ナッパ「サイヤ人の死にかける度に強くなる特性を活かして自分を追い込み続けるんだ、血がいくら出ようとも、身体が壊れようともな…」

ナッパ「かなりムチャな方法だがそれが一番だ、まあ他にもやり方は考えてあるから安心しな！例えば」
ベジータ「それで良い」

ナッパ「！？」

ナッパ「いい面してるぜ、ベジータ…」

ラディッツ「はぁああああああああああ！！！！｣ﾄﾞｵｵｵｵｵｵ

～カメハウス～
ｼｭﾀ

悟空「ふぃ～着いた着いた～！」

悟空「おーい！じっちゃーん！」

悟空「何だ誰もいねえのか…？｣ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

天津飯「……」

悟空「ん？」

悟空「天津飯じゃねえかー！おーい！」

ｻﾜｧｱ…

悟空「！？」

悟空(なんだ…！空気が違う…！天津飯は座ってるだけなのに…近付けねえ…！)

悟空「くっ…ﾊｧｯ！！｣ﾄﾞｯ

天津飯「…｣ﾋﾟｸ

天津飯「悟空か…どうしたんだ？」

悟空「いやー亀仙人のじっちゃんの所で修行しようと思ってよ！」

悟空「そしたら天津飯がいるじゃねえかぁ！おでれえたぞ！何だったんだ？今の！」

天津飯「そうか、俺も修行中だ」

天津飯「肉体面では今のお前らには敵わないからな…精神の修行、自然との一体化を武天老師様から教わっていたんだ」

天津飯「身体を自然と一つにする事で周りの全てを自分の物とする…武道の一つの終着点だ」

悟空「すげえな…オラ天津飯に近付けなかったぞ！」

天津飯「だがまだまだ…悟空の気に冷静さを欠いてしまった…」　

悟空「なあ、オラにもその技教えてくれよ！一緒に修行しようぜ！天津飯！！」

天津飯「…！」

天津飯「ふ…良いだろう、いつぶりだろうな…こうしてお前と横に並んで語り合うのは…」

悟空「よろしくな！天津飯！！」

クリリン「はぁ～…武天老師様も人使い荒いなぁ～…なんで荷物持ちに付き合わされなきゃならないんですか…」

亀仙人「ええじゃろたまには！年寄りを気遣わんかい！！」

クリリン「こんなに買い込んでどうするつもりですか…全く…」

亀仙人「今天津飯がウチに来とるからな、その分買うものも増えるんじゃわい！あ、トイレットペーパーもう3ロール取ってくれ」

クリリン「家に帰りたい…」

亀仙人「久々にクリリンもカメハウスに遊びにこんか？秘蔵のムフフな奴を見せてやらんでもないぞぉ？」

クリリン「う、ウチは嫁が居ますからそういうのはもう良いんですよ！」

亀仙人「素直じゃないのぉ…」

クリリン「まあ荷物をカメハウスで開く位までなら手伝いますけどね～…ｴﾍﾍ…w」

～カメハウス～
亀仙人「帰ったぞーい！」
クリリン｢おっも…｣ﾖｲｼｮ

ウリゴメ「おかえんなさい、悟空さんが来てましたよ？」

亀仙人「何？悟空が！」

クリリン「おーい！悟空ー！」

クリリン「悟空…？」

ｻﾞｧｱｱ

ｻﾜｧｱｱｱｱ

悟空「……」

天津飯「……」

クリリン「何やってるんです？アレ？」

亀仙人「ふむ…」

亀仙人「二人は戦っておるのじゃな…」

クリリン「戦ってる…？」

亀仙人「クリリン、石ころを悟空に向かって投げてみなさい」

クリリン「えっ…それはちょっと…」

亀仙人「いいからやらんかい！！」

クリリン「分かりましたよ…悟空…悪いな…」

クリリン「えいっ！｣ﾋﾞｭﾝ

悟空「…」

天津飯「……」

クリリン「あれ？石投げたはずなのに…」

亀仙人「自分の手を見てみい」

クリリン「あれ！？石がある！？なんでぇ？！」

悟空「…っ…」

天津飯「………！」

悟空「ぐわぁああっ！！｣ﾊﾞﾀｯ

天津飯「よ、よし！勝ったぞ！！｣ｸﾞｯ

悟空「クリリン！石投げるのは反則だろ～！！」

クリリン「は、はは…悪い悪い…」

亀仙人「悟空も修行をしに来たのじゃな」

悟空「ああ！オラもっと強くなりたくてな！じっちゃんなら何か知ってるかと思ったんだ！」

悟空「そしたら天津飯が先に居るからおでれえたぞ！」

天津飯「申し訳ありません、武天老師さま…勝手に悟空も修行に入れてしまいました」

亀仙人「いや構わん、2人でやる方が格段に修行になるじゃろ」

クリリン「あの、さっきは2人は何をしていたんですか？」

亀仙人「アレか？自然と身体を1つにする事でその場の全てのものを自分で感じ、共有し合う事で2人だけの戦いの場を作り上げていたのじゃ」

亀仙人「クリリンがその間合いに入って石を投げようとした時、悟空はクリリンの筋肉の動きと思考を読み取り、寸前で石を手元に弾いたという訳じゃろう」

クリリン「す、すごい…」

悟空「クリリンの邪魔が無けりゃ勝ってたのによぉ～！」

天津飯「言い訳だ！あれは俺の方が勝っていた！」

亀仙人「こらこらやめんか2人とも！」

天津飯「も、申し訳ありません…」

悟空「ちぇーっ…」

天津飯「…」

クリリン「武天老師さま…俺も2人みたいになれますかね…？」

亀仙人「なーにを言っとる！当然じゃろ！」

亀仙人「お前は亀仙流なんじゃからな」

クリリン「…！」

クリリン「はい！、よーし俺も燃えてきたぞ！！！」

クリリン「悟空、天津飯！よろしくな！」

亀仙人「ほっほっほ…」

ｼｭﾝ

？？？「取り込み中の所すまんな」

亀仙人「ん？お主は…！」

亀仙人「ピッコロ！！それに悟飯も！」

ピッコロ「これから大事な用がある、ここに居る全員来てもらおうか」

悟空「悟飯！ピッコロ！何かあったんか！？」

悟飯「それが…全宇宙の緊急事態だそうです…」

みんな「！？」

～一方その頃～

ベジータ(ブルー2)「がぁあああああ゛ああああ゛っ゛｣ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

ナッパ「べ、ベジータ…そろそろ休憩するべきだ…！もう足元血まみれじゃねえか！」

ベジータ(ブルー2)「まだだ…やっと壁を超えて来たんだ…このままで終われるか…｣ｺﾞﾌｯ

ラディッツ(ベジータ…何でそこまで強さにこだわるんだよ…俺だったらもう満足しちまってるぜ…)

ｼｭﾝ
？？？「自殺の練習かい？それなら気を外に出すんじゃなくて全て内側に込めてごらんよ、簡単に壊れるからね」

ベジータ「！？誰だ！！」

破壊神ビルス「僕だよ」

ナッパ「は、はははは破壊神ビルスさま！？！なぜここに！！」

ラディッツ「誰だ…」

ベジータ「なんだビルスか…何の用だ！」

ビルス「…｣ﾋﾟｸ

ナッパ「おいベジータｧ！破壊神さまだぞ！」

ベジータ「気にするな、こいつはカカロットの息子の嫁をレイプしようとして半殺しにされたような奴だ」

ラディッツ「何！？とんでもない猫だな！！」

ビルス「…｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

ビルス「緊急事態だ、全員来て貰おうか」

ベジータ「何があった、今忙しいんだ」

ビルス「孫悟飯の中にいたゼンキが全王様の身体を乗っ取ってしまったらしい…」

ベジータ「全王？なんだそれは」

ナッパ「俺も知らねえぞ…」

ラディッツ「ゼンキってなんだ？」

ビルス「だぁーっそこからか！｣ｶﾞｼｶﾞｼ

ビルス「全宇宙を一瞬で消せる最強の身体をとんでもなく悪い奴が乗っ取って大ピンチなの！！！分かったなら早く来い！！」

ビルス「本当ならウイスが誘導するんだけど今身体がボロボロみたいでね、一応ワープする為のアイテムは借りてるから」

ヴｨﾝ

ベジータ「待て、なら悟飯はどうなったんだ？」

ビルス「ピッコロってのと悟飯なら無事だよ、今孫悟空達の誘導を任されてるはずだ」

ビルス「他の宇宙からも強い奴らは全員呼ばれてるみたいだったなぁ～」

ベジータ「！」

ビルス「君達にはもっと強くなって貰わないとね」

ベジータ「……」

～次回予告～
悟空「オッス！オラ悟空！」

悟空「全王って奴が乗っ取られて大変な事になってるみてえだな！このままじゃあ全宇宙が危ねえ！」

悟空「ええーっ！残された期限は1年！？」

悟空「オラ達が強くなって、ゼンキの暴走を止めるしかねえな！！！」

悟空「次回！ドラゴンボール！」

『時間よ止まれタイムコッチ！！宇宙は俺らの手に！！！』

悟空「来週もゼッテェ見てくれよな！」

～～～
？？？「女神さま！女神さま！」

女神「はいはい、天使ですよ～」

女神「！？どうしたのです、その傷は…」

？？？「こんなのかすり傷ですよ、それより…聞いてください！僕1人で悪者達の村に乗り込んで皆殺しにしてやったんです！！」

女神「な…なんて事を…！」

？？？「…なぜそのような顔をされるのですか？弱かった僕がここまで強く成長したんです！」

？？？「すべては女神さまのおかげです…」

女神「私はあなたにそのような事をさせる為に鍛えたのではありません…強さとは…！」

？？？「僕の村は！…奴らによって滅ぼされ、両親も惨たらしく殺されたのです！！何も悪い事などしていないのに…」

女神「…」

？？？「奪われた側の人間は奪われたまま耐え続けなければならないのですか！？やられたままでいれば…また被害者は増えるばかりのはずです！」

？？？「僕は間違っているのですかっ…！！」

女神「……っ…！」
ｷﾞｭｯ

？？？「め…がみ…さま…？」

女神「あなたを破壊神候補として認めます。」

女神「ゼンキ…」

ゼンキ「認めて…頂けるのですか…」

女神「ただし、条件があります。」

女神「あなたの力は強すぎる。その力の扱い方を誤れば不幸を生みます」

ゼンキ「…」

女神「その力の使い方は私が決めます。」

女神「分かりましたね？」

ゼンキ「はっ…はい！女神さま！！」

～～～～

～数十年後・天使空間～
女神「ぐっ…」ﾊｧ…ﾊｧ…

ﾌﾞﾝｯ

ｽﾀｯ

ゼンキ「勝負、ありましたね…」

ゼンキ「強さは示した…女神様、今回こそ…俺を破壊神と認めてくれますね？」

女神「…み…とめられません…！」

ゼンキ「女神様！！」ｺﾞｳｯ

女神「…ふっ！」ｼｭﾝ

ﾊﾞﾊﾞｯ

ゼンキ「！」ｽﾞﾝ

女神「油断しました…ね…」

ゼンキ「ぐおっ…」ﾄﾞｻｯ

女神「まだあなたに破壊神は早い…」

ゼンキ（…クソッ…なぜ認めて頂けないのだ！俺はここまで強くなったというのに！）

女神「…天使集会がありますので今日はここまでです。」

ゼンキ「はい…」

～天使集会前、全王の間～
全王「この宇宙なんだっけ、第97宇宙？」

大神官「そうです、いかが致しますか？」

全王「もうダメだね、消しちゃおっか」

大神官「はい。」

ウイス「！」

ウイス（第97宇宙…！ルイスの担当の宇宙だったはず！）

ウイス「急がなくては…！」ﾀﾞｯ

ウイス「ルイス！」

女神（ルイス）「？ウイス兄さん、どうしました？」

ウイス「たった今…全王様により第97宇宙が消滅させられる事が決定してしまいました…！！」

ルイス「！？」ｿﾞｯ

ルイス「な…なぜそのような事に…」ﾌﾙﾌﾙ

ウイス「分かりません、ですがすぐにでも消滅が開始されるようです…」

ルイス「そんなっ…！」

ウイス「ルイス、今回の天使集会は体調不良として休むと伝えておきます」

ウイス「こちらは任せて、あなたのやるべき事をして来なさい…！」

ルイス「ありがとうございます！」
ヴｨﾝ

全王「ほーい！消えちゃえー！！」

ﾋﾟｭﾝ
ｷﾞｭﾝｷﾞｭｷﾞｭｲｰﾝ！

ルイス（！！消滅玉が放たれてしまった…！お願い…間に合って…！！）ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵ

～第97宇宙～
ｼｭﾝ
ルイス「着いた…っ」ﾊｧ…ﾊｧ…

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ…

ゼンキ「な、なんだ…あの爆発は…」

ルイス「ゼンキｯ！！」

ゼンキ「女神様！一体何が起こったのですか！？」

ルイス「全王様によって…この第97宇宙が処分される事が決定したようなのです…」

ゼンキ「そんな！…そんな理不尽な話があってよいのですかｯ！！」

ルイス「仕方ないのです…全王様の選択は自然の摂理のようなもの…爆発は誰にも止められません…」

ルイス「この宇宙は終わりです。」

ｶﾞｸｯ
ゼンキ「女神様は…女神様はどうなさるのですか！？」

ルイス「私はこの宇宙と運命を共にするつもりです」

ルイス「あなたは…」

ゼンキ「ならば！俺もこの宇宙と共に消えます…！」

ゼンキ「俺は女神様の元に仕えると誓ったのだから！」

ルイス（ゼンキ…）

ルイス「いいえ、なりません」

ゼンキ「！！」

ルイス「あなたは破壊神に相応しくなかった…」

ルイス「破壊神候補の契約を解除します。」

ゼンキ「な、何故だ！そんなｯ！！」

ルイス「ゼンキ、あなたをこれから別の平和な宇宙へと転送します。」

ゼンキ「！？」

ルイス「破壊神などという夢は捨てて…そこで穏やかに暮らしなさい…」

ゼンキ「女神様！ダメだ…！私は貴方が居なければ！！」

ルイス「大丈夫、あなたは強いから。どんな場所でも生きていけるわ…」

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵオオオオオオオオ！！

ルイス「もう時間がありません！転送を行います！」コｫｵｵｵｵｵｵ…

ゼンキ「女神様！女神さまｯ！！」

ルイス「女神じゃありません。天使ですよ」

ルイス「天使ルイスです」ﾆｺ

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ！！！！

ゼンキ「ルイスウゥゥゥゥｯｯ！！！！！」

ヴｨﾝ

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵ…

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…

ルイス「さようならゼンキ…あなたの心のトゲを…私が外してあげたかった…」

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵオオオオオオン…

～第7宇宙～
ｳﾞｨﾝ

ﾄﾞｻｯ

ゼンキ「はぁｯ…はぁｯ……！！そんな…ここはドコだ…」

ゼンキ「俺は…ｯ…どうしたら…！」

ゼンキ「ゔおおおお゛ｯおおお゛おおっっ！！！！！！」

～そして現在…全王の間～

～～～
～
全王「君だれ？」

大神官「天使の一人、ウイスですよ」 

全王「ちがうよね、君、だれ？」


ウイス「…」

ウイス(ゼンキ)「お前の気分で消された第97宇宙の生き残りだ…！！」

ウイス（ゼンキ）（この時をどれだけ待ったか…！！）



ﾄﾞｽｯ 



全王「えっ」



大神官「ぜ、全王様ぁあ！！！！」



ウイス(ゼンキ)「お前を全王の座から引きずり下ろしに来たぞ…！」 



ゼンキ「お前の身体、貰った！！！」

ウイス「」ｽｩｳ…
ﾊﾞﾀｯ

全王「」ﾄﾞｸﾄﾞｸ…

全王「」

ｷﾞｭﾝ

ゴｵｵｵｵｵｵｵオオオオ！！！

全王（ゼンキ）「…ｸｸｸ…」

大神官「な…なんて事だ…」

全王（ゼンキ）「やったｯ！！やったぞｯ！！ついに全王の力を手に入れた！！！」

全王（ゼンキ）「すさまじいパワーだ…！これだけの力があればどんな事でも出来る！！」

ﾍﾞｷﾍﾞｷﾊﾟｷﾊﾟｷ

ゼンキ「かつての身体を取り戻す事でさえも自在だ！」ｸﾞﾝ！

大神官（このままでは…全宇宙が…）

ゼンキ「安心しろ大神官。俺はかつての全王のような事はしない…」ﾊｧ…ﾊｧ…

ゼンキ「全てを正しい形へ変えてみせる…！！」

ｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ…

ゼンキ「グｯ！？」

ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ…

ゼンキ「な…なんだ…俺の頭の中にっ…！ｶﾞｯ…！」

大神官（始まってしまった…！）

ゼンキ「なんなのだコレは…全宇宙の…怒りや悲しみ…憎しみが流れ込んでくる…ｯ…やめ…ろ…！」

大神官「ゼンキよ…あなたはかつて全王様がなぜ子供なのかと尋ねましたね…」

ゼンキ「ガァアアアッ！！！グオオｫ…！！」ｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ…

大神官「大人ではダメだからなのです…子供の心でなければ…！　マイナスエネルギーに耐えられない！！」

ゼンキ「や…め…ろおおおお！！」

ｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ…

ゼンキ「そこからかァｧ！！！！」ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵ

大神官「しまった！外に被害がっ！！」

～～～～～
～未来～
ゴクウブラック「どこにいる、トランクス！」

ﾁｶｯ

ゴクウブラック「？何の光だ…」

ゴクウブラック「！？」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ！！！

ゴクウブラック「な…なんだ！爆発が…！！何が起こっている！！」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵオオオ！！！

ゴクウブラック「ぐぇあああああああ！！！！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

未来ブルマ「遠くでとんでもないエネルギーの爆発が起きてる…この世界はもう…ダメみたいね…」

トランクス「そんな…母さん！！」

未来ブルマ「あっちのみんなによろしくね…」ﾆｺ

トランクス「かあさあああああああん！！！！」
ｷﾞｭﾝ

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵオオオオオオン…

～～～～

ゼンキ「ふｩｩゥ…ぐｯ…ふゥｩ…」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ…

ｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ

ゼンキ「ぐおおおおォ……やめろｫ…！！やめてくれｯ…！！」

大神官（どこかの宇宙が消滅してしまった…）

大神官（これ以上被害を増やしてはならない！！）

大神官「ゼンキｨｨｨｨ！！！！」

ゼンキ「グ…！」

大神官「時間よ止まれっ！！ターイム！」ｸﾞｲｰﾝ…

大神官「コッチ！！」ﾋﾞｼｯ！

ゼンキ「！」

ｺﾁｺﾁｺﾁ…ｺｯﾁ…ｺｯﾁ…

ｺﾞｰﾝ！！ゴーン！！
ｺﾞｰﾝ！！！ゴーン！！！！

ゼンキ「身体が…ｯ…止ま…る…なにを…！」

大神官「全王様を任せられた者のみが扱える最終手段だ…！全王様のみの時を…止めるっ！！」

ゼンキ「ぐおおおォぉおおオ！！！！」ﾊﾟｷﾊﾟｷ ｺﾁｺﾁ

コッチーーーン！！

大神官「くっ…はぁっ…はぁっ…！」

大神官（ただちに天使緊急集会を行わなくては…）ﾊｧ…ﾊｧ…

大神官「うっ…」ｸﾗｯ

ｼｭｯ
ビルス「大神官様ｯ！」

大神官「あなたは…確かウイスの所の…」

ビルス「第7宇宙破壊神、ビルスです…予言魚さんの水瓶にヒビが入ったので…何か不吉な事が起こったのではないかと…」

ビルス「申し訳ありません…私も同行していればこの様な事態には…！」ｸﾞｯ

大神官「あなたのせいではありません…仕方のない事だったのですよ…」

大神官「ビルスさん…」

ビルス「はい！」

大神官「ウイスの看護をお願いします…それと…」

大神官「ウイスの天使空間の中に孫悟飯さんとナメック星人の方が取り残されています…」

大神官「彼らを助けて、第7宇宙の戦力を揃えておいて下さい…」

大神官「戦いが始まります…」ﾊｧ…ﾊｧ…

ビルス「は、はい！！承知しました！」ｼｭﾝ

ゼンキ「」ｺﾁｺﾁ…ｺﾁｺﾁ…

大神官（止められる時は…持って1年といったところか…）

～～～～
～～
～
悟空「ひぇ～！じゃあビルスさまがピッコロや悟飯を助け出したんか！」

悟飯「そうみたいです」

悟空「ビルスさま、おっかねえけどやっぱ良いヤツなんだな！」

悟飯「はは…」

ピッコロ（悟飯からしてみれば複雑だろうな…）

悟空「そういや悟飯！おめえまた強くなってねえか？」

天津飯「それは俺も感じていた…何かが変わっているな…」

悟飯「そうなんです！僕の中で破壊神の力が目覚めたらしくて…」

悟飯「ﾊｧｯ！！」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ…

クリリン「うおお…！」

悟空「すげえじゃねえか～！纏ってる気がなんかこう…一段とﾋﾟﾘﾋﾟﾘしたっちゅーか…！」

悟飯「でしょう！」

悟飯「僕はこれを…ミラクルサイヤ人って名付けたんです！…カッコイイでしょう？」ﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟｯ

みんな「…」

ピッコロ「…それよりもうすぐ着くようだぞ！」

ｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝｷﾞｭｲｰﾝ！

～天使界～

ヴｨﾝ
悟空「ふぃ～…着いた着いた～！」ｺｷｺｷ

ピッコロ「どうやら俺達が最後のようだな…」

クリリン「すげえ沢山集まってる…みんな強そうだなぁ…」ｷｮﾛｷｮﾛ

ベジータ「やっと来たか、カカロット」
ビルス「やあやぁ諸君？」

悟飯「…」ｷｯ

ビルス「んひぃっ！」ﾋﾞｸｩ

悟空「ベジータ！ビルスさま！それに…」

ラディッツ「よ、よう…！」
ナッパ「あっ！お前ら！」

天津飯「なっ…！」ﾊﾞｯ
クリリン「どぅえぇ～！？」
悟飯「これはどういう事ですか！！」

ピッコロ「落ち着けお前ら。奴らはもう敵ではない」

ベジータ「俺の修行の相手として蘇らせたまでだ、勘違いするな」

ラディッツ「俺達はもう何もしねえし、出来ねえよ」
ナッパ「フリーザ軍を滅ぼしてくれたお前らには感謝してえ位だぜ」ﾍﾍﾍ…

天津飯「馴染めと言われても俺には出来ん…目の前で仲間を殺されたんだからな…」

ナッパ「仲良くしようやって訳じゃぁねえんだ、嫌いならそれでいいぜ」

悟空「おっ！そろそろ始まるみてえだ！」

大神官「皆さんお集まりいただき感謝します。」ﾍﾟｺﾘ

大神官「今回集まって頂いたのは…全宇宙を統べる王である、全王様が…」

大神官「元破壊神であるゼンキによって身体を乗っ取られ、ゼンキが全宇宙を破壊しようとしている為です！」

大神官「私の能力によって現在はゼンキの時を止めていますが…1年後には効果は消えて再び時が動き始めてしまう…」

大神官「それまでに私はゼンキの周りにさらに何重も結界を張り、ゼンキと戦う為のフィールドを作り上げる事に専念します」

悟空「オラ達はどうすればいいんだ？」

大神官「あなた達には強くなって頂きたい！」

大神官「私達天使はその為のサポートを惜しみません」

大神官「この瞬間から天使達にはどの環境においても本気で戦っても良いものとしました…天使達は各宇宙を守る為に活動をお願いします！」

天使達「」ｺｸﾘ

大神官「これまでにない規模の闘いとなるでしょう…全宇宙の健闘を祈ります！！」

～次回予告～
悟空「オッス！オラ悟空！」

悟空「全王さまが乗っ取られたっちゅうのは分かったけどよ～」

悟空「そもそも全王さまってなんなんだ？」

悟空「天使とか全王さまとか色々わっけわかんねえ事多すぎっぞ！」

悟空「おっしとにかく勝ちゃあいいんだな！勝ちゃあ！」

次回！
『明かされる全王のナゾ！始まるぞ新たな修行！！』

悟空「来週もゼッテェ見てくれよな！」