1: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:09:22.852 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「私、思うんだけど」
令嬢ちゃん「漫画とか見てると、嫌な感じの金持ちキャラが出てくるじゃない?」
令嬢ちゃん「甘やかされて育てられたから性格が悪くなって、主人公に突っかかってきて」
令嬢ちゃん「逆に主人公は、貧乏だけど、健気で、たくましくて」
令嬢ちゃん「そういうのに絆されて、お金が全てじゃないって気付いて終わりみたいなストーリー」
令嬢ちゃん「おかしくない?」
令嬢ちゃん「だってお金のない人間ってクズが多いもの。ウシ〇マくんを読んでみなさいよ」
令嬢ちゃん「漫画に出てくる三下の嫌な奴ってだいたい不細工キャラじゃない? そこは正しいのに、どうしてお金持ちキャラはこうなのかしらね?」
令嬢ちゃん「お金持ちキャラを主人公にして、貧乏人にお金をあげて幸せにするストーリーの方が見ていて清々しいと思うんだけど」
令嬢ちゃん「ねえ、どう思う? ○○」
令嬢ちゃん「漫画とか見てると、嫌な感じの金持ちキャラが出てくるじゃない?」
令嬢ちゃん「甘やかされて育てられたから性格が悪くなって、主人公に突っかかってきて」
令嬢ちゃん「逆に主人公は、貧乏だけど、健気で、たくましくて」
令嬢ちゃん「そういうのに絆されて、お金が全てじゃないって気付いて終わりみたいなストーリー」
令嬢ちゃん「おかしくない?」
令嬢ちゃん「だってお金のない人間ってクズが多いもの。ウシ〇マくんを読んでみなさいよ」
令嬢ちゃん「漫画に出てくる三下の嫌な奴ってだいたい不細工キャラじゃない? そこは正しいのに、どうしてお金持ちキャラはこうなのかしらね?」
令嬢ちゃん「お金持ちキャラを主人公にして、貧乏人にお金をあげて幸せにするストーリーの方が見ていて清々しいと思うんだけど」
令嬢ちゃん「ねえ、どう思う? ○○」
引用元: ・10兆円の借金があるので何でも言うことを聞かないといけない相手の令嬢ちゃん「いやね、貧乏人は」
2: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:09:55.152 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「でしょう?」
令嬢ちゃん「なぜ漫画のお金持ちキャラが嫌な奴なのか? それは漫画は貧乏人がみるものだからよ」
令嬢ちゃん「貧乏人が共感できるような物語を読者は求めているのよね」
令嬢ちゃん「私みたいなのは、読者として想定していないってわけ」
令嬢ちゃん「はーあ。嫌になっちゃうわ」
令嬢ちゃん「でも私は心に余裕があるから、ちゃんと最後まで読んであげるの」
令嬢ちゃん「優しいでしょ?」
令嬢ちゃん「そうでしょ。はぁ」
令嬢ちゃん「じゃあ、次のページにめくってちょうだい」
令嬢ちゃん「なぜ漫画のお金持ちキャラが嫌な奴なのか? それは漫画は貧乏人がみるものだからよ」
令嬢ちゃん「貧乏人が共感できるような物語を読者は求めているのよね」
令嬢ちゃん「私みたいなのは、読者として想定していないってわけ」
令嬢ちゃん「はーあ。嫌になっちゃうわ」
令嬢ちゃん「でも私は心に余裕があるから、ちゃんと最後まで読んであげるの」
令嬢ちゃん「優しいでしょ?」
令嬢ちゃん「そうでしょ。はぁ」
令嬢ちゃん「じゃあ、次のページにめくってちょうだい」
3: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:10:30.938 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「普通につまらなかったわ」
令嬢ちゃん「もういいわ、○○。そのクソ漫画は投げ捨てておいて」
令嬢ちゃん「あーあ、無駄に巻数が長いのもクソ」
令嬢ちゃん「外の空気が吸いたいわ……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「馬」
令嬢ちゃん「よし。じゃあお庭まで行ってちょうだい」
令嬢ちゃん「揺らしたらお仕置きよ」
令嬢ちゃん「普通につまらなかったわ」
令嬢ちゃん「もういいわ、○○。そのクソ漫画は投げ捨てておいて」
令嬢ちゃん「あーあ、無駄に巻数が長いのもクソ」
令嬢ちゃん「外の空気が吸いたいわ……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「馬」
令嬢ちゃん「よし。じゃあお庭まで行ってちょうだい」
令嬢ちゃん「揺らしたらお仕置きよ」
4: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:11:16.718 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「考えてみれば、あなたもお金持ちよね」
令嬢ちゃん「だって、5歳の頃から、このまま医療の進歩を考慮に入れて100歳までここにいるとして」
令嬢ちゃん「95年で10兆円稼ぐことになるじゃない」
令嬢ちゃん「年収1000億円くらい?」
令嬢ちゃん「まぁ、この乗り心地はそれくらいの価値はあるかもね」
令嬢ちゃん「私が小さい頃から乗りなれてるから安心できるのかしら」
令嬢ちゃん「あなたの背中も大きくなったわ」
令嬢ちゃん「ああ、ほら、もっと速く進みなさい。○○。お尻を叩かれたいの?」
令嬢ちゃん「年収1000億円のお馬さん」
令嬢ちゃん「だって、5歳の頃から、このまま医療の進歩を考慮に入れて100歳までここにいるとして」
令嬢ちゃん「95年で10兆円稼ぐことになるじゃない」
令嬢ちゃん「年収1000億円くらい?」
令嬢ちゃん「まぁ、この乗り心地はそれくらいの価値はあるかもね」
令嬢ちゃん「私が小さい頃から乗りなれてるから安心できるのかしら」
令嬢ちゃん「あなたの背中も大きくなったわ」
令嬢ちゃん「ああ、ほら、もっと速く進みなさい。○○。お尻を叩かれたいの?」
令嬢ちゃん「年収1000億円のお馬さん」
5: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:12:04.431 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「ここでいいわ。降ろして」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「椅子」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……空が青いわね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「椅子」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……空が青いわね」
令嬢ちゃん「……」
6: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:13:05.559 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「○○」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「小腹が空いたわ。なにか美味しいお菓子を出して」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……すぐに取り出せるだなんて、さすがは○○ね」
令嬢ちゃん「10兆円で買われただけあるわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「おはし」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おーはーし」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おいしい」
令嬢ちゃん「○○」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「小腹が空いたわ。なにか美味しいお菓子を出して」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……すぐに取り出せるだなんて、さすがは○○ね」
令嬢ちゃん「10兆円で買われただけあるわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「おはし」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おーはーし」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おいしい」
7: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:14:07.759 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「暇ね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……暇って最高の贅沢だと思わない? ○○」
令嬢ちゃん「私、嫌な気分じゃないわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「でも、暇ね」
令嬢ちゃん「どうしようかしら……」
令嬢ちゃん「……とりあえず、リクライニング機能を使うわ。ぽち」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「あと、お菓子おかわり」
令嬢ちゃん「……おいしい」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おかわり」
令嬢ちゃん「暇ね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……暇って最高の贅沢だと思わない? ○○」
令嬢ちゃん「私、嫌な気分じゃないわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「でも、暇ね」
令嬢ちゃん「どうしようかしら……」
令嬢ちゃん「……とりあえず、リクライニング機能を使うわ。ぽち」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「あと、お菓子おかわり」
令嬢ちゃん「……おいしい」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「おかわり」
8: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:15:04.784 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「○○は何でも言うことを聞いてくれるわね」
令嬢ちゃん「小さい頃からほんとに何でもかんでも」
令嬢ちゃん「まぁ私のなんだから当然なんだけど」
令嬢ちゃん「でも時々、どこまで聞いてくれるか試したくなっちゃうわ」
令嬢ちゃん「ねえ?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……散歩をするわ」
令嬢ちゃん「○○。飛行機」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「お姫様だっこね。まぁいいわ。このまま庭をぐるりと一周するのよ」
令嬢ちゃん「小さい頃からほんとに何でもかんでも」
令嬢ちゃん「まぁ私のなんだから当然なんだけど」
令嬢ちゃん「でも時々、どこまで聞いてくれるか試したくなっちゃうわ」
令嬢ちゃん「ねえ?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……散歩をするわ」
令嬢ちゃん「○○。飛行機」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「お姫様だっこね。まぁいいわ。このまま庭をぐるりと一周するのよ」
9: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:16:04.222 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「ふぅ……まあまあ楽しかったわ」
令嬢ちゃん「椅子」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「漫画出して」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○って便利ね」
令嬢ちゃん「椅子」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○」
令嬢ちゃん「漫画出して」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○って便利ね」
11: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:17:07.312 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「あら、これ○○の私物なの?」
令嬢ちゃん「……ふーん……あら、あんまり絵は上手くないわね」
令嬢ちゃん「……安っぽそう。これって、終末系? お涙頂戴してきそうじゃない? まぁでも、全3巻ってところはいいわね」
令嬢ちゃん「古い漫画ねぇ……くすんでて……ガンガン? ガンガンか……まぁいいわよ。読むわ。○○の持ってる漫画なんて、興味あるわ」
令嬢ちゃん「さぁ、ページをめくってちょうだい」
令嬢ちゃん「面白くなかったら、こき下ろすから」
令嬢ちゃん「……ふーん……あら、あんまり絵は上手くないわね」
令嬢ちゃん「……安っぽそう。これって、終末系? お涙頂戴してきそうじゃない? まぁでも、全3巻ってところはいいわね」
令嬢ちゃん「古い漫画ねぇ……くすんでて……ガンガン? ガンガンか……まぁいいわよ。読むわ。○○の持ってる漫画なんて、興味あるわ」
令嬢ちゃん「さぁ、ページをめくってちょうだい」
令嬢ちゃん「面白くなかったら、こき下ろすから」
12: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:18:09.751 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「うーん……」
令嬢ちゃん「……ありきたりねぇ」
令嬢ちゃん「こういう、家族系って苦手かも」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……次」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……ありきたりねぇ」
令嬢ちゃん「こういう、家族系って苦手かも」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……次」
令嬢ちゃん「……」
13: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:19:06.802 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「うえっ、ぉぇっ」
令嬢ちゃん「あぁぁぁぁ……」
令嬢ちゃん「えぐっ、あおっ」
令嬢ちゃん「あうっ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ……昔に死んだお母様を思い出しちゃった……」
令嬢ちゃん「なんでこんなの読ませるの……うう……」
令嬢ちゃん「悲しすぎる……」
令嬢ちゃん「あぁぁぁぁ……」
令嬢ちゃん「えぐっ、あおっ」
令嬢ちゃん「あうっ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ……昔に死んだお母様を思い出しちゃった……」
令嬢ちゃん「なんでこんなの読ませるの……うう……」
令嬢ちゃん「悲しすぎる……」
14: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:20:06.029 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「何で出てっちゃうの……? 一緒に死ねばいいじゃない……ぐすっ」
令嬢ちゃん「こんなのってないわ……こんなのってないわよ……」
令嬢ちゃん「可哀想だわ……みんながいなくなって……最後はひとりぼっちで……」
令嬢ちゃん「うぅぅ……」
令嬢ちゃん「悲しい……寂しい……」
令嬢ちゃん「寂しい……」
令嬢ちゃん「こんなのってないわ……こんなのってないわよ……」
令嬢ちゃん「可哀想だわ……みんながいなくなって……最後はひとりぼっちで……」
令嬢ちゃん「うぅぅ……」
令嬢ちゃん「悲しい……寂しい……」
令嬢ちゃん「寂しい……」
15: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:21:07.612 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「寂しい……」
令嬢ちゃん「ひっく……」
令嬢ちゃん「……もう夕方じゃない……ひっく」
令嬢ちゃん「ぐすっ……」
令嬢ちゃん「……毛布」
令嬢ちゃん「毛布になって……」
令嬢ちゃん「ぐすっ、えぅ……はぁぁぁ……寂しい……」
令嬢ちゃん「うぅ……寂しい……」
令嬢ちゃん「ひとりぼっちは寂しい……」
令嬢ちゃん「ううう……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「ひっく……」
令嬢ちゃん「……もう夕方じゃない……ひっく」
令嬢ちゃん「ぐすっ……」
令嬢ちゃん「……毛布」
令嬢ちゃん「毛布になって……」
令嬢ちゃん「ぐすっ、えぅ……はぁぁぁ……寂しい……」
令嬢ちゃん「うぅ……寂しい……」
令嬢ちゃん「ひとりぼっちは寂しい……」
令嬢ちゃん「ううう……」
令嬢ちゃん「……」
16: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:22:09.644 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「はぁぁー……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……戻りましょう。準備して」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ……」
令嬢ちゃん「ぅぅ……ぐすっ……」
令嬢ちゃん「はぁっ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……今度はっ、よつんばい、じゃない」
令嬢ちゃん「……だっこ」
令嬢ちゃん「だっこ。ぎゅってして」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……じゃあ、おんぶ」
令嬢ちゃん「ぐすっ……」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ」
令嬢ちゃん「うえっ、ひっく」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「はぁぁー……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……戻りましょう。準備して」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ……」
令嬢ちゃん「ぅぅ……ぐすっ……」
令嬢ちゃん「はぁっ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……今度はっ、よつんばい、じゃない」
令嬢ちゃん「……だっこ」
令嬢ちゃん「だっこ。ぎゅってして」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……じゃあ、おんぶ」
令嬢ちゃん「ぐすっ……」
令嬢ちゃん「はぁぁぁっ」
令嬢ちゃん「うえっ、ひっく」
18: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:23:12.590 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「ぐすっ、ぐすっ……」
令嬢ちゃん「うぅぅ……まだ涙が出る……」
令嬢ちゃん「なんて漫画おすすめしてきたのよ。ひどいわ、○○」
令嬢ちゃん「……希望の物語? そんなのしったことじゃないわ。ひどいわ。最低よ」
令嬢ちゃん「最低な漫画……」
令嬢ちゃん「ぅぅぅぅ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……謝るならっ、まぁ」
令嬢ちゃん「すんっ……」
令嬢ちゃん「……○○も、悪気があったわけじゃないものね。いいでしょう。許すわ」
令嬢ちゃん「……他の奴だったら殺してるわ」
令嬢ちゃん「はぁ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「うぅぅ……まだ涙が出る……」
令嬢ちゃん「なんて漫画おすすめしてきたのよ。ひどいわ、○○」
令嬢ちゃん「……希望の物語? そんなのしったことじゃないわ。ひどいわ。最低よ」
令嬢ちゃん「最低な漫画……」
令嬢ちゃん「ぅぅぅぅ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……謝るならっ、まぁ」
令嬢ちゃん「すんっ……」
令嬢ちゃん「……○○も、悪気があったわけじゃないものね。いいでしょう。許すわ」
令嬢ちゃん「……他の奴だったら殺してるわ」
令嬢ちゃん「はぁ……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
19: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:24:12.164 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○なら、私を置いて、どこかへ行ったりしないわよね?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「たとえ世界が核まみれになったって、どんな理由ができたって、私のことが嫌になったって」
令嬢ちゃん「○○はこの先もずっと、私の言うことを聞いて、お話してくれて」
令嬢ちゃん「ずっと私の側にいてくれるものね?」
令嬢ちゃん「だって」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「だって、10兆円であなたを買ったんだから」
令嬢ちゃん「……10兆円で買ったんだもの」
令嬢ちゃん「10兆円……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「利子をつけたら、もっとたくさんになるし、だから……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……あら、寂しいわ、○○」
令嬢ちゃん「とても寂しい……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……○○なら、私を置いて、どこかへ行ったりしないわよね?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「たとえ世界が核まみれになったって、どんな理由ができたって、私のことが嫌になったって」
令嬢ちゃん「○○はこの先もずっと、私の言うことを聞いて、お話してくれて」
令嬢ちゃん「ずっと私の側にいてくれるものね?」
令嬢ちゃん「だって」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「だって、10兆円であなたを買ったんだから」
令嬢ちゃん「……10兆円で買ったんだもの」
令嬢ちゃん「10兆円……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「利子をつけたら、もっとたくさんになるし、だから……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……あら、寂しいわ、○○」
令嬢ちゃん「とても寂しい……」
令嬢ちゃん「……」
20: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:25:11.054 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「器用ね、○○」
令嬢ちゃん「……私を背負いながら、私の頭を撫でるだなんて」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……や、やめて」
令嬢ちゃん「……片手間みたいで気に食わないわ」
令嬢ちゃん「……犬でも撫でるようじゃない? ご主人様の私に向かって」
令嬢ちゃん「ていうか無礼じゃない?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「器用ね、○○」
令嬢ちゃん「……私を背負いながら、私の頭を撫でるだなんて」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……や、やめて」
令嬢ちゃん「……片手間みたいで気に食わないわ」
令嬢ちゃん「……犬でも撫でるようじゃない? ご主人様の私に向かって」
令嬢ちゃん「ていうか無礼じゃない?」
令嬢ちゃん「……」
21: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:26:14.150 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……部屋に戻ったら……撫でていいわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……いい? 丁寧に撫でるのよ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……そうしたら、その無礼な感じの態度も許してあげるから……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……部屋に戻ったら……撫でていいわ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……いい? 丁寧に撫でるのよ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……そうしたら、その無礼な感じの態度も許してあげるから……」
令嬢ちゃん「……」
23: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:27:08.836 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……それが終わったら、また私と一緒に漫画を読みましょう」
令嬢ちゃん「……たまには、私がページをめくってあげてもいいわね。たまには○○の労に報いてあげないと」
令嬢ちゃん「私のお気に入りを○○にもみせるの。私の管理するタイミングでね」
令嬢ちゃん「きっと、○○も気に入ると思うから」
令嬢ちゃん「読み終わったら、お話しましょう」
令嬢ちゃん「でも、批判は許さないから。言っていいのは称賛だけ」
令嬢ちゃん「楽しみね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「ふふふっ」
令嬢ちゃん「……それが終わったら、また私と一緒に漫画を読みましょう」
令嬢ちゃん「……たまには、私がページをめくってあげてもいいわね。たまには○○の労に報いてあげないと」
令嬢ちゃん「私のお気に入りを○○にもみせるの。私の管理するタイミングでね」
令嬢ちゃん「きっと、○○も気に入ると思うから」
令嬢ちゃん「読み終わったら、お話しましょう」
令嬢ちゃん「でも、批判は許さないから。言っていいのは称賛だけ」
令嬢ちゃん「楽しみね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「ふふふっ」
24: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:28:07.588 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……ねえ、○○」
令嬢ちゃん「○○は、お金で買えない物ってあると思う?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「私はないと思うわ」
令嬢ちゃん「だって、お金のおかげで、○○がここにいるんだもの。私と一緒にいてくれるんだもの」
令嬢ちゃん「だったら、お金があったら、なんだってできるわ」
令嬢ちゃん「なんだってね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「だから、○○は、私とずっと一緒にいるの」
令嬢ちゃん「ずっとよ」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……ねえ、○○」
令嬢ちゃん「○○は、お金で買えない物ってあると思う?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「私はないと思うわ」
令嬢ちゃん「だって、お金のおかげで、○○がここにいるんだもの。私と一緒にいてくれるんだもの」
令嬢ちゃん「だったら、お金があったら、なんだってできるわ」
令嬢ちゃん「なんだってね」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「だから、○○は、私とずっと一緒にいるの」
令嬢ちゃん「ずっとよ」
25: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:29:04.668 ID:lxDRlpXJ0
令嬢ちゃん「……ずっとは、ずっと」
令嬢ちゃん「世界が滅びても、人類が死滅しても……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「ずっと一緒にいるの」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……でないと、私、寂しくて死んじゃうわ」
令嬢ちゃん「そんなの嫌でしょう? そうでしょう?」
令嬢ちゃん「そうよね。当然よね」
令嬢ちゃん「だから、いい? わかった? 絶対によ?」
令嬢ちゃん「絶対に、私の側にいるんだからね?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「約束だからね」
令嬢ちゃん「世界が滅びても、人類が死滅しても……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「ずっと一緒にいるの」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……でないと、私、寂しくて死んじゃうわ」
令嬢ちゃん「そんなの嫌でしょう? そうでしょう?」
令嬢ちゃん「そうよね。当然よね」
令嬢ちゃん「だから、いい? わかった? 絶対によ?」
令嬢ちゃん「絶対に、私の側にいるんだからね?」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「……」
令嬢ちゃん「約束だからね」
26: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:30:21.276 ID:lxDRlpXJ0
終わりです
これ系統でちゃんとしたのを読みたかったら私の従僕というなろう小説がおすすめだ
これ系統でちゃんとしたのを読みたかったら私の従僕というなろう小説がおすすめだ
28: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:31:54.961 ID:lxDRlpXJ0
ドームチルドレンも内容あんまり覚えてないけどおすすめだ
29: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:38:48.703 ID:lxDRlpXJ0
ついでに全然関係ないけど最近ドキドキ文芸部ですごく感動した
あのシーンの曲アレンジが神がかってるとか神経めぐらせて作られてるところとかコンセプト勝ちしてるところとかいろいろあるけど
何よりあのコンセプトでギャルゲのポテンシャルを確保した上で最後までそれを壊しつくさないままで終わったのが感動した
ギャルゲとして遊べないけどギャルゲとしての価値が無かったらあのエンディングだって「は?」ってなるだろうから最後に繋げたバランスが凄い
あのシーンの曲アレンジが神がかってるとか神経めぐらせて作られてるところとかコンセプト勝ちしてるところとかいろいろあるけど
何よりあのコンセプトでギャルゲのポテンシャルを確保した上で最後までそれを壊しつくさないままで終わったのが感動した
ギャルゲとして遊べないけどギャルゲとしての価値が無かったらあのエンディングだって「は?」ってなるだろうから最後に繋げたバランスが凄い
30: 名無しさん 2021/02/21(日) 22:40:16.620 ID:lxDRlpXJ0
感動し過ぎてゲーム作り勉強する!ってなった
いつかちゃっちい同人ゲームでいいから作ってみたい
いつかちゃっちい同人ゲームでいいから作ってみたい
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