1: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:42:56.30 ID:AeL2pmBa0
キャラ崩壊注意
アイドル毎にプロデューサーが居る設定



P「ゆるふわ抱き枕?……これが?」スッ

藍子「はいっ、晶葉ちゃんと芳乃ちゃんに手伝ってもらって、ついに完成したんです!」

晶葉「藍子から絶えず分泌されるユルフワニウムを抽出し、抱き枕に定着させたぞ」

芳乃「更に藍子さんの魂を切り分け、抱き枕を付喪神にしましてー。半永久的にゆるふわにうむとやらがほわほわし続ける、究極の抱き枕になりましたー」

晶葉「ユルフワニウムは吸飲者に色々良い効果を与える。これを抱いて寝れば快眠間違いなしだ」

P「そんなすごいものを俺のために……?」ジーン

藍子「はいっ!プロデューサーさんに癒されて欲しくって……」

P「くぅ……ありがとう!一生大事にするよ!」ギュッ

藍子「はうっ!?」ビクッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1617288176

引用元: ・【モバマス】藍子「ゆるふわ抱き枕、作りました♪」

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2: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:43:57.52 ID:AeL2pmBa0
藍子(なんでしょうこの感覚……♡まるでプロデューサーさんに抱きしめられてるような……プロデューサーさんが私の抱き枕を抱きしめてから、急に……)モジモジ

P「ん?どうかしたか、藍子」

藍子「プロデューサーさん、あの……その抱き枕、もっと強く抱きしめてくれませんか?」

P「こう?」ギュウッ

藍子「あう……♡」ビクンッ

藍子(間違いありません……これはあの抱き枕と、私の体の感覚が繋がっちゃってる……♡)

P「……?顔赤いけど、大丈夫か?」

藍子「はいっ!まったくもって大丈夫ですので……その抱き枕、大事にしてくださいね♡」

P「おう、もちろん!」


晶葉「むっ、ドスケベセンサーが反応している……この部屋のドスケベニウム検出量が適正値を上回っているぞ!」ピーピー エッチカクニンエッチカクニン

芳乃「……ほー?淫の気は感じられませぬー。壊れているようなのでそのセンサーはオフにしておいた方がよろしいかとー」スットボケ

晶葉「そうか。芳乃がそう言うならそうなんだろうな。切っておこう」ピッ

芳乃「ではわたくしのプロデューサー殿によしのん抱き枕を届けに行きましょうー」ワクワク

3: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:44:26.36 ID:AeL2pmBa0
その日の夜————。


藍子「もう11時……そろそろかな」ソワソワ


ぎゅっ


藍子「あっ♡やっぱり来た……♡」ビクッ

藍子(プロデューサーさん、早速私の抱き枕使ってくれてる……♡)

藍子(あぁ……プロデューサーさんに抱きしめられながら、眠るの……幸せぇ……♡)スヤスヤ


そして朝。


藍子「ん……」パチッ

藍子(あ……まだ私抱きしめられてる……♡抱きしめられながら起きるの良い……♡プロデューサーさん、まだ寝てるのかな……♡)

藍子(……ん、抱きしめられてる感覚がなくなった。プロデューサーさんが起きたんだ)

藍子「じゃあ私も起きようっと」ムクッ

藍子(プロデューサーさんと一緒の時間に眠って、一緒の時間に起きて……まるで同棲してるみたいですね♪)

藍子(これから毎日こんな生活ができるなんて……夢みたいです♪)


切り分けられた魂は、感覚が共有される。
その事実に驚きつつも、藍子は楽しんでいた。

4: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:44:53.27 ID:AeL2pmBa0
別の日の夜————。



未央「ポジパパジャマパーティーだぁーっ!!」

茜「いえーいっ」

未央「今日はみんなで夜更かしして、いっぱいお喋りしようね!」

藍子「はいっ♪」

藍子(まだ9時……プロデューサーさんがよっぽど早寝しない限りまだ大丈夫ですよね)チラッ


ぎゅっ


藍子「はうんっ!?♡」ビクンッ

未央「……!?……あーちゃん?」

藍子「すいません、二人共……♡私もう眠くって……♡先に寝てもっ♡いいですか……?♡」ゾクゾク

茜「ふわぁ……実は私ももういつもなら寝てる時間で……」ウトウト

未央「あ……あ、そう!?じゃ、じゃあもう寝ようか!ね!お喋りはまた明日もできるしね!ね!」ドギマギ

藍子(こんな日に限ってプロデューサーさんが早寝するなんて……でも、不意打ちでぎゅってされるの、良かったぁ……♡)


未央(あーちゃんのあの反応……まさか?いやそんなあのあーちゃんがそんなこと……しかも私達の前で……いやでもさっきの急に体びくんってさせるのは完全に……えー……?えー……!?)モンモン

5: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:45:23.48 ID:AeL2pmBa0
別の日の夜————。



藍子「はぁ……今日は収録が長引いちゃって、お風呂に入るのが夜中になっちゃいました……」ヌギヌギ

藍子(あっ……このままだとお風呂に入ってる間にプロデューサーさんが寝るかもしれませんね……)ピタッ

藍子(裸の時に抱きしめられるってどんな感じなんでしょう……前から興味はあったんですよね……♡はしたないので自重してましたけど……)ムラムラ

藍子(こ、これは不可抗力ですよね……偶然プロデューサーさんの就寝時間と、私のお風呂が重なっちゃっただけなんですから、仕方ないですよね……♡)ドキドキ


藍子「ふぅ……」カポーン

藍子(もうそろそろだと思うんですけど……いつ来るかと思うと、抱きしめられる前からむずむずしちゃいますね……♡)ソワソワ


ぎゅっ


藍子「はうっ……♡」ビクンッ

藍子(来たぁ……♡これ、すごい♡肌に直接ぴったりくっつく感じ、気持ちいい……♡)

藍子(これからは、寝る時も裸になるようにしましょう……♡)

6: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:45:50.15 ID:AeL2pmBa0
別の日の夜————。



藍子「さぁっ、今日もお布団に入ってプロデューサーさんに抱きしめてもらうのをを待ちましょう」

藍子(まだかな……まだかな……)ワクワク


8時間後


藍子(……あれ……?抱きしめられなかった……?なんで……?)チュンチュン



藍子「おはようございます……」ズーン

P「おう、おは……藍子?なんかやつれてないか?昨日ちゃんと寝たか?」

藍子「それはこっちの台詞ですっ、プロデューサーさん昨日寝てないですよね!?」

P「え?いやちゃんと寝たけど……」

藍子「嘘ですっ、だって抱き枕使ってなかったじゃないですか!」

P「……!?なんでそれを!?」

藍子「プロデューサーさんがなんで抱き枕を使わなかったか教えてくれたら、私も教えてあげます」

P「う……その、情けない話なんだが……気持ちよすぎるんだ、あの抱き枕。早くあれに抱きつきたくて家事を疎かにしてでも早寝したり、出社時間ギリギリまで抱きしめてたり……とにかくあの抱き心地を放したくなくて、ずっと抱きしめてたくて……」

7: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:46:39.10 ID:AeL2pmBa0
P「このままだと俺ダメになりそうだったから、ちひろさんに頼んで金庫に預けさせてもらったんだが……藍子?なんでそんなにニコニコしてるんだ?」

藍子「えへへぇ……そうですかそうですか、ずっと抱きしめてたい、ですか……♡私も同じ気持ちですっ♪」ニコニコ

P「……どういう意味だ?」

藍子「こういうことですっ♡」ギュッ

P「わっ、急になん……!?」ギュッ

P(この感触、抱き心地は……ッッ!!!!)

藍子「んう……♡私も、毎晩抱きしめてもらえて幸せでした♡抱き枕を預けてしまったのなら仕方ありませんね♡これからはホンモノの私を抱き枕にしてください♡」スリスリ

P「あ、藍子こんなことやめるんだ。こんな……」

藍子「……やめれるんですか?♡こんなに気持ちよくて、幸せなこと……♡」

P「……………………藍子、仮眠室に、行こうか……」

藍子「はい♡」



その後仮眠室に仕掛けられたドスケベセンサーに思いっ切り引っ掛かり、粛清(雷撃)を受けるプロデューサーなのだった。おしまい。

8: 名無しさん 2021/04/01(木) 23:47:13.88 ID:AeL2pmBa0
以上になります。
SSは文章でしか表現できないため、絵や漫画よりも劣ると考えていた時期が私にもありました。
ですがそうではない、SSならではの評価点を見つけました。「意図しないエロ」を避けられること、です。
例えば普通の日常の一環としてお風呂のシーンを描きたい時、絵や漫画では裸体を描かなければならないため、どうしてもエッチな要素が入ってしまいます。ですがSSは文章でのみ表現されるので、言うほどエッチな感じがしません。表現力のなさを逆手に取れるわけです。
今回はそれを狙ったSSでした。いかがだったでしょうか。
(なお、『SSが絵や漫画に劣る』とは不出来な拙作のみにおいて通ずる観念であり、他の作者様やその作品を貶める意図はありません)
(あと別に絵や漫画でも裸体を描かずにお風呂のシーンを描くことは可能だと思います)
ありがとうございました。