200: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:23:03.06 ID:gu08osn4o
早苗「ええ、そうよ!」

武内P「その……セクシー候補生、というのは……一体?」

早苗「? そのまんまよ?」

武内P「……すみません。もう少しだけ、具体的にお願いします」

早苗「しょうがないわねぇ」


早苗「セクシーギルティの、追加メンバーの候補よ!」


武内P「……」

武内P「あの……全く、話が見えてこないのですが」

引用元: ・武内P「アイドル達に慕われて困っている?」

201: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:29:33.14 ID:gu08osn4o
早苗「何? ここまでネタはあがってるのに、わからないの?」

武内P「……申し訳、ありません」

早苗「セクシーギルティは、セクシーを以て悪を征する……ここまでは良い?」

武内P「はい」

早苗「だけど、凶悪犯罪は増加の一途を辿ってる……わかる?」

武内P「……はあ」


早苗「つまり、セクシーが不足してるのよ!」

早苗「致命的な、セクシー不足なの!」


武内P「……」

武内P「あの……意味が、わかりません」

202: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:34:08.15 ID:gu08osn4o
早苗「意味がわからない? どうしてよ!?」

武内P「その……ですね、仮に片桐さんのお話が、正しいとします」

早苗「仮にじゃないわよ、合ってるもの」

武内P「それを……何故、私に仰るのでしょうか?」

早苗「何故って?」

武内P「はい。ユニットメンバーの追加は、私の権限では――」


早苗「――カモン! セクシー候補生達!」

ピーッ! ピピーッ!


武内P「っ!?」

武内P「いえ、あの……カモン……!?」

203: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:38:16.77 ID:gu08osn4o
ガチャッ!

アイドル達「……」

ゾロゾロ…


武内P「っ!? 待ってください! あの、貴女達は!?」


アイドル達「セクシー!」


武内P「っ!?……っ!?」

早苗「あの子達こそ、セクシー候補生よ!」

武内P「片桐さん!? あの……何をさせているんですか!?」

早苗「? セクシー登場シーン」

武内P「あれでは、まるで悪の戦闘員のようですが!?」

204: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:47:40.36 ID:gu08osn4o
早苗「あのね、セクシーっていうのは、悪に屈しちゃいけないの」

武内P「あのっ!? 話を聞いてくださいませんか!?」

早苗「そ・こ・で~! キミの出番ってわけ!」

武内P「……はい?」

早苗「ほら、よく不審者に間違われて、捕まってるでしょ?」

武内P「それは……はい」


早苗「だから、キミには――セクシー候補生達の、テストをして貰うわ!」

早苗「そのテストを乗り越えた者こそが、セクシー免許を得られる!」

早苗「無免セクシーは、タイホしちゃうわよ!」


アイドル達「セクシー!」


武内P「待ってください、片桐さん!」

武内P「あの……だから、に繋がる部分の説明をお願いします!」

205: 名無しさん 2018/05/30(水) 20:54:02.40 ID:gu08osn4o
早苗「何よー? まだ観念しないつもり?」

武内P「お願いします! どうか、説明を!」

早苗「顔が怖いから、悪を相手にする良いシュミレーションになると思って」

武内P「……」

早苗「急に黙ってどうしたのよ。黙秘権を行使するつもり?」

武内P「……どの程度の時間で、テストは終わりますか?」


早苗「セクシー候補生の皆っ!」

ピピーッ!

早苗「事故の無い様に、ルールを守って正しくセクシーする事!」

アイドル達「セクシー!」


武内P「……」

206: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:03:18.02 ID:gu08osn4o
  ・  ・  ・

早苗「――アイドルとは!?」

アイドル達「――セクシー!」


早苗「……そう! 悪のセクシーに負けちゃダメ!」

早苗「相手を悩殺する前に、逆にやられちゃ言語道断、横断歩道!」

早苗「青信号と、赤信号の見極めが大切よ!」

ピピーッ!

アイドル達「セクシー!」


武内P「あの……具体的に、私は何をすれば良いのでしょうか?」

早苗「脱いで」

武内P「えっ?」

早苗「あっ、やあねもう! 上着よ、上着!」

武内P「あっ、は……はい」


アイドル達「……!」ワクワク

207: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:07:24.60 ID:gu08osn4o
武内P「その、上着を脱いで……何に、なるのでしょうか?」

早苗「まあまあ。あっ、手伝ってあげるわよ」

武内P「あ、はい……すみません」

早苗「……この上着、貴重品とかは入ってない?」

武内P「はい」

早苗「オッケー!」


早苗「ほれっ!」

ポイッ!

武内P「っ!? あの、何故上着を投げ――」


凛「ふ――んっ!!」

パシッ!


武内P「渋谷さん!?」

208: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:11:59.52 ID:gu08osn4o
武内P「あの……渋谷さんも、セクシー候補生なのですか?」

凛「……」


ピピーッ!


武内P「っ!?」

凛「……」


早苗「……――いいえ、違うわ」

早苗「その子は、いとも簡単に己の欲望に負けてしまった」

早苗「――セクシー候補生、失格よ!」


凛「……まあ、悪くないかな」

…モゾモゾッ

武内P「……あの……何故、私の上着を着ているのですか?」

凛「……」

武内P「……」


凛「行くよ――蒼い風が、駆け抜けるように!」

ダッ!


武内P「!? 待ってください!」

武内P「渋谷さん! 渋谷さ――んっ!?」

209: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:18:41.21 ID:gu08osn4o
武内P「す、すぐに追いかけ――」

早苗「待って! まだ、テストは始まったばかりよ!」

武内P「えっ!?」

早苗「それに……追いかけるにしても、袖まくりの一つもしなさいよ」

武内P「その必要は……無いと思うのですが」

早苗「でも、とっさの時とか困るでしょ?」


早苗「……そう! セクシーは、思わぬ所で牙を剥く!」

早苗「そんな、不足の事態に陥った時でも、冷静な判断が出来なきゃダメ!」

早苗「セクシーを征する者が、セクシーと呼べるの!」

ピピーッ!

アイドル達「セクシー!」


武内P「あのっ!? 次のテストを始めないでいただけますか!?」

210: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:23:36.39 ID:gu08osn4o
早苗「と、いうわけで……ほら、袖まくりして」

武内P「……」

…モタモタ

早苗「ほら、キリキリやる! 悪は待ってくれないわよ!」

早苗「……あっ、じらしセクシー!? なんだ、キミもやるじゃない!」ケラケラ!

武内P「……!」

グイッ!

早苗「うん、良いわね! そうしたら、腕を候補生達に向けてちょうだい!」

武内P「……はい」

スッ…


アイドル達「……?」


早苗「それで、ちょっと腕に力入れて」

武内P「? はい」

ぐっ!


アイドル達「……!?」

211: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:30:16.65 ID:gu08osn4o
武内P「あの……この行動に、何の意味が?」

早苗「候補生達を見ればわかるわ」

武内P「? 彼女達を……?」


アイドル達「……セクシー……!」


武内P「っ!? あのっ、これは一体!?」

早苗「腕に浮き出た血管を見て、セクシーを感じてるのよ」

武内P「はいっ!?」


アイドル達「ああっ……セクシー……!」


早苗「……そう! 相手は、血の通った人間よ!」

早苗「いくら相手が凶悪でも、その事を忘れちゃ絶対ダメ!」

早苗「でないと、ぷっくり浮き上がった血管にやられちゃうわよ!」


武内P「……!?」

212: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:36:36.47 ID:gu08osn4o
武内P「あ、あのっ! 袖を戻しても良いでしょうか!?」

早苗「ダメよ。皆の様子を見て」


アイドル達「セクシー……! セクシー……!」


武内P「っ!?」

早苗「皆、キミの腕の血管を触りたくて、必死に耐えてるの」

武内P「えっ!?」

早苗「こう……人差し指で、つつーっとしたがってるの」

早苗「そうよね、皆!」


アイドル達「セクシー!」


武内P「待ってください!」

武内P「あの、なおさら袖を戻したくなったのですが!」

213: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:48:40.30 ID:gu08osn4o
早苗「何言ってるの! 皆、セクシー免許のために頑張ってるのよ!?」

つつーっ…

武内P「っぅ!?」ビクッ!

早苗「あ、ヤダ……ヤダもー! キミ、中々やるじゃない!」

武内P「お言葉ですが! お言葉ですが、片桐さんこそ何を!?」

早苗「あたしは免許皆伝だから、指でなぞっても問題ないわ!」

武内P「片桐さん!? あのっ……それは、あまりに強引すぎます!」

早苗「……ええ、確かに強引だったかも知れないわね」


早苗「――だけど、セクシーギルティなら許されるの!」

早苗「スピード違反者は、法定速度を守ってたら捕まえられないもの!」

早苗「超法規的存在――それが、セクシーギルティ!」


アイドル達「……セクシー!」


武内P「待ってください! そんな権限はありません!」

214: 名無しさん 2018/05/30(水) 21:58:16.30 ID:gu08osn4o
武内P「セクシーギルティは、ただのアイドルユニットです!」

早苗「いいえ、違うわ!」

つつーっ…

武内P「ぅぁ!?」ビクッ!


早苗「――セクシーよ」


武内P「……!?」


アイドル達「……!」ムフー!


早苗「……そう! 時には、こうやってセクシーを行使する必要もあるわ!」

早苗「セクシーを行使するのを止めるのは、公務執行妨害! タイホよ!」

早苗「皆、分かった!? 躊躇ってたら、逃げられちゃうんだから!」


アイドル達「セクシー!」


武内P「もう……もう許して下さい!」

216: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:07:55.84 ID:gu08osn4o
早苗「……何? もう降参?」

武内P「参りました……! ですから、もうやめてください……!」

早苗「――皆、聞いた?」


アイドル達「セクシー!」


武内P「あの……何を……?」

早苗「これが、セクシーギルティのやり方よ」

武内P「えっ?」

早苗「あたしが指で腕の血管をなぞった時の動き……セクシーだったでしょ?」

武内P「いえ、その……はあ、まあ……そう、だと思います」


早苗「……そう! セクシーを以て悪を征するとは、こういう事よ!」

早苗「相手がどれだけセクシーだろうと、その上を行くセクシーで世直しする!」

早苗「それが――セクシーギルティ!」

ピピーッ!

アイドル達「セクシー!」


武内P「……」

218: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:16:30.30 ID:gu08osn4o
武内P「その……話は、まとまりましたか?」

早苗「ええ。キミのおかげで、候補生達のセクシー耐性が証明されたわ」

武内P「それは……はい、良かった……のかは、私には、わかりません」

早苗「やーねぇ! 良かったに決まってるじゃない!」ケラケラ!

武内P「……はぁ」


早苗「――アイドルたる者!」

早苗「どこの馬の骨とも知らないセクシーダンディに捕まったら困るでしょ?」

早苗「……そうよね、候補生の皆っ!」

ピピーッ!

アイドル達「はいっ!」


武内P「……」

武内P「えっ?」

219: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:27:47.51 ID:gu08osn4o
武内P「片桐さん……貴女は、まさか……?」

早苗「……アイドルとは言え、女の子だもの」

早苗「それが悪に抗うのは……とても難しい事よね」

武内P「……やはり!」


早苗「……そう! だからこそ、セクシー!」

早苗「セクシーを以て悪を征する必要があるの!」


アイドル達「セクシー!」


武内P「彼女達の……皆さんのためを思って、こんな事を!」

武内P「申し訳、ありません……私は、とんでもない誤解を……!」


早苗「……良いのよ、誤解は誰にだってあるわ」

早苗「罪を憎んで、人は憎まずに――」


アイドル達「――セクシー」


武内P「……あの、すみません」

武内P「その掛け声だけは、その……やめていただけませんか?」

220: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:37:48.06 ID:gu08osn4o
武内P「……ですが、片桐さんの言うことも確かです」

武内P「皆さんは、とても輝かしい、アイドルです」

武内P「……しかし、男性に対しての免疫が無い方も、数多くいらっしゃいます」

武内P「それを鍛えるのは……はい、必要な事だと、そう、思いました」


アイドル達「はいっ!」ニコッ


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「ありがとうございます、片桐さん」

武内P「その……そういった面まで、フォローが行き届いていませんでした」


早苗「そうね! ちゃんと、女の子を預かってるって自覚を持たないと!」

早苗「そんなんじゃ、手遅れになっちゃうんだから!」


武内P「……はい、気をつけます」

221: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:47:30.57 ID:gu08osn4o
武内P「……皆さんも、申し訳ありませんでした」

武内P「今後は、そういった面も、気をつけていこうと、そう、思います」


早苗「ええ! 今後は気をつけなさい!」

ピーッ!

アイドル達「セクシー!」


武内P「? 皆さん?」

武内P「あの……もう、その話は終わりのはずでは……?」


早苗「何言ってるのよ! セクシーを以て悪を征する!」

早苗「それが――セクシーギルティ! なのよ?」


武内P「……はあ」


早苗「まだ、セクシーを行使するテストをやってないじゃないの!」

早苗「もー! お姉さん、情けなくなっちゃうわ!」


武内P「……」

武内P「えっ?」

222: 名無しさん 2018/05/30(水) 22:54:35.94 ID:gu08osn4o
武内P「ま、待ってください! セクシーを行使!?」


早苗「皆! カレも協力してくれるって、聞いたわよね!」

アイドル達「セクシー!」

早苗「ってことで! キミには協力して貰うわよ!」


武内P「いえ、あの……ですが!?」


凛「逃げないでよ! アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」


武内P「っ!? いつの間に戻って……!?」


早苗「そこらの馬の骨にたぶらかされないように……」

早苗「――プロデューサーのキミが!」

早苗「セクシーを以て悪を制するための……練習相手になるのよ!」

ピーッ! ピピーッ!


アイドル達「セクシー!」


武内P「待ってください! あの、待ってください!」

223: 名無しさん 2018/05/30(水) 23:08:43.92 ID:gu08osn4o
早苗「問答無用! 皆、確保よ!」

ピーッ!

アイドル達「セクシー!」


武内P「悪意ある相手から身を守るためではなかったのですか!?」

武内P「その……異性のセクシーさに負けないように、では!?」


早苗「とにもかくにも! それはそれ、これはこれよ!」


武内P「!?」


早苗「皆、しっかりセクシーでドキドキさせちゃうわよ♪」

アイドル達「セクシー!」

早苗「……セクシーを以て悪を征する。つまり――」


早苗「――悩殺しちゃえば、罪には問われないわ」

早苗「行くわよ! セクシー!」

アイドル達「ギルティー!」


武内P「成る程……手遅れ、でしたか」

武内P「今の皆さんは、残念ですが……」


武内P「犯罪者予備軍です」



おわり