529: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:19:31 ID:7nyW1bg6
【連想】
ハンジ「リヴァイの小さな目にも瞳孔はあるね」ジッ
リヴァイ「当たり前だ……近ぇよ」
ハンジ「瞳孔は遠くを見る時は開いて、近くを見る時は小さくなるんだ」スッ
リヴァイ「……それがどうかしたのか?」
ハンジ「この前巨人の目の前に出た時巨人の瞳孔が縮んだんだ!!
巨人も人間のような丸い虹彩を持っている!!」
リヴァイ「……」
引用元: ・リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
530: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:20:09 ID:7nyW1bg6
ハンジ「人間に似た形だけでなく瞳も人間に近い。
まぁ当たり前のように聞こえるだろうがそれを検証するのも大事なんだ」
リヴァイ「それと俺の目を確認したのとなんの関係があるんだ」
ハンジ「その事を思い出した時に、リヴァイは黒目が小さいからちゃんと瞳孔あるのかなって」
リヴァイ「巨人から俺を連想するんじゃねぇ」
ハンジ「え、じゃあリヴァイから巨人を連想するの? それはちょっと難しいかなぁー」
リヴァイ「お前そこに直れ。くだらねぇ連想しかしねぇその頭叩き切ってやる」シャラッ
〆
531: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:20:44 ID:7nyW1bg6
【場所の違い?】
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「……」カリカリ
リヴァイ「……」スタスタ
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「はい!?」バッ
ガンッ!
ハンジ「いっ……たぁ……」ズキズキ
リヴァイ「――っ」←悶絶
532: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:21:20 ID:7nyW1bg6
ハンジ「あれ?」
リヴァイ「いってぇな。頭が割れる」ズキズキ
ハンジ「リヴァイが上から声掛けるから……」
リヴァイ「勢いよく顔を上げるな。つっ、お前……石頭だな」ズキズキ
ハンジ「ごめん……はっ!!」
リヴァイ「?」
ハンジ「リヴァイに勝った!?」
リヴァイ「こんなモノで勝って嬉しいか?」ズキズキ
〆
533: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:22:20 ID:7nyW1bg6
【浮いた話】
「~~」
リヴァイ「まだ誰か食堂にいるのか」
ハンジ「遅い時間なのにね」
「リヴァイ兵長って浮いた話聞かないよな」
リヴァイ「! ……エルドか?」
ハンジ「ほぅ」コソコソ
リヴァイ「盗み聞きするつもりか」
ハンジ「面白そうじゃないか」ニヤニヤ
リヴァイ「悪趣味だな」
グンタ「そういやそうだな。モテそうなのに」
オルオ「兵長は女に現を抜かすような人じゃねぇんだよ」
534: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:22:55 ID:7nyW1bg6
ハンジ「ぶふっ」
リヴァイ「殴るぞ」
ハンジ「まぁ現を抜かしてはいないね」クスクス
リヴァイ「……」
エルド「わからんぞ。“英雄色を好む”って言うしな」
グンタ「リヴァイ兵長には合わない気もするがな。ストイックそうだ」
オルオ「そう! 兵長はそんなものに惑わされない!」フフンッ
エルド「じゃあ、オルオもそうするんだな?」
オルオ「あ?」
グンタ「その若……さでストイックにいくのか」
オルオ「今なんで言い淀みやがった」
535: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:24:13 ID:7nyW1bg6
エルド「俺は現を抜かすまではいかんが女は好きだ。だから嫁さんいるし」
グンタ「俺も女が好きだ」
オルオ「うぬぬ」
エルド「そうかそうか、オルオは女に手は出さないんだな。ペトラにそう伝えておくか」
オルオ「な、なんでそこにペトラが出てくんだ」
グンタ「女に、というと男には手を出す感じがして嫌だな」
オルオ「俺は女好きだ!!」
エルド「なるほどな、オルオは女好きか」
オルオ「いや待て! それはそれでなんかヤバいだろ!!」
ハンジ「ぶふふふ! オルオからかわれてるな。参加しようかな」
リヴァイ「やめろ。行くぞ」
〆
536: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:25:09 ID:7nyW1bg6
*エルドの嫁はこのSS上での捏造*
537: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:26:21 ID:7nyW1bg6
【一ヶ月前の事】
ハンジ「オルオからかわれて可哀想に」
リヴァイ「参加しようとしやがった奴が何を言ってやがる」
ハンジ「そういやオルオってあなたのマネしてるよね」
リヴァイ「……」
ハンジ「そこのところはどう思われていますか? リヴァイ兵士長殿」
リヴァイ「………………別に」
538: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:26:54 ID:7nyW1bg6
ハンジ「そうか、ちょっと嫌なのか」
リヴァイ「別に」
ハンジ「まぁまぁ、憧れが変な形で出ちゃってるだけだから。今まで通り見て見ぬふりしてあげな」
リヴァイ「別にと言ってるだろうが」
ハンジ「あ、そろそろ考えてあげないといけないよ?」
リヴァイ「? 何をだ?」
ハンジ「忘れちゃうのは可哀想だよ。年明けすぐだからそうなりがちだけどさ」
リヴァイ「……そういえば何か……?」ウーン
〆
539: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:27:34 ID:7nyW1bg6
【家宝】
オルオ「……」ソワソワ
ペトラ「……」
オルオ「……」キョロキョロ
ペトラ「ねぇ」
オルオ「な、なんひゃ!?」ビクッ
ペトラ「声裏返ってる。さっきから落ち着きないけどどうしたの?」
オルオ「い、いや!? 別に今日が特別な日とかそういう事じゃなくてな!?」
ペトラ「あー」
オルオ「な、なんだ?」
ペトラ「あ、リヴァイ兵長だ」
オルオ「!?」バッ!
シーン
ペトラ「なんちゃって」
540: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:28:08 ID:7nyW1bg6
オルオ「ペトラ、お前!!」
ペトラ「ふふっ。リヴァイ兵長、くれるって言ってたものね」
オルオ「!! な、なんの事だかなぁ」
ペトラ「なんで知らないふりするかな」
エルド「お、オルオ! 誕生日おめでとう!」ポンッ
グンタ「おめでとう」スッ
オルオ「これは?」
グンタ「俺らからのプレゼントだよ」
ペトラ「私からも、はい」スッ
オルオ「ペトラ……」
ペトラ「おめでとう」
オルオ「お、おう」
エルド「にやにやしてるな」
グンタ「まぁ、そうだろうな」
541: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:28:52 ID:7nyW1bg6
ペトラ「! リヴァイ兵長!」
オルオ「もうその手には乗らねぇぞ」
リヴァイ「何がだ?」
オルオ「リ、リリリリリヴァイ兵長!?」
エルド「だからそう言っただろうに」
グンタ「何を驚いているんだ」
ペトラ「……」
リヴァイ「ほら」スッ
オルオ「ありがとうございますっ!!!」
ハンジ「えらく悩んで買ったみたいだよ」ヒョコ
リヴァイ「いちいち報告するな」
オルオ「紅茶ですね!」
リヴァイ「俺のお奨めだ」
オルオ「あああああありがとうございまひゅー!!!」
エルド「舌は噛まなかったが」
542: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/06(火) 22:29:24 ID:7nyW1bg6
グンタ「言葉を噛んでるな」
ペトラ「くっ!! 羨ましい!!」
エルド「ペトラも貰ってただろ」
ペトラ「リヴァイ兵長のお奨めとかじゃなかったし……あ、でも 貰った物は家宝にしたいくらい嬉しかったよ!?」
グンタ「そういや何を貰ったんだ?」
ペトラ「綺麗な刺繍が入った白いハンカチだった。額に入れて飾ってる」
エルド「いや、使えよ」
ペトラ「そんな、勿体ない」
グンタ「おいおい」
オルオ「家宝にします!!」
リヴァイ「飲め」
グンタ「あっちも似たような事言ってるな」
エルド「さすがに紅茶は置いてたらダメだろ」
〆
545: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:07:27 ID:7KJ2K2gY
【じゃんけん】
ハンジ「いくよ」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「じゃーんけーんぽん!!」
ハンジ「勝ったぁぁ!!!」
リヴァイ「チッ」
エルヴィン「……なんの勝負だ?」
ハンジ「やぁ、エルヴィン。炬燵用の温石を作る役の勝負だよ」
エルヴィン「炬燵するのか……」
ハンジ「入りたいの?」
エルヴィン「いや、お邪魔だろうから遠慮しておこう」
546: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:08:06 ID:7KJ2K2gY
リヴァイ「別に構わねぇよ」
ハンジ「そうだよ。ミケも来る予定だし」
エルヴィン「そうなのか。ならばお邪魔するか」
リヴァイ「エルヴィン、勝負だ」スッ
エルヴィン「え」
ハンジ「温石作る役だよ。参加するなら勝負もしないと」
エルヴィン「ミケとは勝負し終えたのか?」
リヴァイ「ミケはみかん係だ」
エルヴィン「……成る程」
リヴァイ「エルヴィン、いくぞ」
エルヴィン「仕方あるまい。真剣勝負だ」スッ
〆
547: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:09:51 ID:7KJ2K2gY
【四人でまったり】
リヴァイ「……ほら」←負けた
ハンジ「おぉ、ご苦労様ー。温石来たよ!」
エルヴィン「お疲れだな、リヴァイ」
ミケ「お疲れ」
リヴァイ「……チッ」
ハンジ「はいはい、舌打ちしない。入った入った」
ミケ「ぬくい」ホワッ
エルヴィン「やはり炬燵はいいな」
548: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:10:27 ID:7KJ2K2gY
ハンジ「はぁー最高だねぇ」
リヴァイ「……」スッポリ
ハンジ「また首まで入ってるよ、この人は」
リヴァイ「いいだろ」
ミケ「みかん食べないのか?」
リヴァイ「食べる」ムクッ
ハンジ「人類最強がみかんで釣れた」
リヴァイ「なんとでも言え」モグモグ
〆
549: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:11:35 ID:7KJ2K2gY
【隣は誰が】
ナナバ「ハンジ、いるかい?」
ハンジ「あ、ナナバもおいで」ヌクヌク
ナナバ「これが噂のコタツ」
ハンジ「そう、ぬくいよ」
ナナバ「それじゃお邪魔するよ。ミケちょっとずれて」
ミケ「俺か」
ナナバ「ミケでかいな」ムギュ
550: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:12:10 ID:7KJ2K2gY
ハンジ「なにも一番でかい奴の所に行かなくても。そこに小さな奴が」
リヴァイ「……」ゲシッ
ハンジ「いたっ! 足蹴るなよ」
リヴァイ「……」フンッ
ナナバ「私が行っていいの? リヴァイの所に?」
ハンジ「…………」
リヴァイ「……」
ハンジ「私が移動するからナナバはこっちに座りなよ」ゴソゴソ
ナナバ「それがいいだろうね」
〆
551: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:13:36 ID:7KJ2K2gY
【虜】
ナナバ「これはいけない」ヌクヌク
ミケ「みかんだ」スッ
ナナバ「ありがとう」ムキムキ
ナナバ「おいしい。ますますいけない」モグモグ
ハンジ「でしょー? 男三人も虜になってんだよ」ムギュー
リヴァイ「……」
ナナバ「その内の一人は私が来る前からぐっすりだね」
エルヴィン「」クゥクゥ
ミケ「疲れているんだろ。そっとしておいてやれ」
552: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:14:04 ID:7KJ2K2gY
ハンジ「風邪ひかないといいんだけど」ムギュー
リヴァイ「……」
ミケ「身体が出ているところには上着をかけておいてやろう」パサッ
ハンジ「おぉ。さすがミケだね。いい感じに掛け布団だよ」ムギュー
リヴァイ「……邪魔だ」
ハンジ「仕方ないだろ」
リヴァイ「俺の前に来なくてもいいだろうが。横に座れ」
ハンジ「この方が温かい」
リヴァイ「邪魔だと言ってる」
ナナバ「はいはい、人前でいちゃつかないでくれるかね?」
553: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:14:34 ID:7KJ2K2gY
リヴァイ「いちゃついてねぇよ。コイツが邪魔なだけだ」
ミケ「どう見てもいちゃついているようにしか見えん」モグモグ
ハンジ「そんなつもりはないけれど」モグモグ
リヴァイ「お前がそこにいるとみかんが食えねぇ」
ハンジ「ん? じゃ、はい。あーん」つみかん
リヴァイ「自分で食う」
ハンジ「食えー」グリグリ
リヴァイ「やめろ、汚れるだろうが」
ナナバ「いちゃいちゃしやがって」
ミケ「目に毒だ」
〆
554: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:15:44 ID:7KJ2K2gY
【予想した通り】
ハンジ「ふむ」
リヴァイ「起こすべきだった」
ミケ「悪い」
ナナバ「あの後みんなも寝ちゃったから」
エルヴィン「へっくしょん!!」
ミケ「熱もある。ゆっくり休んでろ」
エルヴィン「久しぶりに熱が出たな」ズズッ
ハンジ「責任もってみんなで看病するからね」
エルヴィン「すまないが頼むよ。さすがきつい」ハァハァ
555: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/10(土) 22:16:40 ID:7KJ2K2gY
リヴァイ「濡れタオル換えるぞ」スッ
エルヴィン「ああ、ありがとう」
ナナバ「じゃあ、私はお粥でも作ってこようかな」
ミケ「みかんは風邪にいい。ジュースにでもしてこよう」
ハンジ「あー、私は何しようかな? ……身体拭く?」
リヴァイ「お前は水を替えてこい」
ハンジ「りょうかーい」スタスタ…
エルヴィン「俺は構わないが?」ゼェゼェ
リヴァイ「……その様子ならすぐ治りそうだな」ベシャッ
エルヴィン「……顔に置いたら死ぬだろう? 病人に対して酷いな、リヴァイ」スッ
リヴァイ「なら病人らしく大人しくしていろ」
〆
561: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:01:33 ID:1zdxwuuw
【予防は大事】
エルヴィン「うむ、本当にすぐに治ったな」
ミケ「長引かなくてよかった」
ハンジ「私達はなんだかんだ鍛えてるからね」
ナナバ「団長に長く寝込まれたら仕事が滞るところだったよ」
リヴァイ「全員で世話した甲斐があったな」
エルヴィン「ああ、あれは壮観だったな。お粥やみかんジュースも美味しかったよ」
ナナバ「作ってよかったよ」
ミケ「みかんは予防にもなるぞ」スッ
エルヴィン「……持ち歩いているのか?」
ミケ「たまたまだ」
562: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:02:11 ID:1zdxwuuw
エルヴィン「ありがたく戴くよ」
リヴァイ「待て」
ハンジ「!」
エルヴィン「なんだ?」
リヴァイ「手は洗ったか?」
ハンジ「やっぱり」ボソッ
エルヴィン「あぁ、そうだな。洗わないとな」
リヴァイ「手を洗うのにも洗い方というものがある」
エルヴィン「ほぅ」
リヴァイ「いいか、こうしてだな……」バシャッ
ナナバ「無駄に真剣だね」
ミケ「無駄ではないだろう……一応は」
ハンジ「あそこまで真剣になる必要はない気がするけどね」
〆
563: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:03:14 ID:1zdxwuuw
【ゆうわく】
ハンジ「……んふふ」
リヴァイ「お前」
ハンジ「りばーい」ヒック
リヴァイ「どれだけ飲みやがった」
ハンジ「んー? どれだけかな? わからないな」ヘヘッ
リヴァイ「人の部屋で」
ハンジ「帰りが遅いりばいが悪い」
リヴァイ「書類が片付かなかったんだ」
ハンジ「浮気?」
リヴァイ「お前の耳は飾りか」
ハンジ「浮気はダメだよ。絶対ダメ」
564: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:03:48 ID:1zdxwuuw
リヴァイ「だから」
ハンジ「浮気したら泣く」ギュッ
リヴァイ「……」
ハンジ「その後殺す」
リヴァイ「物騒だな」
ハンジ「やっぱり殺さない」
リヴァイ「どっちだ」
ハンジ「だってりばいが死んだらダメだよ。そっちの方が泣く」
リヴァイ「……」
ハンジ「りばい、いい匂いー」スリスリ
リヴァイ「お前は本当、酔うと支離滅裂だな」
ハンジ「他の女には渡さない」ギュッ
リヴァイ「……」
565: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:04:20 ID:1zdxwuuw
ハンジ「りばいー」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「呼んだだけー」ニヘー
リヴァイ「酔いすぎだ」
ハンジ「りばいがすきーって気持ちが大きすぎて困ってるんだよ」スリスリ
リヴァイ「……」
ハンジ「ぎゅってしてるだけでも嬉しい」ギュゥ
リヴァイ「……そうか」
ハンジ「ねぇ、撫でて?」
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「んふふー♪ ぎゅってして?」
リヴァイ「……」ギュッ
566: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:05:06 ID:1zdxwuuw
ハンジ「んへへー♪ りばい、ちゅーしむぐっ」
リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」ボー
リヴァイ「――――は」
ハンジ「は……ふふっ、りばいのちゅー……す……き……」トロンッ
リヴァイ「ハンジ?」
ハンジ「」スースー
リヴァイ「…………」
ハンジ「」スースー
リヴァイ「この……クソメガネがっ」
〆
567: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:06:09 ID:1zdxwuuw
【こんな目にあっても】
ハンジ「……」
リヴァイ「……」
ハンジ「忘れて頂く事はできませんか?」
リヴァイ「無理だな」
ハンジ「ふぅおおぉぉぉっ!!!///」ジタバタ
リヴァイ「ベッドで暴れるな」
ハンジ「はっずかしいぃぃぃぃ!!!///」
リヴァイ「えらく甘えてきたな」
ハンジ「言うなぁぁぁぁ!!///」
568: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:06:37 ID:1zdxwuuw
リヴァイ「その上勝手に寝やがって」
ハンジ「あぅ、それは本当にごめん」
リヴァイ「珍しく記憶があるのか」
ハンジ「無くなってりゃよかった」
リヴァイ「ほぅ?」
ハンジ「ごめんなさい」
リヴァイ「……お前今日は」
ハンジ「仕事です」
リヴァイ「……」
569: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:07:42 ID:1zdxwuuw
ハンジ「本当にごめんなさい」
リヴァイ「俺に抱きついて浮気すれば殺すと言ったかと思えばやっぱり殺さないと言って
俺が死んだら浮気された以上に泣くと言い放ち他の女には渡さないと力強く抱き締めたあげく
俺が好きだという気持ちが止まらなくて困るだとか抱き締められるだけで嬉しいとか」
ハンジ「ぃいやぁぁぁ!!/// ごめんなさいぃぃ!!! なんでこんな時だけ口滑らかなんだよ!?
本当にやめてくださいお願いしますリヴァイ様ぁぁぁぁぁ!!!!」
リヴァイ「クソメガネが」チッ
ハンジ「うぅ……お酒は控えよう……量は」
リヴァイ「飲むのはやめねぇのか」
〆
570: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:08:53 ID:1zdxwuuw
【そんな気分】
――ハンジ研究室――
ギィー……カチャンッ
リヴァイ「ここにいたのか。さっき風呂にいなかったか?」
ハンジ「あぁ、リヴァイ。いや、終わったと思ったら追加食らっちゃって。
珍しく自主的にお風呂に入ったからかな? あとちょっとだから待ってて」カリカリ
リヴァイ「ああ……」ジッ
ハンジ「……」カリカリ
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「……何じっと見てるの?」
リヴァイ「……お前とこうなる前、随分と我慢を強いられた」コッコッ…
571: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:09:28 ID:1zdxwuuw
ハンジ「えっ? また唐突だね」
リヴァイ「まぁな。今こうしていつでも手を出せるというのはいいものだな」スッ
ハンジ「……いつでもじゃないからね」カリカリ
リヴァイ「ああ、そうだな。それに今でもよく分からねぇお預けを食らう事があるしな」ナデ…
ハンジ「う、いやまぁ……だけどリヴァイも妙な時に誘う事があるから」カリカリ
リヴァイ「それはこっちの台詞だ」スルッ
ハンジ「っ……いつも言ってるけど私は誘ってるつもりはないんだけどね」
リヴァイ「お前の好意的な言葉はほぼ全て誘いだ」スルルッ
ハンジ「ん……それどうしようもないな。あ、もう服に手を入れるなよ。まだ仕事中だっての」
リヴァイ「あとはサインだけだろ」レロッ
ハンジ「ぁ……耳舐めないで……」ピクッ
572: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:09:58 ID:1zdxwuuw
リヴァイ「早く終わらせろ」フニッ
ハンジ「ん……だったら触ってくるなよ」
リヴァイ「早くしねぇとエスカレートしていくぞ」フニッ
ハンジ「ちょっと、ここをどこだと思ってるんだ……あっ」ビクッ
リヴァイ「研究室」
ハンジ「人が来たらどうするんだよ」
リヴァイ「……見せつけるか?」
ハンジ「隠してるのに」
リヴァイ「そうだったか?」
ハンジ「あのね……もう、どうしたのさ?」
リヴァイ「……そんな気分なだけだ」
〆
573: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:11:11 ID:1zdxwuuw
【イタズラ】
リヴァイ「こっち向け」クイッ
ハンジ「あ」
リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んん」
リヴァイ「は……――」ヌチュッ
ハンジ「ん……く……」
リヴァイ「ふ……」
ハンジ「っ……ね、仕事もうすぐ終わるから……」スッ
リヴァイ「待てねぇな」グイッ
574: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/12(月) 22:11:54 ID:1zdxwuuw
ハンジ「リヴァイ」
リヴァイ「……声、たてるなよ?」
ハンジ「! まさかそれが目的――んぅ!?」
リヴァイ「――――」
ハンジ「んん……――」
リヴァイ「は……」プチプチ…フニッ
ハンジ「あ……んん……」ビクッ
リヴァイ「やはりいいものだな、ハンジよ」クリッ
ハンジ「あぁっ! い、いいのはあなただけだよ、馬鹿!」
〆∬
578: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:13:20 ID:FdT.TWPY
【黙ってろ】
リヴァイ「……」カチャッ
ハンジ「ちょっ、ズボンにまで手をかけて。ここで最後までヤるつもり?」
リヴァイ「言っただろ、声を出すなと」スルッ
――クチュッ
ハンジ「――っあ!」ビクッ
リヴァイ「しー……」
ハンジ「――っ……そんな、無理だよ」ハァ
リヴァイ「そうか……とりあえず立て」グイッ
ハンジ「えっ?」ガタッ
リヴァイ「見つかるとまずい、灯りも消しておくか。壁……本棚に手をついてろ」
ハンジ「は? え? ちょっとこの格好恥ずかしいんだけ――」トンッ
リヴァイ「……コレ、くわえてろ」シュルッ
579: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:14:16 ID:FdT.TWPY
ハンジ「もがっ!?」
ハンジ(スカーフ!?)
リヴァイ「扉の鍵は開いてる」ボソッ
ハンジ「!?」
リヴァイ「声、出すなよ?」スルッ
ハンジ(それ三回目! ――あっ!!)
リヴァイ「……っ」ズッ
ハンジ(嘘……でしょ? 後ろから本当に入れてきやがった!!)ビクッ
リヴァイ「腰は落としておけ」ズチュッ
ハンジ「んんんっ!!!」ビクンッ!
リヴァイ「……っ」ズッズッ
ハンジ「んんっ! んっ!!」
ハンジ(コイツ馬鹿だ! 本当に馬鹿だよ!!)
〆
580: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:15:04 ID:FdT.TWPY
【緊急事態】
リヴァイ「はっ……っ……」ズチュッズチュッ
ハンジ「ふっ、んっ、んんっ!!」ビクッビクッ
――ザワザワ……
ハンジ「!?」
リヴァイ「っ……誰か来てるな」
ハンジ「ふはっ、ね、ちょっと一旦中止して――」
リヴァイ「スカーフ取るんじゃねぇ」グイッ
ハンジ「むぐっ!?」
リヴァイ「ここに来る予定の奴はいねぇだろ?」
581: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:15:46 ID:FdT.TWPY
ハンジ「む……」コクンッ
リヴァイ「ここは扉も分厚い。多少の音は漏れねぇだろ。静かにしてりゃ覗きもしねぇよ」ズチュッ!
ハンジ「んんっ!!」ビクンッ!
リヴァイ「大人しく喘いでろ」ズチュッズチュッ
ハンジ(何無茶な事を!!)
――ザワザワ……『……でさ、』
ハンジ(近づいてる!)ガッ
ドサドサッ!!
ハンジ「!?」
リヴァイ「……」
ハンジ(やばっ、本が……)
〆
582: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:16:51 ID:FdT.TWPY
【緊迫】
ハンジ(気づかないで……お願い……)
『あれ? 今なんか音しなかったか?』
『この部屋か?』
『ハンジ分隊長の研究室じゃねえか』
ハンジ(さすがにダメだったー!!)
『まだハンジ分隊長いるのかな?』
『挨拶だけでもしとくか』
ハンジ(しなくていい! しなくていいから!!)
――コンコン
ハンジ「!!」ビクッ
583: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:17:50 ID:FdT.TWPY
リヴァイ「……」
ハンジ(あ、開けさせないように誤魔化さないと)シュルッ
――グッ
ハンジ「!?」
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ(なんで? なんで口を押さえるの?)
リヴァイ「……」ズッ
ハンジ「!!?」
ハンジ(はぁ!? なんで腰まで動かして――あぁっ!!)ビクンッ!
リヴァイ「……」ズチュッズチュッ
584: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:18:33 ID:FdT.TWPY
ハンジ「――っ! ――っ!!」ビクッビクッ
ハンジ(――っああ、ダメっ、緊張感で余計に反応してしまう……)
『返事ねぇな』
『いないんじゃね?』
『物音した気がするんだけどなぁ』
『開けてみるか』
ハンジ「!!?」
ハンジ(まずい!! まずいってリヴァイ!!)チラッ
リヴァイ「は……」ズチュッズチュッ
ハンジ「!?」ビクンッ
ハンジ(動きはゆっくりだけどやめる気ない!? 何考えてんの!!)
〆
585: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:19:18 ID:FdT.TWPY
【まさかの】
リヴァイ「……っ」ズチュッズチュッ
ハンジ(嘘でしょ!? リヴァイ、ダメだって!! あぁっ! やだっ何……これ……なんか変……)ビクンッ
ガチャッ……
ハンジ「――――っ!!?!?」
ハンジ(もうダメ、見られる―――!!!)
ガチャッガチャッ
『……あれぇ?』ガチャガチャ
『鍵かかってるな。よく見たら灯りも点いてねぇ』
『じゃあ中には誰もいねぇのか』
『中が雑多だから何か落ちただけかもな』
586: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:19:59 ID:FdT.TWPY
『なんだ、じゃあいいか』
『行こうぜ』
――スタスタスタスタ……
ハンジ「――――」
ハンジ(……えっ?)
リヴァイ「……っ」ズチュッ!
ハンジ「んんっ!!」ビクンッ
ハンジ(どういう……)チラッ
リヴァイ「はっ……」
ハンジ「!!!」
ハンジ(コノヤロウ……鍵掛けてないなんて嘘を!!)
587: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:20:30 ID:FdT.TWPY
リヴァイ「っ……」ズチュッズチュッ!!
ハンジ「んんー!!」ビクンッ
リヴァイ「はぁ……はぁ……」ズチュッズチュッ!!
ハンジ「んっ! んんっ!!」ピクピクッ
リヴァイ「ハン……ジ」ズチュッ!!
ハンジ「んんんっ!!!」ビクッビクンッ!!
リヴァイ「――っ!」ビクンッ!!
ハンジ「ん……」ピクッ
リヴァイ「……」シュルッ
ハンジ「は……はぁはぁ///」ズルッ
リヴァイ「……」ガシッ
〆
588: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:21:15 ID:FdT.TWPY
【反省会】
ハンジ「…………」ヌーン…
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ、なんか言うことあるだろ」
リヴァイ「……かなり興奮してたな、お前」
ハンジ「――っ!/// そ、そうじゃなくて!! なんで鍵掛けてないなんて嘘ついたんだよ!」
リヴァイ「ちょっとした実験をしてみた」
ハンジ「はぁ?」
リヴァイ「実験好きだろ」
589: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:21:48 ID:FdT.TWPY
ハンジ「そういう問題か!? それに何の実験だよ!」
リヴァイ「してはいけない状況でヤったら興奮するのか萎えるのか。結果は興奮する」
ハンジ「アホか!!」
リヴァイ「興奮してただろ?」
ハンジ「う……」
ハンジ(正直見つかるか見つからないかの緊張感が凄くて……良かった……って違うっ!!)ブンブン
ハンジ「本当に馬鹿じゃないの!?」
リヴァイ「……“また今度”と言ってどれだけ経つ?」
ハンジ「は?」
リヴァイ「年始めから」
590: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/14(水) 21:22:22 ID:FdT.TWPY
ハンジ「! あぁ……いや、その、それから結構忙しかったじゃない?」
リヴァイ「炬燵で寝こけてたな」
ハンジ「あれはリヴァイもじゃないか」
リヴァイ「まぁ確かにそうだが。それ以外にもお預けを食らった。しかも誘惑されたあげくにだ」
ハンジ「うっ……それは悪かったとは思うけどこんなマネする事ないだろ」
リヴァイ「ヤりたい事をヤったまでだ」
ハンジ「それ前にも聞いたな。とにかく、了承も無しにこんな所でしないで。いい?」
リヴァイ「……了解した」
ハンジ(渋々かい。……覚えてろよ)
〆
594: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:19:38 ID:Xo1QEDq2
【やる気】
リヴァイ「ふぅー」デローン
ハンジ「おぉ、完全にオフ状態だね」
リヴァイ「今日は何もしたくねぇ」
ハンジ「リヴァイでもそんな事あるんだね」
リヴァイ「まぁな」ダラーン
ハンジ「たまにはいいかもね。いつもきちんとしてるから気を抜くのも悪くないと思うよ」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「何かあったら私を使っていいよ。いつも世話になってるし」
リヴァイ「そうさせてもらう。紅茶を淹れてくれ」
595: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:20:20 ID:Xo1QEDq2
ハンジ「マジでやる気ないんだね」
リヴァイ「ヤる気だけならある」
ハンジ「コイツダメ男化してやがる」
リヴァイ「冗談だ」
ハンジ「冗談と言われるとそれはそれでなんだか微妙な気持ち」
リヴァイ「なんだそりゃ」
ハンジ「複雑な乙女心だよ」
リヴァイ「乙女」ハッ
ハンジ「コノヤロウ、鼻で笑いやがった。熱々の紅茶頭からかけてやろうか」
〆
596: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:21:09 ID:Xo1QEDq2
【無駄なイライラ】
ハンジ「寒い」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「クッソ寒い」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「意味分かんねぇ。なんでこんなに寒いんだよ」
リヴァイ「何イラついてやがる」
ハンジ「寒さに」
リヴァイ「イラついても無駄なものにイラついてやがるな」
ハンジ「ああー!! なんでこんな寒い日に書類の処理なんだよっ!! 立体機動の演習とかなら紛れるのに!」
597: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:21:42 ID:Xo1QEDq2
リヴァイ「仕方ねぇだろ」
ハンジ「あぁ、ムカつく。巨人の実験したい」
リヴァイ「無理だろ」
ハンジ「ちょっとひとっ走り巨人狩ってこない?」
リヴァイ「こない」
ハンジ「クッソォ」
リヴァイ「さっさと終わらせれば炬燵できるんじゃねぇか?」
ハンジ「!」
リヴァイ「用意してやる」
ハンジ「よし、やろう!」カリカリカリカリ
リヴァイ「現金な奴だな」
〆
598: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:22:16 ID:Xo1QEDq2
【炬燵で】
ハンジ「こったつーこったつー炬燵は最高ー♪」ヌクヌク
リヴァイ「……」
ハンジ「紅茶用意しといたよ」カチャッ
リヴァイ「ああ、ありがとうな。だが……」
ハンジ「どうしたの?」
リヴァイ「他に人いねぇのに何故隣に座る」
ハンジ「いいじゃないか」ムギュ
リヴァイ「狭い」
599: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:22:47 ID:Xo1QEDq2
ハンジ「その狭さがいい。温かい」
リヴァイ「お前な……」
ハンジ「他に人がいないからいいんだよ」トンッ
リヴァイ「……」
ハンジ「ダメかな?」
リヴァイ「……好きにしろ」カチャッ
ハンジ「ふふふ」
リヴァイ「……」ズズズズ
〆
600: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:23:18 ID:Xo1QEDq2
【お願いです】
ハンジ「はい、リヴァイ」コトッ
リヴァイ「これは?」
ハンジ「ホットケーキだよ」
リヴァイ「ほぅ」
ハンジ「この前、寒いというだけでリヴァイに迷惑かけたからね」
リヴァイ「殊勝な事だな」
ハンジ「当たり前だよ」
リヴァイ「何が狙いだ?」
601: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:23:50 ID:Xo1QEDq2
ハンジ「えっ」ギクッ
リヴァイ「あの程度はいつもの事だろ?」
ハンジ「いやいや……」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「その……私の部屋がですね」
リヴァイ「またぐちゃぐちゃの魔窟と化してるのか」ハァー
ハンジ「報酬を前渡しということでどうか」
リヴァイ「こ狡い奴だな」
〆
602: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:25:02 ID:Xo1QEDq2
【幸せとは】
――見晴らしのいい場所――
リヴァイ「街が見渡せるな」
ハンジ「いい所でしょ?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「部下に教えてもらったんだよ。街に行くついでに寄りたかったんだ」
リヴァイ「たまにはいいな」
ハンジ「喜んでもらえたようで何より」
リヴァイ「だがそろそろ行くか。買い物があるんだろ?」
ハンジ「うん、行こうか。……!」
603: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:26:09 ID:Xo1QEDq2
女「ありがとう……嬉しい」
男「愛してるよ」
ハンジ(プロポーズかな? 指輪渡してる)チラッ
男「幸せにする」
女「うん、私もあなたを幸せにするよ」
ハンジ「……」
リヴァイ「何してる、行くぞ」
ハンジ「あ、はいはーい」
リヴァイ「今日は何を買うんだ?」
ハンジ「本を数冊だけ」
リヴァイ「なんだ、意外と少ねぇな」
604: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:26:37 ID:Xo1QEDq2
ハンジ「景色を見るのと街をぶらぶらするのが目的だったりする」
リヴァイ「散歩だな」
ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「もしさ、私が先に逝ってしまったら別の人見つけて旅なりなんなりしなよ?」
リヴァイ「……いきなりなんだ?」
ハンジ「平和な世界で一人になる必要はないからね」
リヴァイ「……」
ハンジ「子供も作れるなら作ってさ、子沢山だと面白いね」クスッ
リヴァイ「……ハンジ」
ハンジ「んー?」
605: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:27:24 ID:Xo1QEDq2
リヴァイ「俺はお前以外の女と生涯を共にする気はない」
ハンジ「――――」
リヴァイ「だから、くだらねぇ事は言うな」
ハンジ「あ……でも……」
リヴァイ「言うなと言った」
ハンジ「――っ! リ……ヴァイ」
リヴァイ「……なんて顔してる」スッ
ハンジ「……どんな……顔?」
リヴァイ「……」ナデ…
ハンジ「リヴァイ?」
――グイッ
リヴァイ「……他の奴には見せられねぇ顔だな」ギュッ
ハンジ「リヴァイ……」
リヴァイ「……」
ハンジ「私もリヴァイ以外の人とはいられない」ギュゥ
606: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/16(金) 22:28:10 ID:Xo1QEDq2
リヴァイ「……お前は相手を見つけろ」
ハンジ「酷いなぁ……自分は見つけないって言ったも同然なのに」
リヴァイ「……お前は幸せになれ」
ハンジ「――っ! ……リヴァイってばダメな男だねぇ」スッ
リヴァイ「あ?」
ハンジ「あなたじゃなきゃ私を幸せになんてできないよ」ソッ
リヴァイ「…………そうか」
ハンジ「うん」ナデ…
リヴァイ「……それならできるだけ生き残らねぇとな、互いに」
ハンジ「……そうだね」ギュゥ
リヴァイ「……」ギュゥ
〆
610: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:43:26 ID:1g9rN/UM
【隠した書類】
リヴァイ「エルド」
エルド「はい、兵長」
リヴァイ「お前は明日休みになった」
エルド「へ? 明後日ではありませんでしたか?」
リヴァイ「オルオが代わると言ってきた」
エルド「オルオが……」
リヴァイ「それとこれを渡しておく」スッ
エルド「これは」
リヴァイ「明日、誕生日だと聞いた」
エルド「! は、はい」
611: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:44:02 ID:1g9rN/UM
リヴァイ「その贈り物だ」
エルド「ワインですね……」
リヴァイ「明日用だ」
エルド「ありがとうございます!」
リヴァイ「あいつらと待ち合わせしてるんだろ。ここはもういいから行ってこい」
エルド「ですがまだ書類が……」
リヴァイ「これだけ片づけてもらえれば充分だ。あとはすぐに終わる」
エルド「ありがとうございます!!」
リヴァイ「ああ、気をつけてな」
エルド「はい。失礼致します」
パタンッ
リヴァイ「……」
612: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:44:42 ID:1g9rN/UM
ハンジ「ここにある書類はいいのかな?」ペランッ
リヴァイ「どこに潜んでた」
ハンジ「演習から帰ってきたところ」ガチャッ
リヴァイ「窓から侵入するじゃねぇ」
ハンジ「ちょうど窓が開いてたからさ」
リヴァイ「空気の入れ換えをしていたからな」
ハンジ「これ、一人でやったら深夜までかかると思うけど?」トントン
リヴァイ「……」
ハンジ「手伝うよ」クスッ
リヴァイ「助かる」
ハンジ「ふふっ、どういたしまして」
〆
613: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:45:16 ID:1g9rN/UM
【優先順位】
エルド「リヴァイ兵長!」
リヴァイ「あ?」
エルド「飲みにいきませんか?」
グンタ「そこの酒場の割引券貰ったんですよ!」
エルド「奢りますよ!」
リヴァイ「そうだな……」
――ハンジ『今日は早く終われるよ!』
リヴァイ「…………」
614: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:45:41 ID:1g9rN/UM
エルド「リヴァイ兵長?」
リヴァイ「ああ、すまん。今日は無理だ」
グンタ「そうなんですか……」
リヴァイ「またな」
スタスタスタスタ……
エルド「この前のお礼をしたかったんだが……仕方ないな、また誘おう」
グンタ「そうだな。しかしいつもは誘うと来てくれるんだけどな」
エルド「何か用事があったんだろ」
〆
615: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:46:31 ID:1g9rN/UM
【嗅ぎ直し】
ミケ「……」スンスン
ハンジ「何?」
ミケ「睦まじい事だな」フッ
ハンジ「――っ!?/// ……ミケ」
ミケ「ん?」
ハンジ「そんなプライベートを覗き見するようなマネしたらダメでしょう?」
ミケ「すまん、つい」
ハンジ「全く……」
――数日後――
ミケ「……」←暇
ハンジ「……」スタスタ
616: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:47:04 ID:1g9rN/UM
ミケ「ハンジ」スンスン
ハンジ「やぁ、ミケ……」
ミケ「……」ドヨン
ハンジ「了承もなく人の匂いを嗅ぐんじゃない」
ミケ「そうだな……悪かった」ドヨヨン
ハンジ「勝手に嗅いでおいて……。お返しだ」ズイッ
ミケ「!!?」
ハンジ「いくら香水でも液を間近で嗅がされたらクるでしょ?」
ミケ「~~!! ~~!!」ジタバタ
ハンジ「……」
ミケ「~~!! ~~!!!」ジタバタ!
ハンジ「そ、そこまでなんだ? ごめんね?」
ナナバ「鼻がいいから余計キツかったんじゃないの?」ホカホカ
617: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:47:32 ID:1g9rN/UM
ハンジ「おぉ、ナナバ。風呂上がり?」
ミケ「!」ダッ
ナナバ「そうだけど。な、何!?」
ミケ「……」スンスンスンスンスンスン
ナナバ「えっ、ちょっ」
ミケ「……」フー
ハンジ「あ、落ち着いた」
ミケ「ナナバ、助かった」
ナナバ「なんか複雑な気分だな」
ハンジ「私じゃダメなんだ?」
ミケ「……何日目だ?」
ハンジ「今日は三日目さ!」
618: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:48:03 ID:1g9rN/UM
ナナバ「あぁ、そりゃダメだ」
ミケ「それにリヴァイが現れそうだ」
リヴァイ「あ?」←通りがかり
ハンジ「噂をすればなんとやら」
リヴァイ「ああ、丁度よかった。ハンジ」
ハンジ「じゃ、みんな、私は研究室に戻るよ」シュタッ∩
リヴァイ「待ちやがれ、テメェ何日目だ!」
ハンジ「今日は三日目だ!!!」ダッ!
リヴァイ「クソメガネ!」ダッ
ナナバ「あーあ」
ミケ「……」スンスンスンスン
ナナバ「……ミケ、やりすぎはセクハラだからね」
〆
619: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:49:17 ID:1g9rN/UM
【運ぶ】
ハンジ「あ」
リヴァイ「?」
おじいさん「ふぅ……困ったの」
ハンジ「どうしました?」
おじいさん「ん? ああ、足を挫いてしまってのう。ばあさんが帰りを待っとるんじゃが……」
ハンジ「お送りしますよ」
おじいさん「いやいや、悪いよ。そこまで遠くではないしゆっくり帰ればなんとかなるだろうから」
620: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:49:55 ID:1g9rN/UM
ハンジ「悪化したら大変ですよ。それに力持ちがいるんでおじいさんでしたら軽々ですよ」
リヴァイ「お前」
ハンジ「あとでお礼するから。放っておけないでしょ?」
リヴァイ「……」
おじいさん「しかしなぁ」
リヴァイ「じいさん、乗れ」
おじいさん「えっ? いやいや……」
リヴァイ「いいから早くしろ」
ハンジ「小さいけど大丈夫ですよ。よく分からないくらい馬鹿力ですから」
621: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:50:23 ID:1g9rN/UM
リヴァイ「引っ掛かる言い方するんじゃねぇ」
おじいさん「そうじゃの、いつまでもここにいるわけにものう……お言葉に甘えさせてもらうよ、よいしょ」
リヴァイ「……」ズシッ
おじいさん「すまないねぇ」
リヴァイ「いや……」
ハンジ「お家はどちらですか?」
おじいさん「あっちじゃ」→
ハンジ「よし、ではリヴァイ号進めー!」
リヴァイ「俺は馬か何かか」
〆
622: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:51:44 ID:1g9rN/UM
【仲の良い老夫婦】
おばあさん「あの人、遅いわねぇ」ソワソワ
おじいさん「おーい! ばあさんやーい!」
リヴァイ「……」
おばあさん「! あなた!!」
リヴァイ「ここか」
おじいさん「ええ、助かりました」ストッ
おばあさん「背負われてくるなんてどうしたの? 大丈夫なの?」
ハンジ「足を挫かれて困っていたようでしたので、差し出がましいかと思いましたが送らせて頂きました」
おばあさん「まぁ、そうだったんですか。ありがとうございます!」ペコペコ
おじいさん「本当にのう、ありがとうございます」
リヴァイ「……家の中まで送らなくて大丈夫か? じいさん」
623: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:52:25 ID:1g9rN/UM
おじいさん「ええ、ここで充分です。お気遣いありがとう」
おばあさん「ああ、でもお礼にお茶でも……」
リヴァイ「いや……」
ハンジ「いえいえ、お気持ちだけで」
リヴァイ「お前が言うか」
ハンジ「そう言いたかったんでしょ?」
リヴァイ「……」
ハンジ「ほら」フフン
おばあさん「まぁ、仲の良いご夫婦ね」フフッ
ハンジ「ごふっ!? い、いいいや、ふ、夫婦じゃないですよ!?///」
リヴァイ「……」
おばあさん「あら、そうなの? てっきり……」
624: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:52:55 ID:1g9rN/UM
おじいさん「これからなるんじゃろ」
おばあさん「ああ、そうなのね」
ハンジ「え、あ、いや、そういう事でも……」ワタワタ
リヴァイ「……」
おばあさん「初々しいわねぇ、昔を思い出すわ」フフッ
おじいさん「ばあさんや、何を言い出すんだ」
おばあさん「あの頃、おじいさんってば照れ屋で……」
おじいさん「ばあさん! そんな話聞かされてもこの方達が困るだけじゃろう?」アセッ
おばあさん「そうねぇ、ごめんなさい」
ハンジ「いえ、いつまでも仲が良くあられて素敵だと思いますよ」
おばあさん「ふふふ、ありがとう。あなた達も仲良くね」ニコッ
ハンジ「……はい」アハハ
625: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:53:32 ID:1g9rN/UM
リヴァイ「……行くぞ」
ハンジ「あ、うん」
おばあさん「ああ、少し待って頂ける?」パタパタ
リヴァイ「?」
おばあさん「お待たせしてごめんなさい、こちらお礼です。たいしたものではありませんが紅茶の葉です」
リヴァイ「ほぅ」
ハンジ「ありがとうございます。この人紅茶好きなのでありがたいですよ」
おばあさん「そうなの? 良かったわ」
ハンジ「それでは失礼致します」
リヴァイ「じゃあな」
おじいさんおばあさん「「ありがとうございました」」
スタスタスタスタスタ……
626: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/18(日) 21:54:10 ID:1g9rN/UM
ハンジ「仲の良いご夫妻だったねー」
リヴァイ「……」
ハンジ「ちょっとからかわれちゃったけど……」
リヴァイ「……」
ハンジ「……」
ハンジ(夫婦って言われた事否定したように言ったの気にしてるのかな……? )
リヴァイ「あのじいさん達」
ハンジ「え?」
リヴァイ「お前が女に見えてたんだな」
ハンジ「は?」
リヴァイ「一目ですげぇな。さすがは年の功というやつか」フム
ハンジ「うん、とりあえず殴るね。歯ぁ食いしばれ」
リヴァイ「顔面か……」
〆
637: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:31:50 ID:vcWPPlak
【お礼】
ハンジ「だけど良いことしたー! 紅茶貰えて良かったね」
リヴァイ「そうだな。ところで」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「礼はなんだ?」
ハンジ「へ?」
リヴァイ「お前が言ったんだろう? “あとでお礼するから”と」
ハンジ「あぁ。紅茶貰ったのに欲しいの? 強欲だなぁ」
リヴァイ「これはこれだ。それにあの時俺はこうも言いたかった」
ハンジ「あの時?」
リヴァイ「礼ならメガネからしてもらう」
638: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:32:25 ID:vcWPPlak
ハンジ「気持ちだけで、のあとか」
リヴァイ「これはじいさんを家まで運んだ礼。お前からのはお前の代わりにじいさんを背負った礼だ」
ハンジ「う……分かったよ。何がいい? 例の店で奢る? それとも掃除でも手伝う?」
リヴァイ「……お前からしろ」
ハンジ「えっ? 何を?」
リヴァイ「今ここでやれる事には限りがある」
ハンジ「…………その辺の物陰に行こうか」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「まさかそういう事を望むとは……」
リヴァイ「お前はあまり俺にしてこないからな」
ハンジ「そうかなぁ?」
リヴァイ「べたべたくっついて来るわりにはな」
639: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:33:03 ID:vcWPPlak
ハンジ「む……」
リヴァイ「ここいらでいいだろう」
ハンジ「……うん」
リヴァイ「……」
ハンジ「……」
リヴァイ「どうした?」
ハンジ「う……うん」スッ
ハンジ「――――」チュッ
リヴァイ「……」
ハンジ「こ、これでいい?」フイッ
リヴァイ「いいわけねぇだろ」
ハンジ「ぐっ」
640: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:33:30 ID:vcWPPlak
リヴァイ「ちゃんとしろ」
ハンジ「わ、分かったよ」スッ
ハンジ「ん――――」ヌルッ
リヴァイ「……」
ハンジ「んん……」
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「は……ん……」
リヴァイ「……」ジー
ハンジ「ふ……」スッ
リヴァイ「……」
ハンジ「こ、これでいいよね?///」
リヴァイ「まぁ、いいだろう」
641: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:34:13 ID:vcWPPlak
ハンジ「なんだよ、上から目線で」
リヴァイ「お前が座るか俺が組み敷かねぇと上から見れねぇが」
ハンジ「自虐か」
リヴァイ「自分からしているとあんな顔をするんだな」フム
ハンジ「!? 目ぇ開けてたの!?///」
リヴァイ「それが目的だ」
ハンジ「ああぁ! もう、変態がっ!!/// 改めて自分からするのも恥ずかしいのに!!」
リヴァイ「いいものを見た」
ハンジ「忘れろ!!///」
リヴァイ「何を騒いでやがる。帰るぞ」
ハンジ「くぁぁぁ!! 腹立つぅぅ!!」
〆
642: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:35:08 ID:vcWPPlak
【妥協】
――ハンジ研究室――
ハンジ「……」ムー
リヴァイ「どうした。クソでも詰まってるのか」
ハンジ「生憎と快便だけどね。頭痛くてさー」ズキズキ
リヴァイ「何日詰めてるんだ?」
ハンジ「あー、三日? 四日?」
リヴァイ「何日かも分からねぇくらいか。いい加減寝ろ」
643: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:35:39 ID:vcWPPlak
ハンジ「でもさー」
リヴァイ「休むのも大事だと言っているだろう」
ハンジ「うん……そうだね」
リヴァイ「ならすぐ風呂に……」
ハンジ「後は任せた……」パタッ
リヴァイ「……」
ハンジ「」クカー
リヴァイ「せめてベッドで寝ろ」
〆
644: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:37:14 ID:vcWPPlak
【待てばよかった】
ハンジ「あはは、この本面白い」ケラケラ
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「はあー、ん? 何?」
リヴァイ「いや、よく笑うなと思ってな」
ハンジ「そう? 普通だと思うけど」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「リヴァイはあんまり笑わないよね。たまには笑ったらいいのに」
リヴァイ「面白くもねぇのに笑えるか」
豆ハンジ「ねぇ、知ってる? 笑うと免疫力が上がるらしいよ」
645: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:37:39 ID:vcWPPlak
リヴァイ「ほぅ」
ハンジ「だから笑え笑えー」グニー
リヴァイ「やめろ」
ハンジ「ごくたまにしか笑顔見れないから寂しいよ」
リヴァイ「……そう言われてもな」
ハンジ「まぁ、それでこそリヴァイという気もしないでもないけどね」
リヴァイ「……」ムムッ
ハンジ「あ、いや、無理して笑う事ないと思うよ? ストレスになったら元も子もないし」
リヴァイ「そうか」フゥー
ハンジ(本当に笑おうとしたのか。もうちょっと見てればよかった)チッ
〆
646: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:38:13 ID:vcWPPlak
【つぶやいた本音】
ハンジ「見て見て! イヤーマフだよ!」
リヴァイ「耳暖めるのか」
ハンジ「そう。聞こえづらくなるのが難点だけどね」スポッ
リヴァイ「……」
ハンジ「あったかーい」
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「耳が暖かいとだいぶ違うね」
リヴァイ「おい、ハンジ」
647: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:38:45 ID:vcWPPlak
ハンジ「リヴァイのも買おうかな」
リヴァイ「……聞こえてねぇのか」
ハンジ「私だけ暖まるのはねー」
リヴァイ「……ハンジ……」
ハンジ「これそんなに高くないし」
リヴァイ「……たまにはお前から攻めてこい。お前の気持ちが分からなくなる」ボソッ
ハンジ「――――」
リヴァイ「?」
ハンジ「……っ///」
648: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:39:11 ID:vcWPPlak
リヴァイ「!! テメェ!」
ハンジ「あ、あぅ……ふ、不安にさせてた……?///」
リヴァイ「聞こえてねぇフリを……っ! 戻る!」クルッ
ハンジ「わぁぁ!! ごめん! そんなつもりじゃ!! ごめんってー!!」
リヴァイ「知らん」スタスタ
ハンジ「ごめんー!! あの、でも嬉しかったから!」ガシッ
リヴァイ「……」ピタッ
ハンジ「それに聞けてよかったよ」
リヴァイ「……」
〆
649: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:40:08 ID:vcWPPlak
【本気の言葉】
ハンジ「そんなに不安にさせてたとは……でも気持ち伝わってないの? 結構言葉にしてると思うけど」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「…………触られるのはあまり好きじゃねぇのかと思ってな」
ハンジ「えっ? 私から攻めたりした事もあるじゃないか」
リヴァイ「ごくたまにな。特殊な時が多い気がする」
ハンジ「そんなことないと思うけどなぁ。リヴァイに触られるの気持ち良いから好きだし……」
リヴァイ「ほぅ」クルリッ
ハンジ「ハッ!!」
リヴァイ「気持ち良い、か」
ハンジ「ちょっと待ったぁ!! 気持ち良いの解釈が違う気がする!!」
650: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:40:43 ID:vcWPPlak
リヴァイ「他に意味があるのか?」
ハンジ「心地好いという意味が!!」
リヴァイ「似たような意味だろ」
ハンジ「ちょっと違う! それよりここ外だからね!」
リヴァイ「そうだな、やはり戻るか」
ハンジ「私はまだここにいたい!!」
リヴァイ「……嫌なのか」
ハンジ「いや、そういうワケじゃ……ただ、結局したいだけなのかと……」
リヴァイ「だけなワケねぇだろ」
ハンジ「したいのはしたいのか。リヴァイこそ、たまには直接的なやつ言葉にしろよー」
リヴァイ「……」グッ
ハンジ「ん? なんでいきなりイヤーマフ押さえたの?」
リヴァイ「聞こえるか?」
651: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/21(水) 21:42:29 ID:vcWPPlak
ハンジ「えっ? 何? 押さえられたら聞き取りにくいよ?」
リヴァイ「……おとこ女クソメガネ奇行種」ボソッ
ハンジ「はい? 聞こえないって」
リヴァイ「……ハンジ」
ハンジ「だーかーらー」
リヴァイ「好きだ」ボソッ
ハンジ「……え?」
リヴァイ「……帰るぞ」パッ…フイッ
ハンジ「あ、ねぇ、今なんて言ったの? 唇を読むに言葉で聞きたい事のような気が……」
リヴァイ「勘はいいのか」
ハンジ「やっぱりか! それこそ聞かせろよ!!」
リヴァイ「言葉にした」
ハンジ「だから私に聞かせろよ!!」
〆
659: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:48:12 ID:/u0K/GkM
【ソファの陰】
ケイジ「報告報告、と」
――コンコンコン
ハンジ『はーい、どうぞー』
――ガチャッ
ケイジ「報告に参りました」
ハンジ「……うん」
ケイジ「ソファで寝てたんですか?」
ハンジ「ん……いや、ちょっと思いついた事があってここで書きなぐっていたところだよ」
ケイジ「あ、酒飲んでましたね」
ハンジ「飲んでたら思いついたんだよ」ハァ
ケイジ「報告に来るのに」
660: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:49:06 ID:/u0K/GkM
ハンジ「ごめんごめん」
ケイジ「全く……ソファに紙置いてるんですか? 書きづらそうですが」
ハンジ「意外に捗るよ。それよりこれは機密に近いから見せられないんだ。
悪いけどそこで報告してくれるかい?」
ケイジ「はい。以前ハンジ分隊長の発案した巨人捕獲用の網の改良版の試作品が明日届くそうです」
ハンジ「あー、やっとか。良かった。報告ありがとう」
ケイジ「いえ。……ハンジ分隊長」
ハンジ「何?」
ケイジ「顔、赤くないですか? 熱あるんじゃ……」
ハンジ「……あぁ、酒も入ってるし、滾る事を思いついたからねぇ……聞きたい!?」
ケイジ「熱ではないならいいんです失礼致しますおやすみなさい」
パタンッ
ケイジ「危ねぇ。巨人の話で夜を明かすところだった」ハァー
ケイジ(だけど……)
661: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:49:39 ID:/u0K/GkM
ケイジ(さっきのハンジさん、妙に色っぽかったな……)
ケイジ「……と」ブンブン
ケイジ「何を考えてんだ、俺は」
ケイジ「寝不足が祟ったか……さっさと寝るか」
スタスタスタスタスタ……
――ハンジ自室――
ハンジ「……あらら、フラれちゃった」
「……」
ハンジ「ねぇ」ノシッ
「……」
ハンジ「リヴァイ」ニッコリ
リヴァイ「……」チッ
〆
662: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:51:25 ID:/u0K/GkM
【それだけかな?】
――数十分前――
ガチャッ
ハンジ「いらっしゃい、リヴァイ」
リヴァイ「……」キョロキョロ
ハンジ「何きょろきょろしてんの?」パタンッ
リヴァイ「片付いているな」
ハンジ「リヴァイを呼びつけるには片付けておかないとね」
リヴァイ「なんの用だ」
ハンジ「とりあえずお酒どうぞ。ソファに座って」
リヴァイ「……グラス、ひとつしかないが?」
ハンジ「飲むのはあなただけだからね」
リヴァイ「ああ?」
663: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:51:57 ID:/u0K/GkM
ハンジ「たまには私から迫ってほしいんでしょ? 少しハンデがあってもいいんじゃない?」
リヴァイ「酒でハンデになるか?」
ハンジ「心なしかなるんじゃない?」
リヴァイ「まぁお前がそれでいいなら」ストッ
ハンジ「ふふっ……」
――数十分後――
ハンジ「簡単に引っくり返さないでよ?」スッ
リヴァイ「お前次第だがな……ソファでするのか?」ドサッ
ハンジ「嫌?」
リヴァイ「別に構わねぇが」
ハンジ「なら良かった。ここじゃないと、ね」フフッ
リヴァイ「あ?」
ハンジ「あ、そうそう引っくり返すと大変だよ?」フフッ
リヴァイ「?」
664: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:53:08 ID:/u0K/GkM
ハンジ「扉に鍵が掛かっていません」
リヴァイ「はっ……」
ハンジ「ブラフじゃないよ? ここからも見えるでしょ」スッ
リヴァイ「……」ムクッ
*扉*←鍵開いてる
リヴァイ「…………」
ハンジ「ね?」トンッ
リヴァイ「おい」ドサッ
ハンジ「ん――――」
リヴァイ「――――」
ハンジ「は……ん――」
リヴァイ「……」
〆
665: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:56:55 ID:/u0K/GkM
【お静かに】
ハンジ「はぁ……」ツー…
リヴァイ「っ……何故」
ハンジ「……ん?」ハァ
リヴァイ「お前は上を脱がない?」
ハンジ「だって困るもの」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「あ、リヴァイ、ソファからはみ出さないようにしてね」
リヴァイ「?」
666: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:57:34 ID:/u0K/GkM
ハンジ「……今から部下が来るんだ」クスッ
リヴァイ「!?」
ハンジ「おーっと、ダメだよ。今動く方が危ない。了承しただろ。大人しくね?」グッ
リヴァイ「お前……」
ハンジ「大丈夫大丈夫。あなたが静かにじっとしていれば気づかれたりしないよ」シー
リヴァイ「ふざけ――」
――コンコンコン
ハンジ「はーい、どうぞー」
リヴァイ「――っ!!」
〆
667: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:58:46 ID:/u0K/GkM
【逆転】
――現在――
ハンジ「見つからなかったでしょ?」フフッ
リヴァイ「……テメェ」
ハンジ「この前の仕返しだよ。ヒヤヒヤした?」
リヴァイ「ああ、まぁな」
ハンジ「ねぇ、あんまり良い事ではないって分かった?」
リヴァイ「そうだな……だが」グッ
ハンジ「ん?」
668: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 22:59:30 ID:/u0K/GkM
リヴァイ「やり方があるだろうが」グイッ
ハンジ「あれれ?」ドサッ
リヴァイ「テメェ、何そんな顔他の男に見せてんだ」ゴゴゴゴ
ハンジ「え」
リヴァイ「ふざけんじゃねぇ」ゴゴゴゴ
ハンジ「あ、いや、別に気にしてないって、相手は。だから誤魔化しで酒用意したし」タジタジ
リヴァイ「ああ?」ジロリ
ハンジ「えっと……」
リヴァイ「仕置きだからな」ゴゴゴゴ
ハンジ「あっれぇー??」
〆
669: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 23:00:13 ID:/u0K/GkM
【それでよろこんだり】
ハンジ「はぁ……おかしいなぁ」グッタリ
リヴァイ「あ?」
ハンジ「私が仕返しをしていたはずなのに何故お仕置き食らっているんだ?」ハァ
リヴァイ「お前が悪い」
ハンジ「えぇー?」
リヴァイ「……」ガシッ
ハンジ「むぉ!?」
リヴァイ「あんな顔を俺以外の男に見せるな。絶対に、だ」ムニィー
ハンジ「ほっへたふぶさはいへー」(ほっぺた潰さないでー)
リヴァイ「お前が理解しないからだ」パッ
670: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/23(金) 23:00:46 ID:/u0K/GkM
ハンジ「あいたたたた……ぬぅ……」
リヴァイ「しかも俺よりたちが悪い。こっちに来てたらどうするつもりだ」
ハンジ「あー、ごめん」ポリポリ
リヴァイ「はぁ」
ハンジ「あ、呆れてる」
リヴァイ「……お前らしいがな」
ハンジ「でもちょっと嬉しかったな、うん」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「“俺以外の男に見せるな”って」
リヴァイ「……普通自分の女の‘ああいう顔’を他の男に見せたいって奴はいねぇだろ」
ハンジ「いや、そういう性癖の人間なら」キラッ+
リヴァイ「俺がそんな変態に見えるか?」ミケンニシワー
〆
676: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 21:59:36 ID:X8xfaF3w
【仲が良い】
ハンジ「寒いねー」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「演習の休憩中って更に寒いんだよね」
リヴァイ「まぁな」
――ヒュウウゥゥ
ハンジ「うおっ!? さっみぃー! 風さみぃー!!」ピトッ
リヴァイ「くっつくな、鬱陶しい」
ハンジ「休憩中だけ休憩中だけ!」ブルブル
リヴァイ「鬱陶しい」
677: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:00:37 ID:X8xfaF3w
ハンジ「そう言わずにさー。リヴァイも温かいからいいだろー?」ギュッ
リヴァイ「確かに温かいが……」
ハンジ「はい、利害一致。あーさむ」ピトー
リヴァイ「……休憩の間だけだからな」
ナナバ「あいつら隠してるんじゃないのか?」
ミケ「周りはいつもの事と気にもしていないようだ。ほら」
ゴーグル「次は俺だったか?」
ケイジ「いや、俺の後だ」
シス「ネス班長、この時なんですが……」
ネス「ん? なんだ?」
678: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:01:10 ID:X8xfaF3w
ゲルガー「今日、飲みに行かねぇか?」
ヘニング「ああ、いいな」
リーネ「ゲルガー、あんたほぼ毎日じゃないか」
ナナバ「……」
ミケ「以前から戯れあっていたからな」
ナナバ「すでに付き合っていると思われているのか、あり得ないから無視されているのか……」
ミケ「分からんな。だがとりあえず仲が良いとは思われているだろうな」
ナナバ「隠す意味が分からなくなってきたよ」ハァー
〆
679: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:02:38 ID:X8xfaF3w
【選んだ服】
ハンジ「そろそろ服もぼろぼろだから買うかー」
リヴァイ「ぼろぼろにならねぇと買わねぇのか」
ハンジ「いやぁ、経済厳しいじゃない?」
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「それに面倒臭いし」
リヴァイ「そっちが本音だな」
ハンジ「いいじゃんよ、着れれば」
リヴァイ「ならこれはどうだ?」スッ
ハンジ「……ディアンドル」
リヴァイ「これはそう呼ぶのか」
680: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:03:59 ID:X8xfaF3w
ハンジ「なんでこれを選ぶんだよ」
リヴァイ「着れればいいんだろ?」
ハンジ「……着てやろうじゃないか」フンッ
―――
――
―
ハンジ「どうよ」ハンッ
リヴァイ「……胸が残念だな」
ハンジ「だろうが、ちくしょうっ!!」
リヴァイ「やはり普通のシャツだな」
ハンジ「始めから分かってんだろうが! しかも一段と胸強調するようなやつ選ぶなよ!」
〆
681: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:05:49 ID:X8xfaF3w
【今まで何度も言われて】
ハンジ「……」ブッスゥー
リヴァイ「なに不貞腐れているんだ」
ハンジ「馬鹿にしやがって」ブー
リヴァイ「……」
ハンジ「胸に脂肪が無くて悪かったな! 立体機動がしやすい方が私はありがたいけどな!」
リヴァイ「……」
ハンジ「そんなに脂肪が好きなら豚でも抱いてろ!」
リヴァイ「……たまには」
ハンジ「ああん?」
682: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:06:27 ID:X8xfaF3w
リヴァイ「こういう服もいいかと思ったんだが」
ハンジ「……」
リヴァイ「胸以外は似合っていたと思うが、悪かった。好きに選べ」
ハンジ「…………リヴァイ狡いや」ムゥ
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「自覚ありかよ。でもわざと胸強調させたやつを選んだ事は許さないよ?」
リヴァイ「詫びに買ってやる。選べ」
ハンジ「……スカートじゃなくてもいいの?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「ええっと、じゃあこれと……」
683: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:07:03 ID:X8xfaF3w
リヴァイ「……」
ハンジ「……あとひとつ、リヴァイが選んで?」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「上着をひとつ、普通のやつで」
リヴァイ「……ならこれはどうだ」スッ
ハンジ「ああ、いいね。ニットか」
リヴァイ「まだ寒い日が続くからな」
ハンジ「そうだね、これ買ってくるよ。ありがとう」
リヴァイ「あぁ」
〆
684: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:08:18 ID:X8xfaF3w
【干した布団】
ハンジ「はぁー、掃除終わったぁー」
リヴァイ「まだだ。布団を取り込め」
ハンジ「ああ、そっかそっか。よいせっ」
ハンジ「!!?」
リヴァイ「? どうした?」
ハンジ「すんげぇふかふかしてる! 温かい!」
685: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:08:54 ID:X8xfaF3w
リヴァイ「あぁ、今日は天気いいからな」
ハンジ「ふっかふかだよ、ふっかふかー」モフモフ
リヴァイ「遊んでねぇでさっさとベッドに……」
ハンジ「」クカー
リヴァイ「……」
ハンジ「」スヨスヨ
リヴァイ「寝るの早すぎんだろ」
〆
686: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:09:58 ID:X8xfaF3w
【思考がおかしい】
ナナバ「ほら、これ」
ハンジ「え゙」
ナナバ「いつも無味乾燥なものつけてんでしょ?」
ハンジ「いや、でもこれは……」
ナナバ「喜ばせてあげたら?」
ハンジ「ええぇ……」
ナナバ「買え」
ハンジ「命令か」
687: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/26(月) 22:11:25 ID:X8xfaF3w
ナナバ「たまにはこういう下着もいいじゃないか」
ハンジ「それ下着っていうの? 胸の下部分しか支えてないよね? ほぼ丸見えじゃん」
ナナバ「そいじゃこっち。上下セット」
ハンジ「支えてるけど透っけ透けじゃないか」
ナナバ「隠されているようで全てが見えているとか興奮するでしょ」
ハンジ「おっさんか」
ナナバ「あいつおっさんじゃないか」
ハンジ「う……ね、年齢はね」
ナナバ「そういうのを頑張って着てるってだけでも興奮するだろうから買っとけ」
ハンジ「ナナバはおっさん思考でいいの?」
〆
694: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:38:58 ID:Vws.WqI2
【ひとつでいい】
ハンジ「はい、チョコ」
リヴァイ「ん」
ハンジ「今回は手作りだよ」
リヴァイ「溶かして固めただけか」
ハンジ「それを言っちゃおしまいよ。それにそれはちゃんと手ぇ加えてるし」
リヴァイ「ほぅ、チョコケーキにしたのか」
ハンジ「そう、そして飲み物はホットチョコ、口直しにビターチョコなんていかが?」
リヴァイ「吐く」
〆
695: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:39:35 ID:Vws.WqI2
【やめときゃよかった】
リヴァイ「今日は泊まっていくんだろ?」
ハンジ「! う、うん」ソワソワ
リヴァイ「……」
ハンジ「そ、そういやチョコレートってさ、人以外のほとんどの動物は中毒を起こすらしいよ。
巨人に食べさせたらどうなるんだろうね?」アセッ
リヴァイ「……巨人は消化器官がないとお前が言っていた」
ハンジ「あ、そっか、そうだった。あはは」
リヴァイ「また何かしたのか? あったのか?」
ハンジ「えっ? 何が?」
リヴァイ「何が、じゃねぇだろうが。あからさまに動揺しやがって」
696: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:39:59 ID:Vws.WqI2
ハンジ「いやぁ、別に」フイッ
リヴァイ「ナナバが期待していろと言ってきた事と関係するか?」
ハンジ「なっ!?」ギクッ
リヴァイ「関係するのか」
ハンジ「くっそ、ナナバ」
リヴァイ「なんだ? 教えろ」
ハンジ「………………」
リヴァイ「ハンジ?」
ハンジ「くっそぉぉ!! 私の馬鹿がぁぁ!!!」ガシガシ
リヴァイ「??」
〆
697: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:40:58 ID:Vws.WqI2
【己の所為】
リヴァイ「なるほど」ジー
ハンジ「くっ……///」←透け透け下着で立たされてる
リヴァイ「……」ジー
ハンジ「ただ眺めるだけはよせ///」
リヴァイ「すぐに脱がすのは勿体ねぇからな」
ハンジ「勿体ねぇってなんだよ」
リヴァイ「滅多に着ねぇだろ、そういうの」
ハンジ「滅多に着てたまるかっ」
698: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:41:44 ID:Vws.WqI2
リヴァイ「まぁ、たまにだからこそ悪くねぇ」
ハンジ「おっさんが」
リヴァイ「おっさんは関係ねぇ」
ハンジ「もういいから脱がせてよ。なんなら自分で脱ぐけど」スッ
リヴァイ「まぁ、待て」ガシッ←両手捕獲
ハンジ「何?」
リヴァイ「もう少しな」ジー
ハンジ「くっ……なんでこんな辱しめをっ!!」///
〆
699: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:42:33 ID:Vws.WqI2
【ふんどしの行方】
ハンジ「くっそ、私ばっかり恥ずかしい格好させやがって……」
リヴァイ「お前が自主的に着たんだろうが」ジッ
ハンジ「あ、そういや前にあげたふんどし着た?」
リヴァイ「あれ布が多すぎるだろ。邪魔だ」
ハンジ「着たのか」
リヴァイ「一度な」
ハンジ「今、着て見せてよ」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「見せてくれたっていいでしょ? 私だけなんて不公平だ」
リヴァイ「…………分かった」
ハンジ「よっしゃ!」
〆
700: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:43:10 ID:Vws.WqI2
【夜中テンション】
リヴァイ「……」←ふんどし一丁
ハンジ「あははははは!! 似合ってるよ!! あははははは!!」
リヴァイ「なら笑ってんじゃねぇ」
ハンジ「あははははは、いや、つい……ぶふっ」
リヴァイ「チッ……」
ハンジ「そうだ、ついでにネクタイする?」
リヴァイ「なんのついでだ」
ハンジ「あ! スカーフ!」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「スカーフしようスカーフ!!」シュルシュル
リヴァイ「おい……!」
701: ◆uSEt4QqJNo 2015/01/30(金) 21:43:48 ID:Vws.WqI2
ハンジ「できたぶふーっ!!」
リヴァイ「……」←ふんどし&スカーフ
ハンジ「あははははは、変態だ! 変態がいる!!」ゲラゲラ
リヴァイ「お前……」
ハンジ「ふ、ふんどしとスカーフってなんか似てるよね」ヒーヒー
リヴァイ「やめろ」
ハンジ「あはは……はぁー……」
リヴァイ「気がすんだか、クソメガネ」シワー
ハンジ「そうだ……ね……」ハタッ
ハンジ「……」←透け透け下着
リヴァイ「……」←ふんどし&スカーフ
ハンジ「……………………私ら馬鹿じゃね?」
リヴァイ「お前の所為だろ」
〆
705: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:02:37 ID:kc.SFzj6
【早朝】
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「ん……?」パチッ
ハンジ「あ、リヴァイおはよ」
リヴァイ「随分早起きだな。どうした、窓をじっと見て」
ハンジ「んーいや、今年は細氷は見れないかなって」
リヴァイ「あぁ、なんかきらきら光ってるやつか」
ハンジ「そうほいほい見られるものではないけどね」
リヴァイ「昨日のお前の姿(透け透け下着)みたいにか」
ハンジ「――っ!/// もう、忘れろよ!!」
リヴァイ「つい昨日の事を忘れていたらボケジジイだろうが」
706: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:03:16 ID:kc.SFzj6
ハンジ「リヴァイ、ジジイだったの?」
リヴァイ「違ぇ」
ハンジ「リヴァイがもっと年食ったらそうとう目付きの悪いおじいさんだろうね」
リヴァイ「別にいいだろ」
ハンジ「いい……のか?」
リヴァイ「ああ。いいからこっちに来い、寒い」
ハンジ「はいはい」ギュッ
リヴァイ「もう少し寝てろ」
ハンジ「目が溶けちゃうよ」
リヴァイ「溶かせ」
ハンジ「もう、溶けたら集めといてね」
リヴァイ「ああ」
〆
707: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:03:49 ID:kc.SFzj6
【普通じゃない話】
ナナバ「あ、ハンジ、これいらない?」
ハンジ「何これ、券?」
ナナバ「ペア券。くじ引きで当たったんだけど日にちが決まってて私は行けないんだよ」
ハンジ「そうなんだ、でも悪いよ」
ナナバ「使ってくれた方がいいんだよ。それにリヴァイと二人でいてもここだと多少は人目が気になるだろう?」
ハンジ「うーん、まぁねぇ…………多少?」
ナナバ「たまには自室以外で恋人同士水入らずで過ごすのもいいんじゃない?」
ハンジ「ナナバ……」
708: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:04:44 ID:kc.SFzj6
ナナバ「お土産期待してるからさ」
ハンジ「うん。そうだね、ありがとう。お土産任せとけ」
ナナバ「土産話もね」
ハンジ「……普通の話でいいんだよね?」
ナナバ「ええぇ? そこはねぇ」ニヤニヤ
ハンジ「分かった。ナナバ、巨人と言っても一体一体個性というものがあるんだ」キリッ
ナナバ「待った! 分かった! 普通の土産話でいい」
ハンジ「じーっと見てくる巨人や四つん這いで来るものや……」ペラペラ
ナナバ(あー……スイッチが……)
〆
709: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:05:17 ID:kc.SFzj6
【何回目?】
リヴァイ「で、温泉か」
ハンジ「まぁ冬といえばねー」
リヴァイ「何回温泉に来ればいいんだ」
ハンジ「いいじゃんよ。場所は違うし」
リヴァイ「ここは部屋に露天風呂が付いているのか」
ハンジ「高級だよ。本当、ナナバにお土産奮発しないと」
リヴァイ「露天風呂に入りつつ酒を飲むか」
ハンジ「凄く酔いそうだなぁ、それ」
〆
710: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:06:06 ID:kc.SFzj6
【星に酒そして】
ハンジ「ふはー、露天風呂に酒っていいわぁ」
リヴァイ「酔いそうだと言ったくせに満喫してやがるな」
ハンジ「酔いたいからいいんだよ」
リヴァイ「すぎるなよ」
ハンジ「ここには私達だけしかいないんだよ?」
リヴァイ「俺が迷惑だ」
711: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:06:44 ID:kc.SFzj6
ハンジ「潰れたらその辺に転がしてくれといたらいいから」
リヴァイ「風邪引くだろうが」
ハンジ「まぁまぁ、飲んだ飲んだ」トクトク
リヴァイ「……」グビッ
ハンジ「美味いだろ?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「星空に温泉、酒に美女。最高でしょ?」
リヴァイ「四つの内のひとつが大嘘だな」
〆
712: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:07:42 ID:kc.SFzj6
【解放感】
ハンジ「ふはぁ……飲みながら入ってると暑いにゃぁー」フニャッ
リヴァイ「もう出たらどうだ?」
ハンジ「えぇー、せっかくだからもっと入ってたいなぁ」
リヴァイ「のぼせる」
ハンジ「あーそっかぁ……じゃあちょっと出る」ザバァ
リヴァイ「そうしろ」グビッ
ハンジ「あー、涼しい」デーン
リヴァイ「……まっぱで足開いて立つんじゃねぇ」ジッ
ハンジ「いいじゃん、リヴァイしかいないし」
リヴァイ「初めの時の恥じらいはどうした」グビッ
ハンジ「今更ねぇ。どんだけリヴァイの前で真っ裸になったと思ってんの?」
713: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:08:10 ID:kc.SFzj6
リヴァイ「…………覚えてねぇな」ジッ
ハンジ「分からなくなるくらい見られたらさすがに慣れるっての」
リヴァイ「そんなものか」グビッ
ハンジ「……リヴァイ飲みすぎじゃない?」
リヴァイ「お前をつまみに飲んでるからな」ジッ
ハンジ「リヴァイ、酔ってるね……へ、へっくしょん!」
リヴァイ「風呂に浸かれ、風邪引く」
ハンジ「ふーい」ザブッ
リヴァイ「こっち来い」
ハンジ「はーい」ザブザブ
リヴァイ「……」グビッ
ハンジ「来たよー」
グイッ
714: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/01(日) 22:08:49 ID:kc.SFzj6
リヴァイ「――――」
ハンジ「んん!?」ゴクンッ
リヴァイ「は……」
ハンジ「っ……びっくりしたぁー」
リヴァイ「美味いだろ」
ハンジ「あはは! やっぱり酔ってるねぇ。美味しかったよ」ニコッ
リヴァイ「そうか」グッ
ハンジ「あ」
リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」ゴクッ
リヴァイ「……もっと飲め」
ハンジ「ふふっ、泥酔しちゃいそうだね」
〆
721: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:32:15 ID:n0aUgHtw
【のぼせ】
ハンジ「はぁー、飲んだー温まったー」ヒック
リヴァイ「少し熱は冷ませ」スッ
ハンジ「あ、お水。ありがとう」ゴクゴク
リヴァイ「のぼせるなよ。倒れるぞ」
ハンジ「リヴァイが酒飲ませるからー。それにもうすでにのぼせちゃってるわー」ケラケラ
リヴァイ「頭冷やしておけ」
ハンジ「リヴァイにだよ」ケラケラ
リヴァイ「…………やはり冷やしておけ」
ハンジ「リヴァイはー?」ヒック
リヴァイ「あ?」
722: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:32:50 ID:n0aUgHtw
ハンジ「リヴァイはのぼせてないの?」ズイッ
リヴァイ「……」
ハンジ「お返事は?」チョンッ
リヴァイ「……鼻をつつくな」ガシッ
ハンジ「お返事くれないからだよ……」スッ
リヴァイ「……分かってんだろ」
ハンジ「――――」
リヴァイ「――――」
ハンジ「っ……狡いの無し」チョイッ
リヴァイ「……」
〆∫
723: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:34:54 ID:n0aUgHtw
【互いに酔いすぎ】
リヴァイ「はぁ……はぁ……」ギシギシ
ハンジ「んぁ、あぁぁ!」ビクッ
リヴァイ「くっ……」ギシギシ
ハンジ「あぁ、はぁっ」ビクビクッ
リヴァイ(そろそろ……だな……抜くか)グッ
ハンジ「!!」ガッ!
リヴァイ「!? ハンジ?」
ハンジ「はぁ……あ……だめ……」
724: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:35:26 ID:n0aUgHtw
リヴァイ「あ?」
ハンジ「抜いちゃ……やだ」
リヴァイ「――っ何言って」
ハンジ「リヴァイ……」ギュッ
リヴァイ「っ……ハンジ?」
ハンジ「このまま……もっと奥まで……リヴァイ」ハァ…
リヴァイ「――――っ」ズチュッ!
ハンジ「あぁあ!!」ビクンッ
リヴァイ「ハンジ……ハンジ……」ギシギシ!
ハンジ「あぁ! リヴァイ! そのまま……もっと突いて……!」ギュゥゥ
725: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:36:29 ID:n0aUgHtw
リヴァイ「ハン……っ!!」ビクンッ!
ハンジ「あ、熱っ……中……ああぁぁぁっ!!」ビクビクンッ!
リヴァイ「っ……はぁはぁ……」ズルッ
ハンジ「あ……あぁ……」クタッ
リヴァイ「……っ」
ハンジ「ん……」ピクンッ
リヴァイ「ハン……ジ……」ソッ
ハンジ「あ……」ハァハァ
リヴァイ「……………………俺は……何を………………」
ハンジ「……リヴァイ」ボー
〆
726: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:37:51 ID:n0aUgHtw
【そんな祈りも嫌だけど】
――朝――
ハンジ「……………………」
リヴァイ「……………………」」
ハンジ「昨日」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「……」
リヴァイ「……確率は100%じゃねぇんだろ?」
ハンジ「まぁね。それに確か大丈夫な日だった筈」
リヴァイ「そうか」
727: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:38:55 ID:n0aUgHtw
ハンジ「夢中でつい足絡めちゃって」
リヴァイ「俺もそれをどかそうとはしなかった」
ハンジ「……」
リヴァイ「……」
ハンジ「お互い酔いすぎたね」
リヴァイ「加えて解放感に浸りすぎたな」
ハンジ「とりあえず様子見かな……」
リヴァイ「それ以外にねぇだろうな」
ハンジ「元々リスクは承知の上だし、いつものやり方だって確率は0じゃないものね」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「……出来てない事を祈るだけだね」
リヴァイ「…………ああ」
〆
728: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:40:04 ID:n0aUgHtw
【体調】
ハンジ「えーっとそれからこれが……よし、これで……」カリカリ
チュンチュン……
ハンジ「はっ! 朝だ……また徹夜しちゃったな。まぁお陰で終わったけど」
ハンジ「……」
ハンジ「……こんな不規則な生活じゃ宿るもんも宿らないよね」ソッ
ハンジ「何も心配することなかったかな」
コンコンッ
ハンジ「はーい」ガチャ
ナナバ「や」
729: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:40:48 ID:n0aUgHtw
ハンジ「ナナバ」
ナナバ「ん? 顔色悪くないかい?」
ハンジ「そう? 徹夜したからかな」
ナナバ「……何日?」
ハンジ「うーん、二日?」
ナナバ「少しは自重しなさいな。若くないんだから」
ハンジ「うるさい。まだピチピチしてるよ」
ナナバ「ピチピチねぇ」
ハンジ「用事は?」
ナナバ「ああ、朝食一緒しないかと思って、お誘いだよ」
ハンジ「行く行く……うっ」
730: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:41:53 ID:n0aUgHtw
ナナバ「ハンジ?」
ハンジ「気持ち悪い……」ウェッ
ナナバ「ちょっと……ほらこっち!」
/
ウエェェ
\
ハンジ「はぁ……」
ナナバ「徹夜なんてしてるからだよ。薬貰いな」
ハンジ「…………」
ナナバ「ハンジ?」
〆
731: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:42:33 ID:n0aUgHtw
【少しでも力に】
ギィー、バタンッ
ナナバ「どうだった?」
ハンジ「……」
ナナバ「ハンジ?」
ハンジ「軽い胃炎だった」
ナナバ「はい?」
ハンジ「加えて先ほどトイレに行った所、ありえないと分かりました」
ナナバ「え」
732: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/04(水) 21:43:23 ID:n0aUgHtw
ハンジ「―――っくっそ恥ずかしい!!///」
ナナバ「あー……いやまぁ良かったじゃないか」
ハンジ「……うん」
ナナバ「ハンジ」
ハンジ「うん?」
ナナバ「何かあったら私に相談しなよ」
ハンジ「ナナバ……」
ナナバ「大して力になれないかもしれないけどさ……」
ハンジ「ありがとう、ナナバ」
〆
740: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:28:07 ID:W3Kzpopc
【何でもすぎれば良くない】
ナナバ「でもまたなんで胃炎?」スタスタ
ハンジ「いやぁ、徹夜が祟ったのと……」
「ハンジ!!」
ハンジ「あ、リヴァイ」
リヴァイ「ハンジ……」ハァ
ハンジ「なんか珍しく慌ててんね、どうしたの?」
リヴァイ「具合が悪くなって医者に行ったと……」
ナナバ「あぁ、ミケに伝言頼んでたから……」
ハンジ「そうだったんだ」
リヴァイ「……大丈夫なのか?」
ナナバ「!」
ナナバ(おぉ、こんな心配そうな表情のリヴァイ初めて見るな……私はお邪魔かな?)
741: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:28:43 ID:W3Kzpopc
ナナバ「……じゃ、私は行くね」
ハンジ「あ……ありがとう、ナナバ」
ナナバ「いーえ」フリフリ
リヴァイ「……それで?」
ハンジ「大丈夫大丈夫。ただ胃が少し荒れただけ」
リヴァイ「……」
ハンジ「それから、あっちも大丈夫だった」
リヴァイ「!」
ハンジ「……宿ってはいなかったよ」
リヴァイ「そう……か」
ハンジ「ふふっ、なんだか複雑だよねぇ」
リヴァイ「…………ああ」
ハンジ「!」
リヴァイ「……それでなんで胃を悪くした?」
742: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:29:17 ID:W3Kzpopc
ハンジ「あ、二日間徹夜しちゃったんだけど、その間コーヒー20杯くらい飲んじゃっててさー。
そりゃ気持ち悪くなるってもんだよね」ケラケラ
リヴァイ「お前……せめて発覚するまで身体を労りやがれっ!」ゴスッ!
ハンジ「いっだぁぁ!! げんこつはないじゃないかぁぁ!!」←涙目
リヴァイ「……クソがっ」チッ
ハンジ「……期限があって、どうしてもやらなきゃいけなかったんだ。
目を覚ますためにコーヒーも…………心配かけてごめん」
リヴァイ「……大したことはないんだな?」
ハンジ「うん、大丈……うっ」
リヴァイ「!」
ハンジ「うえぇぇぇ」
リヴァイ「おい!」
ハンジ「うぅ……コーヒーの飲みすぎは危険だ……」ウェッ
リヴァイ「馬鹿が」サスサス
〆
743: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:29:51 ID:W3Kzpopc
【至れり】
ハンジ「あ゙ー……」グッタリ
リヴァイ「仕事は終わっているんだろう? 暫く休んでおけ」
ハンジ「んー、そうだね」
リヴァイ「寝ろ」グイッ
ハンジ「おおぅ」ポスッ
リヴァイ「水は近くに置いておくからな」
744: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:30:28 ID:W3Kzpopc
ハンジ「あはは、至れり尽くせりだなぁ」
リヴァイ「当たり前の事しかしていない」
ハンジ「風呂に入れって言わないんだ?」
リヴァイ「更に胃を悪くしそうだからな」
ハンジ「そいじゃ遠慮なく、おやすみー」
リヴァイ「身体は拭くが」
ハンジ「そうきたか」
〆
745: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:31:04 ID:W3Kzpopc
【これが最良の筈】
ハンジ「あ゙あ゙あ゙ー」
リヴァイ「おっさん臭ぇな」
ハンジ「身体拭くだけかと思いきやマッサージまでしてくれるとはあ゙あ゙あ゙ー」
リヴァイ「ついでだ」グッ
ハンジ「あー、そこいいわぁ」
リヴァイ「これで終わりだ」
ハンジ「んー……ありがとう、だいぶ楽になったよ」フハァー
リヴァイ「ああ。あとは寝ろ」
ハンジ「ほーい」ポフンッ
746: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:31:30 ID:W3Kzpopc
リヴァイ「……」ポンッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「ふふっ、リヴァイに撫でられるのって気持ちいいなぁ」
リヴァイ「そうか」ナデナデ
ハンジ「ん……そのまま撫でて……――」…スゥ
リヴァイ「……」
ハンジ「」スースー
リヴァイ「……」ナデ…
リヴァイ「……複雑……か」
ハンジ「」スースー
〆
747: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:32:00 ID:W3Kzpopc
【胸に畳む】
――街――
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「おい、次は何を買うん……」
おばさん「おや、もうすぐなんじゃない?」
妊婦さん「ええ、楽しみです」
リヴァイ「……」
ハンジ「あ、リヴァイ。次はだね」
リヴァイ「……」ポンッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」ナデナデナデ
ハンジ「……」
748: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:32:31 ID:W3Kzpopc
リヴァイ「…………行くぞ」ポンッ
ハンジ「……まぁ、さ」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「自由になったらね」
リヴァイ「……」
ハンジ「10でも20でも任せろ」
リヴァイ「大風呂敷広げたな」
ハンジ「私ならいける気がする」
リヴァイ「奇行種だからな」
ハンジ「あはは! そうだよ、だから大丈夫」
リヴァイ「……」
ハンジ「……今は最優先ですべき事がある。それを成さなければ何も出来やしない」
リヴァイ「……そうだな」
749: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:32:57 ID:W3Kzpopc
ハンジ「諦めた訳じゃないよ。やれるさ」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「そいじゃ、その一歩の為にあと10冊ばかしの本を」
リヴァイ「却下だ」
ハンジ「えぇぇー!!」
リヴァイ「本ばかり買ってどうする」
ハンジ「これからの役に」
リヴァイ「立たねぇものばかりじゃねぇか。なんだこの‘不思議な蛙図鑑’ってのは」
ハンジ「蛙ってかなりの種類がいるんだよ」
リヴァイ「知らねぇよ」
ハンジ「そうだろ、知らないだろ?」
リヴァイ「そういう意味じゃねぇ」
〆
750: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:33:45 ID:W3Kzpopc
【三匹の猫】
リヴァイ「ん?」
ハンジ「うりうり」ナデナデ
リヴァイ「何してんだ?」ヒョイッ
ハンジ「やぁ、リヴァイ」
トラ猫「ミー」
リヴァイ「仔猫か」
ハンジ「この仔可愛いんだよ。初めは警戒心凄かったんだけど、馴れちゃうとさ」
トラ猫「ミー?」コロンッ
ハンジ「ほら、可愛い」ナデナデナデナデ
リヴァイ「……目付きは悪ぃな」
ハンジ「まぁ猫だしね」
751: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:34:16 ID:W3Kzpopc
「ミャー!!」
ハンジ「ん?」
黒斑点猫「フゥー!!」
ハンジ「おぉ!? なんだ?」
リヴァイ「でかいが……まだ仔猫か?」
ハンジ「縞猫を守るみたいに立ってるね」
トラ猫「ミー!」
黒斑点猫「ミャー……」
ハンジ「ん? 縞猫の方が立場が上?」
黒斑点猫「ミャウ!」
トラ猫「ミ!」ゴンッ
ハンジ「あ、頭突きした」
リヴァイ「でかい仔猫がショボくれてるな」
「ミュ」
752: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/06(金) 23:34:55 ID:W3Kzpopc
ハンジ「あ、なんかもう一匹来た」
リヴァイ「毛が光って見えるな」
ハンジ「薄い茶色なのかな? 金色に見えるね」
金毛猫「ミュミュウ」
トラ猫「ミー……」
ハンジ「なんか注意受けてる?」
リヴァイ「猫が?」
トラ猫「ミー」スリッ
黒斑点猫「ミャ!」
ハンジ「仲直りしたのかな?」
リヴァイ「金色の猫が満足げだな」
ハンジ「仲の良い三匹なんだろうね」
〆
758: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:21:47 ID:zQl5NOqo
【どこか変】
ハンジ「おやすみー」ポスッ
リヴァイ「ああ」
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「……なんだ?」
ハンジ「ん? 別に」
リヴァイ「……」グイッ
ハンジ「わっ」
リヴァイ「……寝ろ」ギュッ
ハンジ「……うん」
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「……」
759: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:22:13 ID:zQl5NOqo
――朝――
ハンジ「あ゙ー、着替えるかぁ」ポリポリ
リヴァイ「さっさと着替えろ」バサッ
ハンジ「ぶへっ、投げるなよ」
リヴァイ「だらだらしているからだ」
ハンジ「へーへー」ゴソゴソ
リヴァイ「……」
ハンジ「?」
リヴァイ「……」フイッ
ハンジ「……」
〆
760: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:22:48 ID:zQl5NOqo
【やっぱり変】
リヴァイ「……」
ハンジ「ん……」
リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んん……――」
リヴァイ「……」
ハンジ「――――」
リヴァイ「は……」
ハンジ「っ……」
リヴァイ「……」
ハンジ「どうしたの?」
リヴァイ「いや、もう行かねぇと」
ハンジ「そっか」
761: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:23:52 ID:zQl5NOqo
リヴァイ「じゃあな」
ハンジ「うん」
ハンジ「……」
――別の日――
リヴァイ「……」
ハンジ「あ、リヴァイ」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「髪になんか付いてる」スッ
リヴァイ「っ……いい、自分で取る」スッ
ハンジ「そう?」
リヴァイ「ゴミか」
ハンジ「……ゴミだね」
762: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:24:25 ID:zQl5NOqo
――また別の日――
ハンジ「リヴァイ」
リヴァイ「……ああ、ハンジ」
ハンジ「今日はそっちに行っても大丈夫?」
リヴァイ「……いや、今は少し忙しくてな。悪ぃが……」
ハンジ「そうなんだ? 忙しいなら仕方ないよ、気にしないで」
リヴァイ「ああ、またな」スタスタ…
ハンジ「うん、またねー」フリフリ
ハンジ「…………」
〆
763: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:25:13 ID:zQl5NOqo
【密談】
ハンジ「リヴァイが変なんだ」
ナナバ「ハンジじゃなくて?」
ハンジ「聞けよ」
ナナバ「冗談だよ」
ハンジ「ったく、相談に来たのに」
ナナバ「ごめんごめん。で?」
ハンジ「なんかよそよそしいというか心ここにあらずというか、私を避けてる感じ」
ナナバ「ふぅん?」
ハンジ「部屋に泊まる事はあるんだけど……」
764: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:25:51 ID:zQl5NOqo
ナナバ「事はないわけ?」
ハンジ「うん……でもお泊まりも最近断られちゃうし、心なしかキスも少なくなった」
ナナバ「そうか……」
ハンジ「それに最近、人の着替えをじっと見る事もしないんだよね」
ナナバ「いや、それは見る方がおかしいでしょうが」
ハンジ「よく見られるから」
ナナバ「あいつ、ハンジに感化されて変になってるんじゃないの?」
ハンジ「失敬な」
ナナバ「なんか思い当たる事ないの?」
ハンジ「……多分アレからだよ」
765: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:26:38 ID:zQl5NOqo
ナナバ「……」
ハンジ「やっぱりそこまでは困ると思ったのかな……」
ナナバ「うーん……それを覚悟の上での関係でしょう? それが理由とは思えないけど?」
ハンジ「想像と現実は違うから……」
ナナバ「リヴァイがそんな事で逃げるかねぇ?」
ハンジ「……じゃあ、別の理由?」
ナナバ「そうなるね」
ハンジ「なんかそっちの方が怖いんだけど」
ナナバ「ふん捕まえて縛って吐かせたら?」
ハンジ「やっぱりそれしかないかぁー」
〆
766: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:27:20 ID:zQl5NOqo
【裏返し】
――食堂――
ゲルガー「でよー、あと一歩ってところでなー」ガンッ
ケイジ「ははっ、また今みたいに酒が入ってたんだろ?」グビッ
ゲルガー「そこ酒場だぜ? 入ってねぇ方がおかしいだろ」
ヘニング「いい女だったのか?」グビッ
ゲルガー「おう! いいケツしたいい女だったぜ!」
ヘニング「下品な言い方だな……もう酔ったのか?」
ゲルガー「ケツ大事だろ。安産型だったぞ」
ヘニング「俺は身体重視じゃないからな。やっぱり優しい子だな」
ゲルガー「そりゃ、性格は優しい方がいいよな」
767: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:28:10 ID:zQl5NOqo
ケイジ「多少気が強い方がお前には合ってる気がするけどな」
ゲルガー「尻には敷かれたくねぇ」
ヘニング「ケツ好きなんだろ?」
ゲルガー「それとこれとは別だ。ねー、ミケさん」ヒック
ミケ「いきなり俺に振るな」
ゲルガー「ミケさんはどんな人が好みなんですか?」
ミケ「お前、酔ってるな」
ケイジ「俺も聞きたいです」
ヘニング「俺も」
ミケ「……いい匂いの女だ」
ゲルガー「物凄く納得しました」
768: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:28:47 ID:zQl5NOqo
ミケ「……」スンッ
ゲルガー「じゃ、リヴァイ兵長はどうですか?」
リヴァイ「……」
ケイジ(うおっ、あいつ)
ヘニング(酔いすぎだぞ、馬鹿が)
ゲルガー「どんな人が好みですか?」
ミケ「……」チラリッ
リヴァイ「…………淑やかで清楚な女だ」
ミケ「ぶふっ」
リヴァイ「……」ジロリ
ミケ(おっと)
769: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:30:05 ID:zQl5NOqo
ゲルガー「へー! でもまぁそんな感じですよね! 清楚な子いいですよねぇー!!」ヘロヘロ
ケイジ「満足したならもう黙れ、な?」
ヘニング「お前は酒で身を滅ぼすタイプだな」
リヴァイ「…………チッ」
壁∥ナナバ「……」
壁∥ハンジ「……」
壁∥ナナバ「なんかタイミング悪い所に出くわしたね」
壁∥ハンジ「…………違うって言ってたのに」ボソッ
壁∥ナナバ「へ?」
〆
770: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:31:05 ID:zQl5NOqo
【空振り】
ナナバ「や、リヴァイ」
リヴァイ「話ってのはなんだ?」
ナナバ「落ち着いて話したいからこの部屋でいいかい?」ガチャッ
リヴァイ「資料室?」
ナナバ「ここは人があまり来ないからね。聞かれたくない話なんだ」
リヴァイ「分かった」スッ
バタンッガチャンッ
771: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/09(月) 22:31:50 ID:zQl5NOqo
リヴァイ「!?」
本棚|ハンジ「つーかまーえたー」ニヤァ
リヴァイ「ハンジ!?」
扉∥ナナバ「じゃ、ごゆっくりー」スタスタ
リヴァイ「……これはどういう事だ?」
ハンジ「ちょっと大事な話があってね。中からは開けられないから覚悟しろ」
リヴァイ「普通に呼び出せ。逃げねぇよ」
ハンジ「あれ? そうなの?」
〆
776: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:44:56 ID:J4bJP1wc
【さらり】
リヴァイ「はぁ……で、なんだ?」
ハンジ「なんで最近私を抱かないの?」 ←ど直球
リヴァイ「……」
ハンジ「……やっぱり私との子供は嫌?」
リヴァイ「違ぇ」
ハンジ「…………できる事が怖い?」
リヴァイ「……違う」
ハンジ「じゃあ……私が嫌に」
リヴァイ「違う」
ハンジ「本当に?」
リヴァイ「? 何故それをしつこく疑う?」
777: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:45:23 ID:J4bJP1wc
ハンジ「だってじゃあ、何なんだよ。なんでいきなり私に手を出さなくなったんだ」
リヴァイ「それは……」フイッ
ハンジ「! ……やっぱり寄り添う相手は私じゃないと思ったんだろう?」
リヴァイ「違う」
ハンジ「できてないって分かった時、複雑そうだったのは少しくらい期待してくれていたと、
がっかりしてくれていたんだと思ってたのに……それは勘違いだった?」
リヴァイ「ハンジ! そうじゃねぇ。勘違いじゃねぇ、それは間違っていない」
ハンジ「だって、淑やかで清楚な女性が好みなんだろう?」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「私と真逆だし」
リヴァイ「あぁ、聞いていたのか」
ハンジ「前は違うって言ってたのに」ムスッ
リヴァイ「お前は阿呆か? 正直に好みを言ってどうする」
778: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:45:52 ID:J4bJP1wc
ハンジ「……」
リヴァイ「……お前、分かってて言ったな?」
ハンジ「いや……でも、好み変わったか戻ったのかなとは少し考えた」
リヴァイ「変わってねぇよ。何故そう思った」ハァー
ハンジ「急に抱かれなくなったらそう思うよ。他に好きな人でもできたのか、とか」
リヴァイ「……」
ハンジ「それにリヴァイの理想が変わったのなら、
それとかけ離れている私はあなたの傍にいる資格があるのかなとも」
リヴァイ「その理想はわざと言った事だろうが。
それに資格ってなんだ。俺がお前を好きだという以外に何も必要ねぇだろ」
ハンジ「そりゃそうだけど、あまりに納得がいきすぎ……今なんて言った?」
リヴァイ「さぁな」
〆
779: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:46:39 ID:J4bJP1wc
【脱走】
ハンジ「ずるいな、また誤魔化す」
リヴァイ「ちゃんと聞いてねぇお前が悪い」
ハンジ「私が悪者か。まぁいいや、ちゃんと聞いたし。で?」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「私への気持ちが変わってないならなんなの?」
リヴァイ「……」
ハンジ「だんまりかい。でも吐くまでここから出さないからね」
リヴァイ「……それは」
ハンジ「うん」
リヴァイ「…………」
ハンジ「……リヴァイ?」ヒョイッ ←覗き込み
リヴァイ「……っ」
ハンジ「?」
780: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:47:17 ID:J4bJP1wc
リヴァイ「……悪い、後でいいか?」フイッ
ハンジ「ダメ」ガシッ
リヴァイ「――っ、頼む」
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「今俺に触るな」バッ
ハンジ「えっ……?」
ハンジ(振り払われた……)ズーンlll
リヴァイ「――っ、悪い……嫌だとかそういう事じゃねぇ」ソッ…
ハンジ「あ、うん……」シュンッ
リヴァイ「……っ」ピタッ
ハンジ「?」
ハンジ(顔に触れようとして止めた? なんで?)
リヴァイ「…………」グッ
ハンジ(眉間のシワが深い……何か苦しんでいる風だな。いや、耐えてる? 何を?)
リヴァイ「――っ悪い」ダッ
781: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:47:48 ID:J4bJP1wc
ハンジ「えっ? ちょっ、そっち窓……」
ガタッ、ダンッ!
ハンジ「はあぁ!? 窓から逃げやがった!! しまった、ここ二階だ!!」
ハンジ「ナナバ! ナナバー!! 開けてー!!」ドンドン!!
ハンジ「ちくしょう! 逃がさない為に内側から開けれないように細工したのが裏目に出た!!」
ナナバ「ちょっと、どうし――」ガチャッ
ハンジ「クソッ! 逃がすかっ!」ザッ!
ナナバ「ハンジ?」
ハンジ「窓から逃げられた! 追いかける!!」ダッ!
ナナバ「窓?」
――ヒョオォォォ
ナナバ「……何階ならよかったんだろうか?」フム
〆
782: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:49:15 ID:J4bJP1wc
【捕獲】
――人気のない廊下――
リヴァイ「チッ……クソッ、逃げちまった。情けねぇ」
リヴァイ「だが……少し落ち着かねぇと……」ハァー
ドドドドドドト゛ト゛┣゛┣゛┣゛!!
ハンジ「いたぁぁぁ!! 待てコラァァァ!! 逃がすかぁぁぁぁぁ!!!」
リヴァイ「ハンジ!?」ダッ!
ハンジ「逃げんなぁぁ!!!」ゴォォ!!
リヴァイ「!? なんだ、アイツ、異常な速さで」
ハンジ「とりゃあぁぁぁ!!」ズザー!
リヴァイ「ぐっ!!」
783: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:49:46 ID:J4bJP1wc
ドッターン!!
ハンジ「うわはははははは!! 人類最強転ばせてやった!!」ノシッ!
リヴァイ「……チッ」 ←屈辱
ハンジ「逃げねぇとかいいながら逃げやがって」ゼーゼー
リヴァイ「……」
ハンジ「吐け」ギロッ
リヴァイ「……気に入らねぇ構図だな」
ハンジ「身から出た錆だろ。逃げなきゃこうはならなかった」ハァ…ハァ…
リヴァイ「……」
ハンジ「そんなに言いたくない事?」ハァ…
リヴァイ「……――っ」
ハンジ「もしかして欲が湧かないとか……」ビクッ
リヴァイ「……」
784: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:50:24 ID:J4bJP1wc
ハンジ「そ、そうではないみたいだね……///」
リヴァイ「息切らして騎乗位状態でいられたらそりゃあな」
ハンジ「いや、その程度で元気になられても……///」
リヴァイ「……汗はかいているし、お前はシャツのボタンをいつも一個ははずしている……」スッ
ハンジ「えっ」
リヴァイ「……鎖骨が見える」スルッ
ハンジ「あっ……リヴァイ……人気はないけど……ここ廊下……ん」
リヴァイ「!」ハッ!
――グイッ
ハンジ「あ」
リヴァイ「悪い……」フイッ
785: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:50:58 ID:J4bJP1wc
ハンジ「……リヴァイ」キュッ
リヴァイ「……」
ハンジ「逃げないで。ちゃんと話し合わないとおかしな事になるでしょう? 前にもそういった話をしただろ?」
リヴァイ「……ああ」
ハンジ「話してくれるね?」
リヴァイ「…………ああ」
ハンジ「じゃあ、場所を変えようか。リヴァイの部屋でいい?」
リヴァイ「……いや、お前の部屋にしてくれ」
ハンジ「? いいけど」
リヴァイ「……」
〆
786: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:52:21 ID:J4bJP1wc
【綺麗な部屋】
ハンジ「はい、どうぞー」
リヴァイ「…………チッ」
ハンジ「なんで舌打ちするんだよ。ちゃんと片付けてるだろ」
リヴァイ「それがまずい」ボソッ
ハンジ「はい?」
リヴァイ「いや、いい」ハァー
787: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:53:00 ID:J4bJP1wc
ハンジ「? とりあえずソファにどうぞ」
リヴァイ「……」ポスッ
ハンジ「……」ポスッ
リヴァイ「……隣じゃなくて……」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「いや……」フイッ
ハンジ「??」
〆
788: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/12(木) 21:54:12 ID:J4bJP1wc
【ここで許したら進まない】
ハンジ「はい、じゃあ、話す」
リヴァイ「……」
ハンジ「だんまりじゃ話が進まないから、ほれほれ」バシバシッ
リヴァイ「足を叩くな」
ハンジ「焦らすからだよ。リヴァイが変になったのはあの事件の後だろ? あれに関してる?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「でもできるかもしれない事は初めに覚悟していたよね? 受け入れてくれてた筈だ」
リヴァイ「ああ、今でもそこは変わらねぇ。できたら産んでくれ」
ハンジ「――っ///」
リヴァイ「?」
ハンジ「くっ! たまに来る一撃が凄すぎてくらっとくる。負けるか! かかってこい!!」
リヴァイ「何と闘ってやがる」
〆
796: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:30:35 ID:eKEQb3Jk
【理由は】
ハンジ「子供の事じゃないし、気持ちが離れた訳でもないならなんなのさ」
リヴァイ「ある意味子供の事ではあるな」
ハンジ「……目をさっきから合わせない事も関係あるかな?」
リヴァイ「……ああ」
ハンジ「何?」
リヴァイ「欲に負けそうになる」
ハンジ「欲?」
リヴァイ「あれはよくねぇ」
ハンジ「何が?」
リヴァイ「だから少し収まるまでお前を抱くのはやめておこうかと」
797: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:31:13 ID:eKEQb3Jk
ハンジ「主語はどこだよ」
リヴァイ「……お前の中でイきたくなる」
ハンジ「………………はい?」
リヴァイ「今までとは段違いだった」
ハンジ「え、ちょっと待って」
リヴァイ「次抱いたら途中でやめられるか……」
ハンジ「うおーいっ!! ちょっと待てぇ!! それ以上言われるとやばそうだから待て!///」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「なんだ、じゃねぇ。理由はそれ?」
リヴァイ「そうだが」
798: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:32:09 ID:eKEQb3Jk
ハンジ「――――」ポカーン
リヴァイ「間抜けヅラだな」
ハンジ「言えよっ!! 変に勘繰っただろ!」
リヴァイ「言う前に襲いかねなかったからな」
ハンジ「堪えろよ」
リヴァイ「それができてりゃ逃げてねぇ」
ハンジ「今できてるじゃん!!」
リヴァイ「あと一歩でまずい」
ハンジ「ぎりぎりか……はっ! それで片付いてるのがまずいのか」
リヴァイ「散らかってりゃ多少は萎えるかと思ってお前の部屋にしたが無駄だった」
ハンジ「おぉう……なんて事だ。綺麗な部屋がダメな日がくるとは」
〆
799: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:33:22 ID:eKEQb3Jk
【情けない】
リヴァイ「はぁぁぁ……」
ハンジ「でかいため息だね」
リヴァイ「情けねぇ」
ハンジ「えぇ? 何がだよ」
リヴァイ「……お前は研究をしなきゃならねぇ」
ハンジ「うん」
リヴァイ「だから俺は気をつけてる。万が一の覚悟をしながらも」
ハンジ「うん……」
800: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:34:07 ID:eKEQb3Jk
リヴァイ「万が一は受け入れる。だが今の俺はお前の事も考えず自分の欲望だけで行動しちまいそうでお前に触れない」
ハンジ「……」
リヴァイ「前はキスまでならできた。今はそれすらも危ねぇ。
こんなに自制が利かねぇなんざ情けなさすぎて腹が立つ」ワシャワシャ
ハンジ「………………」
リヴァイ「……呆れたか」
ハンジ「……ふっ、あはははは!」
リヴァイ「何笑ってやがる」チッ
ハンジ「はは……はぁー、呆れちゃいないよ。でも……もうリヴァイの馬鹿タレ」
リヴァイ「馬鹿で悪かったな」
801: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:34:45 ID:eKEQb3Jk
ハンジ「いや、そんな理由なら良かったよ。最悪も覚悟してたからホッとした」ハァー
リヴァイ「良くねぇよ。お前下手したら俺に無理矢理孕まされるかもしれねぇんだぞ?」
ハンジ「まぁそれは困るけども。それよりも嫌われた訳じゃなくて本当に良かったよ」
リヴァイ「それはねぇから安心しろ」
ハンジ「! んふふ、そっかー」ニコー
リヴァイ「…………」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……今は笑うな」チッ
ハンジ「なんと無茶な」
〆
802: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:36:11 ID:eKEQb3Jk
【一撃】
ハンジ「ねぇ、じゃあどうするつもりなんだい?」
リヴァイ「……このままだとどこかでまたやらかすかお前を無茶苦茶にしかねない。
とはいえ落ち着けば今までどおりヤれるかもしれねぇ……」
ハンジ「……」
リヴァイ「だから少し頭を冷やそうかと思ったんだが」
ハンジ「なるほどね。だけど思っクソ不安だったんだけども?」
リヴァイ「…………悪い」
ハンジ「それで頭は冷えそう?」
リヴァイ「……」
ハンジ「……どこかでやらかすからもう二度と私に触れないつもりなの?」
リヴァイ「それは……」
ハンジ「私は嫌だよ?」
803: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:37:00 ID:eKEQb3Jk
リヴァイ「だが」
ハンジ「リスクは覚悟の上で関係を深めた。違うかい?」
リヴァイ「……」
ハンジ「どのみちリスクは0じゃない」
リヴァイ「分かっている。だが確率を高めるのは問題だろうが」
ハンジ「んー……実はさリヴァイ。確実とは言えないがかなりの確率で避妊できる方法もなくはないんだよね」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「副作用もあるから壁外調査の時に合わせる為に仕方なく服用するものなんだけど」
リヴァイ「服用……薬か?」
ハンジ「体調管理の為にね。全く、女ってのは面倒だよ」
リヴァイ「お前が女でなけりゃ俺が困るが」
ハンジ「――っ/// また強烈な一撃がっ」クゥッ
リヴァイ「?」
〆
804: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:37:57 ID:eKEQb3Jk
【満足度合い】
ハンジ「――っていう薬」
リヴァイ「……」
ハンジ「いや、この為に使うのはどうかとは思うんだけどね。まぁなんていうか万が一の為かな」
リヴァイ「……」
ハンジ「確率は中々高いらしい。医者に聞いたんだ」
リヴァイ「聞いたのか」
ハンジ「そりゃね。でも相手が誰かなんて言ってないよ」
リヴァイ「……そうか」
ハンジ「そんなわけでなるべく中は勘弁してほしいけども手がないわけじゃない」
805: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:38:43 ID:eKEQb3Jk
リヴァイ「……それはごくたまにならいいと聞こえるが?」
ハンジ「いやまぁなんというかさー……私だけいつも良くしてもらってる気がしてたところもあってさ」
リヴァイ「そうでもないが」
ハンジ「そうなんだ?」
リヴァイ「お前を身が捩る程よがらせたり、恍惚とした表情を見」
ハンジ「わあぁぁあぁぁぁっ!!!///」
リヴァイ「いきなりうるせぇな」
ハンジ「突然変態発言するなよっ!!///」
リヴァイ「お前には一番言われたくねぇな」
〆
806: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:39:31 ID:eKEQb3Jk
【主犯はどちら?】
ハンジ「とにかく、我慢はよくない。むしろ悪化しそうだし」
リヴァイ「そうかもしれんが……」
ハンジ「本当にこのままずっと触らないつもり? それで収まると思うの?」ジッ
リヴァイ「……」
ハンジ「……私はこのまま抱かれないのは嫌だよ」
リヴァイ「……」
ハンジ「まぁ、なるべく自制はしてね」
リヴァイ「……」
ハンジ「それに……ねぇ、リヴァイ」
リヴァイ「……」
ハンジ「……」…ソッ
807: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:40:17 ID:eKEQb3Jk
リヴァイ「……」
ハンジ「……私はリヴァイに触れたいよ」ナデ…
リヴァイ「――――」
ハンジ「? リヴァ」
リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んんん!!?」
リヴァイ「――――」スルッフニュッ
ハンジ「んーっ!?」
リヴァイ「はっ……」
ハンジ「リヴァ、ちょっ、ストップ」
リヴァイ「断る」プチプチ
ハンジ「断るな! いきなりすぎるよ!!」
808: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/14(土) 22:41:11 ID:eKEQb3Jk
リヴァイ「知るか。だから言っただろうが」レロッ
ハンジ「んぁ……何……を?」
リヴァイ「自制が利かねぇから触らねぇようにしていた、と」
ハンジ「いや、まぁそうだけども」
リヴァイ「煽ったお前が悪い」
ハンジ「……ははっ、また悪者か。……いいよ、悪者になってやる。だけど」スルッ
リヴァイ「?」
ハンジ「あなたは被害者ではなく共犯者だからね?」
リヴァイ「――……はっ、いいだろう」
ハンジ「ふふっ」
リヴァイ「……覚悟しろ」ナデ…
ハンジ「う……ちょっと怖いなぁ」
〆
822: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:44:42 ID:Bm3s8V8o
【大打撃】
ハンジ「うぅ……」グッタリ
リヴァイ「大丈夫か?」サラッ
ハンジ「今回は無茶苦茶な方でした……何度か意識飛んだし、腰……というか全身痛い」
リヴァイ「だから言ったんだ」ナデ…
ハンジ「小出しにしろよ、小出しに。下手に我慢するからでしょうが」
リヴァイ「まぁそうだな、ヤってみて分かったがお前を弄り倒していればある程度満足できるようだ」
ハンジ「人を実験体みたいに」クッ
リヴァイ「たまにはされる側になれ」
ハンジ「もうやだ、リヴァイねちっこい!」ボフッ
823: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:45:07 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「嫌か、ならまた暫く触らないでおく」
ハンジ「ごめんなさい。そっちの方が嫌です」
リヴァイ「はっ……」
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「……なんだ?」
ハンジ「ふふっ、リヴァイの笑った顔好きだよ」ニコー
リヴァイ「――――っ」
ハンジ「ん? どうした?」
リヴァイ「お前は……」ハァー
ハンジ「何故にため息?」
〆
824: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:45:53 ID:Bm3s8V8o
【密かな告白】
ハンジ「そろそろ寝ようか」
リヴァイ「そうだな、少し疲れた」
ハンジ「まぁ、あれだけ色々したらねぇ」
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」ナデ…
ハンジ「……リヴァイ?」ドキッ
グイッ
825: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:46:17 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「……」ギュッ
ハンジ「わっ」
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「? このまま寝るの?」
リヴァイ「……」ナデ…
ハンジ「ねぇ、リヴァイ……」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……寝ている」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……こんなにすんなり寝ちゃうリヴァイも珍しいね)
826: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:47:12 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……眉間も緩んでるなぁ)クスッ
リヴァイ「」ギュゥ
ハンジ(力強く抱き締められてるけど優しい……こんなに慈しむような抱擁されたらこっちの顔も緩んじゃうわ)
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(精一杯愛してくれているんだよね……)
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「…………愛してるよ、リヴァイ」ギュゥ
〆
827: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:48:09 ID:Bm3s8V8o
【突然のお願い】
ハンジ「おはよー」
リヴァイ「……ああ」ボー
ハンジ「よく寝てたね。はい、着替え」
リヴァイ「ああ、ありがとう」
ハンジ「珍しく私が先に着替え終わっちゃったよ」
リヴァイ「そうだな」ゴソゴソ
ハンジ「余程体力気力使ったのかね?
リヴァイ「そうかもな」シュルッ
ハンジ「結局のところ欲求不満だったって事だよねぇ」
828: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:48:40 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「乱暴にひっくるめるとそうなるな」
ハンジ「やっぱり我慢はよくないんだよ」
リヴァイ「お前に負担をかけたくなかっただけだ」
ハンジ「――っ/// リヴァイのそれって無自覚だよね」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「いや、なんでもない。結局負担かかりまくりだったけどね」
リヴァイ「……」
ハンジ「ところでさー」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「暫くスカーフ貸してよ」
リヴァイ「は?」
〆
829: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:49:20 ID:Bm3s8V8o
【昨日の名残】
ハンジ「ふんふふーん」ヒラヒラ
モブリット「あれ? ハンジさん、それリヴァイ兵長のスカーフじゃないですか?」
ハンジ「うん。ちょっとのどを痛めててね。何か巻くものないかと考えたらリヴァイが浮かんだから奪ってきた」
モブリット「ハンジさん……」ハァー
ニファ「でもスカーフ似合いますね、ハンジ分隊長」
ハンジ「そうかい?」
ケイジ「リヴァイ兵長、怒らなかったんですか?」
ハンジ「んや? のど痛いから貸してって言ったら怪訝な顔しつつも貸してくれたよ」
ゴーグル「リヴァイ兵長、優しいですね」
830: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:49:44 ID:Bm3s8V8o
ハンジ「まぁ、貸してくれなかったら勝手に持ってくだけだけどね」
ゴーグル「あぁ……諦めてるんですね」
ニファ「のど痛めてらっしゃるんですよね? 蜂蜜入りの飲み物お持ちしますね」
ハンジ「……ありがとう、ニファ」ニコッ
ナナバ「……」
リヴァイ「入り口で何をしてる」
ナナバ「ああ、リヴァイ。あんた、つけちゃいけない所に痕つけたね?」
リヴァイ「……っ」ギクッ
ナナバ「やっぱりか。首筋鎖骨辺りは気をつけなよ」
リヴァイ「……分かっている」
ナナバ「ま、仲直りできたようで何よりだけどさ」
831: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:50:44 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「迷惑をかけた」
ナナバ「別に構わないよ。あんた達が仲違いしているとなんだか落ち着かないからね」
リヴァイ「そうなのか……」
ハンジ「人の研究室の入り口で何話し込んでんの?」
ナナバ「あんたがスカーフつけてると男前度が上がるなって」
リヴァイ「おい、そんな話は……」
ハンジ「マジか! そんなに似合うか! 今度からスカーフつけようかな」
リヴァイ「やめておけ。よだれかけに成り下がるだけだ」
ハンジ「リヴァイよだれかけつけてんだって」
ナナバ「いい年したおっさんがねぇ」
リヴァイ「……お前らまとめて始末するぞ」
〆
832: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:51:22 ID:Bm3s8V8o
【そうくるとは】
ハンジ「あぁ、今日も寒いねー」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「リヴァイの腹貸してよ。手を温めたいから」
リヴァイ「誰が貸すか」
ハンジ「じゃ、首」
リヴァイ「俺が冷える」
ハンジ「手が寒いー」
リヴァイ「両手を出せ」スッ
ハンジ「ん? はい」スッ
リヴァイ「……」ギュッ
ハンジ「?」
833: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/18(水) 21:52:35 ID:Bm3s8V8o
リヴァイ「本当に冷てぇな」スゥー
ハンジ「えっ」
リヴァイ「はぁー……」ゴシゴシ
ハンジ「――っ!?///」
リヴァイ「はぁー……」ギュッ
ハンジ「あ、あぅ……///」
リヴァイ「少しは違ぇだろ」
ハンジ「うん、うん、もう大丈夫///」アセッ
リヴァイ「あ? まだ冷てぇが……お前なんで顔は赤いんだ?」
ハンジ「ね、熱が顔に集まっちゃったかなーあはは///」
リヴァイ「?」
〆
842: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:10:23 ID:qMXWs5Zg
【まみれる】
――調査兵団本部中庭――
ハンジ「今日はいい陽気だね」ストンッ←座った
リヴァイ「ああ」ストッ
ハンジ「そういやビスケットを貰ったんだ。食べようよ」ガサガサ
リヴァイ「飲み物がいるな」
ハンジ「そうだね、持ってくるよ。これ持ってて」スッ
リヴァイ「ああ」
スタスタスタスタ……
リヴァイ「……」
「ミー」
リヴァイ「! ……あの時の縞猫か?」
トラ猫「ミー」ノシッ
リヴァイ「何膝に乗っかってやがる」ガッ←頭掴んだ
843: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:11:11 ID:qMXWs5Zg
トラ猫「ミー?」ゴロゴロ
リヴァイ「……ビスケット目当てか?」
トラ猫「ミー」
リヴァイ「……」スッ
トラ猫「ミャウミャウ」モグモグ
リヴァイ「喉渇かねぇのか?」
トラ猫「ミー?」
リヴァイ「とりあえず膝から降りろ」ガッ
トラ猫「ミ」
「フゥー!!」
リヴァイ「……ああ、予想できた」
黒斑点猫「ミ゙ャアーオゥー」
トラ猫「ミ!!」
黒斑点猫「ミャ、ミャー」
844: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:11:58 ID:qMXWs5Zg
金毛猫「ミュ」
黒斑点猫「ミャー……」シュンッ
金毛猫「ミュー」ノシッ
リヴァイ「何故乗る」
黒斑点猫「ミャー……」シブシブ
リヴァイ「お前は嫌なら乗るな」
トラ猫「ミー」ゴロゴロ
金毛猫「ミュー」ゴロゴロ
黒斑点猫「ミャ」ムスッ
リヴァイ「…………」
リヴァイ(動けねぇ)
ハンジ「お待たせー……何してんの?」
リヴァイ「ハンジ、助けろ」
〆
845: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:14:05 ID:qMXWs5Zg
【さらに追加】
ハンジ「あはは、なんでかなつかれてんだ?」ナデナデ
黒斑点猫「ミャー」ゴロゴロ
リヴァイ「そいつ以外にな」
ハンジ「なんでだろうね。私が横に座ったとたん移動してきたし」
リヴァイ「この縞猫の頭を掴んだからかもな」
ハンジ「何してんの」
リヴァイ「許可なく登ってきたもんでな」
846: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:14:34 ID:qMXWs5Zg
ハンジ「いじめられてるとでも思ったのかもね」
リヴァイ「ビスケットやったのにか」
「ニャー」
ハンジ「あ、茶トラだ。久しぶり」
茶トラ猫「ニャ」
仔猫's「「「「ミュー」」」」
黒猫「……」
リヴァイ「嫌な予感がする」
〆
847: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:15:39 ID:qMXWs5Zg
【放置】
リヴァイ「…………」
ハンジ「ぶふっ、くくっ、ぶふふっ」プルプル
リヴァイ「お前の所為だろうが、どうにかしろ」
ハンジ「みんなが乗りたそうだったからリヴァイを寝転がしてみただけじゃないか」
リヴァイ「間髪入れずに乗られた」
仔猫達「「「「「「ミー!」」」」」」
茶トラ猫「ニャ」
黒猫「……」
848: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:16:16 ID:qMXWs5Zg
ハンジ「すげぇ猫まみれ」ナデナデ
黒斑点猫「ミャー」ゴロゴロ
ペトラ「ハンジさん! そこで何し……リヴァイ兵長!!?」
リヴァイ「……」チッ
ハンジ「やぁ、ペトラ……とみんな。リヴァイにどこまで猫が乗るか実験中なんだよ」
オルオ「な、何してるんスか、分隊長」
エルド「あ、あの猫達か……あれ? 増えてません?」
グンタ「ハンジ分隊長が抱っこしてる仔猫と縞猫と金色っぽいのは初めて見るな」
ハンジ「その三匹は仲良しみたいだよ。何故かこの仔はリヴァイが好きじゃないみたいだけど」
849: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:16:54 ID:qMXWs5Zg
黒斑点猫「ミャー」
ペトラ「何故ですかねぇ……でも可愛いですねぇ」ホワンッ
オルオ「俺は大丈夫だろうか……」ソッ
黒斑点猫「ミャ」
オルオ「おお、大丈夫だった」ナデナデ
ペトラ「あ、ずるい。私も!」
ワイワイ……
リヴァイ「…………誰かこいつらをどうにかしろ」
仔猫達「「「「「「ミー」」」」」」
〆
850: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:18:25 ID:qMXWs5Zg
【初めて】
ハンジ「ここだよ、みんな」ガサッ
リヴァイ「ほぅ」
エルヴィン「池が見事に凍っているな」
ミケ「ふむ」スンッ
ナナバ「へぇ」
ハンジ「練兵場にある秘密のスケートリンクだよ」
ミケ「氷の厚さは大丈夫なのか?」
ハンジ「大丈夫! 余程でない限り割れないよ」
エルヴィン「しかし薄い所もあるようだから気を付けなければな」
ミケ「ああ、そうだな」
ナナバ「ま、やってみようか」
851: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:19:08 ID:qMXWs5Zg
ハンジ「スケート靴も用意したよ」
ミケ「用意周到だな」
ハンジ「まぁね」
リヴァイ「これでどうするんだ?」
ハンジ「!」
エルヴィン「したことないのか」
リヴァイ「地下街にいたしな。上に来ても興味もなかった」
ハンジ「私が教えてあげるよ」
リヴァイ「ああ」
エルヴィン「……」
ミケ「……」
ナナバ「……面白そう」ボソッ
〆
852: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:19:52 ID:qMXWs5Zg
【連繋】
リヴァイ「……」シャー
ハンジ「くっそつまんねぇ」
ナナバ「あっさり覚えたね」
ミケ「よろよろするリヴァイを見てみたかったが」
エルヴィン「初めだけだったな」
ハンジ「しかも私より速いし」
リヴァイ「お前ら何固まっている」シャッ
エルヴィン「覚えが早いな」
リヴァイ「そんなに難しいものでもないだろ」
853: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/21(土) 22:20:35 ID:qMXWs5Zg
ハンジ「このやろう……よし、勝負だ」
リヴァイ「何故だ」
ハンジ「いいから。行くよ!」シャッ!
リヴァイ「! 待て!! ハンジ、そっちは……」
ハンジ「えっ」
ピシッ!
リヴァイ「チッ!!」シャッ!
ミケ「!!」シャッ!
エルヴィン「ナナバ、火を焚く! 準備を!」
ナナバ「了解!」
〆
862: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:12:57 ID:bB9ip4Mg
【そういう意味も】
リヴァイ「ハンジ、動くな!」
ハンジ「やば……」
ピシピシ……
ミケ「……俺は陸からお前を支える」シャッ!
リヴァイ「ああ、頼む」
パキンッ!
ハンジ「あ……」
ドボンッ
リヴァイ「ハンジ!!」ガシッ
ミケ「リヴァイ!」ガッ
ハンジ「リ、リヴァ……」ガタガタ
863: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:13:26 ID:bB9ip4Mg
ピシッ……ピシピシ
リヴァイ「――っ! ミケ、すぐに引き上げるぞ」
ミケ「ああ」
グイッ……ザパァッ
ハンジ「あ、あばばばば」ガタガタ
リヴァイ「これを羽織れ」バサッ
ミケ「陸に近い所だったのは不幸中の幸いだな」
エルヴィン「火を起こした。こちらに来い」
ハンジ「あああ……暖かい」
ナナバ「ほら、温かい飲み物」スッ
ハンジ「あああありがとう」ガタガタ
リヴァイ「回りをよく見ろ馬鹿が」
ミケ「下手をすれば最悪な事になっているぞ」
864: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:13:56 ID:bB9ip4Mg
ハンジ「ごごごごめん」ガタガタ
エルヴィン「怪我はないか?」
ハンジ「だ、大丈夫」ブルブル
ナナバ「早く戻ろうか」
リヴァイ「そうだな。ハンジ、乗れ」
ハンジ「え? リヴァイ濡れちゃうよ? 歩くから大丈夫だよ」ブルブル
リヴァイ「震えてる奴を歩かせるより俺が運んだ方が速い」
エルヴィン「確かにな」
ナナバ「遠慮せずリヴァイの背に乗っておきなよ。早く着替えないと」
ハンジ「わ、分かった」スッ
リヴァイ「……」
ハンジ「あー……リヴァイ暖けぇー」
ミケ「…………なるほど」ボソッ
〆
865: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:14:47 ID:bB9ip4Mg
【人前なんだが】
ハンジ「あ゙ー」グスッ
リヴァイ「見事に風邪だな」
ハンジ「だね、へっくしょい!!」
リヴァイ「馬鹿が」
ハンジ「馬鹿だけど馬鹿ばか言わないでよ」
ミケ「大丈夫か?」
ナナバ「お見舞いだよー」
エルヴィン「ほら、みかんだ」
ハンジ「ありがとー」
リヴァイ「みかんはミケか?」
866: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:15:15 ID:bB9ip4Mg
ナナバ「今回は買ってきた」
ミケ「何故俺だ」
エルヴィン「よく持ってきているからな」
ハンジ「リヴァイ、みかんー」
リヴァイ「ああ」ムキムキ
ハンジ「あーん」
リヴァイ「ん」スッ
ハンジ「甘い」モグモグ
エルヴィン「……」
ミケ「……」
ナナバ「……こっちが甘いよ」
〆
867: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:16:00 ID:bB9ip4Mg
【寝る前にはやらねば】
ハンジ「なんかみんな呆れて帰っていったね」モグモグ
リヴァイ「……」←理由を聞いた
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「気にするな。それより寒くはないか?」
ハンジ「大丈夫だよ」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「熱あるから暑いくらいだよ」
868: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:16:32 ID:bB9ip4Mg
リヴァイ「……」
ハンジ「あ……」
リヴァイ「……」ガタッ
ハンジ「待った! まだ拭かなくていいから!」
リヴァイ「桶の水を替えてくるだけだ」
ハンジ「そ、そう」
リヴァイ「どうせ拭くわけだしな」
ハンジ「やっぱりそのつもりじゃないか!!」
〆
869: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:17:32 ID:bB9ip4Mg
【甘えっ子】
ハンジ「はぁー、すっきりさっぱりした」
リヴァイ「だろうが」
ハンジ「いやぁ、風邪ひいてると肌がぴりぴりする事あるじゃない?」
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「触られるとぞわぞわしちゃって」
リヴァイ「その言い方だと嫌がられているようだな」
ハンジ「そうじゃないよ」
リヴァイ「分かっている。あとはゆっくり休め」
ハンジ「部屋に戻る?」
リヴァイ「そっちの方がいいか?」
ハンジ「……ここにいて」ギュッ
870: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:18:03 ID:bB9ip4Mg
リヴァイ「掴まなくても逃げねぇよ」
ハンジ「うん」ギュッ
リヴァイ「お前は熱を出すとそうなるな」ナデ…
ハンジ「?」
リヴァイ「分からなくていい。休め」ナデナデ
ハンジ「ん……」ウトウト
リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「」スースー
リヴァイ「……寝たか」
ハンジ「」ギュッ
リヴァイ「掴んだまま、か」
ハンジ「」スースー
リヴァイ「早く治せ」ナデ…
〆
871: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:19:16 ID:bB9ip4Mg
【風習】
ハンジ「治ったー! リヴァイ看病ありがとうね!」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「さりげに部屋も片づけられてるし」
リヴァイ「ついでにな」
ハンジ「一家にひとつリヴァイだな」
リヴァイ「物扱いするんじゃねぇ」
ハンジ「あはは、でもリヴァイは私のだから他の所に行っちゃダメだよ?」
リヴァイ「……」
ハンジ「……あのさ、リヴァイ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「今日って閏日なんだけどね」
872: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/23(月) 22:19:56 ID:bB9ip4Mg
リヴァイ「ああ」
ハンジ「ある所ではこの日だけ女性から男性へのプロポーズが公認されてて
男性はそれを断る事ができないという恐ろしい習わしがあったんだって」
リヴァイ「……」
ハンジ「他の所に行っちゃダメだよ?」
リヴァイ「行かねぇよ。行く必要もねぇ」
ハンジ「! うん」
リヴァイ「お前こそふらふらしそうだがな」
ハンジ「失礼な。しないよ」
リヴァイ「巨人相手に」
ハンジ「………………しないよ」
リヴァイ「なんだ、今の間は」
〆
878: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:17:29 ID:0x5jjpRs
【ハンジ愛でる】
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「……」ギュッ
リヴァイ「?」
ハンジ「……」ナデナデ
リヴァイ「……撫でるな」
879: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:18:05 ID:0x5jjpRs
ハンジ「だって今日は小さいものを愛そうという日だから」
リヴァイ「だってじゃねぇよ」ベリッ
ハンジ「あ、せっかく愛でてたのに」
リヴァイ「ふざけるな」
ハンジ「本気なのにー」ニヤニヤ
リヴァイ「……覚えてろよ」
ハンジ「?」
〆
880: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:18:53 ID:0x5jjpRs
【リヴァイ愛でる】
リヴァイ「……」フニッ
ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」フニフニナデナデ
ハンジ「ぁ……んん……」
リヴァイ「……」フニフニ
ハンジ「んぁ……なんか今日は随分丁寧に胸揉んでるね?」
リヴァイ「小さいものを愛そうという日だからな」フニフニ
ハンジ「!?」
リヴァイ「はっ……」フニフニ
881: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:19:23 ID:0x5jjpRs
ハンジ「コノヤロウ! 触んな!」ベリッ
リヴァイ「せっかく愛でてやっていたのに」
ハンジ「っかぁーー!! ムカつくぅぅ!!」
リヴァイ「お前が先にやったんだろうが」
ハンジ「う」
リヴァイ「丁寧に愛でてやるからおとなしくしてろ」
ハンジ「――っ/// て、丁寧にしなくていいから」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「もう! いいからいつも通りにしろよ!///」
リヴァイ「訳の分からねぇ奴だな」
〆
882: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:20:16 ID:0x5jjpRs
【変態発言】
リヴァイ「……」ズズズズ
ハンジ「……」ジッ
リヴァイ「……なんだ?」カチャンッ
ハンジ「いや、熱くないのかなって」
リヴァイ「前も言っていたな。慣れだ」
ハンジ「ふぅん、真似してみよう」スッ
リヴァイ「……」
ハンジ「あっつ!! ちょっと耳たぶ貸して!」ムニッ
883: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:20:49 ID:0x5jjpRs
リヴァイ「あ? おい」
ハンジ「あー冷やっこい」ムニッ
リヴァイ「……」
ハンジ「耳たぶって大抵冷えてるよね」ムニムニ
リヴァイ「揉むな」
ハンジ「熱いものを触ったら耳たぶを触るってのは少しでも冷やす為かな」ムニムニ
リヴァイ「おい」
ハンジ「火傷を負わない程度なら耳たぶで充分って事かな」ムニムニ
リヴァイ「やめろ」ペシッ
ハンジ「あ、気持ちよかったのに」
884: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:21:19 ID:0x5jjpRs
リヴァイ「自分の耳たぶ揉んでろ」
ハンジ「リヴァイのがいいのにー」
リヴァイ「馬鹿か」
ハンジ「いいじゃん、揉ませろ」
リヴァイ「断る」
ハンジ「揉ーまーせーろー」スッ
リヴァイ「やめろ、変態が」ガッ
エルヴィン「……何を揉む気なんだ?」
ハンジ「おや、エルヴィン」
〆
885: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:22:07 ID:0x5jjpRs
【待った】
エルヴィン「耳たぶか」
リヴァイ「なんだと思ったんだ」
エルヴィン「逆なら色々と考えるところだったがな」
ハンジ「はい、そこまで。あ、そうだ、エルヴィンの耳たぶ触らせてよ」
リヴァイ「!」
エルヴィン「俺のか? 構わないが」
ハンジ「人によって違うだろうから試しにね」スッ…
ガシッ
ハンジ「ん?」
リヴァイ「……」←腕を掴んでる
エルヴィン「……」
886: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:22:42 ID:0x5jjpRs
ハンジ「リヴァイ? 離してよ」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ?」
エルヴィン「……リヴァイので我慢したらどうだ?」
ハンジ「だって触らせてくれないし」
リヴァイ「……」
エルヴィン「と、言っているが?」
リヴァイ「…………」
ハンジ「……じゃあ、ニファの耳たぶ触ってこよう」
リヴァイ「セクハラするな」スッ
ハンジ「なんでセクハラだ!」
〆
887: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:23:12 ID:0x5jjpRs
【独占欲】
ハンジ「ふにふにだなー」ムニムニ
リヴァイ「……」←揉ませてる
エルヴィン「……」
リヴァイ「……なんだ?」
エルヴィン「いや?」
ハンジ「ふにふにー」ムニムニ
リヴァイ「……いつまでやったら気がすむ?」
ハンジ「もうちょっと」ムニムニ
888: ◆uSEt4QqJNo 2015/02/27(金) 22:23:53 ID:0x5jjpRs
エルヴィン「……」
リヴァイ「なんだ?」
エルヴィン「いいや? あまり揉むと腫れるんじゃないか?」
ハンジ「ああ、そうだね。もうやめておくよ」スッ
リヴァイ「……」フゥ
エルヴィン「……」クッ
リヴァイ「……なんだ?」
エルヴィン「何も?」
リヴァイ「……」チッ
ハンジ「なんで舌打ち?」
〆
897: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:49:46 ID:Td7JSCJw
【センス】
ハンジ「リヴァイ、お土産何がいい?」
リヴァイ「紅茶」
ハンジ「一択かい」
リヴァイ「中央にはいい紅茶がある」
ハンジ「そりゃそうだけど」
リヴァイ「お前の見立てに掛かっている」
ハンジ「! ……ふ、受けて立とうじゃないか」
リヴァイ「ネタに走るなよ」
ハンジ「……チッ」
リヴァイ「やはりか」
〆
898: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:50:29 ID:Td7JSCJw
【ハマる】
ハンジ「リヴァイただいまー!」ドンッ
リヴァイ「……なんだ、これは」
ハンジ「紅茶」
リヴァイ「量が多くねぇか?」
ハンジ「いろんな種類買ってきた。グラムで売っててさ、高いからちょっとずつね」
リヴァイ「一種類で構わなかったんだが……」
ハンジ「色々あったからね。ダージリン、アッサム、ウバ、ディンブラ、キーモンとか」
リヴァイ「ほぅ」
899: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:51:12 ID:Td7JSCJw
ハンジ「ダージリンなんかファーストフラッシュがあってさ!」
リヴァイ「……」
ハンジ「高かったけど高級であるゴールデン・ティップスが多いみたいだから仕方ないね」
リヴァイ「店主から色々聞き出したか」
ハンジ「……紅茶って複雑すぎない?」
リヴァイ「自分の気に入ったもん見つけりゃそれでいい」
ハンジ「はまる人は深く知りたがるんだろうけどね」
リヴァイ「お前の巨人狂いと同じでな」
ハンジ「私は自分で見出さなきゃいけないからね。もっとはまってるさ」
リヴァイ「……」ゲンナリ
900: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:51:49 ID:Td7JSCJw
ハンジ「あなたに関してもまだまだ見出さなきゃいけない事だらけで大変だよ」
リヴァイ「……それは俺の台詞でもあるな。お前に関しちゃさっぱり分からねぇ事もある」
ハンジ「あはは! 全部分かっちゃつまらないじゃないか」
リヴァイ「まぁな」
ハンジ「さ、リヴァイ。紅茶入れて?」
リヴァイ「入れ方は習って来なかったのか?」
ハンジ「リヴァイが知ってるだろうからいいやと思って」
リヴァイ「……」ガタッ
ハンジ「待ってるねー」
リヴァイ「……チッ」
〆
901: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:53:20 ID:Td7JSCJw
【蘊蓄】
ハンジ「……はぁー。リヴァイの入れた紅茶は美味しいねぇ」
リヴァイ「そうか」ズズズズ
ハンジ「うん。これはダージリン? 色味はオレンジ色だけどストレート?」
リヴァイ「ああ、ストレートだ。香りを楽しむものだしな。アッサムはミルクティー向きだ」
ハンジ「そうなんだ」
リヴァイ「ウバは渋味とメントール風の爽やかさがあってストレートでもいいがこれもミルクティーに向いている」
ハンジ「へー」
リヴァイ「ディンブラはバラのような上品な香りのするフレーバーの紅茶だ。アイスティーで飲むのがいい」
ハンジ「……うん」
902: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:54:00 ID:Td7JSCJw
リヴァイ「キーモンは甘い香りとスモーキーな味が特徴だな。
キーマン、キームンと呼ばれる事もある。これはストレートがいい」
ハンジ「……」
リヴァイ「ダージリンだが一番摘み、所謂ファーストフラッシュより
セカンドフラッシュの方が味・コク・香りともに良いとされる」
ハンジ「…………」
リヴァイ「オータムナル、秋摘みとなると渋味も加わりミルクティーに合うようになる」
ハンジ「……リヴァイ紅茶屋開いたら?」
リヴァイ「……」
ハンジ「……」
リヴァイ「……悪くない」フム
ハンジ「マジか」
〆
903: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:54:33 ID:Td7JSCJw
【いつかの話】
ハンジ「リヴァイが紅茶屋やっても接客できなさそう」コクッ
リヴァイ「……」ズズズズ
ハンジ「あ、私がやればいいか」
リヴァイ「任せた」
ハンジ「努力する気ゼロだな」
リヴァイ「だが壁外へ旅をしたいんじゃなかったか?」
ハンジ「あー……流しの紅茶売りでもする?」
904: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:55:00 ID:Td7JSCJw
リヴァイ「壁外に人いるか?」
ハンジ「その内増えるだろうし落ち着いたら紅茶屋やるのもいいかもね」
リヴァイ「ああ……そうだな」
ハンジ「ふふっ」
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「夢ばっか増えるなと思ってね」
リヴァイ「何もないよりマシだろ」
ハンジ「……うん、そうだね」
〆
905: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:55:38 ID:Td7JSCJw
【植物】
ハンジ「おや? 馬酔木だ」
リヴァイ「アセビ?」
ハンジ「馬を近づけないようにね」
黒馬「ブルル」
リヴァイ「?」
ハンジ「これはね、馬が酔う木と呼ばれているんだ」
リヴァイ「酔うのか」
ハンジ「葉に毒があって食べた馬が酔った様にふらふらするんだよ」
906: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:56:10 ID:Td7JSCJw
リヴァイ「……近寄るなよ」ポンッ
黒馬「ブルル?」
ハンジ「この辺りはアセビが多いね。草食動物が沢山いるのかな?」
リヴァイ「どういう意味だ」
ハンジ「アセビは避けられるから相対的に他の木が少なくなるんだよ」
リヴァイ「なるほど」
ハンジ「葉を煎じると殺虫剤にもなるらしいけど素人が手を出すとまずいね」
リヴァイ「同じ葉でも紅茶とはえらい違いだな」
ハンジ「まぁね。この辺りで狩りするとよさそうだね」
リヴァイ「壁外でなければな」
〆
907: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:58:31 ID:Td7JSCJw
レスありがとうございます
>>891安価つけてなくて悪かった。若干だったもんでな
うーん……あれだな、グンタさんが悪いんやな。あの人何で夏に産まれたんや
3月8日、みやげの日
馬酔木(アセビ、アシビ、アセボ):3月9日の誕生花
無駄に紅茶話。調べて書いてるけど間違いあったらごめんよ。紅茶複雑やねん
ゴールデン・ティップスやらについては次のレスに。面倒だし長いから読みたい方だけどうぞ
次は金曜辺りかな。ではまたーノシ
>>891安価つけてなくて悪かった。若干だったもんでな
うーん……あれだな、グンタさんが悪いんやな。あの人何で夏に産まれたんや
3月8日、みやげの日
馬酔木(アセビ、アシビ、アセボ):3月9日の誕生花
無駄に紅茶話。調べて書いてるけど間違いあったらごめんよ。紅茶複雑やねん
ゴールデン・ティップスやらについては次のレスに。面倒だし長いから読みたい方だけどうぞ
次は金曜辺りかな。ではまたーノシ
908: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/03(火) 21:59:30 ID:Td7JSCJw
ゴールデン・ティップスは茶樹の一番上に生えている新芽の事
葉に白くて細い産毛がついており、見かけはシルバーや白色で乾燥後に金色になるものがゴールデン
紅茶らしい香りを放つが収穫量が少ない為、量が多いと高価。この質や量により紅茶の善し悪しが決まるとか
とはいえティップばかり集めたものは味的にマニア向けらしい
ちなみにオレンジペコはティップの次の若い葉の事。オレンジ味じゃない。
茶葉の色がオレンジに見える事からこの名がついたとかなんとか、諸説有り。
枝の上からティップ(フラワリー・オレンジペコ(FOP)とも)、
オレンジペコ(OP)、ペコー(P)、ペコースーチョン(PS)、スーチョン(S)と呼ぶらしい
面倒だが現在は加工後の形状を表す言葉にもなっているそう
加工後の茶葉の形状が一番大きく若い茶葉がOPと呼ばれる。つまりはダージリンやアッサム等にそれぞれOPがある
ただし国際的な基準はない。他にもカットするしないとかあるけどえらい事になるので省略
OPは紅茶の種類じゃないとわかっていれば良いのです
調べたところがティップって書いてたからそうしたけどチップでもおけ
ざっくり書いただけでこれ。紅茶大変、複雑
葉に白くて細い産毛がついており、見かけはシルバーや白色で乾燥後に金色になるものがゴールデン
紅茶らしい香りを放つが収穫量が少ない為、量が多いと高価。この質や量により紅茶の善し悪しが決まるとか
とはいえティップばかり集めたものは味的にマニア向けらしい
ちなみにオレンジペコはティップの次の若い葉の事。オレンジ味じゃない。
茶葉の色がオレンジに見える事からこの名がついたとかなんとか、諸説有り。
枝の上からティップ(フラワリー・オレンジペコ(FOP)とも)、
オレンジペコ(OP)、ペコー(P)、ペコースーチョン(PS)、スーチョン(S)と呼ぶらしい
面倒だが現在は加工後の形状を表す言葉にもなっているそう
加工後の茶葉の形状が一番大きく若い茶葉がOPと呼ばれる。つまりはダージリンやアッサム等にそれぞれOPがある
ただし国際的な基準はない。他にもカットするしないとかあるけどえらい事になるので省略
OPは紅茶の種類じゃないとわかっていれば良いのです
調べたところがティップって書いてたからそうしたけどチップでもおけ
ざっくり書いただけでこれ。紅茶大変、複雑
916: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:13:34 ID:xm5/9fqA
【迷惑の量】
ハンジ「リヴァイ、いつも部屋を綺麗にしてくれたり風呂の心配してくれたりありがとう」
リヴァイ「いきなりなんだ。気色悪い」
ハンジ「失礼な。感謝の日だよ」
リヴァイ「あぁ」
ハンジ「いつもしてもらっている事って感謝を忘れがちでしょう?
こういった日にきちんと普段の感謝を伝えるってのは大事だと思うんだ」
リヴァイ「……そうだな」
ハンジ「どんなに気心しれた相手でも感謝の気持ちを忘れて
当然だと思うようになったらおしまいへの秒読み待ったなしだよ」
リヴァイ「そうだな」
917: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:14:20 ID:xm5/9fqA
ハンジ「そんなわけで、本当に毎回毎回ありがとうございます」ペコー
リヴァイ「ああ」
ハンジ「……リヴァイからのは?」
リヴァイ「俺から……?」
ハンジ「なんかあるでしょうよ」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…………」
リヴァイ「………………」
ハンジ「無いのか!?」
リヴァイ「いや…………すぐに思いつかないだけだ……多分」
ハンジ「多分!?」
リヴァイ「あー……あれだ俺の言いたい事を纏めてくれたり……」
918: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:15:02 ID:xm5/9fqA
ハンジ「うんうん」
リヴァイ「えー……」
ハンジ「もう無いの!?」
リヴァイ「あー……身体を触らせてくれたり……?」
ハンジ「待った! それはなんか違う!!」
リヴァイ「そうか……あぁ、心配してくれたりか」
ハンジ「そうそう、そういうの」
リヴァイ「…………とかありがとう」
ハンジ「それだけ!?」
リヴァイ「……思いついたら言う」
ハンジ「くそっ、他にもあるだろって具体例が出せないのが悔しいっ!!」
〆
919: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:16:25 ID:xm5/9fqA
【一時休憩】
リヴァイ「……ふぅ」
リヴァイ(書類がやっと終わった)
リヴァイ「紅茶飲みてぇな」
ハンジ「リヴァーイ! お茶しようぜぇー!」バターン!!
リヴァイ「……ノックくらいしろ」
ハンジ「まぁまぁ。クッキーも持ってきたよ」
リヴァイ「丁度休憩を取ろうと思ったところだ」
ハンジ「おお! 私ってばナイスタイミングだね」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「リヴァイ程美味しく入れられてはいないけど紅茶だよ。飲もう」
リヴァイ「ああ」
〆
920: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:17:35 ID:xm5/9fqA
【良い笑顔】
ハンジ「はぁー、紅茶飲んでると和むねぇ」
リヴァイ「そうだな」ズズズズ
ハンジ「リヴァイと飲んでると尚更だねぇ」ニコー
リヴァイ「……ハンジ」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「傍にいてくれて感謝する、ありがとう」
ハンジ「!!?!?///」
リヴァイ「……」ズズズズ
ハンジ「は? はい? え? 何?」
921: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:18:07 ID:xm5/9fqA
リヴァイ「“思いついたら言う”と言っていただろ」カチャンッ
ハンジ「あ、うん。そう言ってたけど……その……///」
リヴァイ「なんだ、違ったか」
ハンジ「いいや! あってる! あってるよ!!」
リヴァイ「ならいいだろ」
ハンジ「そうなんだけど、ただちょっと……///」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「て、照れる……かな?///」ヘヘッ
リヴァイ「……」
ハンジ「ふへへ、ありがとうねぇ」ニコー
リヴァイ「……ああ」
〆
922: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:18:43 ID:xm5/9fqA
【とにかく謝意を】
ハンジ「……」
リヴァイ「……」ズズズズ
ハンジ(以前のリヴァイだったら言わなかったよね……)
リヴァイ「……」カチャンッ
ハンジ(でも今回はちゃんと言ってくれた)
リヴァイ「……」
ハンジ「んふふー」ニコニコ
リヴァイ「なんだ?」
923: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:19:16 ID:xm5/9fqA
ハンジ「嬉しいなぁーって」ニコニコ
リヴァイ「……」
ハンジ「傍にいる事を感謝してもらえるって嬉しいものだね」
リヴァイ「……そうか」
ハンジ「私も感謝してるよ。傍にいてくれる事、いさせてもらえる事。本当にありがたいね」
リヴァイ「もうやめろ」
ハンジ「なんで?」
リヴァイ「更にそれ以上の事を言わなきゃならねぇような気になる」
ハンジ「……本っ当にありがたいよね! リヴァイが生きてる事に感謝なんて当たり前なくらいで!」
リヴァイ「何を言わせたいんだ」
〆
924: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:19:47 ID:xm5/9fqA
【ミントの香り】
リヴァイ「……」フワーン~
ハンジ「またリヴァイからミントな香りが」
リヴァイ「雑草をむしっていたらミントを見つけてな。邪魔だから抜いたんだが」
ハンジ「ミントなおじさんか」
リヴァイ「何か嫌な響きだな」
ハンジ「じゃあ薄荷おじさん」
925: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/07(土) 20:20:16 ID:xm5/9fqA
リヴァイ「それも嫌な響きだ」
ハンジ「我が儘だなー。じゃミント大使」
リヴァイ「我が儘じゃねぇし、大使でもねぇ」
ハンジ「ミント兵長」
リヴァイ「ミントから離れろ」
ハンジ「大使」
リヴァイ「何故それを残す」
〆
931: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:09:19 ID:mZTUBbh6
【次も必ず】
ハンジ「ふぅ……」
リヴァイ「どうした?」
ハンジ「もうそろそろコートも必要ないなーと思ってさ」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「リヴァイからもらったコート、結構着たけどね」
リヴァイ「ああ、公私共に使っていたな」
ハンジ「これからも大事に使わせてもらうよ」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「また次の冬に着ないとね!」
リヴァイ「……ああ、着ろ。必ずな」
〆
932: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:10:05 ID:mZTUBbh6
【冗談を言う顔】
――ハンジ研究室――
ハンジ「やぁ、リヴァイ」
リヴァイ「何か用か」
ハンジ「次の演習なんだけど私の班と合同でしてもらえないかい?」
リヴァイ「構わねぇが」
ハンジ「良かった! それで、この辺りの練兵場を使ってやりたいんだけどね」バサッ
リヴァイ「ああ」
933: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:10:33 ID:mZTUBbh6
――休日:リヴァイ自室――
ハンジ「リヴァーイ!」デローン
リヴァイ「……重い」
ハンジ「ひっどいなぁー」ケラケラ
リヴァイ「……」
ハンジ「ん? どした?」
リヴァイ「お前、普段と俺と二人でいる時と態度が違うな」
ハンジ「すんげぇ今更だね」スッ
リヴァイ「まぁ、前から思ってはいたんだが……」
ハンジ「そりゃそうでしょうよ。リヴァイだって違うじゃないか」
リヴァイ「そうか?」
ハンジ「そうだよ。違わなかったらそれはそれでどうかと思うけど?」
934: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:11:38 ID:mZTUBbh6
リヴァイ「まぁ、そうか。人前でヤるわけにもいかねぇしな」
ハンジ「おっさん、口を慎め。なんでそういう違いだ」
リヴァイ「冗談だ」
ハンジ「だから冗談が分かりにくいっての。真顔で言うな」
リヴァイ「どんな顔で言えと言うんだ」
ハンジ「……」
リヴァイ「……」
ハンジ「…………」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイってあんまり笑わないよね。だからたまに笑うと嬉しくなるよ」
リヴァイ「考える事を放棄したな?」
〆
935: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:12:25 ID:mZTUBbh6
【戻り寒波】
ハンジ「明日外でお昼食べない? サンドイッチでも持って」
リヴァイ「構わねぇが」
ハンジ「ピクニック決定ー。サンドイッチ作るね」
リヴァイ「ああ」
――次の日――
ヒョオォォォ……
リヴァイ「……雪降ってるな」
ハンジ「これだから春先は! せっかく作ったのに!」
リヴァイ「雪でも見ながら食うか」
ハンジ「雪見か。お酒用意する?」
リヴァイ「昼間だ」
〆
936: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:13:33 ID:mZTUBbh6
【安らぐ場所】
ハンジ「サンドイッチがつまみってあんまりだね」グビッ
リヴァイ「勝手に人の酒飲みやがって」
ハンジ「あの辺りに隠してあるなんてお見通しだよ」ケラケラ
リヴァイ「飲みすぎるなよ」
ハンジ「うーん、私が飲みすぎるのってリヴァイの所為な気がする」
リヴァイ「人の所為にするな」
ハンジ「いやぁははははは」
リヴァイ「笑って誤魔化すな」
937: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:14:01 ID:mZTUBbh6
ハンジ「ついつい甘えちゃうんだよね」
リヴァイ「……」
ハンジ「二人きりでお酒ってなるとねー」
リヴァイ「他に人がいても飲みすぎてるじゃねぇか」
ハンジ「あれは楽しくてね。でもべろんべろんになるのはやっぱりリヴァイがいるときだけだよ」
リヴァイ「……そりゃ迷惑な話だな」
ハンジ「安心して身を任せられる人がいないとね」トンッ
リヴァイ「……」
ハンジ「雪、降ってるねー」
リヴァイ「もう春なのにな」
〆
938: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:14:45 ID:mZTUBbh6
【名前】
ハンジ「んふふ、リヴァイリヴァイー」ベッタァー
リヴァイ「……昼間から泥酔しやがって」
ハンジ「リヴァイー」ギュー
リヴァイ「さっきからうるせぇな、なんだ」
ハンジ「呼んだだけー」ケラケラ
リヴァイ「なんなんだ」
ハンジ「なんでもないよー」
リヴァイ「訳が分からねぇ」
939: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/11(水) 22:15:27 ID:mZTUBbh6
ハンジ「名前を呼べる幸せを噛み締めているんだよ」スッ
リヴァイ「あ?」
ハンジ「最愛の相手が目の前にいて名前を呼べるなんて幸せじゃないか」
リヴァイ「……」
ハンジ「ね、リヴァイ」ニコッ
リヴァイ「……そうだな……ハンジ」
〆
944: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:11:33 ID:DGxhO2mg
【白い日】
ハンジ「ああぁー!!!」ガシガシ
リヴァイ「うるせぇ」
ハンジ「捕獲却下ぁぁぁー!!!」ガンッ!
リヴァイ「今回は先に進むのが目的だからな」
ハンジ「分かってるよー……あぁ……」
リヴァイ「これでも飲んで落ち着け」カチャッ
ハンジ「紅茶か、ありがとう」
リヴァイ「……茶請けだ」コトッ
945: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:12:19 ID:DGxhO2mg
ハンジ「……」
リヴァイ「……」ズズズズ
ハンジ「ふわふわだね」フニフニ
リヴァイ「そうだな」カチャン
ハンジ「真っ白だ」パクッ
リヴァイ「ああ」
ハンジ「甘い」モグモグ
リヴァイ「そうか」
ハンジ「ふふっ、ありがとう。おいしいよ、マシュマロ」
リヴァイ「ああ」
〆
946: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:13:35 ID:DGxhO2mg
【隣】
――街――
ハンジ「あ、靴買っておかないと」
リヴァイ「靴?」
ハンジ「今度夜会にでなきゃいけないでしょ?」
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「眉間にシワ寄せないでよ。私だって嫌なんだから」
リヴァイ「エルヴィンだけ行きゃいいだろうに」
ハンジ「ま、たまにはパトロンにいい顔見せておかないとね」
947: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:14:32 ID:DGxhO2mg
リヴァイ「……妙なモノ見せるんじゃねぇぞ」
ハンジ「巨人の話をしたら罰を受ける手筈を整えられてるよ。エルヴィンによって」ハァー
リヴァイ「そっちもだが……」
ハンジ「?」
リヴァイ「……妙に着飾られてもな」
ハンジ「あぁ、無い無い。なんの心配してるんだか」
リヴァイ「……」
ハンジ「……隣にはあなたがいてくれるんだろ?」ニコッ
リヴァイ「……ああ」
〆
948: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:15:24 ID:DGxhO2mg
【女装?】
ハンジ「これかなー? いや、こっちか……」
リヴァイ「ヒール高ぇな」
ハンジ「リヴァイも上げ底しとく?」
リヴァイ「誰がするか」
ハンジ「まぁ存在感でかいからいらないか。あんまり高いヒールだと転けそうだな」
リヴァイ「高いヒールに細い爪先……」
ハンジ「動きづらいよねぇ」
リヴァイ「女は大変だな」
ハンジ「本当、女の人って大変だね」
リヴァイ「お前も女だろうが」
〆
949: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:16:37 ID:DGxhO2mg
【エスコート】
――夜会――
ハンジ「ふぅー、やっぱり疲れるね」
リヴァイ「……」ヌォーン~
ハンジ「リヴァイ、顔に出まくってるよ」
リヴァイ「元から目付きも悪ぃから問題ねぇだろ」~ヌォーン
ハンジ「自分で目付き悪いとか言っちゃってるよ」
リヴァイ「もう帰ってもいいだろ」
ハンジ「エルヴィンに確認しないとねー」キョロキョロ
950: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:17:47 ID:DGxhO2mg
リヴァイ「……おっさんと話をしている」
ハンジ「あー……話しかけられないね」
リヴァイ「はぁ……せめてあっちに行っていても構わねぇよな?」
ハンジ「庭に噴水とか凄いねぇ。私も行くよ。疲れた」
リヴァイ「ああ」スッ
ハンジ「! ふふっ」ギュッ
リヴァイ「なんだ?」
ハンジ「いや? なんでもないよ」ニコッ
リヴァイ「?」
ハンジ(今、凄く自然に手を差し出してくれたなぁ。当たり前みたいに)ニコニコ
〆
951: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:18:41 ID:DGxhO2mg
【馴れない所作】
ハンジ「ふぅ、少しは落ち着くね」
リヴァイ「ハンジ、足を見せてみろ」
ハンジ「はい?」
リヴァイ「足だ」
ハンジ「へ? こ、こんな所で何言ってるんだい? 会場から離れてるとはいえ」
リヴァイ「足、痛ぇんだろ?」
ハンジ「う」ギクッ
リヴァイ「さっきから庇ってやがったからな」ストッ
ハンジ「あ、ちょっと」
リヴァイ「そこに座れ」
ハンジ「……はい」ストンッ
952: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:19:22 ID:DGxhO2mg
リヴァイ「あぁ、やはりな」
ハンジ「馴れない靴だからね。靴擦れしちゃったよ」アハハ
リヴァイ「きつかっただろ」シュルッ
ハンジ「……うん」
リヴァイ「我慢するんじゃねぇ」シュルシュル
ハンジ「……」
ハンジ(な、なんか目の前でひざまずかれると照れるな)
リヴァイ「? どうした?」
ハンジ「う、ううん。なんでもないよ」
リヴァイ「そうか?」
ハンジ(うぅ、その状態でこっち見られると更に照れるよ)
リヴァイ「よし、なるべく目立たないように巻いた。先に帰るか」
ハンジ「えっ、でも……」
リヴァイ「言伝てを頼んでおく。急病という事にしておこう」
953: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/14(土) 22:20:02 ID:DGxhO2mg
ハンジ「……ありがとう」
リヴァイ「当然の事だ」
ハンジ「――……嬉しいよ」フッ
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「――――」
ハンジ「!?」
リヴァイ「――戻るぞ」
ハンジ「びっくりした。全く……リヴァイ」スッ
リヴァイ「あ?」
ハンジ「口紅ついてるよ」ゴシッ
リヴァイ「あぁ……」
〆
959: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:17:03 ID:yotw7Ll2
【抱えたい】
リヴァイ「大丈夫か?」
ハンジ「もう少しで部屋に着く。頑張るよ」ヨロヨロ
リヴァイ「別に頑張らなくていい」ヒョイッ
ハンジ「うわっ!?」
リヴァイ「俺が運べばいいことだ」スタスタ
ハンジ「いや! 恥ずかしいからいいよ!! 下ろして!」ジタバタ
リヴァイ「暴れるな。今更なんだ、よくこうやって運んでいるだろうが」
ハンジ「それは部屋の中でだろ? 人前でこんな運ばれ方ほとんどされたことないし……」
リヴァイ「人前……?」
960: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:17:39 ID:yotw7Ll2
ハンジ「夜だし人気もないけどいつ人に出くわすか分からないでしょ? 宿舎なんだから」
リヴァイ「そうだが……なら担ぐか」
ハンジ「ドレス姿でそれはちょっと嫌だな」
リヴァイ「我が儘な野郎だな」
ハンジ「野郎じゃねぇよ。歩くから支えててよ」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「人に出くわしたら説明すりゃいい。一目で分かるしな」スタスタ
ハンジ「なんでそんなに頑ななんだよ」
リヴァイ「いいから大人しくしていろ」
〆
961: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:18:39 ID:yotw7Ll2
【我が儘?】
ハンジ「はぁ……人に会わなくてよかった」ホッ ←ベッドに腰掛けてる
リヴァイ「水を持ってきた。足はどうだ?」スッ
ハンジ「ああ、ありがとう。足は軽く皮が剥けてる程度だね。すぐに治るよ」ゴクッ
リヴァイ「とりあえず洗っておこう」
ハンジ「桶まで……用意いいね」
リヴァイ「足を出せ」
ハンジ「はいはい」
リヴァイ「まぁ、大したことねぇな」チャプッ
ハンジ「脱いじゃえばね」
962: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:19:20 ID:yotw7Ll2
リヴァイ「だが足だからな。ちゃんと洗っておかねぇと」チャプチャプッ
ハンジ「……」
ハンジ(またひざまずきだし、今度は足洗われてるし……どこ見てたらいいんだろう?)
リヴァイ「……」チャプッ…サワッ
ハンジ「!?」ビクッ
リヴァイ「……」ツー
ハンジ「リヴァイ、ちょっと! ふくらはぎは靴擦れ起こしてないよ!」
リヴァイ「だろうな」ツー
ハンジ「だぁぁ!/// それ以上手を上に持ってこないで!」
リヴァイ「……」サワッ
ハンジ「ぁっ……む、無言で拒否した!?」
963: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:20:19 ID:yotw7Ll2
リヴァイ「……」レロッ
ハンジ「ひゃうっ!?/// ふくらはぎ舐めるな!」
リヴァイ「……」チュゥ…
ハンジ「ふぅっ! う、内腿に痕つけない……で……」ビクッ
リヴァイ「……」ジッ
ハンジ「くぅっ、目でモノを言いやがって!」
リヴァイ「着飾りゃその気になるだろ」
ハンジ「口に出されても困るな」
リヴァイ「やはり我が儘だな」ギシッ
ハンジ「我が儘なのはあんただ!!」
〆
964: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:21:37 ID:yotw7Ll2
【仕草】
ハンジ「ね、桶片付けてからにしようよ……あ」
リヴァイ「後でいい」ツー
ハンジ「ん……でも」
リヴァイ「うるせぇ」フニッ
ハンジ「あっ」ビクッ!
ガンッ、バシャッ
ハンジ「あ」
リヴァイ「……」
ハンジ「あっちゃぁ。床が」
リヴァイ「……チッ」
ハンジ「ついでに爪先が痛いわ」ジンジン
リヴァイ「足、水に浸けたままだったな」
965: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:22:40 ID:yotw7Ll2
ハンジ「だね。片付けないと」ムクッ
リヴァイ「いい、俺がやる。足を拭け」スッ
ハンジ「ありがとう。でもひっくり返したの私だし」ゴシゴシ
リヴァイ「足、痛ぇんだろ? そこで待機してろ」ゴトッ
ハンジ「あ、やめる気はないんだね」
リヴァイ「当たり前だ」フキフキ
ハンジ「あはは」コロンッ ←寝転んで頬杖ついてる
リヴァイ「……」
ハンジ「本当、あなたは優しいね」クスクス
リヴァイ「……」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「掃除そっちのけにしたくなるな」チッ
ハンジ「?」
〆
966: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:23:35 ID:yotw7Ll2
【成功】
ハンジ「ん……」パチッ
ハンジ「ふぁあーよく寝た」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「まだ寝てら」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……」
ハンジ「……」スッ
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「ハンジに好きだと言いたくなーる」ボソボソ
リヴァイ「……」ピクッ
967: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:24:19 ID:yotw7Ll2
ハンジ「……好きだと言いたくなーる」ボソボソ
リヴァイ「……」スゥスゥ
ハンジ「いっそ巨人も好きだと言いたくなーる」
リヴァイ「ならねぇよ」
ハンジ「おぉ? 起きてたのか」スッ
リヴァイ「何をしてた」
ハンジ「睡眠学習?」
リヴァイ「洗脳か」
ハンジ「失礼なー」
リヴァイ「もう少し上手く誤魔化せ」
968: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:25:00 ID:yotw7Ll2
ハンジ「な、何が」ギクッ
リヴァイ「はっ……」グイッ
ハンジ「あ」
リヴァイ「---」ボソッ
ハンジ「――っ!?///」
リヴァイ「これでいいか?」スッ
ハンジ「は、はい……///」
リヴァイ「チッ、起き抜けに何やってんだ」
ハンジ「洗脳」
リヴァイ「お前」
〆
969: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/16(月) 22:26:06 ID:yotw7Ll2
【季節より】
ハンジ「今日はいい天気だね」
リヴァイ「今時期はややこしいな」
ハンジ「寒かったり暖かかったりねー」
リヴァイ「今日は丁度いいくらいだな」
ハンジ「こんな日は散歩だよ! 行こうや」
リヴァイ「ババくせぇな」
ハンジ「やかましいわ。嫌なら一人で行くよ」
リヴァイ「行かねぇとは言ってねぇ」
ハンジ「偏屈オヤジが」
リヴァイ「うるせぇな」
ハンジ「あなたの方がよっぽどややこしいよ」
〆
974: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:07:40 ID:pjtOnYlQ
【ピクニック】
ハンジ「本当にポカポカ陽気だね」
リヴァイ「そうだな」
ハンジ「あの丘まで行こうか」
リヴァイ「散歩じゃねぇな」
ハンジ「ピクニックレベルかな」
リヴァイ「何か食いもんでも持っていくか」
ハンジ「ちょっと前のリベンジだね」
リヴァイ「あぁ……」
ハンジ「あの時はいきなり寒くなったからね。サンドイッチ持っていこう!」
リヴァイ「そうだ……」
ハンジ「早速買ってくるよ」ダッ!
リヴァイ「な……って行動早ぇな」
〆
975: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:08:15 ID:pjtOnYlQ
【いつでもどこでも】
ハンジ「あー、美味しかった」
リヴァイ「まぁまぁだな」
ハンジ「ひねくれてるなぁ」
リヴァイ「俺は結構正直だ」
ハンジ「そうかなぁ」
リヴァイ「いい風だな」
976: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:08:44 ID:pjtOnYlQ
ハンジ「そうだねぇ。……ここからだと壁が広く見渡せるね」
リヴァイ「なかなか高い丘だしな」
ハンジ「あの壁の向こうには巨」
リヴァイ「やめろ」
ハンジ「なんだよー」ブー
リヴァイ「こんな所でまで聞きたくねぇ」
ハンジ「とてもとてもとても楽しいのに」
リヴァイ「お前だけだ」
〆
977: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:09:27 ID:pjtOnYlQ
【一時の穏やかな日】
リヴァイ「いい気候だな」ゴロンッ
ハンジ「あ、こら。膝枕とか誰かに見られたらどうすんだよ」
リヴァイ「こんな丘、登って来る奴なんざいねぇだろ」
ハンジ「まぁ……普通の人はこんな険しい丘というか山というか……にピクニック気分では登らないよね」
リヴァイ「途中、猪いたな」
ハンジ「いたね。狩ろうとするからどうしようかと」
リヴァイ「ここは禁猟区域だったか」
ハンジ「どうだか知らないけど狩ってもどうやって持って帰るんだよ」
リヴァイ「ナイフ一本で捌けねぇ事もねぇと思うが。川もあったしな」
ハンジ「そりゃまた随分と血生臭いピクニックだね」
978: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:10:03 ID:pjtOnYlQ
リヴァイ「まぁ汚れるからやめておいたが」
ハンジ「猪が怯えるところなんて初めて見たかもしれない」
リヴァイ「そうか……」ウト…
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「ありゃ」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「ふふっ……」ナデ…
ザザァ……
ハンジ「本当にいい風だな」
リヴァイ「」スゥスゥ
〆
979: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:10:33 ID:pjtOnYlQ
【長閑(のど)やか】
ハンジ「リヴァイ」ユサユサ
リヴァイ「ん……」
ハンジ「起きて、そろそろ戻ろう」
リヴァイ「ああ……寝てたか」ムクッ
ハンジ「珍しいね」
リヴァイ「結構寝てたか?」
ハンジ「結構ね」
980: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:11:01 ID:pjtOnYlQ
リヴァイ「悪い」
ハンジ「いいや? 楽しかったよ」フフッ
リヴァイ「そうか」
ハンジ「こんなにゆっくりした時間もそうそうないからね」
リヴァイ「……そうだな」
ハンジ「さて、行こうか」
リヴァイ「ああ」
〆
981: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:11:34 ID:pjtOnYlQ
【帰ろう】
ハンジ「もう夕方だねぇ」
リヴァイ「少し風が冷たくなったな」
ハンジ「そうだね。早く宿舎に戻ろう」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「……」
リヴァイ「ハンジ、どうした?」
ハンジ「壁が夕日で赤く染まってるね」
リヴァイ「……」
ハンジ「……また壁外調査が始まる」
982: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:12:12 ID:pjtOnYlQ
リヴァイ「ああ」
ハンジ「今日の様な穏やかな日を、壁の外でも過ごせる。そんな日がいつかやって来るといいね」
リヴァイ「……」
ハンジ「だからその為にも私は……諦めないで進む」
リヴァイ「私‘達’だろ」
ハンジ「! あはは、そうだった!」
リヴァイ「……馬鹿が」
ハンジ「リヴァイ……最期の時まであなたと共に、なんて贅沢は言わない」
リヴァイ「……」
ハンジ「でもこのまま最期まであなたの女でいたい。そして、あなたは最期まで私の男であってほしいと願うよ」
983: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:14:20 ID:pjtOnYlQ
リヴァイ「願うまでもねぇよ」
ハンジ「ふふっ……それなら私はきっとまたここに戻って来れる」
リヴァイ「当然だ。遅れる事も許さねぇよ」
ハンジ「厳しいなぁ」
リヴァイ「背負っている連中の為にもだ」
ハンジ「あぁ……そうだね。そうだ」
リヴァイ「……」ギュッ
§
ハンジ「!」
リヴァイ「帰るぞ」
§
ハンジ「リヴァイの手、温かいね。……うん、帰ろうか、私達の家に」
〆終わり?
984: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:16:16 ID:pjtOnYlQ
〈リスト〉
◆1【これなら】>>2 ◆2【度数】>>3 ◆3【べろんべろん】>>5-6 ◆4【標(しるべ)】>>7-9 ◆5【むしろ悪化】>>10-11
◆6【おめでとうございます】>>12-14 ◆7【教育】>>15-16 ◆8【ハンジの負け】>>17 ◆9【お菓子】>>18 ◆10【カイロ】>>19-20
◆11【後片付け】>>32 ◆12【そういや】>>33-34 ◆13【私の城】>>35 ◆14【似合わない】>>36-38 ◆15【繰り返すつもりか】>>39-41
◆16【ファイル】>>54 ◆17【早く気づけ】>>55-56 ◆18【それは違うんです】>>57-58 ◆19【寂しかった】>>59-60 ◆20【寝かせておきたい】>>61-62
◆21【情報不足】>>68-69 ◆22【口が曲がるかもな】>>70 ◆23【秘密だよ】>>71-72 ◆24【絶対です!】>>73-74 ◆25【二人で赤く染まる】>>75-76
◆26【一緒に挟まる】>>112-113 ◆27【ハンカチ】>>114-115 ◆28【もっと寒くなってから】>>116 ◆29【早く治せ】>>117>>119 ◆30【おまじない】>>120-121
◆31【聞いていた?】>>142-144 ◆32【気になる】>>145-146 ◆33【ぐちゃぐちゃの粉々に】>>147-148 ◆34【咳は止まった】>>149-150 ◆35【身から出た錆】>>151-152
◆36【歯】>>166-167 ◆37【油断】>>168-170 ◆38【確かめる?】>>171-172 ◆39【不意をつけば】>>173-174 ◆40【空気】>>175-176
985: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:16:59 ID:pjtOnYlQ
◆41【昔の話】>>195-197 ◆42【そんなに被りたければ】>>198-199 ◆43【禁酒宣言】>>200-201 ◆44【舌の根が乾かない】>>202 ◆45【人の尊厳はどうした】>>203
◆46【原因】>>211-212 ◆47【充電】>>213-214 ◆48【言ってみただけ】>>215 ◆49【ひっそり】>>216-217 ◆50【素早い】>>218
◆51【どこも似てない】>>234 ◆52【誰よりもよく】>>235-236 ◆53【言わせるな】>>237-238 ◆54【年を取ったら】>>239 ◆55【……けてねぇ】>>240-242
◆56【○。○ーゲーム】>>255 ◆57【からかわれる】>>256-257 ◆58【問題ない】>>258-259 ◆59【不味くなる】>>260-261 ◆60【後ろ後ろ】>>262-263
◆61【靴下】>>271-272 ◆62【突然の贈り物】>>273-274 ◆63【11本の薔薇】>>275-277 ◆64【ジャム】>>278-280 ◆65【乙女趣味】>>281-282
◆66【決定】>>285-286 ◆67【後悔の先】>>287-288 ◆68【落とされた】>>289-290 ◆69【ぴっとり】>>291-292 ◆70【触り心地】>>293-295
◆71【若さの秘密】>>297-298 ◆72【重し】>>299-300 ◆73【飴】>>301-303 ◆74【わらわら】>>304-306 ◆75【疲れた】>>307-308
◆76【空気を変える】>>313-314 ◆77【恥ずかしい事】>>315-316 ◆70【似た者】>>317-319 ◆79【嫉妬が嬉しい】>>320-323 ◆80【押し掛け】>>324-325
◆81【わざとか天然か】>>332-333 ◆82【道端なんですが】>>334-336 ◆83【配達】>>337-340 ◆84【曲解】>>341-342 ◆85【ついでに実験】>>343-345
◆86【お互いに】>>353-354 ◆87【行け】>>355-358 ◆88【後なら】>>359-361 ◆89【安心安心】>>362-363 ◆90【どこでも食卓】>>364-365
986: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:17:59 ID:pjtOnYlQ
◆91【黙らせる】>>370-372 ◆92【負けた】>>373-375 ◆93【奇行種】>>376-377 ◆94【それぞれ】>>378-381 ◆95【あれどこ】>>382-383
◆96【猟奇的気分?】>>390 ◆97【リヴァイで遊ぶ】>>391(前スレに同じタイトルがorz) ◆98【その時まで一緒】>>393-394 ◆99【月明かり】>>395-396 ◆100【壁外調査後】>>397-398
◆101【そのまま朝まで】>>403-404 ◆102【ぽかぽか】>>405 ◆103【生きている証】>>406-407(このタイトルも2回目orz) ◆104【呆れた眼差し】>>408 ◆105【性別からして】>>409-410
◆106【ノック】>>415-416 ◆107【季節がはずれる】>>417 ◆108【ブレード供養】>>418-419 ◆109【むしろ胃が弱る】>>420-421 ◆110【傍に】>>422-423
◆111【視界の悪い日】>>430-431 ◆112【存在感】>>432-433 ◆113【夢かと】>>434-435 ◆114【おかえり】>>436-437 ◆115【宴会と化す】>>438-439
◆116【通りすがりに】>>445 ◆117【こっちも貰う】>>446-447 ◆118【声を控えて】(R18)>>448-450 ◆119【思いきり】(R18)>>451-453 ◆120【温もり】>>454-455
◆121【妄想】>>459-460 ◆122【悪戯しそう】>>461-462 ◆123【遠い目】>>463-464 ◆124【アレを思い出す】>>465-467 ◆125【気絶するまで】>>468-469
◆126【その笑顔が】>>472-474 ◆127【測定】>>475-476 ◆128【恥じらう様】>>477-479 ◆129【一歩も】>>480-481 ◆130【芸術】>>482-483
◆131【明日、な】>>486-487 ◆132【先回り】>>488 ◆133【待ちぼうけ】>>489-490 ◆134【最後と最初の用事】>>491-494 ◆135【待ちぼうけのお返し】>>495-497
◆136【新年早々】>>500-501 ◆137【馬鹿な夢】>>502-504 ◆138【誤魔化しの結果】>>505 ◆139【囚われの身】>>506-507 ◆140【寝方】>>508-509
987: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:19:07 ID:pjtOnYlQ
◆141【じっくりとな】>>514-515 ◆142【またね】>>516-518 ◆143【炬燵に酒】>>519-520 ◆144【酔いと寝惚け】>>521-523 ◆145【いけません】>>524-525
◆146【連想】>>529-530 ◆147【場所の違い?】>>531-532 ◆148【浮いた話】>>533-535 ◆149【一ヶ月前の事】>>537-538 ◆150【家宝】>>539-542
◆151【じゃんけん】>>545-546 ◆152【四人でまったり】>>547-548 ◆153【隣は誰が】>>549-550 ◆154【虜】>>551-553 ◆155【予想した通り】>>554-555
◆156【予防は大事】>>561-562 ◆157【ゆうわく】>>563-566 ◆158【こんな目にあっても】>>567-569 ◆159【そんな気分】>>570-572 ◆160【イタズラ】>>573-574
◆161【黙ってろ】(R18)>>578-579 ◆162【緊急事態】(R18)>>580-581 ◆163【緊迫】(R18)>>582-584 ◆164【まさかの】(R18)>>585-587 ◆165【反省会】>>588-590
◆166【やる気】>>594-595 ◆167【無駄なイライラ】>>596-597 ◆168【炬燵で】>>598-599 ◆169【お願いです】>>600-601 ◆170【幸せとは】>>602-606
◆171【隠した書類】>>610-612 ◆172【優先順位】>>613-614 ◆173【嗅ぎ直し】>>615-618 ◆174【運ぶ】>>619-621 ◆175【仲の良い老夫婦】>>622-626
◆176【お礼】>>637-641 ◆177【妥協】>>642-643 ◆178【待てばよかった】>>644-645 ◆179【つぶやいた本音】>>646-648 ◆180【本気の言葉】>>649-651
◆181【ソファの陰】>>659-661 ◆182【それだけかな?】>>662-664 ◆183【お静かに】>>665-666 ◆184【逆転】>>667-668 ◆185【それでよろこんだり】>>669-670
◆186【仲が良い】>>676-678 ◆187【選んだ服】>>679-680 ◆188【今まで何度も言われて】>>681-683 ◆189【干した布団】>>684-685 ◆190【思考がおかしい】>>686-687
988: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:21:28 ID:pjtOnYlQ
◆191【ひとつでいい】>>694 ◆192【やめときゃよかった】>>695-696 ◆193【己の所為】>>697-698 ◆194【ふんどしの行方】>>699 ◆195【夜中テンション】>>700-701
◆196【早朝】>>705-706 ◆197【普通じゃない話】>>707-708 ◆198【何回目?】>>709 ◆199【星に酒そして】>>710-711 ◆200【解放感】>>712-714
◆201【のぼせ】>>721-722 ◆202【互いに酔いすぎ】(R18)>>723-725 ◆203【そんな祈りも嫌だけど】>>726-727 ◆204【体調】>>728-730 ◆205【少しでも力に】>>731-732
◆206【何でもすぎれば良くない】>>740-742 ◆207【至れり】>>743-744 ◆208【これが最良の筈】>>745-746 ◆209【胸に畳む】>>747-749 ◆210【三匹の猫】>>750-752
◆211【どこか変】>>758-759 ◆212【やっぱり変】>>760-762 ◆213【密談】>>763-765 ◆214【裏返し】>>766-769 ◆215【空振り】>>770-771
◆216【さらり】>>776-778 ◆217【脱走】>>779-781 ◆218【捕獲】>>782-785 ◆219【綺麗な部屋】>>786-787 ◆220【ここで許したら進まない】>>788
◆221【理由は】>>796-798 ◆222【情けない】>>799-801 ◆223【一撃】>>802-803 ◆224【満足度合い】>>804-805 ◆225【主犯はどちら?】>>806-808
◆226【大打撃】>>822-823 ◆227【密かな告白】>>824-826 ◆228【突然のお願い】>>827-828 ◆229【昨日の名残】>>829-831 ◆230【そうくるとは】>>832-833
◆231【まみれる】>>842-844 ◆232【さらに追加】>>845-846 ◆233【放置】>>847-849 ◆234【初めて】>>850-851 ◆235【連繋】>>852-853
989: ◆uSEt4QqJNo 2015/03/17(火) 21:25:51 ID:pjtOnYlQ
◆236【そういう意味も】>>862-864 ◆237【人前なんだが】>>865-866 ◆238【寝る前にはやらねば】>>867-868 ◆239【甘えっ子】>>869-870 ◆240【風習】>>871-872
◆241【ハンジ愛でる】>>878-879 ◆242【リヴァイ愛でる】>>880-881 ◆243【変態発言】>>882-884 ◆244【待った】>>885-886 ◆245【独占欲】>>887-888
◆246【センス】>>897 ◆247【ハマる】>>898-900 ◆248【蘊蓄】>>901-902 ◆249【いつかの話】>>903-904 ◆250【植物】>>905-906
◆251【迷惑の量】>>916-918 ◆252【一時休憩】>>919 ◆253【良い笑顔】>>920-921 ◆254【とにかく謝意を】>>922 ◆255【ミントの香り】>>924-925
◆256【次も必ず】>>931 ◆257【冗談を言う顔】>>932-934 ◆258【戻り寒波】>>935 ◆259【安らぐ場所】>>936-937 ◆260【名前】>>938-939
◆261【白い日】>>944-945 ◆262【隣】>>946-947 ◆263【女装?】>>948 ◆264【エスコート】>>949-950 ◆265【馴れない所作】>>951-953
◆266【抱えたい】>>959-960 ◆267【我が儘?】>>961-963 ◆268【仕草】>>964-965 ◆269【成功】>>966-968 ◆270【季節より】>>969
◆271【ピクニック】>>974 ◆272【いつでもどこでも】>>975-976 ◆273【一時の穏やかな日】>>977-978 ◆274【長閑(のど)やか】>>979-980 ◆275【帰ろう】>>981-983
現在総合計 1600話
コメントする