1: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:05:02.87 ID:Ykxj4iO60
みりあ「ねぇ、これ作ったんだ、プロデューサーさん食べて―!」
まゆ「うふふ…みりあちゃんのもいいけど…まゆのも食べて欲しいです」
みりあ「どっちの食べたい?」
まゆ「モチロン…まゆですよね?」
P「いや、じゃあ、両方ってのはどうだ?」
みりあ「やだ!や―だ―!!」
P「みりあ?」
みりあ「私を選んでくれないプロデューサーさんなんか大っきらい!!」
P「いや、選ばないってわけじゃ……」
みりあ「じゃあ私の作ったお弁当食べて!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386936302
引用元: ・まゆ「我がままみりあ」
2: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:10:07.71 ID:Ykxj4iO60
まゆ「わがままはいけませんよ…うふふ」
みりあ「ふんっ、この前プロデューサーさんに『触るな!!』って言われてた、まゆさんにはいわれたくないもん!」
まゆ「あれは…きっと夢だったんです…そう…悪夢だったんです。」
みりあ「どっちでもいいの!」
ちひろ「みりあちゃんったら、一体どうしたのかしら?」
みりあ「ねぇ、プロデューサーさんも、まゆさんに何か言ってよ―!!」
まゆ「プロポーズなら…喜んで…うふ♪」
みりあ「そんなわけないじゃん。」
まゆ「……うふふ…面白い冗談ですね、みりあちゃん…」イラッ
P「ふ、二人とも…落ち着いて、な?」
4: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:16:18.66 ID:Ykxj4iO60
みりあ「プロデューサーさんは私の物、プロデューサーは私が大事なの!!」
まゆ「人をもの扱いは、ダメですよ…特にPさんは…」
みりあ「まゆさんこそ、プロデューサーが迷惑していることわかりなよ。」
まゆ「うふふ…今なら、リボンがどこで手に入るか教えてくれれば、許してあげますよぉ…」
みりあ「まゆさんには、絶対教えないよーっだ!」
みりあ「このリボン…みりあとPさんを結ぶ…運命の赤いリボンなんです…うふふ♪」
まゆ「真似しないで!!それに、そのリボンは…違う!!」
みりあ「ふーんだ、言ってれば~?ね、プロデューサーさん♪」
まゆ「子どもって…これだから……」ギリッ
ちひろ「ちょ、ちょっと…同じ事務所なんだから、仲良く、仲良くしましょ?」
6: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:20:25.61 ID:Ykxj4iO60
みりあ「えー、だって、先に言ったのはまゆさんだよ?」
まゆ「Pさんは…私の味方ですよね…?」
みりあ「Pさん、Pさんね…まゆさんちょっとさ…しつこいよ?そういうの、ストーカーって言うんだよ?」
まゆ「もう我慢できません…」ダダダッ
みりあ「え…?」
パァーーン
まゆ「はぁ、はぁ、言っていいことと…悪いことって…あるんですよ?」
みりあ「…う…」
まゆ「謝ってください」
みりあ「……ぅう」
まゆ「みりあちゃん?」
みりあ「うわぁぁぁあん!!まゆさんが、まゆさんが叩いた―!!」
7: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:21:23.39 ID:Ykxj4iO60
まゆ「泣いたって…」
みりあ「うわぁぁぁぁあん、うぇぇぇん!!」
みりあ「痛いよ―…プロデューサー…うぅ…グスッ」
ちひろ「Pさん!!何ぼーっとしてるんですか!」
P「…はっ、いかん。大丈夫か?」ダダッ
まゆ「ええ、すこしみりあちゃんにお灸…「みりあ!!」…え?」
P「おい、おい!」
みりあ「ぐすんっ…うわ――ん!!」
P「よしよし、大丈夫か」ナデナデ
みりあ「プロデューサー…ワァーン!!」ギュッ
9: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:26:08.77 ID:Ykxj4iO60
ちひろ「この前はまゆちゃん、きょうはみりあちゃん…はぁ…」
まゆ「なんで…これもまた夢ですか…?」
P「ほら、ほっぺ出せ…んっ、どうだ?」
まゆ「またチュウした…嘘泣きでPさんを…誑かす…離れろ!!」
どんっ
みりあ「…痛い、お尻も、ほっぺも…ひりひりする…うわぁーん!」
P「まゆ!!なんで突き飛ばすんだ!!」
まゆ「なんで…悪いのはまゆじゃない…まゆじゃないのに……」
みりあ「うわぁーん、もうやだー、帰る―!!あぁ――ん!!」
文香「…何かあったんですか?」
10: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:26:38.75 ID:Ykxj4iO60
みりあ「うわぁーーん、お姉ちゃん…まゆさんがね、私の事叩いた―…うわぁーん」
文香「佐久間さんが?...どうして?」ナデナデ
みりあ「わかんない…ぐすっ」
文香「佐久間さん…本当?」
まゆ「なんで…私は悪くない…悪いのは……」
文香「みりあちゃん…佐久間さん…少し良いかしら?」
ちひろ「2人を…どうするの?」
文香「ちょっと3人だけで、話しあいたくて…こう言うときは、私たちだけのほうがいいと思います…」
ちひろ「それもそうね…私やプロデューサーさんだと…」
11: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:30:41.00 ID:Ykxj4iO60
文香「行こう、みりあちゃん?」
みりあ「ぐすっ、でも…まゆさんにまた…」
ちひろ「でも…」
文香「そうね…ならこうしましょう。」
文香「バックも、携帯などの鈍器、武器になりそうなものはここに置いておきましょうか。」
文香「そうすれば、最悪の場合…素手で叩きあっても、私が止められます…」
ちひろ「鈍器って…」
文香「…万が一です。私が、2人のボディーチェックをします。ちひろさん…」
ちひろ「ふぇっ?」
文香「どこか、監視カメラなどもない、防音の部屋はありますか?」
文香「2人とも言いたいことがあると思います…けど、他の人にそれを聞かれるのは…」
ちひろ「そうね…なら、更衣室はどうかしら?」
文香「それで構いません…じゃあ、みりあちゃんから…始めるわね。」
12: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:33:15.37 ID:Ykxj4iO60
文香「2人ともこれで大丈夫です…じゃあ、少し更衣室…人払いをお願いします。」
ちひろ「わかったわ」
文香「2人ともいきましょう…」
みりあ「ぐすっ、お姉ちゃん…」ギュッ
文香「大丈夫よ…みりあちゃん」
まゆ「ぶりっ子の癖に…」
ちひろ「大丈夫かしら…」
ちひろ「…って、プロデューサーさん?」
P「ごめん…まゆ、ごめん…」
ちひろ「いったいどうなっているのよ…はぁ」
13: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:33:52.55 ID:Ykxj4iO60
文香「ここで、鍵もかけたし…これで大丈夫よ。」
みりあ「まゆさん…怖い……」
文香「大丈夫…私が守るから」
まゆ「うふふ…みりあちゃん…こどもだからって、何でも許されると思ってませんか?」
みりあ「うっ…」
まゆ「そのリボンも…Pさんの血で出来ているでしょ…?」
みりあ「えぇ…なんでそんなこと言うの?」
まゆ「そのくらいわかります…今すぐそれを私に下さい…うふ♪」
みりあ「まゆさん…変だよ…?」
14: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:35:08.88 ID:Ykxj4iO60
まゆ「いい加減…その猫かぶるのやめませんか?」
まゆ「ねぇ、みりあちゃん…」
みりあ「……はーぁ、プロデューサーにちょっかい出すのやめてくれる?」
みりあ「すっごく、すっごく迷惑なんだよね。プロデューサーさんも言ってたよ?」
まゆ「うふふ…嘘はいけませんよ…」
みりあ「人の物を欲しがるし…まゆさん、ちょっとおかしいよね?」
まゆ「そのリボンを持っている…みりあちゃんの方が、変ですよ?」
みりあ「これ?これは、プロデューサーさんからのプレゼントだよ?」
みりあ「深紅のリボン…私とプロデューサーさんの、愛の絆のあ・か・し♪」
15: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:37:31.68 ID:Ykxj4iO60
まゆ「黙って!!」
みりあ「なにさ…」
まゆ「深紅の絆は…深紅の絆は…まゆとPさんだけの物なの!!」
みりあ「……ねぇ、それって、『独りよがり』って言うんじゃないの?」
まゆ「なんですって…?」
みりあ「プロデューサーは、まゆさんの事は何とも思ってないのに…まゆさんだけ一方的にアタックかける」
まゆ「それのなにがいけないんですかぁ…?」
みりあ「ストーカーは犯罪だぞ♪」
まゆ「まゆはストーカーじゃない!」
みりあ「はぁーぁ、ストーカーは決まってそう言うんだよね」
まゆ「許さない…絶対許しません…」ダダッ
文香「ダメです…暴力はいけません…」
16: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:39:29.22 ID:Ykxj4iO60
まゆ「暴力じゃありません…これは、お仕置きですよぉ…離してください」
文香「それでも…同じ事…」
みりあ「…離してあげて、お姉ちゃん…」
文香「でも…」
みりあ「私なら大丈夫…大丈夫だよ」ニコっ
まゆ「いい度胸ですね…」
パーン!!
みりあ「痛い…けど、泣かないもん。」
まゆ「1回では終わりませんよ…うふふ」
パンッ! パーン!
みりあ「ぐすっ…私は絶対泣かない、謝らないもん!!」
まゆ「ふん…言っていればいいわぁ…」
17: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:40:18.81 ID:Ykxj4iO60
みりあ「私は間違ってないもん!!」
ちひろ「2人とも!?」
まゆ「あら、ちひろさん…どうしましたか?」
ちひろ「どうしたって…文香ちゃんに呼ばれて急いできたのよ」
まゆ「あら…そうだったんですか?」
ちひろ「…みりあちゃん!?顔真っ赤じゃない!!」
まゆ「これは…お仕置きですよ。私に酷いことを言ったんですよ?」
みりあ「…私は悪くないもん!!」
ちひろ「急いでプロデューサーさんを呼んでくるわ。」
18: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:41:10.75 ID:Ykxj4iO60
みりあ「…私は悪くないもん!!」
ちひろ「急いでプロデューサーさんを呼んでくるわ。」
みりあ「待って、ちひろさん…」
ちひろ「大丈夫よ、その傷もしっかり」
P「皆!!」
文香「プロデューサーさん…」
P「文香、まゆ…みりあ!」
まゆ「Pさん…まゆ、手が痛くなっちゃいました…」
P「手…それより、みりあ、大丈夫か!?」
まゆ「…りあちゃんばっかり」ボソッ
みりあ「プロデューサーさん…私より…まゆさんをお願い。」
P「ひどい、真っ赤じゃないか。」
19: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:43:07.14 ID:Ykxj4iO60
みりあ「大丈夫、大丈夫だよ。それより、まゆさん…寂しかったみたいだから…ね?」
P「みりあ…わかった。」
まゆ「…お仕置きが足りなかったのかしら…なら…」ブツブツ
P「まゆ」
まゆ「はーい…あなたのまゆですよ~♪」
P「おいで」
まゆ「は~い♪」
ちひろ「いいの?みりあちゃんだって…」
みりあ「うん…私、まゆさんに、我がままって言われちゃったから…グスッ」
ちひろ「…泣いてもいいのよ?」
20: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:45:55.51 ID:Ykxj4iO60
みりあ「ううん...ママの言いつけも破っちゃったし…グスッ」
ちひろ「言いつけ?」
みりあ「泣くのは…ぐすっ、トイレか、大事な人の胸の中って…ぐすっ、言ってたのに」
ちひろ「みりあちゃん」ギュッ
みりあ「うぅ…」
ちひろ「泣いてもいいのよ?泣きたいときは、思う存分泣くといいわ」ギュッ
みりあ「うぅ、でも…プロデューサーさんに迷惑…」
ちひろ「頑張ったわね…」ナデナデ
みりあ「ひっく、ひぐっ…うぇ…うえぇ――ん!!」ギュッ
ちひろ「みりあちゃん」ナデナデ
21: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:49:47.60 ID:Ykxj4iO60
P「みりあは?」
ちひろ「泣き疲れて、眠っちゃったみたいです。」
P「そうか…」
ちひろ「プロデューサーさん関連とはいえ、まゆちゃん凄かったですね。」
P「えぇ…でももう大丈夫みたいです。さっき帰りました。」
ちひろ「そうですか。」
P「みりあ…顔真っ赤だなぁ」ナデナデ
みりあ「ん…プロデューサーさぁん…」
ちひろ「みりあちゃん…いい子ですね。」
22: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:50:40.65 ID:Ykxj4iO60
P「え?」
ちひろ「プロデューサーさんがまゆさんの相手をしている時、ずっと泣くのを我慢してたんですよ。」
P「みりあが?」
ちひろ「ええ、『プロデューサーさんに迷惑はかけられない』って」
P「みりあ……」
ちひろ「そうだ、夜も遅いし、プロデューサーさんが家に送ってください。」
P「そうですね。」
みりあ「…んっ♪」
P「よいしょっと、ははは、軽いな。」
ちひろ「じゃあ、後は頼みますね。」
P「わかりました。」
P(怒ると怖いけど…普段は本当にいい子なんだな…みりあ)
23: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:55:38.53 ID:Ykxj4iO60
みりあ「…プロデューサーさぁ~ん」
P「寝言なのに…もしかして、みりあが俺にお仕置きするのって…」
みりあ「大好きだよぉ…んにゃ」
P「構って欲しいからなのか?」
P「なら…みりあは俺がいないとダメなのかもな。」ナデナデ
P「おっと、着いたな。」
P「ほら、みりあ…家に着いたぞ。」
みりあ「あれ、なんで?」
P「寝ている間にな。」
みりあ「あ…ありがとう…」
24: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:57:47.43 ID:Ykxj4iO60
P「おう」ナデナデ
みりあ「うん…それに、今日はごめんね…」
P「心配するなって、たまにはあるさ。」
P「さ、謝りに行くか。」
みりあ「なにを?」
P「みりあの顔、腫らしちゃっただろ?」
みりあ「ただの喧嘩だもん…プロデューサーさんが謝ることなんてないのに…」
P「みりあ、俺はずっとそばに居るからな。」ナデナデ
みりあ「急にどうしたの?」
P「なんとなくな。よし、じゃあ行くか」ギュッ
みりあ「うん!大好きだよ、プロデューサーさん♪」ギュッ
P(みりあには俺がいないとダメなんだな…)
みりあ「えへへ」ニヤッ
25: 名無しさん 2013/12/13(金) 21:58:26.64 ID:Ykxj4iO60
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