涼宮ハルヒの憂鬱

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    1: 名無しさん 2022/02/10(木) 22:47:30.57 ID:57w4T5qNO
    「長門」
    「何?」

    いきなり何を言い出すのかと思われるかも知れないが、世の中には健康的な太ももという存在があり、それはたとえばハルヒの太ももであったり、朝比奈さんの太ももであったり、或いは鶴屋さんの太ももだったりするのだが、では不健康な太ももに魅力がないかと言えばそうでもなく、病的なまでに白い長門の太ももに俺は新たな価値を見出していた。

    「いや、なんでもない」
    「そう」

    発作的にその儚い太ももに触れたくなった俺はなんとかその邪な煩悩を振り払い、喉元まで出かかった申し出を飲み込んだ。しかし。

    「隣、いい?」
    「え? あ、ああ。好きにしてくれ」

    おもむろに立ち上がった長門がパイプ椅子を引きずって隣に腰掛けた。とても気まずい。

    「足」
    「お、俺は別に足なんか見てないぞ」
    「乗せてもいい?」
    「へ?」

    呆気に取られた俺が返答する前に片足を上げて俺の膝に長門が足を乗せてきた。すごい。

    「満足?」
    「あ、ああ……ありがとよ、長門」
    「いい」

    文庫本を読みながら無表情で足を乗せている長門に興奮した俺は変態的な気分に陥った。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1644500850

    引用元: ・長門有希「恥ずかしい」

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    37: 名無しさん 2009/12/22(火) 13:28:45.15 ID:O15vRk7DO
    朝倉「キョン君ってば!」
    キョン「……お? 朝倉か、おはよう」

    朝倉「あ……。お、おはよう」

    キョン「何か、朝倉がこんな時間に登校なんて、イメージに合わないな」

    朝倉「そ、そうなのよ。ちょっと、遅めに家を出てね」

    キョン「そうか」

    引用元: ・朝倉「キョン君!キョン君!キョン君!キョン君!」キョン「・・・」

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    1 :名無しさん2015/09/20(日) 09:10:18.02ID:hTpxJjI40.net
    放課後、部室にて

    長門「……」パタン

    ハルヒ「もうこんな時間ね。じゃっ、私帰るから」

    キョン「おう、じゃあな。お疲れさん」

    みくる「お疲れ様でしたぁ」

    古泉「お疲れ様です」

    長門「…お疲れ」

    ハルヒ「みんなお疲れー。あとお願いねっ!」バタン

    古泉「…じゃあ、我々も帰るとしますか」

    キョン「だな。そうすっか」

    みくる「じゃあ私、着替えますね」

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    1: 名無しさん 2022/01/16(日) 21:41:09.44 ID:xk4lsT1lO
    「キョン、どうかしたのかい?」
    「え? 何がだ?」
    「さっきからずっと上の空だよ」

    中坊の頃、迫り来る高校受験を目前にしてまったく勉学に取り組む姿勢を見せなかった俺に痺れを切らしたお袋に指図され、学習塾に放り込まれた。そうした経緯で漫画やゲームを取り上げられて勉強漬けを余儀なくされた可哀想な俺の唯一の娯楽はライトノベルであり、申し訳程度の挿絵の存在を親が知らないのを良いことに読み耽っていた。ライトノベルはシリーズ形式で何冊も刊行されている作品も多くなかでも好きなシリーズがあった。

    「ああ、なるほど。ニュースを見たんだね」

    1巻からコツコツ読み進めてようやく最新刊に追いついた俺は、その作品の続きが読めないという現実に直面した。この世の中にはどうしようもないことがあって、それを現実と呼び、受け入れるしかないことを俺は学んだ。

    「あの作品、僕も好きだったよ」
    「佐々木が?」
    「意外かい? 僕もたまにはラノベを嗜む」

    いつも小難しい本ばかり読んでいる佐々木がこの作品を読んでいるとは思わなかった俺がようやく視線を向けると、くつくつ微笑み。

    「まるで迷子だね。大丈夫。分かち合おう」
    「分かち合うって、何を?」
    「世界の喪失の、哀しみを」

    世界の喪失。そう佐々木は表現した。そこで俺はこの虚無感の正体を理解した。今朝、ニュースを見たあの瞬間に作品を通じて自分の中に広がっている世界が、喪われたのだと。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1642336869

    引用元: ・キョン「分かち合うって、何を?」佐々木「世界の喪失の、哀しみを」

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    1: 名無しさん 2021/12/26(日) 20:19:13.03 ID:Pq65kueIO
    「なあ、佐々木」
    「ん? どうしたの、キョン」
    「どうやら俺は、お前のことが好きらしい」

    唐突であるが中学時代の一幕を回想しよう。
    あれはクリスマスから一夜明けた12月26日で日曜日。その日の塾帰りに俺は、自分なりに導き出した結論を佐々木に伝えた。すると。

    「好きというのはつまり、恋愛感情かい?」
    「ああ」
    「随分と自信があるようだけど、どうしてキミはそれを恋愛感情と断言出来るのかな?」

    佐々木という奴はご覧の通り面倒臭い性格をしていて、この世で起こる全ての出来事には理由があり、何らかの法則に従った結果として収束するのだと信望しているようだった。

    「断言はしてない。好きらしいってだけだ」
    「その言い方だとまるで外部の何者かの客観的意見を参考にしているようにも取れるね」

    さすがに察しがいい。佐々木は頭が良いので突発的な俺の妄言の中に含まれる深層心理を見抜いて、無自覚な矛盾点を掘り下げる。

    「キョン。感情とは流動的で、刻一刻と変化するものだ。その中でも好意は特殊で自分から相手に向ける感情ではあるが、自分の中で生み出されるその瞬間だけは、外部の影響を受けるべきではない。発生してからゆらゆら揺れ動くのは仕方ないが、発生だけは人工的ではなく自然なものなければ僕は認めない」

    好意を自覚する際に外部に頼ることは何らおかしくないとは思う。それを認めない、認めたくないのは佐々木の個人的な矜持だろう。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1640517553

    引用元: ・キョン「どうやら俺は、お前のことが大好きだ」佐々木「……やれやれだね」

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